JP2007267689A - 農作業機の連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機(46)の上方の非作用位置への回動を楽にし、且つ、作業機
(46)の下方の作業位置へ回動状態ではこの姿勢を保持するように構成する。
【解決手段】支持フレーム(52)に作業機(46)を支点軸(53)回りに回動自在に設けて該作業機(46)を前記支点軸(53)の下方に位置する作業位置と前記支点軸(53)の上方に位置する非作業位置とに反転回動自在に構成し、前記支持フレーム(52)と作業機(46)との間に、作業機(46)の下方の作業位置ではバネ(62)の付勢方向が下方に回動するように向い、下方の作業位置から上方の非作業位置へ作業機(46)が回動する中途でバネ(62)の付勢方向が上方に回動するように変更される持ち上げ回動補助機構(C)を設けるとともに、上記作業位置及び非作業位置に作業機(46)を保持する固定手段(L)を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、トラクタ等の作業機の連結装置に関するものである。
作業機の連結装置において、培土器を回動軸の回りに上方側に回動させる側に付勢して培土器の持ち上げ力を軽減するバネを備え、このバネの付勢力による回動軸回りのモーメントを培土器の持ち上げ力に大きな変化が生じないように、作業位置と非作業位置との間における培土器の自重による回動軸回りの回転モーメントの変化に対応して変化させる培土器回動アシスト機構を設けたものは公知である(特許文献1)。
特開2004−113036号公報
前記従来技術にあっては、培土器を回動軸の回りに上方側に回動させる側に付勢するバネを常時作用させているために、下方の作業位置にある培土器の固定を解除すると、不意に培土器が上方へ回動するという不具合があった。そこで、この発明はこのような不具合を解消しながら比較的楽に作業機を上方に回動しようとするものである。
請求項1の発明は、支持フレーム(52)に作業機(46)を支点軸(53)回りに回動自在に設けて該作業機(46)を前記支点軸(53)の下方に位置する作業位置と前記支点軸(53)の上方に位置する非作業位置とに反転回動自在に構成し、前記支持フレーム(52)と作業機(46)との間に、作業機(46)の下方の作業位置ではバネ(62)の付勢方向が下方に回動するように向い、下方の作業位置から上方の非作業位置へ作業機(46)が回動する中途でバネ(62)の付勢方向が上方に回動するように変更される持ち上げ回動補助機構(C)を設けるとともに、上記作業位置及び非作業位置に作業機(46)を保持する固定手段(L)を設けたことを特徴とする農作業機の連結装置とする。
前記構成によると、支持フレーム(52)に支点軸(53)回りに回動自在の作業機(46)は、下方の作業位置と上方の非作業位置とに反転回動させることができ、そして、支持フレーム(52)と作業機(46)との間に設けられている持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の付勢方向は、作業機(46)が下方の作業位置にあるときには下方回動側に付勢して上方への退避動をなくしてその位置が保持され、作業機(46)が下方の作業位置から上方の非作業位置への中途部まで回動するとバネ(62)の付勢方向が上方回動側に変更され、上方の非作業位置まで上方回動付勢状態が維持される。
請求項2の発明は、前記持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の下方回動付勢と上方回動付勢との変更を、作業機(46)の上下回動に伴うバネ(62)の支点越えによりなされることを特徴とする請求項1記載の農作業機の連結装置とする。
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の下方回動付勢と上方回動付勢との変更は、作業機(46)の上下回動に伴うバネ(62)の支点越えによりなされる。
請求項3の発明は、前記持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の付勢方向を下方回動状態から上方回動状態に変更するにあたり、作業機(46)が下方の作業位置から所定角度上方に回動することに関連して変更するように構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の農作業機の連結装置とする。
前記構成によると、請求項1及び請求項2の発明の前記作用に加えて、作業機(46)が下方の作業位置から上方の非作業位置側へ所定角度回動するとバネ(62)の付勢方向が上方回動側に変更され、上方の非作業位置までこのままの状態が維持される。
請求項1の発明は、作業機(46)を下方の作業位置から上方の非作業位置に比較的楽に回動できるものでありながら、作業機(46)が下方の作業位置へ回動状態では、持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)が下方回動付勢状態となり上方への回動を防止するので、作業機(46)が不用意に上方に回動するようなこともなく安全である。
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の下方回動付勢状態と上方回動付勢状態との変更を、作業機(46)の上下の回動に伴うバネ(62)の支点越えによりなされるので、構成を簡単にすることができる。
請求項3の発明の効果は、請求項1及び請求項2の発明の前記効果に加えて、作業機(46)が下方の作業位置から上方の非作業位置へ所定角度回動するとバネ(62)の付勢状態が上方回動側に変更されるので、作業機(46)を上方の非作業位置に楽に移動させることができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、トラクタ1の後部にトップリンク2a及び左右一対のロワーリンク2bよりなる三点リンク機構2を介して、ロータリ耕耘装置3が連結されている。トラクタ1の機体後部に設けた作業機昇降用油圧装置4のリフトアーム6、リフトロッド7及び三点リンク機構2を介して、ロータリ耕耘装置3を昇降するように構成している。
図2及び図3に示すように、ロータリ耕耘装置3は、中央のギヤボックス11から左右両側に円筒状の左右枠体12a,12bを延出して耕耘フレーム10を構成し、左右一側の枠体12aにはチエンケース13を、他側の枠体12bにはサイドフレーム14を夫れ夫れ固着して背面視門型状に構成している。前記ギヤボックス11の左右両側からトップリンクマスト16を突設し、前記三点リンク機構2の上部リンク2aの後端をトップリンクマスト16の前側端部にピン連結している。
チエンケース13の下端部とサイドフレーム14の下端部間に耕耘軸17を回転自在に軸架し、この耕耘軸17に多数の耕耘爪18,…を取り付けて耕耘部Aを構成している。
トラクタ1本体のPTO軸からの動力がギヤボックス11内の伝動機構に伝達され、更に、PTO動力は一方の筒体状の枠体12a、チエンケース13内のチエン、スプロケット等の耕耘伝動装置(図示省略)を経て耕耘軸17に伝達される構成である。
前記耕耘部Aの上方部を覆う耕耘カバー19は耕耘フレーム10に取り付けられ、左右両側部を覆うサイドカバー20,20はチエンケース13やサイドフレーム14、耕耘カバー19に着脱自在に連結されている。
また、耕耘カバー19の後側端部には左右方向のピン21aを介してリヤーカバー21を上下回動自在に支持し、耕耘フレーム10に支持した支持棒35及びこれに巻回するバネ等により、リヤーカバー21を支持し、リヤーカバー21の回動下限位置を規制すると共に、上方回動時に加圧力調整を行なうように構成している。また、前記耕耘カバー19の左右方向を覆う部分に後部サイドカバー22,22を取り付けて、リヤーカバー21,21の左右両端前側部を覆っている。前記左右の枠体12a,12bには左右支持基板24,24を介して後方に向けてリヤーヒッチ25を上下回動自在に設けている。なお、リヤーヒッチ25は、支持基板24,24に装着されるヒッチパイプ25a及びこのヒッチパイプ25aに挿通され前後位置調整可能なヒッチ部25bとからなり、調節ハンドル部25cによって支持基板24,24の軸支部中心に対して上下回動調節自在に構成している。
次に、支持棒35でのリヤーカバー21の支持構成を具体的に説明する。耕耘フレーム10から後方に延出するステー36の先端部に、コマ37を左右方向の軸心方向回りに回動するように軸支している。このコマ37の上下方向の貫通孔に支持棒35を摺動自在に挿通支持し、支持棒35の上端部には上部押圧バネ40を介して上部ロック具38を取り付け、支持棒35の下端部に左右方向のピン41を介してリヤーカバー21側の下部ステー39を枢支連結している。また、支持棒35の長手方向には複数の係止溝(図示省略)が設けられていて、コマ37のストッパ(図示省略)を係止溝に押し込んで支持棒35をコマ37に固定すると、リヤーカバー21は支持棒35により固定されて上下動しない状態になる。また、コマ37のストッパ(図示省略)を支持棒35の係止溝(図示省略)から離脱させると、リヤーカバー21の上下動に応じて、支持棒35はコマ37の貫通孔内を上下に移動する。
また、支持棒35の下端部における下部ロック具42とコマ37の間に下部押圧バネ43を介装し、支持棒35に対する下部ロック具42の取付位置を上下方向に調節することにより、リヤーカバー21の接地圧を調節できる。また、上部ロック具38の固定位置を支持棒35に対してその長手方向に調節すると、リヤーカバー21の下限位置を調整できる。
次に、ロータリ耕耘装置3の後部に装着する農作業機としての畦成形器46の取付構成について説明する。図4乃至図6に示すように、ロータリ耕耘装置3の後方に設けている前記リヤーヒッチ25のヒッチ部25bに、下辺部50aに対して上辺部50bを長く延長したヒッチ50を、上下方向の連結ピン50cにより着脱自在に連結している。このヒッチ50には後斜め上方に延出するブラケット52を設け、このブラケット52に支点軸53を介して左右作業機支持アーム54,54を回動自在に支持している。この左右作業機支持アーム54,54の下側端部に固着した筒状ホルダ55に、前記畦成形器46の支持ロッド46aを挿通支持し、畦成形器46を上下に反転回動可能に構成している。
前記ヒッチ50の上側の長辺部50bには、斜め前方に上向きのU字型の左右一対の取付枠体58,58を設け、この取付枠体58,58に左右方向の左右コマ体59,59を嵌合支持し、このコマ体59,59の孔に前後方向の左右ロッド60,60を挿通支持している。この左右ロッド60,60の後側端部にはコマ体61,61を挿入する状態で固定し、また、作業機支持アーム54,54における支点軸53の近傍後方に左右方向の左右軸60b,60bを軸心一致状態に設け、この左右軸60b,60bに左右一対のコマ体61,61の孔部を嵌合支持している。
そして、コマ体59,59とコマ体61,61との間にコイルバネ62,62を圧縮状態で巻装し、支点軸53とコマ体59の軸心59aを結ぶ基準線Kに対して、作業機支持アーム54の上下回動に対応して、畦成形器46が下方の作業位置に回動状態では軸60b,60bは上方に移動し、また、上方の非作業位置に回動状態では下方に移動し、コイルバネ62,62の作業機支持アーム54,54に対する付勢方向が上下に変更するようにして持ち上げ回動補助機構Cを構成している。
前記構成によると、コイルバネ62,62が圧縮状態で装着されているため、図4に示すように、畦成形器46が下方の作業位置では、支点軸53とコマ体59の軸心59aを結ぶ基準線Kに対して作業機支持アーム54とロッド60との連結点である軸60b,60bは上方に移動し、コイルバネ62の付勢力のほとんどが支点軸53の方向に向いた状態となり、畦成形器46の下方回動へのモーメントを小さくし、畦成形器46は作業位置に付勢保持される。従って、非作業位置への回動させる際に支点越えに大きな力を必要とせず、畦成形器46を楽に上方へ反転回動することができる。
また、前記図4に示す畦成形器46の下方の作業位置から作業機支持アーム54を上方に回動させると、支点軸53とコマ体59の軸心59aを結ぶ基準線Kまではコイルバネ62の付勢力に抗して回動させ、基準線Kを通過し更に上方へ回動させると、作業機支持アーム54とロッド60との連結点である軸60b,60bは下方に移動し、コイルバネ62の付勢力により畦成形器46は上方に回動され、オペレータの回動力を少なくしながら畦成形器46を上方の非作業位置まで回動させることができる。
なお、図7に示すように、作業機支持アーム54の回動角度α(図4の作業姿勢0度から図6の上方へ回動した非作業姿勢までの150度の範囲で変化)とコイルバネ62,62の弾性力Fαの作業機支持アーム54の支点軸63回りのモーメントMαは、作業位置および作業位置からやや上方回動させた位置までの範囲では、コイルバネ62が直線Kに沿う支点越え点Sまでは作業機を下方に回動させる付勢力が作用しているが、該モーメントMαは支点越えするとその後は徐々に増加し以降は減少することとなる。
一方、畦成形器46の自重によるモーメントmαは、重心Gと支点軸53までの長さにより決定されるので、図7に示すように点線で示すようになり、反転回動と共に徐々に減少し再び上昇する。このため、コイルバネ62,62と畦成形器46のモーメントの合計Mtαは、図7に示すように一点鎖線で示すようになり、回動操作が容易となる。
即ち、畦成形器46を単体で反転回動しようとすると、作業位置から支点越え点Sまでは下方回動の付勢力が作用するため、作業機支持アーム54を固定的に維持して連結ピン63の抜き取り位置合わせなどの煩わしさを解消する。また、角度αが90度付近では非常に重くなるが、これをコイルバネ62,62を上記のように配設構成し、角度α90度付近でコイルバネ62,62によるモーメントが最大になるように構成したから、両モーメントの合計は相互に打消合うこととなり、オペレータの回動操作を楽にすることができる。
前記持ち上げ回動補助機構Cは、コイルバネ62,62を圧縮状態で装着して作業機支持アーム54を支点軸53回りに自重に抗して付勢する構成であるが、この作業機支持アーム54、54の支点軸53の近傍にコイルバネ62,62の付勢方向を設定するロッド60の左右方向のコマ体59の軸心59a、軸60bを配設することで、反転回動の全域に亘ってバランスが比較的安定し、回動補助力を少なくし容易に回動できるようになる。
なお、ブラケット52には3ケ所に挿通孔52l、52m、52uを設け、作業機支持アーム54連結用の連結ピン63を挿通し、畦成形器46を上下回動3位置で支持固定できるように固定手段Lを構成している。即ち、作業機連結支持アーム54と一体的に連結ピン63のホルダ63aを設け、このホルダ63aにはスプリング63bを内装し連結ピン63の先端部をブラケット52方向に付勢し、もって上記挿通孔52l、52m、52uとの一致点において自動的に嵌合して作業機支持アーム54をブラケット52ひいては作業機機枠側に固定するよう構成している。
前記構成によると、ヒッチ50の上側に持ち上げ回動補助機構Cを配設したので、高い畦成形器46を容易に連結することができる。また、畦成形器46が下方の作業位置に回動している状態では、コイルバネ62,62により畦成形器46を下方回動状態に付勢するので、上方への回動を防止し、連結ピン63の抜き差しを容易にしながら畦成形器46を固定することができる。特に、非作業位置から作業位置に下方回動させるときは、支点越え位置からやや下方向きの付勢力が加わるが、前記固定手段Lでは作業機指示アーム54の回動操作のみに集中しておけば連結ピン63と嵌合対象の挿通孔52lとの一致によって自動的にロックが掛かるため作業姿勢への振り替え作業も極めて容易である。
なお、固定手段Lとしては上記のように付勢された連結ピンと挿通孔とによる自動的な連結のほか、作業機支持アーム54を受けるストッパを配設し、ピンによる連結を手で行う構成としてもよい。
また、ヒッチ50に設けるブラケット52を従来の型式と同様に構成し、持ち上げ回動補助機構Cを後付け加工することにより、従来型式の畦成形器46にも持ち上げ回動補助機構Cを取り付けることができる。
また、リヤーヒッチ25の左右中心部にヒッチ50側のブラケット52を設けて畦成形器46を上下回動自在に支持すると、左右コイルバネ62,62の同等な力で付勢することができ、左右への捻れを防止しながら円滑に上下反転回動することができる。
なお、この実施形態では、コイルバネ62,62を圧縮バネとして作業機支持アーム54に付勢しているが、ブこのコイルバネ62,62を引張バネとして作用させてもよい。例えば、ブラケット52の後側への延出部に引張バネのコイルバネの後端を連結し、このコイルバネの前端部を作業機支持アーム54の軸60bに連結しても、作業機支持アーム54の回動に関連して軸60bが支点軸53の上下に切り替わり、同様の効果が期待できる。
次に、図8及び図9に基づき他の実施形態について説明する。
ロータリ耕耘装置3の後方に設けている前記リヤーヒッチ25のヒッチ部25bに、上辺部50aに対して下辺部50bを前側に長く延長したヒッチ50を、上下方向の連結ピン(図示省略)で着脱自在に連結している。このヒッチ50には後斜め下方に延出するようにブラケット52を設け、このブラケット52に支点軸53を介して左右作業機支持アーム54,54を軸支している。この左右作業機支持アーム54,54の下側端部に固着した筒状ホルダ55に、前記畦成形器46の支持ロッド46aを挿通して支持し、畦成形器46を上下に反転回動可能に構成している。
前記ヒッチ50の下側の長辺部50bの前側端部には、下向きのU字型の左右一対の取付枠体58,58を設け、この取付枠体58,58に左右方向のコマ体59,59を嵌合支持し、このコマ体59,59の孔に左右ロッド60,60を挿通支持している。この左右ロッド60,60の後側端部にはコマ体61,61を挿入固定し、この左右一対のコマ体61,61が支点軸53の近傍前方において軸心の一致した軸60b,60b回りに揺動自在に支持している。そして、コマ体59,59とコマ体61,61との間にコイルバネ62,62を圧縮状態で巻装し、支点軸53とコマ体59の軸心59aを結ぶ基準線Kに対して作業機支持アーム54の上下回動に関連して、下方の作業位置では軸60b,60bは上方に移動し、上方の非作業位置では下方に移動しながら、コイルバネ62,62の付勢方向を上下に変更するように持ち上げ回動補助機構Cを構成している。
前記構成によると、コイルバネ62,62が圧縮状態で装着されているため、図8に示すように、畦成形器46が下方の作業位置に回動すると、支点軸53とコマ体59の軸心59aを結ぶ基準線Kに対して作業機支持アーム54とロッド60との連結点である軸60b,60bは上方に移動し、コイルバネ62の付勢力により畦成形器46は下方の作業位置を維持するように作用する。
また、畦成形器46の作業状態である下方回動姿勢から作業機支持アーム54を上方の非作業位置に回動させると、回動初期の支点軸53とコマ体59の軸心59aを結ぶ基準線Kまでは、コイルバネ62の付勢力に抗して回動させることとなり、基準線Kを通過し更に上方への反転回動を続けると、作業機支持アーム54とロッド60との連結点である軸60b,60bは下方に移動し、コイルバネ62の付勢力により畦成形器46は上方に回動されオペレータの回動力を少なくしながら畦成形器46を上方の非作業位置まで回動することができる。
次に、図10乃至図12により持ち上げ回動補助機構Cの組立て作業について説明する。ロッド60,60の前端部に孔60dを構成しておく。図10に示すように、まず、畦成形器46を上方の非作業位置にに反転回動しロッド60,60を前方に移動し、ヒッチ50の長辺部50bの前側端部に取付枠体58,58をずらせボルト・ナットで仮固着し、コイルバネ62,62を長くしバネ力を弱めた状態で支持する。
次いで、図11に示すように、畦成形器46を上方の非作業位置から下方の作業位置に反転回動し、ロッド60,60を前方に移動してコイルバネ62、62を短縮し、ロッド60,60の孔60dにピン60dを挿入しコマ体59を所定の位置にセットする。
次いで、図12に示すように、作業機支持アーム54を上方の非作業位置に反転回動し、ロッド60、60を後方に移動し、次いで、ヒッチ50の長辺部50bから取付枠体58,58を取り外し、取付枠体58,58を長辺部50bの前側の正規の位置で固定し取付が完了する。
前記構成によると、左右ロッド60,60に巻装されているコイルバネ62,62はピン60dによりコマ体59、59を介して固定できるので、容易にコイルバネ62,62をロッド60,60に装着することができ、コイルバネ62,62のバネ力を強いものを採用しても特別の工具を用いることなく持ち上げ回動補助機構Cを組み立てることができる。
また、図13に示すように作業機支持アーム54を構成してもよい。作業機支持アーム54における支点軸53の回りに円弧状に複数の係止凹部66,…を構成し、ブラケット52側にはストッパ67を回動可能に構成し、ストッパ67を係止凹部66に噛み合わせることにより、下方の作業位置にある畦成形器46を作業機支持アーム54に固定できるように構成する。前記構成によると、連結ピン63を取り外しても畦成形器46が不意に上方の非作業位置に反転回動するようなこともなく安全である。また、前記ストッパ67には噛合側に付勢するバネ(図示省略)を装着し、常時ストッパ67を係合凹部66に係合するように構成してもよい。
トラクタの側面図 ロータリ耕耘装置の斜視図 ロータリ耕耘装置の側面図 持ち上げ回動補助機構の側面図 持ち上げ回動補助機構の平面図 持ち上げ回動補助機構の側面図 持ち上げ回動補助機構の持ち上げ時のモーメントを示す図 持ち上げ回動補助機構及び畦成形器の側面図 持ち上げ回動補助機構の斜視図 持ち上げ回動補助機構及び畦成形器の側面図 持ち上げ回動補助機構及び畦成形器の側面図 持ち上げ回動補助機構及び畦成形器の側面図 持ち上げ回動補助機構及び畦成形器の側面図
符号の説明
1 トラクタ
52 支持フレーム(ブラケット)
53 支点軸
56 作業機(畦成形器)
62 バネ(コイルバネ)
C 持ち上げ回動補助機構
L 固定手段

Claims (3)

  1. 支持フレーム(52)に作業機(46)を支点軸(53)回りに回動自在に設けて該作業機(46)を前記支点軸(53)の下方に位置する作業位置と前記支点軸(53)の上方に位置する非作業位置とに反転回動自在に構成し、前記支持フレーム(52)と作業機(46)との間に、作業機(46)の下方の作業位置ではバネ(62)の付勢方向が下方に回動するように向い、下方の作業位置から上方の非作業位置へ作業機(46)が回動する中途でバネ(62)の付勢方向が上方に回動するように変更される持ち上げ回動補助機構(C)を設けるとともに、上記作業位置及び非作業位置に作業機(46)を保持する固定手段(L)を設けたことを特徴とする農作業機の連結装置。
  2. 前記持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の下方回動付勢と上方回動付勢との変更を、作業機(46)の上下回動に伴うバネ(62)の支点越えによりなされることを特徴とする請求項1記載の農作業機の連結装置。
  3. 前記持ち上げ回動補助機構(C)のバネ(62)の付勢方向を下方回動状態から上方回動状態に変更するにあたり、作業機(46)が下方の作業位置から少し上方に回動することに関連して変更するように構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の農作業機の連結装置。
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