JP2007253502A - 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007253502A
JP2007253502A JP2006082256A JP2006082256A JP2007253502A JP 2007253502 A JP2007253502 A JP 2007253502A JP 2006082256 A JP2006082256 A JP 2006082256A JP 2006082256 A JP2006082256 A JP 2006082256A JP 2007253502 A JP2007253502 A JP 2007253502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electro
spacer
optical
converging lens
facing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006082256A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemitsu Koike
繁光 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006082256A priority Critical patent/JP2007253502A/ja
Priority to US11/677,826 priority patent/US7551193B2/en
Publication of JP2007253502A publication Critical patent/JP2007253502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/45Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays
    • B41J2/451Special optical means therefor, e.g. lenses, mirrors, focusing means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】光の損失を低減することが可能な電気光学装置を提供する。
【解決手段】電気光学装置Dは、複数の電気光学素子Eが配列された電気光学パネル10
と集束性レンズアレイ20とスペーサガラス60とフレーム40とを備える。スペーサガ
ラス60は光透過性の部材であり、電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20と間に
介在させられる。フレーム40は第1の対向面401を含み、スペーサガラス60の第1
面601が第1の対向面401に接触するように配置される。電気光学パネル10と集束
性レンズアレイ20は、スペーサガラス60に接触するように配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、有機発光ダイオード素子などの電気光学素子が配列された電気光学パネルを
有する電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電気光学装置を用いた画像形成装
置に関する。
多数の電気光学素子が配列された電気光学パネルを感光体の露光ヘッドとして採用した
電子写真方式の画像形成装置が従来から提案されている。例えば、特許文献1や特許文献
2には、各電気光学素子からの出射光を集束させる集束性レンズアレイを電気光学パネル
と感光体との間隙に配置した構成が開示されている。
特開昭63−103288号公報 特開2004−58448号公報
以上の構成においては、集束性レンズアレイの物体側の作動距離に略一致する距離の空
間(空気層)を集束性レンズアレイと電気光学パネルとの間に確保する必要がある。この
空間内を進行する各電気光学素子からの出射光は拡散していくから、各電気光学素子から
の出射光のうち集束性レンズアレイに入射する光量を充分に確保することが困難である(
すなわち光の利用効率が低い)という問題がある。このような事情に鑑みて、本発明は、
各電気光学素子からの出射光の損失を低減するという課題の解決を目的としている。
以上の構成においては、集束性レンズアレイの物体側の作動距離に略一致する距離の空
間(空気層)を集束性レンズアレイと電気光学パネルとの間に確保する必要がある。この
空間内を進行する各電気光学素子からの出射光は拡散していくから、各電気光学素子から
の出射光のうち集束性レンズアレイに入射する光量を充分に確保することが困難である(
すなわち光の利用効率が低い)という問題がある。このような事情に鑑みて、本発明は、
各電気光学素子からの出射光の損失を低減するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、複数の電気光学素子が配
列された電気光学パネルと、各電気光学素子からの出射光を集束させる集束性レンズと、
電気光学パネルと集束性レンズの間に介在して双方に接触する光透過性のスペーサと、ス
ペーサのうち集束性レンズ側の表面である第1面に対向する第1の対向面を含むフレーム
とを具備し、第1面と第1の対向面は接触する。
本発明の電気光学装置によれば、電気光学パネルと集束性レンズとの間隙にスペーサが
配置されるので、両者の間に空気の層のみが介在する構成と比較して、電気光学パネルか
らの出射光の利用効率が向上する。また、上記の構成においては、スペーサに接触して配
置される電気光学パネルと集束性レンズとの距離は、電気光学素子の光軸方向におけるス
ペーサの寸法に応じて規定される。したがって、スペーサの寸法を適宜に選定すれば、ス
ペーサを配置した段階で電気光学パネルと集束性レンズとの距離を所期値に設定すること
が可能である。さらに、スペーサの第1面がフレームの第1対向面に接触することでフレ
ームに対するスペーサの位置が定まる。そして、そのスペーサを挟むように集束性レンズ
と電気光学パネルがスペーサに突き当てられるので、フレームに対する集束性レンズと電
気光学パネルの相対的位置も定まる。したがって、本発明によれば、簡易な方法で高精度
に、集束性レンズの光軸の方向(第1面に垂直な方向である。以下「Z方向」という)に
おける各集束性レンズと電気光学パネルの位置を所期値に定めることができる。また、ス
ペーサの寸法の誤差がフレームより少ない場合には、フレームの表面を基準として電気光
学パネルの位置が定まる構成と比較して、より高精度に電気光学パネルを設置することが
可能になる。
本発明の電気光学素子は、電気エネルギの付与(例えば電流の供給や電圧の印加)によ
って輝度や透過率といった光学的な特性が変化する素子である。電気光学素子の具体例と
しては、電気エネルギの付与によって自身が発光する発光素子(例えばエレクトロルミネ
セント素子やプラズマディスプレイ素子)、および、電気エネルギの付与によって透過率
が変化する光変調素子(例えば液晶素子や電気泳動素子)がある。
本発明の好適な態様において、第1の対向面を底面とする凹部(例えば凹部40c)が
フレームに形成され、スペーサは凹部に嵌め込まれる。この状態においては、第1面とは
反対側の第2面が凹部から電気光学パネル側に突出するようにスペーサを配置する。つま
り、第1の対向面からフレームの電気光学パネル側の表面(例えば表面405)までの距
離(凹部の深さ)は、スペーサの厚さを下回るように設定される。言い換えれば、電気光
学パネル側からみて、フレームの電気光学パネル側の表面はスペーサの第2面の奥側に位
置する。したがって、電気光学パネルはスペーサの第2面にのみ突き当たり、フレームの
電気光学パネル側の表面に突き当たることはない。このように構成することにより、スペ
ーサの厚さのみによって電気光学パネルの位置を高精度に定めることが可能になる。
ただし、凹部の深さをスペーサの厚さに略一致させるか、あるいは上回るようにさせる
構成としてもよい。この構成においては、電気光学パネルはスペーサの第2面とフレーム
の電気光学パネル側の表面との両方に接触するか、フレームの電気光学パネル側の表面に
のみ接触する。したがって、電気光学パネルの集束性レンズに対する相対的な位置は、フ
レームの電気光学パネル側の表面の位置によって定まる。この態様によれば、フレームの
電気光学パネル側の表面の位置を適宜選定することで、簡易且つ高精度に、電気光学パネ
ルを所期の位置に配置することが可能になる。
本発明の好適な態様において、フレームは、スペーサの側面(例えば、側面202)に
対向する第2の対向面(例えば、第2の対向面402)を含み、第2の対向面はスペーサ
の側面に接触する。この態様によれば、第2の対向面がスペーサの側面に接触するから、
第1の対向面と第2の対向面とによって画定される凹部(例えば凹部40c)にスペーサ
を嵌め込むことによって、Z方向に垂直な平面(図1から図3におけるX−Y平面)内に
おけるスペーサの位置決めを簡易且つ高精度に行うことが可能となる。
本発明の好適な態様において、フレームは、集束性レンズの側面に対向する第3の対向
面(例えば、第3の対向面403)を含み、第3の対向面は集束性レンズの側面に接触す
る。この態様において、集束性レンズのZ方向の位置はスペーサの第1面と接触すること
によって定まり、Z方向に垂直な平面内の位置は第3の対向面の位置によって定まる。し
たがって、第3の対向面の位置を適宜に選定すれば、集束性レンズを所期の位置に簡易に
配置することが可能になる。
本発明の好適な態様において、フレームは、電気光学パネルの側面に対向する第4の対
向面を含み、第4の対向面は電気光学パネルの側面に接触する。この態様においては、第
4の対向面の位置を適宜に選定すれば、素子配列面に平行な面内における所期の位置に電
気光学パネルを配置することが可能となる。
本発明の好適な態様において、スペーサは、第1および第2の対向面の少なくともいず
れかに接合される。この構成によれば、スペーサがフレームに接触するのみの構成と比較
して、その固定を強固にすることが可能になる。
本発明の好適な態様において、スペーサは、電気光学パネルおよび集束レンズの少なく
ともいずれかに接合される。この構成によれば、電気光学パネルおよび集束レンズがスペ
ーサに接合されない構成と比較してその固定が強固になるとともに、スペーサと電気光学
パネルとの接触面が接合されるので、電気光学素子の発熱による電気光学パネルの撓みも
防ぐといったことが可能となる。
本発明は、電気光学装置の製造方法としても特定される。この製造方法は、複数の電気
光学素子が配列された電気光学パネルと、各電気光学素子からの出射光を集束させる集束
性レンズと、電気光学パネルと集束性レンズの間に介在して双方に接触する光透過性のス
ペーサと、スペーサのうち集束性レンズ側の表面に対向する第1の対向面を含むフレーム
とを含む電気光学装置の製造方法であって、スペーサの集束性レンズ側の表面である第1
面を第1の対向面に突き当てる第1工程と、スペーサのうち電気光学パネル側の表面であ
る第2面に電気光学パネルを突き当てるとともに、第1面に集束性レンズアレイを突き当
てる第2工程とを含む。この製造方法によれば、第1工程において、フレームの第1の対
向面にスペーサを突き当てることで、Z方向におけるスペーサの位置が確定する。電気光
学パネルと集束性レンズとの距離はスペーサの厚さによって規定されるので、各電気光学
と集束性レンズをスペーサに突き当てさえすれば、両者が所期の位置に配置される。
本発明の好適な態様において、電気光学装置のフレームは、スペーサの側面に対向する
第2の対向面を含み、第1工程においては、第2の対向面にスペーサの側面を接触させる
。この態様によれば、第1工程においてスペーサの上面部と側面の両方をフレームに突き
当てる。つまり、第1の対向面と第2の対向面によって形成される凹部にスペーサを嵌め
込むだけで、スペーサを位置決めすることができる。
本発明の好適な態様において、第1の工程において、スペーサは、第1の対向面および
第2の対向面の少なくともいずれかにおいてフレームに接合される。また、第2の工程に
おいて、電気光学パネルおよび集束性レンズの少なくともいずれかが、スペーサに接合さ
れる。この態様によれば、各要素間の固定がより強固となり、電気光学素子の発熱による
電気光学パネルの撓みといった現象を予防するといったことも可能となる。
本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に利用される。電子機器の典型例は、電気
光学装置を感光体ドラムなどの像担持体の露光に利用した画像形成装置である。この画像
形成装置は、像担持体と、像担持体を帯電する帯電器と、像担持体の帯電された面に各電
気光学素子からの出射光を照射して潜像を形成する電気光学装置と、潜像に対する現像剤
の付着によって像担持体に顕像を形成する現像器と、顕像を像担持体から他の物体に転写
する転写器とを備える。もっとも、電気光学装置の用途は露光に限定されない。例えば、
スキャナなどの画像読取装置においては、本発明に係る電気光学装置を原稿の照明に利用
することが可能である。この画像読取装置は、本発明の電気光学装置と、電気光学装置か
ら出射して読取対象(原稿)で反射した光を電気信号に変換する受光装置(例えばCCD
(Charge Coupled Device)素子などの受光素子)とを具備する。また、電気光学素子が
マトリクス状に配列された電気光学装置は、各種の電子機器の表示装置として利用される
<電気光学装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る電気光学装置Dと周辺装置の構成を示す側面図であ
る。この電気光学装置Dは、電子写真方式を利用した画像形成装置においてライン型の光
ヘッドとして用いられ、像担持体である感光体ドラム70に光を照射して潜像を形成する
ための装置である。図1に示すように、感光体ドラム70は、画像形成装置の筐体の特定
の面(以下「設置面」という)Aに対して所定の間隔をあけた位置に設置され、X方向(
主走査方向)に延在する中心軸Rを中心として回転する。電気光学装置Dは、設置面Aに
配置されて感光体ドラム70と設置面Aとの間隙に位置する。
図2は、図1に示す電気光学装置Dの構成を示す分解斜視図である。図2に示されるよ
うに、電気光学装置Dは、電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20とスペーサガラ
ス60とを備える。集束性レンズアレイ20は感光体ドラム70と電気光学パネル10と
の間隙に配置される。スペーサガラス60は集束性レンズアレイ20と電気光学パネル1
0との間隙に配置される。
図3は、図1および図2のIII−III線矢視断面図であり、図4は、感光体ドラム70側
からみたときの電気光学装置Dの構成を示す平面図である。図1から図4に示されるよう
に、電気光学パネル10は、X方向を長手として配置された光透過性の基板11と、この
基板11の感光体ドラム70側とは反対側の表面(以下「素子配列面」という)101に
2列かつ千鳥状に配列された複数の電気光学素子Eと、電気光学素子Eを被覆するように
基板11に固定された封止体30とを含む。封止体30の幅(Y方向の寸法)は基板11
の幅よりも狭い。各電気光学素子Eは、電気的な作用に応じて発光特性が変化する発光素
子である。本実施形態の電気光学素子Eは、有機EL(Electro Luminescence)材料か
ら形成された発光層とこの発光層を挟む陽極および陰極とを有する有機発光ダイオード素
子であり、発光層に供給される電流に応じた輝度で発光する。
集束性レンズアレイ20は、各電気光学素子Eからの出射光を集束させる集束性レンズ
がアレイ状に配列された直方体状の部材である。各集束性レンズは、中心軸から周辺方向
に屈折率分布を有する円柱状の屈折率分布型レンズであり、各々の光軸(中心軸)を素子
配列面101に垂直な方向(Z方向)に向けた姿勢で維持される。集束性レンズアレイ2
0は、電気光学パネル10から進行する光を透過させて電気光学パネル10上の像に対す
る正立像を感光体ドラム70の表面に結像可能である。集束性レンズアレイ20としては
、例えば、日本板硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)が
ある(セルフォック\SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。
スペーサガラス60は、例えば、ガラスやプラスチックといった光透過性の材料によっ
て形成された長方形の板材である。図4に示すように、スペーサガラス60の寸法と形状
は、電気光学パネル10の基板11上に配列された複数の電気光学素子E全体を覆うよう
に選定されている。スペーサガラス60の幅(Y方向の寸法)は、基板11の幅よりも狭
く、集束性レンズアレイ20の幅よりも広い。
図1から図4に示されるように、スペーサガラス60は、基板11と集束性レンズアレ
イ20とに接触している。具体的には、スペーサガラス60のうち集束性レンズアレイ2
0側の表面(以下「第1面」という)601は、集束性レンズアレイ20のうち電気光学
パネル10側の表面(以下「入光面」という)201に接触する。また、スペーサガラス
60のうち電気光学パネル10側の表面(以下「第2面」という)603は、基板11に
おける電気光学素子Eの素子配列面101とは反対側の表面(以下「出光面」という)1
03に接触する。つまり、電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20との相対的な位
置(電気光学素子Eと集束性レンズアレイ20の入光面201との距離)は、スペーサガ
ラス60の厚さd1によって規定される(以下、「厚さ」とはZ方向の寸法)。したがっ
て、スペーサガラス60の厚さd1は、電気光学パネル10上の像が集束性レンズアレイ
20に対してほぼ焦点整合状態となるように、集束性レンズアレイ20の電気光学パネル
10側の作動距離とスペーサガラス60の屈折率とに応じて決定される。
図1から図3に示されるように、電気光学装置Dは、フレーム40をさらに備える。フ
レーム40は、設置面Aに対して平行な長方形の板状の部分である上面部41と、上面部
41の周縁から設置面Aに向けて垂直に伸びる側面部42とが一体に形成された部材であ
る。フレーム40のうち側面部42の底面43は設置面Aに接合される。図3に示される
ように、フレーム40は、電気光学パネル10とスペーサガラス60と集束性レンズアレ
イ20とを相互に接触させた状態で収容する。このため、フレーム40の側面部42側の
表面は、各電気光学パネル10、スペーサガラス60、集束性レンズアレイ20の寸法お
よび形状に対応した段差から成る階段状に形成されている。フレーム40の具体的な形状
について詳述すると以下の通りである。
図2に示すように、フレーム40の上面部41のうち側面部42側の表面405には、
スペーサガラス60の外形に略一致する形状の凹部(窪み)40cが形成される。図2お
よび図3に示すように、凹部40cにはスペーサガラス60が嵌め込まれる。この状態に
おいて、スペーサガラス60の第1面601(集束性レンズアレイ20の入光面201に
接触する領域以外の領域)は、凹部40cの底面(以下「第1の対向面」という)401
に面接触する。このように第1面601が第1の対向面401に突き当てられることによ
ってスペーサガラス60のZ方向の位置が定まる。また、スペーサガラス60の第1面6
01に直交する側面602は、その全周にわたって凹部40cの内周面(以下「第2の対
向面」という)402に面接触する。第2の対向面402との接触によってX−Y平面内
におけるスペーサガラス60の位置および姿勢が定まる。
図2から図4に示されるように、フレーム40には、感光体ドラム70側の表面から第
1の対向面401に至るように上面部41を貫通する開口部Pが設けられている。図4に
示すように、Z方向からみた開口部Pの形状は、集束性レンズアレイ20の外形に略一致
する長方形状である。また、図4に示されるように、開口部Pは基板11に配列された複
数の電気光学素子Eを包囲する長方形の形状を有する。なお、実際には、集束性レンズア
レイ20の奥側に複数の電気光学素子Eがある。ただし、図4では便宜的に電気光学素子
Eを破線で示した。
集束性レンズアレイ20は、開口部Pに挿入され、入光面201がスペーサガラス60
の第1面601に突き当てられた状態で固定される。これによって集束性レンズアレイ2
0のZ方向の位置が定まる。この状態において、集束性レンズアレイ20の側面(入光面
201に交わる面)202は、その全周にわたって、開口部Pの内周面(以下「第3の対
向面」という)403に接触する。この接触によってX−Y平面内における集束性レンズ
アレイ20の位置および姿勢が定まる。また、集束性レンズアレイ20の出光面は、フレ
ーム40の上面部41から感光体ドラム70側に突出する。
Z方向からみた側面部42の内周面(以下「第4の対向面」という)404の形状は、
電気光学パネル10の基板11の外形に略一致する。電気光学パネル10は、基板11の
側面102がその全周にわたって第4の対向面404と接触するように側面部42に収容
される。この接触によって電気光学パネル10のX−Y平面内における位置および姿勢が
定まる。
図3に示すように、第1の対向面401と表面405との距離(凹部40cの深さ)d
2はスペーサガラス60の厚さd1を下回る。このため、スペーサガラス60の第2面6
03は、表面405からみて電気光学パネル10側に突出する。したがって、電気光学パ
ネル10を側面部42に収容してZ方向に移動させていくと、基板11の出光面103は
、表面405に到達する前にスペーサガラス60の第2面603に突き当たる。つまり、
出光面103は表面405に接触するには至らない。このように出光面103が第2面6
03のみに突き当たった状態で電気光学パネル10が固定されることにより、フレーム4
0に対する基板11のZ方向における位置はスペーサガラス60の厚さd1のみによって
規定される。
本実施形態においては、第1面601と第1の対向面401、側面602と第2の対向
面402、基板11の出光面103と第2面603、側面102と第4の対向面404は
、それぞれ接着剤によって接合される。同様に、集束性レンズアレイ20の側面202と
第3の対向面403、入光面201と第1面601も、それぞれ接着剤によって接合され
る。これらの接合には、例えば熱硬化性接着剤または紫外線硬化性接着剤が用いられる。
また、本実施形態においては、スペーサガラス60の第1面601は側面602に直交す
るので、第1の対向面401と第2の対向面402も直交する。第1の対向面401は設
置面Aに対して平行な面である。各第2の対向面402、第3の対向面403、第4の対
向面404は、設置面Aに対して垂直な面である。
図1・図2・図4に示されるように、フレーム40には、上面部41からZ方向に突出
する2本の支持棒53が設置される。各支持棒53は、その中心軸が基板11における複
数の電気光学素子Eの配列に沿った直線L(例えば基板11の中心線)と垂直に交わり、
この直線L上においてX方向に沿って電気光学パネル10を挟むように設置される。本実
施形態において、支持棒53は、フレーム40と一体に形成された部分である。
支持棒53の先端には軸受52が設置される。軸受52は、感光体ドラム70の回転軸
51の両端部を支持する。以上の構成によって、感光体ドラム70は、設置面Aから所定
の間隔をあけた位置にて中心軸Rを中心として回転するように、支持棒53に支持される
ここで、前述したように、スペーサガラス60は、電気光学パネル10と集束性レンズ
アレイ20との間に介在して、電気光学パネル10に対する集束性レンズアレイ20の相
対的位置を規定する。一方、感光体ドラム70はフレーム40の上面部41に支持される
から、感光体ドラム70のZ方向における位置はフレーム40を基準として定まる。した
がって、スペーサガラス60の第1面601がフレーム40の第1の対向面401に突き
当てられることによりスペーサガラス60のZ方向における位置が定まると、集束性レン
ズアレイ20の入光面201の位置が定まり、集束性レンズアレイ20の出光面(電気光
学装置Dの出光面)から感光体ドラム70までの距離も定まる。このため、第1の対向面
401のZ方向における相対的位置は、集束性レンズアレイ20からの出射光が感光体ド
ラム70の受光面において適切な像を形成するように設定されている。
フレーム40(第2の対向面402・第3の対向面403・第4の対向面404)との
接触によって、スペーサガラス60、集束性レンズアレイ20、電気光学パネル10のX
−Y平面内における各位置が定まる。本実施形態においては、各スペーサガラス60、集
束性レンズアレイ20、基板11の各々の中心線が、同一平面(設置面Aと直交する平面
)内において感光体ドラム70の中心軸R(図1)と平行となるように、第2の対向面4
02・第3の対向面403・第4の対向面404の形態が決定される。一方、基板11の
中心線は複数の電気光学素子Eの配列に沿った直線L(図4)と一致し、集束性レンズア
レイ20の中心線はアレイ状に配列された複数の集束性レンズの配列に沿った直線(図示
せず)と一致する。したがって、複数の電気光学素子Eからの出射光により形成される光
像が各集束性レンズを透過して感光体ドラム70の表面に到達して適切な像として結像す
ることが可能になる。
以上説明したように、本実施形態に係る電気光学装置Dによれば、電気光学パネル10
と集束性レンズアレイ20との間にスペーサガラス60が介在するので、電気光学パネル
10と集束性レンズアレイ20との間に空気のみが介在する構成と比較して、電気光学素
子Eからの出射光の光束の幅が狭まる。よって、電気光学パネル10からの出射光のうち
集束性レンズアレイ20に入射する光量の割合(光の利用効率)を増加させることができ
る。
また、電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20との相対的な距離はスペーサガラ
ス60の厚さd1によって規定されるので、スペーサガラス60の感光体ドラム70側の
面(第1面601)をフレーム40の第1の対向面401に接触させることのみで、スペ
ーサガラス60のみならず電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20についても、フ
レーム40を基準として所期の位置に配置することが可能になる。さらに、本実施形態に
おいては感光体ドラム70の位置もフレーム40を基準として決定されるから、感光体ド
ラム70に対する電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20の相対的な位置決めを簡
易かつ高精度に行うことができる。
また、スペーサガラス60に電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20とが接着さ
れるから、各々が相互に接触しただけの状態で支持された構成と比較してより強固な固定
が可能となるとともに、経年変化により電気光学パネル10が撓むといった現象を未然に
防ぐといったことも可能になる。
さらに、スペーサガラス60は、その側面602が第2の対向面402に突き当てられ
るので、X−Y平面内における位置がフレーム40によって簡単に定まる。また、第1の
対向面401との接触部分および第2の対向面402との接触部分を接着剤で接合するの
で、スペーサガラス60の上下左右の位置のズレを防止することができ、ひいては、電気
光学パネル10と集束性レンズアレイ20の各位置のズレも防止される。したがって、安
定的に高品位な潜像(ひいては顕像)を感光体ドラム70の表面に形成することが可能に
なる。
また、以上の構成においては、集束性レンズアレイ20のX−Y平面内における位置は
第3の対向面403によって定まり、電気光学パネル10のX−Y平面内における位置は
第4の対向面404によって定まるから、電気光学パネル10と集束性レンズアレイ20
のX−Y方向における各位置を簡易な方法で確定することが可能になる。集束性レンズア
レイ20の側面202を第3の対向面403に接着剤で接合し、電気光学パネル10の基
板11の側面102を第4の対向面404に接着剤で接合するので、接着剤を用いない場
合と比較して、各集束性レンズアレイ20と電気光学パネル10とがフレーム40に対し
てより強固に固定される。
<電気光学装置の製造方法>
次に、上述した電気光学装置Dの製造方法について説明する。図5から図7は、電気光
学装置Dの製造方法における第1から第3の各工程を説明するための図である。図5によ
って示される第1の工程は、スペーサガラス60を設置する工程である。図6によって示
される第2の工程は、集束性レンズアレイ20を設置する工程である。図7によって示さ
れる第3の工程は、電気光学パネル10を設置する工程である。
まず、集束性レンズアレイ20の作動距離とスペーサガラス60の屈折率とに基づいて
集束性レンズアレイ20と電気光学パネル10との距離を決定し、決定した距離に応じた
厚さd1のスペーサガラス60を用意する。続いて、図5に示されるように、用意したス
ペーサガラス60を図中矢印B1方向に移動させて凹部40cに挿入し、側面602を第
2の対向面402に接触させた状態でさらに移動させる。そして、第1面601が第1の
対向面401に突き当たった状態でスペーサガラス60をフレーム40に固定する。スペ
ーサガラス60とフレーム40とは、第1の対向面401および第2の対向面402(ま
たは第1面601および側面602)に予め塗布された接着剤によって接合される。
次に、図6に示されるように、集束性レンズアレイ20を図中矢印B2方向に移動させ
て開口部Pに挿入し、側面202を第3の対向面403に接触させた状態でさらに移動さ
せる。そして、スペーサガラス60の第1面601に集束性レンズアレイ20の入光面2
01が突き当たった状態でフレーム40とスペーサガラス60とに集束性レンズアレイ2
0を固定する。集束性レンズアレイ20とフレーム40、フレーム40とスペーサガラス
60とは、第3の対向面403および第1面601(または集束性レンズアレイ20の入
光面201および側面202)に予め塗布された接着剤によって接合される。
続いて、図7に示されるように、電気光学パネル10を図中矢印B1方向に移動させ、
基板11の側面102をフレーム40の第4の対向面404に接触させた状態でさらに矢
印B1方向に移動させる。そして、基板11の出光面103をスペーサガラス60の第2
面603に突き当てて固定する。基板11とフレーム40、フレーム40とスペーサガラ
ス60とは、第2面603および第4の対向面404(または基板11の出光面103お
よび側面102)に予め塗布された接着剤によって接合される。
以上の工程で電気光学装置Dが完成すると、フレーム40を図中矢印B2方向に移動さ
せ、底面43を設置面Aに固定する。底面43と設置面Aとは、底面43あるいは設置面
Aに予め塗布された接着剤によって接合される。また、感光体ドラム70をフレーム40
の支持棒53に設置することで、電気光学素子Eの配列方向(直線L)と感光体ドラム7
0の中心軸Rとは平行になる。
以上説明したように、本実施形態に係る製造方法においては、スペーサガラス60をま
ずフレーム40に設置して所期の位置に固定する。そして、このスペーサガラス60に突
き当たるように(すなわちスペーサガラス60を基準として)集束性レンズアレイ20と
電気光学パネル10とを配置する。したがって、電気光学パネル10と集束性レンズアレ
イ20を所期の位置に簡易かつ高精度に配置することができる。
<変形例>
以上の形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以
下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上記実施形態では、感光体ドラム70はフレーム40の上面部41に一体に形成された
支持棒53によって支持される構成を説明した。しかしながら、支持棒53と上面部41
との相対的な位置の誤差が問題とならない場合には支持棒53がフレーム40とは別体と
された構成も採用される。この構成においては、支持棒53はフレーム40(上面部41
)に設置されてもよいし、他の部位(例えば設置面A)に設置されてもよい。
(2)変形例2
上記実施形態では、フレーム40は、各電気光学パネル10、集束性レンズアレイ20
、スペーサガラス60を全周にわたって囲むように保持する構成を例示したが、X−Y平
面内のスペーサガラス60の位置を定める別の機構が設けられる場合には、Z方向におけ
る位置のみが定まるようにフレーム40の形状を決定してもよい。すなわち、フレーム4
0は、階段状の形状を有する必要はなく第1の対向面さえ有していればよい。同様に、電
気光学パネル10と集束性レンズアレイ20のX−Y平面内における各位置がフレーム4
0によって規定される構成は必ずしも必要ではない。
(3)変形例3
上記実施形態では、スペーサガラス60の第2面603に電気光学パネル10の出光面
103を突き当てる構成としていたが、フレーム40の精度上の誤差が問題とならない場
合には、第2面603の代わりにフレーム40のうち電気光学パネル10側の表面405
に出光面103を接触させる構成としてもよい。このとき、スペーサガラス60の厚さd
1は距離d2に一致していてもよいし、距離d2より小さくてもよい。
(4)変形例4
上記実施形態では、電気光学装置を製造する工程として、まずスペーサガラス60を設
置し、2番目に集束性レンズアレイ20、3番目に電気光学パネル10を設置する順序を
説明した。しかしながら、集束性レンズアレイ20と電気光学パネル10を設置する各工
程はその順序が逆であってもよい。
(5)変形例5
上記実施形態では、電気光学パネル10の一例として、基板11の感光体ドラム70側
とは反対の表面に複数の電気光学素子Eが配列され、基板11が封止体30よりも感光体
ドラム70側に位置する構成(ボトムエミッションタイプ)について説明した。しかしな
がら、電気光学パネル10として別の構成が採用されてもよい。例えば、基板11の感光
体ドラム70側の表面に複数の電気光学素子Eが配列され、封止体30によってこれら電
気光学素子Eを被覆する構成(トップエミッションタイプ)であってもよい。また、封止
体30の幅(Y方向の幅)が基板11を上回る場合には、基板11の代わりに封止体30
を第4の対向面404に接触させる構成としてもよい。
(6)変形例6
上記実施形態では、各スペーサガラス60、集束性レンズアレイ20、電気光学パネル
10およびフレーム40の相互の接触面を接着剤により接合させる態様としていたが、支
持機構を適宜設ける構成とすれば、必ずしも接着させる必要はない。要は、各要素間の相
対的な位置が安定的に定められるような構成とすればよい。
(7)変形例7
本発明における電気光学素子とは、電気エネルギの付与に応じて輝度や透過率といった
光学的な性状が変化する要素である。本発明の電気光学素子について、自身が光を放射す
る自発光型の素子と外光の透過率を変化させる非発光型の素子との区別や、電流の供給に
よって駆動される電流駆動型の素子と電圧の印加によって駆動される電圧駆動型の素子と
の区別は不問である。例えば、以上の各形態にて例示したOLED素子に代えて、無機E
L素子やフィールド・エミッション(FE)素子、表面導電型エミッション(SE:Surf
ace-conduction Electron-emitter)素子、弾道電子放出(BS:Ballistic electron
Surface emitting)素子、LED(Light Emitting Diode)素子、液晶素子、電気
泳動素子、エレクトロクロミック素子など様々な電気光学素子を本発明に利用することが
できる。
<応用例>
次に、本発明の電気光学装置を利用した電子機器のひとつの形態として画像形成装置を
例示する。
図8は、以上の各形態に係る電気光学装置Dを露光ヘッドとして採用した画像形成装置
の構成を示す断面図である。画像形成装置は、タンデム型のフルカラー画像形成装置であ
り、以上の形態に係る4個の電気光学装置D(DK,DC,DM,DY)と、各電気光学装置
Dに対応する4個の感光体ドラム70(70K,70C,70M,70Y)とを具備する。ひ
とつの電気光学装置Dは、これに対応した感光体ドラム70の像形成面(外周面)に対向
するように配置される。なお、各符号の添字「K」「C」「M」「Y」は、黒(K)、シアン
(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各顕像の形成に利用されることを意味してい
る。
図8に示すように、駆動ローラ711と従動ローラ712とには無端の中間転写ベルト
72が巻回される。4個の感光体ドラム70は、相互に所定の間隔をあけて中間転写ベル
ト72の周囲に配置される。各感光体ドラム70は、中間転写ベルト72の駆動に同期し
て回転する。
各感光体ドラム70の周囲には、電気光学装置Dのほかにコロナ帯電器731(731
K,731C,731M,731Y)と現像器732(732K,732C,732M,732Y
)とが配置される。コロナ帯電器731は、これに対応する感光体ドラム70の像形成面
を一様に帯電させる。この帯電した像形成面を各電気光学装置Dが露光することで静電潜
像が形成される。各現像器732は、静電潜像に現像剤(トナー)を付着させることで感
光体ドラム70に顕像(可視像)を形成する。
以上のように感光体ドラム70に形成された各色(黒・シアン・マゼンタ・イエロー)
の顕像が中間転写ベルト72の表面に順次に転写(一次転写)されることでフルカラーの
顕像が形成される。中間転写ベルト72の内側には4個の一次転写コロトロン(転写器)
74(74K,74C,74M,74Y)が配置される。各一次転写コロトロン74は、これ
に対応する感光体ドラム70から顕像を静電的に吸引することによって、感光体ドラム7
0と一次転写コロトロン74との間隙を通過する中間転写ベルト72に顕像を転写する。
シート(記録材)75は、ピックアップローラ761によって給紙カセット762から
1枚ずつ給送され、中間転写ベルト72と二次転写ローラ77との間のニップに搬送され
る。中間転写ベルト72の表面に形成されたフルカラーの顕像は、二次転写ローラ77に
よってシート75の片面に転写(二次転写)され、定着ローラ対78を通過することでシ
ート75に定着される。排紙ローラ対79は、以上の工程を経て顕像が定着されたシート
75を排出する。
以上に例示した画像形成装置はOLED素子を光源(露光手段)として利用しているの
で、レーザ走査光学系を利用した構成よりも装置が小型化される。なお、以上に例示した
以外の構成の画像形成装置にも本発明を適用することができる。例えば、ロータリ現像式
の画像形成装置や、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムからシートに対して直接的
に顕像を転写するタイプの画像形成装置、あるいはモノクロの画像を形成する画像形成装
置にも本発明に係る電気光学装置を利用することが可能である。
なお、本発明に係る電気光学装置の用途は像担持体の露光に限定されない。例えば、本
発明の電気光学装置は、原稿などの読取対象に光を照射するライン型の光ヘッド(照明装
置)として画像読取装置に採用される。この種の画像読取装置としては、スキャナ、複写
機やファクシミリの読取部分、バーコードリーダ、あるいはQRコード(登録商標)のよ
うな二次元画像コードを読む二次元画像コードリーダがある。
本発明の一実施形態に係る電気光学装置と周辺装置の構成を示す側面図である。 電気光学装置の構成を示す分解斜視図である。 図1および図2のIII−III線矢視断面図である。 電気光学装置の平面図である。 電気光学装置を製造する一工程を説明するための図である。 電気光学装置を製造する一工程を説明するための図である。 電気光学装置を製造する一工程を説明するための図である。 画像形成装置の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
10…電気光学パネル、11…基板、101…素子配列面、102,202,602…
側面、103…出光面、20…集束性レンズアレイ、201…入光面、30…封止体、4
0…フレーム、41…上面部、42…側面部、43…底面、40c…凹部、401…第1
の対向面、402…第2の対向面、403…第3の対向面、404…第4の対向面、40
5…表面、51…回転軸、52…軸受、53…支持棒、60…スペーサガラス、601…
第1面、602…側面、603…第2面、70…感光体ドラム、D…電気光学装置、E…
電気光学素子、L…直線、P…開口部、R…中心軸。

Claims (11)

  1. 複数の電気光学素子が配列された電気光学パネルと、
    前記各電気光学素子からの出射光を集束させる集束性レンズと、
    前記電気光学パネルと前記集束性レンズの間に介在して双方に接触する光透過性のスペ
    ーサと、
    前記スペーサのうち前記集束性レンズ側の表面である第1面に対向する第1の対向面を
    含むフレームとを具備し、
    前記第1面と前記第1の対向面は接触する
    電気光学装置。
  2. 前記フレームは、前記スペーサの側面に対向する第2の対向面を含み、
    前記第2の対向面は前記スペーサの前記側面に接触する
    請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記フレームは、前記集束性レンズの側面に対向する第3の対向面を含み、
    前記第3の対向面は前記集束性レンズの前記側面に接触する
    請求項1または請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記フレームは、前記電気光学パネルの側面に対向する第4の対向面を含み、
    前記第4の対向面は前記電気光学パネルの前記側面に接触する
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 前記スペーサは、前記フレームの前記第1の対向面、または前記第1および第2の対向
    面の少なくともいずれかに接合される
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気光学装置。
  6. 前記スペーサは、前記電気光学パネルおよび前記集束性レンズの少なくともいずれかに
    接合される
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電気光学装置。
  7. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電する帯電器と、
    前記像担持体の帯電された面に各電気光学素子からの出射光を照射して潜像を形成する
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の電気光学装置と、
    前記潜像に対する現像剤の付着によって前記像担持体に顕像を形成する現像器と、
    前記顕像を前記像担持体から他の物体に転写する転写器と
    を備える画像形成装置。
  8. 電気光学装置の製造方法であって、
    前記電気光学装置は、複数の電気光学素子が配列された電気光学パネルと、前記各電気
    光学素子からの出射光を集束させる集束性レンズと、前記電気光学パネルと前記集束性レ
    ンズの間に介在して双方に接触する光透過性のスペーサと、前記スペーサのうち前記集束
    性レンズ側の表面に対向する第1の対向面を含むフレームとを含み、
    前記スペーサの前記集束性レンズ側の表面である第1面を前記第1の対向面に突き当て
    る第1工程と、
    前記スペーサのうち前記電気光学パネル側の表面である第2面に前記電気光学パネルを
    突き当てるとともに、前記第1面に前記集束性レンズアレイを突き当てる第2工程と
    を含む電気光学装置の製造方法。
  9. 前記フレームは、前記スペーサの側面に対向する第2の対向面を含み、
    前記第1工程において、前記第2の対向面に、前記スペーサの前記側面を接触させる
    請求項8に記載の電気光学装置の製造方法。
  10. 前記第1の工程において、前記スペーサは、前記第1の対向面および前記第2の対向面
    の少なくともいずれかにおいて前記フレームに接合される
    請求項8または請求項9に記載の電気光学装置の製造方法。
  11. 前記第2の工程において、前記電気光学パネルおよび前記集束性レンズの少なくともい
    ずれかが、前記スペーサに接合される
    請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法。
JP2006082256A 2006-03-24 2006-03-24 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法 Pending JP2007253502A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006082256A JP2007253502A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法
US11/677,826 US7551193B2 (en) 2006-03-24 2007-02-22 Electro-optical apparatus, image-forming apparatus and method of manufacturing electro-optical apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006082256A JP2007253502A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007253502A true JP2007253502A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38574779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006082256A Pending JP2007253502A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7551193B2 (ja)
JP (1) JP2007253502A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9387688B2 (en) * 2008-07-22 2016-07-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Exposure device and method for producing the same
JP2010052152A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Brother Ind Ltd 露光装置およびその製造方法
JP2018144246A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 コニカミノルタ株式会社 光書き込み装置及び画像形成装置
US11054760B2 (en) 2019-09-12 2021-07-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63103288A (ja) 1986-10-21 1988-05-07 オリンパス光学工業株式会社 端面発光el素子投影光学系
US4829321A (en) * 1987-04-23 1989-05-09 Hitachi Cable, Ltd. Optical printer head with a light emitting diode array
JP3007199B2 (ja) * 1991-09-30 2000-02-07 ローム株式会社 Ledヘッド
JPH05177869A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Rohm Co Ltd Ledヘッド
US6025863A (en) * 1997-04-14 2000-02-15 Oki Data Corporation LED head for illuminating a surface of a photoconductive body
JP2004058448A (ja) 2002-07-29 2004-02-26 Denso Corp 光プリンタヘッド
JP2005181529A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Fuji Photo Film Co Ltd 露光装置
US7796187B2 (en) * 2004-02-20 2010-09-14 Flextronics Ap Llc Wafer based camera module and method of manufacture
KR100754178B1 (ko) * 2005-08-16 2007-09-03 삼성전자주식회사 유기발광다이오드 어레이를 발광원으로 채용한 노광장치 및 이를 적용한 화상형성장치
JP2008132760A (ja) * 2006-10-26 2008-06-12 Seiko Epson Corp ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070236554A1 (en) 2007-10-11
US7551193B2 (en) 2009-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100789871B1 (ko) 전기 광학 장치, 화상 인쇄 장치 및 전기 광학 장치의 제조방법
US7660022B2 (en) Electro-optical device, image printing apparatus, and method of manufacturing electro-optical device
KR20080029873A (ko) 전기 광학 장치, 화상 형성 장치
KR20070102944A (ko) 전기 광학 장치 및 전자 기기
JP2007253502A (ja) 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法
JP2008080758A (ja) プリンタヘッドの製造方法及びプリンタヘッドの製造装置
JP4548497B2 (ja) 有機elヘッドおよびそれを用いた印刷装置
US20110242264A1 (en) Optical head and electronic device
JP2007190742A (ja) 電気光学装置および画像印刷装置
JP2007090815A (ja) 電気光学モジュール及び電気光学装置並びに電子機器
JP5167611B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2007241022A (ja) 集束性レンズアレイの固定方法
JP2007237575A (ja) 電気光学装置、画像形成装置および電気光学装置の製造方法
JP2007283546A (ja) 露光装置および画像形成装置
JP4857686B2 (ja) 画像印刷装置および発光装置
JP2007237637A (ja) 電気光学装置および画像形成装置
JP4552666B2 (ja) 電気光学装置およびその製造方法、ならびに画像印刷装置および画像読み取り装置
JP2009099379A (ja) 発光装置及び電子機器
JP2011131457A (ja) 光源装置および画像形成装置
JP2007253503A (ja) 電気光学装置および画像形成装置
US11422482B2 (en) Light-emitting diode exposure head and image forming apparatus including light-emitting diode exposure head
KR20090086315A (ko) 노광 헤드, 화상 형성 유닛 및, 화상 형성 장치
JP2006289957A (ja) 画像形成装置
JP2006224316A (ja) 発光パネルおよび画像印刷装置
JP2011016321A (ja) 発光装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110