JP2008080758A - プリンタヘッドの製造方法及びプリンタヘッドの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源アレイの構成を複雑にしたり設計の自由度を低下させたりすることなく、安価に出力画像の解像度を向上させることができるプリンタヘッドの製造方法及びプリンタヘッドの製造装置を提供する。
【解決手段】光源アレイ4からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべくレンズアレイ5を変形させる工程と、レンズアレイ5を変形させた状態で、レンズアレイ5と光源アレイ4との相対位置を固定する工程とを有するようにした。
【選択図】図5
【解決手段】光源アレイ4からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべくレンズアレイ5を変形させる工程と、レンズアレイ5を変形させた状態で、レンズアレイ5と光源アレイ4との相対位置を固定する工程とを有するようにした。
【選択図】図5
Description
この発明は、プリンタヘッドの製造方法及びプリンタヘッドの製造装置に関するものである。
従来から、電子写真方式を利用したプリンタとして、ラインプリンタ(画像形成装置)が知られている。このラインプリンタは、被露光部となる像担持体(例えば、感光体ドラム)に、帯電器、ライン状のプリンタヘッド、現像器、転写器などの装置を近接配置したものである。すなわち、帯電器によって帯電された像担持体に、プリンタヘッドに設けられた発光素子の選択的な発光動作で露光を行うことにより静電潜像(結像)を形成し、この静電潜像を現像器から供給されるトナーで現像して、そのトナー像を転写器で用紙に転写するようにしたものである。
ライン状のプリンタヘッドに設けられた発光素子としては、エレクトロルミネセンス素子(以下、「有機EL素子」という)のアレイが設けられた光源アレイを用いる場合がある。また、光源アレイと像担持体との間に、複数の屈折率分布型レンズを配列したレンズアレイが配設されている。このレンズアレイとしては、例えば、日本板硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)がある(セルフォック;SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。このように構成されたプリンタヘッドは、有機EL素子アレイからの出射光が、レンズアレイを透過し、像担持体に正立等倍結像するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−205430号公報
ところで、上述した従来技術のようなラインプリンタにあっては、出力画像の解像度を向上するために、像担持体に精度よく直線状に結像する必要がある。このため、プリンタヘッドに設けられた有機EL素子が精度よく直線状に配置されている必要がある。
しかしながら、上述した従来技術では、その製造過程において光源アレイが設計上の形状と相違する形状に変形している場合がある。例えば、有機EL素子駆動用のドライバICを光源アレイ上に左右非対称に実装した場合や、有機EL素子を封止する封止体が有機EL素子を実装する基板に対して左右非対称な位置に接着されている場合には、その接着剤の硬化収縮に起因する応力によって光源アレイが変形(湾曲)してしまう。このため、EL素子の位置ずれ(湾曲)が発生して有機EL素子の配列位置の精度が悪化する。この結果、像担持体に対する結像位置がずれ、出力画像の解像度が低下してしまうという課題がある。
しかしながら、上述した従来技術では、その製造過程において光源アレイが設計上の形状と相違する形状に変形している場合がある。例えば、有機EL素子駆動用のドライバICを光源アレイ上に左右非対称に実装した場合や、有機EL素子を封止する封止体が有機EL素子を実装する基板に対して左右非対称な位置に接着されている場合には、その接着剤の硬化収縮に起因する応力によって光源アレイが変形(湾曲)してしまう。このため、EL素子の位置ずれ(湾曲)が発生して有機EL素子の配列位置の精度が悪化する。この結果、像担持体に対する結像位置がずれ、出力画像の解像度が低下してしまうという課題がある。
また、たとえ有機EL素子が位置ずれを起こしたとしても、ドライバICによって、有機EL素子毎の発光タイミングを調整すれば、出力画像の解像度を高めることが可能である。しかしながら、ドライバICの回路の規模が肥大化するばかりか、コストが上がってしまうという課題がある。
さらに、ドライバICを光源アレイ上に左右対称となるように実装したり、有機EL素子を実装する基板に対して封止基板を左右対称となるように実装したりする手段も考えられるが、光源アレイが大型化するだけでなく、設計の自由度が低下するという課題がある。
さらに、ドライバICを光源アレイ上に左右対称となるように実装したり、有機EL素子を実装する基板に対して封止基板を左右対称となるように実装したりする手段も考えられるが、光源アレイが大型化するだけでなく、設計の自由度が低下するという課題がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、光源アレイの構成を複雑にしたり設計の自由度を低下させたりすることなく、安価に出力画像の解像度を向上させることができるプリンタヘッドの製造方法及びプリンタヘッドの製造装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の発光素子が基板上に配列された光源アレイと、前記発光素子からの出射光を像担持体に結像させるレンズ素子が配列されたレンズアレイとを備えたプリンタヘッドを製造するプリンタヘッドの製造方法であって、前記光源アレイからの出射光を前記像担持体の所定位置に結像させるべく前記レンズアレイを変形させる工程と、前記レンズアレイを変形させた状態で、前記レンズアレイと前記光源アレイとの相対位置を固定する工程とを有することを特徴とする。
このような製造方法とすることで、発光素子の配列位置の精度が悪化した場合であっても、レンズアレイを変形させることによって発光素子からの出射光を精度よく直線状に像担持体に結像することができる。尚、光源アレイに比べて弾性率の小さいレンズアレイは、容易に変形させることが可能である。このように、レンズアレイを変形させるだけで像担持体に高精度に結像させることができるため、光源アレイの構成を複雑にしたり設計の自由度を低下させたりすることなく、安価で容易に出力画像の解像度を向上させることができる。また、このように変形させたレンズアレイを固定することによって、継続的に高解像度を維持することができる。
このような製造方法とすることで、発光素子の配列位置の精度が悪化した場合であっても、レンズアレイを変形させることによって発光素子からの出射光を精度よく直線状に像担持体に結像することができる。尚、光源アレイに比べて弾性率の小さいレンズアレイは、容易に変形させることが可能である。このように、レンズアレイを変形させるだけで像担持体に高精度に結像させることができるため、光源アレイの構成を複雑にしたり設計の自由度を低下させたりすることなく、安価で容易に出力画像の解像度を向上させることができる。また、このように変形させたレンズアレイを固定することによって、継続的に高解像度を維持することができる。
また、本発明は、前記レンズアレイの変形工程は、前記発光素子の配列の両端部に配置された両端部発光素子を結ぶ基準直線から、前記配列の両端部以外に配置された中間部発光素子までの離間距離を計測する工程と、前記離間距離に基づいて前記レンズアレイの変形量を決定する工程と、を含むことを特徴とする。
このような製造方法とすることで、確実、且つ容易に光源アレイからの出射光を像担持体の所定位置に結像させるべく、レンズアレイを変形させることができる。
また、この場合、前記レンズアレイの変形工程では、前記光源アレイからの出射光の前記像担持体への結像位置を観察しながら、前記レンズアレイを変形させてもよい。
このような製造方法とすることで、確実、且つ容易に光源アレイからの出射光を像担持体の所定位置に結像させるべく、レンズアレイを変形させることができる。
また、この場合、前記レンズアレイの変形工程では、前記光源アレイからの出射光の前記像担持体への結像位置を観察しながら、前記レンズアレイを変形させてもよい。
さらに、本発明は、前記レンズアレイの変形工程は、前記発光素子の配列の両端部に配置された両端部発光素子の前方において前記レンズアレイを保持しつつ、前記両端部発光素子の間に配置された中間部発光素子の前方において、前記レンズアレイを前記光源アレイの表面と平行に移動させる工程、及び/又は、前記レンズアレイを前記光源アレイの光軸に対して傾斜させる工程を含むことを特徴とする。
このような製造方法とすることで、レンズアレイを複雑に変形させることなく、レンズアレイの変形工程を簡易化することができる。
このような製造方法とすることで、レンズアレイを複雑に変形させることなく、レンズアレイの変形工程を簡易化することができる。
そして、本発明は、前記レンズアレイの変形工程では、前記基準線からの前記発光素子の離間距離をYb、前記光源アレイと前記像担持体との間の距離をTc、前記光源アレイの光軸上における前記レンズアレイの任意の点と前記像担持体との間の距離をLi、前記任意点における前記レンズアレイの平行移動量をYa、前記レンズアレイの傾斜角度をθとしたとき、
を満たすように、Yaおよびθを決定することを特徴とする。
このような製造方法とすることで、変形させたレンズアレイによって発光素子からの出射光が像担持体の所定位置に結像しているかを確認することなく、正確にレンズアレイを所望の形に変形させることができる。よって、レンズアレイを変形させる工程をさらに簡略化することができると共に、作業時間を短縮させることができる。
このような製造方法とすることで、変形させたレンズアレイによって発光素子からの出射光が像担持体の所定位置に結像しているかを確認することなく、正確にレンズアレイを所望の形に変形させることができる。よって、レンズアレイを変形させる工程をさらに簡略化することができると共に、作業時間を短縮させることができる。
また、本発明は、複数の発光素子が基板上に配列された光源アレイと、前記発光素子からの出射光を像担持体に結像させるレンズ素子が配列されたレンズアレイとを備えたプリンタヘッドを製造するプリンタヘッドの製造装置であって、前記発光素子の配列の両端部に配置された両端部発光素子の前方において前記レンズアレイを保持する一対の保持機構と、前記両端部発光素子の間に配置された中間部発光素子の前方において前記レンズアレイを変形させる変形機構と、を備え、前記変形機構は、前記レンズアレイを前記光源アレイの表面と平行に移動させる機構、及び/又は、前記レンズアレイを前記光源アレイの光軸に対して傾斜させる機構を含むことを特徴とする。
この場合、前記変形機構は、前記レンズアレイの高さ方向の両端部において、前記レンズアレイの幅方向の両側から、それぞれ独立して前記レンズアレイを押圧する押圧手段を備えていてもよい。また、前記保持機構も前記変形機構として機能するように構成されていてもよい。
このように構成することで、容易に光源アレイからの出射光を像担持体の所定位置に結像させるべくレンズアレイを変形させることができると共に、プリンタヘッドの製造装置の構造を単純化することで、その装置のコストを低減させることが可能になる。
この場合、前記変形機構は、前記レンズアレイの高さ方向の両端部において、前記レンズアレイの幅方向の両側から、それぞれ独立して前記レンズアレイを押圧する押圧手段を備えていてもよい。また、前記保持機構も前記変形機構として機能するように構成されていてもよい。
このように構成することで、容易に光源アレイからの出射光を像担持体の所定位置に結像させるべくレンズアレイを変形させることができると共に、プリンタヘッドの製造装置の構造を単純化することで、その装置のコストを低減させることが可能になる。
(第一実施形態)
まず、この発明に係る方法(プリンタヘッドの製造方法)が適用されるプリンタヘッドの具体的な形態を説明する。
図1は、この第一実施形態に係るプリンタヘッド2を適用した電子写真方式のプリンタ1(画像形成装置)の部分的な構成を示す斜視図である。
同図に示すように、プリンタ1は、プリンタヘッド2と像担持体である感光体ドラム3とを備えている。感光体ドラム3は、プリンタヘッド2の長手方向に平行に延在する回転軸に支持され、外周面をプリンタヘッド2に対向させた状態で回転する。プリンタヘッド2は、プリンタ1における露光装置として使用されるものである。
まず、この発明に係る方法(プリンタヘッドの製造方法)が適用されるプリンタヘッドの具体的な形態を説明する。
図1は、この第一実施形態に係るプリンタヘッド2を適用した電子写真方式のプリンタ1(画像形成装置)の部分的な構成を示す斜視図である。
同図に示すように、プリンタ1は、プリンタヘッド2と像担持体である感光体ドラム3とを備えている。感光体ドラム3は、プリンタヘッド2の長手方向に平行に延在する回転軸に支持され、外周面をプリンタヘッド2に対向させた状態で回転する。プリンタヘッド2は、プリンタ1における露光装置として使用されるものである。
(プリンタヘッド)
プリンタヘッド2は、略長方形状の光源アレイ4と、光源アレイ4からの出射光を感光体ドラム3に正立等倍結像させるレンズ素子を整列配置して成るレンズアレイ5と、光源アレイ4及びレンズアレイ5の外周部を支持するヘッドケース20とを備えている。
プリンタヘッド2は、略長方形状の光源アレイ4と、光源アレイ4からの出射光を感光体ドラム3に正立等倍結像させるレンズ素子を整列配置して成るレンズアレイ5と、光源アレイ4及びレンズアレイ5の外周部を支持するヘッドケース20とを備えている。
(光源アレイ)
図2は、光源アレイ4を模式的に示した図である。
光源アレイ4は、略長方形状の素子基板7上に発光素子である複数の有機EL(エレクトロルミネセンス)素子8を配列して成る発光素子列8Aと、有機EL素子8を駆動させる駆動素子9から成る駆動素子群と、これら駆動素子9(駆動素子群)の駆動を制御する制御回路9aとを一体形成したものである。尚、図2では有機EL素子8が1列に配置されているが、千鳥状に2列に配置してもよい。この場合には、光源アレイ4の長手方向における有機EL素子8のピッチを小さくすることが可能になり、プリンタの解像度を向上させることができる。
図2は、光源アレイ4を模式的に示した図である。
光源アレイ4は、略長方形状の素子基板7上に発光素子である複数の有機EL(エレクトロルミネセンス)素子8を配列して成る発光素子列8Aと、有機EL素子8を駆動させる駆動素子9から成る駆動素子群と、これら駆動素子9(駆動素子群)の駆動を制御する制御回路9aとを一体形成したものである。尚、図2では有機EL素子8が1列に配置されているが、千鳥状に2列に配置してもよい。この場合には、光源アレイ4の長手方向における有機EL素子8のピッチを小さくすることが可能になり、プリンタの解像度を向上させることができる。
有機EL素子8は、一対の電極間に少なくとも有機発光層を備えたものであり、その一対の電極から発光層に電流を供給することにより発光するようになっている。その有機EL素子8における一方の電極には共通線10が接続され、他方の電極には駆動素子9を介してデータ線11が接続されている。この駆動素子9は、薄膜トランジスタ(TFT)や薄膜ダイオード(TFD)等のスイッチング素子で構成されている。駆動素子9にTFTを採用した場合には、そのソース領域にデータ線11が接続され、ゲート電極に制御回路群9aが接続される。そして、制御回路群9aにより駆動素子9の動作が制御され、駆動素子9によりデータ線11から有機EL素子8への通電が制御されるようになっている。
素子基板7の有機EL素子8が整列配置されている部分には、有機EL素子8を封止するための封止体12が接合されている。この封止体12は、素子基板7と協働して有機EL素子8を封止(外気から遮断)する略長方形の板材であって、その長辺が素子基板7の有機EL素子8が整列配置されている側(図2における下側)の長辺と重なりあうように配置されている。これによって、外気や水分の付着に起因した有機EL素子8の劣化が抑制されるようになっている。尚、この封止体12によって覆われていない素子基板7上に制御回路9aが実装されている。
(レンズアレイ)
図3は、レンズアレイ5の斜視図である。このレンズアレイ5は、日本板硝子株式会社製のセルフォック(登録商標)レンズ素子51aを配列したものである。このレンズ素子51aは、直径0.28mm程度のファイバー状に形成されている。また、各レンズ素子51aは千鳥状に配置され、各レンズ素子51aの隙間には黒色のシリコン樹脂52が充填されている。さらに、その周囲にフレーム54が配置されて、レンズアレイ5が形成されている。尚、以下の実施形態の説明において、レンズアレイ5の光軸方向を高さ方向、レンズアレイ5の光軸方向に垂直な厚さ方向を幅方向という。
図3は、レンズアレイ5の斜視図である。このレンズアレイ5は、日本板硝子株式会社製のセルフォック(登録商標)レンズ素子51aを配列したものである。このレンズ素子51aは、直径0.28mm程度のファイバー状に形成されている。また、各レンズ素子51aは千鳥状に配置され、各レンズ素子51aの隙間には黒色のシリコン樹脂52が充填されている。さらに、その周囲にフレーム54が配置されて、レンズアレイ5が形成されている。尚、以下の実施形態の説明において、レンズアレイ5の光軸方向を高さ方向、レンズアレイ5の光軸方向に垂直な厚さ方向を幅方向という。
このレンズ素子51aは、その中心から周辺にかけて放物線上の屈折率分布を有している。そのため、レンズ素子51aに入射した光は、その内部を一定周期で蛇行しながら進むようになっている。このレンズ素子51aの長さを調整すれば、画像を正立等倍結像させることができる。そして、正立等倍結像するレンズによれば、隣接するレンズの作る像を重ね合わせることが可能になり、広範囲の画像を得ることができる。したがって、図3のレンズアレイ5は、光源アレイ全体からの光を精度よく結像させることができるようになっている。
(ヘッドケース)
図1に戻り、ヘッドケース20は、Al等の剛性材料で形成されたものであって、光源アレイ4を支持するケース本体21とレンズアレイ5を支持するフレーム6とで構成されている。ケース本体21の長手方向に垂直な断面は、上下方向両端が開口した形状になっている。その上半部の側壁22a,22bは略平行に配置され、下半部の側壁23a,23bは下端中央部に向かって傾斜配置されている。
図1に戻り、ヘッドケース20は、Al等の剛性材料で形成されたものであって、光源アレイ4を支持するケース本体21とレンズアレイ5を支持するフレーム6とで構成されている。ケース本体21の長手方向に垂直な断面は、上下方向両端が開口した形状になっている。その上半部の側壁22a,22bは略平行に配置され、下半部の側壁23a,23bは下端中央部に向かって傾斜配置されている。
そして、ケース本体21の上側に形成された開口部を閉塞するように、光源アレイ4が配置されている。光源アレイ4はボトムエミッション方式であり、素子基板7を下側に向けて配置されている。
一方、ケース本体21の下側に形成された開口部にレンズアレイ5を支持するフレーム6が設けられている。フレーム6は、長手方向に垂直な断面が略コ状に形成されたものであって、フレーム6の幅方向略中央には光源アレイ4からの出射光を通過させるスリット24が長手方向に沿って形成されている。
一方、ケース本体21の下側に形成された開口部にレンズアレイ5を支持するフレーム6が設けられている。フレーム6は、長手方向に垂直な断面が略コ状に形成されたものであって、フレーム6の幅方向略中央には光源アレイ4からの出射光を通過させるスリット24が長手方向に沿って形成されている。
(プリンタヘッドの製造方法)
次に、図4から図7に基づいてプリンタヘッド2の製造方法について説明する。
図4は、光源アレイ4の平面図である。尚、素子基板7の一方の長辺側に制御回路9aを実装し、封止体12が素子基板7に対して非対称な位置に接着されることによって(図1、図2参照)接着剤の硬化収縮に起因する応力が発生し、光源アレイ4が変形(湾曲)する。図4には、光源アレイ4が変形した状態を示す。尚、図4においては、説明の便宜上、駆動素子9、制御回路9a及び電源線10,11の図示を省略すると共に、有機EL素子8を簡略化して図示する。
次に、図4から図7に基づいてプリンタヘッド2の製造方法について説明する。
図4は、光源アレイ4の平面図である。尚、素子基板7の一方の長辺側に制御回路9aを実装し、封止体12が素子基板7に対して非対称な位置に接着されることによって(図1、図2参照)接着剤の硬化収縮に起因する応力が発生し、光源アレイ4が変形(湾曲)する。図4には、光源アレイ4が変形した状態を示す。尚、図4においては、説明の便宜上、駆動素子9、制御回路9a及び電源線10,11の図示を省略すると共に、有機EL素子8を簡略化して図示する。
同図に示すように、光源アレイ4は、光軸に垂直な平面内にて湾曲した状態になっている。つまり、複数の有機EL素子8のうち配列の両端のEL素子を通過する基準線L0と、有機EL素子8の中心を連結した線L1とは、本来合致した直線となるべきであるが、光源アレイ4が湾曲変形しているため、線L1が円弧状になっている。したがって、複数の有機EL素子8のうち任意の有機EL素子8は基準線L0から距離Ybだけ離間した位置に配置されていることになる。尚、光源アレイ4の長さが例えば300mm程度であるのに対して、有機EL素子8の最大離間距離Ymaxは例えば60μm程度である。
以上のように初期的に変形した光源アレイ4の有機EL素子8からの出射光を、感光体ドラム3の所定位置に結像させるべく、レンズアレイ5を変形させる。その変形量を以下の手順で決定する。
図5、図6は、レンズアレイ5の変形量を決定する手順の説明図である。
図5、図6に示すように、まず、任意の有機EL素子8の基準線L0からの離間距離Ybを計測する(計測工程)。次に、計測した距離Ybと、光源アレイ4と感光体ドラム3との間の距離Tcと、光源アレイ4の光軸上におけるレンズアレイの任意の点P1と感光体ドラム3との間の距離Liに基づいて、以下の数式3及び数式4により、任意点P1における光源アレイ4の光軸に垂直な方向への移動(平行移動)量Yaとレンズアレイ5の傾斜角度θを決定する。
因みに、tanθ=Yb/Tcである。
図5、図6は、レンズアレイ5の変形量を決定する手順の説明図である。
図5、図6に示すように、まず、任意の有機EL素子8の基準線L0からの離間距離Ybを計測する(計測工程)。次に、計測した距離Ybと、光源アレイ4と感光体ドラム3との間の距離Tcと、光源アレイ4の光軸上におけるレンズアレイの任意の点P1と感光体ドラム3との間の距離Liに基づいて、以下の数式3及び数式4により、任意点P1における光源アレイ4の光軸に垂直な方向への移動(平行移動)量Yaとレンズアレイ5の傾斜角度θを決定する。
次に、レンズアレイ5のその計測した有機EL素子8に対応する部位を平行移動量Ya及び傾斜角度θに基づいて変形させる(レンズアレイの変形工程、図5における二点鎖線)。すると、基準線L0から距離Ybだけ離間した位置P2に配置された任意の有機EL素子8の出射光Cがレンズアレイ5を介して感光体ドラム3の所定位置P3に露光される。
尚、この第一実施形態では、レンズアレイ5の一部を変形させる手順として、まず、平行移動させた後、傾斜させることによってレンズアレイ5を変形させる場合について説明したが、この手順に限られるものではなく、まず、レンズアレイ5の一部を傾斜させた後、平行移動させることによってレンズアレイ5を変形させてもよい。
尚、この第一実施形態では、レンズアレイ5の一部を変形させる手順として、まず、平行移動させた後、傾斜させることによってレンズアレイ5を変形させる場合について説明したが、この手順に限られるものではなく、まず、レンズアレイ5の一部を傾斜させた後、平行移動させることによってレンズアレイ5を変形させてもよい。
図7は、変形させたレンズアレイ5の固定状態(固定工程)を示す断面図である。
同図に示すように、変形させたレンズアレイ5は、変形した状態を維持しながらフレーム6に接着剤13を用いて固定される(固定工程)。したがって、有機EL素子8からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべく変形させたレンズアレイ5は、その状態を継続的に維持できるようになっている。尚、接着剤13には、熱硬化性及び/又は光硬化性の、アクリル系、エポキシ系又はシリコン系等の材料が用いられる。この接着剤は、特に光透過性を有さなくてもよい。
同図に示すように、変形させたレンズアレイ5は、変形した状態を維持しながらフレーム6に接着剤13を用いて固定される(固定工程)。したがって、有機EL素子8からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべく変形させたレンズアレイ5は、その状態を継続的に維持できるようになっている。尚、接着剤13には、熱硬化性及び/又は光硬化性の、アクリル系、エポキシ系又はシリコン系等の材料が用いられる。この接着剤は、特に光透過性を有さなくてもよい。
(プリンタヘッドの製造装置)
次に、図8から図10に基づいてプリンタヘッド2の製造装置14について説明する。
図8は、製造装置14を光源アレイ4の光軸方向からみた平面図である。
同図に示すように、製造装置14は、有機EL素子8の配列の両端部に配置された両端部有機EL素子8の前方においてレンズアレイ5を保持する一対の保持機構15,16と、両端部有機EL素子8の間に配置された中間部有機EL素子8(図8においては、レンズアレイ5の長手方向略中央、つまり、有機EL素子8が最も基準線から離間している部位に対応する部分)の前方においてレンズアレイ5を変形させる変形機構17とで構成されている。
次に、図8から図10に基づいてプリンタヘッド2の製造装置14について説明する。
図8は、製造装置14を光源アレイ4の光軸方向からみた平面図である。
同図に示すように、製造装置14は、有機EL素子8の配列の両端部に配置された両端部有機EL素子8の前方においてレンズアレイ5を保持する一対の保持機構15,16と、両端部有機EL素子8の間に配置された中間部有機EL素子8(図8においては、レンズアレイ5の長手方向略中央、つまり、有機EL素子8が最も基準線から離間している部位に対応する部分)の前方においてレンズアレイ5を変形させる変形機構17とで構成されている。
尚、光源アレイ4は一様に湾曲するため、レンズアレイ5の一部を変形させれば、長手方向全体の結像位置の調整が可能になる。このため、製造装置14には、有機EL素子8が最も基準線から離間している部位に対応する部分に変形機構17を一箇所設ければ足りる。したがって、この実施形態においては、製造装置14に変形機構17を一箇所設けた場合について説明するが、特に変形機構17の設置数を限定するものではなく、両端部有機EL素子8の間に配置された中間部有機EL素子8の前方に変形機構17を複数設けてもよい。このようにすることで、より正確に有機EL素子8からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべくレンズアレイ5を変形させることができ、より出力画像の解像度を向上させることができる。
保持機構15,16は、それぞれレンズアレイ5を中心にして振り分け配置されている一対のチャック爪15a,15b,16a,16bから成り、レンズアレイ5を挟持できるようになっている。各チャック爪15a,15b,16a,16bの先端は、先細りに形成されている。尚、ここでは保持機構15,16がチャック爪15a,15b,16a,16bから成る場合について説明したが、保持機構15,16はこの形状に限られるものではなく、レンズアレイ5を挟持(又は把持)して固定できるものであればよい。
図9は、図8のA−A線に沿う断面図、図10は、変形機構17の動作を示す説明図である。
図9に示すように、変形機構17は、第一変形部18と第二変形部19とで構成され、それぞれ変形部18,19は、光源アレイ4の光軸方向に沿って並列配置されている。
図9は、図8のA−A線に沿う断面図、図10は、変形機構17の動作を示す説明図である。
図9に示すように、変形機構17は、第一変形部18と第二変形部19とで構成され、それぞれ変形部18,19は、光源アレイ4の光軸方向に沿って並列配置されている。
第一変形部18は、レンズアレイ5を中心にして振り分け配置された一対の押圧手段18a,18bから成る。これら押圧手段18a,18bの先端は、先細りに形成されている。
押圧手段18a,18bは、それぞれ独立してレンズアレイの幅方向に移動可能に設けられ、例えば、電動モータ、油圧/空圧シリンダ等からの動力によって、光源アレイ4の光軸方向における光出射側(図9の左側)近傍において、レンズアレイ5を幅方向に押圧できるようになっている(図10参照)。
押圧手段18a,18bは、それぞれ独立してレンズアレイの幅方向に移動可能に設けられ、例えば、電動モータ、油圧/空圧シリンダ等からの動力によって、光源アレイ4の光軸方向における光出射側(図9の左側)近傍において、レンズアレイ5を幅方向に押圧できるようになっている(図10参照)。
第二変形部19も第一変形部18と同様に一対のレンズアレイ5を中心にして振り分け配置された押圧手段19a,19bから成る。これら押圧手段19a,19bの先端は、先細りに形成されている。
押圧手段19a,19bは、それぞれ独立してレンズアレイの幅方向に移動可能に設けられ、例えば、電動モータ、油圧/空圧シリンダ等からの動力によって、光源アレイ4の光軸方向における光入射側(図9の右側)近傍において、レンズアレイ5を幅方向に押圧できるようになっている(図10参照)。
押圧手段19a,19bは、それぞれ独立してレンズアレイの幅方向に移動可能に設けられ、例えば、電動モータ、油圧/空圧シリンダ等からの動力によって、光源アレイ4の光軸方向における光入射側(図9の右側)近傍において、レンズアレイ5を幅方向に押圧できるようになっている(図10参照)。
そして、レンズアレイ5の変形機構17に対応する部分を平行移動させて変形させる場合(例えば、図8のように下方に向かって変形させる場合)には、第一変形部18の押圧手段18a及び第二変形部19の押圧手段19aに動力が伝達され、共に同一方向(図8における下方)に向かって移動する。このとき、押圧手段18a,19aに対向配置されている押圧手段18b,19bには動力が伝達されず、外力によって移動可能(フリー)な状態となっている。
このように動作することによって、レンズアレイ5の一部を平行移動させて変形させる(図8の状態)ことができるようになっている。
尚、レンズアレイ5の一部を平行移動させるために、例えば、押圧手段18a,19aが共に同一方向に向かって移動し、押圧手段18b,19bがフリーな状態となっている場合について説明したが、第一変形部18の押圧手段18a,18bがレンズアレイ5を把持した状態,且つ第二変形部19の押圧手段19a,19bがレンズアレイ5を把持した状態で、共に同一方向に移動することでレンズアレイ5の一部を平行移動させるようにしてもよい。
尚、レンズアレイ5の一部を平行移動させるために、例えば、押圧手段18a,19aが共に同一方向に向かって移動し、押圧手段18b,19bがフリーな状態となっている場合について説明したが、第一変形部18の押圧手段18a,18bがレンズアレイ5を把持した状態,且つ第二変形部19の押圧手段19a,19bがレンズアレイ5を把持した状態で、共に同一方向に移動することでレンズアレイ5の一部を平行移動させるようにしてもよい。
また、レンズアレイ5の一部を傾斜させる場合には、図10に示すように、第一変形部18の押圧手段18aが固定され、この押圧手段18aを支点として第二変形部19の押圧手段19bを有機EL素子8のずれ方向(図5、図10における上方向)に向かって長く移動させる。このとき、押圧手段18b,19aには動力が伝達されず、外力によって移動可能(フリー)な状態となっている。
このように動作させることによって、レンズアレイ5の一部を傾斜させて変形させることができるようになっている。
このように動作させることによって、レンズアレイ5の一部を傾斜させて変形させることができるようになっている。
尚、レンズアレイ5の一部を傾斜させるために、第一変形部18aを支点とした場合について説明したが、第二変形部19の押圧手段19bを固定し、この押圧手段19bを支点として第一変形部18の押圧手段18aを有機EL素子8のずれ方向とは反対側に向かって移動させることによりレンズアレイ5の一部を傾斜させて変形させるようにしてもよい。また、第一変形部18の押圧手段18a,18bがレンズアレイ5を把持した状態,且つ第二変形部19の押圧手段19a,19bがレンズアレイ5を把持した状態で、第一変形部18又は第二変形部19の何れか一方が移動することでレンズアレイの一部を傾斜させるようにしてもよい。
このように、レンズアレイ5を所望の形に変形させた後、その変形させた状態を保ちつつ、レンズアレイ5に光源アレイ4がセットされたヘッドケース20をセットする。そして、レンズアレイ5とフレーム6との間に接着剤13を流し込み、接着剤13を硬化させる。すると、レンズアレイ5と光源アレイ4との相対位置が固定される。
したがって、上述の第一実施形態によれば、光源アレイ4の変形(湾曲)により有機EL素子8の配列位置の精度が悪化した場合(図4参照)であっても、レンズアレイ5の一部を平行移動させたり、傾斜させたりすることによって変形(レンズアレイの変形工程)させれば、有機EL素子8からの出射光を精度よく直線状に感光体ドラム3に結像させることができる。尚、光源アレイ4は主に硝子やプラスチック材料で構成され、レンズアレイ5は光源アレイ4と比較して軟らかいプラスチック等で構成されているので、レンズアレイ5の弾性率は光源アレイ4に比べて小さい。そのため、光源アレイ4に比べてレンズアレイ5を変形させるのは容易である。よって、光源アレイ4の構成を複雑にしたり設計の自由度を低下させたりすることなく、安価に出力画像の解像度を向上させることができる。また、レンズアレイ5を複雑に変形させることなく、容易に出力画像の解像度を向上させることができる。
さらに、有機EL素子8からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべく変形させたレンズアレイ5の状態を継続的に維持できるようにヘッドケース20のフレーム6に接着剤によって固定する(第二工程)ため、継続的に高解像度を維持することができる。
さらに、有機EL素子8からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させるべく変形させたレンズアレイ5の状態を継続的に維持できるようにヘッドケース20のフレーム6に接着剤によって固定する(第二工程)ため、継続的に高解像度を維持することができる。
また、プリンタヘッド2の製造装置14に変形機構17を設けることによってレンズアレイ5を容易に変形させることができる。また、レンズアレイ5を変形させるために、レンズアレイ5の一部を平行移動させると共に、傾斜させるだけでよく、複雑にレンズアレイ5を変形させる必要がない。このため、第一変形部18(押圧手段18a,18b)と第二変形部19(押圧手段19a,19b)とで構成された変形機構17を設けるだけでよい。よって、製造装置14の構造を単純化することができ、装置を安価にすることができる。
さらに、レンズアレイ5の平行移動量及び傾斜角度を決定する手順として、まず、各有機EL素子8の基準線L0からの離間距離Ybを計測し、次に、計測した距離Ybと、光源アレイ4と感光体ドラム3との間の距離Tcと、光源アレイ4の光軸上の任意の点P1と感光体ドラム3との間の距離Liに基づいて、数式3及び数式4により光源アレイ4の光軸に垂直な方向への移動(平行移動)量Yaとレンズアレイ5の傾斜角度θを決定している。このため、変形させたレンズアレイ5によって有機EL素子8からの出射光が感光体ドラム3の所定位置に露光しているかを確認することなく、正確にレンズアレイ5を所望の形に変形させることができる。よって、レンズアレイ5を変形させる工程(レンズアレイの変形工程)をさらに簡略化することができると共に、作業時間を短縮させることができる。
より詳しくは、一般に、有機EL素子8の基準線L0からの最大離間距離Ymaxは、例えば、60μm程度である。このため、レンズアレイ5を変形させた後、光源アレイ4からの出射光による感光体ドラム3への露光状態を視認しようとすると、高精度の顕微鏡が必要となり、その視認作業が大掛かりなものになってしまう。しかしながら、この第一実施形態のように、数式3、数式4を用いることによりレンズアレイ5の変形量を決定するようにすれば、例えば、プリンタヘッド2の製造装置14に変形量を確認できるだけの目盛りを付しておき、その目盛りに従ってレンズアレイ5を変形させればよく、レンズアレイ5を変形させる工程(レンズアレイの変形工程)を容易化することで作業時間を短縮でき、確実に感光体ドラム3の所定位置に光源アレイ4からの出射光を露光させることが可能になる。さらに、各有機EL素子8の基準線L0からの離間距離Ybの計測結果に基づいて、製造装置14の変形機構17が駆動するように制御することで製造装置14を自動化することが可能になる。よって、プリンタヘッド2の製造工程の時間をより短縮することが可能になり、製造コストを低減させることが可能になる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図2、図3を援用し、図11、図12に基づいて説明する。尚、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
この第二実施形態において、プリンタ30がプリンタヘッド31と感光体ドラム3とを備えている点等の基本的構成は、前記第一実施形態と同様である。
次に、この発明の第二実施形態を図2、図3を援用し、図11、図12に基づいて説明する。尚、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
この第二実施形態において、プリンタ30がプリンタヘッド31と感光体ドラム3とを備えている点等の基本的構成は、前記第一実施形態と同様である。
図11は、この第二実施形態に係るプリンタヘッド31を適用したプリンタ30の部分的な構成を示す斜視図である。図12は、レンズアレイ5の固定状態を示す断面図である。
図11、図12に示すように、この第二実施形態と前記第一実施形態との相違点は、前記第一実施形態のプリンタヘッド2が光源アレイ4と、レンズアレイ5と、光源アレイ4及びレンズアレイ5の外周部を支持するヘッドケース20とを備えているのに対し、この第二実施形態のプリンタヘッド31は、光源アレイ4と、レンズアレイ5と、これら光源アレイ4とレンズアレイ5との間に設けられたスペーサ部材32とを備えていることにある。
図11、図12に示すように、この第二実施形態と前記第一実施形態との相違点は、前記第一実施形態のプリンタヘッド2が光源アレイ4と、レンズアレイ5と、光源アレイ4及びレンズアレイ5の外周部を支持するヘッドケース20とを備えているのに対し、この第二実施形態のプリンタヘッド31は、光源アレイ4と、レンズアレイ5と、これら光源アレイ4とレンズアレイ5との間に設けられたスペーサ部材32とを備えていることにある。
スペーサ部材32は、硝子やプラスチックといった光透過性の材料によって形成された板材である。スペーサ部材32は、その入光面32a(図12における上面)と素子基板7とが互いに平行になるように接着剤33によって接合されている。一方、出光面32b(図12における下面)には、有機EL素子8の基準線L0からの離間量Yb(図4参照)に基づいて変形されたレンズアレイ5が、その変形状態を維持した状態で接着剤33によって接合されている。尚、接着剤33には、アクリル系、エポキシ系及びシリコン系等が用いられ、所望の屈折率を有する光透過性のものが使用される。
したがって、上述の第二実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果が奏される。さらに、各有機EL素子8からの出射光は素子基板7とスペーサ部材32とを透過してレンズアレイ5に入射し、そして、感光体ドラム3へ露光する。これによって、感光体ドラム3上に正立等倍結像される。このように、この第二実施形態においては、光源アレイ4とレンズアレイ5との間にスペーサ部材32が介在するため、第一実施形態のように、光源アレイ4とレンズアレイ5との間に空気のみが介在する構成と比較して、レンズアレイ5に向かう各有機EL素子8からの光束が狭まる。よって、光源アレイ4からの出射光のうちレンズアレイ5に入射する光量の割合(光の利用効率)を増加させることができる。
また、素子基板7とスペーサ部材32との間、及びスペーサ部材32とレンズアレイ5との間は、できる限り接着剤33で埋まるようにすることが望ましい。このようにすれば、素子基板7とレンズアレイ5との間に空気が介在することがなくなるため、確実に光の利用効率を向上させることができる。
また、素子基板7とスペーサ部材32との間、及びスペーサ部材32とレンズアレイ5との間は、できる限り接着剤33で埋まるようにすることが望ましい。このようにすれば、素子基板7とレンズアレイ5との間に空気が介在することがなくなるため、確実に光の利用効率を向上させることができる。
(プリンタ)
次に、本実施形態のプリンタヘッドの使用形態について説明する。
(タンデム方式のプリンタ)
まず、タンデム方式のプリンタにつき、図13を用いて説明する。
図13は、タンデム方式のプリンタの概略構成図である。このプリンタ380の中央には画像転写ユニットが配置されている。画像転写ユニットは、主に、ブラック画像転写ユニットKと、シアン画像転写ユニットCと、マゼンタ画像転写ユニットMと、イエロー画像転写ユニットYと、中間転写ベルト390とを備えている。そのイエロー画像転写ユニットYは、主に、感光体ドラム(像担持体)341と、帯電手段342と、本発明のプリンタヘッド101と、現像装置344とを備えている。
次に、本実施形態のプリンタヘッドの使用形態について説明する。
(タンデム方式のプリンタ)
まず、タンデム方式のプリンタにつき、図13を用いて説明する。
図13は、タンデム方式のプリンタの概略構成図である。このプリンタ380の中央には画像転写ユニットが配置されている。画像転写ユニットは、主に、ブラック画像転写ユニットKと、シアン画像転写ユニットCと、マゼンタ画像転写ユニットMと、イエロー画像転写ユニットYと、中間転写ベルト390とを備えている。そのイエロー画像転写ユニットYは、主に、感光体ドラム(像担持体)341と、帯電手段342と、本発明のプリンタヘッド101と、現像装置344とを備えている。
感光体ドラム341は、その外周面に像担持体としての感光層を備えて、回転可能に構成されている。感光体ドラム341の周囲には、帯電手段342、プリンタヘッド101及び現像装置344が順に配置されている。帯電手段(コロナ帯電器)342は、感光体ドラム341の感光層を一様に帯電させるものである。プリンタヘッド101は、感光体ドラム341を露光して感光層に静電潜像を形成するものである。なおプリンタヘッド101の発光エネルギーピーク波長と、感光体ドラム341の感度ピーク波長とが、略一致するように設定されている。現像装置344は、感光体ドラム341の静電潜像にトナーを付着させて可視像を形成するものである。尚、現像装置344の内部には、現像剤である非磁性一成分トナーと、そのトナーを感光体ドラムに付着させる現像ローラ355と、その現像ローラ355の表面にトナーを供給する供給ローラ356と、現像ローラ355の表面に付着したトナーの膜厚を規制するブレード(不図示)とを備えている。
また、感光体ドラム341の下方には、中間転写ベルト390が配置されている。中間転写ベルト390は、駆動ローラ391、従動ローラ392及びテンションローラ393に張架され、駆動ローラ391により循環移動可能とされている。この中間転写ベルト390を挟んで感光体ドラム341と対向するように、一次転写ローラ345が配置されている。そして、この一次転写ローラ345に一次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト390を感光体ドラム341に押圧する。これにより、感光体ドラム341に形成されたトナー像が、中間転写ベルト390に一次転写されるようになっている。尚、一次転写位置に近接して、感光体ドラム341の表面の残留トナーを除去するクリーニング手段346が設けられている。
上述したイエロー画像転写ユニットYと同様に、マゼンタ画像転写ユニットM、シアン画像転写ユニットC及びブラック画像転写ユニットKが構成され、中間転写ベルト390に沿って配置されている。そして、各色画像転写ユニットにおいて各色トナー像を中間転写ベルト390に一次転写することにより、各色トナー像が重ね合わされたフルカラーのトナー像が形成される。
一方、プリンタ380の下方には、多数枚の記録媒体Pが積層保持される給紙カセット363が設けられている。その給紙カセット363の端部には、記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ364、及び記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対365が設けられている。また、中間転写ベルト390の従動ローラ392に対向して、二次転写ローラ366が設けられている。そして、この二次転写ローラ366上に供給された記録媒体Pを、従動ローラ392上の中間転写ベルト390に押圧する。これにより、中間転写ベルト390上に形成されたフルカラーのトナー像が、記録媒体Pに二次転写されるようになっている。なお二次転写位置に近接して、中間転写ベルト390の表面の残留トナーを除去するクリーニング手段367が設けられている。
さらに二次転写位置の下流側には、トナー像を記録媒体Pに定着させる定着ローラ対361が設けられている。その定着ローラ対361の下流側には、プリンタ380の上部に形成された排紙トレイ368上に記録媒体Pを排出する排紙ローラ対362が設けられている。タンデム方式のプリンタ380は、以上のように構成されている。
このプリンタ380は、本発明のプリンタヘッド2,31を備えているので、光源アレイ4の初期変形(湾曲)によって有機EL素子8の配列位置の精度が悪化した場合であっても、有機EL素子8からの出射光を精度よく直線状に感光体ドラム341に結像することができる。このため、高解像度な出力画像を実現する優れたプリンタを提供することができる。
(4サイクル方式のプリンタ)
次に、4サイクル方式のプリンタについて説明する。
図14は、4サイクル方式のプリンタの概略構成図である。このプリンタ160は、感光体ドラム165の周囲に、帯電器168と、プリンタヘッド167と、ロータリ構成の現像装置161とを備えて構成されている。尚、感光体ドラム165、帯電器168及びプリンタヘッド167の構成は、上述したタンデム方式のプリンタと同様である。
次に、4サイクル方式のプリンタについて説明する。
図14は、4サイクル方式のプリンタの概略構成図である。このプリンタ160は、感光体ドラム165の周囲に、帯電器168と、プリンタヘッド167と、ロータリ構成の現像装置161とを備えて構成されている。尚、感光体ドラム165、帯電器168及びプリンタヘッド167の構成は、上述したタンデム方式のプリンタと同様である。
ロータリ構成の現像装置161は、イエロー現像ユニットYと、シアン現像ユニットCと、マゼンタ現像ユニットMと、ブラック現像ユニットKとを備え、中心軸161bの周囲を回転可能に構成されている。そのイエロー現像ユニットYの内部には、イエロートナーと、そのトナーを感光体ドラム165に付着させる現像ローラ162と、その現像ローラ162に対してトナーを供給する供給ローラ163と、現像ローラ162のトナーを所定の厚さに規制する規制ブレード164とを備えている。そして、現像ローラ162に高電圧が印加されることにより、回転する感光体ドラム165の表面にイエロー画像が形成されるようになっている。
その感光体ドラム165の上方に、中間転写ベルト169が配置されている。その中間転写ベルト169は、駆動ローラ170aと従動ローラ170bとの間に張架されている。その駆動ローラ170aを感光体ドラム165の駆動モータに連結すれば、感光体ドラム165と同期して中間転写ベルト169を循環移動させることができる。また駆動モータとしてステップモータを採用すれば、中間転写ベルト169の色ずれ補正を行うことができる。その中間転写ベルト169を挟んで感光体ドラム165と対向するように、一次転写ローラ166が配置されている。この一次転写ローラ166によって中間転写ベルト169を感光体ドラム165に押圧することにより、感光体ドラム165に形成されたイエロー画像が中間転写ベルト169に一次転写されるようになっている。
一方、プリンタ160の下方には、用紙を収納する給紙トレイ178が設けられている。その給紙トレイ178の端部には、用紙を一枚ずつ供給するピックアップローラ179が設けられている。そのピックアップローラ179から伸びる用紙搬送路174には、用紙を搬送する複数の搬送ローラが設けられている。その搬送ローラは、低速のブラシレスモータ等によって駆動されるようになっている。また、用紙搬送路174を挟んで駆動ローラ170aと対向するように、二次転写ローラ171が配置されている。この二次転写ローラ171は、クラッチによって中間転写ベルト169に当接及び離反しうるようになっている。そして、この二次転写ローラ171上に供給された用紙を、駆動ローラ170a上に配置された中間転写ベルト169に押圧する。これにより、中間転写ベルト169上に形成されたイエロー画像が、用紙に対して二次転写されるようになっている。
その二次転写位置の下流側には、用紙に対する画像の定着処理を行う定着器が配置されている。その定着器には、加熱ローラ172及び加圧ローラ173が設けられている。
定着器の下流側には、排紙ローラ対176が配置されている。定着処理後の用紙は、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印F方向に進行する。この状態から排紙ローラ対176を逆方向に回転させると、用紙の進行方向が反転して、用紙は両面プリント用搬送路175を矢印G方向に進行する。この搬送路175で用紙を待機させている間に、裏面プリント用のイエロー画像を中間転写ベルト169に一次転写する。そして、適当なタイミングで用紙を二次転写位置に供給し、中間転写ベルト169からイエロー画像を用紙に二次転写する。
定着器の下流側には、排紙ローラ対176が配置されている。定着処理後の用紙は、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印F方向に進行する。この状態から排紙ローラ対176を逆方向に回転させると、用紙の進行方向が反転して、用紙は両面プリント用搬送路175を矢印G方向に進行する。この搬送路175で用紙を待機させている間に、裏面プリント用のイエロー画像を中間転写ベルト169に一次転写する。そして、適当なタイミングで用紙を二次転写位置に供給し、中間転写ベルト169からイエロー画像を用紙に二次転写する。
用紙の両面にイエロー画像が二次転写されたら、ロータリ構成の現像装置161を矢印A方向に90度回転させ、シアン画像について同様の処理を行う。さらに、マゼンタ画像及びブラック画像について同様の処理を行うことにより、各色画像を重ね合わせたフルカラー画像が用紙に形成される。4サイクル方式のプリンタ160は、以上のように構成されている。
このプリンタ160も、本発明のプリンタヘッド2,31を備えているので、光源アレイ4の初期変形(湾曲)によって有機EL素子8の配列位置の精度が悪化した場合であっても、有機EL素子8からの出射光を精度よく直線状に感光体ドラム165に結像することができる。このため、高解像度な出力画像を実現する優れたプリンタを提供することができる。また、印刷スピードをアップしても、高解像度を確保した印刷が可能である。したがって、印刷品質及び信頼性に優れたプリンタを提供することができる。
尚、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
また、上述の実施形態では、発光素子が有機EL素子8である場合について説明したが、発光素子はこれに限らず、LED(Light Emitting Diode)等であってもよい。
また、上述の実施形態では、発光素子が有機EL素子8である場合について説明したが、発光素子はこれに限らず、LED(Light Emitting Diode)等であってもよい。
また、上述の実施形態ではボトムエミッション型の有機EL装置を例にして説明したが、本発明をトップエミッション型の有機EL装置に適用することも可能である。トップエミッション型の有機EL装置の画素電極は、AlやCr等の高反射率の金属材料で構成されているが、正孔注入性を向上させるため、金属材料の表面にITOやIZO(登録商標)等の透明導電性材料を積層形成することが望ましい。
さらに、上述の実施形態では、レンズアレイ5の一部を平行移動及び傾斜させることによって、レンズアレイ5を変形させる場合について説明したが、平行移動又は傾斜変形の何れか一方を行うことにより有機EL素子8からの出射光を感光体ドラム3の所定位置に結像させることができれば、他方を行う必要はない。
そして、上述の実施形態では、レンズアレイ5の長手方向両端を保持する一対の保持機構15,16を設けた場合について説明したが、変形機構17をレンズアレイ5の長手方向両端に設けて保持機構として機能させてもよい。
また、上述の実施形態では、製造装置14の変形機構17が第一変形部18(押圧手段18a,18b)と第二変形部19(押圧手段19a,19b)とで構成されている場合について説明したが、変形機構17が二つの変形部18,19で構成されていなくてもよく、レンズアレイ5の一部を平行移動及び/又は傾斜させることができる構造であればよい。
また、上述の実施形態では、製造装置14の変形機構17が第一変形部18(押圧手段18a,18b)と第二変形部19(押圧手段19a,19b)とで構成されている場合について説明したが、変形機構17が二つの変形部18,19で構成されていなくてもよく、レンズアレイ5の一部を平行移動及び/又は傾斜させることができる構造であればよい。
さらに、上述の実施形態では、各有機EL素子8の基準線L0からの離間距離Ybを計測し(計測工程)、次に、計測した距離Ybと、光源アレイ4と感光体ドラム3との間の距離Tcと、光源アレイ4の光軸上の任意の点P1と感光体ドラム3との間の距離Liに基づいて、式(1)及び式(2)により光源アレイ4の光軸に垂直な方向への移動(平行移動)量Yaとレンズアレイ5の傾斜角度θを決定する場合について説明したが、感光体ドラム3の結像(露光状態)を観察しながら、レンズアレイ5を変形させてもよい。
そして、上述の実施形態では、変形機構17が、例えば、電動モータ、油圧/空圧シリンダ等の動力によって操作する場合について説明したが、動力を用いずに手動で操作可能な構成としてもよい。
そして、上述の実施形態では、変形機構17が、例えば、電動モータ、油圧/空圧シリンダ等の動力によって操作する場合について説明したが、動力を用いずに手動で操作可能な構成としてもよい。
1…プリンタ 2…プリンタヘッド 3…感光体ドラム(像担持体) 4…光源アレイ 5…レンズアレイ 7…素子基板(基板) 8…有機EL素子(発光素子) 14…製造装置 15,16…保持機構 17…変形機構 18…第一変形機構 19…第二変形機構 18a,18b,19a,19b…押圧手段 51a…レンズ素子 L0…基準線 Tc…距離 Li…距離 Yb…離間距離 Ya…平行移動量 θ…傾斜角度
Claims (8)
- 複数の発光素子が基板上に配列された光源アレイと、前記発光素子からの出射光を像担持体に結像させるレンズ素子が配列されたレンズアレイとを備えたプリンタヘッドを製造するプリンタヘッドの製造方法であって、
前記光源アレイからの出射光を前記像担持体の所定位置に結像させるべく前記レンズアレイを変形させる工程と、
前記レンズアレイを変形させた状態で、前記レンズアレイと前記光源アレイとの相対位置を固定する工程とを有することを特徴とするプリンタヘッドの製造方法。 - 前記レンズアレイの変形工程は、
前記発光素子の配列の両端部に配置された両端部発光素子を結ぶ基準直線から、前記配列の両端部以外に配置された中間部発光素子までの離間距離を計測する工程と、
前記離間距離に基づいて前記レンズアレイの変形量を決定する工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリンタヘッドの製造方法。 - 前記レンズアレイの変形工程では、
前記光源アレイからの出射光の前記像担持体への結像位置を観察しながら、前記レンズアレイを変形させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタヘッドの製造方法。 - 前記レンズアレイの変形工程は、
前記発光素子の配列の両端部に配置された両端部発光素子の前方において前記レンズアレイを保持しつつ、前記両端部発光素子の間に配置された中間部発光素子の前方において、前記レンズアレイを前記光源アレイの表面と平行に移動させる工程、及び/又は、前記レンズアレイを前記光源アレイの光軸に対して傾斜させる工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のプリンタヘッドの製造方法。 - 複数の発光素子が基板上に配列された光源アレイと、前記発光素子からの出射光を像担持体に結像させるレンズ素子が配列されたレンズアレイとを備えたプリンタヘッドを製造するプリンタヘッドの製造装置であって、
前記発光素子の配列の両端部に配置された両端部発光素子の前方において前記レンズアレイを保持する一対の保持機構と、
前記両端部発光素子の間に配置された中間部発光素子の前方において前記レンズアレイを変形させる変形機構と、を備え、
前記変形機構は、前記レンズアレイを前記光源アレイの表面と平行に移動させる機構、及び/又は、前記レンズアレイを前記光源アレイの光軸に対して傾斜させる機構を含む
ことを特徴とするプリンタヘッドの製造装置。 - 前記変形機構は、前記レンズアレイの高さ方向の両端部において、前記レンズアレイの幅方向の両側から、それぞれ独立して前記レンズアレイを押圧する押圧手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載のプリンタヘッドの製造装置。
- 前記保持機構も前記変形機構として機能するように構成されていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のプリンタヘッドの製造装置。
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