JP2007261652A - 縦形製袋充填包装機の製袋装置 - Google Patents

縦形製袋充填包装機の製袋装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ジッパーが仮止めされた包材に弛みを生じさせることなく、包材を包材チューブに成形可能な縦形製袋充填包装機の製袋装置を提供する。
【解決手段】縦形製袋充填包装機の製袋装置は、フォーマ本体20の頂部と充填筒2との間に確保される環状ギャップGに設けられたリーフスプリングからなる変位ガイド38を備え、この変位ガイド38は環状ギャップGのギャップ幅を部分的に増減可能にする。
【選択図】図8

Description

本発明は、コーヒー粉末等の紛状製品を充填した袋を成形する縦形製袋充填包装機に係わり、特に、シート状の包材を円筒形状に形成する製袋装置に関する。
この種の縦形製袋充填包装機は先ず、充填筒に沿いシート状の包材を円筒状に形成しながら、充填筒よりも下方の横シール位置にて円筒状包材に横シールを形成する。このような横シールの形成後、円筒状包材内への製品の充填が可能となるから、包装機は充填筒を通じて円筒状包材内に製品を充填し、そして、充填筒に沿い円筒状包材を更に繰り出し、横シール位置にて、横シールを同様に形成すると同時に横シール位置の中央から円筒状包材を切断し、個々に製品が充填された袋を成形する。
上述の包装機は、包材を円筒状に形成するための製袋装置、いわゆるフォーマを備えている。このフォーマは充填筒を囲むようにして取り付けられており、そして、フォーマと充填筒との間には、円筒状包材の通過を許容する環状ギャップが確保されている。
一方、上述の包装機により成形される袋の中には、その開封後にあっても、袋内の製品を気密に保持可能とするジッパーを備えているものがあり、また、袋内に新鮮度が要求されるコーヒー粉末等の製品が充填される場合には、その品質保持を長期に亘って確保するために、製品の充填後、袋内からの空気等のガスの脱気に使用されるボタン状のガス抜き弁を備えているものもある。
ジッパー付きの袋又はガス抜き弁付きの袋はその包材の片面にジッパーを予め仮止めしておくか又はガス抜き弁を予め取り付けておくことにより、前述した包装機にて同様に成形可能である。
ジッパーやガス抜き弁は包材の厚みを増加させることから、前述した環状ギャップのギャップ幅は円筒状包材のみを通過させる場合に比べて増加され、これにより、ジッパーやガス抜き弁の通過が可能となっている。更に、ガス抜き弁はジッパーとは異なり、可撓性を有する部品ではないので、充填筒の外周面はガス抜き弁の通過域と対応する部位が平坦面として形成され、この平坦面はギャップ幅を部分的に大きく増大させることになる。
上述したギャップ幅の増大はジッパーやガス抜き弁が円筒状包材とともに通過するときにのみ必要であり、これに対し、円筒状包材のみが通過するときには不要である。このため、円筒状包材の形成時、ギャップ幅の増大に起因して円筒状包材に弛みがもたらし、このような弛みは袋に皺を発生させる大きな要因となる。
上述した円筒状包材の弛みを防止するため、例えば特許文献1に開示された技術を採用することが考えられる。特許文献1の包装機は、充填筒及びフォーマのそれぞれが一対の半体から構成され、これら半体間の離間距離を調整することで環状ギャップの増減が可能となっている。
特開平3-85208号公報
特許文献1の技術は袋サイズの変更に容易に対処するものであり、ジッパーやガス抜き弁の通過の際のみ、ギャップ幅の増減が要求される場合、何ら有効ではない。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、充填筒とフォーマとの間に確保される環状ギャップのギャップ幅を有効に増減できる縦形製袋充填包装機の製袋装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、上述したタイプの縦形製袋充填包装機において、包材を円筒状の形成する製袋装置は、充填筒との間に環状ギャップを確保するフォーマと、環状ギャップにおける内外周面の一部を形成し、この部位にて環状ギャップのギャップ幅を増減させるべく変位する変位ガイドとを備える(請求項1)。
包装機が仮止めされたジッパーを有する包材からジッパー付きの袋を成形するものである場合、環状ギャップはジッパーを通過させるギャップ幅を有しており、そして、変位ガイドは、環状ギャップの内周面の一部を形成し、充填筒に対して接離する接離方向に変位可能である(請求項2)。
請求項2の製袋装置によれば、包材がフォーマにより円筒状に形成される際、ジッパーもまた充填筒の外周に沿って円弧状に曲成される。そして、このようにして曲成されたジッパーが環状ギャップに進入する際、ジッパーは変位ガイドに当接し、この変位ガイドを充填筒に対して接近する方向に押し付けて変位させる。これにより、変位ガイドとフォーマとの間に形成される環状ギャップのギャップ幅が増加し、ジッパーの通過が許容される。
これに対し、円筒状包材のみが環状ギャップを通過する際、変位ガイドは変位せず、円筒状包材の内面に接触することで、円筒状包材に充填筒の周方向への張力を付与する。なお、ジッパーが環状ギャップを通過する際、変位ガイドは円筒状包材に張力を直接的に付与するものでないが、円筒状包材には、円弧状の曲成されたジッパー自体の復元力により同様な張力が付与されることになる。
具体的には、変位ガイドは、充填筒に沿って延びる弾性変形可能な板材からなり、フォーマの頂部よりも上方にて充填筒に固定された上端と、フォーマの頂部により下方に位置付けられ、前記接離方向に変位可能な下端とを有する(請求項3)。
更に、包装機がジッパーに加えてボタン形状のガス抜き弁を更に有する包材から袋を成形するものである場合、環状ギャップはジッパー及びガス抜き弁を通過させる大きさを有し、且つ、充填筒の外周面はガス抜き弁の通過域に対応した部位が平坦面として形成され、そして、変位ガイドは、ガス抜き弁の通過を許容する二股形状をなしているのが好ましい(請求項4)。
請求項4の製袋装置によれば、ガス抜き弁が環状ギャップに進入する際、ガス抜き弁は変位ガイドと干渉することなく、変位ガイドを通過し、変位ガイドは円筒状包材に上記張力を付与し続ける。
請求項1の縦形製袋充填包装機の製袋装置は、変位ガイドの変位を利用した簡単且つ安価な構成で、環状ギャップのギャップ幅を容易に増減でき、そして、請求項2,3の製袋装置は、変位ガイドを充填筒に向けて変位させることで、変位ガイドの存在に拘わらず環状ギャップに対するジッパーの通過を許容し、一方、円筒状包材のみが環状ギャップを通過する際には変位ガイドを介して円筒状包材に張力を付与するので、円筒状包材の成形に弛みが生じることはなく、ジッパー付き袋の品質を向上させることができる。
更に、請求項4の製袋装置は、ガス抜き弁が環状ギャップを通過する際、変位ガイドに干渉することがないので、変位ガイドは円筒状包材に張力を付与し続ける。この結果、ガス抜き弁付きの袋であっても、皺の無い袋を安定して成形することができる。
図1に示される縦形製袋充填包装機は充填筒2を備え、この充填筒2は鉛直方向に延びている。充填筒2の上端にはホッパ4が接続され、このホッパ4には例えばコーヒー粉末等の紛状の製品が供給される。このような製品の場合、充填筒2内にはオーガを備えたオーガ内筒(図示しない)が収容されており、このオーガ内筒内もまた製品で満たされている。オーガが回転されると、製品はオーガ、つまり、充填筒2の下端から下方に送出され、ここでの製品送出量はオーガの回転角により決定される。
ホッパ4の下方には製袋装置のフォーマ6が配置され、このフォーマ6は充填筒2の上端部を囲んでいる。フォーマ6からはこのフォーマ6を終端とする包材Wの繰り出し経路が延びており、この繰り出し経路の始端に包材ロールWRが配置されている。包材ロールWRはリールにウエブ状の包材を巻回したものであり、包材ロールWRから繰り出された包材Wは繰り出し経路に沿ってフォーマ6まで導かれる。
この後、包材Wはフォーマ6を通過する際、公知の如くフォーマ6により充填筒2を囲む円筒状に成形され、そして、包材Wの両側縁は所定の形態で重ね合わされる。図示の場合、包材Wの両側縁はその内面同士が重ね合わされている。このようにして成形された円筒状包材、つまり、包材チューブTは更に充填筒2に沿って、充填筒2の下端に向けて垂下されている。
フォーマ6の下方には充填筒2の両側に一対の繰り出しベルト8が配置されており、これら繰り出しベルト8はサクションベルトからなり、包材チューブTを吸着することができる。それ故、一対の繰り出しベルト8が走行されると、包材チューブTは繰り出しベルト8に吸着されながら下方に向けて繰り出され、この繰り出しに伴い、前述したフォーマ6にて、包材Wから包材チューブTが連続的に成形される。
一方、フォーマ6の下方には縦シーラ10が配置されており、この縦シーラ10は開閉可能な一対のヒータブロックを有する。前述した包材チューブTの両側縁は互いに重ね合わされた状態で、縦シーラ10のヒータブロック間を通過している。包材チューブTが一対の繰り出しベルト8により繰り出されるとき、縦シーラ10は閉じて包材チューブTの両側縁をヒートシールし、これにより、包材チューブTは完全な円筒状となり、そして、その両側縁は縦シールを形成する。
更に、充填筒2の下方には横シーラ12が配置され、この横シーラ12もまた開閉可能な一対のヒータブロックを有する。横シーラ12は充填筒2の下端から垂下される包材チューブTの垂下経路を開閉し、この垂下経路を閉じることで、包材チューブTをその横断方向にヒートシールし、横シールを形成する。
このような横シールの形成後、包材チューブT内には前述したように充填筒2内のオーガ内筒から製品が所定量だけ充填され、そして、横シーラ12は垂下経路を開く。この後、包材チューブTが更に下方に所定の長さだけ繰り出された後、横シーラ12は包材チューブTに横シールを形成し、これにより、充填された製品が上下の横シール間に収容されることになる。また、横シーラ12はカッタ(図示しない)を内蔵しており、このカッタは横シールが形成された後、横シールの中央から包材チューブTを切断する。
包材チューブTに対し、上述した横シール、製品の充填、その繰り出し、そして、横シールが繰り返されることで、個々の製品を充填した袋Pが製造される。なお、横シールでの切断は、上下に連なる袋Pの底部及び上部をそれぞれ形成する。
本実施例の場合、袋Pはその上部に位置付けられた開閉可能なジッパーZ及び逆止弁からなるガス抜き弁Vを備えており、これらジッパーZ及びガス抜き弁Vは何れも包材Fの繰り出し経路にて包材Wに仮止及び接着される。
詳しくは、図1に示されるように繰り出し経路にはジッパーZの供給仮付け装置14が配置され、この供給仮付け装置14は、包材Wの裏面、つまり、袋Pの内面となる包材Wの片面上に合成樹脂製のジッパーZを供給し、そして、このジッパーZをヒートシールにより包材Wに仮止めする。なお、ジッパーZは包材Wの幅の約1/2の長さを有し、包材Wの幅方向中央で且つ包材Wの長手方向に所定の間隔(袋長)を存して位置付けられる。
一方、繰り出し経路には供給仮付け装置14の上流に弁装着装置16が配置されており、この弁装着装置16はガス抜き弁Vを包材Wの前記片面に装着する。ガス抜き弁Vは扁平な円筒形状つまりボタン形状をなし、ジッパーZと同様に包材Wの幅方向中央で且つ包材Wの長手方向に前述した間隔を存して位置付けられる。
なお、包材チューブT、つまり、袋Pに対してジッパーZの本付けをなすため、図1に示されるように横シーラ12の直下にはジッパーシーラ18が配置され、このジッパーシーラ18は横シーラ12と連動して開閉し、ジッパーZをヒートシールにて袋Pの内面に接着する。
ジッパーZは、袋Pが一旦開封されても、袋Pを再度気密に閉じることができ、そして、ガス抜き弁Vは袋Pの製造直後に、袋P内の空気等のガスを脱気するために使用される。
図2〜図4は前述したフォーマ6を含む製袋装置を詳細に示す。
フォーマ6は、フォーマ本体20と、このフォーマ本体20から下方に突出したガイド筒22とからなる。フォーマ本体20は充填筒2を取り囲むような襟形状をなし、図3及び図4から明らかなように左右のサイド襟24と、これらサイド襟24を繋ぐリア襟26とを有する。左右のサイド襟24は充填筒2の側方にそれぞれ下方に傾斜しながら広がった後、その前側部分が充填筒2の外周に沿って回り込みながら、充填筒2の前方にて互いに収束すべく下方に傾斜する一方、その後側部分が充填筒2の後方つまり包材Wの上流に向け、且つ、互いに離間するように下方に傾斜する。そして、リア襟26は左右のサイド襟24の後側部分を互い繋ぎ且つ包材Wの上流に向けて下方に傾斜した斜面からなり、そして、リア襟26を充填筒2の後方、つまり、包材Wの上流側からみたとき、リア襟26は充填筒2に向かって上昇するような略台形形状をなし、フォーマ本体20の頂部を直線部に形成する。
一方、ガイド筒22は充填筒2を囲繞し、その上端はフォーマ本体20の下面に沿うように傾斜し、ブラケット28を介してフォーマ本体20のリア襟26を支持している。そして、ガイド筒22の前側の外周壁には縦スリット30が形成され、この縦スリット30の上部を両側から挟むようにして、前述した左右のサイド襟24における前側部分の下端がガイド筒22の外周壁に連なっている。なお、縦スリット30は、前述した包材チューブTにおいて、その互いに重ね合わされた両側縁を案内する。
更に、この実施例の場合、充填筒2における外周壁の一部は平坦壁32として形成され、この平坦壁32はフォーマ本体20の頂部、つまり、そのリア襟26の上端直線部よりも上方の位置から充填筒2の軸線方向に沿い、ガイド筒22を越えて下方に延びている。
充填筒2とフォーマ本体20との間には環状ギャップGが確保され、この環状ギャップGは包材チューブTとともに前述したジッパーZ及びガス抜き弁Vの通過を許容する大きさを有する。なお、充填筒2とガイド筒22との間には環状通路が確保されるが、この環状通路は環状ギャップGよりも大きい。
より詳しくは、フォーマ本体20の頂部においてはその内側にインナリブ34が一体に形成されており、このインナリブ34はガイド筒22の上端にて支持されている。インナリブ34はフォーマ本体20の前述した直線状の頂部から垂下する平坦なガイド壁面36を有し、このガイド壁面36は充填筒2の平坦壁32と平行に延びている。従って、前述した環状ギャップGにおいて、平坦壁32とガイド壁面36との間の部位は直線状となる。
本実施例の場合、製袋装置はフォーマ6に加えて、図2に示されるようにフォーマ本体20の頂部に変位ガイド38を更に備えている。この変位ガイド38はリーフスプリングからなり、その上端が平坦壁32の上端との間にスペーサ40を介在させた状態で、平坦壁32に一対の取付けねじ42により固定されている。変位ガイド38はフォーマ本体20の頂部に向けて垂下され、そして、その下端部は前述した環状ギャップGの直線領域に進入し、ガイド壁面36との間に所定の隙間を存して位置付けられている。
また、図4から明らかなように変位ガイド38はフォーマ本体20における頂部の長さにほぼ一致した幅を有し、そして、その下部は二股状に分岐されている。即ち、変位ガイド38はその下端中央にU状の切欠44を有し、この切欠44は前述したガス抜き弁Vの通過を許容する大きさを有する。
更に、図3及び図4から明らかなように、前述したフォーマ本体20の斜面26aには、その上部に矩形状の凹み46が形成されている。この凹み46はフォーマ本体20の頂部から所定の長さに亘って延び、その幅はフォーマ本体20の頂部の長さよりも短く、変位ガイド38の切欠44の幅に略一致する。このような凹み46はフォーマ本体20の頂部中央、つまり、頂部の両側を残して凹み縁48を形成し、この凹み縁48の断面形状は所定の曲率半径を有した円弧形状をなす。
次に、上述した製袋装置の働きについて、図5〜図10を通過して説明する。
図5及び図6は、ジッパーZやガス抜き弁Vが存在しない包材Wの部位にて、包材Wが充填筒2とフォーマ本体20との間の環状ギャップGを通過する様子を示す。このとき、包材Wは、凹み縁48の両側に残されたフォーマ本体20の頂部にて支持されながら(図6(a))、頂部を含む環状ギャップGの外側の縁にて折曲されることで(図6(b))、環状ギャップG内に落ち込んでいる。
また、このとき、変位ガイド38は、包材W、即ち、包材チューブTを摺接させることで、包材チューブTに対し充填筒2の径方向外側に向かう付勢力を付与し、充填筒2と協働して包材チューブTを緊張状態に保持する。それ故、包材チューブTに弛みが生じることはない。
この後、図7及び図8に示されるように、包材Wに仮止めされたジッパーZが包材チューブTの形成に伴い円弧状に曲げられながら包材Wとともにも環状ギャップG内に進入するとき、ジッパーZは変位ガイド38に当接する。それ故、変位ガイド38は充填筒2に接近する方向、即ち、充填筒2の平坦壁32側に弾性変位し、環状ギャップGにおける直線状部位のギャップ幅を増加させる。この結果、ジッパーZは変位ガイド38の存在に拘わりなく環状ギャップG内に円滑に落ち込むことができる。即ち、包材チューブTはジッパーZの部位にて、内径が縮径するにも拘わらず、変位ガイド38の弾性変位及びジッパーZの弾性復元力により、その外径が維持されるので、包材チューブTに弛みが発生することはない。
この後、ジッパーZが変位ガイド38の下端から抜け出ると、変位ガイド38は自身の復元力により図5に示す状態に復帰し、前記ギャップ幅を減少させて包材W(包材チューブT)を案内する。
一方、包材Wに装着されたガス抜き弁Vがフォーマ本体20の頂部を越えて環状ギャップG内に落ち込むとき、ガス抜き弁Vは図3及び図4から明らかなように変位ガイド38の切欠44を通過し、変位ガイド38と干渉することはない。
また、この際、図9及び図10から明らかなように、ガス抜き弁Vはフォーマ本体20にて、凹み46から頂部での丸み付けられた凹み縁48を経て環状ギャップG内に落ち込むので、ガス抜き弁Vの前後での包材Wの変形を小さく抑えることができ、このことも、包材チューブTの弛みを阻止するうえで大きく寄与する。
上述したように本実施例の製袋装置は、包材WにジッパーZやガス抜き弁Vが備えられていても、包材チューブTに弛みをもたらすことなく包材Wから包材チューブTへの成形が可能となる。この結果、製造された袋Pに弛みに起因した皺が発生することなく、袋Pの品質を大幅に向上できる。
本発明は、上述の一実施例に制約されるものではなく種々に変更可能である。
例えば、一実施例の場合、変位ガイド38はその下端部に切欠44を設けるべく二股状をなしているが、これに代えて、充填筒2の周方向に切欠44の幅に相当する離間を存して単なる板状の変位ガイドをそれぞれ配置するようにしてもよい。
また、ジッパーZやガス抜き弁Vを備えた包材Wに対しては、充填筒2側に変位ガイド38を配置する方が好適するものの、ジッパーZやガス抜き弁V以外の部品が包材Wに備えられている場合、変位ガイドをフォーマ本体20側に設けることも可能である。
一実施例の縦形製袋充填包装機を示した概略斜視図である。 図1の包装機が備える製袋装置周辺の断面図である。 図2の製袋装置の正面図である。 図2の製袋装置の背面図である。 ジッパー及びガス抜き弁以外の部位にて包材が包材チューブに形成される際の製袋装置の平面図である。 図5に示す状態でのフォーマ本体の頂部を示し、(a)は充填筒側からみた頂部の正面図、(b)は頂部の断面図である。 ジッパーの部位にて包材が包材チューブに形成される際の製袋装置の平面図である。 図2中の一点鎖線の円VIII内の部位に対応し、且つ、図7でのフォーマ本体の頂部を拡大して示した断面図である。 フォーマ本体の頂部にガス抜き弁が到達した状態での頂部の正面図である。 図9の状態からガス抜き弁がフォーマ本体の頂部を乗り越える際の頂部の断面図である。
符号の説明
2 充填筒
6 フォーマ(製袋装置)
8 繰り出しベルト
10 縦シーラ
12 横シーラ
18 ジッパーシーラ
20 フォーマ本体
22 ガイド筒
32 平坦壁(平坦面)
38 変位ガイド(製袋装置)
G 環状ギャップ
P 袋
T 包材チューブ(円筒状包材)
V ガス抜き弁
W 包材
Z ジッパー

Claims (4)

  1. 充填筒に対し包材を前記充填筒の周方向に沿って巻付けて円筒状に成形し、この円筒状包材を前記充填筒の軸線方向に繰り出す過程にて、前記円筒状包材に対する横シールの形成及び前記充填筒を通じた製品の充填とを交互に繰り返して個々に製品が充填された袋を成形する縦形製袋充填包装機において、
    前記充填筒を囲んで設けられ、前記充填筒の回りに前記包材を円筒状に成形するとともに、前記充填筒との間に前記円筒状包材の通過を許容する環状ギャップを確保するフォーマと、
    前記環状ギャップにおける内外周面の一部を形成し、この部位での前記環状ギャップのギャップ幅を増減させるべく変位する変位ガイドと
    を具備したことを特徴とする縦形製袋充填包装機の製袋装置。
  2. 前記包装機は、仮止めされたジッパーを有する包材からジッパー付きの袋を成形するものであって、これに伴い、前記環状ギャップは前記ジッパーを通過させるギャップ幅を有しており、
    前記変位ガイドは、前記環状ギャップの内周面の一部を形成し、前記充填筒に対して接離する接離方向に変位可能であることを特徴とする請求項1に記載の縦形製袋充填包装機の製袋装置。
  3. 前記変位ガイドは、前記充填筒に沿って延びる弾性変形可能な板材からなり、前記フォーマの頂部よりも上方にて前記充填筒に固定された上端と、前記フォーマの頂部により下方に位置付けられ、前記接離方向に変位可能な下端とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の縦形製袋充填包装機の製袋装置。
  4. 前記包装機は、前記ジッパーに加えてボタン形状のガス抜き弁を更に有する包材から袋を成形するものであって、前記環状ギャップは前記ジッパー及び前記ガス抜き弁を通過させる大きさを有し、且つ、前記充填筒の外周面は前記ガス抜き弁の通過域に対応した部位が平坦面として形成されており、
    前記変位ガイドは、前記ガス抜き弁の通過を許容する二股形状をなしていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の縦形製袋充填包装機の製袋装置。
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