JP2005181529A - 露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のライン状発光素子アレイからなる露光ヘッドを用いてカラー画像を露光する装置において、副走査方向に並設するライン状発光素子アレイの数を比較的少くして、筋ムラの発生を防止する。
【解決手段】 シアン発色用面状赤色発光素子アレイ6Rと、マゼンタ発色用面状緑色発光素子アレイ6Gと、イエロー発色用面状青色発光素子アレイ6Bとからなる露光ヘッド1を備え、該露光ヘッド1とカラー感光体40とを副走査手段50により副走査方向に相対移動させて該感光体40に2次元カラー画像を露光する露光装置5において、副走査に伴ってカラー感光体40の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、発光素子アレイ6R、6G、6BについてそれぞれNc、Nm、Nyとしたとき、Ny<NmかつNc≦Nmに設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 シアン発色用面状赤色発光素子アレイ6Rと、マゼンタ発色用面状緑色発光素子アレイ6Gと、イエロー発色用面状青色発光素子アレイ6Bとからなる露光ヘッド1を備え、該露光ヘッド1とカラー感光体40とを副走査手段50により副走査方向に相対移動させて該感光体40に2次元カラー画像を露光する露光装置5において、副走査に伴ってカラー感光体40の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、発光素子アレイ6R、6G、6BについてそれぞれNc、Nm、Nyとしたとき、Ny<NmかつNc≦Nmに設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は露光装置に関し、特に詳細には、面状発光素子アレイからなる露光ヘッドを用いて、カラー感光体に2次元画像を露光する露光装置に関するものである。
従来、主走査方向に所定ピッチで並設された複数の発光素子からなるライン状発光素子アレイが、前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイを用い、該アレイの発光素子から発せられた光により感光体を露光する露光ヘッドが公知となっている。そして最近では、上記発光素子として有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子を用いてなる露光ヘッドも種々提案されている。
また、例えば特許文献1に示されるように、上記面状発光素子アレイからなる露光ヘッドと感光体とを相対的に移動させて副走査を行い、副走査に伴ってN個のライン状発光素子アレイにより感光体の同一部分をN回露光して、該感光体に2次元画像を記録する露光装置も知られている。このように感光体の同一部分を多重露光すれば、露光量のダイナミックレンジをより高く確保して、高階調の画像を記録可能となる。なおこの特許文献1には、その種の露光装置において、ライン状発光素子アレイとしてそれぞれ赤色、緑色および青色の光を発するものを用いて、カラー感光体にカラー画像を露光することも記載されている。
特開2001−356422号公報
上記面状発光素子アレイからなる露光ヘッドを用いる露光装置においては、高精細な画像を露光する上で、複数の発光素子の発光特性が均一になっていることが望まれる。特に、主走査方向に並ぶ複数の発光素子の発光量が不揃いになっていると、例えばそれらが同じ画像信号に基づいて駆動されたとき、各発光素子による露光量に差が生じるので、記録画像において濃度ムラが発生する。この濃度ムラは、副走査に伴って副走査方向に筋状に延びるので、一般に「筋ムラ」と称されている。
先に述べたように、感光体の同一部分をN回多重露光する露光装置においては、複数の発光素子からの光を重ね合わせることにより、主走査方向に亘る発光量の不揃いが均一化されるため、上述の筋ムラ発生を抑える効果も得られる。しかし従来の露光装置においては、そのような多重露光を行う構成を適用しても、特にシアンやマゼンタの部分に筋ムラが発生しやすく、それらを良好に抑えるためには、非常に多数の発光素子アレイを副走査方向に並設する必要があるという問題が認められていた。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、複数のライン状発光素子アレイからなる露光ヘッドを用いてカラー画像を露光する装置において、副走査方向に並設するライン状発光素子アレイの数を比較的少くして、筋ムラ発生を防止することを目的とする。
本発明による第1の露光装置は、
それぞれシアン、マゼンタおよびイエローに発色する第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料を含むカラー感光体を露光する露光装置であって、
前記第1感光材料を感光させる光を発する第1発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第1ライン状発光素子アレイ、前記第2感光材料を感光させる光を発する第2発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第2ライン状発光素子アレイ、および前記第3感光材料を感光させる光を発する第3発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第3ライン状発光素子アレイが、それぞれ前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイから構成された露光ヘッドと、
この露光ヘッドとカラー感光体とを、前記副走査方向に相対的に移動させる副走査手段とを備え、
副走査に伴って、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイによりそれぞれ、前記カラー感光体の同一部分を複数回露光して、該カラー感光体に2次元カラー画像を露光する露光装置において、
前記カラー感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイについてそれぞれNc、Nm、Nyとしたとき、Ny<NmかつNc≦Nmとされていることを特徴とするものである。
それぞれシアン、マゼンタおよびイエローに発色する第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料を含むカラー感光体を露光する露光装置であって、
前記第1感光材料を感光させる光を発する第1発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第1ライン状発光素子アレイ、前記第2感光材料を感光させる光を発する第2発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第2ライン状発光素子アレイ、および前記第3感光材料を感光させる光を発する第3発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第3ライン状発光素子アレイが、それぞれ前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイから構成された露光ヘッドと、
この露光ヘッドとカラー感光体とを、前記副走査方向に相対的に移動させる副走査手段とを備え、
副走査に伴って、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイによりそれぞれ、前記カラー感光体の同一部分を複数回露光して、該カラー感光体に2次元カラー画像を露光する露光装置において、
前記カラー感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイについてそれぞれNc、Nm、Nyとしたとき、Ny<NmかつNc≦Nmとされていることを特徴とするものである。
なお上記構成を有する本発明による第1の露光装置において、特に好ましくはNy<Ncとされる。
さらに本発明による第1の露光装置において、特に好ましくは6.25≦Nm/Nyおよび/または2.78≦Nc/Nyとされる。
一方、本発明による第2の露光装置は、
それぞれシアン、マゼンタおよびイエローに発色する第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料を含むカラー感光体を露光する露光装置であって、
前記第1感光材料を感光させる光を発する第1発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第1ライン状発光素子アレイ、前記第2感光材料を感光させる光を発する第2発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第2ライン状発光素子アレイ、および前記第3感光材料を感光させる光を発する第3発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第3ライン状発光素子アレイが、それぞれ前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイから構成された露光ヘッドと、
この露光ヘッドとカラー感光体とを、前記副走査方向に相対的に移動させる副走査手段とを備え、
副走査に伴って、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイによりそれぞれ、前記カラー感光体の同一部分を複数回露光して、該カラー感光体に2次元カラー画像を露光する露光装置において、
前記カラー感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイについてそれぞれNc、Nm、Nyとし、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイにおける発光素子の光量バラツキをそれぞれσc、σm、σyとしたとき、
σc/Nc1/2≦0.004、σm/Nm1/2≦0.003、σy/Ny1/2≦0.009 となっていることを特徴とするものである。
それぞれシアン、マゼンタおよびイエローに発色する第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料を含むカラー感光体を露光する露光装置であって、
前記第1感光材料を感光させる光を発する第1発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第1ライン状発光素子アレイ、前記第2感光材料を感光させる光を発する第2発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第2ライン状発光素子アレイ、および前記第3感光材料を感光させる光を発する第3発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第3ライン状発光素子アレイが、それぞれ前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイから構成された露光ヘッドと、
この露光ヘッドとカラー感光体とを、前記副走査方向に相対的に移動させる副走査手段とを備え、
副走査に伴って、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイによりそれぞれ、前記カラー感光体の同一部分を複数回露光して、該カラー感光体に2次元カラー画像を露光する露光装置において、
前記カラー感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイについてそれぞれNc、Nm、Nyとし、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイにおける発光素子の光量バラツキをそれぞれσc、σm、σyとしたとき、
σc/Nc1/2≦0.004、σm/Nm1/2≦0.003、σy/Ny1/2≦0.009 となっていることを特徴とするものである。
なお、この本発明による第2の露光装置において、さらに望ましくは、σc/Nc1/2≦0.003、σm/Nm1/2≦0.002、σy/Ny1/2≦0.005 とされる。
また、本発明による第1および第2の露光装置において、ライン状発光素子アレイを構成する前記第1発光素子、第2発光素子および第3発光素子としては、それぞれ赤色、緑色および青色の光を発する素子を好適に用いることができる。そのような発光素子として、より具体的には、有機EL素子、LED(発光ダイオード)とアパーチャマスクを組み合わせてなる素子、液晶シャッタ素子、PLZT素子等が挙げられる。なお液晶シャッタ素子、PLZTシャッタ素子は自発光素子ではなく、光源から発せられた光を液晶シャッタやPLZTシャッタで変調して出射させるものであるが、それらも他の自発光素子と同様に本発明の露光装置への適用が可能である。
また本発明は、前記第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料として、ハロゲン化銀カラー感光材料を露光する露光装置に適用されることが好ましい。
感光材料が露光量Eを受けたときに発現する光学濃度Dは、近似的にD=kE(kは感光材料の感度)と表すことができる。そこで、露光量Eが微小量ΔEだけ変動したときの光学濃度Dの変化ΔD=kΔEとなり、濃度バラツキΔD/D=ΔE/Eとなる。そして、N個の発光素子の間にある光量バラツキσ(=ΔE/Eである)が存在しても、それらからの発光光によって感光体を多重露光すると、重ね合わせ効果で光量の多寡が相殺されて、露光量のバラツキが光量バラツキσの1/N1/2 に抑えられる。したがって、濃度ムラとして検知される濃度バラツキΔD/Dは
ΔD/D=ΔE/E=σ/N1/2・・・(1) となる。
ΔD/D=ΔE/E=σ/N1/2・・・(1) となる。
副走査方向に並設したN個のライン状発光素子アレイにより感光体の同一部分をN回露光するようにした従来の露光装置においては、上記理由から前述の筋ムラ発生が抑制されるものであるが、先に述べた通り、ライン状発光素子アレイの並設数をかなり多くしないと、特にシアンやマゼンタの部分に筋ムラが発生しやすくなっていた。本発明者の研究によるとこの問題は、従来装置ではシアン発色用、マゼンタ発色用、イエロー発色用のライン状発光素子アレイを互いに同数設置していることに起因するものであることが判明した。以下、その点について詳しく説明する。
図4は、画像の濃度ムラに対する人間の視覚的検知感度の周波数依存性を示すグラフである。なおここでは、濃度ムラとして検知できるか否かの限界の濃度バラツキΔD/Dを縦軸に取り、それを横軸の空間周波数毎に示してある。つまり、このグラフの曲線が下にあるほど、より小さい濃度バラツキをムラとして検知できる、すなわち感度が高いということになる。
一般の銀塩写真カラー感光体等は、シアンに発色する感光材料、マゼンタに発色する感光材料、イエローに発色する感光材料を含んで構成されているが、この図4に示される通り、画像の濃度ムラに対する人間の視覚的検知感度はそれら各色に対して均等ではなく、感度が高い方からマゼンタ、シアン、イエローの順となっている。つまり、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎に考えると、それぞれ最小で0.003、0.002、0.005の濃度バラツキΔD/Dまで濃度ムラとして検知されることになる。
そこで、上述の重ね合わせ効果を得るために、各色発色用のライン状発光素子アレイを副走査方向にいずれもN個並設した場合、例えば、イエローの濃度ムラは検知されなくなっても、マゼンタの濃度ムラは検知されてしまう、といった問題が発生し得るのである。ライン状発光素子アレイの並設数Nを非常に多くすれば、マゼンタの濃度ムラも検知されなくなるが、そのようにすれば、例えばイエローの濃度ムラに対しては過剰な数のライン状発光素子アレイを並設していることになり、露光装置の不必要なコストアップを招く。
本発明は上記の知見に基づいて得られたものであり、本発明による第1の露光装置は、シアン発色用第1ライン状発光素子アレイ、マゼンタ発色用第2ライン状発光素子アレイ、およびイエロー発色用第3ライン状発光素子アレイそれぞれの副走査方向並設数Nc、NmおよびNyをNy<NmかつNc≦Nmと設定しているので、濃度ムラの感度が比較的高いマゼンタに対してはより多数(Nm個)のライン状発光素子アレイによって濃度ムラの発生を確実に防止し、その一方濃度ムラの感度が比較的低いイエローに対してはより少数(Ny個)のライン状発光素子アレイによって濃度ムラの発生を防止するとともに、該アレイを過剰に並設することによる不必要なコストアップを避けることができる。以上のことは、マゼンタとシアンとの間でも基本的に同様であるが、図4に示される通りマゼンタとシアン間の濃度ムラ検知感度差は比較的小さいので、Nc=Nmに設定してもよいものとする。
また、本発明による第1の露光装置において特にNy<Ncとされた場合は、シアンとイエローとの間でも上記と同様に、より検知されやすいシアンの筋ムラを確実に抑制する一方、イエロー発色用ライン状発光素子アレイを過剰に並設することによる不必要なコストアップを避けることができる。
さらに、本発明による第1の露光装置において特に6.25≦Nm/Nyとされた場合は、より検知されやすいマゼンタの筋ムラを確実に抑制する一方、イエロー発色用ライン状発光素子アレイを過剰に並設することによる不必要なコストアップを避けることができる、という効果がより確実なものとなる。すなわち前述の図4において、濃度ムラとして検知される限界の濃度バラツキΔD/Dを、マゼンタ、イエローについてそれぞれΔD/Dm、ΔD/Dyとすると、(ΔD/Dy)/(ΔD/Dm)≒0.005/0.002=2.5となる。したがって前記(1)式に基づくと、2.5≦(Nm/Ny)1/2となっていれば、つまり6.25≦Nm/Nyとなっていれば、上記効果がより確実に得られるようになる。
同様に、本発明による第1の露光装置において特に2.78≦Nc/Nyとされた場合は、より検知されやすいシアンの筋ムラを確実に抑制する一方、イエロー発色用ライン状発光素子アレイを過剰に並設することによる不必要なコストアップを避けることができる、という効果がより確実なものとなる。すなわち前述の図4において、濃度ムラとして検知される限界の濃度バラツキΔD/Dを、シアン、イエローについてそれぞれΔD/Dc、ΔD/Dyとすると、(ΔD/Dy)/(ΔD/Dc)≒0.005/0.003=5/3となる。したがって前記(1)式に基づくと、5/3≦(Nm/Ny)1/2となっていれば、つまり(5/3)2=2.78≦Nc/Nyとなっていれば、上記効果がより確実に得られるようになる。
なお上記の図4は、ほぼどのような条件下でも濃度ムラを検知できないという、超高画質を達成するための特性を示したものであるが、一般ユーザー用の画像においては、目を凝らして良く見れば濃度ムラが検知できるというレベルの画質でも十分であることが多く、そのような画質の場合、前記限界の濃度バラツキΔD/Dは約1.5倍程度大きくなる。つまりその場合の限界の濃度バラツキΔD/Dは、シアン、マゼンタ、イエローについてそれぞれ、0.004、0.003、0.009程度となる。
本発明による第2の露光装置は、上記の知見および前記(1)式に基づき、発生する濃度バラツキΔD/Dを、シアン、マゼンタ、イエロー毎にそれぞれ濃度ムラが検知できる限界の値よりも小さくしておくものである。つまり、σc/Nc1/2≦0.004、σm/Nm1/2≦0.003、σy/Ny1/2≦0.009としておくことにより、各色の筋ムラ発生が、良く観察しなければ検知されない程度まで抑えられるようになる。
なお、上記限界の濃度バラツキΔD/Dをさらに厳しくして図4に示される値を適用すれば、つまりσc/Nc1/2≦0.003、σm/Nm1/2≦0.002、σy/Ny1/2≦0.005とすれば、ほぼどのような条件下でも筋ムラが検知されることのない超高画質を実現可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による露光装置5の側面形状を示すものである。図示の通りこの露光装置5は露光ヘッド1を有し、この露光ヘッド1は、透明基板10と、この透明基板10の上に蒸着により形成された多数の有機EL素子20と、該有機EL素子20の発光光による像をカラー感光体40上に結像させる等倍結像光学系としての屈折率分布型レンズアレイ30(30R,30G,30B)と、上記透明基板10や屈折率分布型レンズアレイ30を支持する支持体50とを備えている。
そして露光装置5は、上記露光ヘッド1に加えて、カラー感光体40を矢印Yで示す副走査方向に定速搬送する例えばニップローラ等からなる副走査手段51を備えて構成されている。
上記有機EL素子20は、ガラス等からなる透明基板10上に、透明陽極21、発光層を含んで1画素単位にパターニングされた有機化合物層22、および金属陰極23が順次蒸着により積層されて形成されてなるものである。この有機EL素子20を構成する要素は、例えばステンレス製の缶等からなる封止部材25内に配置されている。つまり、この封止部材25の縁部と透明基板10とが接着され、乾燥窒素ガスが充填された封止部材25内に有機EL素子20が封止されている。
上記構成の有機EL素子20において、透明陽極21と金属陰極23との間に所定電圧が印加されると、有機化合物層22に含まれる発光層が発光し、発光光が透明陽極21および透明基板10を介して取り出される。このような有機EL素子20は、波長安定性に優れる特性がある。なお、有機EL素子20の配列状態については、後に詳しく説明する。
ここで透明陽極21は、400nm〜700nmの可視光の波長領域において、少なくとも50パーセント以上、好ましくは70パーセント以上の光透過率を有するものが好ましい。透明陽極21の材料としては、酸化錫、酸化錫インジウム(ITO)、酸化亜鉛インジウム等、透明電極材料として従来公知の化合物を適宜用いることができるが、その他、金や白金など仕事関数が大きい金属からなる薄膜を用いてもよい。また、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロールまたはこれらの誘導体などの有機化合物を用いることもできる。なお、沢田豊監修「透明導電膜の新展開」シーエムシー社刊(1999年)には、透明導電膜について詳細な記載があり、そこに示されているものを本発明に適用することも可能である。また透明陽極21は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などによって透明基板10上に形成することができる。
一方、有機化合物層22は、発光層のみからなる単層構造であってもよいし、発光層の他に、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層等のその他の層を適宜有する積層構造であってもよい。有機化合物層22および電極の具体的な層構成としては、陽極/ホール注入層/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極とする構成や、陽極/発光層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極とする構成等が挙げられる。また、発光層、ホール輸送層、ホール注入層、電子注入層は、それぞれ複数設けられてもよい。
金属陰極23は、仕事関数の低いLi、Kなどのアルカリ金属、Mg、Caなどのアルカリ土類金属、およびこれらの金属とAgやAlなどとの合金や混合物等の金属材料から形成されるのが好ましい。陰極における保存安定性と電子注入性とを両立させるために、上記材料で形成した電極を、仕事関数が大きく導電性の高いAg、Al、Auなどで更に被覆してもよい。なお、金属陰極23も透明陽極21と同様に、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法などの公知の方法で形成することができる。
次に、有機EL素子20の配列状態について詳しく説明する。図2は、露光ヘッド1における透明陽極21および金属陰極23の配置状態を示すものであり、また図3はそれらの配置状態を拡大して示すものである。図示のように透明陽極21は、ほぼ副走査方向に長く延びる所定形状にパターニングされて、この方向に配列される有機EL素子20についての共通電極とされている。本例ではこれらの透明陽極21が、主走査方向に260×30=7800本並べて配設されている。他方、金属陰極23は、主走査方向に直線状に延びる形状を有するもので、この方向に配列される有機EL素子20についての共通電極とされている。本例ではこれらの金属陰極23が、副走査方向に128本並べて配設されている。
上記透明陽極21および金属陰極23はそれぞれ、いわゆるコラム(列)電極、ロウ(行)電極とされており、図1に示す駆動回路80により、画像信号に応じて選択された透明陽極21と、線順次駆動される金属陰極23との間に所定の電圧が印加される。すると、電圧印加している透明陽極21と金属陰極23との交差部分に積層されている有機化合物層22に含まれる発光層が発光し、この発光光が透明基板10側から取り出される。つまり本実施形態では、透明陽極21と金属陰極23との交差部分単位で1つの有機EL素子20が構成されており、該有機EL素子20が複数主走査方向に所定ピッチで配設されてライン状発光素子アレイが構成され、そしてこのライン状発光素子アレイが副走査方向に複数配設されて面状発光素子アレイが構成されている。
なお本実施形態では、上述の通り、いわゆるパッシブマトリクス(passive matrix)駆動方式を採用しており、その駆動は適宜公知の方法によって行えばよいものであるから、それについての詳しい説明は省略する。また、このようなパッシブマトリクス駆動方式に限らず、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス(active matrix)」駆動方式を採用することも可能である。
本実施形態においてカラー感光体40としては、シアンに発色する第1感光材料を含む層、マゼンタに発色する第2感光材料を含む層、およびイエローに発色する第3感光材料を含む層を有するハロゲン化銀カラーペーパーが用いられており、露光ヘッド1は、このカラー感光体40にフルカラー画像の潜像を露光可能に形成されている。以下、そのための構成を詳しく説明する。
有機EL素子20はより詳しくは、有機化合物層22に含まれる発光層の組成に応じて赤色光を発するもの、緑色光を発するもの、および青色光を発するものからなり、以下、それらを区別して説明する場合は各々、有機EL素子20R、有機EL素子20G、および有機EL素子20Bと称することとする。ここで、上記カラー感光体40の第1感光材料は有機EL素子20Rから発せられた赤色光に感光してシアンに発色し、第2感光材料は有機EL素子20Gから発せられた緑色光に感光してマゼンタに発色し、そして第3感光材料は有機EL素子20Bから発せられた青色光に感光してイエローに発色する。
有機EL素子20Rは、図2に示すR領域に配置されており、主走査方向に並ぶ7800個で1つのライン状赤色発光素子アレイが構成され、そしてこのライン状赤色発光素子アレイが副走査方向に32個並設されて面状赤色発光素子アレイ6Rが構成されている。
有機EL素子20Gは、図2に示すG領域に配置されており、主走査方向に並ぶ7800個で1つのライン状緑色発光素子アレイが構成され、そしてこのライン状緑色発光素子アレイが副走査方向に64個並設されて面状緑色発光素子アレイ6Gが構成されている。
有機EL素子20Bは、図2に示すB領域に配置されており、主走査方向に並ぶ7800個で1つのライン状青色発光素子アレイが構成され、そしてこのライン状青色発光素子アレイが副走査方向に32個並設されて面状青色発光素子アレイ6Bが構成されている。
なお図1では、面状赤色発光素子アレイ6R、面状緑色発光素子アレイ6Gおよび面状青色発光素子アレイ6Bを構成する各ライン状発光素子アレイの個数は便宜的にそれぞれ6個として示してある。
ここで本実施形態では、図2に示したR、GおよびB領域を1枚のガラス基板上に形成して、G領域と、RおよびB領域の2領域を同時独立にパッシブマトリクス駆動するようにしている(デュアルスキャン)。そして、G領域の透明陽極駆動用に260ch(チャンネル)の陽極駆動ICがカスケード接続で30個直列に配置され、金属陰極駆動用に64chの陰極駆動ICが1個設けられている。またRおよびB領域の透明陽極駆動用に260chの陽極駆動ICがカスケード接続で30個直列に配置され、金属陰極駆動用に64chの陰極駆動ICが1個設けられている。これら合計62個のICは、R、GおよびB領域が形成されている上記ガラス基板の周りを取り囲むように、COF(Chip on Flex)により配設されている。
図1に示す露光装置5において、カラー感光体40に画像露光する際には、露光ヘッド1の面状赤色発光素子アレイ6R、面状緑色発光素子アレイ6Gおよび面状青色発光素子アレイ6Bが、それぞれ前記駆動回路80により赤色画像データ、緑色画像データおよび青色画像データに基づいて駆動され、それとともに副走査手段51によってカラー感光体40が矢印Yで示す副走査方向に定速搬送される。
このとき、面状緑色発光素子アレイ6Gの64個のライン状緑色発光素子アレイからの緑色光による像、面状赤色発光素子アレイ6Rの32個のライン状赤色発光素子アレイからの赤色光による像、および面状青色発光素子アレイ6Bの32個のライン状青色発光素子アレイからの青色光による像が、それぞれ屈折率分布型レンズアレイ30G,30R,30Bによってカラー感光体40上に等倍で結像される。それにより、64個のライン状緑色発光素子アレイからの緑色光で露光された部分が、次いで32個のライン状赤色発光素子アレイからの赤色光で露光され、さらに32個のライン状青色発光素子アレイからの青色光で露光される。そして、このようにして形成されるフルカラーの主走査ラインが、カラー感光体40の搬送に伴って副走査方向に順次並んで形成され、カラー感光体40に2次元フルカラー画像の潜像が露光、記録される。この潜像は図示しない公知の現像手段によって現像処理され、顕像化される。
なお、上記屈折率分布型レンズアレイ30Rとしては、例えばセルフォックレンズ(登録商標)からなる屈折率分布型レンズを、1つの有機EL素子20Rに対して1個ずつ配してなるもの等を用いることができる。他の屈折率分布型レンズアレイ30G,30Bも同様である。
面状赤色発光素子アレイ6R、面状緑色発光素子アレイ6Gおよび面状青色発光素子アレイ6Bの各有機EL素子20R、20Gおよび20Bは、パルス状に発光するように駆動され、例えばそのパルス幅を制御する等により、各画素毎に階調を出して、カラー感光体40に連続調画像を露光可能となる。そしてカラー感光体40の同一部分が、面状緑色発光素子アレイ6Gによって64回、面状赤色発光素子アレイ6Rによって32回、面状青色発光素子アレイ6Bによって32回と、合計128回多重露光されるので、露光量のダイナミックレンジを大きく確保して、高階調の画像を記録可能となる。
また上記の多重露光を行う場合は、副走査方向に並ぶ複数の有機EL素子20R、20Gおよび20Bからの光を重ね合わせることにより、並設された有機EL素子20R、20Gおよび20Bの主走査方向に亘る発光量の不揃いが均一化されるため、前述した筋ムラ発生を抑える効果も得られる。
本実施形態においては、面状赤色発光素子アレイ6Rを構成してシアンを発色させるライン状赤色発光素子アレイの並設数Nc=32、面状緑色発光素子アレイ6Gを構成してマゼンタを発色させるライン状緑色発光素子アレイの並設数Nm=64、面状青色発光素子アレイ6Bを構成してイエローを発色させるライン状青色発光素子アレイの並設数Ny=32である。したがって本実施形態においては、先に述べたNy<NmかつNc≦Nmの関係が満足されている。そこで、マゼンタやシアンの筋ムラ発生が効果的に防止される一方、筋ムラが比較的発生し難いイエローを発色させるライン状青色発光素子アレイを過剰に設けて不必要なコストアップを招くことも回避されている。その詳しい理由は、先に述べた通りである。
また本実施形態において、上記ライン状赤色発光素子アレイの光量バラツキNc、ライン状緑色発光素子アレイの光量バラツキNm、およびライン状青色発光素子アレイにおける発光素子の光量バラツキNyはともに2%(0.02)である。したがって、σc/Nc1/2=0.02/321/2=0.0035、σm/Nm1/2=0.02/641/2=0.0025、σy/Ny1/2=0.02/321/2=0.0035であり、これは前述したσc/Nc1/2≦0.004、σm/Nm1/2≦0.003、σy/Ny1/2≦0.009の関係を満足しており、そのためマゼンタ、シアンおよびイエロー全ての筋ムラが、目を凝らして良く見なければ検知できない程度まで抑制されることになる。
また本実施形態では、前述した通り、G領域と、RおよびB領域の2領域を同時独立にパッシブマトリクス駆動している。こうすることにより、R、GおよびB領域を全て1つの単純マトリクスとして駆動する場合には各発光素子の駆動デューティが1/128となるのに対し、本実施形態ではそれが1/64となるので、各発光素子のピーク発光強度を1/2に低減可能となり、信頼性向上の効果が得られる。
ただし、R領域、G領域およびB領域を1枚の基板上に形成することは必ずしも必要ではなく、R、B領域を1枚の基板に形成するとともに別の基板にG領域を形成したり、R領域、G領域およびB領域をそれぞれ個別の基板に形成して複数のユニットを構成し、それらのユニットを組み合わせて使用しても構わない。
また、R領域、G領域およびB領域の分け方も本実施形態におけるものに限らず、その他例えば、64個のライン状緑色発光素子アレイと16個のライン状赤色発光素子アレイとで1つの領域を形成し、残りの16個のライン状赤色発光素子と32個のライン状青色発光素子とで1つの領域を形成するようなことも可能である。
さらに、陽極および陰極駆動用ICの構成も本実施形態におけるものに限らず、前述のように64chの陰極駆動ICを2個設ける代わりに、それらと同等の機能を有する128chのデュアルスキャン陰極駆動ICを1個設けてもよいし、また260chの陽極駆動ICを60個設ける代わりに、520chの陽極駆動ICを30個設けるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態による露光装置について説明する。本実施形態の露光装置は、先に説明した第1の実施形態と比べると、シアンを発色させるライン状赤色発光素子アレイの並設数Nc、マゼンタを発色させるライン状緑色発光素子アレイの並設数Nm、およびイエローを発色させるライン状青色発光素子アレイの並設数Nyが異なり、その他の点は第1実施形態と基本的に同様に形成されたものである。
すなわち本実施形態では、Nc=64、Nm=100、Ny=16とされており、これも前述の条件、Ny<NmかつNc≦Nmを満足している。そこで本例でも、マゼンタやシアンの筋ムラ発生が効果的に防止される一方、筋ムラが比較的発生し難いイエローを発色させるライン状青色発光素子アレイを過剰に設けて不必要なコストアップを招くことを回避できる。
また本実施形態では、Ny<Ncとされているので、シアンとイエローとの間でも上記と同様に、より検知されやすいシアンの筋ムラを確実に抑制する一方、ライン状青色発光素子アレイを過剰に設けて不必要なコストアップを招くことを回避できる。
また実施形態では、特にNm/Ny=6.25でかつNc/Ny=4≧2.78となっているので、より検知されやすいマゼンタの筋ムラを確実に抑制する一方、イエロー発色用ライン状発光素子アレイを過剰に並設することによる不必要なコストアップを避けることができる、という効果がより確実なものとなる。その理由は、先に図4を参照して説明した通りである。
また本実施形態において、ライン状赤色発光素子アレイの光量バラツキNc、ライン状緑色発光素子アレイの光量バラツキNm、およびライン状青色発光素子アレイにおける発光素子の光量バラツキNyは、第1実施形態におけるのと同様、ともに2%(0.02)である。したがって、σc/Nc1/2=0.02/641/2=0.0025、σm/Nm1/2=0.02/1001/2=0.002、σy/Ny1/2=0.02/161/2=0.005であり、これは前述したσc/Nc1/2≦0.004、σm/Nm1/2≦0.003、σy/Ny1/2≦0.009の関係を満足している。そのためマゼンタ、シアンおよびイエロー全ての筋ムラが、ほぼどのような条件下でも検知できない程度まで抑制され、超高画質のカラー画像を露光可能となる。
なお、前記透明陽極21および金属陰極23は、図3に示すように双方とも直線状に形成する他、図5に示すように金属陰極23を折れ曲がった形状として、有機EL素子20を千鳥格子状に配置することもできる。その場合は、1本の金属陰極23で2行のライン状発光素子アレイを構成することができるので、1つのライン状発光素子アレイ毎に1本の金属陰極を割り当てる場合と比べて、駆動回路および制御回路の構成をより単純化することができる。本発明は、そのような構成を採用する露光装置に対しても同様に適用可能である。ただしその場合は、副走査方向にライン状発光素子アレイがN本形成されていても、感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数はN/2となる。
また上記実施形態の露光装置は、赤色光、緑色光および青色光によってそれぞれシアン、マゼンタおよびイエローを発色させるように構成されているが、その他の波長領域の光、例えば赤外域の3波長の光等でそれぞれシアン、マゼンタおよびイエローを発色させることも可能であり、本発明はそのように構成された露光装置に適用することも勿論可能である。
また面状発光素子アレイは、有機EL素子以外の発光素子を採用して構成することも勿論可能であり、先に説明したLEDとアパーチャマスクを組み合わせてなる素子、液晶シャッタ素子、PLZT素子等が適宜採用可能である。
1 露光ヘッド
5 露光装置
6R 面状赤色発光素子アレイ
6G 面状緑色発光素子アレイ
6B 面状青色発光素子アレイ
10 透明基板
20R 赤色有機EL素子
20G 緑色有機EL素子
20B 青色有機EL素子
30R,30G,30B 屈折率分布型レンズアレイ
40 カラー感光体
51 副走査手段
5 露光装置
6R 面状赤色発光素子アレイ
6G 面状緑色発光素子アレイ
6B 面状青色発光素子アレイ
10 透明基板
20R 赤色有機EL素子
20G 緑色有機EL素子
20B 青色有機EL素子
30R,30G,30B 屈折率分布型レンズアレイ
40 カラー感光体
51 副走査手段
Claims (8)
- それぞれシアン、マゼンタおよびイエローに発色する第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料を含むカラー感光体を露光する露光装置であって、
前記第1感光材料を感光させる光を発する第1発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第1ライン状発光素子アレイ、前記第2感光材料を感光させる光を発する第2発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第2ライン状発光素子アレイ、および前記第3感光材料を感光させる光を発する第3発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第3ライン状発光素子アレイが、それぞれ前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイから構成された露光ヘッドと、
この露光ヘッドとカラー感光体とを、前記副走査方向に相対的に移動させる副走査手段とを備え、
副走査に伴って、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイによりそれぞれ、前記カラー感光体の同一部分を複数回露光して、該カラー感光体に2次元カラー画像を露光する露光装置において、
前記カラー感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイについてそれぞれNc、Nm、Nyとしたとき、Ny<NmかつNc≦Nmとされていることを特徴とする露光装置。 - Ny<Ncであることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 6.25≦Nm/Nyおよび/または2.78≦Nc/Nyであることを特徴とする請求項1または2記載の露光装置。
- それぞれシアン、マゼンタおよびイエローに発色する第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料を含むカラー感光体を露光する露光装置であって、
前記第1感光材料を感光させる光を発する第1発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第1ライン状発光素子アレイ、前記第2感光材料を感光させる光を発する第2発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第2ライン状発光素子アレイ、および前記第3感光材料を感光させる光を発する第3発光素子が主走査方向に所定ピッチで複数並設されてなる第3ライン状発光素子アレイが、それぞれ前記主走査方向と略直交する副走査方向に複数並設されてなる面状発光素子アレイから構成された露光ヘッドと、
この露光ヘッドとカラー感光体とを、前記副走査方向に相対的に移動させる副走査手段とを備え、
副走査に伴って、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイによりそれぞれ、前記カラー感光体の同一部分を複数回露光して、該カラー感光体に2次元カラー画像を露光する露光装置において、
前記カラー感光体の同一部分を露光するライン状発光素子アレイの行数を、第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイについてそれぞれNc、Nm、Nyとし、前記第1、第2、および第3ライン状発光素子アレイにおける発光素子の光量バラツキをそれぞれσc、σm、σyとしたとき、
σc/Nc1/2≦0.004、σm/Nm1/2≦0.003、σy/Ny1/2≦0.009 であることを特徴とする露光装置。 - σc/Nc1/2≦0.003、σm/Nm1/2≦0.002、σy/Ny1/2≦0.005 であることを特徴とする請求項4記載の露光装置。
- 前記第1発光素子、第2発光素子および第3発光素子が、それぞれ赤色、緑色および青色の光を発するものであることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の露光装置。
- 前記第1発光素子、第2発光素子および第3発光素子が有機EL素子であることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の露光装置。
- 前記第1感光材料、第2感光材料および第3感光材料が、ハロゲン化銀カラー感光材料であることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の露光装置。
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