JP2007261897A - 金型装置 - Google Patents

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浩明 高田
Shigemi Ishihara
茂己 石原
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Abstract

【課題】パリソンの成形時に粗型と口型が軸線まわりに位置ずれしないようにする。
【解決手段】一対の割型2a、2bに形成されガラスびんの口部1eを成形する口型2と、この口型2を抱き込み閉じる一対の割型3a、3bに形成され前記ガラスびんの口部1eに続くパリソン1の胴部1fを成形する粗型3とを備え、口型2と粗型3との相互間に粗型3の閉じ位置で係合し合い口型2を粗型3に対し軸線Xまわりに位置決めする係合部2d、3dを設けたことにより、上記目的を達成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一対の割型に形成されガラスびんの口部を成形する口型と、この口型を抱き込み閉じる一対の割型に形成され前記ガラスびんの口部に続くパリソンの胴部を成形する粗型とを備えた金型装置に関するものである。
一般に製びん工程は、図5に仮想線で示すように口型aを抱き込んで閉じた粗型b内にゴブが投入される。次いで、粗型bがバッフルcにより閉じられ、プランジャの圧入かエアブローによってゴブをプレスしあるいは膨らませて、口型a、粗型bおよびバッフルcの姿面に沿わせパリソンpの胴部dとそのびんの口部eを成形する。パリソンpの成形後、バッフルcが退避し粗型bが開いたタイミングで、口型aが保持したままのパリソンpを実線で示すようにインバート機構fの反転アームgにより開いている仕上げ型hの側へ移す。その後仕上げ型hが閉じたタイミングで口型aを開いて仕上げ型hから退避させて粗型bの側に戻し、仕上げ型hに口型aに代って当てがった図示しないブローヘッドからのブローによってパリソンpを膨らませて仕上げ型hの姿面に沿わせ仕上げ成形する。
ところで、口型aによって成形したびんの口部と仕上げ型hで仕上げ成形したびんの胴部との向きが軸線まわりに位置ずれしない要求がある。これに応えるのに、粗型bでのパリソンpの成形時に口型aによって口部に突起を形成しておき、パリソンpが仕上げ型hに移されるときに口部に形成された突起が仕上げ型hの姿面一部に形成した凹部に嵌まり込ませることで口部の向きを仕上げ型hに対して軸線まわりに位置決めする技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭58−110436号公報 実開平4−33630号公報
一方、上記のような製びんにおいて、図4に示すようなパリソン1の口型成形部1aと粗型成形部1bとに跨る凸部1c、あるいは凹部を形成することを求められることがある。本発明者は、このようにパリソン1の口型成形部1aと粗型成形部1bとに跨った凸部1cなどを成形する上で、この凸部1cなどが口型成形部1a側と粗型成形部1b側とで軸線まわりの位置ずれが生じることをときとして経験する。このような現象は特許文献1、2に記載されるような口型aのみで形成した凸部や凹部には見られないものであり、種々に実験をし検証した結果、粗型が口型を抱き込んで閉じるときに口型との間で軸線まわりに位置ずれすることが原因であることを知見した。このような位置ずれの現象は図4に示すような凸部1cなどのないびんの成形であっても生じていて、型の合わせ目跡が残るような場合口型の合わせ目跡と粗型の合わせ目跡との位置ずれとして生じていることも確認された。もっとも胴部の合わせ目跡は最終のびんには仕上げ型のものが残ることになる。
本発明の目的は、上記のような知見に基づき、パリソンの成形時に粗型と口型が軸線まわりに位置ずれしない金型装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の金型装置は、一対の割型に形成されガラスびんの口部を成形する口型と、この口型を抱き込み閉じる一対の割型に形成され前記ガラスびんの口部に続くパリソンの胴部を成形する粗型とを備えた金型装置において、口型と粗型との相互間に粗型の閉じ位置で係合し合い口型を粗型に対し軸線まわりに位置決めする係合部を設けたことを特徴としている。
このような構成では、粗型が口型を抱き込んで閉じ成形に供するのに、粗型の閉じ動作にて粗型と口型との係合部が係合し合って口型を粗型に対し軸線まわりに位置決めし、常に軸線まわりに位置ずれのない関係を保って口型成形部と粗型成形部とで成形面に位置ずれのないパリソンを成形することができる。
また、口型と粗型の姿面には双方に跨ってびんの外面に凸部または凹部を形成する凹部または凸部が形成されている、さらなる構成では、
口型と粗型との姿面に跨って形成された凹部または凸部が軸線まわりに位置ずれしない関係を保って、それら凹部または凸部に対応する凸部または凹部が口型成形部と粗型成形部とで位置ずれのないパリソンを成形することができる。
本発明の金型装置によれば、粗型が口型を抱き込んで閉じるのに互いの係合部が係合し合って軸線まわりに位置決めし、口型成形部と粗型成形部とで成形面に位置ずれのないパリソンを成形することができる。
したがって、口型と粗型の姿面に跨った凹部や凸部を有してパリソンを成形する場合、それらに対応する凸部または凹部が口型成形部と粗型成形部とで位置ずれのないパリソンを成形することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る金型装置について図1〜図4を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明および図示は、本発明の具体例であって、特許請求の範囲における記載の内容を限定するものではない。
本実施の形態の金型装置は、図4に示すようなパリソン1を成形する場合の例である。このパリソン1は既述したように、口型成形部1aと粗型成形部1bとに跨る凸部1cを有している。凸部1cは口型成形部1aにあるねじ1dに対し軸線Xまわりに特定の位置関係にあって、例えば、パリソン1や仕上げ成形後のびんの軸線Xまわりの向きを決定し、あるいは示す機能を有し、軸線Xに平行に設けられている。しかし、凹部でもよいし、その向きも特に限定されることはない。また、口型成形部1aと粗型成形部1bとに跨るマークや模様などの凹凸部分や凹凸面であってもよい。
このようなパリソン1を成形する金型装置としては従来の場合同様、図1に示すような一対の割型2a、2bに形成されガラスびんの図4に示すような口部1eを成形する姿面2cを有した口型2と、この口型2を図2に示すように抱き込み閉じる一対の割型3a、3bに形成され前記ガラスびんの口部1eに続くパリソン1の胴部1fを成形する姿面3cを有した粗型3とを備えている。口型2は図3に示すようにそれに抱き込むガイドリング4を備え、このガイドリング4はパリソン1の成形時に侵入してくる図示しないプランジャをガイドするガイド面4aと、びんの口部1eの天面を成形する姿面4bとを有している。
本実施の形態の金型装置は、特に、上記のようなパリソン1の凸部1cを成形するため、口型2と粗型3の姿面2c、3cに図1に示すように双方に跨った凹部2c1、3c1が形成され、併せて、口型2と粗型3との相互間に粗型3の閉じ位置で係合し合い口型2を粗型3に対し軸線Xまわりに位置決めする係合部2d、3dを設けている。これにより、粗型3が開閉腕の閉じ動作によって図2に示す矢印の方向に寄り合いながらインバート機構の腕に掛け止められた口型2を抱き込んで閉じ図4に示すパリソン1の成形に供するのに、粗型3の図2に示す矢印の方向の閉じ動作にて粗型3と口型2との係合部2d、3dが図2に示すように係合し合って口型2を粗型3に対し軸線Xまわりに位置決めする。この位置決めによって口型2および粗型3は、常に軸線Xまわりに位置ずれのない関係を保って図4に示す口型成形部1aと粗型成形部1bとで成形面に位置ずれのないパリソン1を成形することができる。従って、口型2と粗型3との姿面2c、3cに跨って形成された凹部2c1、3c1が軸線Xまわりに位置ずれしない関係を保って、それらに対応する凸部1cが口型成形部1aと粗型成形部1bとで位置ずれのないパリソン1を成形することができる。
このような効果は、パリソン1に凸部1cに代る凹部を形成する場合でも、また、それらの向きが異なる場合でも、さらに、口型成形部1aと粗型成形部1bとに跨るマークや模様などの凹凸部分や凹凸面である場合でも、同様に得られ、本発明を適用して有効である。また、凸部や凹部、マーク、凹凸部分や凹凸面のいずれもない場合でも有効である。
なお、パリソン1に形成した凸部1cは仕上げ成形するガラスびんに残すものであることにより、仕上げ型の姿面にも粗型成形部1bにある凸部1cの範囲に対応する凹部を形成しておくことになる。この結果、成形後のパリソン1を粗型3から仕上げ型にインバート機構により移す際に、パリソン1の凸部1cのパリソン1を保持したままの口型2から露出している部分が仕上げ型の対応する凹部に嵌まり合うので、これがパリソン1と仕上げ型との軸線Xまわりの位置決めになる。この位置決めは特に、口型2でパリソン1を保持して仕上げ型に移し入れるのと同時に行える利点があり、特許文献1、2に記載のもののように口型でパリソンを仕上げ型に移し入れた後、口型が開いたときの落ち込みによって口部に形成しておいた凸部が仕上げ型の凹部に嵌まり合うようにする場合のような不安定さがなくなる。
係合部2d、3dは、粗型3が閉じるときの口型2との相対移動を利用して係合し合い、粗型3および口型2どうしの位置を軸線Xまわりに矯正できればよい。それには、図1、図2に示すように、口型2の外周の一部にある係合部2dをそれに対応して粗型3の割型3a、3bにおける開閉による離接部に設けた係合部3dが両側から挟み付けるように係合させればよい。従って、粗型3の場合は割型3a、3bの双方に係合部3dを設けるのが必須となる。これに対し、口型2の係合部2dは粗型3の2つの係合部3dに挟み付けられればよいので、原理的には1つでもよいし、その位置は周方向のどの位置でも位置決めはできる。しかし、口型2の合わせ目と粗型3の合わせ目とを一致させる関係から、図1、図2に示すようにそれら口型2、粗型3の各合わせ目に対称な位置に係合部2d、3dを2つずつ設けておくのが設計、製作上容易になる。もっとも口型2の偏心位置に設けた1つの係合部2dをそれに対応して粗型3に設けた偏心位置での開閉部の各係合部3d間に挟み付けて位置決めするようにもできる。
図1、図2に示す例では口型2の係合部2dを凸部、粗型3の係合部3dを割型3a、3bの閉じ方向に対面し合う段差面としてある。係合部2dの凸部は円形ピンを打ち込んで簡単に形成でき、係合部3dの段差面は割型3a、3bの一部を切り欠くことによって簡単に形成できる。係合部2dをなす円形ピンは焼き入れ鋼とするのに併せ、係合部3dとの当接面を平坦にして耐摩耗性を高めている。係合部3dの段差面は焼入れ面として耐摩耗性を高めている。なお、係合部2d、3dの凹凸関係は逆にしてもよい。
以上のような係合部2d、3dの組は、口型2および粗型3の円周上2箇所、具体的には図示するものと、図示するものとは反対側のものとの2箇所に設けてもよいが、コスト上昇の原因になるし、1組で十分である。
本発明は製びんに実用でき、パリソンの成形時に粗型と口型が軸線まわりに位置ずれしないようにできる。
本発明の実施の形態に係る金型装置の粗型の一方を開いた状態で示す斜視図である。 図1の金型装置の粗型が閉じた状態で示す正面図である。 図1の金型装置の口型の分解斜視図である。 図1の金型装置によって成形するパリソンを示す正面図である。 従来の製びん工程を示す概略図である。
符号の説明
1 パリソン
1a 口型成形部
1b 粗型成形部
1c 凸部
1d ねじ
1e 口部
1f 胴部
2 口型
2a、2b 割型
2c 姿面
2c1 凹部
2d 係合部
3 粗型
3a、3b 割型
3c 姿面
3c1 凹部
3d 係合部
X 軸線

Claims (2)

  1. 一対の割型に形成されガラスびんの口部を成形する口型と、この口型を抱き込み閉じる一対の割型に形成され前記ガラスびんの口部に続くパリソンの胴部を成形する粗型とを備えた金型装置において、
    口型と粗型との相互間に粗型の閉じ位置で係合し合い口型を粗型に対し軸線まわりに位置決めする係合部を設けたことを特徴とする金型装置。
  2. 口型と粗型の姿面には双方に跨ってびんの外面に凸部または凹部を形成する凹部または凸部が形成されていることを特徴とする金型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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