JP2007255112A - 吸音材 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明の防音壁に固設することができる中空隆起部で画成された共鳴器を有し、しかも共鳴器の内壁面が結露しない吸音材を提供する。
【解決手段】防音壁11に固定する固定部2と、共鳴器31を画成する隣接する大きさの異なる中空隆起部32が所要数形設されている本体部3とを備えた透明樹脂材からなる吸音材1であって、防音壁11に吸音材1を固設したときに、本体部3に形設されている中空隆起部32同士を連結する谷部33が防音壁11との間に空隙K1を形成し、かつ中空隆起部32の周壁34が防音壁11との間に空隙K2を形成するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高速道路・鉄道等の防音壁に固設される共鳴器により音を共鳴吸収する吸音材に関する。
従来、高速道路・鉄道等の線路に沿って、交通騒音対策のために立設される防音壁には、グラスウール等の吸音材が固設されていたが、グラスウール等の吸音材は素材自体の透明度が低く、鋼板等の筐体でカバーされているため透光性を有しない。一方、防音壁を立設することによる沿道の人家に対する日照権、車窓からの景観、及び運転手に対する圧迫感の回避等の観点から透明性を有するポリカーボネイト等の樹脂製防音壁が好適とされている。
しかしながら、樹脂製防音壁には透光性を有しないグラスウール等の吸音材を固設することが出来ず、そのため吸音材を固設している防音壁に対して騒音低下性能が著しく劣るものとなっていた。
このため、下記特許文献1においては、樹脂製防音壁に固設する防音材として、樹脂等の透明材料からなる基板部の上に、共鳴器を画成する所要数の中空隆起部が表面に形成されている樹脂等の透明材料からなる防音材を固定し、これを防音壁に固設することが提案されているが、共鳴器内部の空気が外部大気と遮断されているので、大気側との温度・湿度差が大きいときに共鳴器の内壁面に結露が発生するとの不具合があった。
特開2002−244664公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、透明の防音壁に固設することができる中空隆起部で画成された共鳴器を有し、しかも共鳴器の内壁面が結露しない吸音材を提供するである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る吸音材は、防音壁に固定する固定部と、共鳴器を画成する隣接する大きさの異なる中空隆起部が所要数形設されている本体部とを備えた透明樹脂材からなる吸音材であって、前記防音壁に前記吸音材を固設したときに、前記中空隆起部同士を連結する谷部が前記防音壁との間に空隙を形成し、かつ前記中空隆起部の周壁が前記防音壁との間に空隙を形成していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る吸音材は、請求項1に記載の吸音材であって、前記谷部が前記防音壁との間に形成する前記空隙、及び前記周壁が前記防音壁との間に形成する前記空隙は、いずれも1乃至10mmの範囲であることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
上記構成を備えた本発明の請求項1に係る吸音材によれば、
吸音材は本体部及び固定部共に透明樹脂材で成形されているので透光性が損なわれることがなく、しかも防音壁に吸音材を固設したときに、中空隆起部同士を連結する谷部が防音壁との間に空隙を形成し、かつ中空隆起部の周壁が防音壁との間に空隙を形成しているので、共鳴器内部の空気と外部大気との連通が可能となり、共鳴器内部の温度・湿度変化が外部大気と同時に行われ、共鳴器の内壁面への結露を防止することができる。
更に、請求項2に係る吸音材によれば、谷部が防音壁との間に形成する空隙、及び周壁が防音壁との間に形成する空隙は、いずれも1乃至10mmの範囲であるので、共鳴器内部の空気と外部大気との連通を可能とし、しかも空気の粘性抵抗が非常に大きいので共鳴器内部の空気に作用した圧力変化が外部に漏れるのを防止することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る吸音材の平面図、図2は、図1のA−A線の断面図、図3は、本発明の実施例に係る吸音材の側面図であり、この吸音材1は、固定部2と、本体部3とを備えている。
固定部2は、防音壁11に締結リベット12で固定することができるように平板状であって、ポリカーボネイト樹脂・ポリエチレンあるいはポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂・アクリル等により後述する本体部3と一体で成形されている。
本体部3には、共鳴器31を画成する中空隆起部32が、縦横に連続的に所要数形成されている。中空隆起部32は、隣接する両隣の中空隆起部32とは大きさが異なり、従って種種の大きさの中空隆起部32が形成されている。中空隆起部32は、間に位置する谷部33によって連結している。また、防音壁11に固定部2を固定することにより吸音材1を固設したときに、谷部33と防音壁11との間には空隙K1が形成されるようになっているので、隣接する中空隆起部32同士の内部空気室35が連通し、内部空気室35に存在する空気が流通できるようになっている。なお、谷部33と防音壁11との間に形成される空隙K1は、全ての谷部33において形成されている必要がなく、内部空気室35の空気が他の中空隆起部32の内部空気室35の空気若しくは外部大気と流通することができる範囲内で、一部の谷部33は防音壁11と接着若しくは接触していてもよい。
また、中空隆起部32の周壁34は、防音壁11に固定部2を固定することにより吸音材1を固設したときに防音壁11との間に空隙K2が形成され、中空隆起部32の内部空気室35の空気と外部大気とが流通できるようになっている。
上記構成の吸音材1は、例えば高速道路、鉄道等の線路に沿って立設している透明性を有するポリカーボネイト等により成形されている防音壁11の音源側に、共鳴器31を画成する中空隆起部32が音源側に突出するように固定部2が固定されることで固設される。
共鳴器31は中空隆起部32の大きさによって中空隆起部32の面積(板状振動部の慣性質量と剛性)及び内部空気室35の容積がそれぞれ異なったものとなり、中空隆起部32の樹脂部を質量要素、中空隆起部32の剛性及び内部空気室35の空気弾性をバネ要素とした共振系が構成される。したがって、騒音が発生した場合に各共鳴器31が共振し中空隆起部32の樹脂部内部に大きな摩擦熱が発生するので、音響エネルギーが熱エネルギーに変換され吸音効果を得ることが可能となる。
また、共振時は音源方向に向いた中空隆起部32の周壁34と上面36は拡張・収縮して振動する。同一共振周波数の共鳴器31を隣接させた場合、隣接する中空隆起部32の周壁34同士が接近または離れる方向に同位相で振動するため、共鳴器31間の空気に圧縮又は負圧の力を発生させ、隣接した共鳴器31それぞれの膨張・収縮共振を弱め吸音能力の低下を招いてしまうことになる。しかし、隣接する中空隆起部32の大きさが異なるので、共振周波数の異なる共鳴器31が隣り合わせることになり、各共鳴器31の共振現象を弱めないことが可能となる。
更に、固定部2を防音壁11に固定したときに本体部3が防音壁11から1乃至10mmの範囲で空隙(K1,K2)が形成されるように、谷部33及び周壁34を防音壁11から1乃至10mmの範囲を設けて固設しているので、各共鳴器31の内部空気室35の空気と外部大気との連通が可能となり、共鳴器31内部の温度・湿度変化が外部大気と同時に行われ、共鳴器31の内壁面37への結露発生を防止することが可能になると共に、空気の粘性抵抗が非常に大きいので内部空気室35に作用した圧力変化が外部に漏れるのを防止することが可能となる。
本発明に係る吸音材の平面図 図1におけるA−A断面図 本発明に係る吸音材の側面図
符号の説明
1 吸音材
11 防音壁
12 リベット
2 固定部
3 本体部
31 共鳴器
32 中空隆起部
33 谷部
34 周壁
35 内部空気室
36 上面
37 内壁面
K1,K2 空隙

Claims (2)

  1. 防音壁に固定する固定部と、共鳴器を画成する隣接する大きさの異なる中空隆起部が所要数形設されている本体部とを備えた透明樹脂材からなる吸音材であって、
    前記防音壁に前記吸音材を固設したときに、前記中空隆起部同士を連結する谷部が前記防音壁との間に空隙を形成し、かつ前記中空隆起部の周壁が前記防音壁との間に空隙を形成していることを特徴とする吸音材。
  2. 請求項1に記載の吸音材において、
    前記谷部が前記防音壁との間に形成する前記空隙、及び前記周壁が前記防音壁との間に形成する前記空隙は、いずれも1乃至10mmの範囲であることを特徴とする吸音材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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