JP2007257875A - 非水電解液電池用電解質、電解液及び非水電解液電池 - Google Patents

非水電解液電池用電解質、電解液及び非水電解液電池 Download PDF

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Abstract

【課題】 リチウム電池、リチウムイオン電池、リチウムイオンキャパシタ等の非水電解液電池として利用される新規の化学構造を有する化合物及びそれを応用した電解質、非水電解液、非水電解液電池を提供する。
【解決手段】 ビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを少なくとも一つの成分として含む非水電解液電池用電解質で、非水有機溶媒と電解質とからなる非水電解液電池用電解液において、電解質として該ビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを少なくとも一つの成分として含む非水電解液電池用電解液。また、該非水電解液電池用電解液を含む電池。
【選択図】 なし

Description

本発明は、リチウム電池、リチウムイオン電池、リチウムイオンキャパシタ等の非水電解液電池として利用される新規の化学構造を有する化合物及びそれを応用した電解質、非水電解液、非水電解液電池に関する。
近年、情報関連機器、通信機器、即ちパソコン、ビデオカメラ、デジタルスチールカメラ、携帯電話等の小型、高エネルギー密度用途向けの蓄電システムや電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車補助電源、電力貯蔵等の大型、パワー用途向けの蓄電システムが注目を集めている。その一つの候補としてリチウムイオン電池、リチウム電池、リチウムイオンキャパシタ等の非水電解液電池が盛んに開発されている。
これらの非水電解液電池は、一般に一対の電極とその間を満たすイオン伝導体から構成される。このイオン伝導体には、非水有機溶媒、高分子またはそれらの混合物中に電解質と呼ばれるカチオン(A)とアニオン(B)からなる塩類(AB)を溶解したものが用いられる。この電解質は溶解することにより、カチオンとアニオンに解離して、イオン伝導する。非水電解液電池に必要なイオン伝導度を得るためには、この電解質が溶媒や高分子に十分な量溶解することが必要である。しかしながらこのような非水有機溶媒や高分子に十分な溶解度を持つ電解質は現状では数種類に限定される。例えば、リチウム電池用電解質として用いられるLiClO、LiPF、LiBF、LiAsF、LiN(CFSOおよびLiCFSO等である。カチオンの部分はリチウム電池のリチウムイオンのように、非水電解液電池の種類により決まっているものが多いが、アニオンの部分は溶解性が高いという条件を満たせば使用可能である。
非水電解液電池の応用範囲が多種多様化している中で、それぞれの用途に対する最適な電解質が探索されているが、現状ではアニオンの種類が少ないため最適化も限界に達している。また、既存の電解質は種々の問題を持っており、新規のアニオン部を有する電解質が要望されている。具体的にはClOイオンは爆発性、AsFイオンは毒性を有するため安全上の理由で使用できない。LiN(CFSOおよびLiCFSOは電池内のアルミニウムの集電体を電位がかかった状態で腐食するため使用が困難である。唯一実用化されているLiPFも耐熱性、耐加水分解性などの問題を有する。
これまで新規のアニオン部を有する電解質として、いくつかの化合物が提案されている。例えば、特表2000−516930号公報(特許文献1)には、新規の電解質として、ビス(ビフェニルジオラト)ホウ酸リチウムが提案されているが、非水有機溶媒に対する溶解度や電池内での耐酸化性が不十分であることが課題となっている。また、J.Electrochem.Soc.,148(9),A999(2001)(非特許文献1)にはビス(サリチラト)ホウ酸リチウム及びその配位子上に置換基として電子吸引性のClを結合した新規の電解質が提案されているが、ビス(サリチラト)ホウ酸リチウムはイオン伝導度、耐酸化性が不十分で、Cl置換した誘導体はイオン伝導度、耐酸化性が改善されたものの、その代わりに溶解度が極端に低くなるという課題がある。
特表2000−516930号公報 J.Electrochem.Soc.,148(9),A999(2001)
前記のように種々の非水電解液電池に対応するためには十分な特性を有する新規の電解質の登場が必要であり、本発明は、非水電解液電池用電解質としての性質を有する新規物質を見出し、これらを利用し優れた非水電解液電池用電解液及び非水電解液電池を提供することを課題としたものである。
本発明者らは、かかる問題に鑑み鋭意検討の結果、新規の化学構造的な特徴を有する電解質を見出し、これらを利用し優れた非水電解液電池用電解液及び非水電解液電池を見出し本発明に至った。
すなわち本発明は、化学構造式(1)または(2)で示されるビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムで、
Figure 2007257875
そのビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを少なくとも一つの成分として含むことを特徴とする非水電解液電池用電解質で、非水有機溶媒と電解質とからなる非水電解液電池用電解液において、電解質として該ビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを少なくとも一つの成分として含むことを特徴とする非水電解液電池用電解液で、該電解液中の電解質の濃度が0.1〜3mol/Lの範囲であることを特徴とする非水電解液電池用電解液で、また、ビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムと、LiPF、LiBF 、LiAsF、またはLiN(CFSOを少なくとも含むことを特徴とする非水電解液電池用電解液で、さらには、少なくとも正極と、リチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料からなる負極と、非水有機溶媒と電解質とからなる非水電解液電池用電解液とを備えた非水電解液電池において、上記の非水電解液電池用電解液を含むことを特徴とする非水電解液電池を提供するものである。
本発明の新規物質は、ビス(サリチラト)ホウ酸リチウムの配位子であるサリチル酸の芳香環上にトリフルオロメチル基が6位または3位の位置に結合した2種類の異性体である。トリフルオロメチル基を導入したことが特徴であり、この電子吸引性効果によりアニオン部の安定性が高まっている。言い換えればアニオンが安定なことによりリチウムカチオンが解離し易くなり、極性溶媒や極性構造を持つポリマー中に溶解させた場合、高いリチウムカチオンのイオン伝導性を発現する。また、アニオンの安定化により本発明の化合物の酸化に対する耐久性も大幅に向上する。さらにはこのトリフルオロメチル基の高い脂溶性により極性溶媒や極性構造を持つポリマーに対する溶解度も向上する。これらの特性は、リチウム一次電池、リチウム二次電池、リチウムイオン電池、リチウムイオンキャパシタ等のリチウムイオンを稼動させるタイプの非水電解液電池の電解質として、非常に重要な要素であり、これらのビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムは電解質として使用可能である。その他の用途として、有機合成反応の触媒やポリマーの重合触媒、オレフィン重合の助触媒等も挙げられる。
次に、本発明のビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムの合成法について説明するが、特に限定されるものではなく本発明の要旨を損なわない限りにおいて、一般的な錯体の合成法を適用することができる。
配位子になる3−トリフルオロメチルサリチル酸または6−トリフルオロメチルサリチル酸とホウ酸リチウム誘導体を反応させることによりビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムまたはビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムが得られる。原料に使うホウ酸リチウム誘導体としては、LiB(OH)、LiB(OCH、LiBF、等が挙げられる。また、水酸化リチウム、ホウ酸を3−トリフルオロメチルサリチル酸または6−トリフルオロメチルサリチル酸と反応させ、脱水することによってもビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウム及びビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムが得られる。
以上述べた合成法に用いられる溶媒は、原料となる化合物を極微量でも溶解するもので、系内の化合物と反応を起こさないものが良く、好ましくは比誘電率が2以上のものが良い。ここで全く溶解力のない溶媒を使用した場合、反応が非常に遅くなるため好ましくない。わずかにでも溶解度があれば、目的のビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムの溶解度が非常に大きいため、反応は速やかに進行する。例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ラクトン類、ニトリル類、アミド類、スルホン類、アルコール類、芳香族類等が使用でき、単一の溶媒だけでなく、二種類以上の混合溶媒でもよい。具体例としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジメトキシエタン、アセトニトリル、プロピオニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、ニトロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、γ−ブチロラクトン、トルエン、エタノール、メタノール、水等を挙げることができる。さらに反応が脱水反応になる場合はベンゼン、トルエン、エタノール等の水と共沸する溶媒を併用することが望ましい。
反応温度については、−80℃から100℃、好ましくは0℃から80℃が用いられる。これは−80℃より低い温度では反応が十分に進行せず、100℃以上では溶媒、原料の分解が起こる場合がある。また、十分な反応速度を得て、なおかつ全く分解を起こさないためには0℃から80℃の範囲が最適である。
本発明で用いる原料は、加水分解性を有するものも多いため、低水分の空気、窒素、アルゴン等の雰囲気中で合成を行うことが望ましい。
以上のようにして得られる本発明の化合物であるビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウム及びビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムは、耐酸化性が高いこと、溶媒に溶解した際の溶解度、イオン伝導度が高いという性質から非水電解液電池用電解質として使用できる。さらにはこの本発明の電解質を非水有機溶媒に溶解した溶液は非水電解液電池用電解液として使用できる。
本発明の電解質を用いて電解液を調製するにあたっては、非水有機溶媒としては、本発明の電解質を溶解できる非プロトン性の溶媒であれば特に限定されるものではなく、例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ラクトン類、ニトリル類、アミド類、スルホン類等が使用できる。また、単一の溶媒だけでなく、二種類以上の混合溶媒でもよい。具体例としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジメトキシエタン、アセトニトリル、プロピオニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、ニトロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、およびγ−ブチロラクトン等を挙げることができる。またこれらの化合物を部分的にフッ素化したような化合物も使用可能である。
特にこれらの非水有機溶媒の中でその誘電率が20以上の非プロトン性溶媒と誘電率が10以下の非プロトン性溶媒からなる混合溶媒が好ましい。誘電率が20以上の溶媒は、電解質の解離性を高める効果があるが、粘度が高いためイオンの移動度を損なうことがある。そこで誘電率が10以下の低粘性溶媒を混合することが有効となる。この混合比は誘電率が20以上の非プロトン性溶媒が5重量%以上、好ましくは10重量%以上であり、また、50重量%以下、好ましくは40重量%以下の範囲であり、誘電率が10以下の非プロトン性溶媒が50重量%以上、好ましくは60重量%以上であり、また、95重量%以下、好ましくは90重量%以下の範囲である。誘電率が20以上の非プロトン性溶媒が5重量%を下回った場合、電解質のイオン解離が十分起こらないためにイオン伝導度が低下し、一方、50重量%を越えると電解液の粘性が上がるためこれもまたイオン伝導度の低下を招く。
本発明の電解質を用いて電解液を調製するにあたっては、その電解質濃度は、0.1〜3mol/Lの範囲にすることが好ましい。0.1mol/Lを下回るとイオン伝導度が低下することにより非水電解液電池のサイクル特性、出力特性が低下し、一方、3mol/Lを越えると非水電解液電池用電解液の粘度が上昇することによりやはりイオン伝導を低下させ、非水電解液電池のサイクル特性、出力特性を低下させる恐れがある。
また、本発明の電解質のビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムに、LiPF、LiBF、LiAsF、またはLiN(CFSO等を少なくとも含んだ電解液は、さらなるイオン伝導度の向上効果、電極材料と電解液の分解反応抑制による耐久性向上効果等がある。その添加量は、ビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムに対してモル比で0.05〜20倍の範囲が好ましい。0.05倍を下回れば添加する効果が得られなくなり、また逆に20倍を上回ればビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムの性質が隠されてしまうため、好ましくない。
以上が本発明の非水電解液電池用電解液の基本的な構成についての説明であるが、本発明の要旨を損なわない限りにおいて、本発明の非水電解液電池用電解液に一般に用いられる添加剤を任意の比率で添加しても良い。具体例としては、シクロヘキシルベンゼン、ビフェニル、t−ブチルベンゼン、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、ジフルオロアニソール、フルオロエチレンカーボネート、プロパンサルトン、ジメチルビニレンカーボネート等の過充電防止効果、負極皮膜形成効果、正極保護効果を有する化合物が挙げられる。また、リチウムポリマー電池と呼ばれる非水電解液電池に使用される場合のように非水電解液電池用電解液をゲル化剤や架橋ポリマーにより擬固体化して使用することも可能である。
次に本発明の非水電解液電池の構成について説明する。本発明の非水電解液電池は、上記の本発明の非水電解液電池用電解液を用いることが特徴であり、その他の構成部材には一般の非水電解液電池に使用されているものが用いられる。即ち、リチウムの吸蔵及び放出が可能な正極及び負極、集電体、セパレータ、容器等から成る。
負極材料としては、特に限定されないが、リチウムを吸蔵・放出できるリチウム金属、リチウムと他の金属との合金及び金属間化合物や種々のカーボン材料、人造黒鉛、天然黒鉛、金属酸化物、金属窒化物、活性炭、導電性ポリマー等が用いられる。
正極材料としては、特に限定されないが、リチウム電池及びリチウムイオン電池の場合、例えば、LiCoO、LiNiO 、LiMnO 、LiMn 等のリチウム含有遷移金属複合酸化物、それらのリチウム含有遷移金属複合酸化物の遷移金属が複数混合したもの、それらのリチウム含有遷移金属複合酸化物の遷移金属の一部が他の金属に置換されたもの、TiO、V 、MoO 等の酸化物、TiS 、FeS等の硫化物、あるいはポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、およびポリピロール等の導電性高分子、活性炭、ラジカルを発生するポリマー、カーボン材料等が使用される。
正極や負極材料には、導電材としてアセチレンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維、黒鉛、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、SBR樹脂等が加えられ、シート状に成型されることにより電極シートにする。
正極と負極の接触を防ぐためのセパレータとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、紙、ガラス繊維、等で作られた不織布や多孔質シートが使用される。
以上の各要素からコイン状、円筒状、角形、アルミラミネートシート型等の形状の非水電解液電池が組み立てられる。
本発明は、新規物質を提供し、該新規物質は非水電解液電池用電解質としての優れた性質を有しており、これらを利用し優れた非水電解液電池用電解液及び非水電解液電池を提供することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はかかる実施例により限定されるものではない。
露点−50℃のグローブボックス中にて、リチウムテトラキス(メトキシ)ボレート(LiB (OCH)28.0gを十分に脱水したテトラヒドロフラン500mlに加え、分散液を調製した。次に、この分散液へ、3−トリフルオロメチルサリチル酸103.0gをゆっくりと添加した。その後、室温で4時間撹拌しながら反応させた。得られた反応液から60℃、150Paの減圧条件でテトラヒドロフランを除去し、その後、130℃まで昇温し、150〜200Paで1日乾燥した。その結果、固体状のビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウム82.0gが生成物として得られた。
Figure 2007257875
NMRスペクトルについて以下に示す。
19F−NMR(ヘキサフルオロベンゼンを−163ppmとする、溶媒CDCN)
δ−64.1ppm
11B−NMR(B(OCHを0ppmとする、溶媒CDCN)
δ−15.9ppm
H−NMR(TMSを0ppmとする、溶媒CDCN)
δ7.026ppm(1H,t,J=7.81Hz)、
7.763ppm(1H,d,J=7.81Hz)、
8.075ppm(1H,dd,J=7.81,1.20Hz)
13C−NMR(TMSを0ppmとする、溶媒CDCN)
δ117.509,119.318ppm(q,J=31.2Hz)、
119.614,124.637ppm(q,J=271.3Hz)、
133.145ppm(q,J=4.95Hz)、
134.904,158.153,165.206ppm
露点−50℃のグローブボックス中にて、リチウムテトラキス(メトキシ)ボレート(LiB (OCH)45.0gを十分に脱水したテトラヒドロフラン1000mlに加え、分散液を調製した。次に、この分散液へ、6−トリフルオロメチルサリチル酸206.0gをゆっくりと添加した。その後、室温で4時間撹拌しながら反応させた。得られた反応液から60℃、150Paの減圧条件でテトラヒドロフランを除去し、その後、130℃まで昇温し、150〜200Paで1日乾燥した。その結果、固体状のビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウム185.9gが生成物として得られた。
Figure 2007257875
NMRスペクトルについて以下に示す。
19F−NMR(ヘキサフルオロベンゼンを−163ppmとする、溶媒CDCN)
δ−64.537ppm
11B−NMR(B(OCHを0ppmとする、溶媒CDCN)
δ−15.3ppm
H−NMR(TMSを0ppmとする、溶媒CDCN)
δ7.133ppm(1H,t,J=7.81Hz)、
7.894ppm(1H,dd,J=7.81,1.20Hz)、
8.184ppm(1H,dd,J=7.81,0.90Hz)
13C−NMR(TMSを0ppmとする、溶媒CDCN)
δ114.728,118.642ppm(q,J=31.0Hz)、
119.463,124.400ppm(q,J=272.0Hz)、
133.726ppm(q,J=4.98Hz)、
135.502,160.928,172.372ppm
実施例1で得られたビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムをエチレンカーボネート(EC)とジメトキシエタン(DME)の混合溶媒(EC:DME=1:1)に溶解して、濃度0.1mol/Lの電解液を調製し、交流二極式セルにより25℃におけるイオン伝導度を測定した。その結果、イオン伝導度は、2.1mS/cmであり、十分なリチウムイオンの伝導をすることが確認された。
実施例1で得られたビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムをプロピレンカーボネート(PC)に溶解して、濃度0.1mol/Lの電解液を調製し、電気化学的耐酸化性測定を実施した。試験用セルは作用極として白金、対極及び参照極としてリチウム金属を有するビーカー型のものを用いた。作用極の電位を10mV/sのスピードでスキャンしたところ、4.72V(Li/Li)付近から電流が流れ始めた。よって耐電圧は4.72Vと見積もることができる。
実施例2で得られたビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムをエチレンカーボネート(EC)とジメトキシエタン(DME)の混合溶媒(EC:DME=1:1)に溶解して、濃度0.1mol/Lの電解液を調製し、交流二極式セルにより25℃におけるイオン伝導度を測定した。その結果、イオン伝導度は、2.1mS/cmであり、十分なリチウムイオンの伝導をすることが確認された。
実施例2で得られたビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムをプロピレンカーボネート(PC)に溶解して、濃度0.1mol/Lの電解液を調製し、電気化学的耐酸化性測定を実施した。試験用セルは作用極として白金、対極及び参照極としてリチウム金属を有するビーカー型のものを用いた。作用極の電位を10mV/sのスピードでスキャンしたところ、4.70V(Li/Li)付近から電流が流れ始めた。よって耐電圧は4.70Vと見積もることができる。
実施例1で得られたビス(3−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いてLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。試験用セルは以下のように作製した。
LiCoO粉末90重量部に、バインダーとして5重量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、導電材としてアセチレンブラックを5重量部混合し、さらにN−メチルピロリドンを添加し、ペースト状にした。このペーストをアルミニウム箔上に塗布して、乾燥させることにより、試験用正極体とした。また、黒鉛粉末90重量部に、バインダーとして10重量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)を混合し、さらにN−メチルピロリドンを添加し、スラリー状にした。このスラリーを銅箔上に塗布して、150℃で12時間乾燥させることにより、試験用負極体とした。そして、ポリエチレン製セパレータに電解液を浸み込ませてコイン型セルを組み立てた。
以上のような方法で作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の重量基準で280mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する50サイクル後の放電容量の百分率で表される50サイクル後の放電容量維持率は85%であった。
実施例2で得られたビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例7と同様の方法、条件で充放電試験を実施した。初回の放電容量は負極の重量基準で284mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する50サイクル後の放電容量の百分率で表される50サイクル後の放電容量維持率は80%であった。
実施例2で得られたビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムとLiPFを電解質として用いて、それぞれの濃度が0.2mol/L、0.8mol/Lとなるように電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例7と同様の方法、条件で充放電試験を実施した。初回の放電容量は負極の重量基準で290mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する50サイクル後の放電容量の百分率で表される50サイクル後の放電容量維持率は96%であった。
実施例2で得られたビス(6−トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムとLiBFを電解質として用いて、それぞれの濃度が0.9mol/L、0.1mol/Lとなるように電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の混合溶媒(EC:DEC=1:4)を使用した。
この電解液を用いて実施例7と同様の方法、条件で充放電試験を実施した。初回の放電容量は負極の重量基準で276mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する50サイクル後の放電容量の百分率で表される50サイクル後の放電容量維持率は92%であった。
比較例1
トリフルオロメチル基のないビス(サリチラト)ホウ酸リチウムをエチレンカーボネート(EC)とジメトキシエタン(DME)の混合溶媒(EC:DME=1:1)に溶解して、濃度0.1mol/Lの電解液を調製し、交流二極式セルにより25℃におけるイオン伝導度を測定した。その結果、イオン伝導度は、1.8mS/cmであった。
比較例2
ビス(サリチラト)ホウ酸リチウムをプロピレンカーボネート(PC)に溶解して、濃度0.1mol/Lの電解液を調製し、電気化学的耐酸化性測定を実施した。試験用セルは作用極として白金、対極及び参照極としてリチウム金属を有するビーカー型のものを用いた。作用極の電位を10mV/sのスピードでスキャンしたところ、4.4V(Li/Li)付近から電流が流れ始めた。よって耐電圧は4.4Vと見積もることができる。
比較例3
ビス(サリチラト)ホウ酸リチウムを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例7と同様の方法、条件で充放電試験を実施した。その結果、初回の放電容量は負極の重量基準で140mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する50サイクル後の放電容量の百分率で表される50サイクル後の放電容量維持率は20%であった。

Claims (6)

  1. 化学構造式(1)または(2)で示されるビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウム。
    Figure 2007257875
  2. 請求項1記載のビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを少なくとも一つの成分として含むことを特徴とする非水電解液電池用電解質。
  3. 非水有機溶媒と電解質とからなる非水電解液電池用電解液において、電解質として請求項1記載のビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムを少なくとも一つの成分として含むことを特徴とする非水電解液電池用電解液。
  4. 電解質の濃度が0.1〜3mol/Lの範囲であることを特徴とする請求項3記載の非水電解液電池用電解液。
  5. 非水有機溶媒と電解質とからなる非水電解液電池用電解液において、電解質として請求項1記載のビス(トリフルオロメチルサリチラト)ホウ酸リチウムと、LiPF、LiBF、LiAsF、またはLiN(CFSOを少なくとも含むことを特徴とする非水電解液電池用電解液。
  6. 少なくとも正極と、リチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料からなる負極と、非水有機溶媒と電解質とからなる非水電解液電池用電解液とを備えた非水電解液電池において、請求項3〜5のいずれかに記載の非水電解液電池用電解液を含むことを特徴とする非水電解液電池。
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