JP2003130273A - 配管接続構造 - Google Patents

配管接続構造

Info

Publication number
JP2003130273A
JP2003130273A JP2001329062A JP2001329062A JP2003130273A JP 2003130273 A JP2003130273 A JP 2003130273A JP 2001329062 A JP2001329062 A JP 2001329062A JP 2001329062 A JP2001329062 A JP 2001329062A JP 2003130273 A JP2003130273 A JP 2003130273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
pipe
annular seal
filler
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001329062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4087095B2 (ja
Inventor
Toshihiro Shirakawa
年寛 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unipres Corp
Original Assignee
Unipres Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unipres Corp filed Critical Unipres Corp
Priority to JP2001329062A priority Critical patent/JP4087095B2/ja
Publication of JP2003130273A publication Critical patent/JP2003130273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4087095B2 publication Critical patent/JP4087095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィラーパイプ等の内管とフィラーチューブ
等の外管との接続を、構造簡単にしてしかも軸方向長さ
を短く設定できる。 【解決手段】 フィラーパイプ20側に形成したリング
状係合突起22と環状シール部品50側に形成したリン
グ状係合凹部51とを嵌合すると共に、リング状係合突
起22によって環状シール部品50側の舌片部52をシ
ール部品嵌合部41の斜面部41aに圧接することによ
って、フィラーパイプ20とフィラーチューブ40との
抜け止め構造を施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用燃
料タンク側のフィラーパイプ等の内管と車体側に設置す
るフィラーチューブ等の外管とを接続する配管接続構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の配管接続構造としては、例
えば、外管に内管を嵌合して接続する場合、内管の外周
に軸線上に並置した一対のリング状突起を形成して、一
対のリング状突起のうち、内管の中央側にあるリング状
突起に外管の先端部を当接すると共に、先端側のリング
状突起により外管を弾性的に拡開係合し、更に、両リン
グ状突起の間における外管の外周にホースクランプによ
り締着して、外管及び内管を抜け止め接続するように構
成していた。
【0003】しかし、このようにホースクランプを用い
て内外管を接続する場合、一方の手で、接続した内外管
を持ちながら、他方の手でホースクランプの締着作業を
行うことになって、必ずしも作業性がよいとはいい難
い。
【0004】そこで、図10に示すようなワンタッチタ
イプの配管接続用コネクタが知られている(実開平7−
168094号公報参照)。
【0005】図10によれば、外管であるフィラーチュ
ーブaと内管であるフィラーパイプbとを配管接続用コ
ネクタcにより連結している。
【0006】即ち、配管接続用コネクタcは、コネクタ
本体dとリテーナeとから構成している。
【0007】コネクタ本体dは、互いに一体に形成され
た小径部fと大径部gとから構成しており、小径部f
は、その外周に複数の環状突起hが形成されていて、環
状突起hにフィラーチューブaを弾性的に拡開し嵌着し
ている。
【0008】コネクタ本体dの大径部gは、その内孔に
二条のOリングi,iがスペーサkを介在させて設置さ
れている。
【0009】リテーナeは、中腹部に貫通孔mが形成さ
れていると共に、貫通孔m内に張出すように、互いに対
向する一対の爪壁nが一端側を遊端とした端側を固定端
として形成されている。
【0010】爪壁nの遊端側は、コネクタd側に延在し
ており、爪壁nはフィラーパイプbの外周に突出形成し
た環状突起pを貫通孔mの壁部とともに係合挟着して、
フィラーパイプbをコネクタ本体dに対して抜け止めし
ている。
【0011】リテーナeの基端q側に、環状凹部rを凹
設してあり、環状凹部rに大径部gの先端係合部sが係
合して、コネクタ本体dとリテーナeとが互いに抜け止
めされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成する
従来技術においては、例えば、予め燃料タンク側にリテ
ーナeを結合したフィラーパイプbを設置しておき、フ
ィラーチューブaを結合したコネクタ本体dを、作業者
が片手で持ってリテーナeにコネクトするだけで、フィ
ラーチューブaとフィラーパイプbとを接続できること
になって、接続作業が片手のワンタッチで行うことがで
きる点便利といえるが、フィラーチューブaとフィラー
パイプbとを接続する場合、複雑な構成を有する別体の
コネクタ本体dおよびリテーナeを用いるために、構造
が複雑であると共に、軸方向長さが長くなりがちで自動
車等に配置する場合にレイアウト上の自由度を制限して
いることになる。
【0013】そこで、本発明はかかる点に鑑み案出され
たもので、燃料タンク側のフィラーパイプ等の内管と車
体側に設置するフィラーチューブ等の外管とを接続する
場合に、構造簡単にしてしかも軸方向長さを短く設定で
きる配管接続構造を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1に、燃料タンク側に装着するフィラー
パイプ等の内管と車体側に装着するフィラーチューブ等
の外管とを接続する配管接続構造であって、内管の外周
に断面山形のリング状係合突起を形成し、且つ、リング
状係合突起に係合するリング状係合凹部を環状シール部
品の内周に形成すると共に、環状シール部品の外周を嵌
合するシール部品嵌合部を外管の先端部を拡径すること
によって形成して、リング状係合突起に環状シール部品
のリング状係合凹部を係合し、リング状係合突起とシー
ル部品嵌合部とによって環状シール部品を内管側に締め
付け、内管及び外管を抜け止め接続し、環状シール部品
の内外周をそれぞれ内管の外周及び外管の内周に密着す
るように構成したことを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、内管側に形成したリング
状係合突起に環状シール部品側のリング状係合凹部を係
合すると共に、外管の先端部に形成されたシール部品嵌
合部先端を縮径して形成した係着部とリング状係合突起
とで環状シール部品を内管側に締め付けることによっ
て、内外管を抜け止め接続するように構成している。
【0016】この結果、本発明は、従来のコネクタ本体
dやリテーナeを廃止することができ、その分構造を簡
略化できと共に、軸方向長さを短くできて、レイアウト
上の自由度を増加させることができる。
【0017】本発明は上記目的を達成するために、第2
に、燃料タンク側に装着するフィラーパイプ等の内管と
車体側に装着するフィラーチューブ等の外管とを接続す
る配管接続構造であって、内管の外周に断面山形のリン
グ状係合突起を形成し、且つ、リング状係合突起に係合
するリング状係合凹部を環状シール部品の内周に形成す
ると共に、環状シール部品の外周を嵌合するシール部品
嵌合部を外管の先端部を拡径することによって形成し
て、シール部品嵌合部と環状シール部品の先端部とによ
って、断面三角形を呈する環状の嵌入溝部を形成してお
り、更に、外管における環状シール部品より先端部に、
外管の軸線上を回転且つ摺動可能となるようにリング状
リテーナを嵌合し、リング状リテーナの一端部に前記嵌
入溝部に嵌入してテーパー結合するテーパー結合部を形
成すると共に、リング状リテーナの他端部端面に、側面
視略台形状のストッパ片部を一対互いに対向するように
形成し、且つ、内管の外周に互いに対向して外方に突出
する一対のストッパ突起部を形成し、ストッパ突起部の
側壁にそれぞれストッパ片部の一方の傾斜面に対向する
ように外管側に傾斜した傾斜面部を形成すると共に、傾
斜面部に連続するようにストッパ突起部における外管と
の対向面に平面台部を形成し、平面台部の円周上両端部
にストッパ片部が係合する一対のストッパ突起を形成し
ており、リング状リテーナを回転させながらストッパ片
部の一方の傾斜面が摺動することによってリング状リテ
ーナを環状シール部品側にスライドさせて、ストッパ突
起部の平面台部までストッパ片部を移動させ、テーパー
結合部を嵌入溝部に嵌入させて、環状シール部品を内管
側に締め付けることによって、内管及び外管を抜け止め
接続し、且つ、平面台部を一対のストッパ突起間に掛合
することによってリング状リテーナの回転止めを施して
構成して、環状シール部品の内外周をそれぞれ内管の外
周及び外管の内周に密着するように構成したことを特徴
とするものである。
【0018】本発明によれば、リング状リテーナを回転
させながら内管側に形成したストッパ片部の一方の傾斜
面が摺動することによって、リング状リテーナを環状シ
ール部品側にスライドさせて、ストッパ突起部の平面台
部にリング状リテーナ側のストッパ片部を移動させ、リ
ング状リテーナに形成したテーパー結合部を、シール部
品嵌合部と環状シール部品の先端部とによって形成した
嵌入溝部に嵌入させて、環状シール部品を内管側に締め
付けることによって、内管及び外管を抜け止め接続する
と共に、平面台部をストッパ片部に形成した一対のスト
ッパ突起間に掛合することによってリング状リテーナの
回転止めを施している。
【0019】この結果、本発明は、少なくとも従来のコ
ネクタ本体dを廃止することができ、その分構造を簡略
化できと共に、軸方向長さを短くできて、レイアウト上
の自由度を増加させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明における
実施の形態について説明する。
【0021】先ず、図1を用いて、本発明に係る実施の
形態を適用する自動車の燃料タンク側のフィラーパイプ
と車体側のフィラーチューブとの接合構造を説明する。
【0022】即ち、図1は自動車の燃料タンク側のフィ
ラーパイプと車体側のフィラーチューブとの接合構造を
概略的に示す説明図である。
【0023】図1によれば、本発明に係る配管接続構造
は、燃料タンク10側に装着されたフィラーパイプ20
と車体30側の給油口30aに設置されたフィラーチュ
ーブ40とを接続するように構成している。
【0024】次に、本発明に係る第1の実施の形態を採
用した配管接続構造について、図2乃至図4を用いて説
明する。
【0025】図2は燃料タンク側に装着されたフィラー
パイプおよび車体側に装着されるフィラーパイプの接続
前の状態を描画した縦断面図、図3は同じく接続した状
態を描画した縦断面図、図4はフィラーパイプに対して
環状シール部品を分解して描画した縦断面図である。
【0026】図2乃至図4によれば、燃料タンク10側
に装着される内管であるフィラーパイプ20と車体30
側に装着される外管であるフィラーチューブ40とを接
続する場合、フィラーパイプ20は、燃料タンク10の
側壁に形成した取付け孔10aに一端側を外周に設けた
環状フランジ部21が当接するまで嵌合して燃料タンク
10に装着されている。フィラーパイプ20の他端側の
外周には、断面山形のリング状係合突起22が形成され
ている。リング状係合突起22は、環状フランジ部21
側が垂直面22aに形成されていると共に、反対側は傾
斜面22bに形成されている。
【0027】フィラーパイプ20と後述のフィラーチュ
ーブ40との間を気密且つ液密的にシールする環状シー
ル部品50には、その内周にリング状係合突起22が係
合するリング状係合凹部51が形成されて、先端部に舌
片部52を形成している。更に、環状シール部品50の
内周には、環状シール部品50をフィラーパイプ20の
外周に気密的且つ液密的に密着させるための環状シール
突起53が形成されており、環状シール部品50の外周
にも、環状突起50をフィラーチューブ40におけるシ
ール部品嵌合部41(後述)の内周に気密的且つ液密的に
密着させるための環状シール突起54が形成されてい
る。
【0028】フィラーチューブ40の先端部は拡径され
て環状シール部品50の外周を嵌合するシール部品嵌合
部41が形成されていると共に、シール部品嵌合部41
より先端側を縮径することによって縮径部42が形成さ
れて、シール部品嵌合部41に斜面部41aを形成して
いる。
【0029】上記のように構成する第1の実施の形態に
おいては、予め、フィラーパイプ20は、燃料タンク1
0の取付け孔10aに燃料タンク10の側壁が当接する
まで環状フランジ部21が嵌合し、その後、溶接等を施
すことにより燃料タンク10に装着しておく。
【0030】また、予め、環状シール部品50は、図4
の状態から図2に示すように、フィラーチューブ40の
一端側に形成したシール部品嵌合部41に嵌合組付けし
ておく。
【0031】その後、フィラーパイプ20側に形成した
リング状係合突起22に環状シール部品50側のリング
状係合凹部51を係合するために、フィラーパイプ20
にフィラーチューブ40を嵌合していく。
【0032】この結果、図3に示すように、リング状係
合突起22を環状シール部品50の舌片部52が乗り越
えた後、リング状係合突起22がリング状係合凹部51
に嵌合して、環状シール部品50の舌片部52を外方に
押し上げることになる。
【0033】この結果、シール部品嵌合部41の斜面部
41aとリング状係合突起22とで舌片部52を締め付
けて、フィラーパイプ20に対してフィラーチューブ4
0が抜け止めされて接続されることになる。
【0034】この時、環状シール突起53,54は、そ
れぞれフィラーパイプ20の外周及びフィラーチューブ
40の内周に密着して押しつぶされ、フィラーパイプ2
0とフィラーチューブ40とを気密的液密的に接続して
いる。
【0035】そして、舌片部52の外周がリング状係合
突起22の垂直面22aに引っ掛かって、フィラーパイ
プ20とフィラーチューブ40とを抜け止めした状態で
接続することになる。その後、フィラーチューブ40の
他端を車体30側の給油口30aに装着するのである。
【0036】上記の第1の実施の形態によれば、フィラ
ーパイプ20側に形成したリング状係合突起22と環状
シール部品50側に形成したリング状係合凹部51とを
嵌合すると共に、リング状係合突起22によって環状シ
ール部品50側の舌片部52をシール部品嵌合部41の
斜面部41aに圧接することによって、フィラーパイプ
20とフィラーチューブ40との抜け止め構造を施した
接続構造を構成していることから、ワンタッチコネクタ
タイプの配管接続構造であると共に、従来のようなコネ
クタ本体dやリテーナeを廃止することができ、その分
構造を簡略化できと共に、軸方向長さを短くできて、レ
イアウト上の自由度を増加させることができる。
【0037】次に、図5乃至図9を用いて、本発明に係
る第2の実施の形態を採用した配管接続構造について説
明する。
【0038】図5は本発明に係る第2の実施の形態によ
る燃料タンク側に装着されたフィラーパイプおよび車体
側に装着されるフィラーパイプの接続前の状態を描画し
た斜視図、図6は同じくフィラーパイプとフィラーチュ
ーブとの接続前の状態を描画した一部破断側面図、図7
は同じくフィラーパイプとフィラーチューブとの接続初
期の状態を描画した一部破断側面図、図8は同じくフィ
ラーパイプとフィラーチューブとの接続初期から更に進
行した接続途中の状態を描画した一部破断側面図、図9
は同じくフィラーパイプとフィラーチューブとの接続完
了状態を描画した一部破断側面図である。
【0039】図5乃至図9によれば、燃料タンク10側
に装着される内管であるフィラーパイプ20と車体30
側に装着される外管であるフィラーチューブ40とを接
続する場合、フィラーパイプ20は、燃料タンク10の
側壁に形成した取付け孔10aに一端側を外周に設けた
環状フランジ部21が当接するまで嵌合して燃料タンク
10に装着されている。
【0040】そして、環状フランジ部21には、フィラ
ーパイプ20の軸線方向に突出するように一対のストッ
パ突起部23を互いに対向するように形成している。
【0041】ストッパ突起部23の一方の側壁には、傾
斜面23aが形成されると共に、ストッパ突起部23に
おけるフィラーチューブ40との対向面を平面台部23
bに形成している。
【0042】平面台部23bの円周上両端部には、一対
のストッパ凸部23c,23dが形成されており、傾斜
面23a側のストッパ凸部23cより、逆側のストッパ
凸部23dが軸線上に対して高く形成されている。
【0043】フィラーパイプ20の他端側の外周には、
断面山形のリング状係合突起22が形成されている。リ
ング状係合突起22は、環状フランジ部21側が垂直面
22aに形成されていると共に、反対側は傾斜面22b
に形成されている。
【0044】フィラーパイプ20と後述のフィラーチュ
ーブ40との間を気密且つ液密的にシールする環状シー
ル部品50には、その内周にリング状係合突起22が係
合するリング状係合凹部51が形成されて、先端部に舌
片部52を形成している。更に、環状シール部品50の
内周には、環状シール部品50をフィラーパイプ20の
外周に気密的且つ液密的に密着させるための環状シール
突起53が形成されており、環状シール部品50の外周
にも、環状突起50をフィラーチューブ40におけるシ
ール部品嵌合部41(後述)の内周に気密的且つ液密的に
密着させるための環状シール突起54が形成されてい
る。
【0045】フィラーチューブ40の先端部は拡径され
て環状シール部品50の外周を嵌合するシール部品嵌合
部41が形成されている。
【0046】フィラーチューブ40の環状シール部品5
0より先端部におけるシール部品嵌合部41内におい
て、フィラーチューブ40の軸線上を回転且つ摺動可能
になるように、リング状リテーナ60の一端部にフィラ
ーチューブ嵌合部61が形成されており、フィラーチュ
ーブ嵌合部61のフィラーチューブ40側先端は端部に
行くに従って拡開する斜面部61bに形成されている。
フィラーチューブ嵌合部61の略中央部には、シール部
品嵌合部41の先端部を折曲して形成した折曲部41b
が係合する係合凹部61aが形成されている。
【0047】リング状リテーナ60の他端部には、その
外周にローレット部62が刻設形成されていると共に、
端面に側面視略台形状のストッパ片部63が一対互いに
対向するように形成されている。
【0048】上記のように構成する第2の実施の形態に
おいては、上記第1の実施の形態と同様に、予め、フィ
ラーパイプ20は、燃料タンク10の取付け孔10aに
燃料タンク10の側壁が当接するまで環状フランジ部2
1が嵌合し、その後、溶接等を施すことにより燃料タン
ク10に装着しておく。
【0049】また、予め、環状シール部品50は、図6
に示すように、フィラーチューブ40の一端側に形成し
たシール部品嵌合部41に嵌合組付けしておく。このと
き、シール部品嵌合部41の先端側と舌片部との間で形
成された隙間によって、断面三角形を呈する環状の嵌入
溝部43が形成されることになる。
【0050】次に、リング状リテーナ60のフィラーチ
ューブ嵌合部61をシール部品嵌合部41に嵌合し、そ
の後、シール部品嵌合部41の先端を折曲して、これに
よって形成された折曲部41bを係合凹部61aに係合
して、フィラーチューブ40に対してリング状リテーナ
60を抜け止めする(図7の状態)。
【0051】次に、リング状リテーナ60を図7に示す
ように、ストッパ片部63の一方の側部斜面部63aを
ストッパ突起23の傾斜面23aに当接対向させるよう
に、フイラーパイプへ嵌合し、更に、リング状リテーナ
60を矢印方向に回転させると、図8に示すように、ス
トッパ片部63の側部斜面部63aがストッパ突起23
の傾斜面23a上を摺動して、リング状リテーナ60は
フィラーチューブ40の軸線上に沿ってフィラーチュー
ブ40側に移動し、ついには、図9に示すように、スト
ッパ片部63がストッパ凸部23cを飛び越えて、平面
台部23bに到達する。そして、ストッパ片部63は平
面台部23b上において、両ストッパ凸部23c,23
dの間に掛合して、リング状リテーナの回転止めを施し
ている。ストッパ凸部23cより、ストッパ凸部23d
を高く形成したのは、その分回転止め効果を高く設定し
たものである。
【0052】このとき、フィラーパイプ20側に形成し
たリング状係合突起22に環状シール部品50側のリン
グ状係合凹部51が係合することになって、環状シール
部品50を締め付けると共に、フィラーチューブ嵌合部
61がシール部品嵌合部41の内壁と舌片部52の外周
の間に入り込んで、嵌入溝部43を埋めてしまう。
【0053】したがって、断面略三角形を呈する環状の
嵌入溝部43にフィラーチューブ嵌合部61が嵌入する
ことによって、フィラーチューブ嵌合部の傾斜部61b
がテーパー結合部を形成することになる。
【0054】そして、リング状リテーナ60がフィラー
パイプ20上において回転止めされた状態で、舌片部5
2がリング状係合突起22とフィラーチューブ嵌合部6
1とに引っ掛かって、フィラーパイプ20とフィラーチ
ューブ40とを抜け止めした状態で接続することにな
る。
【0055】この時、環状シール突起53,54は、そ
れぞれフィラーパイプ20の外周及びフィラーチューブ
40の内周に密着して押しつぶされ、フィラーパイプ2
0とフィラーチューブ40とを気密的液密的に接続して
いる。
【0056】その後、フィラーチューブ40の他端を車
体30側の給油口30aに装着するのである。
【0057】上記の第2の実施の形態によれば、リング
状リテーナ60がフィラーパイプ20上において回転止
めされた状態で、舌片部52がリング状係合突起22と
フィラーチューブ嵌合部61とに引っ掛かって、フィラ
ーパイプ20とフィラーチューブ40とを抜け止めした
状態でフィラーパイプ20とフィラーチューブ40とを
接続し抜け止め構造を施した接続構造として構成してい
ることから、ワンタッチコネクタタイプの配管接続構造
であると共に、従来のようなコネクタ本体dを少なくと
も廃止することができ、その分構造を簡略化できと共
に、軸方向長さを短くできて、レイアウト上の自由度を
増加させることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の発
明によれば、内管側に形成したリング状係合突起に環状
シール部品側のリング状係合凹部を係合すると共に、外
管の先端部に形成されたシール部品嵌合部先端を縮径し
て形成した係着部とリング状係合突起とで環状シール部
品を内管側に締め付けることによって、内外管を抜け止
め接続するように構成しており、この結果、従来のコネ
クタ本体dやリテーナeを廃止することができ、その分
構造を簡略化できと共に、軸方向長さを短くできて、レ
イアウト上の自由度を増加させることができる。
【0059】また、本発明の第2の発明によれば、リン
グ状リテーナを回転させながら内管側に形成したストッ
パ片部の一方の傾斜面が摺動することによって、リング
状リテーナを環状シール部品側にスライドさせて、スト
ッパ突起部の平面台部にリング状リテーナ側のストッパ
片部を移動させ、リング状リテーナに形成したテーパー
結合部を、シール部品嵌合部と環状シール部品の先端部
とによって形成した嵌入溝部に嵌入させて、環状シール
部品を内管側に締め付けることによって、内管及び外管
を抜け止め接続すると共に、平面台部をストッパ片部に
形成した一対のストッパ突起間に掛合することによって
リング状リテーナの回転止めを施しており、この結果、
少なくとも従来のコネクタ本体dを廃止することがで
き、その分構造を簡略化できと共に、軸方向長さを短く
できて、レイアウト上の自由度を増加させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の燃料タンク側のフィラーパイプと車体
側のフィラーチューブとの接合構造を概略的に示す説明
図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態を示すもので、
燃料タンク側に装着されたフィラーパイプおよび車体側
に装着されるフィラーパイプの接続前の状態を描画した
縦断面図である。
【図3】同じく、燃料タンク側に装着されたフィラーパ
イプおよび車体側に装着されるフィラーパイプの接続し
た状態を描画した縦断面図である。
【図4】同じく、フィラーパイプに対して環状シール部
品を分解して描画した縦断面図である。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態による燃料タン
ク側に装着されたフィラーパイプおよび車体側に装着さ
れるフィラーパイプの接続前の状態を描画した斜視図で
ある。
【図6】同じくフィラーパイプとフィラーチューブとの
接続前の状態を描画した一部破断側面図である。
【図7】同じくフィラーパイプとフィラーチューブとの
接続初期の状態を描画した一部破断側面図である。
【図8】同じくフィラーパイプとフィラーチューブとの
接続初期から更に進行した接続途中の状態を描画した一
部破断側面図である。
【図9】同じくフィラーパイプとフィラーチューブとの
接続完了状態を描画した一部破断側面図である。
【図10】従来における配管接続構造を示す一部破断側
面図である。
【符号の説明】
10 燃料タンク 20 フィラーパイプ(内管) 22 リング状係合突起 23 ストッパ突起 23a 傾斜面 23b 平面台部 23c,23d ストッパ凸部 30 車体 40 フィラーチューブ(外管) 41 シール部品嵌合部 43 嵌入溝部 50 環状シール部品 51 リング状係合凹部 60 リング状リテーナ 61 フィラーチューブ嵌合部(テーパー結合部) 61a 係合凹部 61b 傾斜面 63 ストッパ片部 63a 側部傾斜面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 37/24 B60K 15/04 C 41/02 F16L 41/02 Z Fターム(参考) 3D038 CA04 CA22 CA25 CC13 3H019 BA04 BB01 DA03 DA06 3J106 AA01 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE13 BE32 CA07 EA01 EB12 EC02 EC06 ED05 ED38 EE03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク側に装着するフィラーパイプ
    等の内管と車体側に装着するフィラーチューブ等の外管
    とを接続する配管接続構造であって、 前記内管の外周に断面山形のリング状係合突起を形成
    し、且つ、該リング状係合突起に係合するリング状係合
    凹部を環状シール部品の内周に形成すると共に、該環状
    シール部品の外周を嵌合するシール部品嵌合部を前記外
    管の先端部を拡径することによって形成して、前記リン
    グ状係合突起に前記環状シール部品のリング状係合凹部
    を係合し、前記リング状係合突起と前記シール部品嵌合
    部とによって前記環状シール部品を前記内管側に締め付
    け、前記内管及び前記外管を抜け止め接続し、前記環状
    シール部品の内外周をそれぞれ前記内管の外周及び前記
    外管の内周に密着するように構成したことを特徴とする
    配管接続構造。
  2. 【請求項2】 燃料タンク側に装着するフィラーパイプ
    等の内管と車体側に装着するフィラーチューブ等の外管
    とを接続する配管接続構造であって、 前記内管の外周に断面山形のリング状係合突起を形成
    し、且つ、該リング状係合突起に係合するリング状係合
    凹部を環状シール部品の内周に形成すると共に、該環状
    シール部品の外周を嵌合するシール部品嵌合部を前記外
    管の先端部を拡径することによって形成して、前記シー
    ル部品嵌合部と前記環状シール部品の先端部とによっ
    て、断面三角形を呈する環状の嵌入溝部を形成してお
    り、 更に、前記外管における前記環状シール部品より先端部
    に、前記外管の軸線上を回転且つ摺動可能となるように
    リング状リテーナを嵌合し、該リング状リテーナの一端
    部に前記嵌入溝部に嵌入してテーパー結合するテーパー
    結合部を形成すると共に、前記リング状リテーナの他端
    部端面に、側面視略台形状のストッパ片部を一対互いに
    対向するように形成し、 且つ、前記内管の外周に互いに対向して外方に突出する
    一対のストッパ突起部を形成し、該ストッパ突起部の側
    壁にそれぞれ前記ストッパ片部の一方の傾斜面に対向す
    るように前記外管側に傾斜した傾斜面部を形成すると共
    に、該傾斜面部に連続するように前記ストッパ突起部に
    おける前記外管との対向面に平面台部を形成し、該平面
    台部の円周上両端部に前記ストッパ片部が係合する一対
    のストッパ突起を形成しており、 前記リング状リテーナを回転させながら前記ストッパ片
    部の一方の傾斜面が摺動することによって前記リング状
    リテーナを前記環状シール部品側にスライドさせて、前
    記ストッパ突起部の平面台部まで前記ストッパ片部を移
    動させ、前記テーパー結合部を前記嵌入溝部に嵌入させ
    て、前記環状シール部品を前記内管側に締め付けること
    によって、前記内管及び前記外管を抜け止め接続し、且
    つ、前記平面台部を前記一対のストッパ突起間に掛合す
    ることによって前記リング状リテーナの回転止めを施し
    て構成して、前記環状シール部品の内外周をそれぞれ前
    記内管の外周及び前記外管の内周に密着するように構成
    したことを特徴とする配管接続構造。
JP2001329062A 2001-10-26 2001-10-26 配管接続構造 Expired - Fee Related JP4087095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329062A JP4087095B2 (ja) 2001-10-26 2001-10-26 配管接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329062A JP4087095B2 (ja) 2001-10-26 2001-10-26 配管接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003130273A true JP2003130273A (ja) 2003-05-08
JP4087095B2 JP4087095B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=19145024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001329062A Expired - Fee Related JP4087095B2 (ja) 2001-10-26 2001-10-26 配管接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4087095B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255408A (ja) * 2006-02-24 2007-10-04 Denso Corp 燃料供給装置
JP2017101686A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 本田技研工業株式会社 流体容器
JP6268339B1 (ja) * 2017-06-22 2018-01-24 阿部 洋 簡易トイレ小便器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255408A (ja) * 2006-02-24 2007-10-04 Denso Corp 燃料供給装置
JP4552906B2 (ja) * 2006-02-24 2010-09-29 株式会社デンソー 燃料供給装置
JP2017101686A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 本田技研工業株式会社 流体容器
JP6268339B1 (ja) * 2017-06-22 2018-01-24 阿部 洋 簡易トイレ小便器
JP2019005061A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 阿部 洋 簡易トイレ小便器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4087095B2 (ja) 2008-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7837234B2 (en) Pipe joint unit and method of manufacturing the same
TWI710726B (zh) 接合管元件之方法
KR101277474B1 (ko) 개스킷식 중앙 리브를 구비한 파이프 클램프
JP5120618B2 (ja) プラグ連結型のコネクタ装置
JP4068563B2 (ja) 差込継手
JP3798791B2 (ja) 防護スリーブを備えた着脱可能な差込みカップリング
JP5739427B2 (ja) スリーブおよびガスケットを備えたパイプクランプ
JP2008500503A (ja) 封止スリーブを備えたリブ付きパイプクランプ
JP2002206682A (ja) 連結装置
JP4531288B2 (ja) コネクタ
JP2020507720A (ja) エキゾーストクランプおよび方法
JP3207443B2 (ja) 管形の差込み部分を収容するための着脱可能な急速継手
JP2003021287A (ja) スピゴット継手
JP2003130273A (ja) 配管接続構造
JP2006300127A (ja) 止め具
JP2002098276A (ja) 管継手
JP2001304469A (ja) ワンタッチ継手構造
JP2008169868A (ja) 管継手部の離脱防止構造と挿口管部の係止部大径改造方法及び挿口管部用係止部大径改造具
GB2351132A (en) A coupling with a pair of annular tapered faces on a female member
JPH10122466A (ja) 管継手の耐震構造
JP3308782B2 (ja) 差し込み継手構造
JPH0972470A (ja) 流体管連結用伸縮流体管
JPH1089564A (ja) 管継手
JP2758098B2 (ja) 離脱防止管継手
JPH09257166A (ja) 管体の接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees