JP4508816B2 - 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4508816B2
JP4508816B2 JP2004297240A JP2004297240A JP4508816B2 JP 4508816 B2 JP4508816 B2 JP 4508816B2 JP 2004297240 A JP2004297240 A JP 2004297240A JP 2004297240 A JP2004297240 A JP 2004297240A JP 4508816 B2 JP4508816 B2 JP 4508816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
lens
organic
chromatic aberration
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004297240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006110728A5 (ja
JP2006110728A (ja
Inventor
辻野浄士
野村雄二郎
井熊健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004297240A priority Critical patent/JP4508816B2/ja
Priority to EP05022208A priority patent/EP1647407A3/en
Priority to US11/249,747 priority patent/US7468736B2/en
Publication of JP2006110728A publication Critical patent/JP2006110728A/ja
Publication of JP2006110728A5 publication Critical patent/JP2006110728A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4508816B2 publication Critical patent/JP4508816B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、有機EL発光素子アレイからの発光を結像光学系により感光体上に露光する露光ヘッドとそれを用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真法を用いた複写機、プリンター、ファックス等の画像形成装置においては、書込手段としてレーザ光源から照射されたレーザ光線を、回転多面鏡(ポリゴンミラー)を用いて走査し、感光体上に静電潜像を形成する画像形成装置や、複数のLED素子を直線状に配置したLEDアレイを用いて感光体に静電潜像を形成する画像形成装置が知られている。また、有機EL発光素子を直線状に配置した画像形成装置も知られている。
特開平2−273258号公報 特開平11−198433号公報 特開2000−50816号公報 特開2000−103114号公報
しかしながら、レーザ光線による露光方式の場合、ポリゴンミラーやレンズ等の光学部品が必要となり、装置の小型化が難しく、また超高速化も難しいという問題がある。また、タンデム配置のカラー画像形成装置においては、4本の走査ビームの走査位置精度を高めることが困難で、色ずれが発生し、画質が劣化する問題が発生する。
多数の微小なLED素子を直線状に配列したLEDアレイによる露光方式の場合、LED素子は、一般的に高輝度を得ることができるが、LED素子は基本的に半導体プロセスを用いて製造するため、基板が高価であり、製造歩留まりの関係から長尺化ができず、多数のチップを一列に並べる必要がある。その時、チップ間の段差、間隔の誤差が輝度のバラツキを生じ、濃度ムラが画像に顕著に表れるという問題がある。
有機物質を発光層に用いた有機EL発光素子は、他の発光素子に比べて製造が容易であり、発熱量が小さいために、冷却用の放熱フィン等を廃止することができ、露光手段を薄型かつ軽量のものとすることができる。しかし、有機EL発光素子の発光波長は、半値幅が約100nmと広いため、実効波長分布(感光体からみた発光波長分布)も半値幅が約100nmと広い。図9は、有機EL発光素子の発光部8からの書込光のロッドレンズ3を通しての感光体2への結像状態を示すものである。有機EL発光素子は、発光波長分布が広いため、点線で示す長波長の光線がロッドレンズ3の色収差により、感光体2上で大きなスポット径で結像してしまう。図10は単波長の場合と有機EL発光素子6のように波長分布が広い書込光との発光強度とスポット径を比較した図である。波長分布が広い有機EL発光素子6のスポット径(点線)が単波長の書込光のスポット径(実線)より大きなスポット径となってしまい、鮮明な画像が形成されにくいという問題が発生する。スポット径が増大すると画像の輪郭が明確にならず画質に影響する。
特開2000−50816号公報及び特開2000−103114号公報において開示されている、有機EL発光素子を感光体の主走査方向に複数個配置したラインを、感光体の副走査方向に複数列配置し、感光体上の同一画素を前記副走査方向の複数列のラインで多重露光する方式の画像形成装置で、各ラインの有機EL発光素子をPWM(パルス幅変調方式)制御し階調表現する場合、複数列の有機EL発光素子のスポットを感光体上の同一画素に重ねて露光するため、感光体のスポットの形状の精度が画質に大きく影響する。特に副走査方向の画素ラインのピッチが狭い場合、副走査方向のスポット径が増大すると、隣接したライン間の空白部がつぶれ画像の品質が低下する。
発明は、前記従来技術のもつ課題を解決した、簡単な構成で、波長分布により生じるスポット径の増大化を防止し、画質の良いPWM制御による階調表現が可能な有機EL発光素子のラインヘッドからなる露光ヘッドとそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の露光ヘッドは、前記基板上の主走査方向及び副走査方向に複数配された発光素子と、前記副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズと、結像光学系と、を有し、前記色収差補正レンズと、結像光学系を別体で構成し、前記色収差補正レンズは、凹部が形成された第1のレンズと、凸部が形成された第2のレンズを有し、前記第1のレンズの凹部と、前記第2のレンズの凸部を接合して構成されることを特徴とし、また、本発明の露光ヘッドは、前記結像光学系は、屈折率分布型ロッドレンズを複数配したロッドレンズアレイとすることを特徴とし、また、本発明の露光ヘッドは、前記発光素子が、有機EL発光素子であることを特徴とし、また、本発明の画像形成装置は、基板と、基板上の主走査方向及び副走査方向に複数配された発光素子と、
前記副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズと、結像光学系と、を有し、前記色収差補正レンズと、結像光学系を別体で構成し、前記色収差補正レンズは、凹部が形成された第1のレンズと、凸部が形成された第2のレンズを有し、前記第1のレンズの凹部と、前記第2のレンズの凸部を接合して構成される露光ヘッドを備え、感光体上の同一画素に多重露光し、かつ前記発光素子の発光をPWM制御し階調表現することを特徴とする。
以上
本発明の画像形成装置において、有機EL発光素子を感光体の主走査方向に直線状に複数個配置したラインを感光体の副走査方向に複数列配置し、前記有機EL発光素子の各ラインからの発光を結像光学系を通して感光体上の同一画素に多重露光し、かつ前記有機EL発光素子の各ラインの有機EL発光素子をPWM制御して階調表現可能とした画像形成装置であり、前記画像形成装置の光学系に副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズを別体として配置する構成により、副走査方向に配列された複数の有機EL発光素子の多重露光による階調表現において重要な副走査方向のスポット径が結像光学系の色収差により増大するのを防止し、画質のよい画像を得ることができる。特に、画素の副走査方向のピッチが狭い場合は、隣接したライン間の空白部が保持され輪郭部が明確となり画質が向上する。また、色収差補正レンズを結像光学系とは別体に配置するので、色収差補正レンズの製造が容易であり、その配置も容易となる。
色収差補正レンズを長尺体として一体に形成し、その長手側が主走査方向となるように有機EL発光素子のラインに対応するように配置する構成により、副走査方向の色収差の補正精度が向上し、かつ色収差補正レンズの製造が容易で、光学系の位置決め配置も容易となる。
色収差補正レンズの中心位置と前記発光部の中心位置を光学装置により測定し、両者の位置ずれ量を算出することにより、前記色収差補正レンズの前記発光部に対する位置決めをする構成により、精度のよい副走査方向の色収差の補正が可能となる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の有機EL発光素子発光素子6を用いた感光体2上への露光手段1の一実施形態を示すものである。露光手段1は、感光体2に面して内外に通じるように中央部に屈折率分布型ロッドレンズ3を俵積みして取り付けている不透明なハウジング4を備える。複数のロッドレンズ3は直線状に配列されたロッドレンズアレイ3’を構成する。ロッドレンズアレイ3’は、感光体2の副走査方向に少なくとも1列配置される。不透明なハウジング4中の屈折率分布型のロッドレンズアレイ3’の後面に面して取り付けられたガラス基板5に形成された有機EL発光素子6が配置される。複数の有機EL発光素子6が直線状に配列され有機EL発光素子アレイ6’を構成する。有機EL発光素子アレイ6’は、感光体2の副走査方向に複数列配置される。前記ロッドレンズアレイ3’と有機EL発光素子アレイ6’はそれぞれ対応するように位置決めされる。有機EL発光素子アレイ6’とロッドレンズアレイ3’の間に、副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズ25が配置される。色収差補正レンズ25は、有機EL発光素子アレイ6’が伸びる方向に伸びる長尺体として別体に形成される。不透明なハウジング4の背面からその中の有機EL発光素子アレイ6’を遮蔽する不透明なカバー7とからなり、固定板バネ24によりハウジング4背面に対して不透明なカバー7を押圧してハウジング4を光密に密閉するようになっている。
図2は、本発明の色収差補正レンズ25の拡大図である。色収差補正レンズ25は、軸方向に連続した凹部が形成された第1レンズ26と、軸方向に連続した凸部が形成された第2レンズ27とを、その凹部と凸部を接合し一体化した長尺体として成形される。色収差補正レンズ25をその軸方向が有機EL発光素子アレイ6’と同じ主走査方向に伸びるように配置する。このように形成された色収差補正レンズ25は、有機EL発光素子アレイ6’からの発光の副走査方向の色収差を補正し、結像光学系であるロッドレンズアレイ3’を通して感光体2上に副走査方向の色収差を補正したスポットを結像する。色収差レンズ2は、ガラス基板5に固定配置する。
図3は、色収差補正レンズ25を有機EL発光素子6の発光部8が形成されたガラス基板5に対して位置決め配置するための構成を示すものである。図3に示されるように、ガラス基板5に形成された有機EL発光素子6の発光部8の発光中心位置28と、色収差補正レンズ25の中心位置29とのズレ量を、カメラ等の光学装置30で検出し、色収差補正レンズ25を精確な位置に配置する。
図4は、露光手段1の有機EL発光素子6の発光部8近傍の1例の断面図を示す。有機EL発光素子6は、例えば0.5mm厚のガラス基板5上に、発光部8の発光を制御する厚さ50nmのポリシリコンからなるTFT9が発光部8に対応して設けられる。ガラス基板5上には、TFT9上のコンタクトホールを除いて厚さ100nm程度のSiO2からなる絶縁膜10が成膜される。コンタクトホールを介してTFT9に接続するように発光部8の一に厚さ150nmのITOからなる陽極11が形成される。発光部8以外の位置に対応する部分には、厚さ120nm程度のSiO2からなる別の絶縁膜12が成膜される。絶縁膜12の上に発光部8に対応する穴13を形成した厚さ2μmのポリイミドからなるバンク14が設けられる。バンク14の穴13内に陽極11から順に、厚さ50nmの正孔注入層15、厚さ50nmの発光層16が成膜される。発光層16の上面と穴13の内面及びバンク14の外面を覆うように厚さ100nmのCaからなる陰極第1層17と、厚さ200nmのAlからなる陰極第2層18とが順に成膜され、その上に窒素ガス等の不活性ガス19を介して厚さ1mm程度のカバーガラス20でカバーされて有機EL発光素子6の発光部8が構成されている。発光部8からの発光はガラス基板5側に行われる。
図5は、感光体ユニットに取り付けられた感光体2に対して位置決め配置される露光手段1を示す斜視図である。有機EL発光素子6が複数個直線状に配置されたラインを感光体2の副走査方向に複数列配置し、感光体2上の画素に対して1ラインの有機EL発光素子アレイ6’で露光してから感光体2を移動させ、前記画素に対して次列の1ラインの有機EL発光素子アレイ6’で重ねて多重露光を行う画像装置を示す。ロッドレンズアレイ3’は、複数列に配置された有機EL発光素子アレイ6’に対応するように複数列配置される。また、ロッドレンズアレイ3’は、副走査方向に並んだ複数列の有機EL発光素子アレイ6’に対して1つというように、1対N(N:2以上の整数)で対応するように配置してもよい。有機EL発光素子アレイ6’の発光部8と感光体2との間に、別体に形成した色収差補正レンズ25を配置する。書込手段1は、長尺の不透明なハウジング4中に保持されている。長尺の不透明なハウジング4の両端に設けた位置決めピン21を感光体ユニットのケースの対向する位置決め穴に嵌入させると共に、長尺の不透明なハウジング4の両端に設けた固定ねじ孔22を通して固定ねじをケースのねじ孔にねじ込んで固定し、露光手段1を所定位置に固定する。23は駆動回路である。
図6は、本発明の画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図6において、ホストコンピュータ121は、印刷データを形成して画像形成装置の制御部122に送信する。画像形成装置の制御部122は、データ処理手段123、記憶手段124〜127、前記記憶手段124〜127と対応して配列された有機EL発光素子ラインヘッド(光学ヘッド)128〜131を有している。
有機EL発光素子ラインヘッド128〜131は、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応するものであり、感光体2上にカラー画像を形成する。記憶手段124〜127は、各色の有機EL発光素子ラインヘッド128〜131に対応した画像データを記憶する。
データ処理手段123は、ホストコンピュータ121から送信された印刷データに基づいて、色分解、階調処理、画像データのビットマップへの展開、色ずれ調整などの処理を行う。データ処理手段123は、1ラインづつの画像データを各記憶手段124〜127に出力する。
有機EL発光素子ラインヘッド128〜131には、それぞれ複数列の有機EL発光素子ラインが設けられており、各列の発光素子が同一の画素に重ねて露光を行う多重露光の構成とされている。このため、各記憶手段124〜127は、それぞれ有機EL発光素子ラインヘッド128〜131に対して複数列の画像データを出力している。
図7は、図6の構成を部分的に示すブロック図である。図7においては、有機EL発光素子(イエロー)ラインヘッド128と、それに対応する記憶手段124の細部を示している。図7の例では、有機ELラインヘッド128には、1ライン128aに複数個の有機EL発光素子132が設けられている。また、この例では、感光体2の副走査方向Xに対して128a〜128eの5列に同数の発光素子が配置されている。
記憶手段124は、有機EL発光素子の各列のライン128a〜128eに対応して、シフトレジスタ124a〜124eを配列している。図7において、矢視X方向は感光体2の移動方向(副走査方向)、矢視Y方向は主走査方向を示している。
次に、図7のブロック図の動作について説明する。データ処理装置123からの画像データが記憶手段124に入力されると、シフトレジスタ124aからは、先頭の1ライン128aの有機EL発光素子132に画像データが出力され、有機EL発光素子132の動作により所定の光量で感光体2上の画素を露光する。
感光体2を回転駆動して矢視X方向に移動させ、先頭の1ライン128aの有機EL発光素子132で露光された画素を次の1ライン128bで配列された有機EL発光素子132の位置に到達させる。このときのタイミングで、シフトレジスタ124aに入力された画像データをシフトレジスタ124bに転送する。
シフトレジスタ124bは、1ライン128bの有機EL発光素子132に画像データを出力して有機EL発光素子132を動作させる。このため、前回に1ライン128aの有機EL発光素子132で露光された画素は、同じ強さの光量で1ライン128bの有機EL発光素子132により再度露光される。
このようにして、感光体2を矢視X方向に移動させながら順次画像データを次段のシフトレジスタに転送して、異なる列の有機EL発光素子のラインで同一画素を順次露光する。
このため、図7の例では各画素は単一の有機EL発光素子で露光される場合の5倍の光量で露光されることになり、各画素の露光に必要な光量を高速で取得することができる。有機EL発光素子が配置されたラインの副走査方向の列数、すなわち、画素を単一の有機EL発光素子で露光する場合に得られる光量の倍数は、必要に応じて適宜選定することができる。
図7の構成で中間濃度の階調制御を行う場合には、例えば所定の輝度を1としたときに、輝度0.1の画像データをデータ処理装置23からシフトレジスタ24aに入力する。前記のように、感光体を移動させながら画像データをシフトレジスタ24a〜24eに順次転送して、有機EL発光素子に出力する処理により、1画素の輝度は、0.1×5=0.5となり中間濃度が得られる。このようにして、画素を露光する際の階調出力が得られる。
本発明においては、発光素子をパルス幅変調(PWM)方式で制御することにより、発光光量の制御を行う。また、PWM方式の制御とすることにより発光素子の階調制御を実施する構成とすることができる。
上記構成のように、有機EL発光素子6を感光体2の主走査方向に複数個配列したラインを、感光体2の副走査方向に複数列配置し、前記複数列の有機EL発光素子6で感光体2の同一画素をロッドレンズを通して多重露光する際、別体に形成された色収差補正レンズ25が、副走査方向の色収差を補正するので、スポットの副走査方向の増大化を防止し、多重露光によるPWM制御による階調表現の画質が向上する。
本発明においては、上記のような本発明の有機ELアレイによる露光手段1を例えば電子写真方式のカラー画像形成装置の露光ヘッドに用いることにする。図8は、4個の有機ELアレイ露光ヘッド1K、1C、1M、1Yを対応する同様の4個の感光体ドラム41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したタンデム方式のカラー画像形成装置の1例の全体の概略構成を示す正面図である。図10に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51と従動ローラ52とテンションローラ53とでテンションを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト50を備え、この中間転写ベルト50に対して所定間隔で配置された4個の感光体としての外周面に感光層を有する感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材についても同様である。感光体41K、41C、41M、41Yは中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動されるが、各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)により一様に帯電させられた外周面を感光体41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する本発明の上記のような有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)と、この有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト50に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。
図8で用いる有機ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)は、図1に示すように、各有機EL発光素子アレイ6’に対応するように、別体で形成された感光体2の副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズ25が、有機EL発光素子露光ヘッド1(K、C、M、Y)と結像光学系であるロッドレンズアレイ3’との間に配置する。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押厚させて感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させることによりトナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
なお、図8中、63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の露光ヘッドの実施形態を示す図である。 本発明の画像形成装置の実施形態を示す図である。 従来技術を示す図である。 従来技術を示す図である。
符号の説明
1:露光手段
1(K、C、M、Y):有機ELアレイ露光ヘッド
2:感光体
3:ロッドレンズ
3’:ロッドレンズアレイ
4:ハウジング
5:ガラス基板
6:有機EL発光素子
6’:有機EL発光素子アレイ
7:不透明カバー
8:発光部
9:TFT
10:絶縁膜
11:陽極
12:絶縁膜
13:穴
14:バンク
15:正孔注入層
16:発光層
17:陰極第1層
18:陰極第2層
19:不活性ガス
20:カバーガラス
21:位置決めピン
22:固定ねじ穴
23:駆動回路
24:固定板バネ
25:色収差補正レンズ
26:第1レンズ
27:第2レンズ
28:発光部の発光中心位置
29:色収差補正レンズの中心位置
42(K、C、M、Y):感光体ドラム
44(K、C、M、Y):帯電手段(コロナ帯電器)
45(K、C、M、Y):現像器
46(K、C、M、Y):一次転写ローラ
50:クリーニング装置
51:中間転写ベルト
52:駆動ローラ
53:従動ローラ
61:テンションローラ
62:定着ローラ対
63:排紙ローラ対
64:給紙カセット
65:ピックアップローラ
66:ゲートローラ対
67:二次転写ローラ
68:クリーニングブレード
S:排紙トレイ
P:記録媒体
121:ホストコンピュータ
122:画像形成装置の制御部
123:データ処理部
124〜127:記憶部
128〜131:有機EL発光素子ラインヘッド
128a〜128e:有機EL発光素子ライン
124a〜124e:シフトレジスタ

















Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板上の主走査方向及び副走査方向に複数配された発光素子と、
    前記副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズと、
    結像光学系と、
    を有し、
    前記色収差補正レンズと、結像光学系を別体で構成し、
    前記色収差補正レンズは、凹部が形成された第1のレンズと、凸部が形成された第2のレンズを有し、前記第1のレンズの凹部と、前記第2のレンズの凸部を接合して構成されることを特徴とする露光ヘッド。
  2. 前記結像光学系は、屈折率分布型ロッドレンズを複数配したロッドレンズアレイとすることを特徴とする請求項1に記載の露光ヘッド。
  3. 前記発光素子が、有機EL発光素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の露光ヘッド。
  4. 基板と、基板上の主走査方向及び副走査方向に複数配された発光素子と、
    前記副走査方向の色収差を補正する色収差補正レンズと、結像光学系と、を有し、前記色収差補正レンズと、結像光学系を別体で構成し、前記色収差補正レンズは、凹部が形成された第1のレンズと、凸部が形成された第2のレンズを有し、前記第1のレンズの凹部と、前記第2のレンズの凸部を接合して構成される露光ヘッドを備え、感光体上の同一画素に多重露光し、かつ前記発光素子の発光をPWM制御し階調表現することを特徴とする画像形成装置。
JP2004297240A 2004-10-12 2004-10-12 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置 Expired - Fee Related JP4508816B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004297240A JP4508816B2 (ja) 2004-10-12 2004-10-12 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置
EP05022208A EP1647407A3 (en) 2004-10-12 2005-10-12 Image forming apparatus
US11/249,747 US7468736B2 (en) 2004-10-12 2005-10-12 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004297240A JP4508816B2 (ja) 2004-10-12 2004-10-12 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006110728A JP2006110728A (ja) 2006-04-27
JP2006110728A5 JP2006110728A5 (ja) 2007-11-01
JP4508816B2 true JP4508816B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=36379650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004297240A Expired - Fee Related JP4508816B2 (ja) 2004-10-12 2004-10-12 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4508816B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4508817B2 (ja) * 2004-10-12 2010-07-21 セイコーエプソン株式会社 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6247617A (ja) * 1985-08-27 1987-03-02 Casio Comput Co Ltd 記録装置
JP2001287395A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Fuji Photo Optical Co Ltd カラープリンタ用発光アレイユニット
JP2002184567A (ja) * 2000-12-15 2002-06-28 Canon Inc 有機発光素子及びその製造方法
JP2006110730A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006110729A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6247617A (ja) * 1985-08-27 1987-03-02 Casio Comput Co Ltd 記録装置
JP2001287395A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Fuji Photo Optical Co Ltd カラープリンタ用発光アレイユニット
JP2002184567A (ja) * 2000-12-15 2002-06-28 Canon Inc 有機発光素子及びその製造方法
JP2006110730A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006110729A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006110728A (ja) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7545399B2 (en) Line head and image forming apparatus using the same
US7468736B2 (en) Image forming apparatus
JP6825416B2 (ja) 光書込み装置およびそれを備える画像形成装置
WO2003101743A1 (fr) Dispositif et procede de formation d'image
JP2007216540A (ja) 多重画像形成装置
JP2007062019A (ja) 画像形成装置
CN114488732A (zh) 发光装置以及曝光装置
CN114475012A (zh) 发光装置、发光元件阵列芯片及曝光装置
JP2007090548A (ja) 画像形成装置、およびその画像形成装置に用いるラインヘッドの位置調整方法
JP2007030383A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4508816B2 (ja) 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP2007069399A (ja) 光学ヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP4508817B2 (ja) 露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置
US7466327B2 (en) Line head and image forming apparatus
JP2002254696A (ja) Led露光ヘッド装置
JP4257505B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2006346871A (ja) 画像形成装置
JP2010120199A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2006110729A (ja) 画像形成装置
JP2007190786A (ja) ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2008168562A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US7952600B2 (en) Image forming method for forming images of plural colors on an image carrier at once
JP2008105298A (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP2019217666A (ja) 光記録装置及び画像形成装置
JP2004050816A (ja) 画像形成装置および画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070918

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100427

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees