JP2007267160A - 画像読取方法、画像読取装置および画像読取システム - Google Patents

画像読取方法、画像読取装置および画像読取システム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿を走査して読み取られた原稿画像情報において、光量変動等による読み取りむらを軽減して、良好な原稿全面の画像情報を得ることができる画像読取方法、画像読取装置および画像読取システムの提供。
【解決手段】ラインCCD31から出力された輝度信号は、A/D変換器202によってA/D変換されたあと、補正回路204によって副走査方向または主走査方向の位置に応じた補正パラメータに従い補正されるが、その補正パラメータを、原稿種別1107から得られた原稿種別の情報に応じて補正パラメータ選択1105により選択し切り替える構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は画像読取方法、画像読取装置および画像読取システムに関する。例えば、原稿を搬送ベルトで所定の位置に搬送し、その原稿を走査して原稿上の画像情報を読み取るようになされた原稿スキャナや複写機等に適用される画像読取方法、画像読取装置および画像読取システムに関するものである。
画像読取装置として、例えば、複写機には、原稿を搬送ベルトで所定の位置に搬送する原稿自動給送装置、及びその原稿自動給送装置により搬送された原稿を走査して原稿上の画像情報を読み取る原稿読取装置が設けられている。これらの装置により、複写機の原稿積載トレイ上にセットされた複数の原稿は1枚ずつ給紙され、原稿搬送ベルトで画像読取装置の所定の位置に搬送され、そして、原稿読取キャリッジで走査される。このようにして、原稿上の画像情報が読み取られる。
ところで、上述の原稿自動給送装置では、図18に示すように、原稿搬送ベルト701が、ベルト駆動ローラ703とベルト従動ローラ704によりプラテンガラス705に対して平行に張架された構成としている。また、バネの復元力で原稿搬送ベルト701を下方に押し当てる複数本の押当ローラ702を、原稿搬送ベルト701のベルト駆動ローラ703とベルト従動ローラ704の間に設けた構成としている。このような構成により、原稿搬送ベルト701上の原稿(図示せず)に、プラテンガラス705からの浮きが発生しないようになされている。
しかしながら、上記図18に示したような原稿自動給送装置が設けられた複写機では、次のような問題がある。原稿搬送ベルト701を張架している2つのローラ、すなわちベルト駆動ローラ703及びベルト従動ローラ704付近において、原稿がプラテンガラスにも、搬送ベルトにも接触しない部分が生ずる。これは、長さL1と高さH1,長さL2(図示せず)と高さH2を有するクサビ型の空間があるため、原稿が十分にプラテンガラスに抑えつけられていないために生じる。
したがって、原稿上の画像情報を読み取った結果得られる複写画像には、図19に示すように、その端部L1,L2に影が発生したり、画像濃度に異常が発生するという現象(下地かぶり現象)が生じていた。
このような現象が生じるのは次のような理由による。まず、複写機内部に設けられた原稿を照明する構成が、図20に示すように、ランプ711の直接光と反射笠715により、プラテンガラス705上の原稿716に対して集光して照射するようになされている。この構成での原稿716への照射光量は、図21に示すように、原稿716がプラテンガラス705から離れるに従って低下するためである。また、原稿搬送ベルト701が原稿716に接触しないために原稿716を透過して原稿搬送ベルト701に反射し、さらに原稿716を透過してラインCCD(不図示)に戻ってくる光の量が変化するためでもある。
上述のように、原稿自動給送装置及び原稿読取装置を有する複写機のような、従来の画像読取装置では、照明からの原稿の離間距離に従って、その原稿での照明光量が変動する。これにより、上記図19に示したような下地かぶり現象が発生し、この結果、良好な原稿全面の画像情報を読み取ることができなかった。
これに対して、例えば特許文献1によると、図19のL1やL2の領域ではどの程度の濃度変化が起こるのかを予め調査し、その結果を元に読み取り画像データを補正回路部によって補正を行い、良好な画像情報を得る構成をとっている。
特開平11−155072号公報
先に述べたように、L1,H1、L2,H2のクサビ型の部分において、主に原稿とプラテンガラスとの距離と、原稿の光の透過率によって下地かぶり現象の程度が決まる。
概して原稿の坪量(単位面積あたりの重量)が大きければ原稿のプラテンガラスからの浮き量(離れ量)が少なく、光の透過率は小さい。一方、原稿の坪量が小さければ、浮き量は大きく、透過率も大きい。すなわち、原稿の種類によって浮き量や透過率が異なる。したがって、下地かぶり補正を行わないと、坪量の小さな原稿ほど下地かぶり現象の程度が大きいことになる。図22に例を示した。図22(A)は坪量が小さな原稿のクサビ型の部分における浮きの状態10602に、および坪量が大きな場合のそれを10603に示している。坪量の大きな原稿は浮き上がり量が少ない。なお、10601はL1,H1によって形成されるクサビ型の部分である。図22(B)は原稿が原稿搬送ベルトに密着している場合を基準(100)としたときの原稿の読取値を示している。坪量の小さな原稿(10604)の場合は浮きとともに透過量も大きなために読取値は影響を大きく受け、坪量の大きな原稿(10605)の場合は浮きも透過量も少ないために読取値はあまり影響を受けない。これに対する補正係数を図22(C)に示す。原稿が原稿搬送ベルトに密着している場合の補正係数を1.0とする。坪量の大きな原稿(10607)ではあまり大きな補正係数を必要としないが、坪量の小さな原稿(10606)では補正係数も大きくなる。
補正は典型的な場合に目標を定めてなされるので、補正が過多であったり、補正の量が足りなく下地かぶり現象を起こすこともある。
最近の原稿スキャナや複写機においては、多種多様な原稿に対応し、従来にまして薄い紙(坪量の小さな紙)や厚い紙(坪量の大きな紙)を扱うようになってきており、下地かぶり現象の問題がクローズアップされるようになってきた。
図23は図18の原稿自動給送装置の視点を変えて上部から眺めた図である。押当ローラ702は図18の奥行き方向(紙面垂直方向)に対して一様に設置されているわけではなく、図23の如くところどころに分散配置されている。また、原稿搬送ベルト701の駆動方向(紙面左右方向)に対しても分散配置されている。このために原稿搬送ベルト701は押当ローラ702付近では原稿716をプラテンガラス705に十分に密着させられるが、押当ローラ702から離れたところでは原稿搬送ベルト701が原稿716を十分に押し当てていない。この結果、図19のようにベルト搬送方向両端部において顕著に下地かぶり現象が発生するが、さらに押当ローラ702の効果が薄れる箇所においても下地かぶり現象が発生する。
図23を簡略化した図24を使って説明する。図24は原稿搬送方向に3箇所、それと直交する方向に2箇所、合計6カ所に押当ローラ702を設けた例である。図24(A)は原稿搬送方向に対する原稿浮きの量を、同様にして図24(B)は原稿搬送方向に直交する方向の原稿浮きの量を示している。図24(A)において、L1,H1およびL2,H2領域に原稿浮きが発生することは先に説明したとおりであるが、それに加えて押当ローラ702間もL1,H1やL2,H2ほどではないにせよ原稿浮きが生ずる。図24(B)においては、押当ローラ2箇所以外は原稿浮きが生じ、押当ローラ702から遠ざかるにしたがって、その量は大きくなる。
このようにして押当ローラ702が分散配置されていることによって、その押当ローラ間で原稿が浮き、その結果として下地かぶり現象が発生するという問題がある。
以上の原稿の種類の観点、押当ローラ702の配置の観点から、従来の補正方法では下地かぶり現象問題を解決することはできなくなってきた。
本発明は、上記の問題解決のために成されたもので、良好な原稿全面の画像情報を読み取ることができる画像読取方法、画像読取装置および画像読取システムを提供することを目的とする。
斯かる目的下において、本発明は、ラインCCDが読み取る方向(主走査方向)、およびラインCCDと原稿が相対的に移動する方向(副走査方向)に対して、画像読取信号の出力を補正する手段を有する。そして、原稿の厚さや原稿のサイズに応じて補正のためのパラメータを切り替えることを特徴としている。
すなわち、本発明の技術内容は以下の構成を備えることにより前記課題を解決できた。
(1)原稿を固定し、読み取り部を走査して前記原稿の画像を読み取る工程と、前記読み取り部の主走査方向の位置に応じた第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程と、前記主走査方向と直交した副走査方向の位置に応じた第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程と、前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する工程とを備える画像読取方法において、前記第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程または前記第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程により前記画像読取信号のゲインを調整するとき、前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する工程による検知結果に応じて、予め設定された複数の前記第一のゲインパターンまたは複数の前記第二のゲインパターンから、画像形成に適した第一のゲインパターンまたは第二のゲインパターンを選択し切り替えることを特徴とする画像読取方法。
(2)原稿を固定し、読み取り部を走査して前記原稿の画像を読み取る手段と、前記読み取り部の主走査方向の位置に応じた第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段と、前記主走査方向と直交した副走査方向の位置に応じた第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段と、前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する手段とを備える画像読取装置において、前記第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段または前記第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段により前記画像読取信号のゲインを調整するとき、前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する手段による検知結果に応じて、予め設定された複数の前記第一のゲインパターンまたは複数の前記第二のゲインパターンから、画像形成に適した第一のゲインパターンまたは第二のゲインパターンを選択し切り替えることを特徴とする画像読取装置。
(3)前記(2)に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像読取システム。
本発明によると、原稿を走査して読み取られた原稿画像情報において、光量変動等による読み取りむらを軽減して、良好な原稿全面の画像情報を提供することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
[第一の実施の形態]
本発明に係る画像読取方法は、例えば、図1に示すようなディジタル複写機100により実施され、このディジタル複写機100は、本発明に係る画像読取装置を適用したものでもある。
すなわち、ディジタル複写機100は、原稿自動給送機能及び原稿読取機能を有し、上記図1に示すように、原稿自動給送機能する原稿自動給送装置1と、原稿読取機能する画像読取装置2と、所謂電子写真機能する電子写真プリンタ装置3とを備えている。
原稿自動給送装置1は、原稿60が載置される原稿トレイ10と、画像読取装置2上に設けられたプラテンガラス12を備える。また、原稿トレイ10に載置された原稿60を、プラテンガラス12を経由して原稿自動給送装置1外に排出するための原稿搬送ベルト11、ベルト従動ローラ13、ベルト駆動ローラ14、及び複数本の押当ローラ15とを備えている。そして、原稿搬送ベルト11は、ベルト駆動ローラ14とベルト従動ローラ13によりプラテンガラス12に対して平行に張架されている。また、複数本の押当ローラ15は、原稿搬送ベルト11のベルト駆動ローラ14とベルト従動ローラ13の間に設けられており、バネの復元力で原稿搬送ベルト11を下方に押し当てるようになされている。このような構成により、原稿搬送ベルト11上の原稿60に、プラテンガラス12からの浮きが発生しないようにしている。
画像読取装置2は、原稿60上の画像情報を電気信号(画像読取信号に相当)として読み取る画像読取部25(原稿の画像を読み取る手段に相当)を備える。また、画像読取装置2は、画像読取部25で得られた電気信号(以下、画像信号とする)を電子写真プリンタ装置3に供給する電装部33も備える。また、原稿60を照明する原稿照明部26と、原稿60からの反射光を画像読取部25に導くための反射ミラー27、28及び29とを備えている。そして、画像読取部25は、レンズ30とラインCCD31を備えており、反射ミラー27、28及び29を介して得られた原稿60からの反射光は、レンズ30で集光され、ラインCCD31上に結像されるようになされている。また、原稿照明部26と反射ミラー27は、所定の速度で移動する第1の走査キャリッジ23(読み取り部に相当)に設けられている。一方、反射ミラー28及び29は、各々の相対角度が90°であり、第1の走査キャリッジ23の移動速度の1/2の速度で移動する第2の走査キャリッジ24に設けられている。
電子写真プリンタ装置3は、画像読取装置2で得られた画像信号に所定の信号処理を行う画像処理部34と、画像処理部34の出力に対応した静電潜像を形成するための感光ドラム47とを備える。また、画像読取装置2で得られた画像信号を感光ドラム47に導くための光走査器35及びミラー38と、上記静電潜像を現像するための現像器39と、その像を記録紙に転写するための転写分離器48とを備えている。また、電子写真プリンタ装置3は、転写材(記録紙)を収納するための転写材カセット44と、転写材カセット44に収納された記録紙を感光ドラム47に導くための給紙ローラ45及び42とを備える。また、手差し用の転写材カセット(手差転写材カセット)40と、転写材カセット40に収納された記録紙を感光ドラム47に導くための給紙ローラ43及び46とを備えている。さらに、電子写真プリンタ装置3は、転写分離器48で記録紙に転写された像を定着させるための定着器51を備える。そして、転写分離器48で像が転写された記録紙を定着器51に導くための搬送ベルト49と、定着器51で像が定着された記録紙を排出トレイ52に対して排出するための排紙ローラ50とを備えている。
そこで、先ず、原稿自動給送装置1において、原稿トレイ10にセットされた複数の原稿60は、その最上もしくは最下の原稿60から1枚ずつ原稿自動給送装置1内に取り込まれる。その取り込まれた原稿60は、原稿搬送ベルト11がベルト駆動ローラ14とベルト従動ローラ13により駆動され、原稿搬送ベルト11との摩擦力によってプラテンガラス12上の所定の位置まで搬送される。
次に、画像読取装置2において、原稿照明部26は、プラテンガラス12上の原稿60に対して、照明光を発する。これにより、プラテンガラス12上の原稿60は、プラテンガラス12を介して照明される。そして、その原稿60からの反射光は、反射ミラー27、28、及び29により、画像読取部25に導かれる。
このとき、原稿照明部26と反射ミラー27が設けられた第1の走査キャリッジ23は、所定の速度で原稿60に沿って水平移動する。これと同時に、反射ミラー28及び29が設けられた第2の走査キャリッジ24も、第1の走査キャリッジ23の移動速度の1/2の速度で原稿60に沿って水平移動する。
画像読取部25に導かれた原稿60からの反射光は、画像読取部25のレンズ30により集光され、そのラインCCD31の結像面上に結像される。ラインCCD31では光電変換が行われ、この結果、原稿60の反射光は、電気信号に変換され、輝度データを含む画像信号となる。
電装部33は、画像読取部25で得られた画像信号をA/D変換器(図2 202参照)でディジタル化することで、原稿60の輝度信号による画像データを得る。
次に、電子写真プリンタ装置3において、画像処理部34は、電装部33で得られた画像データに所定の信号処理を行って、転写(プリンタ出力)のための濃度データからなる画像データを生成する。画像処理部34で生成された画像データは、図示していない半導体レーザ等によって光信号(レーザ光)に変換される。そして、ポリゴンミラー等による光走査器35及びミラー38を経由して、図示していない帯電器によって表面を一様に帯電された感光ドラム47上に露光され、静電潜像を形成する。その静電潜像は、現像器39の図示していないトナーによって現像され、転写分離器48によってトナー像として後述の記録紙に転写される。
ここで、トナー像が転写される記録紙は、転写材カセット44に収納されている。転写材カセット44に収納されている記録紙は、給紙ローラ45及び42によって、感光ドラム47の転写位置に搬送される。また、手差転写材カセット40が利用される場合には、トナー像が転写される記録紙は、手差転写材カセット40にセットされる。その記録紙は、給紙ローラ43、46及び42によって、感光ドラム47の転写位置に搬送されるようになされている。
転写分離器48によってトナー像が転写された記録紙は、搬送ベルト49によって定着器51に搬送され、そのトナー像が定着される。定着器51でトナー像が定着された記録紙は、排紙ローラ50によって電子写真プリンタ装置3外の排出トレイ52に対して排紙される。
上述のようにして、原稿60上の画像情報は、記録紙上に再現される。
もしくは、原稿60の輝度信号による画像データは図示しないネットワーク回線等によって電子情報として利用される。
以上、ディジタル複写機100の機械的な構成及び動作を説明した。つぎに、上述した電装部33について具体的に説明する。
上述のようにして、原稿60の反射光から得られる画像信号、すなわちラインCCD31から出力される画像信号(以下、輝度信号と記す)は、照明光量が減少し、また、光の透過量がかわるために下地かぶり現象を起こす状態となっている。これは、前記図18及び図19等を用いて説明したように、原稿搬送ベルト11(図18の701)がプラテンガラス12(図18の705)から離間することで形成されたクサビ型の原稿浮き部分(図19ではL1及びL2で示す部分)が存在するためである。そこで、電装部33はその変動を補正する。
輝度信号の補正を説明するためのブロック図を図2に、フローチャートを図3に示す。
図22にて、原稿の種類、すなわち原稿種別によってL1,H1およびL2,H2領域における原稿60の状態が異なり、その結果、補正量の大きさが異なることを説明した。
ディジタル複写機100には通常よりも厚さの厚い紙や薄い紙を送るときには原稿60を搬送するための制御を切り替えるために図示しない原稿厚み指定(原稿の厚みを検知する手段に相当)が用意されている。電装部33は、原稿厚みの情報を受け取る(図2 1107)(図3 ステップS102、図中「厚み指定」と記す)。そして、それに応じて副走査方向(読み取り部を動かす方向)の補正パラメータを切り替える(図2 1105)(図3 ステップS103)。そして、画像読取を行う(図3 ステップS104)。なお、図2において、81は、ラインCCD31、補正回路204、補正パラメータ選択1105、そして画像処理部34を制御するCPUであり、82はメモリである。
ここで輝度信号の副走査方向(スキャン方向)補正方法について説明する。
図19のようにL1とL2領域で下地かぶり現象が発生するのは次のような原因による。すなわち、図18のように、ベルト駆動ローラ14(図18の703)およびベルト従動ローラ13(図18の704)と押当ローラ15(図18の702)との間にクサビ型の空間ができている。この領域においてプラテンガラス12(図18の705)と原稿60(図18の716)との間に距離が存在する。そのとき、図21のように原稿60を照明する光量が低下し、原稿60から反射されてラインCCD31に到達する光量が低下し、原稿60が暗く見えてしまい下地かぶり現象が生じる。クサビ型の空間は一様であるため、光量の低下率は原稿や原稿サイズには依らないと仮定し、クサビ型の空間の大きさに応じてラインCCD31の輝度信号に対して図4のような補正値を乗ずることによって補正を行う。ここで、図4は画先から走査方向への距離と輝度信号の補正値の関係を示すグラフである。
電装部33内の204の補正回路は、図5のような構成をしている。ラインCCD31から入力された信号10504は可変ゲインアンプ10501(第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)によって増幅される。そして、ラインCCD31の輝度信号(以下、CCD輝度信号と記す)が補正される(10506)。可変ゲインアンプ10501のゲインは、予め用意されている図4のような補正値テーブル10502(第一のゲインパターンに相当)によって定められる。補正値テーブル10502は第1の走査キャリッジ23の位置(読み取り位置)10503が入力されると、それに応じた補正値10505を出力する。第1の走査キャリッジ23の位置の変わりにラインCCD31の同期信号を入力してカウントすることによって、それに応じた補正値を出力するようにしている。
このように補正されたデータは、画像データとして利用したり、電子写真プリンタ装置3によって記録紙上に再現される。
[第二の実施の形態]
上述した第一の実施の形態は原稿の厚みをもとに副走査方向の補正パラメータを切り替えたが、本実施の形態では主走査方向及び副走査方向における原稿のサイズをもとに副走査方向の補正パラメータを切り替えている。ここでは、第一の実施の形態と異なる点についてのみ具体的に説明するものとし、それ以外についての詳細は省略する。
原稿のサイズが異なると、同じ箇所でも原稿浮きの状態が変わることを、図25を使って説明する。図25は図23の押当ローラ構成を持つ原稿自動給紙装置にサイズの異なる原稿1101、1102を押さえたときの図である。(a)は原稿自動給送装置を上部から見た図である。(b)は(a)のA−A’における原稿浮きの量を示した図である。原稿1101は、AからA’の方向に向かうに従い、L1,H1部分において原稿が浮き上がる。しかし押当ローラ702の影響によって除々にプラテンガラス705に押さえつけられ、A−A’の押当ローラ702に近いところで最もプラテンガラス705に押しつけられる。そして、その後ローラによる押しつけの影響が小さくなるので端部は浮いてしまう。
原稿1102はほぼ原稿1101と同じような浮き具合を呈するが、図25(b)の(α)部分において原稿1101は開放端で抑えがないので原稿が自由に浮いてしまう。これに対して、原稿1102は別の押当ローラ702の影響を受けてプラテンガラス705に接するように付勢されるために原稿1101と浮き具合が異なる。このように全ての原稿が同じような浮きを呈するわけではなく、サイズ毎に、また、その置き方毎に異なる浮き方を呈するために、一様に補正していたのでは良好な画像を得られない。そこで、本実施の形態では、以下のような補正処理を行う。
輝度信号の補正を説明するためのブロック図を図6に、フローチャートを図7に示す。
図18に示すベルト搬送機構における押当ローラ702はベルト搬送方向に分散配置されているために原稿716のサイズが異なると、図25に示したように、同じプラテンガラス705の位置における原稿716の状態が異なる。そのために原稿サイズによってその補正の度合いを変えることによって読み取り画像を良好に保つことができる。
原稿60を人手でプラテンガラス12上に置いて原稿60を押さえつける圧板を閉じる(ステップS201,ステップS203)。すると、画像読取装置2は、画像読取装置2に設けられた図示しない原稿サイズ検知器(原稿のサイズを検知する手段に相当)によって原稿60の主走査方向及び副走査方向におけるサイズが検知される(ステップS204)。もしくは、原稿自動給送装置1の原稿搬送ベルト11によってプラテンガラス12上に原稿60が搬送される(ステップS202)。そして、画像読取装置2もしくは原稿自動給送装置1の図示しない原稿サイズ検知器によって原稿60のサイズが検知される(ステップS204)。原稿サイズの検知結果(図6 1106)にしたがって副走査方向(読み取り部を動かす方向)の補正パラメータを切り替え(図6 1105)(図7 ステップS205)、画像読取を行う(ステップS206)。補正回路204の動作は第一の実施例と同様であるので省略する。
[第三の実施の形態]
上述した第一および第二の実施の形態は原稿の種別もしくは原稿のサイズをもとに副走査方向の補正パラメータを切り替えたが、本実施の形態では原稿の厚みと主走査方向及び副走査方向における原稿サイズの両方をもとに副走査方向の補正パラメータを切り替えている。ここでは、第一・第二の実施の形態と異なる点についてのみ具体的に説明するものとし、それ以外についての詳細は省略する。
輝度信号の補正を説明するためのブロック図を図8に、フローチャートを図9に示す。
第一の実施例は原稿の種別ごとに補正のためのパラメータを切り替え、第二の実施例は原稿のサイズごとに切り替えた。更に良好な画像を得るためには原稿の厚み(図8 1107)(図9 ステップS305)とともに主走査方向及び副走査方向における原稿サイズ(図8 1106)(図9 ステップS304)までをも考慮して副走査方向の補正パラメータを切り替えるとよい。補正のためのパラメータをすべての原稿の厚みおよび主走査方向及び副走査方向における原稿サイズの組み合わせだけ準備しても良いし、補正部を二つ設けて原稿の厚みに応じた補正を実施した後、その結果に対して原稿のサイズで補正を実施しても良い。
[第四の実施の形態]
上述した第一乃至第三の実施の形態は副走査方向に対して補正を行っているが、原稿搬送方向と直交する主走査方向の補正を行うほうが得られる画像が良好になる場合があるため、本実施の形態では主走査方向の補正のためのパラメータを切り替える。ここでは、これまで詳述した実施の形態と異なる点についてのみ具体的に説明するものとし、それ以外についての詳細は省略する。
補正のためのブロック図を図2に、フローチャートを図10に示す。
図18に示すベルト搬送機構における押当ローラ702は、奥行き方向に分散配置されている。そのため主走査方向においても原稿716が一様にプラテンガラス705に接していないので、第一乃至第三の実施の形態で説明した副走査方向と同様なことが主走査方向に対しても言うことができる(図24(B))。補正を実現させるための手段は副走査と主走査の違いだけで第一の実施の形態と同等であるが、唯一の違いである主走査方向の補正回路204について説明する。
補正回路204は図11のような構成をしている。ラインCCD31から入力された信号10904は可変ゲインアンプ10901(第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)によって増幅され、ラインCCD31からの輝度信号が補正される(10906)。可変ゲインアンプ10901のゲインは、予め用意されている補正値テーブル10902(第二のゲインパターンに相当)によって定められる。補正値テーブル10902は主走査方向の位置10903が入力されると、それに応じた補正値10905を出力するようになっている(図10 ステップS403)。
[第五の実施の形態]
上述した第四の実施の形態は原稿の厚みをもとに主走査方向の補正パラメータを切り替えたが、本実施の形態では主走査方向及び副走査方向における原稿サイズをもとに主走査方向の補正パラメータを切り替えている。
輝度信号の補正を説明するためのブロック図を図6に、フローチャートを図12に示す。
本実施の形態は、第二の実施の形態の副走査方向の補正から主走査方向の補正に変更したものであり(図12 ステップS505)、第二および第四の実施の形態に説明があるので、詳細は省略する。
[第六の実施の形態]
上述した第四および第五の実施の形態は原稿の厚みもしくは主走査方向及び副走査方向における原稿サイズをもとに主走査方向の補正パラメータを切り替えたが、本実施の形態では原稿の種別とサイズの両方をもとに主走査方向の補正パラメータを切り替えている。
輝度信号の補正を説明するためのブロック図を図8に、フローチャートを図13に示す。
第三の実施の形態の副走査方向の補正から主走査方向の補正に変更したものであり(図13 ステップS606)、第四および第五の実施の形態に説明があるので、詳細は省略する。
[第七の実施の形態]
上述した第一および第四の実施の形態は原稿の厚みをもとに副走査方向或いは主走査方向のみの補正を行っているが、副走査方向と同時に主走査方向の補正を行うことができればさらに良好な画像が得られる。本実施の形態では、原稿の厚みをもとに副走査方向とともに主走査方向の補正パラメータを切り替える。
補正のためのブロック図を図2に、フローチャートを図15に示す。
本実施の形態は、第一の実施の形態と第四の実施の形態をあわせた形になり、補正回路204は主走査副走査の二段構成になる。その構成を図14に示す。なお、図14において、補正回路は11010と記す。
ラインCCD31から入力された信号11007は可変ゲインアンプ11001(第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)によって増幅され、CCD輝度信号が補正される(11008)。可変ゲインアンプ11001のゲインは、予め用意されている副走査方向の補正値テーブル11003(第一のゲインパターンに相当)によって定められる。副走査方向の補正値テーブル11003は副走査方向の位置11005が入力されると、それに応じた副走査方向の補正値10505を出力するようになっている(図15 ステップS703)。可変ゲインアンプ11001から出力された信号11008は、さらに、可変ゲインアンプ11002(第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)によって増幅され、CCD輝度信号が補正される(11009)。可変ゲインアンプ11002のゲインは、予め用意されている主走査方向の補正値テーブル11004(第二のゲインパターンに相当)によって定められる。主走査方向の補正値テーブル11004は主走査方向の位置11006が入力されると、それに応じた主走査方向の補正値10905を出力するようになっている(図15 ステップS704)。
本構成は副走査・主走査の順番に補正を行っているが、順番を主走査・副走査のように逆にしても同じ効果が得られる。
[第八の実施の形態]
上述した第二および第五の実施の形態は主走査方向及び副走査方向における原稿サイズをもとに副走査方向或いは主走査方向のみの補正を行っているが、副走査方向と同時に主走査方向の補正を行うことができればさらに良好な画像が得られる。本実施の形態では、主走査方向及び副走査方向における原稿サイズをもとに副走査方向とともに主走査方向のパラメータを切り替える。
補正のためのブロック図を図6に、フローチャートを図16に示す。
本実施の形態は、第二の実施の形態と第五の実施の形態をあわせた形になり、補正回路204は主走査副走査の二段構成になる。その構成を図14に示す。なお、図14において、補正回路は11010と記す。本構成は副走査・主走査の順番に補正を行っているが(図16 ステップS805、S806)、順番を主走査・副走査のように逆にしても同じ効果が得られる。
詳細な説明は省略する。
[第九の実施の形態]
上述した第三および第六の実施の形態は原稿の厚みおよび主走査方向及び副走査方向における原稿サイズをもとに副走査方向或いは主走査方向のみの補正を行っているが、副走査方向と同時に主走査方向の補正を行うことができればさらに良好な画像が得られる。本実施の形態では、原稿の厚みおよび主走査方向及び副走査方向における原稿サイズをもとに副走査方向とともに主走査方向のパラメータを切り替える。
補正のためのブロック図を図8に、フローチャートを図17に示す。
本実施の形態は、第三の実施の形態と第五の実施の形態をあわせた形になり、補正回路204は主走査副走査の二段構成になる。その構成を図14に示す。なお、図14において、補正回路は11010と記す。本構成は副走査・主走査の順番に補正を行っているが(図17 ステップS906、S907)、順番を主走査・副走査のように逆にしても同じ効果が得られる。
詳細な説明は省略する。
本発明に係るディジタル複写機の概略構成断面図 第一、第四、第七の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するためのブロック図 第一の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 画先から走査方向への距離と輝度信号の補正値の関係を示すグラフ 第一の実施の形態に係る電装部内の補正回路の詳細図 第二、第五、第八の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するためのブロック図 第二の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第三、第六、第九の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するためのブロック図 第三の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第四の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第四の実施の形態に係る電装部内の補正回路の詳細図 第五の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第六の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第七、第八、第九の実施の形態に係る電装部内の補正回路の詳細図 第七の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第八の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 第九の実施の形態に係る輝度信号の補正を説明するフローチャート 原稿自動給送装置で生じるクサビ型の部分を説明する要部断面図 複写画像における下地かぶり現象の発生を説明する図 画像読取装置の原稿照明部を示す要部概略断面図 プラテンガラス上面から原稿までの距離と原稿照明の光量の関係を示すグラフ (A)原稿の浮き量が原稿の種類によって異なることを説明するグラフ、(B)読取値が原稿の種類によって異なることを説明するグラフ、(C)補正係数が原稿の種類によって異なることを説明するグラフ 図18の原稿自動給送装置を上部から見た概略図 図23を簡略化した図で、(A)は副走査方向の原稿浮きの量を示すグラフ、(B)は主走査方向の原稿浮きの量を示すグラフ (a)図23の原稿自動給送装置に異なるサイズの原稿を載置した図、(b)(a)のA−A’断面における各々の原稿の原稿浮きの量を示すグラフ
符号の説明
1 原稿自動給送装置
2 画像読取装置
3 電子写真プリンタ装置
10 原稿トレイ
11 原稿搬送ベルト
12 プラテンガラス
13 ベルト従動ローラ
14 ベルト駆動ローラ
15 押当ローラ
23 第1の走査キャリッジ(読み取り部に相当)
24 第2の走査キャリッジ
25 画像読取部(原稿の画像を読み取る手段に相当)
26 原稿照明部
27 反射ミラー
28 反射ミラー
29 反射ミラー
30 レンズ
31 ラインCCD
33 電装部
34 画像処理部
35 光走査器
38 ミラー
39 現像器
40 手差転写材カセット
42 給紙ローラ
43 給紙ローラ
44 転写材カセット
45 給紙ローラ
46 給紙ローラ
47 感光ドラム
48 転写分離器
49 搬送ベルト
50 排紙ローラ
51 定着器
52 排出トレイ
60 原稿
81 CPU
82 メモリ
100 ディジタル複写機
202 A/D変換器
204 補正回路
701 原稿搬送ベルト
702 押当ローラ
703 ベルト駆動ローラ
704 ベルト従動ローラ
705 プラテンガラス
711 ランプ
715 反射笠
716 原稿
1101 1102とサイズの異なる原稿
1102 1101とサイズの異なる原稿
1105 補正パラメータ選択部
1106 原稿サイズ検知結果保持部
1107 原稿種別入力部
10501 可変ゲインアンプ(第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)
10502 補正値テーブル(第一のゲインパターンに相当)
10503 副走査方向の位置
10504 CCD輝度信号(入力)
10505 補正値(ゲイン設定値)
10506 補正されたCCD輝度信号
10601 L1,H1によって形成されるクサビ型の部分
10602 プラテンガラスから離れる量が多く光の透過率が高い原稿
10603 プラテンガラスから離れる量が少なく光の透過率が低い原稿
10604 10602の場合の読取値
10605 10603の場合の読取値
10606 10602の場合の補正係数
10607 10603の場合の補正係数
10901 可変ゲインアンプ(第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)
10902 補正値テーブル(第二のゲインパターンに相当)
10903 主走査方向の位置
10904 CCD輝度信号(入力)
10905 補正値(ゲイン設定値)
10906 補正されたCCD輝度信号
11001 可変ゲインアンプ(第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)
11002 可変ゲインアンプ(第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段に相当)
11003 副走査方向の補正値テーブル(第一のゲインパターンに相当)
11004 主走査方向の補正値テーブル(第二のゲインパターンに相当)
11005 副走査方向の位置
11006 主走査方向の位置
11007 CCD輝度信号
11008 副走査方向が補正されたラインCCD輝度信号
11009 副走査・主走査ともに補正されたラインCCD輝度信号
11010 補正回路

Claims (3)

  1. 原稿を固定し、読み取り部を走査して前記原稿の画像を読み取る工程と、
    前記読み取り部の主走査方向の位置に応じた第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程と、
    前記主走査方向と直交した副走査方向の位置に応じた第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程と、
    前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する工程とを備える画像読取方法において、
    前記第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程または前記第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する工程により前記画像読取信号のゲインを調整するとき、
    前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する工程による検知結果に応じて、予め設定された複数の前記第一のゲインパターンまたは複数の前記第二のゲインパターンから、画像形成に適した第一のゲインパターンまたは第二のゲインパターンを選択し切り替えることを特徴とする画像読取方法。
  2. 原稿を固定し、読み取り部を走査して前記原稿の画像を読み取る手段と、
    前記読み取り部の主走査方向の位置に応じた第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段と、
    前記主走査方向と直交した副走査方向の位置に応じた第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段と、
    前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する手段とを備える画像読取装置において、
    前記第一のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段または前記第二のゲインパターンに従って画像読取信号のゲインを調整する手段により前記画像読取信号のゲインを調整するとき、
    前記原稿の厚み又は前記主走査方向における原稿サイズの少なくともいずれかを検知する手段による検知結果に応じて、予め設定された複数の前記第一のゲインパターンまたは複数の前記第二のゲインパターンから、画像形成に適した第一のゲインパターンまたは第二のゲインパターンを選択し切り替えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像読取システム。
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