JP2007257557A - 筐体の監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金庫や貨幣処理機等の被監視装置を大型化することなく、当該被監視装置への電力供給がない場合も、扉や引出し等の開閉部を監視することが可能で、かつ、監視装置の本体から被監視装置への配線を省略することができる監視装置を提供する。
【解決手段】筐体2に設けられた開閉部を監視する筐体の監視装置において、予めアラーム情報が記憶されたICチップ7と、所定の電波を受けると駆動電力が誘起されてICチップ7を駆動するとともに、ICチップ7から出力されたアラーム情報を無線で送信するアンテナ8とを備えたRFIDインレット6を筐体2に設け、所定の電波を出力するとともにRFIDインレットから送信されたアラーム情報を受信するRFIDリーダ10を、筐体2の外部に独立して設け、開閉部が閉塞状態のときにアラーム情報の送信を規制するスイッチ5を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、貨幣処理機等の筐体の監視装置に関するものである。
従来から、扉や引出し等を監視する筐体の監視装置が知られている。このような監視装置のなかには、正規の操作者以外の者が金庫や貨幣処理機などの被監視装置を開錠して開放したことをセンサで検出して、当該センサが無線または有線で接続されている監視装置の本体から警備会社などに通報したり、警報を発したりするものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−283356号公報
ところで、上述した被監視装置の筐体に設けられた扉や引出しには、当該扉や引出しの開閉や施開錠を検出するセンサが取り付けられているが、一般に、これらセンサ類には電源が必要となるため、この電源を被監視装置の電源回路から供給するようにしている。そのため、被監視装置の外部からの電力供給が遮断されてしまうと、上記センサ類にも電力が供給されなくなり、この結果、センサ類が停止してしまうという課題がある。
一方、被監視装置への電力供給が遮断されても上述したセンサ類が作動するように、筐体の外部に設置されている監視装置の本体から直接電力を供給したり、無電圧接点などを設けたりする方法もあるが、このように構成すると、監視装置の本体からの配線が必要となるため、例えば、被監視装置の配置を変更するような場合には、既存の配線が届く範囲での移動に制限されたり、または、配線を新規に敷設し直す必要がある。他方、上記センサ類の電源として、被監視装置の内部にバックアップ用のバッテリを設けることもできるが、バッテリの設置に伴う装置の大型化、部品点数の増加やバッテリのメンテナンスに伴うコストの増加などが生じてしまう。
本発明は、これら課題に鑑みてなされたもので、金庫や貨幣処理機等の被監視装置を大型化することなく、当該被監視装置への電力供給がない場合も、扉や引出し等の開閉部を監視することが可能で、かつ、監視装置の本体から被監視装置への配線を省略することができる監視装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、筐体(例えば、実施の形態における筐体2)に設けられた開閉部(例えば、実施の形態における扉3、スタッカキャリア14)を監視する筐体の監視装置において、予めアラーム情報が記憶された無線ICチップ(例えば、実施の形態におけるICチップ7)と、所定の電波を受けると駆動電力が誘起されて前記無線ICチップを駆動するとともに、前記無線ICチップから出力された前記アラーム情報を無線で送信するアンテナ(例えば、実施の形態におけるアンテナ8)とを備えた検出手段(例えば、実施の形態におけるRFIDインレット6)を前記筐体に設け、前記所定の電波を出力するとともに前記検出手段から送信された前記アラーム情報を受信するリーダ(例えば、実施の形態におけるRFIDリーダ10)を、前記筐体の外部に独立して設け、前記開閉部が閉塞状態のときに前記アラーム情報の送信を規制する規制手段(例えば、実施の形態におけるスイッチ5、シールド材S)を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、筐体外部に独立して設けられたリーダから送信されてくる所定の電波を筐体に設けられた検出手段のアンテナで受けて、この所定の電波によってアンテナで誘起される駆動電力を予めアラーム情報が記憶された検出手段の無線ICチップに供給することができるため、筐体に電源がない場合であっても、検出手段の無線ICチップを駆動することができる。
また、開閉部が閉塞状態のときには、規制手段によってアラーム情報の送信を規制してリーダ側でアラーム情報が受信されないようにすることができ、一方、筐体の開閉部が開放状態のときには、規制手段によるアラーム情報の送信の規制を解除して検出手段から無線で送信されたアラーム情報をリーダ側で受信することができるため、リーダ側でアラーム情報を受信できたときに開閉部が開放状態であると判断することができる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載された発明において、前記アラーム情報は、前記開閉部の開閉動作発生箇所を特定するための開閉動作発生箇所のIDデータを含んでおり、該開閉動作発生箇所のIDデータは、少なくとも前記筐体を特定する該筐体毎に割り振られたIDデータ、または、前記開閉部を特定する該開閉部毎に割り振られたIDデータを含むことを特徴とする。
このように構成することで、前記アラーム情報に含まれる開閉動作発生箇所のIDデータによって、例えば、筐体が複数設置されている場合には、筐体毎に割り振られたIDデータに基づいて開閉動作の発生した筐体を特定することができ、さらに、例えば、筐体に複数の開閉部が設けられている場合には、開閉部毎に割り振られたIDデータに基づいて開閉動作の発生した開閉部を特定することができる。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載された発明において、前記開閉部が引出し(例えば、実施の形態におけるスタッカキャリア14)であって、前記アラーム情報は前記引出しが引出された状態にあることを示す情報を含んでいることを特徴とする。
このように構成することで、引出しを引出すと検出手段からアラーム情報が送信され、このアラーム情報をリーダで受信すると、リーダ側で筐体に設けられた引出しが引出された状態であることを検出できる。
請求項4に記載した発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記開閉部が扉(例えば、実施の形態における扉3)であって、前記アラーム情報は前記扉が開放状態にあることを示す情報を含んでいることを特徴とする。
このように構成することで、扉を開放すると検出手段からアラーム情報が送信され、このアラーム情報をリーダで受信すると、筐体に設けられた扉が開放状態であることを検出することができる。
請求項5に記載した発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記リーダが、前記アラーム情報を受信したときに、前記アラーム情報と、前記アラーム情報を受信した開閉動作発生時間とを記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
このように構成することで、リーダがアラーム情報を受信した時間とともに当該アラーム情報を受信した開閉動作発生時間とを記憶手段で記憶することができる。
請求項6に記載した発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記規制手段が、前記所定の電波を遮蔽するシールド材(例えば、実施の形態におけるシールド材S)であることを特徴とする。
このように構成することで、例えば、シールド材で筐体を被覆するだけで、開閉部が閉塞状態のときにシールド材によって所定の電波がアンテナに到達しないようにすることができ、一方、開閉部が開放された場合に、シールド材による遮蔽を解除して所定の電波がアンテナに到達するようにできる。
請求項7に記載した発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記規制手段は、前記開閉部が開放状態の時にのみ導通状態となるスイッチ(例えば、実施の形態におけるスイッチ5)であり、該スイッチは前記無線ICチップと前記アンテナとの間に介装されていることを特徴とする。
このように構成することで、例えば、開閉部の開閉に連係するようにスイッチを設けるだけで、開閉部が閉塞状態のときにアンテナと無線ICチップとの間の接続を切断して無線ICチップへの電力供給を遮断し、一方、開閉部が開放状態となった場合に、アンテナと無線ICチップとを接続してアンテナで誘起された駆動電力を無線ICチップに供給して無線ICチップを駆動させてアラーム情報を無線で送信することができる。
請求項8に記載した発明は、請求項7に記載の発明において、前記検出手段のうち少なくとも前記アンテナが前記筐体の背面に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、意図的にアンテナを遮蔽するなど、無線で送信されるアラーム情報を遮断した状態で開閉部を開放する不正行為を防止することができる。
請求項9に記載した発明は、請求項8に記載の発明において、前記リーダが前記筐体の背面に対向する位置に配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、意図的にリーダを遮蔽するなど、検出手段から無線で送信されてくるアラーム情報を遮断した状態で開閉部を開放する不正行為を防止することができる。
請求項10に記載した発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の発明において、前記リーダには、警報を発する警報手段(例えば、実施の形態におけるスピーカ12、回転灯13)を備えた警報システム(例えば、実施の形態における警報装置11)が接続されており、該警報システムは、前記リーダが受信した前記アラーム情報に基づいて警報手段を制御することを特徴とする。
このように構成することで、リーダが受信したアラーム情報に基づいて警報システムで警報手段を制御することができるため、リーダがアラーム情報を受信するような異常発生時に警報手段を作動させて警報を発することができる。
請求項11に記載した発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の発明において、前記リーダには、警報システム(例えば、実施の形態における警報装置11)が接続されており、該警報システムは、前記リーダから前記アラーム情報を受け取ると、監視センターに向けて検知信号を送信する制御手段(例えば、実施の形態における制御部18)を備えていることを特徴とする。
このように構成することで、異常発生時に、監視センターに通報することが可能となるので、例えば、警備員などを迅速に現場に向わせることができる。
請求項12に記載した発明は、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の発明において、前記リーダを複数設けたことを特徴とする。
このように構成することで、検出手段から発信されたアラーム情報を、複数設けられたリーダのうち通信可能なリーダに受信させることができるため、電波状況に左右されずにより確実に開閉部の開閉動作を検出することができる。
請求項13に記載した発明は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の発明において、前記筐体は貨幣処理機(例えば、実施の形態における紙幣処理機1)の筐体であることを特徴とする。
このように構成することで、扉や引出しを備えた貨幣処理機の開閉状態を監視することができる。
請求項14に記載した発明は、請求項13に記載の発明において、前記リーダが、前記貨幣処理機の電源が切られた場合に作動するように設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、貨幣処理機の電源が落とされて正規の作業員が貨幣処理機から離れる、例えば夜間や休日にだけ、貨幣処理機に設けられた開閉部の開閉状態を監視することができる。
請求項1に記載した発明によれば、筐体外部に独立して設けられたリーダから送信されてくる所定の電波を、筐体に設けられた検出手段のアンテナで受けて、この所定の電波によってアンテナで誘起される駆動電力を、予めアラーム情報が記憶された検出手段の無線ICチップに供給することができるため、筐体に電源がない場合であっても、検出手段の無線ICチップを駆動することができる。そして、開閉部が閉塞状態のときには、規制手段によってアラーム情報の無線による送信を規制してリーダ側でアラーム情報が受信されないようにすることができ、一方、筐体の開閉部が開放状態のときには、規制手段によるアラーム情報の送信の規制を解除して検出手段から無線で送信されたアラーム情報をリーダ側で受信することができるため、リーダ側でアラーム情報を受信できたときに開閉部が開放状態であると判断することができる。したがって、監視装置の本体と筐体との間に配線を必要としないため、筐体の移動作業が容易になり、さらに、筐体内部に電源を必要としないため、部品点数およびメンテナンスの頻度を抑制してコストの低減および筐体の小型化を図ることができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、前記アラーム情報が開閉動作の発生を特定するための開閉動作発生箇所のIDデータによって、例えば、筐体が複数設置されている場合には、筐体毎に割り振られたIDデータに基づいて開閉動作の発生した筐体を特定することができ、さらに、例えば、筐体に複数の開閉部が設けられている場合には、開閉部毎に割り振られたIDデータに基づいて開閉動作の発生した開閉部を特定することができる。したがって、開閉動作の発生した箇所への対処を迅速に行うことができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2の効果に加え、引出しを引出すと、検出手段からアラーム情報が送信され、このアラーム情報をリーダで受信することで、筐体に設けられた引出しが引出された状態であることを検出でき、この結果、開放されたのが引出しであることをリーダ側で迅速に特定することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1または2の効果に加え、扉を開放すると、検出手段からアラーム情報が送信され、このアラーム情報をリーダで受信することで、筐体に設けられた扉が開放状態であることを検出できるため、開放されたのが扉であることをリーダ側で迅速に特定することができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至4のいずれか一項の効果に加え、リーダがアラーム情報を受信した時間とともに当該アラーム情報を受信した開閉動作発生時間とを記憶手段で記憶することができるため、開閉部が開放された開閉動作発生時間をいつでも再確認することができるという効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、請求項1乃至5のいずれか一項の効果に加え、例えば、シールド材で筐体を被覆するだけで、開閉部が閉塞状態のときに所定の電波がアンテナに到達しないようにすることができ、一方、開閉部が開放された場合に、シールド材による遮蔽を解除して所定の電波がアンテナに到達するようにできるため、開閉部が開放されている場合にだけ無線ICチップを駆動させてアラーム情報を無線で送信することができる。したがって、シールド材で被覆するだけであるため、既存の筐体に対して容易に適用することができるという効果がある。
請求項7に記載した発明によれば、請求項1乃至5のいずれか一項の効果に加え、例えば、開閉部の開閉に連係するようにスイッチを設けるだけで、開閉部が閉塞状態のときにアンテナと無線ICチップとの間の接続を切断して無線ICチップへの電力供給を遮断することができ、一方、開閉部が開放状態となった場合に、アンテナと無線ICチップとを接続してアンテナで誘起された駆動電力を無線ICチップに供給して無線ICチップを駆動させてアラーム情報を無線で送信することができる。したがって、スイッチを取り付けるだけであるため、既存の筐体に対して容易に適用することができるという効果がある。
請求項8に記載した発明によれば、意図的にアンテナを遮蔽するなど、無線で送信されるアラーム情報を遮断した状態で開閉部を開放する不正行為を防止することができるため、監視の信頼性を向上させることができる効果がある。
請求項9に記載した発明によれば、請求項4の効果に加え、意図的にリーダを遮蔽するなど、検出手段から無線で送信されてくるアラーム情報を遮断した状態で開閉部を開放する不正行為を防止することができるため、監視の信頼性を向上させることができる効果がある。
請求項10に記載した発明によれば、請求項1乃至9のいずれか一項の効果に加え、リーダが受信したアラーム情報に基づいて警報システムで警報手段を制御することができるため、リーダがアラーム情報を受信するような異常発生時に警報手段を作動させて警報を発することができるため、例えば、この警報が不正行為を行った者に対しての警告となり、この結果、防犯効果を高めることが可能となる。
請求項11に記載した発明によれば、請求項1乃至10のいずれか一項の効果に加え、異常発生時に、監視センターに通報することが可能となるので、例えば、警備員などを迅速に現場に向わせることができるため、監視レベルを向上させることができる効果がある。
請求項12に記載した発明によれば、請求項1乃至11のいずれか一項の効果に加え、検出手段から発信されたアラーム情報を、複数設けられたリーダのうち通信可能なリーダに受信させることができるため、電波状況に左右されずにより確実に異常を検出することができ、したがって、信頼性を向上させることができる効果がある。
請求項13に記載した発明によれば、請求項1乃至12のいずれか一項の効果に加え、
扉や引出しを備えた貨幣処理機の開閉状態を監視することができるため、貨幣処理機内に収容された貨幣の不正な持ち出しを防止することができる効果がある。
請求項14に記載した発明によれば、請求項13の効果に加え、貨幣処理機の電源が落とされて正規の作業員が貨幣処理機から離れる、例えば夜間や休日にだけ、貨幣処理機に設けられた開閉部の開閉状態を監視することができるため、不正ではない場合のアラーム情報の送信および受信を防止することができる効果がある。
本発明の第1の実施例による筐体の監視装置について、図1〜図3を参照して以下に説明する。図1は本実施例の監視装置の全体構成を示すものであって、ここでは被監視装置として銀行や店舗等の所定の部屋に設置された紙幣処理機の筐体を監視する場合の一例を示している。
図1,2に示すように、紙幣処理機1は所定の部屋R(図2参照)に設置されている。この紙幣処理機1は、紙幣の入金・出金等を行うものであり、その筐体2の内部には入金した紙幣が貯留可能となっている。
より具体的には、この紙幣処理機1は、操作者が入金口に投入した1枚もしくは複数枚の紙幣を、一枚ずつ機体内に取り込んで、識別部にて、金種、真偽、正損等を識別すると同時に計数を行い、その後の操作者の確認動作によって、返却や受け入れ確定を行うとともに、操作者が出金の為の指示動作を行った場合には、指定金種、指定枚数の紙幣を出金口より払出する装置である。そして、この筐体2の内部には入金により受け入れた紙幣や出金するための紙幣を金種別に収納しておくためのスタッカが複数設けてある。
ここで、この紙幣処理機は、1つの部屋Rに複数設置されている場合もあるが、図示都合上、図1では1台のみ示している。
図1,2に示すように、紙幣処理機1はその前面に扉(開閉部)3を備えており、この扉3が紙幣処理機1の筐体2の開口部4に図示しないヒンジを介して開閉自在に支持されている。そして、この扉3が取り付けられた開口部4の周縁にはマイクロスイッチなどのスイッチ(規制手段)5が設けられている。このスイッチ5は、例えば、扉3が閉塞状態の時に扉3から押圧される位置に設けられており、この扉3から押圧力を受けることで接点が開放状態となり、一方、扉3が開放されて押圧力が解除されると接点が短絡されるようになっている。ここで、扉3を開放することで、紙幣処理機1の内部に格納されたスタッカが取り出し可能となる。なお、上記筐体2では扉3がヒンジで支持されたものを一例に説明したが、開閉可能な扉3であれば、例えば、スライド式の扉等を用いてもよい。
上述したスイッチ5は筐体2の背面側に露出して配置されたRFID(Radio Frequency IDentification)インレット(検出部)6に接続されている。このRFIDインレット6は、図3に示すように、ICチップ(無線ICチップ)7を備えており、このICチップ7には、当該RFIDインレット6が設置される箇所に応じたアラーム情報として、例えば、紙幣処理機毎に割り振られたIDデータや、当該紙幣処理機の筐体に複数の扉3が設けられている場合などには、扉3毎に割り振られたIDデータ等の開閉動作発生箇所(異常発生箇所)を特定するためのIDデータが記憶されている。
また、ICチップ7の2つの端子T1,T2には、このICチップ7に予め記憶されているアラーム情報を無線で送信するアンテナ8が接続されている。このアンテナ8はコイル状に形成されており、後述するRFIDリーダ10から出力された所定の電波を受けることでICチップ7を駆動するのに十分な電力が誘起されるようになっている。そして、ICチップ7の一方の端子T1とアンテナ8との間には、RFIDインレット6の外部に引出された配線9を介して前述したスイッチ5が介装されている。ここで、上述した所定の電波とは、アンテナ8の巻数や巻径などの条件に対応した特定の周波数帯の電波であり、アンテナ8ではこの特定の周波数帯以外の電波である外来ノイズ等によってアンテナ8にICチップ7を駆動する電力が生じないようになっている。したがって、扉3が開放されているときには、前述したスイッチ5が短絡し、アンテナ8で誘起された電力がICチップ7に供給されてICチップ7が駆動することとなり、ICチップ7に予め記憶されているアラーム情報はアンテナ8を介して無線で送信される。
一方、紙幣処理機1が設置されている部屋Rには、紙幣処理機1の背面と対向する位置、すなわちRFIDインレット6と対向する壁面にRFIDリーダ(リーダ)10が設置されている。このRFIDリーダ10は、ICチップ7を駆動するための所定の電波をRFIDインレット6に向けて出力するとともに、RFIDインレット6から無線で送信されたアラーム情報を受信するものであり、警報装置(警報システム)11に接続されている。このRFIDリーダ10で受信したアラーム情報は警報装置11に送信され、一方、警報装置11からはRFIDリーダ10に対して、RFIDリーダ10を駆動するための電力が供給される。
また、RFIDリーダ10は、種々のデータを記憶するメモリ(図示せず)を備えており、RFIDインレット6から送信されてきたアラーム情報をRFIDリーダ10が受信すると、受信したアラーム情報とともに、このアラーム情報を受信した時間を扉3の開閉動作発生時間(異常発生時間)として記憶するようになっている。メモリに記憶されたアラーム情報と扉3の開閉動作発生時間(異常発生時間)とは、例えば、RFIDリーダ10に無線または有線で接続可能な専用端末や、RFIDリーダ10に接続されている警報装置11からの呼び出し要求に基づいて、ディスプレイなどに表示可能となっている。なお、上記メモリはRFIDリーダ10からのアラーム情報を受け取る警報装置11に設けるようにしても良い。
警報装置11には、スピーカ12や回転灯13が接続されており、RFIDリーダ10から送信されてきたアラーム情報を受け取ると、扉3の開閉動作すなわち異常が発生したものとしてスピーカ12や回転灯13を制御して警報を発するようになっている。ここで、警報装置11を、例えば、紙幣処理機1の電源スイッチ(図示せず)と連動させて、紙幣処理機1の電源が落とされている場合にのみRFIDリーダ10に電源供給を行うように設定してもよい。なお、上記構成では意図的にRFIDインレット6とRFIDリーダ10との間の通信を妨害するような不正行為を防止するためにRFIDリーダ10の配置を紙幣処理機1の背面と対向する壁面としているが、基本的に、RFIDインレット6と通信可能な位置であればRFIDリーダ10の設置場所はどこでもよく、例えば、天井に設けるようにしてもよい。
すなわち、上述した第1の実施例のように構成することで、正規の作業員が紙幣処理機1の周囲から離れる夜間や休日等に紙幣処理機1への電源供給が停止されていても、警報装置11への電源供給がなされていれば、RFIDリーダ10から紙幣処理機1が設置された部屋Rの内部に向けて所定の電波が出力されることとなり、この所定の電波を受けたアンテナ8に起電力が発生する。そして、紙幣処理機1の扉3が開放されると、スイッチ5が短絡されてアンテナ8で誘起された電力がICチップ7の端子T1,T2を介して供給されてICチップ7が駆動する。
そして、ICチップ7が駆動すると、アラーム情報がアンテナ8を介して無線で送信され、この送信されたアラーム情報がRFIDリーダ10によって受信され、この受信したアラーム情報とアラーム情報を受信した時間である扉3の開閉動作発生時間(異常発生時間)とがメモリに記憶される。このRFIDリーダ10で受信したアラーム情報は警報装置11に送信され、このアラーム情報を受信した警報装置11は扉3が開放されたと判断して、スピーカ12と回転灯13とを制御して警報を発する。
したがって、上述した第1の実施例によれば、RFIDリーダ10から送信された所定の電波によって誘起した起電力で、ICチップ7を駆動させることができるとともに、筐体の扉3が開放されている場合にのみ、無線でアラーム情報を送信することができるため、RFIDリーダ10でアラーム情報を受信した場合に扉3が開放されていると判断することができ、例えば、紙幣処理機1への電源供給が停止している場合であっても、扉3の開放を検出することができる。したがって、扉3を備えた紙幣処理機1の開閉状態を監視することができ、紙幣処理機1の筐体2の内部に収容された紙幣の不正な持ち出しを防止することができる。
アラーム情報が扉3の開閉動作発生箇所(異常発生箇所)を特定するための扉3の開閉動作発生箇所(異常発生箇所)のIDデータによって、筐体毎に割り振られたIDデータに基づいて開閉動作(異常)の発生した筐体2を特定することができ、さらに、扉3が複数設けられている場合には扉3毎に割り振られたIDデータに基づいて開閉動作(異常)の発生した扉3を特定することができ、この結果、扉3の開閉動作(異常)の発生した箇所への対処を迅速に行うことができる。
さらに、警報装置11と筐体2との間の配線を省略することができるため、筐体2の移動作業が容易になるとともに、紙幣処理機1を大型化することなく部品点数およびメンテナンスの頻度を低減してコストを低減することができる。
また、筐体2の背面にRFIDインレット6を設けることで、意図的にアンテナを遮蔽するなど、無線で送信されるアラーム情報を遮断した状態で扉3を開放する不正行為を防止することができるため、監視の信頼性を向上させることができる。
同様に、RFIDインレット6と対向する位置にRFIDリーダ10を配置することで、意図的にRFIDリーダ10を遮蔽するなど、RFIDインレット6から送信されてくるアラーム情報を遮断した状態で扉3を開放する不正行為を防止することができるため、監視の信頼性を向上させることができる。
さらに、扉3を開放し、アンテナ8が、RFIDリーダ10から送信された所定の電波を受信すると、ICチップ7に電力が供給されて、RFIDインレット6からアラーム情報が送信され、このアラーム情報をRFIDリーダ10で受信することで、筐体2に設けられた扉3が開放状態であることを検出でき、この結果、開放されたのが扉3であることをRFIDリーダ10側で迅速に特定することができる。
また、RFIDインレット6のアンテナ8が筐体2の背面側に露出し、RFIDリーダ10がこのRFIDインレット6と対向する壁面に配置されていることで、意図的にアンテナ8を遮蔽するなど、無線で送信されるアラーム情報を遮断した状態で開閉部を開放する不正行為を防止することができ、この結果、監視の信頼性を向上させることができる。
そして、紙幣処理機1の電源が落とされて正規の作業員が紙幣処理機1付近からいなくなる、例えば、夜間や休日など監視が必要な時間帯にだけ、RFIDリーダ10に電源供給を行い、紙幣処理機1に設けられた扉3の開閉状態を監視することができるため、不正ではない場合のアラーム情報の送受信を防止することができる。
RFIDリーダ10が受信したアラーム情報に基づいて警報装置11でスピーカ12や回転灯13を制御することができるため、RFIDリーダ10がアラーム情報を受信するような扉3の開閉動作(異常)発生時にスピーカ12で警報音を出力したり、回転灯13を点灯させてることができるため、不正行為を行った者に対しての警告となり、この結果、防犯効果を高めることが可能となる。
次に、図4に基づいて上述した第1の実施例における他の態様を説明する。この第1の実施例における他の態様は、前述した扉3を備えた紙幣処理機1を、スタッカキャリア(開閉部)14を備えた紙幣処理機1に置換えたものであるので、同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する部分の説明を省略する。
図4に示すように、紙幣処理機1には筐体2の前面から前方に向って引出し可能なスタッカキャリア14が設けられている。このスタッカキャリア14は、下部前側に車輪Wが設けられ上方に開口した箱型を呈しており、紙幣を収容する複数のスタッカ15がその内部に着脱自在に載置されるようになっている。また、このスタッカキャリア14は、紙幣処理機1の開口部4の両側前後方向に沿って設けられたスライドレール16によってスライド自在に支持されている。ここで、スタッカキャリア14は、スタッカ15内の紙幣の回収時や、スタッカ15内への紙幣の補充時に、所定の操作を行うことで図示しないロックが解除されるようになっており、スタッカキャリア14を引出した後に、所望のスタッカ15を着脱するようになっている。
紙幣処理機1の開口部4の周縁には、上述の第1の実施例と同様に、スイッチ5が設けられている。このスイッチ5は、紙幣処理機1の背面に配置されたRFIDインレット6のICチップ7とアンテナ8との間に介装され、スタッカキャリア14が引出された状態で短絡し、一方、スタッカキャリア14が引出されていない収容状態で開放するようになっている。すなわち、スタッカキャリア14が筐体2に収容された状態では、アンテナ8とICチップ7との接続が切断され、一方、スタッカキャリア14が引出された状態では、アンテナ8とICチップ7とが接続されてアンテナ8で生じた電力がICチップ7に供給され、ICチップ7から予め記憶されたアラーム情報が出力される。ここで、前記アラーム情報には、スタッカキャリア14が引出されたことを示す情報が含まれている。なお、RFIDリーダ10の構成は上述した第1の実施例と同様であるためここでの説明は省略する。
したがって、第1の実施例の他の態様によれば、紙幣処理機1のスタッカキャリア14を引出し、アンテナ8が、RFIDリーダ10から送信された所定の電波を受信すると、アンテナ8からICチップ7に電力が供給されてRFIDインレット6からアラーム情報が送信され、このアラーム情報をRFIDリーダ10で受信することで、警報装置11にアラーム情報が送信されるため、アラーム情報に含まれるスタッカキャリア14が開放されたことを示す情報によって、紙幣処理機1が開放されたことに加え、開放されたのがスタッカキャリア14であることを、警報装置11で迅速に特定することができる。
次に、図5,6に基づいて第2の実施例を説明する。この第2の実施例は、前述した第1の実施例のスイッチ5に換えてシールド材Sを用いてRFIDインレット6からのアラーム情報の送信を規制している点で相違することを除けば前述した第1の実施例と同じ構成であるため、同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する部分の説明を省略する。
図5,6に示すように、紙幣処理機1は、その筐体2の前面の開口部4に扉3を備えており、該筐体2の内部には、RFIDインレット6が設けられている。このRFIDインレット6は、スイッチ5が接続されていないことを除けば上述した第1の実施例と同様のものであり、アンテナ8とICチップ7とを備え、アンテナ8が所定の電波を受けることで起電力が生じ、ICチップ7が駆動され、ICチップ7に予め記憶されたアラーム情報が送信されるようになっている。一方、紙幣処理機1の設置されている部屋Rの壁面には、RFIDリーダ10が取り付けられているが、このRFIDリーダ10は、前述した第1の実施例と同様の構成であるため、ここでの説明を省略する。
上記筐体2と扉3とは、その内面または外面がシールド材(規制手段)Sで被覆されている。このシールド材Sは、RFIDリーダ10が出力する所定の電波を通さない材質のものである。このシールド材Sは、前記所定の電波の周波数帯に応じて種々のシールド材から適宜選択すればよい。したがって、扉3を閉塞した状態では筐体2の内部には所定の電波が侵入せず、一方、扉3を開放した状態では筐体2の開口部4から筐体2の内部に所定の電波が侵入するようになる。
ここで、RFIDインレット6の配置は、筐体2の内部であって、扉3が閉塞された状態のときにRFIDリーダ10との通信が断たれるとともに、扉3が開放された状態のときにRFIDリーダ10との通信が可能な位置であれば、筐体2の内側壁面、扉3の内側面など、どこに設置されていても構わない。
また、シールド材Sを筐体2と扉3との内面または外面を被覆する以外に、筐体2および扉3自体をシールド材Sで形成してもよい。さらに、RFIDインレット6を筐体2とは個別に設けられたシールド材Sで被覆または形成された小さなシールド箱に収容してもよい。この場合は、シールド箱に扉3と連係する開閉部材を設け、扉3が開放されたときにだけ開閉部材を開放して筐体2の外部からシールド箱の内部に所定の電波が侵入できるようにすればよい。
したがって、上述の第2の実施例によれば、スイッチ5を用いずに扉3が開放された場合にだけ、所定の電波がアンテナ8に到達するようにできるため、扉3が開放されている場合にだけICチップ7を駆動させてアラーム情報を送信することができ、したがって、紙幣処理機1に電源が供給されていなくても、扉3の開放を検出して警報装置11で警報を発することができる。
次に、図7に基づいて上述した第2の実施例における他の態様を説明する。この第2の実施例の他の態様は、第1の実施例における他の態様と同様に、紙幣処理機1をスタッカキャリア14を有した紙幣処理機1に置換えただけであるので、同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する部分の説明を省略する。
図7に示すように、紙幣処理機1には装置前面から前方に向って引出し可能なスタッカキャリア14が設けられている。このスタッカキャリア14は、下部前側に車輪Wが設けられ上方に開口した箱型を呈しており、紙幣を収容する複数のスタッカ15がその内部に着脱自在に載置されるようになっている。また、このスタッカキャリア14は、紙幣処理機1の開口部4両側の前後方向に沿って設けられたスライドレール16によってスライド自在に支持されている。
紙幣処理機1は、スタッカキャリア14が押し込まれた状態で紙幣処理機1の内部に所定の電波が侵入しないように、その外面または内面がシールド材Sによって被覆されている。そして、スタッカキャリア14の前部内面にはRFIDインレット6が取り付けられており、スタッカキャリア14が引出された状態でのみ、RFIDリーダ10から出力された所定の電波がアンテナ8に到達してRFIDインレット6からアラーム情報が無線で送信されるようになっている。
また、上述の第2の実施例と同様に、紙幣処理機1の背面と対向する部屋Rの壁面には、警報装置11に接続されたRFIDリーダ10が設けられている。ここで、RFIDインレット6から送信されるアラーム情報には、スタッカキャリア14が引出されたことを示す情報が含まれている。なお、RFIDリーダ10を紙幣処理機1の背面と対向する部屋Rの壁面に配置する場合を説明したが、通信の信頼性の点では、天井にRFIDリーダ10を配置する構成とした方が、RFIDリーダ10とRFIDインレット6との間に電波を遮るものがなくなり好ましい。
したがって、第2の実施例の他の態様によれば、紙幣処理機のスタッカキャリア14を引出すと、RFIDリーダ10から出力された所定の電波がRFIDインレット6のアンテナ8に到達することとなり、RFIDインレット6からアラーム情報が無線で送信され、このアラーム情報をRFIDリーダ10が受信することで、警報装置11にアラーム情報が送信され、このアラーム情報に含まれるスタッカキャリア14が開放されたことを示す情報によって、紙幣処理機1が開放されたことに加え、開放されたのがスタッカキャリア14であることを、警報装置11で迅速に特定することができる。
次に図8に基づいて本発明の第3の実施例を説明する。この第3の実施例は前述の第1の実施例の警報装置11が監視センター17に接続されたものであるため、第1の実施例と同一部分に同一符号を付して説明するとともに重複する説明を省略する。なお、図示都合上、図8において警報装置11に接続されるスピーカ12と回転灯13とを省略している。
図8に示すように、紙幣処理機1が設置された部屋R内にはRFIDリーダ10が設けられている。このRFIDリーダ10は、第1の実施例でも述べたように、警報装置11に接続されている。この警報装置11には、RFIDリーダ10からのアラーム情報を受け取ることで、扉3の開閉動作(異常)が発生した旨の信号を出力する制御部(制御手段)18が設けられており、この制御部18は、例えば、専用回線で警備会社などの監視センター17に接続されている。すなわち、紙幣処理機1の扉3が開放されたり、スタッカキャリア14が引出されたりしてRFIDリーダ10がアラーム情報を受け取ると、警報装置11の制御部18が、監視センター17に向けて開閉動作(異常)が発生した旨の信号を出力する。
したがって、第3の実施例によれば、RFIDリーダ10がアラーム情報を受信して、警報装置11で警報を発することができるとともに、警報装置11の制御部18を介して監視センター17に通報することが可能となるので、例えば、警備員などを迅速に現場に向わせることができ、この結果、監視レベルを向上させることができる。
なお、第3の実施例は第1の実施例の警報装置11に制御部18を設けて監視センター17に向けて扉3の開閉動作(異常)が発生した旨の信号を出力する一例を示したが、第1の実施例の他の態様、第2の実施例および第2の実施例の他の態様の警報装置11に制御部18を設けて監視センター17に向けて扉3およびスタッカキャリア14の開閉動作(異常)が発生した旨の信号を出力するように構成してもよい。
なお、上述した各実施例では、本発明を紙幣処理機1に適用した一例を説明したが、紙幣処理機1に限られるものではなく、筐体2を備えるものであれば、例えば、硬貨処理機や金庫などにも採用することができる。
また、筐体2の開閉部として扉3やスタッカキャリア14を用いたものに適用した場合について説明したが、開閉可能なものであれば、例えば、蓋等の開閉を監視するようにしてもよい。
さらに、1つのRFIDリーダ10に対して複数のRFIDインレット6を通信対象として設けても良く、また、RFIDリーダ10を1つの部屋Rに対して複数配置しても良い。RFIDインレット6を一つのRFIDリーダ10に対して複数設けた場合には、RFIDリーダ10の設置数を低減できるためコスト面で有利となり、一方、RFIDリーダ10を1つの部屋Rに対して複数設けた場合には、複数配置されたRFIDリーダ10のうちいずれかとRFIDインレット6が通信可能であれば開閉部である扉3及びスタッカキャリア14の開閉動作(異常)を検出できるため、より電波状況に左右されずにより確実に開閉部である扉3およびスタッカキャリア14の開閉動作(異常)の検出を行うことができる点で有利となる。
そして、シールド材Sとして、所定の電波を遮蔽するものに換えて、RFIDインレット6から無線で送信されるアラーム情報の電波を遮蔽するようなシールド材Sを用いて、扉3が閉塞された状態でアラーム情報がRFIDリーダ10に到達しないように構成してもよい。
本発明の第1の実施例における監視装置のブロック図である。 本発明の第1の実施例における監視装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施例におけるRFIDインレットを概略的に示す構成図である。 本発明の第1の実施例における他の態様の監視装置の概略構成図である。 本発明の第2の実施例における図1に相当するブロック図である。 本発明の第2の実施例における図2に相当する概略構成図である。 本発明の第2の実施例における他の態様の図4に相当する概略構成図である。 本発明の第3の実施例における図1に相当するブロック図である。
符号の説明
1 紙幣処理機
2 筐体
3 扉(開閉部)
14 スタッカキャリア(開閉部)
5 スイッチ(規制手段)
6 RFIDインレット(検出手段)
7 ICチップ(無線ICチップ)
8 アンテナ
10 RFIDリーダ(リーダ)
11 警報装置(警報システム)
17 監視センター
18 制御部(制御手段)
S シールド材(規制手段)

Claims (14)

  1. 筐体に設けられた開閉部を監視する筐体の監視装置において、
    予めアラーム情報が記憶された無線ICチップと、
    所定の電波を受けると駆動電力が誘起されて前記無線ICチップを駆動するとともに、前記無線ICチップから出力された前記アラーム情報を無線で送信するアンテナと
    を備えた検出手段を前記筐体に設け、
    前記所定の電波を出力するとともに前記検出手段から送信された前記アラーム情報を受信するリーダを、前記筐体の外部に独立して設け、
    前記開閉部が閉塞状態のときに前記アラーム情報の送信を規制する規制手段を設けたことを特徴とする筐体の監視装置。
  2. 前記アラーム情報は、前記開閉部の開閉動作発生箇所を特定するための開閉動作発生箇所のIDデータを含んでおり、該開閉動作発生箇所のIDデータは、少なくとも前記筐体を特定する該筐体毎に割り振られたIDデータ、または、前記開閉部を特定する該開閉部毎に割り振られたIDデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の筐体の監視装置。
  3. 前記開閉部は引出しであり、前記アラーム情報は前記引出しが引出された状態にあることを示す情報を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の筐体の監視装置。
  4. 前記開閉部は扉であって、前記アラーム情報は前記扉が開放状態にあることを示す情報を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の筐体の監視装置。
  5. 前記リーダは、前記アラーム情報を受信したときに、前記アラーム情報と、前記アラーム情報を受信した開閉動作発生時間とを記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  6. 前記規制手段は、前記所定の電波を遮蔽するシールド材であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  7. 前記規制手段は、前記開閉部が開放状態の時にのみ導通状態となるスイッチであり、該スイッチは前記無線ICチップと前記アンテナとの間に介装されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  8. 前記検出手段のうち少なくとも前記アンテナが前記筐体の背面に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の筐体の監視装置。
  9. 前記リーダが前記筐体の背面に対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の筐体の監視装置。
  10. 前記リーダには、警報を発する警報手段を備えた警報システムが接続されており、該警報システムは、前記リーダが受信した前記アラーム情報に基づいて警報手段を制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  11. 前記リーダには、警報システムが接続されており、該警報システムは、前記リーダから前記アラーム情報を受け取ると、監視センターに向けて検知信号を送信する制御手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  12. 前記リーダを複数設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  13. 前記筐体は貨幣処理機の筐体であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の筐体の監視装置。
  14. 前記リーダは、前記貨幣処理機の電源が切られた場合に作動するように設定されていることを特徴とする請求項13に記載の筐体の監視装置。
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