JP2007260951A - 隠蔽用重ね合わせシート - Google Patents

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Abstract

【課題】ベタ印刷や地紋印刷を施すことによる接着力の調整の困難さを解消するとともに、インキによる層間剥離の発生を解消するために、印刷によらず接着力を調整し、かつ、隠蔽情報が透けて見えることを防止できる、二枚のシートを接着剤で接着してなる隠蔽用重ね合わせシートを提供する。
【解決手段】隠蔽用重ね合わせシートは、二枚のシート3,8を色素を添加した接着剤5を介して接着してなるもので、色素としてはカーボンブラックが好適であり、接着剤5としては、接着剤とカーボンブラックと水を、重量比90対2対8の割合で混合したものがある。
【選択図】図1

Description

本発明は、二枚のシートを接着剤で接着してなる重ね合わせシートに関し、特に、別途用意した他のシートと重ね合わせ接着することによって、他のシートまたは本重ね合わせシートの重ね合わせ接着面の少なくとも一方に表示した情報を隠蔽するための隠蔽用重ね合わせシートに関する。
従来のこの種の二枚のシートを接着剤で接着してなる隠蔽用重ね合わせシートは、その接着力を調整するためと、隠蔽する情報が透けて視認されることを防ぐために、接着面にベタ印刷や地紋印刷を施しているのが一般的である。
特開平5−201177号公報
しかし、この従来のベタ印刷や地紋印刷を施すことによる接着力の調整は、所望の接着力を得るように、インキの盛量を調整することが困難で、特にベタ印刷の場合に、インキによる層間剥離などで不必要に剥離したり、これとは反対に接着力が強すぎて円滑に剥離されないという不都合があった。本発明は、このような不都合を解消した二枚のシートを接着剤で接着してなる隠蔽用重ね合わせシートを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る隠蔽用重ね合わせシートは、二枚のシートを色素を添加した接着剤を介して接着したものである。なお、本明細書における以下の説明においては、一旦接着すると剥離困難な通常の接着力を有する接着剤を強接着剤と称し、一旦接着しても剥離可能な通常よりも弱い接着力を有する接着剤を弱接着剤と称する。
本発明に係る隠蔽用重ね合わせシートによれば、接着剤自体に色素を添加して接着力を調整するので、ベタ印刷や地紋印刷を別途施す必要がなくなり、インキ盛量の調整が不要となるとともに、インキによる層間剥離の虞もなく、接着力の調整が容易になり、また、隠蔽する情報が透けて視認されることがないという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づき説明する。ここにおいて、図1は第1実施形態を示す概略的な断面図、図2は同じく平面図、図3は第2実施形態を示す概略的な断面図、図4は第3実施形態を示す概略的な断面図、図5は第4実施形態を示す概略的な断面図、図6は第5実施形態を示す概略的な断面図である。
図1及び図2に示すように、葉書シート1は、折り用ミシン目2によって、宛名表示シート3と説明文表示シート4とに区画されている。前記葉書シート1の裏面(反表出面)側には、前記宛名表示シート3に対応する部分に、色素としてカーボンブラックを添加してなる通常の接着力を有する本発明に係る強接着剤5を全面的に設け、前記説明文表示シート4に対応する部分に、接着後に剥離可能な弱い接着力を有する公知の透視可能な弱接着剤6を全面的に設けている。そして、この弱接着剤6を剥離紙7で被覆する一方、前記強接着剤5によって記入シート8を前記宛名表示シート3に剥離困難に強接着している。前記宛名表示シート3と前記記入シート8と前記強接着剤5によって隠蔽用重ね合わせシートを構成する。
図2に示すように、記入シート8の表出面には、記入欄9を設けている。また、図示してはいないが、前記宛名表示シート3の表出面には宛先を表示し、説明文表示シート4の表出面には案内文を表示する一方、前記説明文表示シート4の弱接着剤6塗布面には説明文を表示している。前記弱接着剤6は透視可能であるから、前記説明文を明確に視認することが可能である。なお、図2に示す剥離紙7の表出面には、前記記入欄9への記入方法や、記入例を表示することもできる。
上述の色素としてカーボンブラックを添加してなる強接着剤5は、接着剤とカーボンブラックと水を、重量比90対2対8で混合してなるもので、前記混合する接着剤としては、公知のものを使用すればよいが、例えば、酢酸ビニル樹脂を主成分とし、粘度は2000±500mPa・s/25°Cのものが好適である。また、前記カーボンブラックとしては、公知のものを使用すればよいが、例えば、表面官能基がカルボキシル基等で、外部比表面積(STSA)が40〜250m/g、アグリゲートのストークス相当径分布のモード径Dstが30〜200nm、同分布における半値幅ΔDstが150nm以下のカーボンブラックが好適で、さらに好ましくは、カーボンブラック粒子表面のカルボキシル基がカーボンブラック粒子の外部比表面積(STSA)当たり1.0μmol/m以上に湿式酸化処理されたものがある(特開2006−8879参照)。
本実施形態は以上のように構成したので、記入シート8の記入欄9に隠蔽情報である所定の記入事項10を記入し、剥離紙7を剥離して弱接着剤6を露出し、葉書シート1を折り用ミシン目2で二つ折りして、重ね合わせ面を前記弱接着剤6で接着すると、隠蔽葉書(図示せず)が形成される。そして、記入欄9の記入事項10と説明文表示シート4の説明文は隠蔽されて、外部からは視認不能な状態となる。この時、記入欄9の記入事項10は、記入シート8の裏面側にカーボンブラックを添加してなる強接着剤5が存在するので、記入事項10とカーボンブラックが視覚的に一体化し、前記各シート3,4の外側からの視認が確実に阻止される。
一方、弱接着剤6は剥離可能なので、重ね合わせ接着状態にある隠蔽葉書の重ね合わせ面を剥離すれば、見開き状態となって、隠蔽されていた記入事項10及び説明文が視認可能となる。
続いて、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。隠蔽葉書11は、2枚の透視可能な樹脂フィルム12,13を剥離可能に疑似接着するとともに、前記樹脂フィルム12は、上記強接着剤5と同様の色素としてカーボンブラックを添加してなる通常の接着力を有する強接着剤15によって、宛名表示シート14に剥離困難に接着し、前記樹脂フィルム13は通常の接着力を有する透視可能な強接着剤16で隠蔽情報表示シート17に剥離困難に接着したものである。そして、隠蔽情報表示シート17の強接着剤16塗布部分には、隠蔽して伝達する隠蔽情報(図示せず)をあらかじめ表示し、その表出面側にも案内文や説明文(ともに図示せず)を表示している。
なお、宛名表示シート14と樹脂フィルム12と強接着剤15とによって、隠蔽用重ね合わせシートを構成する。また、図示していない隠蔽情報は、強接着剤15が存在するため、隠蔽情報と強接着剤15のカーボンブラックが視覚的に一体化し、各シート14,17の外側からの視認を確実に阻止することができる。そして、本実施形態にあっては、各樹脂フィルム12,13間を剥離して見開き状態とし、隠蔽情報を樹脂フィルム13を透して視認することができる。
続いて、本発明の第3実施形態を、図4に基づいて説明する。上位シート21の裏面(反表出面)側には、通常の接着力を有する強接着剤23を全面的に設け、下位シート22の裏面(反表出面)側には、上記強接着剤5と同様の色素としてカーボンブラックを添加してなる通常の接着力を有する強接着剤24を部分的に地紋状に設け、各強接着剤23,24によって、前記各シート21,22を剥離困難に接着している。前記各強接着剤23,24はカーボンブラックの添加の有無が相違するだけの同一組成の接着剤で構成すると、強接着剤23,24同士の接着力が良好となり好適である。
このように構成した第3実施形態の隠蔽用重ね合わせシートは、第1実施形態の隠蔽用重ね合わせシートと同様に、前記各シート21,22のいずれかの表出面に隠蔽情報(図示せず)を表示し、この隠蔽情報表示面に剥離可能な弱い接着力の弱接着剤を設けた隠蔽シート(図示せず)を剥離可能に接着して使用するものである。隠蔽情報は、強接着剤24が存在するため、隠蔽情報と強接着剤24のカーボンブラックが視覚的に一体化し、外部からの視認を確実に阻止することができる。
続いて、本発明の第4実施形態を、図5に基づいて説明する。上位シート31の裏面(反表出面)側には、上記強接着剤5と同様の色素としてカーボンブラックを添加してなる通常の接着力を有する強接着剤34を全面的に設け、下位シート32の裏面(反表出面)側には、通常の接着力を有する強接着剤33を部分的に地紋状に設け、各強接着剤33,34によって、前記各シート31,32を剥離困難に接着している。このように構成した第4実施形態の隠蔽用重ね合わせシートの各強接着剤33,34は、上述の第3実施形態の各強接着剤23,24と、全面的あるいは部分的な塗布状態が反対の関係にある。なお、前記強接着剤33は前記強接着剤34よりも多少接着力を強くして、線状に塗布してもよい。
このように、全面的に設けた強接着剤34と、部分的に設けた強接着剤33とを組み合わせて使用することによって、各強接着剤33,34による接着力が良好となり、接着状態を確実に保ちながら、全面着色状態となる。
続いて、図6に基づき本発明の第5実施形態を説明する。隠蔽シート41の裏面(反表出面)側には、色素として上記強接着剤5に関して説明したカーボンブラックと同様のカーボンブラックを添加してなる弱接着剤43を全面的に設けている。この弱接着剤43は、一旦接着後にも剥離可能な接着力の弱い接着剤であり、接着力の調整はカーボンブラックの添加量で調整する。そして、前記弱接着剤43は、剥離紙42によって被覆されている。本実施形態の隠蔽シート41と弱接着剤43と剥離紙42とからなる隠蔽用重ね合わせシートは、別途用意した隠蔽情報を表示したシート(図示せず)の隠蔽情報表示面に、剥離紙42を剥離して露出した弱接着剤43により隠蔽シート41を剥離可能に接着し、隠蔽情報を被覆隠蔽することができる。したがって、本実施形態の隠蔽シート41は、上述の第3及び第4実施形態における隠蔽情報を被覆する隠蔽シートとしても使用することもできる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、例えば、接着剤に添加する色素は、カーボンブラックに限らず、各種の色彩のものを採用できるが、隠蔽性を高めるためには、濃色のものが好ましい。
第1実施形態を示す概略的な断面図。 同じく平面図。 第2実施形態を示す概略的な断面図。 第3実施形態を示す概略的な断面図。 第4実施形態を示す概略的な断面図。 第5実施形態を示す概略的な断面図。
符号の説明
1 葉書シート
2 折り用ミシン目
3,14 宛名表示シート
4 説明文表示シート
5,15,24,34 色素を添加した強接着剤
6 弱接着剤
7,42 剥離紙
8 記入シート
9 記入欄
10 記入事項
11 隠蔽用重ね合わせシート
12,13 透明樹脂フィルム
16,23,33 強接着剤
17 隠蔽情報表示シート
21,31 上位シート
22,32 下位シート
41 隠蔽シート
43 色素を添加した弱接着剤

Claims (1)

  1. 二枚のシートを色素を添加した接着剤を介して接着したことを特徴とする隠蔽用重ね合わせシート。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04314596A (ja) * 1991-04-15 1992-11-05 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 再剥離性接着葉書の製造方法
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