JP2007266739A - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主動作と補助動作を並行処理するような事態が生じた場合、主動作に対して悪影響を与えないような制御を行える処理装置を提供する。
【解決手段】所定の主動作を実行する主動作実行手段210と、主動作を行うための準備動作を実行する補助動作実行手段211と、主動作と補助動作の優先度を設定する優先順位設定手段214と、主動作と補助動作を同時並行して行おうとするときに並行処理が可能か否かを判断する可否判断手段213とを備え、この可否判断手段213により並行処理ができないと判断した場合、優先度に基づいて、主動作及び/又は補助動作を実行するように制御を行う処理動作制御手段212とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の主動作を実行する主動作実行手段と、前記主動作を行うための準備動作を実行する補助動作実行手段とを備えた処理装置に関し、特に主動作と補助動作を並行して行おうとした場合の制御に関するものである。
かかる処理装置として、写真処理システムに用いられるフィルムスキャナーが例としてあげられる(例えば、下記特許文献1)。フィルムスキャナーは、写真プリントを作成するために現像済み写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取りデジタルデータ化する動作(主動作に相当)を行うことができる。このような読み取り動作を行うためには、フィルムスキャナーの各部の機能を予めチェック(各種センサーやモーターの動作チェックなど)しておいたり、部材の調整(例えば、スキャニング位置の調整やセンサーの感度調整)をしておく必要がある。これらのチェック動作や調整動作は、主動作を行うために必要に応じて行われるものであり、補助動作と称することとする。
かかるフィルムスキャナーにおいて、基本的には主動作と補助動作については、別個独立して行われるように構成されており、これらの主動作と補助動作が同時並行して行われるようなことはなかった。
特開2003−000000号公報
一方、コンピュータ技術の進歩に伴い、マルチタスクに対応したシステムを導入した場合、主動作と補助動作が同時に行われようとする場合が生じうる。例えば、補助動作としてのフィルムスキャナーの調整動作を行っているときに、緊急のプリント処理の注文が入った場合、補助動作を行っているときに主動作(写真フィルムの読み取り)を行わなければならなくなる。
しかしながら、主動作と補助動作は常に並行処理が行えるものではなく、補助動作は主動作を適切に行うことを目的としている以上、主動作と補助動作を同時並行処理すべき事態が生じた場合、画像データの読み取り処理(主動作)に対して悪影響を及ぼさないように制御を行う必要がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、主動作と補助動作を並行処理するような事態が生じた場合、主動作に対して悪影響を与えないような制御を行える処理装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る処理装置は、
所定の主動作を実行する主動作実行手段と、
前記主動作を行うための準備動作を実行する補助動作実行手段と、
主動作と補助動作の優先度を設定する優先順位設定手段と、
主動作と補助動作を同時並行して行おうとするときに並行処理が可能か否かを判断する可否判断手段とを備え、
この可否判断手段により並行処理ができないと判断した場合、前記優先度に基づいて、主動作及び/又は補助動作を実行するように制御を行う処理動作制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
かかる構成による処理装置の作用・効果を説明する。この処理装置は、主動作を実行する主動作実行手段と、補助動作を実行する補助動作実行手段を備えている。また、主動作と補助動作を並行処理可能か否かを判断する可否判断手段を備えている。この可否判断手段が並行処理可能か否かを判断し、並行処理ができない場合、主動作と補助動作の優先度に基づいて、主動作と補助動作の制御を行うようにしている。すなわち、主動作の処理結果に影響がないようにできるのであれば、並行処理を行い処理効率を高めることができる。また、並行処理ができないのであれば、優先度に基づいて制御を行い、確実に処理を実行できるようにすることができる。その結果、主動作と補助動作を並行処理するような事態が生じた場合、主動作に対して悪影響を与えないような制御を行える処理装置を提供することができる。
本発明において、補助動作を実行している間に主動作を行うべき指令が入力された場合であって、可否判断手段が並行処理を不可能と判断した場合、処理動作制御手段は、補助動作を一次停止させて、主動作を実行させ、主動作が終了した後に、一次停止させた補助動作を途中からもしくは最初から再開させることが好ましい。
例えば、フィルムスキャナーの調整動作(補助動作)を行っている時に、緊急のプリント処理の注文が入った場合、現在行っている調整動作と写真フィルムの読み取り処理(主動作)を並行して行えないと判断した場合は、その調整動作を一端停止し、まず写真フィルムの読み取りを行う。そして、写真フィルムの読み取りが終了してから、調整動作を再開する。この場合、停止した時点から再開可能であれば、その時点から再開し、それができないような調整動作の場合は、最初から調整動作を再開するようにする。これにより、緊急の主動作を割り込ませることができ、主動作と補助動作の両方を適切に実行することができる。
本発明において、補助動作を実行している間に主動作を行うべき指令が入力された場合であって、可否判断手段が並行処理は可能であるが補助動作の処理結果が主動作に対して影響を与えると判断した場合、
前記処理動作制御手段は、補助動作と主動作を並行処理し、更に,補助動作による処理結果を主動作の処理結果に反映させるための処理結果補正手段を備えていることが好ましい。
補助動作を行った結果が主動作に影響を与える場合であっても、主動作と補助動作を同時に行うことができる場合には、並行処理を行うことで処理装置による処理を効率良く行うことができる。また、補助動作による処理結果は、主動作に対して反映させることができるので、主動作による処理結果も最終的には適切なものとすることができる。これにより、主動作に対して悪影響を与えることなく補助動作を実行することができ、その結果、主動作と補助動作の両方を適切に実行することができる。
本発明において、可否判断手段により並行処理できないと判断された場合、その旨を表示させる表示制御手段を備えていることが好ましい。
これにより、並行処理ができるか否かをオペレータに認識させることができ、主動作や補助動作を適切に行うための判断を的確にさせることができる。
本発明に係る処理装置としてフィルムスキャナーが用いられている写真処理装置を例にあげて説明する。図1は、写真処理装置の構成を示す模式図である。
<写真処理装置の構成>
図1に示す写真処理装置は、現像済み写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取りデジタルデータ化された画像データを取得し、この画像データを用いて写真プリントを作成する装置である。写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取るために、フィルムスキャナーAが設けられている。読み取られた画像データに対する種々の処理を行うためのデータ処理部Bが設けられており、画像処理を行なうためのソフトウェア、オペレータがプリント処理のための種々の操作を行なうためのソフトウェアや、記憶装置、メモリ、CPU、プリント画像データ生成用のハードウェア基板などにより構成されている。プリント画像データを用いて写真プリントを作成するためのプリント処理部Cが設けられており、ペーパーに対する画像形成処理を行う。
フィルムスキャナーAには、フィルム搬送ユニットであるネガキャリア1が設けられており、写真フィルムFを搬送するための搬送経路に沿って搬送ローラ対1aが適宜配置されている。ネガキャリア1の更なる詳細については後述する。画像読み取り用光源として、ハロゲンランプ2が設けられている。ただし、光源としては、ハロゲンランプ2ではなく、その他の光源、例えば、LED光源を用いてもよい。調光フィルター3は、ハロゲンランプ2から照射される光の色バランスを調整する。調光フィルター3は、ハロゲンランプ2のすぐ下方に設けられる。調光フィルター3の下方には、拡散板4が設けられ照射される光を均一な状態にする。ミラートンネル5は、調光フィルター3及び拡散板4を通過した光を均一に混色する機能を有する。
ネガキャリア1の下方には、結像レンズ6が設けられており、写真フィルムFのコマ画像を画像センサー7の上に結像させる。画像センサー7は、CCDラインセンサーやMOSラインセンサーにより構成され、可視光による透過画像データが読み取られる。カラー画像を読み取るために、実際には3原色に対応したラインセンサーが配置される。
次に、データ処理部Bの構成を説明する。データ変換部10は、フィルムスキャナーAにより取得された画像信号を処理する機能(A/D変換や信号増幅処理など)を有する。データ変換部10で処理された画像データは、オーダーデータ保存部11に保存される。オーダーデータ保存部11は、ハードディスクのような大容量記憶装置により構成され、読み取られた画像データは、オーダー単位で管理される。ここで、オーダー単位とは写真フィルム1本を単位とするものであり、読み取られた画像データは、所定の管理用IDやオーダーデータ(プリントサイズ、プリント枚数などのデータ)と共に、オーダーデータ保存部11に保存される。
制御部20は、写真処理装置の動作を制御するものである。スキャナー制御部21は、フィルムスキャナーAに対する制御を行なう。画像判定部22は、読み取られた画像データをモニター12に表示させて、オペレータによる画像判定を行なうための機能を提供する。例えば、表示された画像を見て色・濃度を補正したほうがよいと判断した場合は、操作部13(キーボードやマウスなど)を操作して色・濃度の補正データを入力する。入力された補正データは、オーダーデータの1つとしてオーダーデータ保存部11に保存される。
プリント用画像データ生成部14は、オーダーデータ保存部11に保存されている画像データと補正データを用いて、写真プリントを作成するためのプリント画像データを生成し、プリント処理部Cへ転送する。
次に、プリント処理部Cの構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン30には、写真感光材料であるペーパーPがロールの形態で収容されている。ペーパーマガジン30から引き出されたペーパーPは、所定の搬送経路に沿ってローラ搬送機構32により搬送される。ペーパーカッター31は、予め設定されたプリントサイズとなるようにペーパーPをカットする。露光エンジン33は、プリント用画像データ生成部14から転送されてくるプリント画像データを受信し、これに基づいて、ペーパーPの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン33は、例えば、レーザーエンジンにより構成され、画像データにより光変調されたレーザー光を走査することで、乳剤面に潜像を形成させる。
画像が焼付露光されたペーパーPは、現像処理部34において現像処理が施された後、乾燥処理部35において乾燥処理され、ペーパー排出部36から仕上がりの写真プリントとして装置外部に排出される。排出された写真プリントは不図示の集積部において、オーダー単位で集積される。
<スキャナー制御>
次に、フィルムスキャナーAに対する制御機能に関して図2により説明する。まず、ネガキャリア1のより詳細な構成を説明する。図2に図示するように、搬送経路に沿って4つの搬送ローラ対1aが設けられており、写真フィルムを挿入するときは図の右側から挿入する。ローディングセンサー1bは、写真フィルムFの先端が挿入されたことを検出する。この検出結果に基づいて、ローラ駆動用のモータ1cを起動させる。レディセンサー1dは、搬送されてきた写真フィルムの先端及び後端の検出を行い、画像センサー7により画像データ読み取りの開始タイミングを制御するためのセンサーである。
巻き取り部1eは、搬送されてきた写真フィルムFを一時的に巻き取り収容するための機構である。写真フィルムFは、図の矢印D方向から挿入されて巻き取り部1eに巻き取られた後、逆方向の矢印E方向に搬送され、ネガキャリア1の外部に排出される。ネガキャリア1内に使用されるその他のセンサーとしては、APSフィルムの場合には磁気ヘッドが配置される。これは、APSフィルムの磁気記録層に記録されているデータ(例えば、撮影年月日、シャッター速度、絞り値など)を読み出すために使用される。また、写真フィルムFに形成されているパーフォレーション(穴)を検出するためのセンサーや、DXコードを読み取るためのセンサーなども必要に応じて配置される。APSフィルムの場合は、写真フィルムを収容したカートリッジを検出するためのリミットスイッチなどが用いられる。
次に、スキャナー制御部21の主要な機能について説明する。フィルムスキャナーAを動作させるためのモードとしては、大きく分けて主動作と補助動作に分けることができ、夫々、主動作実行手段210、補助動作実行手段211の機能に基づいて制御される。主動作とは、フィルムスキャナーAによるメインの機能であり、大きく分けてプレスキャン機能210aと本スキャン機能210bに分けることができる。
プレスキャンとは、画像判定部22による画像判定を行なうために行なわれるものであり、先ほど説明した矢印D方向の写真フィルムFの搬送時において行なわれる画像読み取りモードである。このプレスキャンでは、低解像度による写真フィルムFの読み取りが行なわれる。すなわち、プレスキャンにおいては、写真フィルムFの全体の画像を低解像度で読み取り、その読み取った画像データの中に含まれる各コマ画像の画像データをサムネイル画像として切り出す機能を有する。写真プリント作成用ではないため、低解像度で十分であり、これにより、読み取り処理速度を速くしている。サムネイル画像を切り出す方法としては、境界における濃度変化の差異を画像処理技術により検出することなどの方法により、行なうことができる。
本スキャンとは、プレスキャンにより切り出されたコマ画像の位置データに基づいて、高解像度で各コマ画像の画像データを読み取ることをいう。この読み取られた画像データが実際に写真プリント作成のために使用されるデータとなる。本スキャンは、ネガキャリア1の巻き取り部1eに巻き取られた写真フィルムFを矢印E方向に引き出していくときに行なわれる。すなわち、本スキャンが行なわれながら、写真フィルムFはネガキャリア1の外部に排出されていく。
補助動作実行手段211は、大きく分けて入出力チェック機能211aと、調整機能211bに分けることができる。まず、入出力チェックの具体的な内容について説明する。入力チェックとしては、各センサー(光センサー)の透過・遮光のチェックがある。すなわち、写真フィルムの通過により、センサーの透過・遮光状態の検出が正常に動作しているか否かをチェックするものである。また、リミットスイッチを用いる場合は、そのスイッチが正常にオン/オフするかのチェックも行なわれる。光源としてLEDを使用する場合は、温度センサーが設けられ、そのチェックを行なう。
出力チェックとしては、写真フィルムを搬送するためのモータ1cの動作チェックや、フィルムスキャナーAの状態表示を示すためのランプのチェックがある。かかるランプは、現在のフィルムスキャナーAの状況(読み取り処理可能な状態か否か)を示す場合などに使用する。また、調光フィルター3の動作や、結像レンズ6の合焦動作のチェックなども行なわれる。光源としてLEDを使用する場合などは、LEDを冷却するためのファンや、LEDの温度制御をするためのヒーター、各LEDの点灯・消灯のチェックが行なわれる。ハロゲンランプを使用する場合にも、ファンの動作やランプの点灯・消灯チェックが行なわれる。
次に、フィルムスキャナーAの調整内容について簡単に例をあげて説明する。調整動作の1つとして、スキャン位置の補正がある。これは、プレスキャン位置と本スキャン位置の誤差を補正するための調整である。また、ローディングセンサー1bやレディセンサー1dなどの各センサーのゲイン値を調整することができる。また、センサーとして光センサーを使用する場合、その光量値を調整することができる。
処理動作制御手段212は、主動作実行手段210や補助動作実行手段211に対する制御を行なうものであり、可能であれば、これらを同時に実行させ、可能でなければ、一方の動作が終了した後に他方の動作を行なうか、一方の動作を中断もしくは中止させて他方の動作を割り込み的に行なうかなどの処理を行う。
可否判断手段213は、主動作と補助動作を同時に並行処理可能か否かを判断する機能を有する。処理動作制御手段212は、この判断結果に基づいて、主動作実行手段210や補助動作実行手段211に対する制御を実行する。また、優先順位設定手段214が設けられており、主動作や補助動作についての優先度が予め設定されている。基本的には、主動作が最も優先度が高く、補助動作のうち、調整動作が中程度の優先度、入出力チェックは低優先度に設定される。処理動作制御手段212は、この優先順位設定手段214に設定されている優先度に基づいて、主動作と補助動作を同時に並行処理を行なえない場合の処置を決めることができる。
動作指令受付部215は、操作部13からの入力操作による動作指令を受け付ける。すなわち、主動作を実行すべき指令、入出力チェックをすべき指令、調整をすべき指令を受け付ける。入出力チェックや調整の内容については、種々の項目があり、指令を受け付けるに際しては、全ての項目について受け付けるようにすることもできるし、個々の項目を任意に指定して指令を受け付けることもできる。
<制御の具体的な例>
例えば、現在特定の調整動作を行なっている状態であるとする。その場合のモニター12の画面構成例を図3に示す。図示するように、2つのウィンドウ120,121が立ち上げられており、1つはスキャナー調整のための操作画面であり、もう1つはスキャン実行のための操作画面である。かかる場合に、緊急の写真プリントの依頼があったとする。そのためには、写真フィルムのコマ画像を読み取るためにプレスキャン及び本スキャンを行う必要がある。
そこで、画面121をクリックして、図4に示すようにアクティブの状態にする。この状態でボタン122をクリックする。これにより、動作指令受付部215に指令が受け付けられ、処理動作制御手段212は、現在行なっている調整とスキャニング(主動作)を並行処理行なうかどうかを決定する。並行処理が行える場合は、現在の調整動作を行ないながら、写真フィルムのスキャニングも同時に並行して行なう。これにより、緊急の写真プリントの依頼に対応することができると共に、現在行なっている調整動作も継続して行なうことができ、写真店における作業効率を高めることができる。また、並行処理を行う場合には、図5に示すように、その旨を表示させるようにし(図番123で示す画面参照)、オペレータに認識させる。例えば、フィルムスキャナーAの状態表示を示すためのランプのゲイン調整などであれば、スキャニング動作に対して影響を与えないので、並行処理を行なうことができる。
可否判断手段212により並行処理を行えないと判断した場合、優先順位設定手段214に設定されている優先度に基づいて、処理を実行する。その場合は、図5で示したのと同様に、並行処理ができないことを画面表示する。上記の場合、調整動作とスキャニングでは、スキャニングのほうが優先度が高いため、現在行なっている調整動作を中断もしくは中止し、主動作であるスキャニング動作の割り込みを行なう。これにより、緊急の写真プリントの依頼に対しても対応することができる。調整動作を中断した場合、そのスキャニング動作が終了した後に、中断した箇所から再開することができる。例えば、各種センサーのゲイン調整を行っていた場合、すでに調整済みのセンサーについては、改めて調整動作を行なう必要がなく、未調整のセンサーについて調整の再開を行なうことができる。
また、調整動作を中止した場合、そのスキャニング動作が終了した後に、改めて最初から調整動作を開始する。例えば、スキャン位置の調整を行っていた場合、改めて最初から調整をしなおすほうが好ましい。このように、調整内容に応じて、途中から再開するか最初から再開するかが決められる。
さらに、調整動作と並行してスキャニング動作を行なう場合において、現在行なっている調整動作による処理結果がスキャニング動作に対して影響を与えることがある。例えば、読み取られた画像データの画質などに影響を与える場合である。かかる場合は、処理結果補正手段の機能をさらに追加し、スキャニングの後に行われた調整動作の処理結果をスキャニングの結果に対して反映させるようにする。例えば、画像データの読み取り値に対する補正値を調整する際に、この調整結果により得られた補正値を一時的に記憶しておくようにする。スキャニングが終了すると、その読み取り結果に対して記憶した補正値を用いてデータの補正を行うことで反映をさせることができる。
上記において調整動作を行なっているときに、スキャニング動作を割り込ませる場合を説明したが、入出力チェックを行っているときに、スキャニング動作を割り込ませる場合も同様である。この場合も、並行処理可能な場合は、入出力チェックとスキャニング動作を並行処理するようにする。並行処理できない場合は、入出力チェックよりもスキャニング動作のほうが優先度が高いので、入出力チェックを中断もしくは中止し、スキャニング動作が行なわれる。
上記において、調整動作や入出力チェックを行なっているときにスキャニングを行おうとする場合を説明したが、スキャニングを行っているときに、調整動作や入出力チェックを行なおうとする場合も同様に考えることができる。すなわち、両者を並行処理できる場合には、並行処理を行うことで処理効率を高め、並行処理できない場合は、スキャニングのほうが優先度が高いため、調整動作や入出力チェックを割り込ませることはできない。従って、スキャニング動作が完了してから、調整動作や入出力チェックを行なうようにする。この場合も、調整動作や入出力チェックの処理結果がスキャニングの結果に影響を及ぼすような場合には、前述のように処理結果を反映させるようにすることが好ましい。
<別実施形態>
本実施形態において、処理装置の具体例としてフィルムスキャナーを例にあげて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。処理装置としては、露光エンジンやプリント処理部などについても対象とすることができる。例えば、露光エンジンの主動作は、ペーパーに対して画像を焼付露光することである。露光エンジンには、レーザー光源をはじめとして種々のセンサー、モータなどが使用されており、種々の調整やチェックが行なわれる。また、主走査方向に沿ったレーザー光の光量調整なども行われ、これらが補助動作に該当する。
プリント処理部において、写真プリントの発色に影響を与える補正値を得るための調整動作(例えば、現像処理液の経年変化に対応するため)がある。この調整動作については、写真プリントの作成動作と並行処理で調整動作をおこなうようにすることができる。現在、プリント処理を行なっているオーダーに関しては、その補正値について反映させることはできないが、次からのオーダーに関しては、新しく得られた補正値を反映させた上で写真プリントの作成をおこなうことができる。
写真処理装置の構成を示す模式図 フィルムスキャナーに対する制御を説明する機能ブロック図 モニターの画面構成例を示す図 モニターの画面構成例を示す図 モニターの画面構成例を示す図
符号の説明
1 ネガキャリア
21 スキャナー制御部
22 画像判定部
23 表示制御部
210 主動作実行手段
210a プレスキャン機能
210b 本スキャン機能
211 補助動作実行手段
211a 入出力チェック機能
211b 調整機能
212 処理動作制御手段
213 可否判断手段
214 優先順位設定手段
215 動作指令受付部
A フィルムスキャナー

Claims (4)

  1. 所定の主動作を実行する主動作実行手段と、
    前記主動作を行うための準備動作を実行する補助動作実行手段と、
    主動作と補助動作の優先度を設定する優先順位設定手段と、
    主動作と補助動作を同時並行して行おうとするときに並行処理が可能か否かを判断する可否判断手段とを備え、
    この可否判断手段により並行処理ができないと判断した場合、前記優先度に基づいて、主動作及び/又は補助動作を実行するように制御を行う処理動作制御手段と、
    を備えたことを特徴とする処理装置。
  2. 補助動作を実行している間に主動作を行うべき指令が入力された場合であって、可否判断手段が並行処理を不可能と判断した場合、処理動作制御手段は、補助動作を一次停止させて、主動作を実行させ、主動作が終了した後に、一次停止させた補助動作を途中からもしくは最初から再開させることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 補助動作を実行している間に主動作を行うべき指令が入力された場合であって、可否判断手段が並行処理は可能であるが補助動作の処理結果が主動作に対して影響を与えると判断した場合、
    前記処理動作制御手段は、補助動作と主動作を並行処理し、更に,補助動作による処理結果を主動作の処理結果に反映させるための処理結果補正手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
  4. 可否判断手段により並行処理できないと判断された場合、その旨を表示させる表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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