JP2008119883A - プリンタヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能なプリンタヘッド及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】光源アレイ4とレンズアレイ5との間に、発光素子に平面視で重なる領域が光透過可能になっており、自身の側部のうち少なくとも一部に溝6aを有するスペーサ部材6が設けられるので、当該スペーサ部材6の側部を平坦に形成した場合に比べて溝6aの分だけ表面積が大きくなる。このため、当該溝6aを介してより多くの熱を放熱することが可能となる。これにより、光源アレイ4の表面が高温になるのを防ぐことができ、有機EL素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタヘッド及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用したプリンタとして、ラインプリンタ(画像形成装置)が知られている。このラインプリンタは、被露光部となる像担持体(例えば、感光体ドラム)に、帯電器、ライン状のプリンタヘッド、現像器、転写器などの装置を配置したものである。ラインプリンタは、帯電器によって帯電された像担持体に、プリンタヘッドに設けられた発光素子の選択的な発光動作で露光を行うことにより静電潜像(結像)を形成し、この静電潜像を現像器から供給されるトナーで現像して、そのトナー像を転写器で用紙に転写するものである。
ライン状のプリンタヘッドに設けられた発光素子としては、ガラスなどからなる基板上にエレクトロルミネセンス素子(以下、「有機EL素子」という)のアレイが設けられた光源アレイを用いることが多い。光源アレイと像担持体との間には、複数の屈折率分布型レンズを配列したレンズアレイが配置されている。このレンズアレイとしては、例えば、日本板硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)がある(セルフォック;SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。このように構成されたプリンタヘッドは、有機EL素子アレイから射出された光が、レンズアレイを透過し、像担持体に正立等倍結像するようになっている(例えば、特許文献1参照)。また、有機EL素子アレイとレンズアレイとの間にスペーサ部材を配置する構成も知られている。
特開平3−129451号公報
しかしながら、発光素子として有機EL素子を用いる場合、発光時には有機EL素子アレイの表面が60℃以上になってしまうため、有機EL素子の劣化の原因となっている。有機EL素子の劣化により、寿命が短くなったり発光特性が悪化したりするという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、発光素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能なプリンタヘッド及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタヘッドは、複数の発光素子が基板上に配列された光源アレイと、前記発光素子からの射出光を像担持体に結像させるレンズ素子が配列されたレンズアレイと、前記光源アレイと前記レンズアレイとの間に設けられ、前記発光素子に平面視で重なる領域が光透過可能になっており、自身の側部のうち少なくとも一部に溝を有するスペーサ部材とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、光源アレイとレンズアレイとの間に、発光素子に平面視で重なる領域が光透過可能になっており、自身の側部のうち少なくとも一部に溝を有するスペーサ部材が設けられるので、当該スペーサ部材の側部を平坦に形成した場合に比べて溝の分だけ表面積が大きくなる。このため、当該溝を介してより多くの熱を放熱することが可能となる。これにより、光源アレイの表面が高温になるのを防ぐことができ、発光素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能となる。
上記のプリンタヘッドは、前記スペーサ部材が、前記発光素子に平面視で重なる領域に設けられ、光透過可能な材料からなる板状部材と、前記板状部材の側面のうち少なくとも一部を覆うように設けられ、表面側に溝を有する放熱部材とを有することを特徴とする。
本発明によれば、スペーサ部材が、発光素子に平面視で重なる領域には光透過可能な材料からなる板状部材が設けられると共に、表面に溝を有する放熱部材が当該板状部材の側面のうち少なくとも一部を覆うように設けられているので、放熱部材においては放熱量が一層多くなる。これにより、効率的に放熱することができる。
上記のプリンタヘッドは、前記放熱部材が、前記板状部材を構成する材料よりも光透過率の低い材料からなることを特徴とする。
本発明によれば、放熱部材が、板状部材を構成する材料よりも光透過率の低い材料からなるので、スペーサ部材のうち発光素子に平面視で重なる領域以外の領域から光が漏れるのを防ぐことができる。これにより、像担持体に余分な光が照射されるのを防ぐことができる。
上記のプリンタヘッドは、前記放熱部材が、前記板状部材のうち平面視で前記レンズアレイに重なる領域の周辺領域を覆うように設けられることを特徴とする。
本発明によれば、放熱部材が、板状部材のうち平面視で前記レンズアレイに重なる領域の周辺領域を覆うように設けられるので、放熱領域が広がることになる。これにより、効果的に放熱することができる。加えて、板状部材を構成する材料よりも光透過率の低い材料によって放熱部材を形成する場合には、レンズアレイの周縁領域においても光の漏れを防ぐことができるという利点がある。
本発明に係る画像形成装置は、上記のプリンタヘッドを搭載したことを特徴とする。
本発明によれば、発光素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能なプリンタヘッドを搭載したので、高解像度な出力画像を実現する優れた画像形成装置を得ることができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタヘッド2を適用した電子写真方式のプリンタ1(画像形成装置)の部分的な構成を示す斜視図である。
同図に示すように、プリンタ1は、プリンタヘッド2と像担持体である感光体ドラム3とを備えている。感光体ドラム3は、プリンタヘッド2の長手方向に平行に延在する回転軸に支持され、外周面をプリンタヘッド2に対向させた状態で回転する。プリンタヘッド2は、プリンタ1における露光装置として使用されるものである。
プリンタヘッド2は、略長方形状の光源アレイ4と、光源アレイ4からの射出光を感光体ドラム3に正立等倍結像させるレンズ素子を整列配置して成るレンズアレイ5と、光源アレイ4とレンズアレイ5との間に配置されたスペーサ部材6と、光源アレイ4及びスペーサ部材6の外周部を支持するヘッドケース20とを備えている。
図2は、光源アレイ4を模式的に示した図である。
光源アレイ4は、略長方形状の素子基板7上に発光素子である複数の有機EL(エレクトロルミネセンス)素子8を配列して成る発光素子列8Aと、有機EL素子8を駆動させる駆動素子9から成る駆動素子群と、これら駆動素子9(駆動素子群)の駆動を制御する制御回路9aとを一体形成したものである。尚、図2では有機EL素子8が1列に配置されているが、千鳥状に2列に配置してもよい。この場合には、光源アレイ4の長手方向における有機EL素子8のピッチを小さくすることが可能になり、プリンタの解像度を向上させることができる。
有機EL素子8は、一対の電極間に少なくとも有機発光層を備えたものであり、その一対の電極から発光層に電流を供給することにより発光するようになっている。その有機EL素子8における一方の電極には共通線10が接続され、他方の電極には駆動素子9を介してデータ線11が接続されている。この駆動素子9は、薄膜トランジスタ(TFT)や薄膜ダイオード(TFD)等のスイッチング素子で構成されている。駆動素子9にTFTを採用した場合には、そのソース領域にデータ線11が接続され、ゲート電極に制御回路群9aが接続される。そして、制御回路群9aにより駆動素子9の動作が制御され、駆動素子9によりデータ線11から有機EL素子8への通電が制御されるようになっている。
素子基板7の有機EL素子8が整列配置されている部分には、有機EL素子8を封止するための封止体12が接合されている。この封止体12は、素子基板7と協働して有機EL素子8を封止(外気から遮断)する略長方形の板材であって、その長辺が素子基板7の有機EL素子8が整列配置されている側(図2における下側)の長辺と重なりあうように配置されている。これによって、外気や水分の付着に起因した有機EL素子8の劣化が抑制されるようになっている。尚、この封止体12によって覆われていない素子基板7上に制御回路9aが実装されている。
図3は、レンズアレイ5の斜視図である。このレンズアレイ5は、日本板硝子株式会社製のセルフォック(登録商標)レンズ素子51aを配列したものである。このレンズ素子51aは、直径0.28mm程度のファイバー状に形成されている。また、各レンズ素子51aは千鳥状に配置され、各レンズ素子51aの隙間には黒色のシリコン樹脂52が充填されている。さらに、その周囲にフレーム54が配置されて、レンズアレイ5が形成されている。尚、以下の実施形態の説明において、レンズアレイ5の光軸方向を高さ方向、レンズアレイ5の光軸方向に垂直な厚さ方向を幅方向という。
このレンズ素子51aは、その中心から周辺にかけて放物線上の屈折率分布を有している。そのため、レンズ素子51aに入射した光は、その内部を一定周期で蛇行しながら進むようになっている。このレンズ素子51aの長さを調整すれば、画像を正立等倍結像させることができる。そして、正立等倍結像するレンズによれば、隣接するレンズの作る像を重ね合わせることが可能になり、広範囲の画像を得ることができる。したがって、図3のレンズアレイ5は、光源アレイ全体からの光を精度よく結像させることができるようになっている。
図4は、図1におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。
ヘッドケース20は、アルミニウム等の剛性の金属材料によって形成されており、光源アレイ4を保護するケース本体21と、光源アレイ4を支持するフレーム22とを有している。
ケース本体21の図中上側には開口部21aが形成されており、この開口部21aを閉塞するように、光源アレイ4が配置されている。光源アレイ4はボトムエミッション方式であり、素子基板7を開口部21a側に向けて配置されている。一方、ケース本体21の図中下側に形成された開口部21b側には、光源アレイ4を支持するフレーム22が設けられている。
スペーサ部材6は、ケース本体21の開口部21aと光源アレイ4の素子基板7とで形成されるスペース内に格納されるように設けられている。
図5は、スペーサ部材6の構成を示す図である。同図に示すように、スペーサ部材6は、ガラスなどの光透過可能な材料からなる板状部材である。スペーサ部材6は、レンズアレイ5と感光体ドラム3との距離を所定の距離に保持するように一定の厚さを有している。長手方向の各側面には溝6aが形成されている。溝6aは、スペーサ部材6の側面に長手方向全体に亘って形成されており、スペーサ部材6の厚さ方向に複数設けられている。スペーサ部材6の上面6bにはレンズアレイ5が配置されるようになっている。
このように、本実施形態によれば、光源アレイ4とレンズアレイ5との間に、発光素子に平面視で重なる領域が光透過可能になっており、自身の側部のうち少なくとも一部に溝6aを有するスペーサ部材6が設けられるので、当該スペーサ部材6の側部を平坦に形成した場合に比べて溝6aの分だけ表面積が大きくなる。このため、当該溝6aを介してより多くの熱を放熱することが可能となる。これにより、光源アレイ4の表面が高温になるのを防ぐことができ、有機EL素子8の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態では、スペーサ部材の構成が第1実施形態とは異なっているので、この点を中心に説明する。図6は、本実施形態に係るプリンタヘッドに設けられるスペーサ部材の構成を示す断面図である。
スペーサ部材106は、板状部材107と、当該板状部材107の側面107aに設けられた放熱部材108とを主体として構成されている。第1実施形態と同様に長手方向及び短手方向を有する構成になっており、図6の左右方向がスペーサ部材106の短手方向を示している。
板状部材107は、光源アレイ4の有機EL素子に平面視で重なる領域に配置されており、例えばガラスなどの光透過可能な材料からなる。放熱部材108は、板状部材107よりも熱伝導性が高くかつ光透過率の低い材料、例えばアルミニウムやクロムなどの金属材料からなり、側部に溝108aが設けられている。溝108aは、スペーサ部材106の長手方向に沿って設けられており、スペーサ部材106の厚さ方向に複数設けられている。
本実施形態によれば、スペーサ部材106が、有機EL素子に平面視で重なる領域には光透過可能な材料からなる板状部材107が設けられると共に、表面に溝108aを有する放熱部材108が当該板状部材107の側面を覆うように設けられているので、放熱部材108においては放熱量が一層多くなる。これにより、効率的に放熱することができる。
加えて、本実施形態によれば、放熱部材108が、板状部材107を構成する材料よりも光透過率の低い材料からなるので、スペーサ部材106のうち有機EL素子に平面視で重なる領域以外の領域から光が漏れるのを防ぐことができる。これにより、感光体ドラムに余分な光が照射されるのを防ぐことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態では、スペーサ部材の構成が第1実施形態とは異なっているので、この点を中心に説明する。図7は、本実施形態に係るプリンタヘッドに設けられるレンズアレイ及びスペーサ部材の構成を示す断面図である。
スペーサ部材206は、板状部材207と、当該板状部材207の上面207aの一部及び側面207bを覆うように設けられた放熱部材208とを主体として構成されている。第1実施形態と同様に長手方向及び短手方向を有する構成になっており、図7の左右方向がスペーサ部材206の短手方向を示している。
板状部材207は、例えばガラスなどの光透過可能な材料からなる。放熱部材208は、第2実施形態と同様、板状部材207よりも熱伝導性が高くかつ光透過率の低い材料、例えばアルミニウムやクロムなどからなる。放熱部材208は、板状部材207の上面207aのうちレンズアレイ205の周辺部分を覆うと共に、板状部材207の長手方向の側面207bを覆うように設けられている。放熱部材208の側部には溝208aが設けられている。溝208aは、スペーサ部材206の長手方向全体に設けられており、スペーサ部材206の厚さ方向に複数設けられている。
本実施形態によれば、放熱部材208が、板状部材207のうち平面視でレンズアレイ205に重なる領域の周辺を覆うように設けられるので、放熱領域が広がることになる。これにより、効果的に放熱することができる。特に本実施形態のように、板状部材207を構成する材料よりも光透過率の低い材料によって放熱部材208を形成する場合には、レンズアレイ205の周縁領域においても光の漏れを防ぐことができるという利点がある。
[タンデム方式のプリンタ]
本実施形態のプリンタヘッドの使用形態について、タンデム方式のプリンタを例に挙げて説明する。
図5は、タンデム方式のプリンタの概略構成図である。このプリンタ380の中央には画像転写ユニットが配置されている。画像転写ユニットは、主に、ブラック画像転写ユニットKと、シアン画像転写ユニットCと、マゼンタ画像転写ユニットMと、イエロー画像転写ユニットYと、中間転写ベルト390とを備えている。そのイエロー画像転写ユニットYは、主に、感光体ドラム(像担持体)341と、帯電手段342と、本発明のプリンタヘッド101と、現像装置344とを備えている。
感光体ドラム341は、その外周面に像担持体としての感光層を備えて、回転可能に構成されている。感光体ドラム341の周囲には、帯電手段342、プリンタヘッド101及び現像装置344が順に配置されている。帯電手段(コロナ帯電器)342は、感光体ドラム341の感光層を一様に帯電させるものである。プリンタヘッド101は、感光体ドラム341を露光して感光層に静電潜像を形成するものである。なおプリンタヘッド101の発光エネルギーピーク波長と、感光体ドラム341の感度ピーク波長とが、略一致するように設定されている。
現像装置344は、感光体ドラム341の静電潜像にトナーを付着させて可視像を形成するものである。尚、現像装置344の内部には、現像剤である非磁性一成分トナーと、そのトナーを感光体ドラムに付着させる現像ローラ355と、その現像ローラ355の表面にトナーを供給する供給ローラ356と、現像ローラ355の表面に付着したトナーの膜厚を規制するブレード(不図示)とを備えている。
また、感光体ドラム341の下方には、中間転写ベルト390が配置されている。中間転写ベルト390は、駆動ローラ391、従動ローラ392及びテンションローラ393に張架され、駆動ローラ391により循環移動可能とされている。この中間転写ベルト390を挟んで感光体ドラム341と対向するように、一次転写ローラ345が配置されている。そして、この一次転写ローラ345に一次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト390を感光体ドラム341に押圧する。これにより、感光体ドラム341に形成されたトナー像が、中間転写ベルト390に一次転写されるようになっている。尚、一次転写位置に近接して、感光体ドラム341の表面の残留トナーを除去するクリーニング手段346が設けられている。
上述したイエロー画像転写ユニットYと同様に、マゼンタ画像転写ユニットM、シアン画像転写ユニットC及びブラック画像転写ユニットKが構成され、中間転写ベルト390に沿って配置されている。そして、各色画像転写ユニットにおいて各色トナー像を中間転写ベルト390に一次転写することにより、各色トナー像が重ね合わされたフルカラーのトナー像が形成される。
一方、プリンタ380の下方には、多数枚の記録媒体Pが積層保持される給紙カセット363が設けられている。その給紙カセット363の端部には、記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ364、及び記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対365が設けられている。また、中間転写ベルト390の従動ローラ392に対向して、二次転写ローラ366が設けられている。
そして、この二次転写ローラ366上に供給された記録媒体Pを、従動ローラ392上の中間転写ベルト390に押圧する。これにより、中間転写ベルト390上に形成されたフルカラーのトナー像が、記録媒体Pに二次転写されるようになっている。なお二次転写位置に近接して、中間転写ベルト390の表面の残留トナーを除去するクリーニング手段367が設けられている。
さらに二次転写位置の下流側には、トナー像を記録媒体Pに定着させる定着ローラ対361が設けられている。その定着ローラ対361の下流側には、プリンタ380の上部に形成された排紙トレイ368上に記録媒体Pを排出する排紙ローラ対362が設けられている。タンデム方式のプリンタ380は、以上のように構成されている。
本実施形態によれば、発光素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能な上記各実施形態のプリンタヘッドを搭載したので、高解像度な出力画像を実現する優れたプリンタ380を得ることができる。
[4サイクル方式のプリンタ]
次に、4サイクル方式のプリンタについて説明する。
図6は、4サイクル方式のプリンタの概略構成図である。このプリンタ160は、感光体ドラム165の周囲に、帯電器168と、プリンタヘッド167と、ロータリ構成の現像装置161とを備えて構成されている。尚、感光体ドラム165、帯電器168及びプリンタヘッド167の構成は、上述したタンデム方式のプリンタと同様である。
ロータリ構成の現像装置161は、イエロー現像ユニットYと、シアン現像ユニットCと、マゼンタ現像ユニットMと、ブラック現像ユニットKとを備え、中心軸161bの周囲を回転可能に構成されている。
そのイエロー現像ユニットYの内部には、イエロートナーと、そのトナーを感光体ドラム165に付着させる現像ローラ162と、その現像ローラ162に対してトナーを供給する供給ローラ163と、現像ローラ162のトナーを所定の厚さに規制する規制ブレード164とを備えている。そして、現像ローラ162に高電圧が印加されることにより、回転する感光体ドラム165の表面にイエロー画像が形成されるようになっている。
その感光体ドラム165の上方に、中間転写ベルト169が配置されている。その中間転写ベルト169は、駆動ローラ170aと従動ローラ170bとの間に張架されている。その駆動ローラ170aを感光体ドラム165の駆動モータに連結すれば、感光体ドラム165と同期して中間転写ベルト169を循環移動させることができる。また駆動モータとしてステップモータを採用すれば、中間転写ベルト169の色ずれ補正を行うことができる。
その中間転写ベルト169を挟んで感光体ドラム165と対向するように、一次転写ローラ166が配置されている。この一次転写ローラ166によって中間転写ベルト169を感光体ドラム165に押圧することにより、感光体ドラム165に形成されたイエロー画像が中間転写ベルト169に一次転写されるようになっている。
一方、プリンタ160の下方には、用紙を収納する給紙トレイ178が設けられている。その給紙トレイ178の端部には、用紙を一枚ずつ供給するピックアップローラ179が設けられている。そのピックアップローラ179から伸びる用紙搬送路174には、用紙を搬送する複数の搬送ローラが設けられている。その搬送ローラは、低速のブラシレスモータ等によって駆動されるようになっている。また、用紙搬送路174を挟んで駆動ローラ170aと対向するように、二次転写ローラ171が配置されている。この二次転写ローラ171は、クラッチによって中間転写ベルト169に当接及び離反しうるようになっている。そして、この二次転写ローラ171上に供給された用紙を、駆動ローラ170a上に配置された中間転写ベルト169に押圧する。これにより、中間転写ベルト169上に形成されたイエロー画像が、用紙に対して二次転写されるようになっている。
その二次転写位置の下流側には、用紙に対する画像の定着処理を行う定着器が配置されている。その定着器には、加熱ローラ172及び加圧ローラ173が設けられている。
定着器の下流側には、排紙ローラ対176が配置されている。定着処理後の用紙は、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印F方向に進行する。
この状態から排紙ローラ対176を逆方向に回転させると、用紙の進行方向が反転して、用紙は両面プリント用搬送路175を矢印G方向に進行する。この搬送路175で用紙を待機させている間に、裏面プリント用のイエロー画像を中間転写ベルト169に一次転写する。そして、適当なタイミングで用紙を二次転写位置に供給し、中間転写ベルト169からイエロー画像を用紙に二次転写する。
用紙の両面にイエロー画像が二次転写されたら、ロータリ構成の現像装置161を矢印A方向に90度回転させ、シアン画像について同様の処理を行う。さらに、マゼンタ画像及びブラック画像について同様の処理を行うことにより、各色画像を重ね合わせたフルカラー画像が用紙に形成される。4サイクル方式のプリンタ160は、以上のように構成されている。
本実施形態によれば、発光素子の長寿命化を図ると共に高い発光特性を維持することが可能な上記各実施形態のプリンタヘッドを搭載したので、高解像度な出力画像を実現する優れたプリンタ160を得ることができる。また、印刷スピードをアップしても、高解像度を確保した印刷が可能である。したがって、印刷品質及び信頼性に優れたプリンタ160を提供することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、スペーサ部材の長手方向の側面に溝が設けられる構成であったが、これに限られることは無く、例えば短手方向の側面に設けられる構成であっても構わない。
また、溝の断面視における形状が四角型になっているが、断面視三角型であっても断面視丸型であっても構わない。
また、スペーサ部材の側面全体に亘って溝が設けられる構成であったが、これに限られることは無く、例えば、側面の一部に溝が設けられる構成であっても構わない。
また、電子写真方式の他の画像印刷装置にも本発明の適用が可能であり、そのような画像印刷装置は本発明の範囲内にある。例えば、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムから直接シートに顕像を転写するタイプの画像印刷装置や、モノクロの画像を形成する画像印刷装置にも電気光学装置のいずれかを応用することが可能である。
上記の電気光学装置の発光パネルでは、与えられる電気的なエネルギを光学的エネルギに変換する発光素子として有機EL素子が使用されているが、他の発光素子(例えば無機EL素子、プラズマディスプレイ素子)を発光パネルに使用してもよい。また、トップエミッションタイプの発光パネルを使用してもよい。
また、上記の電気光学装置では、有機EL素子を有する光源パネル4にレンズアレイ5が取り付けられているが、多数のライトバルブ画素を有するライトバルブパネルにレンズアレイを取り付けてもよい。ライトバルブ画素は、与えられる電気的エネルギにより光の透過率が変化する画素であり、例えば液晶の画素、エレクトロケミカルディスプレイの画素、電気泳動ディスプレイの画素、分散粒子配向型ディスプレイの画素が含まれる。これらは、いずれも別個の光源からの光の透過量を調整する。例えば液晶パネルのようなライトバルブパネルをマイクロレンズアレイに取り付けて、別個の光源からの光がライトバルブパネルと集束性レンズアレイを透過するようにすることが可能である。
本発明の第1実施形態に係るプリンタの部分的な構成を示す斜視図。 本実施形態に係る光源アレイを模式的に示す平面図。 本実施形態に係るレンズアレイを模式的に示す斜視図。 本実施形態に係るプリンタの部分的な構成を示す断面図。 本実施形態に係るプリンタヘッドのスペーサ部材の構成を示す図。 本発明の第2実施形態に係るプリンタの部分的な構成を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係るプリンタの部分的な構成を示す斜視図。 タンデム方式のプリンタの概略構成図。 4サイクル方式のプリンタの概略構成図。
符号の説明
1…プリンタ 2…プリンタヘッド 3…感光体ドラム 4…光源アレイ 5…レンズアレイ 6…スペーサ部材 6a…溝 6b…上面 7…素子基板 8…EL素子 20…ヘッドケース 21…ケース本体 21a…開口部 21b…開口部 22…フレーム 101…プリンタヘッド 106…スペーサ部材 107…板状部材 107a…側面 108…放熱部材 108a…溝 160…プリンタ 205…レンズアレイ 206…スペーサ部材 207…板状部材 207a…上面 207b…側面 208…放熱部材 208a…溝 380…プリンタ

Claims (5)

  1. 複数の発光素子が基板上に配列された光源アレイと、
    前記発光素子からの射出光を像担持体に結像させるレンズ素子が配列されたレンズアレイと、
    前記光源アレイと前記レンズアレイとの間に設けられ、前記発光素子に平面視で重なる領域が光透過可能になっており、自身の側部のうち少なくとも一部に溝を有するスペーサ部材と
    を具備することを特徴とするプリンタヘッド。
  2. 前記スペーサ部材が、
    前記発光素子に平面視で重なる領域に設けられ、光透過可能な材料からなる板状部材と、
    前記板状部材の側面のうち少なくとも一部を覆うように設けられ、前記板状部材を構成する材料よりも熱伝導率の高い材料からなり、表面に溝を有する放熱部材と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタヘッド。
  3. 前記放熱部材が、前記板状部材を構成する材料よりも光透過率の低い材料からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタヘッド。
  4. 前記放熱部材が、前記板状部材のうち平面視で前記レンズアレイに重なる領域の周辺領域を覆うように設けられる
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプリンタヘッド。
  5. 請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載のプリンタヘッドを搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060154A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社沖データ 露光装置及び画像形成装置

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