JP2007263667A - 応力測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 応力が正確に測定できる応力測定装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の装置10は、電流供給手段14と、その電流供給手段14に接続されており、単ゲージ抵抗を形成するピエゾ抵抗素子30とそのピエゾ抵抗素子30に直列に接続されている補償用ダイオード22を有する直列回路と、その直列回路の両端間の電圧を測定する電圧測定手段16を備えている。
単ゲージ抵抗は、作用する応力によって抵抗値が変化するピエゾ抵抗効果を有するとともに、その抵抗値が温度上昇に依存して上昇する正の温度特性を有している。補償用ダイオードは、前記電流供給手段に対して順方向に設けられており、そのアノード・カソード間電圧が温度上昇に依存して低下する負の温度特性を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピエゾ抵抗素子を用いる応力測定装置に関する。
ピエゾ抵抗効果を有するピエゾ抵抗素子の抵抗値は、加えられる応力の変化に応じて変化する。この現象を利用して、ピエゾ抵抗素子に印加される応力を電圧値する応力測定装置が開発されている。この種の応力測定装置には、大気圧や各種機関の油圧などを測定するものが知られている。
例えば、特許文献1には、ピエゾ抵抗素子でブリッジ回路を構成した応力測定装置が開示されている。特許文献1の応力測定装置では、ブリッジ回路に電力を供給する手段として、定電圧電源を用いている。
特開平8−181331号公報
ピエゾ抵抗素子をゲージ抵抗に用いる場合、環境温度に対して正の温度係数を有していることが知られている。即ち、ゲージ抵抗の抵抗値は、環境温度によって増大する。応力測定装置にピエゾ抵抗素子を用いる場合、環境温度に依存する抵抗値の増大により、基準電圧が上昇する。ピエゾ抵抗素子の電圧を測定して応力を測定するには、環境温度による基準電圧の上昇を補償する必要がある。
特許文献1のように、ピエゾ抵抗素子でブリッジ回路を構成する場合、ブリッジ回路を構成する抵抗同士で抵抗値の変化を相殺しあうため、環境温度による出力電圧の変動が生じにくい。しかし、ブリッジ回路を有するピエゾ抵抗素子の場合、少なくとも4つの端子と4本の配線が必要となり、小型化が困難である。応力測定装置は、ブリッジ方式のピエゾ抵抗素子を用いると、装置の端子構成や回路構成が複雑化する。
2端子で構成できる単ゲージ方式のピエゾ抵抗素子を用いる場合、2つの端子と単軸配線を形成すればよく、単純な回路を実現することができる。2端子で構成できる単ゲージ方式の場合、装置の小型化が容易に実現できる。その一方で、単ゲージ方式の場合、ゲージ抵抗が単一であるため、温度による抵抗値の変化がピエゾ抵抗素子内で相殺されない。単ゲージ方式のピエゾ抵抗素子を広範な温度範囲で用いられる応力測定装置に用いるには、環境温度による出力電圧の変動を補償しなければならない。
本発明は、ピエゾ抵抗素子を単ゲージ抵抗に用いる装置において、環境温度による影響を補償することを可能とする装置を提供することを目的とする。
本発明は、応力を測定する装置に関する。本発明の装置は、電流供給手段と、その電流供給手段に接続されており、単ゲージ抵抗を形成するピエゾ抵抗素子とそのピエゾ抵抗素子に直列に接続されている補償用ダイオードを有する直列回路と、その直列回路の両端間の電圧を測定する電圧測定手段を備えている。
単ゲージ抵抗は、作用する応力によって抵抗値が変化するピエゾ抵抗効果を有するとともに、その抵抗値が温度上昇に依存して上昇する正の温度特性を有している。補償用ダイオードは、前記電流供給手段に対して順方向に設けられており、そのアノード・カソード間電圧が温度上昇に依存して低下する負の温度特性を有している。
単ゲージ抵抗は、抵抗値が温度上昇に依存して上昇する正の温度特性を有している。定電流を供給する場合、ピエゾ抵抗素子の電圧は、温度上昇に対して上昇する。ダイオードの電圧は、そのアノード・カソード間電圧が温度上昇によって低下する負の温度特性を有している。図15は、ダイオードのアノード・カソード間電圧と電流の関係を示すグラフである。図15のグラフにおいて、L6は環境温度が高いときの変化を示し、L7は温度が低いときの変化を示す。図15のグラフに示すように、ダイオードに同じ電流値Itの電流を通電する場合、環境温度が高いほどアノード・カソード間電圧が低い。本装置によると単ゲージ抵抗の抵抗値から換算される電圧のうち、環境温度に依存する分をダイオードの電圧変化で補償することができるので、基準電圧の温度による変化を補償することができる。
本発明の応力測定装置において、電流供給手段が直列回路に供給する電流は、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化率が等しくなるように設定されていると好ましい。
電供給手段がピエゾ抵抗素子に供給する電流値が上記条件に設定されていれば、ピエゾ抵抗素子の温度に依存する出力電圧の変化を、補償用ダイオードの電圧変化で相殺することができる。電圧測定手段が測定する電圧は、温度変化による電圧変化分が補償されている。電圧測定手段が、応力負荷が加わらないときに出力する基準電圧は、環境温度の変化に対して安定する。
本発明の応力測定装置では、電流供給手段は、応力を測定するときに第1電流を直列回路に供給し、温度を測定するときに第2電流を直列回路に供給することが可能である。第1電流は、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化分が等しくなるように設定されている。第2電流は、その第1電流とは異なる大きさである。
上記の装置では、電流供給手段が、第1電流と第2電流をピエゾ抵抗素子と補償用ダイオードの直列回路に供給する。第1電流の電流値は、単ゲージ抵抗の抵抗特性と補償用ダイオードの電圧特性によって決定される特定の電流値である。この特定の電流値よりも入力電流の電流値を上昇若しくは低下させると、単ゲージ抵抗の温度特性は、ダイオードの温度特性によって補償されなくなる。第2電流は、第1電流と異なる電流値である。第2電流をその直列回路に供給するとき、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値は、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間電圧ピエゾ抵抗素子のから出力される電圧によって補償されなくなる。第2電流を供給したときに測定される電圧は、環境温度に依存して変動する。第2電流を供給したときの測定電圧の変化から、環境温度を測定することができる。
本装置によれば、基準電圧を安定させることによって応力を正確に測定することができるほか、環境温度の測定も可能である。
本発明の応力測定装置は、前記した直列回路の両端間に並列に接続されているとともに、電流供給手段に対して逆方向に設けられている温度測定用ダイオードをさらに備えていると好ましい。本装置において、電流供給手段は、応力を測定するときに第3電流を直列回路に供給し、温度を測定するときに第4電流を温度測定用ダイオードに供給することが可能である。温度測定用ダイオードに供給される第4電流は、その第3電流と通電方向が異なる。
さらに、第3電流は、ピエゾ抵抗素子の温度に依存する抵抗変化分にその電流を乗じて計算される電圧変化分と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化分が等しくなるように設定されていると好ましい。
上記の装置では、補償用ダイオードと温度測定用ダイオードは、逆方向となっている。電流供給手段から補償用ダイオードに通電可能な向きの第3電流が供給されるときは、ピエゾ抵抗素子にも定電流が通電する。第3電流をピエゾ抵抗素子に供給することで、応力測定ができる。一方、温度測定用ダイオードに通電可能な向きの第4電流が入力されるときは、電圧測定手段を用いて温度測定用ダイオードの電圧が測定される。電圧測定手段が測定する温度測定用ダイオードの電圧は、環境温度に依存して変化する。温度測定用ダイオードにのみ通電することで、環境温度の測定が実現できる。本装置の構成によれば、電流供給手段から供給される電流の正負の極性を反転させるだけで、応力測定と温度測定を切り替えることができる。
本発明の応力測定装置の前記電流供給手段は、第3電流を供給する第1定電流電源と、第4電流を供給する第2定電流電源と、第1定電流電源と第2定電流電源を切り替えるスイッチを備えていると好ましい。そのスイッチは、応力を測定するときに第1定電流電源を選択し、温度を測定するときに第2定電流電源を選択する。
上記の構成によれば、ピエゾ抵抗素子と補償用ダイオードに通電する第3電流と、温度測定用ダイオードに通電する第4電流の切り替えを実現することができる。
本発明の応力測定装置では、温度上昇に依存して電流値を低下する負の電流調整回路と、温度上昇に依存して電流値を増大する正の電流調整回路の並列回路を有する電流調整回路をさらに備えられており、ピエゾ抵抗素子と電流調整回路が、電流供給手段に対して並列に接続されていると好ましい。
ピエゾ抵抗素子に備えられている単ゲージ抵抗の抵抗値は、前記したように環境温度で変動する。単ゲージ抵抗の抵抗値から算出される電圧値のうち、環境温度に依存した変化分を基準電圧から差し引くことで、応力に依存した電圧値のみを出力することができる。
しかし、応力変化を測定するとき、応力変化に係る抵抗値の変化率も、環境温度の影響で変動する。例えば、ピエゾ抵抗素子を構成する半導体基板の不純物濃度が約1018cm-3〜約1020cm-3の範囲の場合、単ゲージ抵抗の応力変化に係る抵抗値の変化率は、温度が上昇すると低くなる負の特性を示す。不純物濃度が上記範囲以外であれば、単ゲージ抵抗の応力変化に係る抵抗値の変化率は、温度が上昇すると高くなる正の特性を示す。応力変化に係る抵抗値の変化率が一定の値に保たなければ、応力変化の測定誤差が生じ易くなる。正確な応力を測定するには、基準電圧から環境温度に依存した電圧分を補償するだけでは足りない。正確な応力を測定するには、応力変化電圧から環境温度に依存した電圧分を補償する必要がある。
上記の装置において、電流調整回路は、ピエゾ抵抗素子に対して並列に接続されている。電流調整回路の電流値の増減によって、ピエゾ抵抗素子の単ゲージ抵抗に通電する電流値の増減を調整することができる。電流調整回路の電流値は、正の電流調整回路の電流値と負の電流調整回路の電流値に基づいて調整される。正の電流調整回路の電流値と負の電流調整回路の電流値は、温度上昇に依存して変化する。したがって、電流調整回路の電流値も、温度上昇に依存して変化する。温度が上昇したときに、正の電流調整回路の電流値の増大分が、負の電流調整回路の電流値の低下分を上回るときは、電流調整回路には、温度上昇に依存して増大する電流値が通電する。このとき、ピエゾ抵抗素子に通電する電流値は、温度上昇に依存して低下する。温度が上昇したときに、正の電流調整回路の電流値の増大分が、負の電流調整回路の電流値の低下分を下回るときは、電流調整回路には、温度上昇に依存して低下する電流値が通電する。このとき、ピエゾ抵抗素子に通電する電流値は、温度上昇に依存して増大する。正の電流調整回路と負の電流調整回路の特性を調整することによって、ピエゾ抵抗素子に通電する電流値を温度上昇に依存して調整することができる。
応力変化を測定するとき、ピエゾ抵抗素子の応力に係る抵抗の変化率が、温度上昇に依存して正負のいずれに変化したとしても、それに対応してピエゾ抵抗素子に通電する電流値の増減を調整することによって相殺することができる。
上記の装置によれば、環境温度の変化によらず、応力を正確に測定することができる。
上記の応力測定装置において、第3電流と第4電流を供給する電流供給手段を備える場合、第3電流を電流調整回路に通電し、第4電流を電流調整回路に通電しない遮断手段をさらに備えていると好ましい。
第4電流が電流調整回路に入力すると、補償用ダイオードを用いて温度を測定することが困難になる。遮断手段が設けられていると、第4電流が電流調整回路に入力するのを禁止する。上記の構成によれば、温度測定用ダイオードの出力電圧から温度を測定することができる。なお、遮蔽手段は、通電状態と非通電状態を切り替えることができれよく、その構成は特に限定されない。遮蔽手段としては、電流調整回路に直列に接続されたスイッチが挙げられる。
また、本発明の装置は、前記遮蔽手段としてダイオードを備えると特に好ましい。
直列回路を流れる電流の向きと温度測定用ダイオードを流れる電流の向きは、相反している。補償用ダイオードと同一方向のダイオードを電流調整回路に備えると、ピエゾ抵抗素子には、応力測定時のみ、電流調整回路で調製された電流が通電する。
以下に示す実施例の特徴を最初に列記する。
(特徴1)センサは、燃料ポンプの油圧を測定する。
(特徴2)ピエゾ抵抗素子は、半導体基板に設けられた単ゲージ抵抗を用いている。
(特徴3)センサ回路に供給される電流の電流値は、温度測定時よりも圧力測定時のほうが大きい。
(特徴4)電流供給手段の電源には、定電流電源を用いている。
(特徴5)電流調節手段は、可変抵抗である。
(特徴6)センサ回路がピエゾ抵抗素子と補償用ダイオードの直列回路と温度測定用ダイオードの並列回路を有している場合、電流調整回路の一方の端子はピエゾ抵抗素子と補償用ダイオードの接続点に接続され、電流調整回路の他方の端子はピエゾ抵抗素子の補償用ダイオードと反対側の端子に接続されている。
本特徴を有すると電流調整回路の通電状態と非通電状態の切り替えが、補償用ダイオードによって行われる。電流調整回路は、応力測定時に通電状態になり、温度測定時に非通電状態になる。
(特徴7)補償用ダイオードの個数は、ピエゾ抵抗素子の抵抗特性に応じて調整される。センサでは、複数の補償用ダイオードを直列及び/又は並列に接続されて、補償用ダイオード群を形成している。補償用ダイオードは、ピエゾ抵抗素子の抵抗特性に合うように、抵抗体を備える。
(特徴8)電流調整回路において、温度上昇に依存して電流値を低下する正の電流調整回路は、固定抵抗とpnpトランジスタから構成されており、温度上昇に依存して電流値を上昇する負の電流調整回路は、2つのダイオードと固定抵抗から構成されている。正の電流調整回路では、固定抵抗とpnpトランジスタのエミッタ端子が接続されている。負の電流調整回路は2つのダイオードと固定抵抗が直列に接続されている。固定抵抗とダイオードの接続点に、pnpトランジスタのベース端子が接続されている。
<第1実施例>
本実施例の応力測定装置10の回路図を図1に示す。応力測定装置10は、車両等の燃料ポンプの油圧と温度を測定するために用いられる。応力測定装置10が設置される環境温度は、極寒の低温から常温の範囲(例えば−40℃から40℃の範囲)であり、燃料ポンプの作動時には高温(例えば150℃)にまで達することがある。応力測定装置10には、このような広範な範囲の環境温度の変化においても、正確に温度と油圧を測定することが求められている。
応力測定装置10は、定電流電源14と、ピエゾ抵抗素子30と、そのピエゾ抵抗素子30に直列に接続されている補償用ダイオード22と、電圧測定手段16を備える。ピエゾ抵抗素子30は、単ゲージ抵抗を形成している。ピエゾ抵抗素子30には、n型の不純物を含むシリコンチップの表面部に、p型の不純物を導入して形成されたピエゾ抵抗素子30が用いられている。そのピエゾ抵抗素子30には、受圧ブロックが接している。油圧は、受圧ブロックを介してピエゾ抵抗素子30に印加される。ピエゾ抵抗素子30は、印加された油圧に依存して抵抗値が変化する。ピエゾ抵抗素子30と補償用ダイオード22は直列回路を構成している。電圧測定手段22は、前記直列回路の電圧を測定する。ピエゾ抵抗素子30の補償用ダイオード22と対向する端子は、接地されている。
ピエゾ抵抗素子30は温度上昇に依存して抵抗が上昇する。このため、定電流が供給される場合、ピエゾ抵抗素子30から出力される基準電圧は温度変化に依存して変動する。なお、ここで「基準電圧」とは、ピエゾ抵抗素子30に応力(油圧)が印加されていないときに電圧測定手段16が測定する電圧をいう。本応力測定装置10は、この変化を相殺するために補償用ダイオード22を利用する。ダイオードのアノード・カソード間電圧が、温度上昇に依存して低下する。補償用ダイオード22の電圧降下現象を利用すれば、環境温度の上昇に依存した基準電圧の上昇を相殺することができる。
図2は、定電流電源14がピエゾ抵抗素子30と補償用ダイオード22の直列回路に供給する電流と、油圧が印加されてないときの出力電圧の関係を示すグラフである。
図2のグラフにおいて、L1は高温(例えば100℃)における変化を示しており、L2は常温(例えば25℃)における変化を示しており、L3は低温(例えば−20℃)における変化を示している。ピエゾ抵抗素子30に供給される電流がIsのとき、応力測定装置10は、環境温度によらず電圧Vstを出力する。電流Isは、ピエゾ抵抗素子30の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子30の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオード22の温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化率が等しくなる。供給電流の電流値をIsに設定すると、応力測定装置10の油圧が印加されていないときの基準電圧が安定化する。油圧の増大を正確に測定することができる。
供給電流の電流値をIs以外に設定すると、基準電圧は温度によって変動する。入力電流の電流値をIsよりも低く設定すると、環境温度が高いほど基準電圧が低くなる。入力電流の電流値をIsよりも高く設定すると、環境温度が高いほど基準電圧が高くなる。例えば、図2のグラフに示すように、定電流電源14が供給する電流をIs/2に設定すれば、環境温度が低温、常温、高温と上がるに連れて、出力電圧がV3、V2、V1と低くなる。この現象を示すグラフを図3に示す。
図3は、環境温度に対する基準電圧(油圧が印加されていないときの電圧)の変化を示すグラフである。L4は、入力電流がIsのときの変化を示す。L5は、入力電流がIs/2のときの変化を示す。L4が示すように、入力電流がIsのとき、基準電圧は一定の電圧値Vstで維持されている。一方、入力電流がIs/2のときは、L5に示すように、温度上昇に伴い基準電圧が直線的に降下している。この現象を利用することで、応力測定装置10は、環境温度の測定を容易に行なうことができる。
なお、補償用ダイオード22は、単独で備えられていても良く、複数個の補償用ダイオード22が集合したダイオード群であってもよい。ダイオード群が利用される場合、補償用ダイオード22は、直列に接続されていても、並列に接続されていてもよい。また、補償用ダイオード22の他に、抵抗体が追加されていてもよい。例えば、図4に示すように、補償用ダイオード22と抵抗体24が直列に接続されてもよい。図5に示すように、補償用ダイオード22と抵抗体24が並列に接続されていてもよい。また、図6に示すように、図4と図5の回路を組み合わせてもよい。複数の補償用ダイオード22を用いたり、複数の抵抗体24、26を用いたりすることで、ピエゾ抵抗素子30の環境温度に依存する変化を補償するように調整することができる。
<第2実施例>
図7、8は、本実施例の応力測定装置110の構成を模式的に示した回路図である。なお、第1実施例の応力測定装置10と重複する説明は省略する。図7は、応力測定時の回路構成を示している。図8は、温度測定時の回路構成を示している。
図7、8に示すように、応力測定装置110は、センサ回路120と、電流供給手段115と、電圧測定手段16を備えている。
センサ回路120は、応力測定回路126と、温度測定用ダイオード124を備えている。応力測定回路126は、補償用ダイオード122とピエゾ抵抗素子130の直列回路を有している。応力測定回路126と温度測定用ダイオード124は、電流供給手段115に対して並列回路を形成している。補償用ダイオード122と温度測定用ダイオード124は、電流を流せる向きが反対である。本構成によれば、補償用ダイオード122(応力測定回路126)に電流が流れているときは、温度測定用ダイオード124には電流が流れない。また、温度測定用ダイオード124に電流が流れているときは、補償用ダイオード122には電流が流れない。
電力入力手段115は、2つの定電流電源112、114とスイッチ118から構成されている。第2定電流電源112と第1定電流電源114は、センサ回路120に供給する電流の向きが相反している。第1定電流電源114は、補償用ダイオード122に電流を供給することができる。センサ回路120に電流を供給する電源として第1定電流電源114を用いると、応力測定回路126に電流が流れる。第2定電流電源112は、温度測定用ダイオード124に電流を供給することができる。
第2定電流電源112と第1定電流電源114は並列回路を構成しており、第2定電流電源112と第1定電流電源114とセンサ回路120の接続点には、スイッチ118が備えられている。センサ回路120への入力電流の向きは、スイッチ118の端子119が第2定電流電源112側の接点に接触するか、第1定電流電源114側の接点に接触するかで切り替えられる。
図7に示すように、スイッチ118の端子119が第1定電流電源114側の接点と接触すると、センサ回路120には第1定電流電源114から電流が入力される。図7の矢印は、電流が通電する向きを示している。前記したように、第1定電流電源114から入力される電流は、応力測定回路126側に通電する。応力測定回路126は、補償用ダイオード122とピエゾ抵抗素子130を備えている。第1定電流電源114から出力する電流Isは、ピエゾ抵抗素子130の温度特性と補償用ダイオード122の温度特性から設定される。第1定電流電源114から供給される電流Isの電流値は、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化率が等しくなるように設定されている。端子119が第1定電流電源114側に接続することで、応力測定に関する基準電圧が安定化する。第1定電流電源114に接続された状態において、応力測定装置110は、油圧を正確に測定することができる。
図8に示すように、スイッチ118の端子119が第2定電流電源112側の接点と接触すると、センサ回路120には第2定電流電源112から電流が入力される。図8の矢印は、電流が通電する向きを示している。前記したように、第2定電流電源112がセンサ回路120に入力する電流は、温度測定用ダイオード124側に通電する。温度測定用ダイオード124は、ダイオードの特性から環境温度が上昇すると電圧が降下する。第2定電流電源112がセンサ回路120に入力する電流は、温度測定用ダイオード124のみに通電する。温度測定時に電圧測定手段16が出力する電圧は、温度測定用ダイオード124に関する電圧である。本応力測定装置110は、温度測定用ダイオード124の電圧から、環境温度の測定を容易に行なうことができる。なお、第2定電流電源112がセンサ回路120に入力する定電流の電流値は、温度測定用ダイオード124を通電できる電流値であればよく、特に限定されない。
<第3実施例>
図9、10は、本実施例の応力測定装置210の構成を模式的に示した回路図である。本応力測定装置210は、第2実施例の応力測定装置110と電流供給手段215の構成が異なる他は同様の構成であるので、センサ回路120等の重複する説明は省略する。図9は、応力測定装置210の応力測定時の回路構成を示している。図10は、応力測定装置210の温度測定時の回路構成を示している。
図9、10に示すように、応力測定装置210は、センサ回路120と、電流供給手段215と、電圧測定手段16を備える。
センサ回路120は、第2実施例の応力測定装置110と同様の構成である。
電力入力手段215は、定電流電源214とスイッチ218から構成されている。スイッチ218は、2つの端子217、219と端子217、219と接触する2つの接点220、222を備える。端子217は定電流電源214の出力側に備えられており、端子219はその反対側に備えられている。接点220は、補償用ダイオード122のアノード側であり温度測定用ダイオード124のカソード側に接続する接点である。接点222は、補償用ダイオード122のカソード側であり温度測定用ダイオード124のアノード側に接続する接点である。
図9に示すように、端子217が接点220に接触し、端子219が接点222に接触していると、定電流電源214からセンサ回路120入力される電流は、応力測定回路126側に通電する。図9の矢印は、この時の電流の流れを示している。応力測定回路126は、補償用ダイオード122とピエゾ抵抗素子130の直列回路である。端子217が接点220に接触し、端子219が接点222に接触していると、応力測定に関する基準電圧が安定化する。応力測定装置210は、油圧を正確に測定することができる。なお、定電流電源214がセンサ回路120に入力する電流の電流値は、他の実施例と同様の方法で設定できる。
図10に示すように、端子217が接点222に接続され、端子219が接点220に接続されていると、定電流電源214がセンサ回路120入力する電流は、温度測定用ダイオード124側に通電する。図10の矢印は、この時の電流の流れを示している。温度測定用ダイオード124は、環境温度が上昇すると出力電圧が降下する。端子217が接点222に接触し、端子219が接点220に接触していると、定電流電源214がセンサ回路120に入力する電流は、温度測定用ダイオード124のみに通電する。温度測定時に電圧測定手段16が出力する電圧は、温度測定用ダイオード124の電圧である。本応力測定装置110は、温度測定用ダイオード124の電圧から、環境温度の測定を容易に行なうことができる。本応力測定装置210はスイッチ218の端子217、219と接点220、222の接触を切り替えるだけで環境温度の測定を容易に行なうことができる。また、スイッチの構成のみを工夫するだけでよく、複数の定電流電源を要さないという利点も有する。
<第4実施例>
図11は、本実施例の応力測定装置310の構成を模式的に示した回路図である。本応力測定装置310は、電流調整回路40と電流調整回路40への通電を制御するスイッチ32が備えられていることを除けば、第1実施例の応力測定装置10と同様の構成であるので、重複する説明は省略する。
本応力測定装置310は、環境温度による基準電圧の上昇が補償用ダイオード22によって補償されている。
電流調整回路40は、温度上昇に依存して電流値を増大する正の電流調整回路50と、温度上昇に依存して電流値を低下する負の電流調整回路60の並列回路を有している。補償用ダイオード22とピエゾ抵抗素子30の直列回路と電流調整回路40は、並列回路を構成している。その並列回路は、定電流電源14と直列に接続されている。電圧測定手段16は、定電流電源14と補償用ダイオード22の接続点に接続されている。
電圧測定手段16は、油圧の増大によるピエゾ抵抗素子30の抵抗変化から導き出される電圧変化を出力する。この時、電圧変化は、電流調整回路40で補正されてから出力される。油圧の増大を測定するとき、ピエゾ抵抗素子30の応力変化に係る抵抗値の変化率も、環境温度の影響で変動する。応力変化に係る抵抗値の変化率が一定の値に保たなければ、基準電圧からの電圧変化分が環境温度の影響で変動する。油圧の増大を測定するときに、電流調整回路40は、環境温度の変動に応じてピエゾ抵抗素子30に入力する電流の値を調整する。入力電流の電流値が異なれば、ピエゾ抵抗素子30が出力する電圧値も変動する。応力測定時において、ピエゾ抵抗素子30に入力する電流が温度に応じて調整されれば、その電流値とピエゾ抵抗素子30の電圧変化から換算される出力電圧も調整される。
電流調整回路40の構成としては、例えば、図12に示す回路が挙げられる。
正の電流調整回路50は、抵抗値がReである第1固定抵抗52とpnpトランジスタ54が直列に接続されている。負の電流調整回路60は、2つのダイオード62、64と、抵抗値がRbbの第2固定抵抗66が直列に接続されている。正の電流調整回路50のpnpトランジスタ54のベース端子は、負の電流調整回路60のダイオード64と第2固定抵抗66の接続点に接続されている。正の電流調整回路50のpnpトランジスタ54のコレクタ端子は、負の電流調整回路60の第2固定抵抗66の、ダイオード64と反対側の端子に接続されている。電流調整回路40には、所定の電圧Vrが印加される。
図12に示す電流調整回路40を備えた場合には、補正電流Icが流れる。補正電流Icは、ピエゾ抵抗素子30側に通電する電流Isの電流値を補正する。補正電流Icは、正の電流調整回路50に通電する電流Icaと負の電流調整回路60に通電する電流Icbの和算値である。
まず、負の電流調整回路60に通電する電流Icbを導出する。
負の電流調整回路60のダイオード62、64では、前記したように温度上昇によって電圧Vdが降下する。電圧Vdと温度変化ΔTの関係について数式1に示す。数式1において、Ldはダイオードの順方向電圧の温度係数である。一般的にLdは、−0.002V/℃である。数式1において、Tは任意の温度を示し、Toは基準温度を示す。またVd(T)は任意の温度Tにおけるダイオードの電圧値を示す。
Figure 2007263667

負の電流調整回路60にも、Vrの電圧が印加される。第2固定抵抗66には、この電圧Vrからダイオード62、32の電圧降下分を差し引いた分の電圧が印加される。したがって、負の電流調整回路60に通電する電流Icbは、数式2に示すように導出できる。
Figure 2007263667

次に、正の電流調整回路50を通電する電流Icaを導出する。
正の電流調整回路50は、Vrの電圧が印加される。正の電流調整回路50のpnpトランジスタ54のエミッタ・ベース間には、寄生のpnダイオードが形成されている。pnpトランジスタ54のエミッタ・ベース間では、ダイオード62、64と同様に、温度上昇によって電圧Vdが降下する(数式1参照)。前記したようにpnpトランジスタ54のベース端子が負の電流調整回路60に接続されている。正の電流調整回路50の第1固定抵抗52には負の電流調整回路50側の逆方向の電圧が加わる。第1固定抵抗52には、数式3で示す電圧が印加される。したがって、正の電流調整回路50へ流入する電流Icaは、電圧Vcaと第1固定抵抗52の抵抗Reから数式4のように導出できる。
Figure 2007263667

Figure 2007263667
電流調整回路40に通電する電流Icは、電流Icaと電流Icbの和算値である。センサ回路15と電流調整回路40は並列回路であるので、センサ回路15のピエゾ抵抗素子30に通電する電流Isは、数式5によって導出される。
Figure 2007263667
正の電流調整回路50の電流Icaと負の電流調整回路60の電流Icbは、第1固定抵抗52の抵抗値Re及び/又は第2固定抵抗66の抵抗値Rbbを調節することで変化することができる。そして、補正電流Icにより、ピエゾ抵抗素子30へ入力する電流Isを調整することができる。油圧に増大にともなう電圧変化を正確に補正することができる。本応力測定装置310は、正確に油圧を測定することができる。
本応力測定装置310は、例えば、図12で示すような電流調整回路40を備えているので、応力測定時にピエゾ抵抗素子30に入力する電流Isの電流値が温度により変動する。応力測定時の基準電圧Vstに変動が生じないように、定電流電源14の電流Iinを設定する必要がある。温度Tにおいて、ピエゾ抵抗素子30に入力する電流Is(T)は、数式6に示すように、定電流電源14の電流Iinから電流調整回路40の電流Ic(T)で減算した電流である。
Figure 2007263667

応力測定時の基準電圧Vstを一定にするには、数式7に示すピエゾ抵抗素子30の電圧と、数式8に示すダイオード(補償用ダイオード22)の電圧が、温度のよらず打ち消しあう条件に設定すればよい。数式7に示すLsは、ピエゾ抵抗素子30に生じる電圧の温度係数を示す。基準電圧Vstは、ピエゾ抵抗素子30の電圧と補償用ダイオード22の電圧の和算値であるので、数式9に示される。従って、基準電圧Vstを一定にするには、数10に示すように、ゲージ抵抗20に生じる電圧の温度係数Lsと補償用ダイオード22の温度係数Ldの和が0になるように調整すればよい。この時、補償用ダイオード22の個数で、ゲージ抵抗20に生じる電圧の温度係数Lsとの調整を行ってもよい。N個の補償用ダイオード22を直列に接続すると、補償用ダイオード22群の温度係数Ldgは、数式11となる。
Figure 2007263667

Figure 2007263667

Figure 2007263667

Figure 2007263667

Figure 2007263667
その一方において、ピエゾ抵抗素子30の電圧Vs(T)は、抵抗Rs(T)と電流Is(T)の積算値である。また、数式12に示すように、ピエゾ抵抗素子30は、抵抗Rs(T)がKs(%/℃)の係数で温度に依存して変動する。ピエゾ抵抗素子30に通電する電流Isは、数式13に示すようにKis(%/℃)の係数で温度に依存して変動する。ピエゾ抵抗素子30が出力する電圧Vsは、数式14から導出することもできる。
Figure 2007263667

Figure 2007263667

Figure 2007263667
KsとKisの絶対値は1よりも小さいため、Ks+Kis>>Ks・Kisとなる。数式14において、Ks・Kisは、無視することができる。Vs(T)は、数式15のように近似することができる。
Figure 2007263667
数式7、数式10、数式15から、以下の条件式(数式16)が導出される。
Figure 2007263667
上記数式16において、ピエゾ抵抗素子30の抵抗値の温度係数Ksが0.15%/℃であり、ピエゾ抵抗素子30に通電する電流の温度係数Kisが−0.1%/℃であり、補償用ダイオードの電圧の温度係数Ldが−0.002V/℃である場合、基準温度Toにおけるピエゾ抵抗素子30の電圧Vs(To)は数式16のように導出される。
Figure 2007263667
上記数式17の条件の場合、Toにおけるピエゾ抵抗素子30の出力が4Vになるように定電流電源14の電流Iinを調節すればよい。このような方法で定電流電源14の出力電流Iinを決定することで、応力測定時の基準電圧Vstを一定に保つことができる。
本応力測定装置310で温度を測定するときは、スイッチ32をOFF状態にする。スイッチ32をOFF状態にすると、図13中の破線矢印で示すように電流が流れ、電流調整回路40への通電は中止される。そして温度測定にかかる都合のよい電流(例えばIin/2)が印加される。
なお、本応力測定装置310は、電流調整回路40への通電を中止して環境温度を測定する。従って、本応力測定装置310の温度測定に係る回路構成は、第1実施例の応力測定装置10と同様であるので、温度測定に係る説明は省略する。
<第5実施例>
図13に本実施例の応力測定装置410の構成を模式的に示した回路図を示す。本応力測定装置410は、電流調整回路40と電流調整回路40への通電を制御するダイオード36が備えられていることを除けば、第2実施例の応力測定装置110と同様の構成であるので、重複する説明は省略する。ダイオード36は、遮断手段の一つの実施例である。
応力測定時において、スイッチ118の端子119は、第1定電流電源114側に接続されている。電流供給手段115がセンサ回路120に入力する電流は、第1定電流電源114から出力された電流である。図13に示す実線矢印は、応力測定時における電流の向きを示す。本応力測定装置410は、環境温度による基準電圧の上昇が補償用ダイオード122によって補正されている。
本応力測定装置410は、第4実施例の応力測定装置310と同様に、電流調整回路40を備える。応力測定装置410は、油圧の変化を示す出力電圧の変化の割合において、環境温度に依存した変化分が電流調整回路40によって補正されている。本応力測定装置410は応力測定時において、基準電圧が安定している。また、本応力測定装置410は、油圧の変化に対する出力電圧の変化率が安定している。本応力測定装置410は環境温度によらず、正確に油圧の変化を測定することができる。
本応力測定装置410で温度を測定するとき、スイッチ118の端子119は、第2定電流電源112側に接続する。電流供給手段115のセンサ回路120に入力する電流は、図13の破線矢印の方向に通電する。電流調整回路40は、ダイオード36が直列に接続されている。ダイオード36は、第2定電流電源112からセンサ回路120に入力する電流を流すことができない。電流供給手段115からセンサ回路120に入力する電流調整回路40への通電は中止される。温度測定時には、温度測定用ダイオード124にのみ電流が通電する。環境温度は、温度測定用ダイオード124の出力電圧から容易に測定することができる。
<第6実施例>
図14に応力測定装置510の構成を模式的に示した回路図を示す。応力測定装置510は、電流調整回路40がセンサ回路120の補償用ダイオード122とピエゾ抵抗素子130の接続点に接続されていることと、ダイオード36を備えていないことが異なる他は、第5実施例と同様であるので、重複する説明は省略する。
応力測定時において、スイッチ118の端子119は、第1定電流電源114側に接続されている。電流供給手段115からセンサ回路120に入力される電流は、第1定電流電源114から出力された電流である。図14に示す実線矢印は、応力測定時における電流の流れを示す。本応力測定装置510は、環境温度による基準電圧の上昇が補償用ダイオード122によって補正されている。
本応力測定装置510は、電流調整回路40を備える。応力測定装置510は、油圧の変化を示す出力電圧の変化の割合において、環境温度に依存した変化分が電流調整回路40によって補正されている。本応力測定装置510は応力測定時において、基準電圧と出力電圧の応力上昇に対する変化率が安定化している。本応力測定装置510は環境温度によらず、正確に油圧の変化を測定することができる。
本応力測定装置510で温度を測定するとき、スイッチ118の端子119は、第2定電流電源112側に接続する。電流供給手段115のセンサ回路120に入力する電流は、図14の破線矢印の方向に通電する。電流調整回路50は、補償用ダイオード122とピエゾ抵抗素子130の接続点に接続されている。補償用ダイオード122は、第1定電流電源114から出力される電流のみを通電する。従って、センサ回路120に電流を入力する電源を第2定電流電源112に切り替えると、電流調整回路50には電流が流れなくなる。温度測定時には、温度測定用ダイオード124にのみ電流が通電する。環境温度は、温度測定用ダイオード124の出力電圧から容易に測定することができる。
以上、本発明の好適な実施態様を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した態様を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の応力測定装置を模式的に示した回路図である。 低温、常温、高温時の出力電圧と入力電流の関係を示すグラフである。 応力測定時と温度測定時の、温度に対する電圧の変化を示すグラフである。 補償用ダイオードと抵抗体を組み合わせた温度補償用の回路の一例である。 補償用ダイオードと抵抗体を組み合わせた温度補償用の回路の一例である。 補償用ダイオードと抵抗体を組み合わせた温度補償用の回路の一例である。 第2実施例の応力測定装置を模式的に示した応力測定時の回路図である。 第2実施例の応力測定装置を模式的に示した温度測定時の回路図である。 第3実施例の応力測定装置を模式的に示した応力測定時の回路図である。 第3実施例の応力測定装置を模式的に示した温度測定時の回路図である。 第4実施例の応力測定装置を模式的に示した回路図である。 電流調整回路の一例を示した回路図である。 第5実施例の応力測定装置を模式的に示した回路図である。 第6実施例の応力測定装置を模式的に示した回路図である。 ダイオードの温度に対する電圧の変化を示すグラフである。
符号の説明
10、210、310、410、510:応力測定装置
30、130:ピエゾ抵抗素子
14:定電流電源
16:電圧測定手段
22、122:補償用ダイオード
24、26:抵抗体
32、118、218:スイッチ
40:電流調節回路
50:正の電流調整回路
52、56:固定抵抗
54:pnpトランジスタ
62、64:ダイオード
112:第2定電流電源
114:第1定電流電源
115、215:電流供給手段
119、217、219:スイッチの端子
120:センサ回路
124:温度測定用ダイオード
220、222:接点

Claims (9)

  1. 応力を測定する装置であり、
    電流供給手段と、
    その電流供給手段に接続されており、単ゲージ抵抗を形成しているピエゾ抵抗素子とそのピエゾ抵抗素子に直列に接続されている補償用ダイオードを有する直列回路と、
    その直列回路の両端間の電圧を測定する電圧測定手段を備えており、
    単ゲージ抵抗は、作用する応力によって抵抗値が変化するピエゾ抵抗効果を有するとともに、その抵抗値が温度上昇に依存して上昇する正の温度特性を有しており、
    補償用ダイオードは、前記電流供給手段に対して順方向に設けられており、そのアノード・カソード間電圧が温度上昇に依存して低下する負の温度特性を有していることを特徴とする応力測定装置。
  2. 電流供給手段が直列回路に供給する電流は、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化率が等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項1の応力測定装置。
  3. 電流供給手段は、応力を測定するときに第1電流を直列回路に供給し、温度を測定するときに第2電流を直列回路に供給することが可能であり、
    第1電流は、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数とその電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化率が等しくなるように設定されており、
    第2電流は、その第1電流とは異なる大きさであることを特徴とする請求項1の応力測定装置。
  4. 前記直列回路の両端間に並列に接続されているとともに、電流供給手段に対して逆方向に設けられている温度測定用ダイオードをさらに備えており、
    電流供給手段は、応力を測定するときに第3電流を直列回路に供給し、温度を測定するときに第4電流を温度測定用ダイオードに供給することが可能であることを特徴とする請求項1の応力測定装置。
  5. 第3電流は、ピエゾ抵抗素子の常温における抵抗とピエゾ抵抗素子の抵抗温度係数その電流を乗じて計算される値と、補償用ダイオードの温度に依存するアノード・カソード間の電圧変化分が等しくなるように設定されており、
    第4電流は、第3電流と通電方向が異なることを特徴とする請求項1の応力測定装置。
  6. 前記電流供給手段は、第3電流を供給する第1定電流電源と、第4電流を供給する第2定電流電源と、第1定電流電源と第2定電流電源を切り替えるスイッチを備えており、
    そのスイッチは、応力を測定するときに第1定電流電源を選択し、温度を測定するときに第2定電流電源を選択することを特徴とする請求項5の応力測定装置。
  7. 温度上昇に依存して電流値を低下する負の電流調整回路と、温度上昇に依存して電流値を増大する正の電流調整回路の並列回路を有する電流調整回路をさらに備えており、
    ピエゾ抵抗素子と電流調整回路は、電流供給手段に対して並列に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの応力測定装置。
  8. 第3電流を電流調整回路に通電し、第4電流を電流調整回路に通電しない遮断手段をさらに備えていることを特徴とする請求項7の応力測定装置。
  9. 前記遮断手段が、ダイオードであることを特徴とする請求項8の応力測定装置。
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