JP2007255408A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚のインペラで複数のポンプ室を有するものにおいて、サブタンクへの振動伝達を防止するとともに、サブタンクとの接続部の気密性向上が図れる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク1内に収容され、燃料タンク1内の燃料を燃料タンク外に供給する燃料供給装置において、燃料タンク1の底部に配置されるサブタンク2と、サブタンク2内に収容され、1枚のインペラ51に複数のポンプ室52A、52Bを有する燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3に設けられ、サブタンク外から燃料を少なくとも1つのポンプ室52Aに吸込むサブタンク充填用吸入管(ポンプ吸込み通路)56とを備え、ポンプ吸込み通路56とサブタンク2との接続部は、弾性部材80でシールされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内に燃料ポンプを収容する燃料供給装置に関するものである。
従来、燃料供給装置は燃料タンク内に燃料ポンプが収容されており、例えば燃料タンクを搭載する車両が走行時に旋回や登坂等により燃料タンク内の燃料が偏った場合においても、燃料ポンプが安定して燃料の吸込み、吐出を行なえるように、サブタンクを搭載するものが知られている(特許文献1、2参照)。
特許文献1の開示する技術では、一枚のインペラに二列のポンプ室を設け、各ポンプ室を、サブタンクへの燃料充填用とエンジンへの燃料吐出用とに使い分ける技術が開示されている。この技術では、二列のポンプ室のうち、一列のポンプ室でサブタンク外から燃料を吸上げ、他列のポンプ室でサブタンク内の燃料を吸上げている。
一般に、サブタンク外から燃料ポンプに燃料を吸入する場合、ポンプ室カバーに吸入管を設け、その吸入管をサブタンクに接続するようにしている。また、吸入管は、ポンプ室カバーと一体に形成されるようになっており、金属や、比較的硬質な樹脂が材料として用いられている。
特許文献2では、燃料ポンプの振動を、サブタンクや燃料タンクへ伝達させない技術が開示されている。この技術では、燃料ポンプを直接または間接的に支持する樹脂製の支持部材を有して、支持部材とサブタンクとを組付けるものであり、この樹脂製の支持部材は、弾性を有する構造に形成されている。なお、燃料ポンプを間接的に支持する支持部材とは、例えばポンプモジュールを構成する燃料ポンプとフィルタのうちのフィルタを介して支持するものである。
米国特許第5596970号明細書 特開2004−190661号公報
特許文献1による従来技術では、サブタンクに接続する燃料ポンプの吸入管が金属や硬質の樹脂で形成されているため、燃料ポンプの振動は、サブタンク、燃料タンクへ伝わり易い。その振動の影響が大きい場合には、ポンプ振動が燃料タンクの振動音として車両乗員に不快感を与えるおそれがある。
この対策として、特許文献2のような弾性を有する樹脂製のものを、吸入管に適用することが考えられるが、硬質な樹脂製の吸入管の一部を、波状の管壁等に形成したとしても、硬質な樹脂故に弾性構造を得るのは難しい。
また、吸入管を有するポンプ室カバーと、ポリアセタール等の樹脂からなるサブタンクとは、金属および硬質の樹脂のいずれにおいても材質が異なる故に、燃料中での膨潤等による寸法変化への影響量が異なるため、吸入管とサブタンクの接続部での寸法変化量の差により、その接続部での気密性が保てなくなる可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、一枚のインペラで複数のポンプ室を有するものにおいて、サブタンクへの振動伝達を防止するとともに、サブタンクとの接続部の気密性向上が図れる燃料供給装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、本発明の請求項1乃至15に記載の発明では、燃料タンク内に収容され、燃料タンク内の燃料を燃料タンク外に供給する燃料供給装置において、燃料タンクの底部に配置されるサブタンクと、サブタンク内に収容され、1枚のインペラに複数のポンプ室を有する燃料ポンプと、燃料ポンプに設けられ、サブタンク外から燃料を少なくとも1つのポンプ室に吸込むポンプ吸込み通路とを備え、
ポンプ吸込み通路とサブタンクとの接続部は、弾性材でシールされていることを特徴とする。
これによると、ポンプ吸込み通路とサブタンクとの接続部を弾性材でシールするので、ポンプ吸込み通路とサブタンクとが直接接触しないように、ポンプ吸込み通路とサブタンクとの間に弾性材を介在させられる。したがって、弾性材によって、サブタンクへの振動伝達を防止するとともに、サブタンクとの接続部の気密性向上が図れる。
また、請求項2に記載の発明では、ポンプ吸込み通路は、複数のポンプ室のうちの燃料タンク外へ吐出するポンプ室に対して、内側に設けられたポンプ室に燃料を供給することを特徴とする。
これによると、一枚のインペラに配置する各ポンプ室において、燃料タンク外へ燃料を吐出するポンプ室は外周側に配置し、サブタンク外より燃料を吸入するポンプ吸込み通路のポンプ室は内周側に配置することができるので、インペラの周速を利用して、燃料タンク外へ加圧して吐出するポンプ室と、燃料タンクからサブタンクへの加圧不要な吐出をするポンプ室とから、効率的に燃料を吐出させられる。
また、請求項3に記載の発明では、ポンプ吸込み通路内には、燃料の吸込み方向とは逆の流れを防止するための逆止弁が設けられていることを特徴とする。
これにより、燃料ポンプで吸上げられた燃料は、逆止弁により燃料タンクへ戻ることはない。したがって、燃料ポンプが停止した場合であっても、燃料ポンプ内に吸上げられた燃料を溜めておくことができるので、燃料タンクからサブタンクへ効率的に吸上げることができる。
なお、逆止弁は、燃料を吸込み方向のみに流すことが可能な一方向弁であればいずれの構造であってもよく、例えばポペットバルブ、アンブレラバルブ、およびダックビルバルブ等のいずれの弁構造であってもよい。
また、請求項4に記載の発明では、逆止弁は、弾性材と一体に形成されているダックビルバルブであることを特徴とする。
これによると、逆止弁は、弾性材と一体に形成されているダックビルバルブであることが好ましい。これにより、弾性材と一体の逆止弁を用いることで組付け生産性の向上が図れるので、部品点数を増やすことなく、組付け生産性に優れた燃料供給装置を提供できる。
また、請求項5乃至8に記載の発明では、燃料ポンプに設けられた、ポンプ吸込み通路を区画する吸入管と、サブタンクとの間に、弾性材を介在させつつ、この間を効果的にシールすることが可能である。請求項5に記載の発明では、吸入管はサブタンクを貫通し、サブタンクの当該貫通孔と、吸入管の外周側との間を弾性材がシールしているので、その間を弾性材で隙間なく嵌着可能である。これにより、ポンプ吸込み通路とサブタンクとの接続部を弾性材で介在させる構造を比較的簡素な構成で形成することができる。
請求項8に記載の発明では、弾性材は、サブタンクに結合するフランジを有している。これによると、弾性材に、サブタンクに結合するフランジを設けているので、弾性材をサブタンクに組付ける際に、ポンプ吸込み通路とサブタンクとの接続部に弾性材を確実に介在させられる。
なお、上記請求項5に記載の燃料供給装置は、サブタンクの貫通孔と、吸入管の外周側との間を弾性材でシールしているので、請求項6乃至7に記載の発明の如く、吸入管に接続する導管を有し、燃料を濾過するサクションフィルタを備える燃料供給装置に好適である。
請求項6に記載の発明では、弾性材は、吸入管および導管のいずれかの外周面と、サブタンクの貫通孔の内周面とをシールしているので、サクションフィルタがその導管を吸入管の内周および外周のいずれかに接続するものであっても、弾性材によって、サブタンクへの振動伝達を防止するとともに、サブタンクとの接続部の気密性向上が確実に図れる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の燃料供給装置において、前記外周面は、前記内周面に向けて突出する係止部を有していることを特徴とすることが好ましい。これにより、例えば、サブタンクの貫通孔側の接続部に介在する弾性材に対して、吸入管および導管がずれるのを防止することができる。
請求項9に記載の発明では、サブタンクの底部に凸部を設け、この凸部と吸入管との間を径方向にシールする第1弾性部と、吸入管とこれに対向するサブタンクの底部の対向面とに軸方向で介在する第2弾性部とを有する弾性材が設けられている。これにより、燃料ポンプの振動を、弾性材の第1弾性部と第2弾性部とに分散吸収でき、効果的にサブタンクへの振動伝達を防止できる。例えば燃料ポンプ振動による径方向振動を第1弾性部で効率的に吸収し、軸方向振動を第2弾性部で効率的に吸収できる。
請求項10に記載の発明では、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の燃料供給装置において、弾性材は、サブタンクの貫通孔を、サブタンクの両面および貫通孔の内周側から嵌合する凹部を有していることを特徴とする。
サブタンクとポンプ吸込み通路との接続部に、弾性材を介在させてシールする構造にすることより、従来技術に比べてサブタンクへの振動伝達防止と接続部の気密性向上とが図れる。しかしながら、例えば、燃料ポンプによる振動または燃料ポンプを含む燃料供給装置を搭載する内燃機関や車両などによる振動自体が過大な場合には、サブタンクからの弾性材のずれや抜けが発生するおそれがある。
これに対して請求項10に記載の発明では、弾性材は、サブタンクの貫通孔を、サブタンクの両面および貫通孔の内周側から嵌合する凹部を有しているので、弾性材は、凹部でサブタンクの表裏の両面の貫通孔の周縁部を挟持することができる。したがって、サブタンクからの弾性材のずれや抜けを防止することができる。
また、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の燃料供給装置は、ポンプ吸込み通路とサブタンクとの接続部を、弾性材でシールする構成としているので、請求項11乃至15に記載の発明の如く、内部にポンプ吸込み通路を有し、サブタンク内および燃料タンク内の燃料を濾過する二段濾過フィルタを備える燃料供給装置に好適である。
請求項11に記載の発明では、内部にポンプ吸込み通路を有する二段濾過フィルタは、サブタンクに挿通した状態で配置され、二段濾過フィルタとサブタンクとの接続部は、弾性材でシールしているので、弾性材によって、サブタンクへの振動伝達を防止するとともに、サブタンクとの接続部の気密性向上が図れる。さらに、従来技術のようなサブタンク用および燃料タンク用フィルタとして別個に二つのサクションフィルタを備えるものに比べて、部品点数の削減ができる。
また、請求項12に記載の発明では、二段濾過フィルタは、第2のポンプ吸込み通路とポンプ吸込み通路に区分けして燃料を導く共通の導管と、燃料を濾過する複数の濾過部材を有し、燃料タンク内に開口する側に第1濾過部材が配設され、サブタンク内に開口する側に第2濾過部材が配設された濾過容器と、を備え、弾性材は、濾過容器とサブタンクとの接続部をシールしていることを特徴とする。
これによると、二段濾過フィルタは、サブタンク用および燃料タンク用フィルタに対応する第1濾過部材および第2濾過部材が一体形成された濾過容器を備え、濾過容器とサブタンクとの接続部を弾性材でシールされるようにするので、部品点数を増やすことなく、組付け生産性に優れた燃料供給装置を提供できる。
また、請求項13乃至14に記載の発明では、濾過容器は、第1濾過部材と前記第2濾過部材の間を区分けする隔壁と、隔壁に設けられ、第1濾過部材で濾過された燃料の吸入方向とは逆の流れを防止するための第2の逆止弁と、を備えていることを特徴とする。
これによると、濾過容器は、燃料タンク内の燃料を濾過する第1濾過部材と、サブタンク内の燃料を濾過する第2濾過部材の間を区分けする隔壁とを備え、この隔壁には、第1濾過部材で濾過された燃料の吸入方向のみに流すことが可能な第2の逆止弁が設けられている。これにより、燃料ポンプが停止した場合であっても、隔壁で区分けされた濾過容器内の例えば第2濾過部材側の空間に、第1濾過部材で濾過し、燃料タンクから吸上げた燃料を、サブタンク内に溜めておくことができる。
また、請求項14に記載の発明では、隔壁は、導管内に向けて延び、かつ第2のポンプ吸込み通路とポンプ吸込み通路とを区分けする隔壁部が設けられ、第2の逆止弁は、隔壁のうちの、ポンプ吸込み通路側の隔壁に設けられていることを特徴とする。
これによると、濾過容器の内部を、隔壁によって、第1濾過部材に対応したポンプ吸込み通路と、第2濾過部材に対応した第2のポンプ吸込み通路とに区分けし、かつポンプ吸込み通路内のみに第2の逆止弁を設ける構成とすることができる。
また、請求項15に記載の発明では、濾過部材は、燃料を濾過するメッシュを有しており、第1濾過部材と第2濾過部材は、メッシュの密度が異なっていることを特徴とする。
これにより、例えば第1濾過部材および第2濾過部材の一方のメッシュの密度を、燃料ポンプの動作に支障がない程度の疎にすることにより、燃料を吸上げるための燃料ポンプの駆動負荷低減が図れる。
以下、本発明の燃料供給装置を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の燃料供給装置の要部を示す図であって、サブタンク外から燃料を吸入するポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。図2は、本実施形態の燃料供給装置を示す断面図である。図3は、図1中のポンプ室との関係においてインペラを説明する図であって、インペラを拡大した模式的矢視図である。
図2に示すように、燃料供給装置は、燃料タンク1に収容されて燃料タンク1内の燃料を燃料タンク1外の燃料消費装置(本実施例では、エンジン)に供給するものである。この燃料供給装置は、燃料タンク1の底部に配置されているサブタンク2と、サブタンク2内に収容されている燃料ポンプ3とを備えている。
サブタンク2は、図2に示すように、有底の円筒状ないし箱型状(本実施例では、円筒状)に形成された樹脂製の収容体である。サブタンク2は、その内部の燃料を、燃料タンク内の液面とは独立した液面で貯留可能な容器である。
また、図2に示すように、サブタンク2の底部(以下、サブタンク底部)21は、貫通孔22が設けられており、燃料タンク1の底部に配置されている。この貫通孔22が形成されたサブタンク底部21には、燃料タンク1の底部との間に、段差部(以下、燃料タンク側連通部と呼ぶ)21aが設けられており、この燃料タンク側連通部21aは、サクションフィルタ90を収容可能な空間を有しており、燃料タンク1内と連通している。燃料ポンプ3の吸入管(ポンプ吸込み通路)56が貫通孔22に挿通されており、燃料タンク1内の燃料がサブタンク2内へ吸入される。
なお、サブタンク2と吸入管(ポンプ吸込み通路)56との接続部については、後述する。
燃料ポンプ3は、図2に示すように、ポンプ部5とモータ部6を有する本体部4と、本体部4の吐出側に設けられているカバーエンド7とから構成されている。
モータ部6は、ブラシ付きの直流モータである。モータ部6は、円筒状のハウジング41内に永久磁石(図示せず)を環状に配置し、この永久磁石の内周側に同軸上に電機子(図示せず)を配置する構成となっている。ハウジング41の一端部に固定されたエンドカバー7の中心に軸受(図示せず)が配置され、電機子の回転シャフト61の一端部がその軸受により回転可能に径方向に支持されている。電機子のコイル(図示せず)は、コネクタ72に埋設された図示しないターミナル、ブラシ、および整流子を介して外部電源から電力が供給されている。その供給電力により電機子が回転すると、回転シャフト61がポンプ部のインペラ51を回転させる。また、モータ部6はブラシレスモータでも可能である。エンドカバー7が形成する吐出筒部71は、インペラ51の回転に伴なってハウジング41内の燃料室42に排出される燃料を、燃料タンク1の外部へ吐出する。
ポンプ部5は、インペラ51、ポンプ室ケーシング53、およびポンプ室カバー54とを有している。ポンプ室ケーシング53およびポンプ室カバー54により形成されるケーシング内にインペラ51を回動可能に収容している。
インペラ3は、図1および図2に示すように、略円環板状に形成され、ポンプ室ケーシング53の凹部53aに収容されている。このインペラ53は、比較的に耐燃料性に優れかつ高強度の樹脂(以下、高質の樹脂と呼ぶ)の材料で形成されている。インペラ3の表裏両面(便宜上、ポンプ室ケーシング53側の面を表面、ポンプ室カバー54側の面を裏面と呼ぶ)には、全周に渡って多数の羽根片51aが表裏に同位相で列設されている。この羽根片51aは、ケーシング53、54内に形成された複数(本実施例では、2列)のポンプ室52に対応して配置されている。
具体的には、図2に示すように、インペラ51には、インペラ51の外周部側と内周部側とにそれぞれポンプ室52A、52Bが配置されている。そして、インペラ51には、外周側のポンプ室(以下、燃料タンク外吐出用ポンプ室と呼ぶ)52B、内周側のポンプ室(以下、サブタンク充填用ポンプ室と呼ぶ)52Aに対応して、二列の羽根片51aがインペラ51の外周部と内周部とに配置されている。
インペラ51には、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bに対応し全周方向に渡って、図3に示すように、互いに隣合う羽根片51aの間には羽根溝51bが形成されている。また、羽根溝3b内には、図1および図3に示すように、羽根溝51bをインペラ51の表裏側に二分割するように、羽根溝51bの軸方向中央部に内径側から外径側に突出す羽根隔壁51dが設けられている。羽根溝51bは羽根隔壁51dによって軸方向に略等分割されている。この羽根溝51b内と、ポンプ室52Bを構成するポンプ室ケーシング53のポンプ流路53b内あるいはポンプ室カバー54のポンプ流路54b内に燃料を循環させることによって、燃料を昇圧させている。
なお、上記羽根片51a、羽根溝51b、および羽根隔壁51dの構成を、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bとの対応で説明したが、サブタンク充填用ポンプ室52Aに対応したインペラ51の内周部に、同様に、羽根片51a、羽根溝51b、および羽根隔壁51dが設けられている。
また、互いに隣合う羽根片51aの各先端部間は、図1および図3に示すように、羽根片51aと一体成形された円弧状のリング51cによって連結されており、インペラ51の外周は、リング51cによって一体的に閉じられている。インペラ51には、モータ部6の回転シャフト61が嵌入される貫通孔51eが設けられている。インペラ51は、この貫通孔51e、回転シャフト61を介してモータ部6により駆動される。
ポンプ室ケーシング53とポンプカバー54は、アルミに代表される金属(例えばアルミダイカスト)、あるいは耐燃料性に優れかつ高強度の樹脂(以下、高質な樹脂と呼ぶ)の材料で形成されている。ポンプ室ケーシング53は、インペラ51を収容するための円形の凹部53aが形成されている。凹部53aの軸方向の深さは、インペラ51の厚さよりも数μmから数十μm深くなるように形成されており、ケーシング53、54内とインペラ51との軸方向隙間が所定隙間になるように設定されている。
また、凹部51aの底部には、所定角度範囲にわたって、インペラ54の回転に応じて燃料を昇圧させるためのポンプ流路53bが、凹部53aと同軸上に形成されている。また、このポンプ室ケーシング53の凹部53aに対向するように、ポンプ流路54bがポンプ室カバーに形成されており、ポンプ流路53b、54bは、インペラ51を挟んで、ポンプ室52を区画している。
具体的には、サブタンク充填用ポンプ室52Aにおいて、図1に示すように、ポンプ流路53bの始端は、ポンプ室カバー54に形成された吸入口(以下、サブタンク充填用吸入口56a)に連通し、終端はポンプ室カバー54に形成された吐出口(以下、サブタンク充填用吐出口と呼ぶ)59に連通している。また、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bにおいて、ポンプ流路53bの始端は、ポンプ室カバー54に形成された吸入口(以下、燃料タンク外吐出用吸入口)58aに連通し、終端はポンプ室ケーシング53に形成され、燃料室42に開口する吐出口(図示せず)に連通している。
また、ポンプ室ケーシング53には、エンドカバー7に設けられた軸受と共に回転シャフト61を回転可能に径方向に支持する軸受62が同軸上に設けられており、回転シャフト61の軸方向移動を規制するスラスト軸受63が設けられている。
ポンプ室カバー54は略円板状に形成されており、ポンプ室ケーシング53と所定の位置関係に位置決めされて固定されている。また、ポンプ室カバー54は、ポンプ流路54b側の面から、反対面に向かって延びるサブタンク充填用吸入口56aおよび燃料タンク外吐出用吸入口58aが形成されている。具体的には、サブタンク充填用吸入口56aは、ポンプ室カバー54と一体に形成される吸入管(以下、サブタンク充填用吸入管と呼ぶ)56に区画されている。また、燃料タンク外吐出用吸入口58aは、ポンプ室カバー54と一体に形成される燃料タンク外吐出用吸入管58に区画されている。
また、サブタンク充填用吸入管56には、サブタンク充填用ポンプ室52Aとサブタンク充填用吸入口56aとの間に、逆止弁57が設けられている。この逆止弁57は、燃料の吸込み方向とは逆方向の流れを防止する。
サクションフィルタ90は、各ポンプ室52A、52Bのサブタンク充填用吸入口56aと、燃料タンク外吐出用吸入口58aに設置されており、サブタンク充填用フィルタ90Aと、燃料タンク外吐出用フィルタ90Bを有している。なお、以下の説明では、サクションフィルタ90の構造を、サブタンク充填用フィルタ90Aで説明し、燃料タンク外吐出用フィルタ90Bの説明は省略する。符号の添え字「A」は、サブタンク充填用を表し、添え字「B」は、燃料タンク外吐出用を表している。
サブタンク充填用フィルタ90Aは、燃料タンク1の外側から内側へ流入する燃料を濾過し、燃料に含まれる比較的大きな異物を除去する。サブタンク充填用フィルタ90Aは、フィルタ本体91Aと、外周側嵌着部材としての取付部92Aとを備えている。フィルタ本体91Aは、不織布等の吸振性のある材料で袋状に形成され、その内側から図示しない骨格部材により支持されている。取付部92Aは、樹脂などで形成されており、サブタンク充填用吸入管56が貫通している。取付部92Aは、サブタンク充填用吸入管56の外周と気密に嵌合している。
次に、サブタンク2と吸入管(ポンプ吸込み通路)56との接続部について説明する。図2に示すように、サブタンク充填用吸入管56は、サブタンク充填用ポンプ室52Aより図2の燃料タンク1の底部側に延びており、サブタンク底部21の貫通孔22に挿通している。
貫通孔22と、サブタンク充填用吸入管56との間には、図1に示すように、弾性材としての弾性部材80が設けられている。この弾性部材80は、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の接続部をシールする。
なお、ここで、弾性部材80は、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56などの2つの接続対象の接続部を隙間なく嵌着可能な弾性体に形成されており、ゴム材料、エラストマなどの樹脂などの弾性を有する材料からなるものである。
具体的には、弾性部材80は、貫通孔22の内周とサブタンク充填用吸入管56の外周との間に挟み込まれる略筒状の筒部81を備えている。これにより、弾性部材80を貫通孔22の内周とサブタンク充填用吸入管56の外周との間に挟み込むことで、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の間を隙間なく嵌着することができる。なお、弾性部材80の筒部81は、貫通孔22の内周とサブタンク充填用吸入管56の外周との間を径方向にシールする。
また、本実施形態では、弾性部材80は、筒部81から径方向に延びるフランジ82を設けている。このフランジ82は、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の間に組付けるときに、フランジ82のサブタンク底部21側の端面を、サブタンク底部21に当てるように嵌め込むことが好ましい。フランジ82は、サブタンク底部21に当てることによりサブタンク底部21と結合する。
次に、上述した構成を有する本実施形態の作動について説明する。エンジンが駆動され、コネクタから燃料ポンプ3に駆動電流が供給されると、モータ部6の電機子が回転する。そして電機子の回転シャフト61とともにインペラ51が回転する。インペラ23が回転すると、燃料タンク1内の燃料が、サブタンク充填用フィルタ90Aを介して、サブタンク充填用吸入口56aからサブタンク充填用ポンプ室52Aへ吸入される。この燃料は、インペラ51の回転によりインペラ51の各羽根から運動エネルギーを受けて、サブタンク充填用吐出口59に排出される。サブタンク充填用吐出口59から排出された燃料は、サブタンク2内に貯留される。
一方、サブタンク内の燃料は、インペラ23の回転により、燃料タンク外吐出用フィルタ90Bを介して、燃料タンク外吐出用吸入口58aから燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bへ吸入される。この燃料は、インペラ51の回転によりインペラ51の各羽根から運動エネルギーを受けて、燃料室42に排出される。燃料室42に排出された燃料は、電機子の周囲を通過し吐出筒部から燃料ポンプ外に吐出される。
なお、インペラ51と燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bにおいて、インペラ51が回転すると、羽根溝51b内の燃料は、羽根溝51bとポンプ流路53b、54bで形成される空間内で循環する。具体的には、ポンプ室52Bに吸入された燃料は、インペラ51の回転で生じる遠心力の作用で羽根溝51bの外周に向かい、リング51cにより方向を変えられ、ポンプ流路53b内に流入する。さらに、ポンプ流路53bの内周面に沿いつつインペラ51回転方向に流れ、羽根溝51b内に入り、羽根隔壁51dに沿って再び遠心力により羽根溝51bの外周部に向かう。燃料は、インペラ51の回転と共に以上の運動を繰返しながら昇圧されてポンプ流路53bに開口する吐出口から燃料室42へ吐出される。一方、ポンプ流路53b内において、全く同様のポンプ流路54b内と対称の燃料流れが発生している。
また、インペラ51とサブタンク充填用ポンプ室52Aにおいも、上記インペラ51と燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bと同様に、サブタンク充填用吸入口56aから吸入した燃料は、インペラ51の回転と共に以上の運動を繰返しながら昇圧されてポンプ流路54bに開口するサブタンク充填用吐出口59からサブタンク2内へ吐出される燃料流れが生じている。
なお、ここで、サブタンク充填用吸入管56は、その内周が燃料タンク内の燃料を吸い込むポンプ吸込み通路を構成しており、特許請求範囲に記載のポンプ吸込み通路に対応する。弾性部材80の筒部81は、特許請求範囲に記載の第1弾性部を構成している。
以上説明した本実施形態では、燃料ポンプ3は、一つインペラ51で2列のポンプ室52A、52Bを有している。サブタンク充填用ポンプ室52Aは、燃料タンク1内の燃料をサブタンク2内へ吸込むためのサブタンク充填用吸入口56aが延びており、ポンプ吸込み通路を区画するサブタンク充填用吸入管56が燃料ポンプ3に設けられている。さらに、このサブタンク充填用吸入管56は、サブタンク底部21の貫通孔22に挿通されているとともに、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56との間に、略筒状の弾性部材80が設けられている。
これにより、弾性部材80は、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の間を隙間なく嵌着することができる。さらに、弾性部材80は、サブタンク底部21とサブタンク充填用吸入管56とが直接接触しないように、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56との間に弾性部材80を介在させられる。したがって、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56との接続部において、弾性部材80によって、燃料ポンプ3の振動によるサブタンク2への振動伝達を防止するとともに、接続部を構成するサブタンク底部21との気密性向上が図れる。
なお、上記弾性部材80は、筒状の筒部81を有しており、貫通孔22の内周とサブタンク充填用吸入管56の外周との間を径方向にシールする。このように本実施形態では、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の間の接続部に弾性材を介在させる構造を、比較的簡素な構成で実現できる。
また、本実施形態では、弾性部材80は、筒部81に加えて、筒部81から径方向に延びるフランジ82を備えていることが好ましい。これにより、このフランジ82は、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の間に組付けるときに、フランジ82のサブタンク底部側の端面を、サブタンク底部21に当てるように嵌め込むことができる。したがって、弾性部材80をサブタンク底部21に組付ける際に、弾性部材80のフランジ82をサブタンク底部21に当て嵌め込むことができるので、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56の間の接続部に確実に弾性材を介在させられる。
また、以上説明した本実施形態では、サブタンク充填用吸入管56内には、燃料の吸込み方向とは逆方向の流れを防止するための逆止弁57が設けられていることが好ましい。これにより、燃料ポンプ3で吸上げられた燃料は、逆止弁57により燃料タンク1へ戻ることはない。したがって、燃料ポンプ3が停止した場合であっても、燃料ポンプ3内に吸上げられた燃料を溜めておくことができるので、燃料タンク1からサブタンク2へ効率的に吸上げることができる。
また、以上説明した本実施形態では、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bに対して、サブタンク充填用ポンプ室52Aは内側に配置されている。これにより、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bをインペラ51の外周部側に配置し、サブタンク充填用ポンプ室52Aをインペラ51の内周部側に配置するので、インペラの周速を利用して、タンク外吐出用ポンプ室52Bで燃料タンク外へ加圧して吐出する燃料を効果的に昇圧できるとともに、サブタンク充填用ポンプ室52Aで燃料タンク1からサブタンク2への加圧不要な燃料を吐出できる。したがって、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bとサブタンク充填用ポンプ室52Aを、インペラの周速を利用して効率的に燃料を吐出させられる配置にすることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第2の実施形態では、図4に示すように、サブタンク底部21に凸部123を設け、筒部81とフランジ82を有する弾性部材を、凸部123の外周側とサブタンク充填用吸入管56の内周側との間に挟み込んだ。図4は、本実施形態に係わるサブタンク充填用吸入管(ポンプ吸入通路)とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図4に示すように、凸部123は、サブタンク底部21に燃料ポンプ3側に延びるように円筒状に設けられている。また、凸部123内には、貫通孔122が形成されている。
また、図4に示すように、凸部123のサブタンク底部21より突出する高さは、サブタンク底部21の厚さより大きい。なお、上記高さは、このような関係にあるものに限らず、サブタンク底部21の厚さと同じもしくは以下のものであってもよい。
また、サブタンク底部21において、反凸部123側の端面に、第2凸部124が燃料タンク13側に延びるように円筒状に設けられている。両凸部123、124は、内部に貫通孔122が形成されており、ポンプ吸入通路のうち、サブタンク底部21に形成されるポンプ吸入通路部125を構成している。
第2凸部124は、その外周側をサブタンク充填用フィルタ190Aに嵌着するようになっている。サブタンク充填用フィルタ190Aは、取付部92Aに、第2凸部124の外周と気密に嵌着するスリーブ部93を有している。これにより、スリーブ部93を第2凸部124により、サブタンク底部21に対するサブタンク充填用フィルタ190Aの取付け固定位置を決めるようにすることができる。なお、本実施形態では、サブタンク充填用フィルタ190Aの取付部92Aにスリーブ部93を設けたが、これに限らず、スリーブ部93のないものであってもよい。
弾性部材80は、筒部81とフランジ81が、サブタンク充填用吸入管56と、サブタンク底部21との間で隙間なく嵌着されている。具体的には、筒部81は、サブタンク充填用吸入管56の内周と、凸部123の外周との間に径方向に挟み込まれて、介在している。これにより、筒部81は、サブタンク充填用吸入管56とサブタンク底部21の凸部123との間を径方向にシールしている。
また、フランジ82は、サブタンク充填用吸入管56のサブタンク側の端面と、凸部123を形成するサブタンク底部21の端面との間に軸方向に挟み込まれて、介在している。これにより、フランジ82は、サブタンク充填用吸入管56とサブタンク底部21との間を軸方向にシールしている。
なお、ここで、弾性部材80のフランジ82は、特許請求範囲に記載の第2弾性部を構成している。
このように構成しても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、弾性部材80は、サブタンク充填用吸入管56とサブタンク底部21の凸部123との間を径方向にシールする筒部81と、サブタンク充填用吸入管56とサブタンク底部21との間を軸方向にシールするフランジ82を備えている。これにより、燃料ポンプ3の振動を、弾性部材80の筒部81とフランジ82とに分散吸収でき、効果的にサブタンク2への振動伝達を防止できる。燃料ポンプ3の振動による径方向振動を筒部81で効率的に吸収し、軸方向振動をフランジ82で効率的に吸収できる。
さらにまた、本実施形態では、凸部123のサブタンク底部21より突出する高さは、サブタンク底部21の厚さより大きいことが好ましい。これにより、サブタンク底部21の厚みが比較的薄い場合において、サブタンク底部21の厚みに関係なく、凸部123とサブタンク充填用吸入管56との間を径方向にシールする筒部81のシール長の拡大が可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、図5に示すように、スリーブ部93を有するサブタンク充填用フィルタ190Aを、そのスリーブ部93の外周とサブタンク充填用吸入管56の内周で嵌着することで、サブタンク充填用吸入管56に取り付けるようにした。図5は、本実施形態に係わるサブタンク充填用吸入管(ポンプ吸入通路)とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図5に示すように、サブタンク充填用フィルタ190Aのスリーブ部93の外周は、サブタンク充填用吸入管56の内周に嵌め込まれている。また、スリーブ部93が突出している取付部92Aの上端面が、サブタンク充填用吸入管56の燃料タンク1側の端面に当接することで、サブタンク充填用吸入管56に対するサブタンク充填用フィルタ190Aの取付け位置が規定されている。
このような構成であっても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、図6に示すように、サブタンク底部21の貫通孔22と、サブタンク充填用吸入管56の外周側との間に、スリーブ部93を挟み込んで、弾性部材80が介在するようにした。図6は、本実施形態に係わるサブタンク充填用吸入管(ポンプ吸入通路)とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図6に示すように、サブタンク底部21の貫通孔22の内周と、サブタンク充填用フィルタ190Aのスリーブ部93の外周の間は、弾性部材80によって隙間なく嵌着されている。また、スリーブ部93の内周とサブタンク充填用吸入管56の外周は互いに嵌め込まれて、これらが嵌着している。なお、スリーブ部93とサブタンク充填用吸入管56は、同じ材料が用いられていることが好ましい。
このような構成であっても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、図7に示すように、サブタンク充填用吸入管56が、弾性部材80を挿通するように延びており、そのサブタンク充填用吸入管56の外周にスリーブ93の内周が嵌着されているようにした。図7は、本実施形態に係わるサブタンク充填用吸入管(ポンプ吸入通路)とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図7に示すように、貫通孔22の内周とサブタンク充填用吸入管56の外周の間の接続部は、弾性部材80によって隙間なく嵌着されている。そのサブタンク充填用吸入管56は、その接続部より図下方に延びている。このサブタンク充填用吸入管56の上記接続部より延びている下端部は、その外周が、サブタンク充填用フィルタ190Aのスリーブ部93の内周に嵌着している。
このような構成であっても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、本実施形態では、スリーブ部93の上端面が、弾性部材80の筒部81の端面に当接するように構成している。これにより、サブタンク底部21もしくはサブタンク充填用吸入管56に対するサブタンク充填用フィルタ190Aの取付け位置が規定されている。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、第3の実施形態で説明した弾性部材に代えて、図8に示すように、サブタンク2の貫通孔22に対応した凹部84を有する弾性部材80とした。図8は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図8に示すように、弾性部材80は、凹部84を形成する筒部81、フランジ82、および第2のフランジ(以下、抜け防止用フランジと呼ぶ)83とを有している。フランジ82と抜け防止用フランジ83は、弾性部材80のサブタンク2の表裏面(図中のサブタンク2内側の底面と、これとは反対面である外側の底面)を挟み込んで嵌合することにより、サブタンク2の表裏面の両面(以下、単に両面)を挟持している。
なお、上記抜け防止用フランジ83は、筒部81の軸方向の途中に設けられている(図8参照)が、これに限らず、筒部81の軸方向端に設けるものであってもよい。また、弾性部材80は、断面形状が全体として図6に示すような略長方形や、略半円状、あるいは多角形状の環状部材であれば、いずれの断面形状の環状部材であってもよい。
また、ここで、弾性部材80の凹部84は、請求範囲に記載のサブタンクの貫通孔を、サブタンクの両面および貫通孔の内周側から嵌合する凹部に対応している。また、凹部84はサブタンクの両面を挟持する挟持部を構成する。
以上説明した本実施形態では、弾性部材80は、サブタンク2の貫通孔22と、サブタンク充填用吸入管56との接続部を、少なくとも筒部81でシールしているので、第3の実施形態と同様に、弾性部材80によって、サブタンク2への振動伝達防止が図れるとともに、接続部を構成するサブタンク2とに気密性向上が図れる。
また、弾性部材80は、サブタンク2の貫通孔22に嵌め込む際に、サブタンク2の底部21に当てるフランジ82を有しているので、第3の実施形態と同様に、貫通孔22と、サブタンク充填用吸入管56との接続部に、ずれ等なく、弾性部材(弾性材)80を確実に介在させられる。
ここで、第3の実施形態の弾性部材の如く、筒部81と、筒部81の軸方向の両端部の一方に設けられたフランジ82のみで弾性部材が構成される燃料供給装置である場合おいて、燃料ポンプ3による振動または燃料ポンプ3を含む燃料供給装置を搭載する内燃機関や車両などによる振動自体が過大な状態で使用される場合には、弾性部材80が、サブタンク2の貫通孔22からずれたり、抜けるおそれがある。
これに対して、本実施形態には、弾性部材80は、サブタンク2の両面および貫通孔22の内周側から嵌合する凹部84を有しているので、弾性部材80は、凹部84でサブタンク2の両面の貫通孔22の周縁部を挟持することができる。したがって、サブタンク2からの弾性部材80のずれや抜けを防止することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、第6の実施形態で説明した凹部84を有する弾性部材80の断面形状を、略長方形に代えて、図9に示すように、略半円状とする。図9は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す部分断面図である。
弾性部材80は、断面が略半円状の半円環状体182に形成されており、半円環状体182の内周はサブタンク充填用吸入管56の外周に嵌着し、半円外周側の凹部84がサブタンク2の貫通孔22に嵌着している。具体的には、半円環状体182は、凹部84とサブタンク充填用吸入管56の外周との間に形成された筒部181と、その筒部181の軸方向の両端から略四半円状のフランジ182a、182bとを備えている。
このように構成しても、第6の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第8の実施形態)
第8の実施形態では、第6の実施形態で説明したサブタンクとサブタンク充填用吸入管との接続部において、図10に示すように、サブタンク充填用吸入管156と弾性部材80とのずれを防止するための係止部156bを設けるようにした。図10は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図10に示すように、サブタンク充填用吸入管156は、その外周面より弾性部材80の内周に向けて突出する凸部状の係止部156bを有している。また、弾性部材80の内周には、この係止部156bの凸部形状に対応する凹部(以下、係止部用凹部)81aが設けられている。
これにより、例えば過大な振動状態で使用される場合があったとしても、弾性部材80に対して、その内側に配置されたサブタンク充填用吸入管156およびスリーブ部93がずれるのを防止することができる。
なお、弾性部材80における凹部84と係止部用凹部81aとの位置関係は、軸方向にほぼ同じ位置あるもの(図10参照)に限らず、軸方向に互いに離れた位置に配置されているものであってもよい。
(第9の実施形態)
第9の実施形態では、第8の実施形態で凹部84および係止部用凹部81aを有する弾性部材80の断面形状を、略長方形に代えて、図11に示すように、略半円状とする。図11は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す部分断面図である。
弾性部材80は、断面が略半円状の半円環状体182に形成されており、半円環状体182の内周はサブタンク充填用吸入管156の外周に嵌着しているとともに、その内周には、サブタンク充填用吸入管156の係止部156aの凸部形状に対応する係止部用凹部182cが設けられている。
このように構成しても、第8の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第10の実施形態)
第10の実施形態では、第8の実施形態で説明した弾性部材80における凹部84と係止部用凹部81aの位置関係を、軸方向にほぼ同じ位置あるものに代えて、図12に示すように、軸方向に互いに離れた位置に配置されていようにした凹部84と係止部用凹部282aとする。
図12に示すように、弾性部材80に設けられる係止部用凹部282aは、弾性部材80の内周のうちの、フランジ182の内周部に形成されており、凹部84に対して図中の軸方向上方に配置されている。
このように構成しても、第8の実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、本実施例では、係止部用凹部282aを凹部84に対して軸方向上方に配置したが、係止部用凹部を例えば抜け防止用フランジの内周部に設けて、凹部84に対して軸方向下方に配置してもよい。
(第11の実施形態)
第2の実施形態では、サブタンク充填用吸入管56内に、燃料タンク1への逆流防止のための逆止弁57を設けると説明した。なお、第1および第5の実施形態において、この逆止弁57は、アンブレラバルブ、ポペットバルブ、ダッグビルバルブ等の周知構造の逆止弁を用いればよいとし、その詳細構造の説明は省略した。
これに対して第11の実施形態では、図13に示すように、弾性部材80と一体に形成された逆止弁157とするようにした。図13は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
この逆止弁157は、図13に示すように、周知のダックビルバルブであって、ダックビルバルブ構造は、略筒状の部分を有し、燃料の吸込み方向に先細りしたもの、あるいはその略筒状の部分から対向した2つの合い口部を備えたものなどである。
具体的には、逆止弁157は、弾性部材80の軸方向に延びる筒部81の上端に一体に設けられ、弾性部材80と共に一体成形されている。
また、逆止弁157は、上記先細り形状の部分(以下、円錐状部)87が筒部81に直接形成されており、筒部81が上記略筒状の部分を兼ねている。また、円錐状部87の先端には、開口部87aが設けられている。
以上説明した本実施形態では、弾性部材80と一体に成形された逆止弁157を用いるので、部品点数を削減できるとともに、弾性部材80を組付けることで、弾性部材80と一体の逆止弁157をサブタンク充填用吸入管56内に配置する組付けが同時にでき、組付け生産性の向上が図れる。したがって、部品点数を増やすことなく、組付け生産性に優れた燃料供給装置を提供できる。
(第12の実施形態)
第12の実施形態では、図14に示すように、ダッグビルバルブ構造の逆止弁257を、サブタンク2の第2凸部124と、サクションフィルタのスリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて配置するようにした。図14は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図14に示すように、逆止弁(以下、ダッグビルバルブとも呼ぶ)257は、円筒部258と、この円筒部258の上端に設けられた円錐状部259と、円錐状部259の先端側の開口部259aを有している。
円筒部258は、上記略筒状の部分を兼ねるとともに、第2凸部124と、スリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれことで、第2凸部124と段差293aに嵌着するシール部材の機能を有する。
このように構成しても、第11の実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
(第13の実施形態)
第13の実施形態では、第12の実施形態で説明した逆止弁を、ダッグビルバルブ構造の逆止弁257に代えて、図15に示すように、アンブレラバルブ構造の逆止弁357とする。図15は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
図15に示すように、逆止弁357は、円筒部358と、円筒部358の中央の把持部に支持され、軸方向移動可能な傘部359と、円筒部358内に、傘部359で開弁、閉弁可能な貫通部(以下、流通部)358aを有している。円筒部358は、第2凸部124と、スリーブ93の段差293aの間に挟み込まれことにより、第2凸部124と段差293aに嵌着されている。なお、上記傘部359は、燃料の吸入方向の流れに対して容易に変形可能な可撓性に富む弾性体で形成されている。
このように構成しても、第12の実施形態と同様な効果を得ることが可能である。
(第14の実施形態)
第14の実施形態では、第11の実施形態で説明した逆止弁を、ダッグビルバルブ構造の逆止弁157に代えて、図16に示すように、ポペットバルブ構造の逆止弁357とする。図16は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。図16中の逆止弁を示す斜視図である。
逆止弁357において、ポペットバルブ構造の場合、傘部359は、燃料の吸入方向の流れに対して容易に変形しない剛性を有している。この傘部359は、スリーブ部293の端部に対して離座、着座可能であり、スリーブ部293の端部は弁座を兼ねている。
また、円筒部358の外周は、図16および図17に示すように、サブタンク充填用吸入管156の内周に圧入することで嵌着される。
(第15の実施形態)
第15の実施形態では、第14の実施形態で説明した逆止弁を、ポペットバルブ構造の逆止弁357に代えて、図18に示すように、ダッグビルバルブ構造の逆止弁457とする。図18は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
逆止弁457は、ダッグビルバルブ本体258、259と、嵌着用円環状部材460とを有しており、ダッグビルバルブ本体258、259がスリーブ部293の端部と、嵌着用円環状部材460との間に挟み込まれて嵌着されている。
(第16の実施形態)
第16の実施形態では、第14の実施形態で説明した逆止弁を、ポペットバルブ構造の逆止弁357に代えて、図19に示すように、アンブレラバルブ構造の逆止弁357とする。図19は、本実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。図20は、図19中の逆止弁の弁座を示す斜視図である。図21は、図19中の逆止弁の開弁状態を示す斜視図である。
逆止弁357において、アンブレラバルブ構造の場合、傘部359は、燃料の吸入方向の流れに対して容易に変形可能な可撓性に富む弾性体で形成されている(図19および図20)。また、円筒部358の外周は、図19および図20に示すように、サブタンク充填用吸入管156の内周に圧入することで嵌着される。
(第17および18の実施形態)
第12および13の実施形態では、それぞれ、逆止弁257、357を、サブタンク2の第2凸部124と、サクションフィルタのスリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて配置するようにした。
これに対して第17の実施形態では、図22に示すように、ダッグビルバルブ構造の逆止弁257を、サブタンク充填用吸入管56内の下端部と、スリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて配置するようにした。
また、第18の実施形態では、図23に示すように、アンブレラバルブ構造の逆止弁357を、サブタンク充填用吸入管56内の下端部と、スリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて配置するようにした。
(第19の実施形態)
第14の実施形態では、それぞれ、逆止弁357を、サブタンク2の第2凸部124と、サクションフィルタのスリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて配置するようにした。
これに対して第19の実施形態では、図24に示すように、ポペットバルブ構造の逆止弁357、サブタンク充填用吸入管56内の下端部と、スリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて配置するようにした。
逆止弁357において、図24に示すように、傘部359は、スリーブ部293の段差293aに対して離座、着座可能であり、スリーブ部293の端部は弁座を兼ねている。また、また、円筒部358の外周は、図16および図17に示すように、スリーブ部293の内周に圧入することで嵌着される。なお、スリーブ部293の内周に圧入する場合に限らず、サブタンク充填用吸入管56内の下端部と、スリーブ部93の段差293aの間に挟み込まれて嵌着されるものであってもよい。
なお、上記円筒部358は、図24に示すような架橋部358bを設けているものであっても、架橋部358bを有しないものであってもよい。
(第20の実施形態)
第6の実施形態では、燃料供給装置において、燃料ポンプ3のサブタンク充填用吸入管56に対応したサブタンク充填用フィルタ90Aと、燃料タンク外吐出用吸入管58に対応した燃料タンク外吐出用フィルタ90Bとが設けられており、サクションフィルタ90は、別個に2つ設けるようになっている。なお、第1の実施形態から第19の実施形態のいずれも同様に、2つのサクションフィルタ90A、90Bを別個に設けるものである。
これに対して第20の実施形態では、従来の2つのサクションフィルタ90A、90Bに代えて、図25に示すように、フィルタユニット(以下、二段濾過フィルタ)390とする。図25は、本実施形態に係わる燃料供給装置の要部を示す図であって、内部にポンプ吸入通路を有する二段濾過フィルタ、および二段濾過フィルタとサブタンクの接続部を示す断面図である。図26は、図25中の二段濾過フィルタを示す斜視図である。図27は、図25中のA方向からみた平面図である。
図25に示すように、二段濾過フィルタ390は、サブタンク充填用吸入管に対応するポンプ吸込み通路356aと、燃料タンク外吐出用吸入管に対応する第2のポンプ吸込み通路358aとを内部に有し、上記ポンプ吸込み通路356aおよび第2のポンプ吸込み通路358aに濾過した燃料を導く共通の濾過フィルタである。
また、ポンプ吸込み通路356aおよび第2のポンプ吸込み通路358aは、それぞれ、図27に示すように燃料ポンプ3のサブタンク充填用ポンプ室52A、燃料タンク外吐出用ポンプ室52Bにラップするように配置されている。
また、この二段濾過フィルタ390は、サブタンク2に挿通した状態で配置されており、二段濾過フィルタ390とサブタンク2との接続部は、弾性部材80でシールされるように設定されている。
具体的には、二段濾過フィルタ390は、ポンプ吸込み通路356aおよび第2のポンプ吸込み通路358aに区分けして燃料を導く共通の導管393と、燃料を濾過する複数(本実施例では、2つ)の濾過部材392A、39Bを有し、燃料タンク1内に開口する側に第1濾過部材392Aが配設され、サブタンク2内に開口する側に第2濾過部材392Bが配設される濾過容器394とを備えている。
濾過容器394は、第1濾過部材392Aが取り付けられる第1開口部394aと、第2濾過部材392Bが取り付けられる第2開口部394aと、これらの第1開口部394aと第2開口部394aの間を区分けする隔壁398とが設けられた例えば樹脂製の円筒状の容器である(図25および図26参照)。
また、隔壁398には、第1濾過部材392Aで濾過された燃料の吸入方向とは逆の流れを防止するための第2の逆止弁497が設けられている。なお、本実施例では、この第2の逆止弁497は、傘部499と、流通部398aとを有する周知のアンブレラバルブ構造で示すが、これに限らず、ダッグビルバルブ等のいずれの構造であってもよい。
以上説明した本実施形態では、内部にポンプ吸込み通路356aを有する二段濾過フィルタ390を備え、この二段濾過フィルタ390は、サブタンク2に挿通した状態で配置され、二段濾過フィルタ390とサブタンク2との接続部は、弾性部材80でシールされる構成である。
このように構成することにより、弾性部材80によって、サブタンク2への振動伝達を防止するとともに、サブタンク2との接続部の気密性向上が図れる。さらに、従来技術のようなサブタンク用および燃料タンク用フィルタとして別個に二つのサクションフィルタ90A、90Bを備えるものに比べて、部品点数の削減ができる。
また、以上説明した本実施形態では、二段濾過フィルタ390は、円筒状の濾過容器394とサブタンク2との接続部を、弾性部材80でシールしているので、部品点数を増やすことなく、組付け生産性に優れた燃料供給装置を提供することができる。
また、以上説明した本実施形態では、濾過容器390は、燃料タンク1内の燃料を濾過する第1濾過部材392Aと、サブタンク2内の燃料を濾過する第2濾過部材392Bの間を区分けする隔壁398とを備え、この隔壁398には、第1濾過部材392Aで濾過された燃料の吸入方向のみに流すことが可能な第2の逆止弁497が設けられている。
これにより、隔壁398で区分けされた濾過容器394内の第2濾過部材392B側の空間に、第2の逆止弁497を通過した燃料タンク2から吸上げた燃料を溜めておくことができる。したがって、燃料ポンプ3が停止した場合であっても、第1濾過部材392Aで濾過し、燃料タンクから吸上げた燃料を、上記空間側であるサブタンク2内に溜めておくことができる。
なお、上記二段濾過フィルタ390の濾過容器394において、この濾過容器394に配設する第1濾過部材392Aと第2濾過部材392Bとは、メッシュ(図示せず)の密度が異なるように設定してもよい。これにより、第1濾過部材392Aおよび第2濾過部材392Bの一方のメッシュの密度を、燃料ポンプ3の動作に支障がない程度の疎にすることにより、燃料を吸上げるための燃料ポンプ3の駆動負荷低減が図れる。
(第21の実施形態)
第21の実施形態では、図28および図29に示すように、二段濾過フィルタ490の濾過容器494において、濾過容器494の隔壁498は、導管393内に向けて延び、かつ第2のポンプ吸込み通路358aとポンプ吸込み通路356aとを区分けする隔壁部495が設けられ、第2の逆止弁497は、上記隔壁498のうちの、隔壁部495により区画され、ポンプ吸込み通路側の隔壁に設けられている。
これにより、濾過容器490の内部を、隔壁498、495によって、第1濾過部材392Aに対応したポンプ吸込み通路356aと、第2濾過部材392Bに対応した第2のポンプ吸込み通路358aとに区分けし、かつポンプ吸込み通路356a内側のみに第2の逆止弁497を設ける構成とすることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)例えば上述の実施形態では、一枚のインペラ51に2列のポンプ室52A、52Bを設け、一方のサブタンク充填用ポンプ室52から、燃料タンク1内の燃料をサブタンク2内へ吸込むためのポンプ吸込み通路(サブタンク充填用吸入管)56を設けるものとした。このようなものに限らず、一枚のインペラ51に3列、4列等の複数列のポンプ室を設けるものであってもよく、その複数のポンプ室のうち、サブタンク2外からの燃料を少なくとも1つのポンプ室に吸い込むポンプ吸込み通路を備えているものであればよい。
(2)以上説明した本実施形態において、サブタンク充填用ポンプ室52からサブタンク充填用吸入口56aに延びるサブタンク充填用吸入管56と、サブタンク底部21との間を、弾性部材80がシールするように説明した。このようなものに限らず、ポンプ吸込み通路とサブタンクとの接続部に、弾性部材80の如く弾性材でシールしているものであればいずれであってもよい。
(3)以上説明した本実施形態では、弾性部材80を、貫通孔22とサブタンク充填用吸入管56などの2つの接続対象の接続部を隙間なく嵌着可能なものとして説明した。これに限らず、ゴム材料、エラストマなどの樹脂などの弾性を有する材料からなる弾性材であればいずれであってもよい。
(4)以上説明した第8、第9、および第10の実施形態では、サブタンク2の貫通孔22と、サブタンク充填用吸入管156との接続部において、サブタンク充填用吸入管156の外周面に弾性部材80とのずれ防止のための係止部156aを設ける構成としたが、これに限らず、サブタンク2の貫通孔22と、サクションフィルタのスリーブ部493との接続部において、スリーブ部493の外周面に弾性部材80とのずれ防止のための係止部493aを設ける構成(例えば、図30参照)としてもよい。
本発明の第1の実施形態の燃料供給装置の要部を示す図であって、サブタンク外から燃料を吸入するポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第1の実施形態の燃料供給装置を示す断面図である。 図1中のポンプ室との関係においてインペラを説明する図であって、インペラを拡大した模式的矢視図である。 第2の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第3の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第4の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第5の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第6の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第7の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す部分断面図である。 第8の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第9の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す部分断面図である。 第10の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す部分断面図である。 第11の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第12の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第13の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第14の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 図16中の逆止弁を示す斜視図である。 第15の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第16の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 図19中の逆止弁の弁座を示す斜視図である。 図19中の逆止弁の開弁状態を示す斜視図である。 第17の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第18の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第19の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。 第20の実施形態に係わる燃料供給装置の要部を示す図であって、内部にポンプ吸入通路を有する二段濾過フィルタ、および二段濾過フィルタとサブタンクの接続部を示す断面図である。 図25中の二段濾過フィルタを示す斜視図である。 図25中のA方向からみた平面図である。 第21の実施形態に係わる燃料供給装置の要部を示す図であって、内部にポンプ吸入通路を有する二段濾過フィルタ、および二段濾過フィルタとサブタンクの接続部を示す断面図である。 図28中の二段濾過フィルタを示す斜視図である。 他の実施形態に係わるポンプ吸入通路とサブタンクの接続部を示す断面図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 サブタンク
21 サブタンク底部(底部)
21a 燃料タンク側連通部(段差部)
22 貫通孔
3 燃料ポンプ
4 本体部
5 ポンプ部
51 インペラ
52 ポンプ室
52A サブタンク充填用ポンプ室
52B 燃料タンク外吐出用ポンプ室
53 ポンプ室ケーシング(ケーシング本体)
54 ポンプ室カバー(ケーシング)
56 サブタンク充填用吸入管(ポンプ吸込み通路)
56a サブタンク充填用吸入口
57 逆止弁
58 燃料タンク外吐出用吸入管
58a 燃料タンク外吐出用吸入口
59 サブタンク充填用吐出口
6 モータ部
61 回転シャフト
62 軸受
63 スラスト軸受
7 エンドカバー
71 吐出筒部
80 弾性部材(弾性材)
81 筒部
82 フランジ
90 サクションフィルタ
90A サブタンク充填用フィルタ
91A フィルタ本体
92A 取付部(外周側嵌着部材)

Claims (15)

  1. 燃料タンク内に収容され、前記燃料タンク内の燃料を前記燃料タンク外に供給する燃料供給装置において、
    前記燃料タンクの底部に配置されるサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、1枚のインペラに複数のポンプ室を有する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプに設けられ、前記サブタンク外から燃料を少なくとも1つの前記ポンプ室に吸込むポンプ吸込み通路とを備え、
    前記ポンプ吸込み通路と前記サブタンクとの接続部は、弾性材でシールされていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記ポンプ吸込み通路は、前記複数のポンプ室のうちの前記燃料タンク外へ吐出するポンプ室に対して、内側に設けられたポンプ室に燃料を供給することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記ポンプ吸込み通路内には、燃料の吸込み方向とは逆の流れを防止するための逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記逆止弁は、前記弾性材と一体に形成されているダックビルバルブであることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記燃料ポンプは、前記ポンプ吸込み通路を区画する吸入管を備えており、
    前記吸入管は前記サブタンクを貫通し、
    前記サブタンクの当該貫通孔と、前記吸入管の外周側との間を前記弾性材がシールしていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  6. 前記吸入管に接続する導管を有し、燃料を濾過するサクションフィルタを備え、
    前記弾性材は、前記吸入管および前記導管のいずれかの外周面と、前記サブタンクの前記貫通孔の内周面とをシールしていることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の燃料供給装置。
  7. 請求項6に記載の燃料供給装置において、
    前記外周面は、前記内周面に向けて突出する係止部を有していることを特徴とする燃料供給装置。
  8. 前記弾性材は、前記サブタンクに結合するフランジを有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  9. 前記燃料ポンプは、前記ポンプ吸込み通路を区画する吸入管を備えており、
    前記サブタンクの底部に凸部を設け、
    前記弾性材は、
    当該凸部と、前記凸部に延伸する前記吸入管との間を径方向にシールする第1弾性部と、
    前記吸入管と、これに対向する底部の対向面とに軸方向で介在する第2弾性部と、
    を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の燃料供給装置において、
    前記弾性材は、前記サブタンクの前記貫通孔を、前記サブタンクの両面および前記貫通孔の内周側から嵌合する凹部を有していることを特徴とする燃料供給装置。
  11. 前記ポンプ吸込み通路と、前記サブタンク内から燃料を少なくとも1つの前記ポンプ室に吸込む第2のポンプ吸込み通路を内部に有し、前記第2のポンプ吸込み通路および前記ポンプ吸込み通路に濾過した燃料を導く共通の二段濾過フィルタを備え、
    前記二段濾過フィルタは、前記サブタンクに挿通した状態で配置され、
    前記二段濾過フィルタと前記サブタンクとの接続部は、前記弾性材でシールしていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  12. 前記二段濾過フィルタは、
    前記第2のポンプ吸込み通路と前記ポンプ吸込み通路に区分けして燃料を導く共通の導管と、
    燃料を濾過する複数の濾過部材を有し、前記燃料タンク内に開口する側に第1濾過部材が配設され、前記サブタンク内に開口する側に第2濾過部材が配設された濾過容器と、
    を備え、
    前記弾性材は、前記濾過容器と前記サブタンクとの接続部をシールしていることを特徴とする請求項11に記載の燃料供給装置。
  13. 前記濾過容器は、
    前記第1濾過部材と前記第2濾過部材の間を区分けする隔壁と、
    前記隔壁に設けられ、前記第1濾過部材で濾過された燃料の吸入方向とは逆の流れを防止するための第2の逆止弁と、
    を備えていることを特徴とする請求項12に記載の燃料供給装置。
  14. 前記隔壁は、前記導管内に向けて延び、かつ前記第2のポンプ吸込み通路と前記ポンプ吸込み通路とを区分けする隔壁部が設けられ、
    前記第2の逆止弁は、前記隔壁のうちの、前記ポンプ吸込み通路側の隔壁に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の燃料供給装置。
  15. 前記濾過部材は、燃料を濾過するメッシュを有しており、
    前記第1濾過部材と前記第2濾過部材は、前記メッシュの密度が異なっていることを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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