JP2018138721A - コンクリート内部振動機用振動軸 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この発明は、棒状の振動体を備えたコンクリート内部振動機の前記振動体内部に回転可能に軸止され、回転により前記振動体に振動を発生させるコンクリート内部振動機用振動軸1であって、引抜加工又は押出加工により断面略扇形に形成した棒状部材2の長手方向両端に回転軸3を設け、前記断面略扇形は、二つの辺のなす角度θが180度未満であり、かつ、この二つの辺のなす角度θを等分する直線上の一点Oを中心とする円弧が外弧Lをなし、前記回転軸3は、前記円弧の中心Oを軸心としたコンクリートバイブレータ用振動軸1として構成する。
【選択図】 図1
Description
そして、このような振動軸は、通常、両端に回転軸が形成された円柱状の棒状部材の胴部を切削加工により断面略半円形状に形成して構成されている。すなわち、従来の振動軸にあっては、振動軸の回転軸を振動体の軸受けに軸止できるようにしながら振動軸を偏心させるためには、振動体の胴部はどうしても切削加工によって断面半円形状とせざるを得ない。
すなわち、引抜加工又は押出加工により断面略扇形に形成した棒状部材を用いて振動軸を構成しているので、従来の振動軸のように棒状部材の胴部を切削加工により断面半円形状とする必要がない。そして、断面半円形状ではなく、略扇形の二つの辺が交わる部分側が凸となる断面略扇形に形成されているので、この凸状の二つの辺が交わる部分側が補強リブのような機能を果たし、たわみの発生を抑制することができる。
また、断面略扇形の棒状部材の長手方向両端に設けられた回転軸の軸心が、断面略扇形の外弧をなす円弧の中心と一致しているので、振動軸を回転させたときの断面略扇形の外弧の回転軌道がこの外弧をなす円弧と一致するものとなる。したがって、振動軸の回転半径を必要最小限にすることができ、振動軸が装着される棒状振動体の径のサイズを必要最小限のものとすることができる。
棒状部材2の断面略扇形を構成する2つの辺のなす角度θは約116度であり、この角度を等分する直線上の点Oを中心とする半円形状の円弧が断面略扇形の外弧Lを構成している。
また、断面略扇形の2つの辺が交差する部分も円弧状に形成されている。
この回転軸3をコンクリート内部振動機の棒状振動体の軸受けに挿入することで、振動軸1が振動体内部に回転可能に軸止されることとなる。
回転軸3は、振動体1の外弧Lを構成する円弧の中心である点Oを軸心としているので、回転軸3を中心として振動軸1を回転させると、振動軸1の外弧Lは点Oを中心とする円弧Rを回転軌道として回転する。したがって、振動軸1の回転半径を必要最小限にすることができ、振動軸1が装着されるコンクリート内部振動機の棒状振動体の径のサイズを必要最小限のものとすることができる。
コンクリート内部振動機の棒状振動体4は内部が中空の筒状に構成されており、この棒状振動体4の内部において、振動軸1は、振動軸1の長手方向に設けられた回転軸3,3を、この回転軸3,3の基端に設けられた軸受け当接部31,31が軸受け(ボールベアリング)5,5に当接するようにそれぞれ軸受け5,5に挿入することで、棒状振動体4の内部に回転可能に軸止されている。
棒状振動体4の内部空間の直径は、断面略扇形の振動軸1が回転軸3の軸心Oを中心として回転した場合に振動体1の外弧が描く回転軌道Rの直径よりも僅かに大きな径としてあり、振動軸1の回転に必要となる最小限の内部空間の直径となっている。
また、図中符号9はフレキシブルシャフト8を保護するためのホースであり、符号10は振動体4とホース9とを接続するためのジョイントである。
2 棒状部材
3 回転軸
31 軸受け当接部
O 外弧の中心
L 外弧
θ 二つの辺のなす角度
R 回転軌道
4 振動体
5 軸受け(ボールベアリング)
6 ナット
7 ジョイントシャフト
8 フレキシブルシャフト
9 ホース
10 ジョイント
Claims (3)
- 棒状の振動体を備えたコンクリート内部振動機の前記振動体内部に回転可能に軸止され、回転により前記振動体に振動を発生させるコンクリート内部振動機用振動軸であって、
引抜加工又は押出加工により二つの辺のなす角度が180度未満で、かつ、この二つの辺のなす角度を等分する直線上の一点を中心とする円弧が外弧をなす断面略扇形に形成した棒状部材の長手方向両端に、前記円弧の中心を軸心とする回転軸を設けた、
コンクリート内部振動機用振動軸。 - 断面略扇形の二つの辺が交わる部分は円弧状に形成し、
回転軸の基端には前記回転軸と同心円状に拡径した段部からなる軸受け当接部を設け、
前記軸受け当接部の外周の一部は前記断面略扇形の二つの辺が交わる部分の円弧と連続するようにした、
請求項1記載のコンクリート内部振動機用振動軸。 - 断面略扇形の外弧は半円状の円弧とした、
請求項1又は2記載のコンクリート内部振動機用振動軸。
Priority Applications (1)
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JP2017033218A JP6937506B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | コンクリート内部振動機用振動軸 |
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JP2017033218A JP6937506B2 (ja) | 2017-02-24 | 2017-02-24 | コンクリート内部振動機用振動軸 |
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JP2018138721A true JP2018138721A (ja) | 2018-09-06 |
JP6937506B2 JP6937506B2 (ja) | 2021-09-22 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111809881A (zh) * | 2020-07-22 | 2020-10-23 | 周力启 | 一种慢拔速率易控的双螺旋混凝土振捣棒 |
CN113502751A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-10-15 | 贵州路桥集团有限公司 | 一种高原地区钢混组合梁浇筑施工装置 |
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- 2017-02-24 JP JP2017033218A patent/JP6937506B2/ja active Active
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JP6937506B2 (ja) | 2021-09-22 |
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