JP6363194B2 - 振り子を有する簡易トーショナルダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、火花点火機関に接続されるように構成された、振り子式振動子タイプの簡易トーショナルダンパ装置に関する。
従来技術では、限定的ではないが特に自動車のトランスミッションに装備されて振り子式振動子または振り子とも呼ばれる、振り子式のトーショナルダンパ装置が知られている。
自動車のトランスミッションでは、エンジンの非周期性による振動を除去するために、少なくとも1つのトーショナルダンパ装置が、一般に、摩擦クラッチまたはロックアップクラッチを備えた流体力学的な連結装置など、エンジンをギヤボックスに選択的に接続可能なクラッチに結合される。
実際、火花点火機関は、エンジンの気筒内で爆発が連続するために非周期性を有し、この非周期性は、特に気筒数に応じて変化する。
したがって、トーショナルダンパ装置のダンパ手段は、非周期性により生じた振動を除去する機能を有し、エンジントルクがギヤボックスに伝達される前に作用する。
ダンパ手段がないと、振動がギヤボックスに伝えられて、動作時に特に望ましくない衝撃、ノイズ、または騒音を発生することになる。
少なくとも1つの所定の周波数の振動を除去可能な1つまたは複数のダンパ手段を用いる理由の1つはそれである。
特許文献1は、振り子式のダンパ装置を記載している。
このダンパ装置は、エンジンシャフトに回転結合される少なくとも1つの支持体と、少なくとも1つの振動おもり、一般にはこの支持体の周方向に配分された複数の振動おもりとを備えている。これらの振動おもりの振動は、エンジンからの振動トルクに対抗してエンジンの非周期性の一部を吸収する振動トルクを発生する。トーショナルダンパ装置の位相合わせリングとも呼ばれる支持体は、典型的にはエンジンシャフトに連結される。
各々の振動おもりは、一般に、支持体の両側に配置される1組のフライウエイトから構成されており、フライウエイトは、典型的には支持体のくり抜きを介した直接的な機械接合によって、またはスペーサを介して互いに連結される。以下、スペーサの有無を問わず、向かい合って連結される2個のフライウエイトからなるこのようなアセンブリを単一の振動おもりとみなす。
その代わりに、各々の振動おもりは、支持体に可動式に取り付けられる単一のフライウエイトとすることもできる。この場合、支持体は、任意で2つの要素から形成可能であり、振動おもりは、これらの2つの要素の間に可動式に配置される。
このような振動おもりは、少なくとも1つの転動要素、典型的には2つの転動要素、さらにはそれ以上の数の転動要素を介して支持体に可動式に取り付けられるケースが非常に多い。
典型的には、各々の振動おもりの質量中心は、エンジンシャフトの回転軸にほぼ平行でかつ当該回転軸を中心として回転駆動される振動軸を中心として、振動自在である。
振動おもりは、回転の不規則性に対する反動として、この振動軸を中心として各おもりの質量中心が振動するように移動する。
エンジンシャフトの回転軸に対する各振動おもりの質量中心の半径方向の位置は、振動軸に対するこの重心の距離と同様に、遠心力の作用下で、各振動おもりの振動周波数がエンジンシャフトの回転速度に比例するように設定され、この倍数は、たとえば、非周期性の支配的な高調波次数に近い値をとることができる。
これまでよりも高い性能の振動除去を求める場合、振り子式のトーショナルダンパ装置の改良が必要である。
特に、振動おもりごとに2個の転動要素(またはローラ)を含む1個の振り子(「2本吊り振り子」という)の使用によって、振動おもりごとに1個しか転動要素を含まない振り子(「1本吊り振り子」という)を上回る減衰性能を得られることが確認されている。
したがって、従来技術では、高性能であるが複雑な構造の2本吊り振り子と、比較的単純な構造であるが相対的に性能の劣る1本吊り振り子との間で選択をしなければならない。
米国特許第2010/0122605号明細書
本発明の目的の1つは、1本吊り振り子に近い非常に簡単な構造を有し、その一方で2本吊り振り子に近い減衰性能を得られる振り子式のトーショナルダンパ装置を実現可能にすることにある。
このため、本発明の1つの対象は、火花点火機関に接続されるように構成された装置であって、この装置が、軸を中心として回転する支持体と、この支持体に可動式に取り付けられる振り子式の振動おもりのアセンブリとを含み、アセンブリの各々の振動おもりが、このおもりに隣接する第1の振動おもりと、このおもりに隣接する第2の振動おもりとの間に周方向に配置されて、隣接するこれらの2つのおもりと共に、上記アセンブリに属して周方向に連続する3個の振動おもり(以下、それぞれ、中間おもり、隣接する第1のおもり、および隣接する第2のおもりという)からなる1つのグループを形成し、
このアセンブリの振動おもりの各々が、この振動おもりに付随する単一の転動要素を用いて支持体に可動式に取り付けられており、周方向に連続する3個の振動おもりからなるすべてのグループについて、中間おもりは、
−装置の回転時に、隣接する第1のおもりの端部エッジにほぼ周方向に摺動接触することが可能な第1の端部エッジと、
−装置の回転時に、隣接する第2のおもりの端部エッジにほぼ周方向に摺動接触することが可能な第2の端部エッジと
を含み、隣接する第1のおもりまたは隣接する第2のおもりの端部エッジが、装置の回転時に、中間おもりのそれぞれ第1または第2の端部エッジを半径方向に固定可能であり、転動要素は、振動おもりの各々について支持体と振動おもり上で転動する。
以下、振り子式の振動おもり(または中間おもり、隣接する第1のおもり、もしくは隣接する第2のおもり)という用語は、1つまたは複数の構成要素が機械的に連結された、すべての振り子式の振動おもりを意味する。これは、特に、典型的には支持体の両側に配置されて(たとえばスペーサを介して)互いに連結される2個のフライウエイトと、場合によってはスペーサを指す。振り子式のおもりという用語は、たとえば支持体に沿って配置された、あるいは同一の支持体の2個の要素の間に配置された単一のフライウエイト等に機械的に連結される、他の幾何学的形状のおもりにも同様に用いられる。
転動要素は、たとえば単一直径のローラ、あるいは、たとえば支持体およびフライウエイト上の異なる軌道に対応する複数の直径のローラなど、あらゆる適切な転動要素とすることができる。
本発明の1つの実施形態では、転動要素は、支持体から形成されるくり抜きを介して挿入される。これにより転動要素は、スペーサから形成される第1の軌道に沿って、また、支持体のくり抜きにより画定される縁から形成される第2の軌道に沿って、転動可能である。転動要素は、支持体およびスペーサ上で転動可能である。従来の2本吊り振り子では、すべての振り子式の振動おもりが2個の転動要素に接触し、このおもりと2個の転動要素とが接する接点の場所である2つの領域で、半径方向に固定されている(半径方向の離隔固定)。これにより、振り子運動におけるおもりの安定性が保証されると同時に(特に、未制御のあらゆる旋回が阻止される)、単一の転動要素を有する1本吊り振り子を上回る減衰効率を生む2本吊り効果が得られる。
本発明によれば、従来の2本吊り振り子における1個の振動おもりについて転動要素の一方を除去しており、このように除去された対応する半径方向の固定効果は、隣接するおもりの一方とのほぼ周方向の摺動接触により得られる。したがって、当該技術の専門家にとって「ヒステリシス源」(または不可逆性)と称される、典型的に望ましくない摩擦が発生する。
しかし、このような摺動接触によりもたらされるヒステリシス効果は、本発明によれば、比較的制限され、さらには非常に制限される。なぜなら、本発明による装置の振り子式の振動おもりのアセンブリは連係動作するので、その結果、摺動接点の行程は、この振り子式のおもりと単一の転動要素との対応する接点の行程よりもずっと短いからである。換言すれば、転動要素は、振動おもり上の軌道との接点の揺動により転動し、この揺動は、対応する摺動接点の揺動よりもずっと大きい。
そのため、隣接する第1および第2のおもりは、典型的には、所定の瞬間に、中間おもりの運動と連係したほぼ同じ方向への周方向運動(共同回転運動)、および/または、同様に連係した同じ方向への旋回運動、および/または、同様に連係した同じ方向への半径方向の移動運動(遠心運動または求心運動)を行うので、その結果、中間おもりと、隣接する第1および第2のおもりのいずれか一方との間の摺動接点における相対運動の振幅は、中間おもりの運動の振幅よりも著しく小さい。
次に、振動おもりのアセンブリを考慮すると、振動おもりは、典型的には、所定の瞬間に、たとえば時計回りの周方向連係運動、旋回連係運動および/または半径方向連係運動(たとえば求心運動)を行う。
したがって、本発明は、互いに接続される複数の振動おもりを含む従来の2本吊り振り子の振動おもりの運動にほぼ近い、運動学的な振動おもりの連係運動を得ることを可能とするものである。摩擦作用は限られているので(摺動接点の揺動が小さいため)、実際に上記の2本吊り振り子と本発明による装置との運動学的動作の隔たりを大幅に縮めることができる。
したがって、本発明による装置は、転動要素の数を半減しながら、2本吊り振り子に近い減衰性能を得られる。
さらに、様々な振動おもりが互いに接触し、したがって隣接する(さらには、添付図面に示すように2個ずつ入り組む)ことによって、振動おもり全体を配置するための周方向のスペース全体をより適切に使用可能になり、したがってこのおもりを増やすことができる。これとは逆に、独立した複数のおもりを備える振り子システムでは、周方向に隣接する2個の振り子式のおもりの間に自由な動作スペースを設けなければならない。このスペースは、振り子式おもり全体の一部を設置するのに使われないスペースである。振り子式でない複数の接合要素により複数の振り子式のおもりを接続して使用する場合も状況は同じである。
その結果、本発明による装置では、典型的には振り子式おもり全体を増やすことができるので、これにより減衰が改善される(その代わりに、この同じ振り子式おもり全体を一段と狭い空間に配置することもできる)。
好ましくは、すべての振動おもりについて、付随する単一の転動要素が、この振動おもりの軌道上で転動可能であり、軸に対して垂直な面における転動要素と軌道との接点の軌跡が、振動おもりの質量中心に対して角方向にオフセットされた中央点を含んでいる。実際、このような構成により、振り子式装置の安定性を高められることが確認された。
好ましくは、軌跡の各点が、同一の周方向において振動おもりの質量中心に対して角方向にオフセットされ、安定性がさらに高められている。
さらに典型的には、中央点、好ましくは1つの振動おもりに対応する軌跡のすべての点が、すべての振動おもりについて同一の周方向にオフセットされている。
好ましい1つの構成によれば、すべての中間おもりについて、
−軌跡の中央点が、隣接する第1のおもりの方にオフセットされており、
−第1の端部エッジは、装置の回転時に、上記隣接する第1のおもりの端部エッジを半径方向に固定可能なエッジであり、
−隣接する第2のおもりの端部エッジは、装置の回転時に、中間おもりの第2の端部エッジを半径方向に固定可能なエッジである。
これにより遠心力は、中央点(転動要素による半径方向の固定点)と、隣接する第2のおもりの端部エッジ(中間おもりの第2の端部エッジの半径方向の固定点を形成する)との間を通る軸に沿って中間おもりに及ぼされる。したがって、2個の半径方向固定要素の間に遠心力が及ぼされるので、中間おもりは安定する。
好ましくは1個の中間おもり、また好ましくはすべての振動おもりについて、以下の関係式すなわち
0.5×R1<R2<2×R1が実証され、ここで
R1は、中央点における軌跡の曲率半径であり、
R2は、転動要素が中央点に接するときの、中間おもりの第2の端部エッジとの接点における、上記隣接する第2のおもりの上記端部エッジの曲率半径である。
これによって、装置の動的安定性とその減衰性能とが向上する。
好ましい別の構成によれば、1つの振動おもりについて、また好ましくはすべての振動おもりについて、以下の関係式すなわち、
2CH×DM<FC×d<5 CH×DMが実証され、ここで、
FCは、装置が1000回転/分で回転するときに振動おもりに及ぼされる遠心力であり、
−dは、転動要素が中央点に接するとき、この中央点を通り、かつ、支持体と付随する転動要素との接点を通る軸までの、振動おもりの質量中心からの距離であり、
−CHは、回転する装置の振動によりもたらされる支持体の軸方向の最大加速時における支持体と振動おもりとの摩擦力であり、
−DMは、振動おもりの質量中心から、振動おもりと支持体との接点を通る軸までの最大距離であり、この軸は、この接点において半径方向に垂直である。
この関係式により、動作時に支持体の軸方向振動によりもたらされる振動おもりと支持体との摩擦による装置のあらゆる動作妨害を、高い信頼性で回避できることが確認された。
典型的には、1つの振動おもりについて、また好ましくはすべての振動おもりについて、距離dは2mmから12mmの範囲にあり、好ましくは3.5mmから8mmの範囲にある。
同じく典型的には、すべての中間おもりは、隣接する第1のおもりおよび第2のおもりの各々とほぼ周方向に、0.5mmから6mmとの間、好ましくは1.5mmから3.5mmの範囲にある揺動を実施可能である。
好ましい別の構成によれば、振動おもりの数Nが3以上の奇数であり、好ましくは5または7に等しい。実際、装置の動作安定性は、振動おもりが奇数のときさらに高まり、好ましい数は5と7であって、これらの数によって、比較的単純な機械構造で大きな安定性が得られることが確認されている。
本発明の別の対象は、さらに、上記のようなトーショナルダンパ装置を含む、シングル、デュアルまたは多段式クラッチである。
本発明は、添付図面を参照しながら例としてのみ挙げられた以下の説明を読めば、いっそう理解されるであろう。
振り子の支持体と、この支持体に取り付けられる複数の振り子式のフライウエイトとを含む、1つのクラッチに属する本発明によるトーショナルダンパ装置の一部分を示す、軸方向の簡略図である。 ダンパ装置が異なる動作構成にある、図1と同様の図である。 図1に示していないいくつかの要素を記載した、図1と同様の図である。
まず、トーショナルダンパ装置2の一部を概略的に示した図1を参照する。この装置は、全体として環状平面の形状の周辺部分を含む支持体4を含んでおり、この支持体4には、その周方向に配分された複数の振り子式振動おもりが可動式に取り付けられている。
トーショナルダンパ装置の「位相合わせリング」と呼ばれることもあるこの支持体4は、点Oを通る図の面に垂直な軸を中心として可動式に取り付けられている。以下、補足的な説明がない場合、この軸を単に軸という。支持体4は、この支持体4の両側に配置された、軸に対して同じ角方向位置を有する2個のフライウエイトと、これらのフライウエイトの間の結合スペーサとをそれぞれが含む、振り子式の振動おもりを支持している。
図1、図2で、また図3の一部では、各々の振り子式の振動おもりについてフライウエイトが1個だけ示されている。このようなフライウエイトは、実際には、支持体4の背面に配置されており、これらの図のフライウエイトは、実際には、装置の振り子動作を視認しやすくするためあえて図示したことで見えているにすぎない。以下に示す対応する参照番号は、たとえフライウエイトが1つしか示されていなくても、1個の振り子式の振動おもりの全体に適用されるものであり、各々のフライウエイトに適用されるものではない。
アセンブリの振動おもりの各々は、このおもりに隣接する第1の振動おもりと、このおもりに隣接する第2の振動おもりとの間に周方向に配置され、隣接するこれらの2つのおもりとともに、上記アセンブリに属し周方向に連続する3個の振動おもり(以下、それぞれ中間おもり6、隣接する第1のおもり8、隣接する第2のおもり10という)からなる1つのグループを形成する。
図3の説明からいっそうよく分かるように、装置の各々の振り子式のおもりは、他の2個の振り子式おもりの間に配置された1個のおもりであるが、このおもりは、連続する3個の振動おもりからなるアセンブリ(したがって、いわゆる中間おもり)がどのように選択されるかに応じて、「隣接する第1のおもり」または「隣接する第2のおもり」とみなすこともできる。
アセンブリの振動おもりの各々が、この振動おもりに付随する単一の転動要素12を用いて支持体4に可動式に取り付けられており、周方向に連続する3個の振動おもりからなるすべてのグループについて、中間おもり6は、
−装置の回転時に、隣接する第1のおもり8の端部エッジ16にほぼ周方向に摺動接触することが可能な第1の端部エッジ14と、
−装置の回転時に、隣接する第2のおもり10の端部エッジ20にほぼ周方向に摺動接触することが可能な第2の端部エッジ18と
を含んでいる。
中間おもり6は、同様に、2個のフライウエイトに加えて、この2個のフライウエイトを結合するスペーサ24を含んでいる。支持体4は、スペーサ24が配置されるくり抜き33を有する。中間おもり6の2個のフライウエイトは、支持体4の両側に配置されている。
中間おもり6に付随する単一の転動要素12は、スペーサ24上に配置された、この中間おもり6の軌道22上で転動可能である。
転動要素12は、支持体4のくり抜き33の中に収容される。転動要素12は、前述のようにスペーサ24上で転動可能であり、また、それと同時に、支持体4のくり抜き33を画定する縁34にこの同じ転動要素12が接することによって支持体4上でも転動可能である。
軸に対して垂直な面におけるこの転動要素12と軌道22との接点の軌跡は、中間おもり6の質量中心Mに対して角方向にオフセットされた中央点Aを通る。この軌跡は、点BとCの間で湾曲部分を形成する。軌跡の各点が同一の周方向において中間おもり6の質量中心Mに対して角方向にオフセットされている(軸OMに対する角方向のオフセット)ことも同様に確認することができる。
中間おもり6に遠心力が及ぼされる場合、この遠心力は軸OMに沿って及ぼされる。その結果、図1の軸OMの角方向右側に配置された領域で転動要素12との転がり接触により半径方向に固定される中間おもり6は、軸OMの半径方向左側でも同じく固定されなければならない。これは、隣接する第2のおもり10の端部エッジ20により実施され、この端部エッジは、中間おもり6の第2の端部エッジ18の半径方向の固定エッジを形成する。
同様に、中間おもり6の第1の端部エッジ14は、装置の回転時に、隣接する第1のおもり8の端部エッジ16を半径方向に固定可能なエッジである。
中央点A、典型的には1つの振動おもり(1つの中間おもりとみなされる)に対応する軌跡のすべての点は、すべての振動おもりについて同じ周方向に、すなわち図1に示したものによれば時計回りにオフセットされる。
装置のすべての中間おもりについて(これはまた、おもり8とおもり10の各々を中間おもりとみなした場合にも適用される)、
−対応する軌跡の中央点は、対応して隣接する第1のおもりの方にオフセットされている。
−第1の端部エッジは、装置の回転時に、対応して隣接する第1のおもりの端部エッジを半径方向に固定可能なエッジである。
−対応して隣接する第2のおもりの端部エッジは、装置の回転時に、中間おもりの第2の端部エッジを半径方向に固定可能なエッジである。
次に、図1と同様の装置を示しているが図1とは構成が異なっている図2を参照する。図2では、転動要素12が、中間おもり6のスペーサ24と中央点Aで接している。
図2では、隣接する第1および第2のおもり8と10に対応する転動要素26と28をさらに示しているが、以下、幾何学的な細部について説明する。
図2の構成をもとに、たとえばエンジントルク変動時の装置の動作について見ていくこととしたい。
支持体の回転を加速させることによりすべての振動おもり6、8、10等が連係して(共同で)、たとえば時計回りに回転運動することにより図1の構成に到達し、次いで(場合により)、転動要素12が点Bに接する最大揺動の構成に到達する。そこで運動が反転し、すべての振動おもり6、8、10等が共同で反時計周りに回転し、図2の構成に到達し、次いで(場合により)ローラ12が点Cに接する最大揺動の構成になる。そこで運動が再び反転し、以下同様に続けられる。揺動は、最大の減衰が求められる限界付勢時にのみ最大値に到達する(点BとCへの転動要素12の接触)。
したがって、振動おもりの運動は、所定の瞬間においてすべての振動おもりについて同じ方向の連係(共同)回転運動を含んでいる。しかし、実際には振動おもりの運動はもっと複雑なものとなるケースが非常に多く、単純な回転以外の共同運動成分を含んでおり、典型的には半径方向の連係(共同)運動および/または連係(共同)旋回運動を含んでいる。
しかしながら、これらの他の連係(共同)運動は、典型的には、回転運動に比べると比較的小さな、隣接する2個のおもりの間の相対的な揺動であるので、その結果、要素14と16の間あるいは要素18と20との間等の摺動接点レベルでの相対的な摺動は比較的限られており、これによって摩擦が低減される。
好ましくは、1つまたはすべての中間おもり6(したがって同様に、隣接する第1および第2のおもりの定義を適合させれば他の振動おもり8、10等についても)、以下の関係式すなわち
0.5×R1<R2<2×R1が実証され、ここで
R1は、中央点Aにおける軌跡の曲率半径であり、
R2は、転動要素12が中央点Aに接するときの、中間おもりの第2の端部エッジ18との接点における、上記隣接する第2の振動おもりの端部エッジ20の曲率半径である。
上記の関係式を尊重することにより装置の減衰効率が予想以上に改善されることが分かった。
さらに、装置は、有利には、1つの振動おもりについて、また好ましくはすべての振動おもりについて、以下の第2の関係式すなわち、
2CH×DM<FC×d<5 CH×DMが実証されるように構成され、ここで、
−FCは、装置が1000回転/分で回転するときに振動おもりに及ぼされる遠心力であり、
−dは、転動要素12が中央点Aに接するとき、この中央点Aを通り、かつ、支持体4と付随する転動要素12との接点Eを通る軸XXまでの、振動おもりの質量中心Mからの距離であり、
−CHは、回転する装置の振動によりもたらされる支持体の軸方向の最大加速時における支持体と振動おもりとの摩擦力であり、
−DMは、振動おもり6の質量中心Mから、振動おもりと支持体との接点Dを通る軸YYまでの最大距離であり、この軸YYは、この接点Dにおいて半径方向ODに垂直である。
これにより、ダンパ装置に著しい安定性が付与される。
同様に図2では、転動要素12が点Aでおもり6と接触するときのおもりの中心Mと中央点Aの角方向のオフセットの角度αを示した。
図3は、図1と図2と同じ装置を示している。そこでは、中間おもり6は、他の図と同様に背面に配置されたフライウエイト1つのみとともに示されている。
それに対して、他の振動おもり8、10、30、32については、支持体4の前面に配置された、対応するフライウエイトを示している。
中間おもり6は、隣接する第1のおもり8と隣接する第2のおもり10との間に配置されていることが分かる。それに対して、3個のおもり6、8、30からなるアセンブリを考慮する場合、おもり8は「中間おもり」、おもり30は「隣接する第1のおもり」、おもり6は、「隣接する第2のおもり」である。したがって、中間おもり、隣接する第1および第2のおもりという名称は、周方向に連続する3個の振動おもりからなる任意の1つのアセンブリの選択に関与するものであって、絶対的な性格を持つものではない。
より一般的には、当該技術の専門家は、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な実施形態または本発明と相容れる変形実施形態にしたがってこの発明を実施することができるだろう。また、従来技術の公知の適切なあらゆる特徴を使用することができるであろう。

Claims (11)

  1. 火花点火機関に接続されるように構成されたトーショナルダンパ装置(2)であって、この装置が、軸を中心として回転する支持体(4)と、この支持体(4)に可動式に取り付けられる振り子式の振動おもりのアセンブリ(6、8、10、30、32)とを含み、前記アセンブリの振動おもりの各々が、このおもりに隣接する第1の振動おもりと、このおもりに隣接する第2の振動おもりとの間に周方向に配置されて、隣接するこれらの2つのおもりと共に、前記アセンブリに属して周方向に連続する3個の振動おもり(以下、それぞれ、中間おもり(6)、隣接する第1のおもり(8)、および隣接する第2のおもり(10)という)からなる1つのグループを形成し、
    前記アセンブリの振動おもりの各々が、この振動おもりに付随する単一の転動要素(12)を用いて前記支持体(4)に可動式に取り付けられており、前記周方向に連続する3個の振動おもりからなるすべてのグループについて、前記中間おもり(6)は、
    −前記装置の回転時に、前記隣接する第1のおもり(8)の端部エッジ(16)にほぼ周方向に摺動接触することが可能な第1の端部エッジ(14)と、
    −前記装置の回転時に、前記隣接する第2のおもり(10)の端部エッジ(20)にほぼ周方向に摺動接触することが可能な第2の端部エッジ(18)と
    を含み、前記隣接する第1のおもりまたは隣接する第2のおもり(10)の端部エッジ(20)が、前記装置の回転時に、前記中間おもり(6)のそれぞれ第1または第2の端部エッジ(18)を半径方向に固定可能であり、
    前記振動おもりの各々について、前記転動要素は、前記支持体と前記振動おもり上で転動する、装置。
  2. すべての振動おもりについて、付随する単一の転動要素(12)が、この振動おもりの軌道上(22)で転動可能であり、軸に対して垂直な面における前記転動要素(12)と前記軌道(22)との接点の軌跡が、振動おもりの質量中心(M)に対して角方向にオフセットされた中央点(A)を含んでいる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記軌跡の各点が、同一の周方向において振動おもりの質量中心(M)に対して角方向にオフセットされている、請求項2に記載の装置。
  4. 前記中央点(A)、好ましくは1つの振動おもり(6)に対応する軌跡のすべての点が、すべての振動おもり(6、8、10、30、32)について同一の周方向にオフセットされている、請求項2および3のいずれか一項に記載の装置。
  5. すべての中間おもり(6)について、
    −軌跡の中央点(A)が、隣接する第1のおもり(8)の方にオフセットされており、
    −前記第1の端部エッジ(14)は、前記装置の回転時に、前記隣接する第1のおもり(8)の前記端部エッジ(16)を半径方向に固定可能なエッジであり、
    −前記隣接する第2のおもり(10)の端部エッジ(20)は、前記装置の回転時に、前記中間おもり(6)の第2の端部エッジ(18)を半径方向に固定可能なエッジである、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 1つの中間おもり(6)について、また好ましくはすべての振動おもり(6、8、10、30、32)について、以下の関係式すなわち
    0.5×R1<R2<2×R1が実証され、ここで
    R1は、中央点(A)における軌跡の曲率半径であり、
    R2は、前記転動要素(12)が中央点(A)に接するときの、前記中間おもり(6)の第2の端部エッジ(18)との接点における、前記隣接する第2のおもり(10)の前記端部エッジ(20)の曲率半径である、
    請求項5に記載の装置。
  7. 1つの振動おもりについて、また好ましくはすべての振動おもりについて、以下の関係式すなわち、
    2C×D<Fc×d<5 C×Dが実証され、ここで、
    −Fcは、装置が1000回転/分で回転するときに振動おもりに及ぼされる遠心力であり、
    −dは、前記転動要素(12)が中央点(A)に接するとき、この中央点(A)を通り、かつ、支持体(4)と付随する転動要素(12)との接点(E)を通る軸までの、振動おもり(6)の質量中心(M)からの距離であり、
    −Cは、回転する装置の振動によりもたらされる支持体(4)の軸方向の最大加速時における支持体(4)と振動おもり(6)との摩擦力であり、
    −D(DM)は、振動おもりの質量中心から、振動おもりと支持体との接点(D)を通る軸(YY)までの最大距離であり、この軸(YY)が、この接点(D)において半径方向に垂直である、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の装置。
  8. 1つの振動おもりについて、また好ましくはすべての振動おもりについて、前記距離dが2mmから12mmの範囲にあり、好ましくは3.5mmから8mmの範囲にある、請求項7に記載の装置。
  9. すべての中間おもり(6)は、前記隣接する第1のおもり(8)および第2のおもり(10)の各々とほぼ周方向に、0.5mmから6mmの範囲、好ましくは1.5mmから3.5mmの範囲にある揺動を実施可能である、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記振動おもり(6、8、10、30、32)の数Nが3以上の奇数であり、好ましくは5または7に等しい、請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のトーショナルダンパ装置を含むクラッチ。
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