JP2007262587A - 印刷用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色度が高く、褪色性に優れ、軽量で嵩高であるにもかかわらず印刷適正に優れ、紙粉の発生がほとんどなく、しかも手触り感が良好な印刷用紙を提供すること。
【解決手段】JIS P 8123に準拠した白色度が75%以上、JIS P 8118に準拠した密度が0.50g/cm3以下、かつ褪色性が6以下であることを特徴とする、印刷用紙。
【選択図】なし

Description

本発明は、印刷用紙に関する。さらに詳しくは、白色度が高く、褪色性に優れ、軽量で嵩高であるにもかかわらず印刷適正に優れ、紙粉の発生がほとんどなく、しかも手触り感が良好であり、例えばオフセット印刷、輪転印刷などに好適に使用し得る印刷用紙に関する。
近年では、印刷物の輸送コストの削減、嵩高性を高めることによる、厚みに対するページ数の削減、見た目のボリューム感の醸し出しを目的とした、印刷用紙の軽量化及び嵩高性の向上に対する研究が進められている。
また印刷技術の面でも、例えばオフセット印刷化、カラー印刷化、高速大量印刷化、自動化といった点で大きな進歩を遂げてきており、これに伴って、印刷用紙に対しても作業性や印刷適正の面から改良が求められている。
例えば広告、ダイレクトメール、各種雑誌、カタログ、マニュアル、書籍といった印刷物の種類に応じて各種印刷用紙が使用されるが、中でもコミック用紙は、一般に、機械パルプや脱墨パルプを主体としており、このコミック用紙への印刷においても、前記のごとき印刷の高速化、カラー紙面、自動化等の要求が高まり、印刷用紙へのコンピューターシステムの導入と相まって、凸版印刷からオフセット印刷への転換が急速に進んできている。さらに、特にコミック用紙においては、古書としての流通量が多く、古書店での陳列において、個々の書籍の裁断面の褪色による色ムラによって見た目の商品価値が低下する問題から、褪色性の良い印刷用紙が求められている。
このオフセット印刷の普及により、印刷用紙に対しては、例えば(1)嵩高性を有し、軽量であること、(2)高白色度でありながら褪色性が良いこと、(3)吸水抵抗性が適度に保たれ、湿潤強度があること、(4)印刷再現性が高いこと、(5)紙粉の発生がないこと等が要求される。これらの中でもやはり、高白色度で褪色性が良いこと、嵩高性を有し、軽量であることの要求は特に高い。
印刷用紙の軽量化としては、基紙の坪量の低減が考えられており、できる限り弱い叩解を施した高濾水度の原料パルプを用いたり、例えば紡錘状、柱状、針状といった特定の形状を有する軽質炭酸カルシウムを内添することが検討されている。しかしながら、坪量の低減は基紙自体の紙質強度を低下させ、印刷作業時の断紙、オフセット印刷時の紙粉の発生、不透明度の低下によるインクの裏抜け等の問題が生じる。
一方印刷用紙の嵩高性の向上策としては、嵩高剤の使用や、剛直で繊維間に空隙を作り易い機械パルプを高配合することが検討されている。しかしながら、嵩高剤は高価であり、繊維間の結合を阻害したり離間させる性質を有しているため、表面強度のみならず、Z軸(厚み)方向における紙質強度をも低下させる問題を有する。また機械パルプの高配合は、安価に嵩高性を得ることが可能になるものの、機械パルプは本来白色度が低く、蛍光増白剤を多用しなければならない。しかしながら、かかる蛍光増白剤の多用は、経時において印刷用紙の褪色性を著しく損ない、白色度が低下する原因になる。さらに機械パルプの多用は、前記白色度の問題だけではなく、用紙表面の平坦性を損ない、オフセット印刷時の紙粉発生の原因となり、輪転印刷における湿し水による湿紙強度の低下が原因の断紙等、印刷適正にも種々の問題を生じる。
そこで、良好な白色度、褪色性を有し、軽量化及び嵩高性の向上が図られ、なおかつ紙粉発生や断紙がなく印刷適正に優れた印刷用紙を提供すべく、種々の技術が開発されている。
例えば特許文献1には、カナディアンスタンダードフリーネス(以下、CSFという)が100mlのパルプを用いて作製した手抄き紙の密度が0.45g/cm3以下の広葉樹機械パルプを含有する印刷用紙が開示されている。かかる広葉樹機械パルプは、広葉樹木材チップをアルカリ過酸化水素水溶液に含浸後、常圧又は加圧リファイニング処理を行って得られるものであり、ルンケル比が4.0以上と大きく、剛直な広葉樹機械パルプを5〜96重量%原紙中に含有させることで、不透明度や白色度といった光学的特性を維持し、かつ嵩高で印刷適正に優れた印刷用紙を得ようとしたものである。
しかしながら、特許文献1に開示の印刷用紙では、広葉樹機械パルプを使用しているため、前記したように、原料パルプのCSFが100mlと極めて低い。このような原料パルプを抄紙した印刷用紙は、製本加工時に用紙の破れや紙粉が発生するだけでなく、剛直な広葉樹機械パルプゆえに表面性や褪色性に劣り、特に平坦性が悪く印刷適正に劣り、高精細な印刷を施すことができない。
また特許文献2には、不透明度が89%以上、白色度が65%以上、表面粗さが4.5μm未満で、全繊維量の90重量%以上の機械パルプを含む塗工印刷用紙が開示されている。かかる塗工印刷用紙では、全繊維量の90重量%以上の機械パルプを用いることで、不透明度や堅さを与え、比較的嵩高い範囲で、カレンダ加工により所望の嵩に調整して印刷適正を向上させ、さらに、化学パルプの使用量を低減させて製造コストを削減しようとしたものである。
しかしながら、特許文献2に開示の塗工印刷用紙は、塗工紙であるため、非塗工紙と比較して製造コストが各段に高いだけでなく、塗工により密度が高く、手肉感が悪いものである。
さらに特許文献3には、化学薬品処理を施して製造される広葉樹機械パルプと嵩高剤とを少なくとも用いた原紙に澱粉系紙力剤を塗工した、密度が0.35〜0.50g/cm3の嵩高中質印刷用紙が開示されている。かかる嵩高中質印刷用紙では、単繊維密度指数が0.20以上の広葉樹機械パルプを全パルプの10〜60重量%用い、かつ嵩高剤の添加量を0.1〜1.2%、澱粉系表面紙力剤の塗工量を0.3〜3.0g/m2とすることで、白色度を向上させ、かつ低密度化と、柔軟性の向上(低剛度化)とを図り、しかも印刷適正を向上させ、ブリードの発生を抑制しようとしたものである。
しかしながら、特許文献3に開示の嵩高中質印刷用紙は、前記特許文献1に開示の印刷用紙と同様に、やはり広葉樹機械パルプを使用しているため、原料パルプのCSFが100mlと極めて低く、製本加工時に用紙の破れや紙粉が発生するだけでなく、剛直な広葉樹機械パルプゆえに表面性や褪色性、特に平坦性が悪く印刷適正に劣り、高精細な印刷を施すことができない。
特開2003−49386号公報 特開2004−525284号公報 特開2005−163253号公報
本発明は前記背景技術に鑑みてなされたものであり、白色度が高く、褪色性に優れ、軽量で嵩高であるにもかかわらず印刷適正に優れ、紙粉の発生がほとんどなく、しかも手触り感が良好な印刷用紙を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、JIS P 8123に準拠した白色度が75%以上、JIS P 8118に準拠した密度が0.50g/cm3以下、かつ褪色性が6以下であることを特徴とする印刷用紙に関する。
本発明の印刷用紙は、白色度が高く、褪色性に優れ、軽量で嵩高であるにもかかわらず印刷適正に優れ、紙粉の発生がほとんどなく、しかも手触り感が良好であり、例えばオフセット印刷、輪転印刷などに好適に使用し得るものである。
(第1の実施形態)
本発明の印刷用紙は、前記したように、JIS P 8123に準拠した白色度が75%以上、JIS P 8118に準拠した密度が0.50g/cm3以下、かつ褪色性が6以下のものである。
まず本実施形態に係る印刷用紙に用いられる原料パルプについて説明する。本実施形態においては、印刷用紙が前記のごとき所望の白色度、密度及び褪色性を有する限り、その原料パルプには特に限定がないが、例えば機械パルプを好適に用いることができる。
本実施形態にて好適に使用することができる機械パルプとしては、嵩高な印刷用紙を得るために、例えば針葉樹材であるパイン(pine)、スプルース(spruce)、ファー(fir)等を原料とする、リファイナーグランドウッドパルプ(RGP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、加圧グランドウッドパルプ(PGW)等の針葉樹機械パルプがあげられ、これらの中でもTMPやPGWは、特に嵩高くかつ高不透明度で、高白色度であり、強度の高い印刷用紙が得られる点から好ましい。特に、PGWは、針葉樹木材を加圧下にグランドウッドパルプ(GP)と同様に磨砕したもので、原料パルプとして用いてもオフセット印刷時の紙ムケの原因となる結束繊維を含有せず、柔軟性があり、繊維長分布でみるとGP及びTMPよりも中間繊維を多く含有している。しかもPGWはフィブリル化されているので、強度が高く平滑性を発現し易いという特性を有し、褪色性も機械パルプの中でも低いことから、本実施形態に係る印刷用紙に好適に使用することができる。
なお、得られる印刷用紙の使用目的等に応じ、より高い白色度が求められる場合には、前記機械パルプに1つ以上の公知の漂白処理を施し、パルプをさらに漂白することもできる。この場合には、例えば過酸化水素、オゾン、過酢酸等の酸化剤又はハイドロサルファイト(亜二チオン酸ナトリウム)、硫酸水素ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、ホルムアミジンスルフィン酸(FAS)等の還元剤を用いることができる。特に還元剤を用いて漂白処理を施した場合には、理由は明確ではないが、高い褪色性が発現される。
本実施形態においては、前記機械パルプの他にも、例えば針葉樹クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹クラフトパルプ(LBKP)等のクラフトパルプ、デインキングパルプ(DIP)、ウェストパルプ(WP)等の古紙パルプ等を制限なく用いることができる。これらの中でも、クラフトパルプ、特に直線的で短い繊維の広葉樹クラフトパルプを用いることが、得られる印刷用紙の嵩高さ、軽量化、印刷適正をさらに向上させることができるという点から好ましい。
なお、得られる印刷用紙の嵩高さや軽量化をより充分に向上させるには、JIS P 8220に記載の「パルプ−離解方法」に準拠した離解後の原料パルプの、JIS P 8121に記載の「パルプのろ水度試験方法」に準拠したCSFが340ml以上、さらには350ml以上であることが好ましい。かかるCSFが340ml未満の場合には、製造段階における平坦化処理にて容易に密度変化が生じ、嵩高さが損なわれる恐れがある。また、印刷用紙の強度確保の点から、原料パルプには適度な叩解処理を施すことが必用であり、嵩高性を落とさないまま強度を確保する、良好な地合を得ることが可能な叩解度という点から、かかるCSFは370ml以下であることが好ましい。
本実施形態において、原料パルプとして例えば前記機械パルプを用いる場合、JIS P 8220に準拠した離解後の原料パルプにおける、JIS P 8120に記載の「紙、板紙及びパルプ−繊維組成試験方法」に準拠した染色法による機械パルプの割合は、該機械パルプに起因した褪色、黄変化を抑えながら、その繊維の剛直性によって嵩高さを確保し、同じ厚さの印刷用紙と比較して軽量化を図ることができるという点から、25質量%以上、さらには27質量%以上であることが好ましい。また機械パルプに起因した褪色、黄変化を抑えることが困難となったり、印刷用紙自体が脆くなり、製本加工適正が低下しないようにするには、該機械パルプの割合は50質量%以下、さらには48質量%以下であることが好ましい。
また原料パルプとして、前記機械パルプとともにクラフトパルプ、特に広葉樹クラフトパルプを用いる場合、印刷用紙にて精細な印刷適正を確保し、75%以上の所望の白色度を得るには、JIS P 8220に準拠した離解後の原料パルプにおける、JIS P 8120に準拠した染色法による広葉樹クラフトパルプの割合は、50質量%以上、さらには52質量%以上であることが好ましい。また広葉樹本来の直線的で短繊維の構造から、密度が上昇し、嵩高さや軽量性を確保することが困難とならないようにするには、該広葉樹クラフトパルプの割合は75質量%以下、さらには73質量%以下であることが好ましい。
本実施形態に係る印刷用紙を得るには、前記原料パルプからなるパルプスラリーに、必要に応じて填料、内添サイズ剤、定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を適宜添加し、例えばpH値などの条件を調整して長網型抄紙機、ツインワイヤー型抄紙機等の通常の抄紙機にて抄紙する方法を採用することができる。
填料としては、例えば軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、サチンホワイト、ケイ酸アルミニウム、ケイソウ土、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、合成シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料;スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料等があげられる。
内添サイズ剤としては、例えば酸性抄紙用ロジンサイズ剤、中性抄紙用変性ロジンサイズ剤、アルケニルコハク酸系サイズ剤、アルキルケテンダイマー系サイズ剤、アルケニル無水コハク酸系サイズ剤、ワックス系サイズ剤、スチレン樹脂系サイズ剤、オレフィン樹脂系サイズ剤、スチレン−アクリル樹脂系サイズ剤、高級脂肪酸系サイズ剤、カチオンポリマー型サイズ剤、酸化澱粉等があげられる。
また前記各種添加剤の他にも、原料パルプスラリーに嵩高剤を添加し、得られる印刷用紙の嵩高さを向上させる方法も試みられてきたが、嵩高剤は、用紙のZ軸強度を主体に紙質強度を低下させるため、その使用を控えることが好ましい。また、所望の嵩高さを得るために機械パルプを多用した場合、機械パルプそのものが低白色度であることから、主に蛍光増白剤を併用することができる。かかる蛍光増白剤の中には、発ガン性の恐れがあるとともに、褪色性を損ない、白色度を低下させるものも含まれるので、蛍光物質の検査法環食第244号(昭和46年5月8日)及び食安基発第0107001号(平成16年1月7日)にて規定される蛍光物質の溶出を示さないものを使用することが、印刷用紙の高白色度の維持に効果的である。
なお本実施形態に係る印刷用紙を、例えば特にオフセット印刷に適用する場合、かかるオフセット印刷にて湿し水が用いられることから、印刷用紙に適宜サイズ性(吸水抵抗性)を付与することが好ましい。かかるサイズ性を良好に保持することにより、湿し水転移量の上昇、紙伸び、ウェット着肉不良、色ずれ等の恐れをより充分に抑えることができる。
サイズ性をコントロールするには、前記のごとき内添サイズ剤を原料パルプスラリーに添加し、抄紙と同時に印刷用紙内部に内添サイズ剤を含有させるか、又は抄紙後、2本ロールサイズプレス、ゲートロールコーター等の塗工機を用い、表面サイズ剤を印刷用紙表面に塗工するか、少なくともいずれか一方を行うことが好ましい。なお該表面サイズ剤としては、例えば内添サイズ剤として例示したものを用いることが可能である。
例えば前記内添サイズ剤を用いる場合、得られる印刷用紙に充分なサイズ性を付与し、耐湿し水性をより向上させるには、原料パルプ100質量部に対して0.1質量部以上、さらには0.3質量部以上とすることが好ましく、印刷用紙表面でのインクの吸収乾燥性が低下せず、印刷操業性が悪化する恐れがないようにするには、原料パルプ100質量部に対して1質量部以下、さらには0.8質量部以下とすることが好ましい。
また、例えば前記表面サイズ剤を用いる場合、得られる印刷用紙に充分なサイズ性を付与し、耐湿し水性をより向上させるには、印刷用紙への塗工量を片面あたりで0.04g/m2以上、さらには0.06g/m2以上とすることが好ましく、印刷用紙表面でのインクの吸収乾燥性が低下せず、印刷操業性が悪化する恐れがないようにするには、印刷用紙への塗工量を片面あたりで0.20g/m2以下、さらには0.18g/m2以下とすることが好ましい。
かくして得られる本実施形態に係る印刷用紙は、特定の白色度、密度及び褪色性を同時に満足するものである。すなわち本実施形態に係る印刷用紙は、JIS P 8123に準拠した白色度が75%以上、JIS P 8118に準拠した密度が0.50g/cm3以下、かつ褪色性が6以下である。
本実施形態において、目的とする印刷用紙の美粧性を確保するためには、従来の印刷用紙と比較して見た目の白さを確保することを考慮すると、JIS P 8123に記載の「紙及びパルプのハンター白色度試験方法」に準拠して測定した白色度は75%以上、好ましくは76%以上が必用である。例えば原料パルプとして機械パルプを使用した場合、該機械パルプ本来の白色度は高くとも70%程度であり、好ましくはオゾンやFAS等の還元剤による漂白処理により、印刷用紙に75%以上の白色度を付与することができ、低コストで印刷用紙を生産することができる。なおかかる白色度は、得られる印刷用紙の使用目的によっても多少異なり、その上限値には特に限定がなく、本発明で特に効果が期待できるコミック用紙への用途展開においては、従来のコミック用紙の白色度が70%程度であるのに対し、白色度が75%以上であり、最近のフロカラー、高精細なオフセット印刷によるコミック用紙に好適に使用できる。
本実施形態に係る印刷用紙の、JIS P 8118に記載の「厚さ及び密度の試験方法」に準拠して測定した密度は0.50g/cm3以下であるが、かかる密度は印刷適正と相俟って必用であり、例えばJIS P 8119に記載の「ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に準拠して測定したベック平滑度を3秒以上とすることで、高精細な印刷適正を得ることができる。さらには密度が0.48g/cm3以下であることが好ましく、ベック平滑度は4〜20秒であることが好ましい。ベック平滑度が20秒以上である場合には、嵩高性の維持、必要以上の密度低下を避けることが困難であり、印刷用紙表面の物理的平坦化により紙粉が発生し易く、手触り感が低下する恐れがある。なお、オフセット印刷版と印刷用紙との密着性(クッション性)、手触り感、紙質強度の確保を考慮すると、かかる密度は0.42g/cm3以上であることが好ましい。
本実施形態に係る印刷用紙は、例えば屋外における長時間にわたる使用に対する品質保持性を考慮して、その褪色性が6以下、好ましくは5以下である。ここでいう褪色性とは、後に詳説するように、フェードメーターにて夏季の日光照射に相当する処理を行い、かかる処理前後の白色度をJIS P 8148に記載の「紙、板紙及びパルプ−ISO白色度試験方法」に準拠して測定し、処理前後における印刷用紙最表面のISO白色度の差を算出したものであり、数値が小さいほど褪色性が良好である。なおかかる褪色性は、得られる印刷用紙の使用目的によっても多少異なるが、通常0に近いほど好ましい。
ところで、従来オフセット輪転印刷機での印刷用紙の印刷、特にコミック用紙の印刷は、B版縦目半歳サイズを事例にすると、800〜1000rpm、最速では1500rpmまで増速されるようになっている。
このように印刷速度が高速になるにつれて、印刷用紙にはさらなるサイズ度(吸水抵抗度)の管理が要求されるので、従来の乾燥状態や湿潤状態の紙力の管理だけでは、充分な品質改善が行われているとはいえない。また、現在のサイズ度の管理方法である、コブサイズ度測定法やウォータードロップ法(点滴吸水度法)による測定だけでは不充分である。すなわちコブサイズ度測定法や点滴吸水度法では静的な液の吸収しか捉えておらず、吸水性の指標とはなるものの、高速で印刷が行なわれ、湿し水との接触も瞬時である印刷工程の吸水挙動を観察するには不充分である。
このため、実際の印刷条件に近い状態で品質管理をする必要があり、瞬間的な(すなわち実際に印刷が行われている状態の動的な)紙の吸水度の管理が必要となる。このような状況のもとに、印刷用紙に対してもより高品質なものが求められていることに鑑み、本実施形態においては、動的吸水性試験値を測定している。
動的吸水性試験値の測定は、サイズテスター(商品名:EST、Emtec社製)を用いて行う。まず、測定用の紙片(75mm×50mm)を両面テープでフォルダーに固定し、溶媒(水350ml)を満たした試験容器に沈める。ここで、フォルダーは、試験容器内に設けられた、超音波の発信素子と受信素子との間に沈める。紙片と溶媒とが接触してから0.025秒後に測定を開始する。超音波の透過強度は溶媒が紙片中へ浸透するのに伴って変化するので、動的吸水性試験値(%)と経過時間(s)とのグラフがサイズテスターのモニターに表示される。そして、このグラフを読みとることによって動的吸水性試験値を求めることができる。なお、測定用の超音波周波数は2MHzである。
例えばオフセット印刷では、印刷に先立って湿し水が付与され、その結果、印刷機でテンションがかかった状態で、湿し水により部分的に印刷用紙の強度低下が生じ、断紙が発生するものと考えられる。ここで、前記動的吸水性試験値が100%において印刷用紙表面への水の浸透が開始され、例えば表面の耐水性に劣る従来の印刷用紙では、測定開始より0.025秒〜0.2秒未満で印刷用紙への水の浸透が開始してしまい、0.3秒未満で動的吸水性試験値が50%に到達してしまう。これに対して、本実施形態に係る印刷用紙は、動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間が、好ましくは0.30秒以上、さらに好ましくは0.32秒以上であり、印刷用紙表面の耐水性が充分に向上し、吸水、乾燥による寸法変化、断紙が抑制されたものである。なおかかる動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間は、得られる印刷用紙の使用目的によっても多少異なるが、オフセットインクの吸収性、乾燥性を確保するという点を考慮すると、0.45秒程度以下であることが好ましい。
なお、本実施形態に係る印刷用紙において、例えば前記のごとき動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間を満足するには、原料パルプ、特に機械パルプと広葉樹クラフトパルプとの配合割合を調整したり、内添サイズ剤及び/又は表面サイズ剤の使用やその配合量、塗工量を調整することが有用である。
本実施形態に係る印刷用紙は、前記したように、75%以上の白色度、0.50g/cm3以下の密度、かつ6以下の褪色性を具備したものであり、好ましくは、動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間が0.3秒以上ものであるが、これらの他にも、例えば以下のような物性を有することが好ましい。
例えばJIS P 8124に記載の「坪量測定方法」に準拠して測定した坪量は、運送における軽量化と共に、好適な紙質強度や不透明度を確保するという点から、52〜78g/m2程度であることが好ましい。
JIS P 8118に記載の「厚さ及び密度の試験方法」に準拠して測定した厚さは、好適な紙質強度や不透明度を確保し、良好な印刷作業性を付与するという点から、125〜150μm程度であることが好ましい。
JIS P 8135に記載の「紙及び板紙−湿潤引張強さ試験方法」に準拠して測定した湿潤引張強さは、例えばオフセット印刷時の湿し水に対してさらに充分な紙質強度を付与し、また充分な印刷適正を維持するという点から、0.08〜0.15kN/m程度であることが好ましい。
JIS P 8149に記載の「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)」に準拠して測定した不透明度は、印刷用紙の使用目的に応じて適宜調整すればよいが、例えば75〜95%程度であることが好ましい。
JIS P 8143に記載の「紙のクラークこわさ試験機によるこわさ試験方法」に準拠して測定した剛度(縦)は、良好な印刷作業性や手触り感を付与し、また充分な印刷適正を維持するという点から、20〜30cm3/100程度であることが好ましい。
このように、本実施形態に係る印刷用紙は、特定の白色度、密度及び褪色性を具備し、軽量で嵩高であるにもかかわらず印刷適正に優れ、しかも手触り感が良好なものである。
次に本発明の印刷用紙を、以下の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜10及び比較例1〜6(印刷用紙の製造)
表1に示す割合で広葉樹クラフトパルプ(LBKP)、機械パルプ(PGW)及び針葉樹クラフトパルプ(NBKP)を配合し、原料パルプスラリーを調製した。このパルプスラリーに、パルプ固形分100質量部に対してクレー1質量部を添加した後、長網型抄紙機を使用し、ゲートロールコーターにて表面サイズ剤として酸化澱粉を固形分で0.1g/m2塗工して抄紙を行い、印刷用紙を得た。
なお表1中には、JIS P 8220に準拠した離解後の原料パルプの、JIS P 8121に準拠したCSFを併せて示す。また表1中の各原料パルプの配合量は、JIS P 8120に準拠した染色法により求めたものである。
得られた印刷用紙について、以下の方法にて各物性を測定した。これらの結果を表2に示す。また市販の実測坪量69g/m2の印刷用紙を比較例7とし、同様に各物性を測定した。なおこの市販の印刷用紙の原料パルプ及びCSFは表1に示すとおりである。
(a)白色度
JIS P 8123に記載の「紙及びパルプのハンター白色度試験方法」に準拠して測定した。
(b)密度
JIS P 8118に記載の「厚さ及び密度の試験方法」に準拠して測定した。
(c)褪色性
フェードメーター(商品名:耐光試験機FAL−5、紫外線ロングライフフェードメーター、スガ試験機(株)製)にて夏季約1ヵ月分の日光照射に相当する10時間処理を行った。この処理前後の白色度をJIS P 8148に記載の「紙、板紙及びパルプ−ISO白色度試験方法」に準拠して測定し、処理前後における印刷用紙最表面のISO白色度の差を算出した。なお算出した数値が小さく、0に近いほど褪色性に優れる。
(d)動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間
サイズテスター(商品名:EST、Emtec社製)を用い、紙片(75mm×50mm)を両面テープでフォルダーに固定し、このフォルダーを、水350mlを満たした試験容器内に設けられた、超音波の発信素子と受信素子との間に沈めた。紙片と水とが接触してから0.025秒後に測定を開始し、サイズテスターのモニターに表示された動的吸水性試験値と経過時間とのグラフから、動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間(表2中、「ESTサイズ度」と示す)を読みとった。なお、測定用の超音波周波数は2MHzであった。
(e)坪量
JIS P 8124に記載の「坪量測定方法」に準拠して測定した。
(f)厚さ
JIS P 8118に記載の「厚さ及び密度の試験方法」に準拠して測定した。
(g)湿潤引張強さ
JIS P 8135に記載の「紙及び板紙−湿潤引張強さ試験方法」に準拠して測定した。
(h)不透明度
JIS P 8149に記載の「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)」に準拠して測定した。
(i)剛度(縦)
JIS P 8143に記載の「紙のクラークこわさ試験機によるこわさ試験方法」に準拠して測定した。
次に、実施例1〜10及び比較例1〜7の印刷用紙について、以下の試験例1〜2に基づいて各特性を調べた。その結果を表2に示す。
試験例1(印刷適正)
RI印刷試験機(石川島産業機械(株)製)を用い、オフセット印刷用墨インキ(商品名:TKハイエコー墨、東洋インキ(株)製)1.0gを展色して印刷した。印刷開始5分後にコート紙を印刷面に一定圧力で接着し、コート紙へのインク転移状況を調べ、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:セットが非常に早く、オフセット枚葉印刷の高速印刷にも対応することができ、裏移 りの問題がないレベル。
○:セットが早く、裏移りの問題がないレベル。
△:標準的なレベル。
×:セットが遅く、オフセット印刷としては使用不可能なレベル。
試験例2(紙粉の発生)
オフセットカラー印刷機(型番:LITHRONE44、(株)小森コーポレーション製)を使用し、連続5000部の藍、赤、黄、墨4色カラー印刷を行った。その後ブランケット非画線部での紙粉の堆積状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:紙粉が認められない。
○:紙粉がやや認められるが、実操業上問題がない。
△:紙粉が認められ、実操業上問題がある。
×:ブランケット上に紙粉が多く堆積している。
Figure 2007262587
Figure 2007262587
表2に示された結果から、実施例1〜10の印刷用紙はいずれも、高い白色度を有し、かつ密度及び褪色性が低く、さらに動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間が長く耐水性に優れたものであることがわかる。また印刷適正にも優れ、紙粉の発生も殆どなく、オフセット印刷などの印刷に好適な優れた特性を具備したものであることがわかる。
これに対して比較例1〜7の印刷用紙は、白色度が不充分であったり、密度や褪色性が高かったり、さらには動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間が短く耐水性に劣る等の問題を有するものであることがわかる。しかも印刷適正に劣ったり、紙粉の発生が著しい等、オフセット印刷などの印刷に好適な優れた特性を具備していないことがわかる。
本発明の印刷用紙は、例えばオフセット印刷、輪転印刷等に好適に使用することができる。

Claims (4)

  1. JIS P 8123に準拠した白色度が75%以上、JIS P 8118に準拠した密度が0.50g/cm3以下、かつ褪色性が6以下であることを特徴とする、印刷用紙。
  2. 動的吸水性試験における、動的吸水性試験値が50%に到達するまでの所要時間が0.30秒以上である、請求項1に記載の印刷用紙。
  3. JIS P 8220に準拠した離解後の原料パルプの、JIS P 8121に準拠したカナディアンスタンダードフリーネスが340ml以上であり、該離解後の原料パルプにおける、JIS P 8120に準拠した染色法による機械パルプの割合が25〜50質量%である、請求項1又は2に記載の印刷用紙。
  4. 離解後の原料パルプにおける、JIS P 8120に準拠した染色法による広葉樹クラフトパルプの割合が50〜75質量%である、請求項1、2又は3に記載の印刷用紙。
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