JP2013247610A - 画像読取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートスルー方式の画像読取り装置において、少なくとも原稿先端部の濃度を効果的に補正することができ、高品質の読取り画像を得ること。
【解決手段】原稿を1枚ずつ搬送する搬送手段3と、搬送手段3にて搬送される原稿の画像を所定の読取り位置Aにて読み取る読取り手段50と、読取り位置Aの原稿搬送方向上流側に位置し、搬送される原稿が接触することで該原稿を略水平方向に変化させる上流側ガイド部材33と、読取り位置Aの原稿搬送方向下流側に位置し、搬送される原稿が接触することで該原稿を上向きに変化させる下流側ガイド部材34と、搬送される原稿の剛性に基づいて読取り手段50の照明光量を変化させる、または、読み取った画像の濃度を補正する制御手段60と、を備えた画像読取り装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取り装置、特に、原稿画像を光学的に読み取る画像読取り装置に関する。
一般に、原稿画像を光学的に読み取る画像読取り装置にあっては、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を一方向に移動する光学系によって読み取るプラテン方式と、静止している光学系の読み取り位置を原稿を一方向に搬送しながら読取るシートスルー方式とに大別される。シートスルー方式はプラテン方式に対して読み取り生産性が高く、小型化、低コスト、低騒音という利点を有し、複写機などの画像形成装置に搭載されている。
また、読取り光学系は、ランプなどの光源から光を原稿面に照射し、原稿面からの反射光(拡散光)をCCDなどの受光素子で読み取り、デジタル画像データを生成する。読取り光学系は、原稿面の画像濃度に応じて原稿面の反射光量が変化する特性を利用して原稿の画像濃度を判断している。
シートスルー方式の読取り装置においては、読取り位置の上方に位置する原稿載置部から読取り位置にわたって湾曲した原稿搬送経路を備えており、読取り位置の搬送方向上流側から下流側に至る搬送経路の曲率を小さくすることで装置の小型化を図っている。しかし、このような装置の小型化は、読取り位置を通過する原稿が読取り位置で浮き上がる傾向にあり、読取り位置での原稿面高さが変動する現象が避けられない。
具体的には、図6(A),(B)に示すように、原稿Dは読取り位置Aを読み取りガラス31の直上を搬送され、このとき、搬送方向Bの上流側にはシート状のガイド部材33が配置され、下流側には原稿Dを上向きにガイドする傾斜したガイド部材34が配置されている。原稿Dはガイド部材34によって上方に搬送方向を変化するときに、図6(A)に示すように、原稿自体の剛性によってガイド部材34の直前で持ち上げられ、剛性(坪量)に応じて高さD1がD2,D3,D4と変化する。剛性の弱い(坪量の小さい)原稿ほど大きく持ち上げられる。また、図6(B)に示すように、原稿Dはその先端がガイド部材34に衝突すると屈曲し、読取り位置Aで読取りガラス31から離れてしまう。図6(B)に示すこのような変動高さD5は不安定である。
図7に示すように、読取り位置Aでの原稿の搬送高さはD1が想定位置とすると、原稿がそれよりもD2,D3,D4と持ち上げられた場合、照明光Pの原稿面からの反射光量が想定値とは異なることになり、読取り画像の品質(特に、濃度の均一性)が悪化する。即ち、原稿の変位量に応じて反射光量が減少し、部分的に暗い画像となる。照明光Pは読取り目線に対して傾斜した状態で原稿を照射するため、原稿の搬送高さの変化に対する感度が高い。特に、LEDのように照度の指向性が高い光源を用いると反射光量の感度がより強くなる。
ちなみに、図8に各種光源による被照射面(原稿面)での光量分布を示す。配光が狭角度になるほど原稿の高さ変動に対する原稿面照度の変化が大きくなる。LEDは、消費エネルギーが低く、好ましい光源ではあるが、狭角配光であって指向性が強く、傾斜状態で照射するために原稿の搬送高さの影響を受けやすい。
また、シートスルー方式では、照明光は読取りガラスを介して原稿面に焦点を合わせるため、読取り位置を遮るゴミなどの影響を受けやすい。ゴミによって遮光された部分は読取り画像に筋状のノイズとなってしまう。原稿に付着した粘着性の異物(貼着されたテープからはみ出した粘着物、修正液、インク塊、消しゴムのカスなど)は、原稿が読取りガラスに接触することによって読取りガラスに転写され、容易にガラスからは剥離されないため、筋状ノイズを長期にわたって発生させる。
特許文献1には、図9(A)に示すように、読取りガラス31の直上にローラ35を、原稿搬送方向Bに対して矢印C方向に回転可能に配置し、ローラ35とガラス31との間隙G1を0.3mm程度と狭くすることにより、読取り位置での原稿の浮き上がりを防止するようにした画像読取り装置が記載されている。さらに、この装置では、ローラ35に原稿の後端が近接するタイミングでローラ35と原稿との相対距離変化により原稿の透過光量が変化して画像に濃度変動が生じるのを、読み取ったデータを画像処理すること、または、照明光源の光量調整によって補正している。
前記装置においては、ローラ35を回転させることで間隙G1が小さいことによる搬送抵抗の増加を抑制できる。しかし、原稿が読取りガラス31と接触するため、ガラス31に傷が付いたり、粘着性異物が付着する不具合を避けることができない。また、原稿の後端部の濃度補正を行うが、先端部に関して濃度変動を補正することはない。さらに、特許文献1では、原稿の厚み(剛性)に応じた濃度補正に関しても言及するところがない。
一方、読取りガラスに原稿の摺動による傷の発生や、原稿からの粘着異物の転写は、読取り位置にて原稿を読取りガラスと非接触で搬送させることによって防止可能である。図9(B)に示すように、原稿搬送方向Bに対する上流側にシート状のガイド部材33を配置し、読取り位置に搬送されてくる原稿Dがガイド部材33上を摺擦することで原稿Dが読取りガラス31に接触しないように構成する。この構成では、読取り位置において、ガラス31と原稿Dとの間隙G2は0.65mm程度、上部ガイド部材32と原稿Dとの間隙G3は0.55mm程度に設定されている。
しかしながら、図9(B)に示した構成では、読取り位置を通過する原稿の自由度が大きくなり、図7に示したように、原稿の搬送高さが大きく変動し、結果的に、読取り画像の品質が悪化するのである。
特開平11−196241号公報
本発明の目的は、シートスルー方式において、少なくとも原稿先端部の濃度を効果的に補正することができ、高品質の読取り画像を得ることのできる画像読取り装置を提供することにある。
本発明の一形態である画像読取り装置は、
原稿を1枚ずつ搬送する搬送手段と、
前記搬送手段にて搬送される原稿の画像を所定の読取り位置にて読み取る読取り手段と、
前記読取り位置の原稿搬送方向上流側に位置し、搬送される原稿が接触することで該原稿を略水平方向に変化させる上流側ガイド部材と、
前記読取り位置の原稿搬送方向下流側に位置し、搬送される原稿が接触することで該原稿を上向きに変化させる下流側ガイド部材と、
搬送される原稿の剛性に基づいて前記読取り手段の照明光量を変化させる、または、読み取った画像の濃度を補正する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記画像読取り装置においては、読取り位置を通過する原稿の高さ(特に原稿の先端部の高さ)は、原稿の剛性に基づいて変動するが、原稿の剛性に基づいて読取り手段の照明光量を変化させる、または、読み取った画像の濃度を補正するようにしたため、読取り高さの変動の大きい原稿先端部の濃度を効果的に補正することができる。
原稿の剛性は、湾曲した原稿搬送経路に配置された少なくとも二つの原稿検出手段によって原稿の搬送時間を判別することによって検知することができる。ユーザーによって原稿の厚みに関する情報を制御手段に入力するようにしてもよい。
本発明によれば、シートスルー方式の画像読取り装置において、少なくとも原稿先端部の濃度を効果的に補正することができ、高品質の読取り画像を得ることができる。
第1実施例である画像読取り装置を示す概略構成図である。 前記画像読取り装置の制御部を示すブロック図である。 前記制御部による制御手順を示すフローチャート図である。 原稿通過位置に関する原稿面高さの変化を示すグラフである。 第2実施例である画像読取り装置の制御部を示すブロックである。 読取り位置を通過する原稿の挙動を示す説明図である。 照明光と原稿の高さ変動に関する説明図である。 照明光の配光分布を示す説明図である。 読取り位置における原稿の搬送形態を示す説明図である。
以下、本発明に係る画像読取り装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図において同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施例)
まず、第1実施例である画像読取り装置の概略構成について図1を参照して説明する。読取り光学系50はそれ自体周知のものであって、LED53とミラー54とからなる光源部と、ミラー55,56,57と、結像レンズ58と、撮像素子(CCD)59とで構成されている。LED53、ミラー54,55は第1スライダー51に搭載され、ミラー56,57は第2スライダー52に搭載されている。第1及び第2スライダー51,52は矢印Y方向に移動可能である。プラテンガラス10上に載置された原稿に関しては、第1スライダー51が速度Vで、第2スライダー52が速度V/2で矢印Y方向に移動することでその原稿の画像を読み取る。
一方、シートスルー方式による場合、光学系50を図1に示す読取り位置Aに静止させた状態で行われる。ここで、シートスルー方式による画像読取りに際して原稿を読取り位置Aに搬送する搬送部3について説明する。
原稿搬送部3は、給紙トレイ21と、ピックアップローラ22と、給紙ローラ23a及び捌きローラ23bと、レジストローラ対24と、読取り前ローラ対25と、読取り後ローラ対26と、搬送ローラ対27と、排出ローラ対28と、排出トレイ29とで構成されている。原稿は各種ローラによって、かつ、ガイド板39a,39bに沿って搬送経路20を搬送される。搬送経路20は垂直面上で略U字形状をなし、その最下位置にて前記光学系50にて画像を読み取られる。搬送経路20による原稿搬送方向を矢印Bで示す。
搬送部3には、さらに、レジストローラ対24の直前に第1の原稿検出センサSE1が配置され、読取り前ローラ対25の直後に第2の原稿検出センサSE2が配置されている。センサSE1,SE2はどのような方式で原稿を検出するものであってもよい。
複数枚の原稿は、トレイ21上に載置され、最上層のものからピックアップローラ22で矢印B’方向に送り出され、給紙ローラ23aの回転にて捌きローラ23bとのニップ部から1枚に捌かれて給紙される。その後、原稿は、レジストローラ対24にてその直前で所定量のループを形成されつつ読取り前ローラ対25から読取り位置Aに搬送され、読取り後ローラ対26からローラ対27,28を介してトレイ29へ排出される。なお、原稿を1枚ずつ捌いて給紙する動作、及び、レジストローラ対24による原稿のレジスト動作は従来から周知であり、それらの詳細は省略する。
読取り位置Aにおいては、読取りガラス31の直上にガイド部材32が配置されているとともに、上流側ガイド部材33及び下流側ガイド部材34が配置されている。ガイド部材32は、読取りガラス31の表面から所定の間隙、例えば、図9(B)に示す間隙(G2+G3)を有し、読取り位置Aにおいて搬送される原稿の必要以上の浮き上がりを抑制する。さらに、ガイド部材32はガラス31の表面を清掃する機能やシェーディング補正用に基準面としての機能を有している。
上流側ガイド部材33は、表面が滑らかな樹脂材からなるシートであって、図9(B)に示すように、搬送される原稿Dが接触することで原稿Dを略水平方向に変化させ、原稿Dが読取りガラス31に摺擦しないようにガイドする。下流側ガイド部材34は、表面が滑らかな樹脂成形品ないし金属成形品からなり、搬送される原稿Dが接触することで原稿Dを上向きに変化させる。
前記画像読取り装置の制御部は、図2に示すように、CPU60を中心として構成されている。CPU60には前記原稿検出センサSE1,SE2からの検出信号や図示しない各種検出手段からの信号が入力される。また、CPU60は照明光源であるLED53の駆動回路61やその他の駆動機構を制御する。LED61はその駆動回路61によって印加電圧を制御することにより、発光光量が所定の特性で変化する(印加電圧に比例して発光光量が増大する)ことは周知である。
図6を参照して説明したように、読取り位置Aにおいてガイド部材33,34を用いて読取りガラス31に対して非接触で原稿を搬送する場合、搬送される原稿(特にその先端部)は不可避的に高さが変動してしまう。このような高さの変動の詳細を図4に示す。横軸に示す0mmが読取り位置Aを原稿の先端が通過するタイミングであり、420mmはA3サイズの原稿の後端が読取り位置Aを通過するタイミングである。縦軸はガラス31の表面を0mmとして示している。
図4において、曲線X1は坪量157gの厚紙原稿の変動を示し、曲線X2は坪量80gの中厚原稿の変動を示し、曲線X3は坪量50gの薄紙原稿の変動を示す。図4から明らかなように、坪量(厚さ)が小さい原稿、つまり、剛性が小さい原稿ほどガラス31の表面からの高さの変動量が大きく、高さは原稿の先端(0mm)から50mm程度までの先端部において急激に変動する。一方、LED53の配光特性は図8に狭角配光として示すように指向性が強く、このような急激な高さ変動に基づいて原稿面からの反射光量が変動して読取り濃度が不均一となり、複写画像の品質が劣化してしまう。
そこで、本第1実施例では、原稿の剛性に基づいてLED53の発光光量(印加電圧)を変化させることとした。原稿の剛性はセンサSE1からセンサSE2までの原稿搬送時間に基づいて判別することができる。原稿はレジストローラ対24から読取り前ローラ対25まで湾曲したガイド板39a,39bによってガイドされる際、ガイド板39a,39bに摺擦し、ローラ対24,25でスリップする。このスリップ量は原稿の坪量(剛性)によって異なり、センサSE1,SE2間での搬送時間に基づいて剛性を判別することができる。
詳しくは、センサSE1,SE2間の搬送距離E(図1参照)は120mmに設定されており、搬送速度は250mm/msに設定されている。スリップがほとんどない薄紙であればセンサSE1,SE2間を480ms前後で通過する。坪量が157g/m2以上の厚紙であれば、スリップが10%程度発生することが確認されており、通過時間に応じて原稿の坪量(厚さないし剛性)を推定することが可能である。このようにして推定された原稿の剛性に基づいてLED53の発光光量(印加電圧)を変化させる。なお、センサSE1,SE2間の通過時間には、厳密には、レジストローラ対24の直前でのループ形成時間も含まれる。ループ形成時間は、ごく短時間であり、いずれの種類の原稿に対しても同じである。
以下の表1に示すように、センサSE1,SE2間の通過時間が490ms以下であれば坪量は80g/m2以下(薄紙)と推定され、通過時間が490〜510msであれば坪量は80〜157g/m2(中厚紙)と推定され、通過時間が510〜530msであれば坪量は157〜210g/m2(厚紙)と推定される。また、通過時間が530ms以上であれば紙詰まりを生じていると推定される。
なお、原稿の剛性(坪量)が予めユーザーにおいて識別されている場合には、図2に示す操作パネル62上に坪量の入力手段63(例えば、薄紙、中厚紙、厚紙に対応するタッチスイッチ)を設け、該入力手段63からの情報に基づいてLED53の発光光量を変化させてもよい。
LED53の発光光量(印加電圧)の制御は表1に示すテーブルを用いて行われる。即ち、通常の発光光量における印加電圧は薄紙及び中厚紙の場合は3.5V、厚紙の場合は3Vに設定されている。この通常の発光光量とは原稿が先端から30mm以上読取り位置Aを通過した後に設定される光量である。原稿の先端から25mmまでの間が読取り位置Aを通過するタイミングにおいて、印加電圧は薄紙及び中厚紙の場合は3Vに設定され、厚紙の場合は2.5Vに設定される。つまり、図4に示したように、通過位置が0〜25mmの間において原稿は上流側ガイド部材33で十分に支えられず、原稿高さは低下する傾向にあるため、印加電圧を通常よりも若干低下させ、原稿面からの反射光量を低下させる。通過位置が25〜30mmのタイミングにおいて、印加電圧は薄紙の場合は4Vに設定され、中厚紙の場合は3.6Vに設定され、厚紙の場合は3.2Vに設定される。通過位置が25〜30mmの間は原稿の先端が下流側ガイド部材34に当接することで搬送高さが若干大きくなるため、それらの高さに応じて印加電圧を大きく設定し、原稿面からの反射光量の低下を防止する。
Figure 2013247610
図4から明らかなように、原稿の先端部が読取り位置Aを通過する際に搬送高さが急激に変動する。同じ光量で画像を読み取ると複写画像において濃度の不均一性が目視でも識別できる程度になる。しかし、本第1実施例のごとく、原稿の先端部においてLED53の発光光量を制御することにより、このような不具合を未然に解消することができる。なお、原稿の後端部が読取り位置Aを通過する際にも搬送高さが変動するため、該後端部に対してもLED53の発光光量を制御するようにしてもよい。但し、後端部の高さ変動は先端部の変動に対して相対的になだらかな変動であり、変動幅も小さく、濃度の不均一性はそれほど目立つものではない。
ここで、第1実施例での制御手順について図3のフローチャートを参照して説明する。なお、この制御手順で示されている通過時間t1,t2は前記表1に示すように、原稿の通過位置である25mm、30mmに対応している。また、原稿が読取り位置Aを通過するタイミングはセンサSE2による原稿先端検出信号に基づいている。
原稿の搬送が開始され(ステップS1)、原稿の先端がセンサSE1にて検出され(ステップS2)、その後にセンサSE2にて検出されるとタイマーにて通過時間を計測する(ステップS3)。センサSE1からセンサSE2への通過時間に基づいて表1に示したテーブルから印加電圧を選択する(ステップS4)。即ち、時間がt1を経過するまでは、印加電圧をV1(薄紙、中厚紙では3V、厚紙では2.5V)としてLED53を発光させる(ステップS5)。時間t1を経過すると(ステップS6でYES)、印加電圧をV2(薄紙では4V、中厚紙では3.6V、厚紙では3.2V)に変更する(ステップS7)。さらに、時間t2を経過すると(ステップS8でYES)、印加電圧を通常電圧であるV3(薄紙、中厚紙では3.5V、厚紙では3V)に変更する(ステップS9)。
(第2実施例)
第2実施例である画像読取り装置は、搬送される原稿の剛性に基づいて光学系50で読み取った画像の濃度を画像処理部65(図5参照)での画像処理によって補正するようにしたものである。
以下の表2に示すように、原稿の剛性(坪量)と通過位置(通過時間)とに基づいて、読み取ったRGBごとの出力値に明度の補正係数を乗じる。明度の補正係数は、通常、薄紙及び中厚紙の場合は1.00(補正なし)、厚紙の場合は0.86に設定されている。原稿の先端から25mmまでの間が読取り位置Aを通過するタイミングにおいて、補正係数は薄紙及び中厚紙の場合は0.86に設定され、厚紙の場合は0.71に設定される。通過位置が25〜30mmのタイミングにおいて、補正係数は薄紙は1.14に設定され、中厚紙は1.20に設定され、厚紙は0.91に設定される。
本第2実施例において、他の構成は前記第1実施例と同様であり、制御手順も基本的には第1実施例と同様である。また、その作用効果も第1実施例と同様である。
Figure 2013247610
(他の実施例)
なお、本発明に係る、画像読取り装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、原稿の通過/搬送時間を判別したり、制御のタイミングを決定するためのセンサには、原稿検出センサSE2に代えて、CCD59を用いてもよい。また、原稿搬送経路の構成などは任意である。また、原稿照明光量を変化させる手段は、LEDへの印加電圧の制御以外の方法であってもよい。
以上のように、本発明は、画像読取り装置に有用であり、特に、原稿の読取り濃度を効果的に補正することができ、高品質の読取り画像を得ることができる点で優れている。
3…原稿搬送部
20…原稿搬送経路
33…上流側ガイド部材
34…下流側ガイド部材
50…読取り光学系
53…LED
60…CPU
61…LED駆動回路
62…操作パネル
A…読取り位置
B…原稿搬送方向
SE1,SE2…原稿検出センサ

Claims (8)

  1. 原稿を1枚ずつ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段にて搬送される原稿の画像を所定の読取り位置にて読み取る読取り手段と、
    前記読取り位置の原稿搬送方向上流側に位置し、搬送される原稿が接触することで該原稿を略水平方向に変化させる上流側ガイド部材と、
    前記読取り位置の原稿搬送方向下流側に位置し、搬送される原稿が接触することで該原稿を上向きに変化させる下流側ガイド部材と、
    搬送される原稿の剛性に基づいて前記読取り手段の照明光量を変化させる、または、読み取った画像の濃度を補正する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記読取り手段は原稿を照射する光源としてLEDを備えていること、を特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  3. 前記LEDは前記読取り手段の読取り目線に対して傾斜した状態で前記原稿を照射すること、を特徴とする請求項2に記載の画像読取り装置。
  4. さらに、前記読取り位置の原稿搬送方向上流側の湾曲した原稿搬送経路に配置された第1原稿検出手段及び第2原稿検出手段を備え、
    前記制御手段は、第1原稿検出手段及び第2原稿検出手段による原稿検出タイミングに基づいて原稿の搬送時間を判別し、該搬送時間に基づいて前記読取り手段の照明光量を変化させる、または、読み取った画像の濃度を補正すること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取り装置。
  5. 前記制御手段は、ユーザーによって入力された原稿の厚さに関する情報に基づいて前記読取り手段の照明光量を変化させる、または、読み取った画像の濃度を補正すること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読取り装置。
  6. 前記制御手段は、搬送されている原稿の先端部が前記読取り位置を通過しているときに前記読取り手段の照明光量を変化させること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像読取り装置。
  7. 前記制御手段は、原稿の先端部を読み取った画像の濃度を補正すること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像読取り装置。
  8. 前記制御手段は、前記LEDへの印加電圧を制御することで照明光量を変化させること、を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像読取り装置。
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