JP2002254696A - Led露光ヘッド装置 - Google Patents

Led露光ヘッド装置

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JP2002254696A
JP2002254696A JP2001058429A JP2001058429A JP2002254696A JP 2002254696 A JP2002254696 A JP 2002254696A JP 2001058429 A JP2001058429 A JP 2001058429A JP 2001058429 A JP2001058429 A JP 2001058429A JP 2002254696 A JP2002254696 A JP 2002254696A
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JP
Japan
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led
latent image
head
exposure head
head device
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Application number
JP2001058429A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Iwasa
博司 岩佐
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDの組み立て精度にばらつきが生じてい
る場合であっても、機械的な調整作業を行うことなく、
画像形成に与える影響を最小限に抑えることを課題とす
る。 【解決手段】 LED露光ヘッド2は、第1ヘッド21
と第2ヘッド22とから構成され、第1ヘッド21はL
EDアレイユニット210を、第2ヘッド22はLED
アレイユニット220を備える。LEDアレイユニット
210,220に搭載された各LEDチップ(たとえば
211)は、理想時に使用される理想エリア211b
と、理想時には使用されない余剰エリア211a,21
1cからなり、各LEDチップ間の間隔にばらつきが生
じている場合には、余剰エリアのLEDを利用して間隔
の補正が行われる。また、異常の発生したLEDが存在
する場合には、余剰エリアのLEDによって補完が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
などに利用されるLED露光ヘッド装置の構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、LEDアレイと屈折率分布型レン
ズアレイ(以下、GRINレンズアレイとする)を用い
たLED露光ヘッドが、電子写真方式のプリンタ等に用
いられている。
【0003】図12は、従来のLED露光ヘッド101
の概略構成を示す図である。感光体ドラム105の近傍
に配置されたLED露光ヘッド101は、長尺LEDア
レイ102、GRINレンズアレイ103、LEDアレ
イとレンズアレイとを保持する保持部104とから構成
されている。
【0004】LED露光ヘッド101は、レーザと多面
ポリゴンミラーとを用いたレーザ走査方式の露光ヘッド
と比較すると、ヘッド構成をコンパクトにできるという
メリットがある。また、高密度に配列されたLEDによ
って、パラレルに走査することが可能なため高速化が実
現される。さらに、低コスト化が図れるというメリット
がある。
【0005】その一方で、高精細の露光ヘッドを製作す
るための問題点がある。それは、GRINレンズを採用
していることに起因する解像力の限界である。GRIN
レンズは正立等倍投影のため、ドラム表面に形成される
静電潜像の最小ピッチは、LEDの配列ピッチに依存す
ることになる。したがって、さらなる高精細化を図るた
めにはLED素子のピッチ間隔を狭くする必要がある
が、この方法には限界がある。現在実現されている解像
力(1200dpi)では、さらなる市場の要求を満足さ
せることはできない。
【0006】そこで、一般的な結像レンズ系(縮小レン
ズ)を用いて解像力不足を解消する方法が考えられる。
しかし、長尺のLEDアレイに対応し、LED全体を包
含するような結像レンズは、非常にレンズ口径が大きく
なり、小型の露光ヘッド装置に採用するのは非実現的で
ある。
【0007】そこで、ある生産に適したレンズ口径の縮
小レンズに対応して、この縮小レンズで包含可能な幅を
有するLEDアレイを製作する。そして、これら縮小レ
ンズとLEDアレイとからなる露光ヘッドユニットを複
数製作し、2次元的につないでいく方法が本発明者によ
って提案されている(特開2000−168145)。
【0008】この提案されている発明では、縮小レンズ
を用いることで、解像力を高めるとともに、LEDを千
鳥状に2次元的に配置することにより、さらに、解像力
を高める工夫がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、縮小レ
ンズを備えた複数の小型ヘッドを用いることにより、ま
た、LEDを千鳥状に2次元的に配置することで解像力
不足の解消を図ることを可能としているが、これらLE
D露光ヘッドは、LEDが長尺方向に一列に配列され
ず、いくつかの段差をもって2次元的に配列されること
になる。
【0010】このため、LEDの組み立て精度にばらつ
きが生じている場合には、主に、つなぎ部分(段差部
分)に配置されるLEDによって形成される潜像の間隔
にばらつきが生じることになる。
【0011】そして、このばらつきを解消するには、ヘ
ッド装置を機械的に調整する必要があるが、この調整作
業は煩雑なうえ、非常に時間がかかっていた。また、調
整すべきLEDの位置を特定している場合であっても、
調整作業は非常に手間がかかるため、フィールドでの再
調整は困難であった。
【0012】さらに、組み立て後の温度変化等によるL
EDチップの伸縮やレンズの位置ずれが発生する場合も
あるため、LED間の間隔のばらつきを完全になくすこ
とは困難である。
【0013】このようなLEDの間隔のばらつきは、画
像に白筋や黒筋のむらを生じさせる原因となり、画像品
質上好ましくない。また、露光ヘッド間での機械的な調
整を前提としているため、このような調整作業に対応す
べくヘッド構成も複雑なものとなっていた。
【0014】また、別の問題として、ある1つのLED
に異常が発生した場合には、単一のLEDのみを交換す
ることが不可能であるため、ヘッド交換をすることで対
応するしかなく、修理コストが高くなっていた。
【0015】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、LE
Dの組み立て精度のばらつきにより発生する画像形成の
むらを、機械的な調整作業を行うことなく解消すること
を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、感光体ドラムのドラム表面をL
EDにより露光して静電潜像を形成する露光ヘッド装置
であって、前記ドラム表面に、ドラム回転軸方向と略平
行な1ライン分の静電潜像を形成する複数の標準LED
と、前記ドラム回転軸方向に沿って、前記標準LEDと
重複する領域に静電潜像を形成する余剰LEDとを備え
ることを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1に記載のLE
D露光ヘッド装置において、さらに、前記複数の標準L
EDを、前記ドラム回転軸方向に分割して配置する複数
のLEDチップを備え、前記LEDチップは、前記感光
体ドラムの回転方向に段差をもって2次元的に配置され
ており、前記余剰LEDは、前記LEDチップの段差部
近傍に設けられていることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項2に記載のLE
D露光ヘッド装置において、さらに、前記標準LEDと
前記余剰LEDとから点灯された光を前記感光体ドラム
の表面に結像する複数の結像レンズを備え、各結像レン
ズには、略中央に位置する前記標準LEDと、その両端
に位置する前記余剰LEDとが対応しており、当該結像
レンズにより結像される前記余剰LEDの光は、別の結
像レンズにより結像される別の標準LEDの光と、前記
ドラム回転軸方向に沿って、前記ドラム表面の重複する
領域を露光することを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のLED露光ヘッド装置において、
前記余剰LEDは、前記標準LEDによって形成される
静電潜像のドット間隔を補正するために利用されること
を特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項2ないし請求項
4のいずれかに記載のLED露光ヘッド装置において、
前記余剰LEDは、前記LEDチップの段差部近傍に配
置された前記標準LEDによって形成される静電潜像の
ドット間隔を補正するために利用されることを特徴とす
る。
【0021】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれかに記載のLED露光ヘッド装置において、
前記余剰LEDは、前記ドラム回転軸方向に沿って当該
余剰LEDと重複する領域に静電潜像を形成する標準L
EDの代替用として利用されることを特徴とする。
【0022】請求項7の発明は、請求項3ないし請求項
6のいずれかに記載のLED露光ヘッド装置において、
前記結像レンズは、縮小系レンズを含むことを特徴とす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。まず、図1を用いて本発
明のLEDヘッド2を採用した画像記録装置の概略構成
について説明する。
【0024】{1.画像記録装置の構成}この画像記録
装置は、その外周部に記録面としての光電導層を形成し
た感光体ドラム1と、この感光体ドラム1に光ビームを
照射して静電潜像を記録するためのLEDヘッド2と、
印刷用紙を巻回して回転する圧胴3とを備えている。
【0025】LEDヘッド2の構成については後述する
が、LEDヘッド2には、複数のLEDが2次元的に配
列されており、制御部8から受信した画像情報に応じ
て、所定位置のLEDを点灯させることにより、感光体
ドラム1のドラム表面をパラレルに走査しながら静電潜
像を形成する。
【0026】感光体ドラム1の外周部には、感光体ドラ
ム1の外周部を帯電させるための帯電部4と、感光体ド
ラム1の外周部に液体トナーを供給するための液体トナ
ー供給部5と、感光体ドラム1の外周部に残存するトナ
ーを除去するための清掃部6と、感光体ドラム1の外周
部を除電するための除電部7とが配置されている。
【0027】この画像記録装置において、図1において
R1方向に回転する感光体ドラム1の外周部が、まず、
帯電部4の作用によって帯電する。次に、LEDヘッド
2により、この感光体ドラム1の外周部に光ビームが走
査され、感光体ドラム1の外周部における光導電層に静
電潜像が記録される。そして、液体トナー供給部5にお
いて、この静電潜像が記録された感光体ドラム1の光導
電層と、トナー粉と非導電性の溶剤とからなる液体トナ
ーとが接触することにより、トナー粉の電気泳動で静電
潜像がトナー像として現像される。このトナー像は、圧
胴3の外周部に巻回された印刷用紙に転写される。
【0028】このようにして、LEDヘッド2により感
光体ドラム1に形成された静電潜像は、トナーが付着さ
れることにより可視像となって、印刷用紙に転写される
ことになる。この後、印刷用紙は、トナーの定着処理等
が行われた後、所定の搬送路を経て配紙される。
【0029】印刷用紙への転写が行われた後の感光体ド
ラム1の該当部分は、さらに、R1方向に回転し、清掃
部6において残存するトナーが清掃され、さらに、除電
部7において光導電層の電位が消去される。
【0030】上述のごとく、本実施の形態における画像
記録装置は、液体現像材を用いた湿式電子写真方式を一
例として説明したが、もちろん、粉体現像材を用いた乾
式方式としてもよい。
【0031】{2.LEDヘッドの構成}次に、図2等
を参照しながらLEDヘッド(LED露光ヘッド)2の
構成について説明する。以下の説明において、図に示し
た矢視Rは、感光体ドラム1の外周に沿う方向(主走査
方向)であり、矢視Wは、感光体ドラム1の回転軸方向
(副走査方向)を示している。
【0032】本実施の形態にかかるLEDヘッド2は、
主走査方向Rに沿って上下に積み重ねられた第1ヘッド
21と第2ヘッド22とから構成されている。第1ヘッ
ド21と第2ヘッド22とは、それぞれレンズアレイ2
50,260を備えている。
【0033】レンズアレイ250は、5つの縮小レンズ
251〜255を,レンズアレイ260は、5つの縮小
レンズ261〜265を、それぞれ副走査方向Wに配列
している。各縮小レンズ251〜255,261〜26
5は、略円筒形状のレンズであり、その光軸はいずれも
感光体ドラム1の回転軸を通るように配置されている。
【0034】また、第1ヘッド21には、複数のLED
チップを搭載した長尺のLEDアレイユニット210が
副走査方向Wに横設され、同様に、第2ヘッド22に
は、複数のLEDチップを搭載した長尺のLEDアレイ
ユニット220が副走査方向Wに横設されている。
【0035】第1ヘッド21では、これらレンズアレイ
250とLEDアレイユニット210とを保持部材21
sによって支持固定している。また、第2ヘッド22に
おいては、レンズアレイ260とLEDアレイユニット
220とを保持部材22sにより支持固定している。そ
して、これら第1ヘッド21と第2ヘッド22とが全体
として1つのLEDヘッド2として組み立てられてい
る。
【0036】LEDアレイユニット210には、副走査
方向WにLEDチップ211,212・・・が配置され
ており、このLEDチップ211,212・・・の配置
位置が、それぞれ縮小レンズ251,252・・・の配
置位置に対応している。つまり、本実施の形態において
は、5つのLEDチップ211〜215が、5つの縮小
レンズ251〜255に対応するように配置されてい
る。この位置関係を図3に示す。図は、LEDヘッド2
を感光体ドラム1側から見た図であり、たとえばLED
チップ211が縮小レンズ251の位置に対応し、LE
Dチップ212が縮小レンズ252の位置に対応してい
ることを示している。
【0037】これら各LEDチップ211,212・・
・には、それぞれ複数のLED9,9・・・が、微小間
隔を空けて配置されており、各LED9,9・・・から
照射された光が、縮小レンズ251,252・・・を通
って感光体ドラム1のドラム表面を露光するのである。
図4は、LED9,9・・・が配置されたLEDチップ
の様子についてLEDチップ211を例として示してい
る。なお、図3中には、LED9,9・・・の図示を省
略している。
【0038】同様に、LEDアレイユニット220に
は、LEDチップ221,222・・・が配置されてお
り、このLEDチップ221〜225の配置位置が、そ
れぞれ縮小レンズ261〜265の配置位置に対応して
いる。各LEDチップ221,222・・・にも、それ
ぞれ複数のLED9,9・・・が、微小間隔を空けて配
置されており、各LED9,9・・・から照射された光
が、縮小レンズ261,262・・・を通って感光体ド
ラム1のドラム表面を露光する。
【0039】ただし、LEDチップ211,212・・
・およびLEDチップ221,222・・・に配置され
たLED9,9・・・は、全てが使用されるわけではな
い。
【0040】図3に示すように、LEDチップ211に
おいて理想状態で使用されるLED9,9・・・は、標
準エリア211bに含まれるLED9のみである。した
がって、標準エリア211bの左右両端に位置する余剰
エリア211a,211cのLED9,9・・・は、理
想状態においては使用されることはない。
【0041】ここで、理想状態とは、LEDチップアレ
イ上に取付けられた各LEDチップの配置位置や、各ヘ
ッド(ここでは、第1ヘッド21と第2ヘッド)間の組
み立て精度等が、設計理論値と略等しい状態となってお
り、そのまま利用することで正常な画像形成が可能とな
っている状態である。
【0042】同様に、LEDチップ212においては、
標準エリア212bのLED9,9・・・が、LEDチ
ップ221においては、理想エリア221bのLED
9,9・・・が、理想状態において使用されるLEDで
あり、余剰エリア212a,212cや、余剰エリア2
21a,221cのLED9,9・・・は理想状態にお
いて使用されない。
【0043】このように2段配置された第1ヘッド21
および第2ヘッド22によって、ドラム表面の副走査方
向Wの1ラインを走査する。この動作について説明す
る。
【0044】R1方向に回転する感光体ドラム1に対し
て、まず、第1ヘッド21により、ドラム表面を露光す
る。この露光により感光体ドラム1上に形成された静電
潜像のエリアを図5に示している。像形成エリア311
b,312b・・・は、理想状態において、LEDチッ
プ211,212・・・による露光によって潜像が形成
されるエリアである。
【0045】つまり、像形成エリア311b,312b
・・・は、LEDチップ211,212・・・上の標準
エリア211b,212b・・・に含まれるLED9の
露光により潜像が形成されるエリアである。
【0046】また、仮に余剰エリア211a,211c
のLED9が点灯した場合に、潜像が形成されるエリア
を像形成エリア311a,311cとして図示し、同様
に、余剰エリア212a,212cのLED9の点灯に
より潜像が形成されるエリアを像形成エリア312a,
312cとして図示している。
【0047】このようにして、理想状態においては、一
定の間隔を空けた像形成エリア311b,312b・・
・に潜像が形成される。なお、この像形成エリアは、L
EDチップ上に配置されたLED9,9・・・の照射に
よって、感光体ドラム1上に形成される静電潜像(ドッ
ト)90,90・・・の集合である。LEDチップ21
1により形成される静電潜像の様子を図6に示す。
【0048】ここで、LED9から照射された光は、前
述のごとく、縮小レンズ51,52・・・からなる光学
系を経由したあと、感光体ドラム1上を露光するので、
静電潜像90,90・・・の間隔は微小間隔で配置され
たLED9,9・・・の間隔よりもさらに狭くなってい
る。このようにして、高精彩な画像形成を可能としてい
る。たとえば、LED9,9・・・が1200dpiの
間隔で配置されている場合であれば、感光体ドラム1上
には、その2倍以上の解像度の静電潜像を形成すること
が可能である。
【0049】このようにして、一定間隔を空けた像形成
エリア311b,312b・・・に潜像90,90・・
・を形成した後、感光体ドラム1がR1方向に回転し、
次に、第2ヘッド21による静電潜像の記録が行われ
る。
【0050】図5に示す像形成エリア321b,322
b・・・は、理想状態においてLEDチップ221,2
22による露光によって潜像が形成されるエリアであ
る。つまり、LEDチップ221,222上の標準エリ
ア221b,222bに配置されたLED9によって潜
像が形成されるエリアである。このようにして、一定の
間隔を空けた像形成エリア321b,322b・・・に
潜像が形成される。
【0051】また、仮に余剰エリア221a,221c
のLED9が点灯した場合に、潜像が形成されるエリア
を像形成エリア321a,321cとして図示し、同様
に、余剰エリア222a,222cのLED9の点灯に
より潜像が形成されるエリアを像形成エリア322a,
322cとして図示している。
【0052】なお、図は、便宜上、第1ヘッド21の走
査による像形成エリア311b,312b・・・と、第
2ヘッド22の走査による像形成エリア321b,32
2b・・・とは、2段表記しているが、実際には、これ
ら潜像は、感光体ドラム1のドラム表面において、副走
査方向Wの1ラインに形成される潜像である。つまり、
第1ヘッド21の走査によって一定間隔を空けて形成さ
れる像形成エリア311b,312b・・・の間隔に、
第2ヘッド22の走査によって形成される像形成エリア
321b,322b・・・が挟み込まれるように記録さ
れるのである。
【0053】つまり、理想状態においては、感光体ドラ
ム1のドラム表面には副走査方向Wに沿って、像形成エ
リア311b,321b,312b,322b・・・の
順に1ライン分の潜像が形成されることとなる。この場
合、各LEDチップ211,212・・・における余剰
エリア(211a,211c等)に配置されたLED9
および、各LEDチップ221,222・・・における
余剰エリア(221a,221c等)に配置されたLE
D9は、使用されない。
【0054】このように、余剰エリア(211a,21
1c等)のLED9を使用する必要がないのは、前述の
ごとく、LEDアレイ210,220に取付けられたL
EDチップ211,212・・・およびLEDチップ2
21,222・・・が設計通りに正確に位置している場
合等である。
【0055】しかし、LED9の配列は、非常に微細な
間隔で並ぶものであり、各ヘッドの組み立て精度やLE
Dアレイの取付け位置が少しずれるだけでも、画像への
影響は無視することができない。
【0056】図5において、矢視Fの示す方向を、形成
される静電潜像の先端側であると規定すると、像形成エ
リア311bの後端に位置する潜像90と、像形成エリ
ア321bの先端に位置する潜像90との間隔は、各L
EDチップ内に配置されたLED9,9・・・によって
形成される潜像90,90・・・の間隔と等しくなるこ
とが理想である。
【0057】同様に、像形成エリア321bの後端に位
置する潜像90と、像形成エリア312bの先端に位置
する潜像90との間隔、像形成エリア312bの後端に
位置する潜像90と、像形成エリア322bの先端に位
置する潜像90との間隔などが、全て、LEDチップ内
に配置されたLED9,9・・・によって形成される潜
像90,90・・・の間隔と等しくなることが理想であ
る。
【0058】しかし、上述のごとく、LEDアレイユニ
ット210,220への各LEDチップの取付け精度に
よって、これらの間隔にばらつきが生じることになる。
そこで、本実施の形態においては、余剰エリアに存在す
るLED9を利用することにより、ばらつきの生じてい
る潜像90の間隔を補正するのである。
【0059】{3.LEDの点灯位置の補正}次に、別
の実施の形態を用いて潜像90の間隔を補正する仕組み
について説明する。前述した実施の形態では、LEDヘ
ッド2は、第1ヘッド21と第2ヘッド22とが2段配
置される構成を例として説明したが、ここでは、LED
ヘッド2は、第1ヘッド21と第2ヘッド22と第3ヘ
ッド23とからなる3段構成である場合を例として説明
する。なお、図2、図3等を用いて説明したものと同様
の構成については、同様の符合を用いて説明する。
【0060】また、前述した実施の形態においては、図
3で示したように、1つの縮小レンズ251,252・
・・には、それぞれ1つのLEDチップ211,212
・・・が対応している構成としたが、ここでは、図7に
示すように、1つの縮小レンズには4つのLEDチップ
が対応している場合を例として説明する。
【0061】以下、図7で示した実施の形態をもとに、
潜像90の間隔を補正する仕組みにについて説明する
が、この補正の仕組みは、図3で示した実施の形態にお
いても、もちろん、適用可能であり、LEDヘッドの段
数や、LEDチップの分割単位などが変化しても、本質
的な変わりはない。
【0062】図7で示すように、縮小レンズ251に対
応する位置には、LEDチップ211A,211B,2
11C,211Dが配置され、縮小レンズ252に対応
する位置には、LEDチップ212A,212B,21
2C,212Dが配置されており、これらLEDチップ
211A〜211DおよびLEDチップ212A〜21
2Dが、LEDチップアレイ210上に配置されている
のである。
【0063】同様に、LEDチップアレイ220には、
LEDチップ221A〜221D等が配置され、LED
チップアレイ230には、LEDチップ231A〜23
1D等が配置されている。
【0064】図8は、LEDチップアレイ210,22
0,230に搭載されたLEDチップのうち、縮小レン
ズ251,261,271に対応して配置されたLED
チップ上のLED9が点灯した際の静電潜像を示してい
る。つまり、LEDチップ211A〜211Dの露光に
よって、像形成エリア311A〜311Dに潜像が形成
され、LEDチップ221A〜221Dの露光によっ
て、像形成エリア321A〜321Dに潜像が形成さ
れ、LEDチップ231A〜231Dの露光によって、
像形成エリア331A〜331Dに潜像が形成される。
【0065】ただし、LEDチップ211A〜211D
のうち、理想状態において使用されるチップは、LED
チップ211B,211Cのみである。したがって、理
想状態において形成される静電潜像は、像形成エリア3
11B,311Cのみである。同様に、2段目、3段目
のヘッドによって、理想状態において形成される静電潜
像は、像形成エリア321B,321Cおよび331
B,331Cのみである。
【0066】つまり、1段目において、実際に形成され
る先端の潜像は、像形成エリア311Bの先端の潜像9
1であり、後端の潜像は、像形成エリア311Cの後端
の潜像92である。同様に、2段目においては、先端の
潜像は、像形成エリア321Bの先端の潜像93であ
り、後端の潜像は、像形成エリア321Cの後端の潜像
94であり、3段目においては、先端の潜像は、像形成
エリア331Bの先端の潜像95であり、後端の潜像
は、像形成エリア331Cの後端の潜像96である。
【0067】そして、図8は、理想状態における静電潜
像の形成状態を示しているので、潜像92と潜像93と
の間隔、潜像94と潜像95との間隔は、各LEDチッ
プ内に配列されたLED9によって形成される潜像90
間の間隔と等しくなっている。したがって、この場合に
は、余剰エリアであるLEDチップ211A,211D
等のLED9を点灯させる必要はない。
【0068】図9は、LEDアレイユニット210,2
20上に搭載されたLEDチップの組み立て精度に多少
のばらつきが生じている場合に、感光体ドラム1上に形
成される静電潜像の状態を示している。
【0069】図に示すように、像形成エリア311Bと
311Cとの間隔、および、像形成エリア311Cと3
11Dとの間隔は、他の間隔よりも広くなっている。こ
れは、LEDチップの組み立て精度にばらつきが生じて
いるためであり、図示省略するが、LEDチップ211
Bと211Cとの間隔、および、LEDチップ211C
と211Dとの間隔が、広くなっていることに起因して
いる。
【0070】逆に、像形成エリア321Aと321Bと
の間隔、および、像形成エリア321Bと321Cとの
間隔は、他の間隔よりも狭くなっている。これは、LE
Dチップ221Aと221Bの間隔、および、LEDチ
ップ221Bと221Cとの間隔が、狭くなっているこ
とに起因している。
【0071】このような場合、1段目の後端の潜像92
と、2段目の先端の潜像93との間が広くなるため、画
像形成に影響を与えることになる。具体的には、黒塗り
の画像部分に白い筋が入るといったような現象が生じ
る。また、2段目の後端の潜像94と、3段目の先端の
潜像95との間が広くなるため、同様に画像形成に影響
を与えることとなる。別の例として、ある段数目の後端
潜像と、それに連続すべき段の先端潜像との間隔が詰ま
るような場合、もしくは、重なってしまうような場合に
は、画像に黒筋のむらが生じるといった問題が発生す
る。
【0072】そして、潜像92と潜像93との間隔が所
定以上、理想値(理論値)からずれているときには、余
剰エリアに搭載されたLED9を利用することにより、
間隔の補正を行うのである。
【0073】図9の例では、余剰エリアであるLEDチ
ップ221Aの最後端のLED9を点灯する。これによ
り、図9に示すように、像形成エリア321Aの後端に
潜像93nが形成されるため、潜像92と潜像93の間
に大きく開いた間隔を潜像93nにより埋めることがで
きる。
【0074】また、2段目の後端の潜像94と、3段目
の先端の潜像95との間は、さらに、広い間隔が空いて
いるため、余剰エリアであるLEDチップ221Dの先
端および先端から2番目のLED9,9を点灯するので
ある。これにより、像形成エリア321Dの先端および
先端から2番目に潜像94n1,94n2が形成され、
これにより、潜像94と潜像95との間隔を埋めるので
ある。
【0075】また、潜像94と潜像95との間隔を埋め
る補正にはもう一つの方法がある。つまり、余剰エリア
であるLEDチップ231Aの後端および後端から2番
目のLED9,9を点灯するのである。これにより、像
形成エリア331Aの後端および後端から2番目に潜像
95n1,95n2が形成され、これによっても、潜像
94と潜像95との間隔を埋める補正が可能である。
【0076】このように、潜像94と潜像95との間隔
を埋める補正の方法はいくつかの方法(必ずしも隣接す
るLEDチップで補正する必要はない)が考えられる
が、いずれの方法でもよい。
【0077】なお、像形成エリア311Bと311C間
についても間隔が広くなっているが、この間隔部分に潜
像を形成する余剰エリアのLEDが存在する場合には、
同様の方法で間隔を補正することが可能である(本実施
の形態においては、像形成エリア311A,311B
は、副走査方向Wの端部に位置するため、余剰LEDが
存在していないが、この端部にも余剰LEDが存在する
ような構成としてもよい)。このように、余剰エリアの
LEDが存在する限り、全ての像形成エリア間において
間隔を補正することが可能である。
【0078】以上、説明したように、本実施の形態にか
かるLEDヘッド2においては、LEDアレイユニット
上に搭載されたLEDチップの組み立て精度にばらつき
がある場合であっても、LED9の点灯位置を補正する
ことによって、画像に与える影響を最小限に抑えること
が可能である。
【0079】従来であれば、LEDチップの取付け精度
にばらつきが生じ、画像形成に影響を与えている場合に
は、LEDヘッドに搭載された各ヘッド(本実施の形態
であれば第1ヘッド、第2ヘッド)、レンズアレイ、L
EDアレイ等の機械的な組み立てを再調整する必要があ
るため、作業が大掛かりで面倒であった。
【0080】これに対して、本実施の形態にかかるLE
Dヘッド2であれば、LED9の点灯位置を制御するだ
けであるので、機械的な調整は一切不要である。たとえ
ば、LED9の点灯する位置を確認するセンサと、セン
サから取得したデータに基づいて点灯させるべきLED
9の位置を制御する制御部(コンピュータ)を容易する
ことで、容易に補正を行うことができるのである。
【0081】{4.欠落LEDの補完}図10は、図7
に示したものと同様の構成のLEDヘッドにより感光体
ドラム1上に形成された静電潜像を示している。
【0082】ここでは、各LEDヘッドアレイ210,
220,230には、理想的にLEDチップが取付けら
れており、その組み立て精度については問題としない。
そして、LEDチップ221C上のあるLED9に異常
が発生し、当該LED9が点灯しない状態となってい
る。これによって、2段目の像形成エリア321Cにお
ける潜像97は形成されず、この部分には空白ができる
ことになる。この場合、たとえば、黒塗りの画像におい
て、白筋が発生するなどの原因となる。
【0083】そこで、像形成エリア321Cと重複した
エリア(副走査方向Wにおいて同じエリア)に形成され
る像形成エリア331Aの潜像を利用する。つまり、L
ED221C上の異常が発生したLED9が露光する位
置と、副走査方向Wにおいて略同一位置を露光するLE
D231A上のLED9を選択し、このLED9を点灯
させるのである。これにより、潜像97nが形成され、
ドットの抜けを防止することができるのである。
【0084】このように、副走査方向Wに座標をとった
場合、略同じ座標に位置する余剰エリアのLED9を選
択して点灯させることにより、一部のLED9に問題が
発生した場合であっても、画像の欠落を補完することが
可能となるのである。
【0085】本実施の形態においては、理想状態で使用
される2つのLEDチップの両端に余剰のLEDチップ
を配置することで、副走査方向Wにおける略全域に亘っ
て、静電潜像を形成するためのLEDが重複して設けら
れる構成となっている。
【0086】たとえば、像形成エリア311Cを形成す
るLEDチップは、211Cと221Aとが重複して存
在し、像形成エリア321Bを形成するLEDチップ
は、221Bと211Dとが重複して存在する。また、
像形成エリア331Cを形成するLEDチップは、23
1Cと212Aとが重複してい存在することになる。こ
れによって、理想状態で使用されるLED9に異常が発
生した場合にも、かならず、補完に使用することのでき
るLED9が存在することになる。
【0087】そして、異常の発生したLED9を補完す
る場合においても、LEDヘッドの機械的な調整は一切
不要であり、代替のLED9の点灯させるという制御を
行うだけで実現されるので作業負担を大幅に軽減させる
ことが可能である。特に、従来にあっては、一部のLE
Dが故障した場合には、LEDヘッド自体を交換すると
いう方法がとられていたため、非常にコストがかかって
いた。本実施の形態によれば、余剰なLEDを装備する
ためのコストは必要とするが、一部のLEDに問題が生
じてもLEDの交換を必要としないため、結果的には、
LEDヘッドの耐久性を向上させることが可能であり、
長期的には、コストを低減させる効果があるのである。
【0088】なお、上述した潜像の補完の仕組みについ
ても、図7で示した実施の形態をもとに説明したが、図
3で示した実施の形態においても、同様に適用可能であ
る。
【0089】{5.変形例}図7ないし図10を参照し
て説明した実施の形態では、理想時に使用するLED
と、理想時には使用されないLEDとは、別のチップと
なっている。つまり、LEDチップ単位で、理想時に使
用するLEDと、使用しないLEDとが区別されてい
る。
【0090】これに対して、図3ないし図6を参照して
説明した実施の形態では、1つのLEDチップに搭載さ
れたLEDの中で、理想時に使用するLEDと、使用し
ないLEDとに区別されていることになる。
【0091】上記2つの構成については、いずれの構成
を採用してもよいが、後者、すなわち、LEDチップの
分割数が少ない構成の方が、LEDチップ間の取付け精
度のずれが少なくなるため、より好ましい形態であると
いえる。
【0092】また、図2で示したように、本実施の形態
においては、複数の縮小レンズは、一体のレンズアレイ
として構成されているものとして説明した。すなわち、
第1ヘッド250は、複数の縮小レンズ251〜255
が一体のレンズアレイとして構成されている。
【0093】ただし、図11で示したように、単体の縮
小レンズを配置するようにしてもよい。この場合、第1
ヘッド21には、単体の縮小レンズ451〜455が個
別に組み付けられ、第2ヘッド22には、単体の縮小レ
ンズ461〜465が個別に組み付けられる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、LED露光ヘッドは、ドラム表面の1ライン分
を露光する標準LEDとは別に、標準LEDと重複する
領域に静電潜像を形成する余剰LEDを備えているの
で、標準LEDの間隔にばらつきが生じている場合や、
異常の発生したLEDが存在している場合に、間隔の補
正や、欠落LEDの補完を行うことが可能である。
【0095】請求項2記載の発明では、多段に設けられ
たLEDチップにおいて、その段差部分に余剰LEDを
設けたので、LED間隔にばらつきが生じる可能性の高
い部分を効率的に補うことが可能である。
【0096】請求項3記載の発明では、各結像レンズに
は、中央の標準LEDと、標準LEDの両端に配置され
る余剰LEDとが対応しており、余剰レンズは、別の結
像レンズで結像される別の標準LEDと重複する領域を
露光するので、標準レンズによる露光範囲を、余剰レン
ズが補うことが可能である。
【0097】請求項4記載の発明では、余剰LEDは、
標準LEDによって形成される静電潜像のドット間隔を
補正するので、最終的な画像に発生する黒筋や白筋の発
生を防止し、画像品質の向上を図ることができる。
【0098】請求項5記載の発明では、余剰LEDは、
LEDチップの段差部近傍に配置された標準LEDによ
って形成される静電潜像のドット間隔を補正するので、
画像形成にむらが生じ易い部分を効率的に補正すること
が可能である。
【0099】請求項6記載の発明では、余剰LEDは、
標準LEDの代替用として利用されるので、標準LED
のいずれかに問題が発生した場合にも、代替用の余剰L
EDで補完可能である。
【0100】請求項7記載の発明では、LEDの光は、
縮小レンズを経由して感光体表面を露光するので、LE
Dの集積度以上の高解像力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体概略図である。
【図2】第1および第2ヘッドから構成される本実施の
形態のLEDヘッドと感光体ドラムを示す斜視図であ
る。
【図3】第1および第2ヘッドから構成されるLEDヘ
ッドを感光体ドラム側から見た模式図である。
【図4】LEDチップ単体の構成を示す図である。
【図5】第1および第2ヘッドから構成されるLEDヘ
ッドにより感光体ドラムに形成された静電潜像をあらわ
す図である。
【図6】静電潜像の1領域を示す図である。
【図7】第1ないし第3ヘッドから構成されるLEDヘ
ッドを感光体ドラム側から見た模式図である。
【図8】第1ないし第3ヘッドから構成されるLEDヘ
ッドが、理想状態において、感光体ドラムに形成する静
電潜像をあらわす図である。
【図9】第1ないし第3ヘッドから構成されるLEDヘ
ッドの組み立て精度にばらつきが生じている場合におい
て、感光体ドラムに形成される静電潜像をあらわす図で
ある。
【図10】第1ないし第3ヘッドから構成されるLED
ヘッドに故障LEDが存在する場合に、感光体ドラムに
形成される静電潜像をあらわす図である。
【図11】単体縮小レンズを組み付けたLEDヘッドの
斜視図である。
【図12】従来のLED露光ヘッド装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 LEDヘッド 9 LED 21 第1ヘッド 22 第2ヘッド 90 潜像 210,220 LEDヘッドアレイ 250,260 レンズアレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムのドラム表面をLEDによ
    り露光して静電潜像を形成する露光ヘッド装置であっ
    て、 前記ドラム表面に、ドラム回転軸方向と略平行な1ライ
    ン分の静電潜像を形成する複数の標準LEDと、 前記ドラム回転軸方向に沿って、前記標準LEDと重複
    する領域に静電潜像を形成する余剰LEDと、を備える
    ことを特徴とするLED露光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のLED露光ヘッド装置
    において、さらに、前記複数の標準LEDを、前記ドラ
    ム回転軸方向に分割して配置する複数のLEDチップ、
    を備え、 前記LEDチップは、前記感光体ドラムの回転方向に段
    差をもって2次元的に配置されており、前記余剰LED
    は、前記LEDチップの段差部近傍に設けられているこ
    とを特徴とするLED露光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のLED露光ヘッド装置
    において、さらに、 前記標準LEDと前記余剰LEDとから点灯された光を
    前記感光体ドラムの表面に結像する複数の結像レンズ、
    を備え、 各結像レンズには、略中央に位置する前記標準LED
    と、その両端に位置する前記余剰LEDとが対応してお
    り、 当該結像レンズにより結像される前記余剰LEDの光
    は、別の結像レンズにより結像される別の標準LEDの
    光と、前記ドラム回転軸方向に沿って、前記ドラム表面
    の重複する領域を露光することを特徴とするLED露光
    ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のLED露光ヘッド装置において、 前記余剰LEDは、 前記標準LEDによって形成される静電潜像のドット間
    隔を補正するために利用されることを特徴とするLED
    露光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載のLED露光ヘッド装置において、 前記余剰LEDは、 前記LEDチップの段差部近傍に配置された前記標準L
    EDによって形成される静電潜像のドット間隔を補正す
    るために利用されることを特徴とするLED露光ヘッド
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のLED露光ヘッド装置において、 前記余剰LEDは、 前記ドラム回転軸方向に沿って当該余剰LEDと重複す
    る領域に静電潜像を形成する標準LEDの代替用として
    利用されることを特徴とするLED露光ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし請求項6のいずれかに記
    載のLED露光ヘッド装置において、 前記結像レンズは、 縮小系レンズ、を含むことを特徴とするLED露光ヘッ
    ド装置。
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