JP2007254336A - 9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレン - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポリアミドやポリイミドの直接の原料として有用な、あるいはポリアミドやポリイミドの原料ジアミンの前駆体として有用な、フルオレン骨格を有するジアミンを提供する。
【解決手段】 2,7−ジハロフルオレンとアクリロニトリルを反応させて9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンを得、これを水素やボラン系還元剤などにより還元して、9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンを得る。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリアミドやポリイミドの原料として有用な、2,7−位がハロゲンにより置換された9,9−ビス(3−アミノプロピル)フルオレンに関する。この化合物はまた、ポリアミドやポリイミドの原料として有用な、2,7−位がアルキル基、アリール基、アルコキシ基、エチニル基等で置換された9,9−ビス(3−アミノプロピル)フルオレンの製造原料としても有用である。
フルオレン骨格を有する単量体から導かれる高分子化合物は、自由体積を大きくするカルド骨格を有しており、例えば、ガス透過性、ガス選択分離性などの特異な性能を示すところから、近年、その開発が精力的に進められている。このような高分子化合物の原料となる単量体として、フルオレン骨格を有するジアミンが知られているが、製造上の制約があるためか、その種類はそれ程多くない。かかるジアミンとして、例えばガスの透過性及び選択性に優れたポリイミドの原料となる9,9−ビス(アミノフェニル)フルオレン類が知られている(特許文献1)。また位相差フィルム、偏向板、液晶表示装置、画像表示装置などに好適なポリイミドの原料となる2,7−位が特殊な基で置換された9,9−ビス(アミノフェニル)フルオレン類が知られている(特許文献2)。さらに合成樹脂原料として(特許文献3)、あるいはポリアミド原料として(非特許文献1)の9,9−ビス(3−アミノプロピル)フルオレンも知られている。その他、ガスの透過性及び選択性に優れたポリイミドの原料として、ジメチル化された9,9−ビス(アミノメチル)フルオレンも知られている(特許文献4)。
特開平5−31341号公報 特開2006−3715号公報 アメリカ特許第2320029号明細書 アメリカ特許第6531569号明細書 ジャーナル オブ アプライド ポリマー サイエンス(Journal of Applied Polymer Science) 9巻 3949ページ(1965年)
本発明の目的は、上記ジアミンと異なる新規なジアミンであって、剛直で耐熱性に優れたポリアミドやポリイミドを製造することが可能な、2,7−位がハロゲンで置換された9,9−ビス(3−アミノプロピル)フルオレン及びその製法を提供することにある。本発明の他の目的は、種々のジカルボン酸やテトラカルボン酸二無水物と組み合わせて重縮合することによって、ポリアミドやポリイミドに多彩な物性や反応性を付与することが可能な、2,7−位に他の原子、原子団、置換基などを有する9,9−ビス(3−アミノプロピル)フルオレンの製造原料となる2,7−位がハロゲンで置換された9,9−ビス(3−アミノプロピル)フルオレン及びその製法を提供することにある。
すなわち本発明によれば、下記一般式(1)
Figure 2007254336
(式中、Xはハロゲン)で表される9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンが提供される。
本発明はまた、2,7−ジハロフルオレンとアクリロニトリルを反応させて、下記一般式(2)
Figure 2007254336
(式中、Xはハロゲン)で表される9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンとなし、次いでこれを還元することを特徴とする上記9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンの製造方法が提供される。
本発明によれば、ポリアミド、ポリイミドの直接の原料として有用な、あるいはポリアミド、ポリイミドの原料の前駆体として有用な9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレン及びその経済的な製造方法を提供することができる。
上記9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンの一般式(1)において、Xはフッ素、塩素、臭素、沃素などのハロゲンであり、二つのXは同一でも異なるものであってもよい。このジアミンは、それ自体、耐熱性、ガス透過性、ガス選択分離性、機械的強度、溶解性等に優れたポリアミドやポリイミドの製造原料として期待できるほか、置換基Xの反応性を利用して他の置換基、例えばアルキル基、アリール基、アルコキシ基、エチニル基等に変えることにより、ユニークな性質を有するポリアミドやポリイミド製造用の単量体となる新たなジアミン類を製造することができる原料となるものである。上記ジアミンから製造されるポリアミドやポリイミドの特性、あるいは他の置換基への変換容易性、経済性等を考慮すると、Xがフッ素、塩素又は臭素のものが好ましい。
上記9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンは、2,7−ジハロフルオレンとアクリロニトリルを反応させることによって、上記一般式(2)で表される9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンとなし、次いでこれを還元することによって製造することができる。原料の2,7−ジハロフルオレンは、フルオレンをハロゲン化することによって容易に合成することができる。この2,7−ジハロフルオレンとアクリロニトリルの反応によって9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンを製造する方法は、すでに知られている。例えば、2,7−ジブロモフルオレンのジオキサン溶液中に、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシドのt−ブタノール溶液の存在下、あるいはトリトンB(商品名)の存在下、30〜40℃の温度で、アクリロニトリルを滴下することによって製造することができる。
上記のようにして得ることができる9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンを還元して9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンを製造するには、種々の方法を採用することができる。例えば、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンを水素添加する方法、ボラン系還元剤によって還元する方法、その他金属水素化物により還元する方法などによって製造することができる。
上記水素添加による方法においては、触媒として、貴金属触媒、例えばパラジウム、白金等を活性炭に担持した触媒やスポンジニッケル触媒、スポンジコバルト触媒などを使用することができる。この場合、脱ハロゲン化などの副反応を抑制するために、塩化アンモニウムや硫酸アンモニウムなどの添加剤の存在下で行うことができる。水素添加反応は、溶媒の存在下に行うのが好ましい。使用可能な溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘプタン、石油エーテルなどの炭化水素類、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メチルなどを例示することができる。反応は、一般には50〜150℃程度の温度で、大気圧〜20MPa程度の圧力下で行われる。
ボラン系還元剤による還元方法においては、還元剤としてジボラン(B)、ボラン(BH)のテトラヒドロフラン錯体、ジエチルエーテル錯体、ジメチルアミン錯体、ジメチルスルフィド錯体、トリメチルアミン錯体などのボラン錯体を例示することができる。これらの中では、ボランのテトラヒドロフラン錯体、ジエチルエーテル錯体などのエーテル錯体を使用することが好ましい。
ボラン系還元剤としてはまた、水素化ホウ素化合物とルイス酸を使用することにより、反応系中でボランを形成させて使用することもできる。使用することができる水素化ホウ素化合物としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素亜鉛、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルコキシホウ素ナトリウムなどを例示することができる。これらの中では水素化ホウ素ナトリウムや水素化ホウ素リチウムの使用が好ましい。
ボラン形成のために水素化ホウ素化合物とともに使用されるルイス酸としては、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体のような三フッ化ホウ素の錯体;クロロトリメチルシラン;マグネシウム、アルミニウム、スカンジウム、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、イットリウム、ジルコニウム、銀、カドミウム、インジウム、スズ、アンチモン、ハフニウム、鉛、ビスマスなどの金属のハロゲン化物;これら金属のトリフルオロメタンスルホン酸塩などを例示することができる。これらの中では、とくに三フッ化ホウ素の錯体やクロロトリメチルシランの使用が好ましい。
ボラン系還元剤としてボラン錯体を使用する場合、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレン1モル当たり、ボラン錯体を2〜10モル、好ましくは2.5〜5モルの割合で使用するのが好ましい。またボラン系還元剤として水素化ホウ素化合物とルイス酸を使用する場合、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレン1モル当たり、水素化ホウ素化合物を2〜10モル、好ましくは2.5〜5モル、ルイス酸を2〜10モル、好ましくは2.5〜5モルの割合で使用するのがよい。
ボラン系還元剤による還元に際しては、溶媒を使用することが好ましい。使用可能な溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサンのようなエーテル系溶媒、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどの塩素化炭化水素系溶媒などを例示することができるが、とくにテトラヒドロフランの使用が好ましい。好適な溶媒の使用量は、使用する還元剤の種類によっても異なるが、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレン1重量部に対し、5〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。
ボラン系還元剤による還元反応は、種々の方法によって行うことができる。例えば、還元剤として、ボラン錯体を使用する場合、反応容器に溶媒及び9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンを仕込み、ボラン錯体を滴下することによって行うことができる。また還元剤として水素化ホウ素化合物とルイス酸を使用する場合、反応容器に溶媒、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレン及び水素化ホウ素化合物を仕込み、ルイス酸を滴下することによって行うことができる。また水素化ホウ素リチウムとクロロトリメチルシランを使用する場合には、反応容器に溶媒と水素化ホウ素リチウムを仕込み、さらにクロロトリメチルシランを添加して塩化リチウムの沈殿を確認した後、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンを滴下する方法によっても行うことができる。ボラン系還元剤による還元反応は、通常、20〜60℃、好ましくは30〜50℃の範囲で行われる。また反応時間は原料の種類や反応温度などによっても異なるが、1〜20時間の範囲が一般的である。
9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンの還元はまた、その他の金属水素化物によって行うことができる。このような目的に使用される金属水素化物としては、水素化アルミニウムリチウム、水素化アルミニウムなどを例示することができる。
還元反応終了後は、常法によって目的とする9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンを単離することができる。例えば、水素添加の場合には、反応液から濾過によって触媒を除去した後、溶剤を留去することによって、粗製の9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンを単離することができる。またボラン系還元剤による還元を行った場合には、反応液中の還元剤を失活させた後、酸の存在下で加熱還流し、さらに塩基性にしてから溶剤抽出し、溶剤を留去することによって、粗製の9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンを単離することができる。必要に応じ、これを蒸留、再結晶、クロマトグラフィなどに付することによって精製することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。尚、参考例及び実施例における分析は、下記条件の高速液体クロマトグラフィにより実施した。
測定条件
機器:日本分光800
カラム:Inertsil ODS−2 長さ150mm、内径4.6mm
分析サンプル調製法:約50mgを50mlのジクロロメタンに溶解
注入量:5μL
溶離液:グラジエント分析
(メタノール10%+0.1%リン酸水溶液90%)5分保持
15分かけて 5→20分
(メタノール45%+0.1%リン酸水溶液55%)
10分かけて 20→30分
(メタノール80%+0.1%リン酸水溶液20%)
流量:1ml/分
検出器:UV(254nm)
定量法:ピーク面百分率法で得られた値を純度とした。
[参考例]9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジブロモフルオレンの合成
予めガラス製反応容器を窒素ガスで完全に置換しておき、2,7−ジブロモフルオレン16.0g(49.3ミリモル)、ジオキサン110g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド70mg(0.31ミリモル)及び15%NaOH水溶液2.0gを仕込み、そこへ、室温下でアクリロニトリル6.0g(113.6ミリモル)を10分かけて滴下した。30分保持後、ヘプタン80gを添加することにより析出した結晶を濾別し、メタノール132gで洗浄することにより、9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジブロモフルオレン20.0g(純度98.1%、収率92.4%)を得た。このもののGC/MSによるm/zは430(C1914Brの計算値:430.14)であった。またこのもののH−NMRスペクトルを図1に示す。
H−NMR(DMSO−d):δ(ppm) 1.64(t,4H,J=8.0Hz,−CH CH CN×2)、2.47(t,4H,J=8Hz,−CH CHCN×2)、7.62(d,2H,J=8Hz,fluorene−C4,C5−H)、7.85(d,2H,J=8Hz,fluorene−C3,C6−H)、7.92(s,2H,fluorene−C1,C8−H)
[実施例1]9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレンの合成
予めガラス製反応容器を窒素ガスで完全に置換しておき、テトラヒドロフラン98g及び9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジブロモフルオレン10.3g(23.5ミリモル)を仕込み、ここに1モル/Lのボラン−テトラヒドロフラン錯体(テトラヒドロフラン溶液)85.9g(95.7ミリモル)を30分かけて滴下した。30分後、反応液は46℃に上昇しており、これをさらに17時間保持した。反応終了後、メタノール203g中に、反応液を30分かけて滴下し、次いで減圧濃縮した。続いて得られた粗9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレンに、メタノール32g及び35%塩酸6gを加え、3時間加熱還流を行い、さらに減圧濃縮した。その後、水79gを加え、トルエン80gにより70℃で洗浄した後、50%NaOH水溶液11gでpHを11.4とし、トルエン84g及び82gにより、70℃で2回抽出した。得られた抽出液を、水96g、94g、96g及び94gにより70℃で4回洗浄した後、減圧濃縮し、残渣を70℃で真空乾燥することにより、9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレン6.2g(純度81.8%、収率49.3%)を得た。
このものをエタノール22gに溶解し、35%塩酸12gを加えて濃縮乾固した。乾固物を80%エタノール水16gで再結晶し、得られた結晶を濾過後、メタノールでリンスし、次いで乾燥した。水に乾燥物を加え、50%NaOH水溶液で遊離化し、トルエンで抽出した後、抽出液を水洗し、さらに濃縮乾固し、乾燥することにより、純度98.4%の9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレン0.5gを得た。このものの融点(DSCによる)は、128.4℃であった。またGC/MSによるm/zは438(C1922Brの計算値:438.20)であった。このもののH−NMRスペクトルを図2に、13C−NMRスペクトルを図3に、赤外線吸収スペクトルを図4にそれぞれ示す
H−NMR(DMSO−d):δ(ppm) 0.54(m,4H,J=4Hz,J=4Hz,J=8Hz,−CH CH CHNH×2)、1.23(brs,4H,−CHCHCH NH ×2)、2.00(dd,4H,J=4Hz,J=4Hz,−CHCH CH NH×2)、2.25(t,4H,J=8Hz,−CH CHCHNH×2)、7.53(d,2H,J=8Hz,fluorene−C4,C5−H)、7.68(s,2H, fluorene−C1,C8−H)、7.78(d,2H,J=8Hz,fluorene−C3,C8−H)
13C−NMR(DMSO−d):δ(ppm) 29.97(−CHCHNH)、36.39(−CH CHNH)、41.79(−CHCH NH)、55.02(Cquat)、120.75、121.75.125.84、129.79、138.53、152.20(fluorene)
IRスペクトル:3348cm−1、1570cm−1(−NH)、2930cm−1、2850cm−1、1449cm−1、1415cm−1、1297cm−1、882cm−1、750cm−1
参考例で得られた9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジブロモフルオレンのH−NMRスペクトルである。 実施例1で得られた9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレンのH−NMRスペクトルである。 実施例1で得られた9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレンの13C−NMRスペクトルである。 実施例1で得られた9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジブロモフルオレンの赤外線スペクトルである。

Claims (2)

  1. 下記一般式(1)
    Figure 2007254336
    (式中、Xはハロゲン)で表される9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレン。
  2. 2,7−ジハロフルオレンとアクリロニトリルを反応させて、下記一般式(2)
    Figure 2007254336
    (式中、Xはハロゲン)で表される9,9−ビス(2−シアノエチル)−2,7−ジハロフルオレンとなし、次いでこれを還元することを特徴とする9,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,7−ジハロフルオレンの製造方法。
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