JP2007262964A - ターボチャージャの制御装置 - Google Patents

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【課題】ウエストゲートバルブからの熱伝導によるアクチュエータロッドの熱膨張及び電動モータ部の熱害を抑制することができ、応答性の向上が図れるターボチャージャの制御装置を提供する。
【解決手段】ターボチャージャ8にウエストゲートバルブ21を設け、該ウエストゲートバルブ21を、電動モータ部24を有する電動アクチュエータ25により開度制御するようにしたターボチャージャ8の制御装置54であって、上記電動アクチュエータ25とウエストゲートバルブ21を繋ぐアクチュエータロッド27に凹凸嵌合部48を設け、該凹凸嵌合部48の内部に中空部49を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャの制御装置に関するものである。
ディーゼルエンジンにおいては、低NOxと低スモークの同時低減を可能にする予混合圧縮着火燃焼の研究が近年活発に行われている。この予混合圧縮着火燃焼は、均一で希薄な混合気を早期に生成し燃焼させるため、技術課題としてエンジン負荷を増すと過早着火が発生して着火時期の制御が困難となり、そのため運転領域が低負荷領域に限定されるといった問題がある。
この予混合圧縮着火燃焼による運転領域を拡大する手法としては、排気ガスの一部を排気系から取り出して吸気系に戻し、混合気に加えるEGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)のEGR率を高め、混合気の酸素濃度を低減することにより燃焼を抑制し、空燃比(A/F)を確保することが効果的である。そして、その具体的対応策としては、多段例えば2段式のターボチャージャ(排気タービン駆動式過給機)を用い、高圧段の小型ターボチャージャにより低速低負荷領域から高ブーストを得て、高EGR率と高空燃比を確保することが考えられる。
このような2段過給システムにおいては、高圧段ターボチャージャと低圧段ターボチャージャを用いた場合、所定の運転領域において、使用するターボチャージャを切り替える必要があり、この切り替えを行うために、バイパスバルブが必要となり、バタフライ式やポペット式等のバルブが用いられている。このバルブには、全流量を流すための開度(開口面積)が必要となるが、一方では高圧段ターボチャージャから低圧段ターボチャージャに切り替える遷移域において、バイパスバルブ開度とガス流量の関係を見た場合、EGR率と高空燃比を緻密に制御するには、バイパスバルブ開度に対するガス流量の感度が高く精密なバイパスバルブ開度の制御が必要となる。
ここで、バイパスバルブの開度と流量の関係に着目すると、排気バイパスバルブを1個用いる場合には、高速域で全排気ガス流量を流せるようにしなければならないので、大きな開口面積が必要となるが、大きな開口面積のバイパス流路をバタフライ式やポペット式等のバルブで緻密な開度制御を行うことは難しい。排気バイパスバルブを2個用いる場合には、緻密な流量制御用の小径バルブと、全排気ガス流量用の大径バルブとを組合せることが可能になるが、バルブ数量及び配管が増加し、構造が煩雑化し、車両への搭載性も問題になる。
そこで、緻密な流量制御用の小型バルブとして、ウエストゲートバルブを採用すると共に、その駆動手段として、電動モータ部を有する電動アクチュエータを採用することが考えられる。なお、ウエストゲートバルブのアクチュエータに関する関連技術としては、特許文献1に記載されているようにダイヤフラム式のものに電磁コイル式のものを組合わせた複合構造のものなどが提案されている。
特開平5−231165号公報
ところで、ウエストゲートバルブの開度制御を電動アクチュエータにより行うようにした場合、電動アクチュエータとウエストゲートバルブを繋ぐアクチュエータロッドが高温の排気ガスと接触するウエストゲートバルブからの熱伝導により昇温して熱膨張を生じるため、この熱膨張を考慮した遊び(ガタ)を設ける必要がある。しかしながら、このように電動アクチュエータとウエストゲートバルブとの間にアクチュエータロッドの熱膨張を考慮した遊び(ガタ)を設けるとなると、応答性の悪化を招き、精密なバルブ開度制御を行うことが困難になる。また、電動アクチュエータにおいては、電動モータ部に焼付き等の熱害が発生するおそれもある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、ウエストゲートバルブからの熱伝導によるアクチュエータロッドの熱膨張及び電動モータ部の熱害を抑制することができると共に応答性の向上が図れるターボチャージャの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、ターボチャージャにウエストゲートバルブを設け、該ウエストゲートバルブを、電動モータ部を有する電動アクチュエータにより開度制御するようにしたターボチャージャの制御装置であって、上記電動アクチュエータとウエストゲートバルブを繋ぐアクチュエータロッドに凹凸嵌合部を設け、該凹凸嵌合部の内部に中空部を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、ターボチャージャにウエストゲートバルブを設け、該ウエストゲートバルブを、電動モータ部を有する電動アクチュエータにより開度制御するようにしたターボチャージャの制御装置であって、上記電動アクチュエータとウエストゲートバルブを繋ぐアクチュエータロッドに中空管を介在させたことを特徴とする。
上記アクチュエータロッドは、低熱伝導材からなることを特徴とする。
上記アクチュエータロッドの電動モータ部側端部に、低熱伝導材を介在させたことを特徴とする。
上記アクチュエータロッドの電動モータ部側端部及び該ロッドの端部に装着されるロッドキャップ部の少なくとも一方に中空用の凹部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、電動アクチュエータとウエストゲートバルブを繋ぐアクチュエータロッドに凹凸嵌合部を設け、該凹凸嵌合部の内部に中空部を設け、或いはアクチュエータロッドに中空管を介在させることにより、ウエストゲートバルブからの熱伝導によるアクチュエータロッドの熱膨張及び電動モータ部の熱害を抑制することが可能となり、アクチュエータロッドの熱膨張を考慮した遊び(ガタ)を減少でき、応答性の向上が図れる。
本発明を多段例えば2段過給システムに適用すれば、高圧段ターボチャージャから低圧段ターボチャージャに切り替える遷移域において、予混合圧縮着火燃焼におけるEGR率と空燃比の緻密な制御が可能となり、予混合圧縮着火燃焼の運転領域の拡大が図れる。また、排気バイパスバルブの占める空間の縮小化、構造の簡素化及び車両への搭載性の向上が図れる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基いて詳述する。図1の(a)は本発明を実施の形態であるターボチャージャの制御装置を概略的に示す図、(b)は(a)のA部の断面図である。図2はエンジンの吸排気システムを概略的に示す図、図3は図2のB部の詳細を示す図である。
図2において、1は内燃機関であるエンジン例えばディーゼルエンジンで、このエンジン1のエンジン本体1aには吸気系の一部を構成する吸気マニホールド2と、排気系の一部を構成する排気マニホールド3とが設けられている。吸気マニホールド2には吸気系の配管である吸気流路4が接続され、排気マニホールド3には排気系の配管である排気ガス流路5が接続されている。
吸気流路4には、下流から順にスロットルバルブ6、インタークーラ7、高圧段ターボチャージャ8のコンプレッサ8a、低圧段ターボチャージャ9のコンプレッサ9a及びエアフローセンサ(図示省略)が設けられている。本実施の形態では、エンジン1の吸気系には多段例えば2段のターボチャージャ8,9が直列に設けられている。ターボチャージャ8,9は、コンプレッサ8a,9aとこれを駆動する排気タービン8b,9bとからなっている。一方、上記排気ガス流路5には、上流から順に高圧段ターボチャージャ8の排気タービン8b、低圧段ターボチャージャ9の排気タービン9bが設けられている。
また、上記エンジン1には、排気ガスの一部を排気系から取り出して再びエンジン1の吸気系に戻すEGRガス流路10が設けられている。このEGRガス流路10の一端は排気マニホールド3に接続され、EGRガス流路10の他端は吸気流路4のスロットルバルブ6よりも下流に接続されている。EGRガス流路10には、下流側から順に、EGRバルブ11及びEGRクーラ12が設けられている。
上記ターボチャージャを直列に多段例えば2段に配置した2段過給システムにおいては、低速〜中速域用の高圧段ターボチャージャ8と、中速〜高速域用の低圧段ターボチャージャ9とを切り替えて使用するために、上記排気ガス流路5には、高圧段ターボチャージャ8の排気タービン8bの上流と下流を繋ぐための第1の排気バイパスバルブ13を有する第1の排気バイパス流路14と、低圧段ターボチャージャ9の排気タービン9bの上流と下流を繋ぐための第2の排気バイパスバルブ15を有する第2の排気バイパス流路16とが設けられている。また、上記吸気流路4には、高圧段ターボチャージャ8のコンプレッサ8aの上流と下流を繋ぐための第1の吸気バイパスバルブ17を有する第1の吸気バイパス流路18と、低圧段ターボチャージャ9のコンプレッサ9aの上流と下流を繋ぐための第2の吸気バイパスバルブ19を有する第2の吸気バイパス流路20とが設けられている。
低速〜中速域では、第1の排気バイパスバルブ13及び第1の吸気バイパスバルブ17が全閉とされ、且つ第2の排気バイパスバルブ15及び第2の吸気バイパスバルブ19が全開とされる。中速〜高速域では、第1の排気バイパスバルブ13及び第1の吸気バイパスバルブ17が全開とされ、且つ第2の排気バイパスバルブ15及び第2の吸気バイパスバルブ19が全閉とされる。
高圧段ターボチャージャ8から低圧段ターボチャージャ9に切り替える遷移域においては、予混合圧縮着火燃焼による運転領域を拡大するべく2段過給システムのバイパス開度を緻密に制御してEGR率と空燃比を最適にするために、図3に示すように高圧段ターボチャージャ8には、第3の排気バイパスバルブであるウエストゲートバルブ21を有する第3の排気バイパス流路(ウエストゲート)22が設けられている。上記高圧段ターボチャージャ8の排気タービン8bをバイパスする2つの流路のうち、第1の排気バイパス流路14は大口径とされ、第3の排気バイパス流路(ウエストゲート)22は小口径とされている。
図1の(a),(b)及び図3に示すように、高圧段ターボチャージャ8の排気タービン8bのタービンハウジング23には、その上流側と下流側を連通する開口部であるウエストゲート(第3の排気バイパス流路)22が設けられていると共に、このウエストゲート22を開度制御可能に開閉するべくウエストゲートバルブ21が設けられている。このウエストゲートバルブ21の開度を緻密に制御するために、ウエストゲートバルブ21には、これを緻密に制御可能な電動モータ部24を有する電動アクチュエータ25が設けられている。この電動アクチュエータ25は予め設定されたプログラムに基いてコントローラ26により制御されるように構成されている。
上記遷移域においては、第1の排気バイパスバルブ13及び第1の吸気バイパスバルブ17が全閉とされ、且つ第2の排気バイパスバルブ15及び第2の吸気バイパスバルブ19が全開とされ、この状態でウエストゲートバルブ21の緻密な開度制御が行われる。なお、この遷移域から低圧段ターボチャージャ9に完全に切り替える場合、ウエストゲートバルブ21を全開にすると共に、第1の排気バイパスバルブ13及び第1の吸気バイパスバルブ17を全開にすればよい。
電動アクチュエータ25は、ウエストゲートバルブ21を操作する操作軸であるアクチュエータロッド27を有している。このアクチュエータロッド27は電動アクチュエータ25とウエストゲートバルブ21を繋いでいる。上記タービンハウジング23にはウエストゲートバルブ21を開閉操作する入力レバー28と出力レバー29を有する回動軸30が設けられ、その出力レバー29にウエストゲートバルブ21が取付けられ、入力レバー28に上記アクチュエータロッド27の先端部が連結部材31及び連結ピン32を介して連結されている。
電動アクチュエータ25は、電動モータ部24と、アクチュエータロッド27をスライド可能に支持するロッド支持部33とを連結する連結フレーム34を有し、この連結フレーム34が高圧段ターボチャージャ8のコンプレッサ8aのコンプレッサハウジング35に取付られている。電動モータ部24は、モータハウジング36内に設けられたステータ部37と、モータハウジング36内に軸受38を介して回転自在に設けられたロータ部39とを有している。ロータ部39の回転をその軸方向の直線駆動軸40の直線(進退)運動に変換するために、ロータ部39の軸芯部には雌ネジ孔部41が設けられ、この雌ネジ孔部41には直線駆動軸40に設けられた雄ネジ部42が螺合されている。直線駆動軸40を回転させることなく軸方向にスライド可能に支持するために、モータハウジング36の前端部には直線駆動軸40を軸方向にスライド可能に支持するガイド孔部43が設けられている。直線駆動軸40の回転を防止する手段としては、例えばキーとキー溝があり、或いは直線駆動軸40及びガイド孔部43を円形以外の断面形状(例えば断面方形)にすることが考えられる。
上記直線駆動軸40の先端側にはこれを前進方向に付勢するコイルバネを有する第1の付勢機構44が設けられ、上記アクチュエータロッド27の基端部(後端部)側にはこれを後退方向に付勢するコイルバネを有する第2の付勢機構45が設けられており、直線駆動軸40の先端部とアクチュエータロッド27の後端部とが直線上で互いに対向して当接されている。
高圧段ターボチャージャ8のタービンハウジング23内にあって高温の排気ガスに晒されたウエストゲートバルブ21からの熱伝導によるアクチュエータロッド27の熱膨張及び電動モータ部24の熱害を抑制すると共にウエストゲートバルブ21の応答性の向上を図るために、上記アクチュエータロッド27は次のように構成されていることが好ましい。先ず、伝導による熱移動により熱抵抗を大きくすることを考えると、Q=λA(t1−t2)/Lとなる。ここで、Q:熱量、λ:熱伝導率、A:面積、L:長さ、t1,t2:高温度点,低温度点である。熱抵抗Rは、R=L/λAで定義されるので、熱抵抗を大きくするには、熱伝導率λを小さくする、伝熱面積Aを小さくする、或いは伝熱長さLを長くすればよい。なお、伝熱長さLを長くすることは、装置の大型化を助長するので、本実施の形態では好ましくはない。
本実施の形態では、図1又は図4に示すように、アクチュエータロッド27に中空管46を介在させることにより、伝熱面積を小さくしている。この場合、アクチュエータロッド27の中間部を中空管46に替えるために、アクチュエータロッド27の中間部を切除し、アクチュエータロッド27の前端部27aと後端部27bとの間に中空管46を介設している。この場合、アクチュエータロッド27の前端部27aと後端部27bとの間に中空管46を接合するために、アクチュエータロッド27の前端部27aと後端部27bの対向部に、中空管46の中空部46aの両端に嵌合する凸部47が形成されている。なお、この構成は、アクチュエータロッド27に凹凸嵌合部48を設け、該凹凸嵌合部48の内部に中空部49を設けた構成にもなっている。
上記中空管46は、アクチュエータロッド27と同じ材質からなっていてもよいが、低熱伝導材により形成されていることが更に好ましい。アクチュエータロッド27を熱伝導率λの低い材料により形成することが熱抵抗を大きくする上で好ましいからである。低熱伝導材としては、例えばジルコニア、チタン(Ti-6Al-4V)、SUS304、インコネル(625)、チラノ繊維(β-MAS)、チタン酸アルミ等が適用可能である。
また、本実施の形態では、図5に示すように、アクチュエータロッド27の電動モータ部側端部に低熱伝導材50を介在させていると共に、上記アクチュエータロッド27の電動モータ部側端部27b及び該ロッドの端部に装着されるロッドキャップ部51の少なくとも一方(図示例では両方)に中空用の凹部52,53が設けられている。図示例では、アクチュエータロッド27の電動モータ部側端部(後端部)27bとこれに装着されるロッドキャップ部51との間に低熱伝導材50が介在されている。低熱伝導材50としては、例えば上記したジルコニア、チラノ繊維が好適である。アクチュエータロッド27の電動モータ部側端部27bに凹部52を設けることにより低熱伝導材50との間の接触面積を低減している。また、ロッドキャップ部51に凹部53を設けることにより直線駆動軸40との間の接触面積を低減している。以上の構成によりターボチャージャの制御装置54が構成されている。
以上の構成からなるターボチャージャの制御装置54によれば、電動アクチュエータ25とウエストゲートバルブ21を繋ぐアクチュエータロッド27に中空管46を介在させ、或いはアクチュエータロッド27に凹凸嵌合部48を設け、該凹凸嵌合部48の内部に中空部49を設けたので、ウエストゲートバルブ21からの熱伝導によるアクチュエータロッド27の熱膨張及び電動モータ部24の焼付き等の熱害を抑制することが可能となり、アクチュエータロッド27の熱膨張を考慮した遊び(ガタ)を減少でき、これにより応答性の向上が図れる。
また、上記ターボチャージャの制御装置54を多段例えば2段過給システムに適用すれば、高圧段ターボチャージャ8から低圧段ターボチャージャ9に切り替える遷移域において、予混合圧縮着火燃焼におけるEGR率と空燃比の緻密な制御が可能となり、予混合圧縮着火燃焼の運転領域の拡大が図れる。また、排気バイパスバルブの占める空間の縮小化、構造の簡素化及び車両への搭載性の向上が図れる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。例えば、アクチュエータロッド27の伝熱面積を低減させる構造としては、図6に示すようにアクチュエータロッド27に環状溝55を適宜設けてもよく、或いは、アクチュエータロッド27に凹凸嵌合部48を設け、内部に中空部49を設ける構造としては、図7に示すように凹部48aと凸部48bを螺合により接合する構造であってもよく、或いは図8に示すように凹部48aと凸部48bを溶接57で接合する構造であってもよい。また、アクチュエータロッド27の熱伝導率を低減させる構造としては、図9に示すようにアクチュエータロッド27をポーラス材(多孔質焼結材)により形成してもよい。
また、電動アクチュエータ25の電動モータ部24への熱害対策としては、上述したアクチュエータロッド27の低伝熱構造に加えて例えば図10に示すように電動モータ部24の外周に冷却ジャケット59を設け、該冷却ジャケット59に冷却媒体例えば水または油を流通させて電動モータ部24を強制的に冷却するようにしてもよい。或いは、図11に示すように電動モータ部24の外周に放熱フィン60を設けたり、アクチュエータロッド27に放熱フィン61を設けることにより、これらを冷却するようにしてもよい。
(a)は本発明を実施の形態であるターボチャージャの制御装置を概略的に示す図、(b)は(a)のA部の断面図ある。 エンジンの吸排気システムを概略的に示す図である。 図2のB部の詳細を示す図である。 図1のC部の拡大断面図である。 図1のD部の拡大断面図である。 軸の変形例を示す断面図である。 軸の変形例を示す断面図である。 軸の変形例を示す断面図である。 軸の変形例を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
8 ターボチャージャ
21 ウエストゲートバルブ
24 電動モータ部
25 電動アクチュエータ
46 中空管
48 凹凸嵌合部
49 中空部
50 低熱伝導材
51 ロードキャップ部
52,53 凹部
54 制御装置

Claims (5)

  1. ターボチャージャにウエストゲートバルブを設け、該ウエストゲートバルブを、電動モータ部を有する電動アクチュエータにより開度制御するようにしたターボチャージャの制御装置であって、上記電動アクチュエータとウエストゲートバルブを繋ぐアクチュエータロッドに凹凸嵌合部を設け、該凹凸嵌合部の内部に中空部を設けたことを特徴とするターボチャージャの制御装置。
  2. ターボチャージャにウエストゲートバルブを設け、該ウエストゲートバルブを、電動モータ部を有する電動アクチュエータにより開度制御するようにしたターボチャージャの制御装置であって、上記電動アクチュエータとウエストゲートバルブを繋ぐアクチュエータロッドに中空管を介在させたことを特徴とするターボチャージャの制御装置。
  3. 上記アクチュエータロッドは、低熱伝導材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のターボチャージャの制御装置。
  4. 上記アクチュエータロッドの電動モータ部側端部に、低熱伝導材を介在させたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のターボチャージャの制御装置。
  5. 上記アクチュエータロッドの電動モータ部側端部及び該ロッドの端部に装着されるロッドキャップ部の少なくとも一方に中空用の凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のターボチャージャの制御装置。
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