JP2007062019A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】形成されるトナー像に歪みが発生しないようにし、低コストで高画質の画像形成装置を得ること。
【解決手段】所定数の発光素子を主走査方向に列状に配置した発光素子ブロックを、主走査方向に一列に複数組配置した発光素子アレイを有する光記録ヘッドと、前記光記録ヘッドからの光により感光する感光体と、を備えた画像形成装置において、前記発光素子ブロック内の発光タイミングが遅い発光素子を、発光タイミングが早い発光素子に対して、発光タイミングに応じて前記感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置した。
【選択図】図6

Description

本発明は、発光源として発光素子アレイを有する光記録ヘッドを用いる画像形成装置に関するものである。
近年、カラー画像を形成する画像形成装置が広く実用化されてきている。特に、画像担持体としての感光体を複数有するカラー画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」という。)が、その画像形成の生産性の利点から、従来の、複数回転(たとえば4回転)で1コピーを得る方式の画像形成装置と平行して実用化されてきている。
図16は、感光体を複数有する従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。従来の画像形成装置は、4つの感光体101〜104と、これらに跨って延在する転写ユニット105とを備えている。それぞれの感光体101〜104の周囲には、帯電装置106〜109、光記録ヘッドとしての露光装置110〜113、現像装置114〜117及び感光体クリーニング装置118〜121が配置されている。
現像剤格納部122〜125は、それぞれ現像装置114〜117に対応する色のトナーを格納しており、格納されているトナーは、記録紙128に記録される画像の濃度が略一定となるように、各現像装置114〜117へ補給される。
転写ユニット105は、ベルト状転写体126と、ベルト状転写体126を回転移動させるための駆動ローラ127と、ベルト状転写体126に記録紙128を押圧する押圧ローラ129と、駆動ローラ127の反対側に位置し、押圧ローラ129の押圧力を受ける支持ローラ130と、ベルト状転写体126に張力を与え、ベルト状転写体126と感光体101〜104とを接触させる張力ローラ131とを備えている。
ベルト状転写体126は、トナー画像をその表面上に直接のせてから記録紙128に転写する、いわゆる中間転写体であるが、ベルト状転写体126は、ベルト上に記録紙128を吸着し、その記録紙128上にトナー画像をのせる、いわゆる記録紙搬送体としてもよい。
なお、転写ユニット105には、記録紙128に転写されずにベルト状転写体126の表面に残ったいわゆる残トナーをクリーニングするためのベルトクリーニング装置132が設けられている。
図16に示すように、画像形成装置は、上記したほか、記録紙128を格納しておくための給紙カセット133、給紙カセット133から記録紙128を、支持ローラ130および押圧ローラ129からなる記録紙転写部134へ供給するための給紙ローラ135、ピックアップローラ136、レジストローラ137等からなる給紙部138や、記録紙128の表面に転写されたトナー像を定着させるための定着装置139等を備えている。
次に、光記録ヘッドとしての露光装置110〜113について説明する。
図17は、露光装置110を拡大して示す一部破断斜視図である。露光装置111〜113については、露光装置110と同一構造であるので説明を省略する。
発光素子としての有機EL素子を一列に複数配置した発光素子アレイ140は、長尺のハウジング141内に保持されている。光記録ヘッドとしての露光装置110は、ハウジング141の両端に設けた位置決めピン142を、ハウジング141に対向する図示しない筐体の位置決め穴に挿入するとともに、ハウジング141の両端に設けたねじ挿入孔143にねじを通して筐体に固定することにより、筐体の所定位置に固定される。
露光装置110は、ガラス基板144上に形成された、発光素子アレイ140の複数の発光素子150を有しており、発光素子150は、同じガラス基板144上に形成された後述のTFT151(図19参照)によりそれぞれ発光駆動される。レンズアレイとしての屈折率分布型ロッドレンズアレイ146は、発光素子150の前方に、複数の屈折率分布型ロッドレンズ147を俵積み状に配置して形成されている。
ハウジング141は、ガラス基板144の周囲を囲い、感光体101に面した側は、開放されている。屈折率分布型ロッドレンズ147を介して感光体101に発光素子150の光を照射する。ハウジング141のガラス基板144の端面と対向する面は、光吸収性の部材(塗料)で形成されている。
図18は、露光装置110の副走査方向(感光体101の副走査移動方向)の面に沿う断面図である。露光装置110は、ハウジング141内の屈折率分布型ロッドレンズアレイ146の後面に面して取り付けられた発光素子アレイ140と、ハウジング141の背面から発光素子アレイ140を遮蔽する不透明なカバー148とを有している。
また、固定板ばね149により、ハウジング141の背面にカバー148を押圧し、ハウジング141内を光密に密閉する。すなわち、ガラス基板144は、固定板ばね149により、ハウジング141およびカバー148で光学的に密閉されている。固定板ばね149は、ハウジング141の長手方向の複数個所に係合されている。
露光装置110のハウジング141は不透明部材で形成され、その背面は不透明なカバー148により覆われているので、発光素子アレイ140の背面に入射する蛍光灯や太陽からの紫外線は、発光素子アレイ140の発光素子150へ達することはない。
図19は、発光素子アレイ140の発光素子150近傍の構造を示す断面図である。発光素子アレイ140には、0.5mm厚のガラス基板144上に、発光素子150の発光を制御する厚さ50nmのポリシリコンからなるTFT(薄膜トランジスタ)151が、1列に配置された発光素子150の各々に対応して列外に設けられている。
ガラス基板144上には、TFT151上のコンタクトホールを除いて厚さ100nm程度のSiO2からなる絶縁膜152が形成され、コンタクトホールを介してTFT151に接続するように、発光素子150の絶縁膜152上に、厚さ50nmのITOからなる陽極153が形成されている。
発光素子150の周囲の絶縁膜152上には、厚さ120nm程度のSiO2からなる別の絶縁膜154が形成され、その上に、発光素子150に対応する穴155を形成した厚さ2μmのポリイミドからなるバンク156が形成されている。
バンク156の穴155内に、陽極153側から順に、厚さ50nmの正孔注入層157、厚さ50nmの発光層158が成膜され、発光層158の上面と穴155の内面及びバンク156の外面を覆うように、厚さ100nmのCaからなる陰極第一層159aと、厚さ200nmのAlからなる陰極第二層159bとが順に成膜されている。
バンク156の上方を、厚さ1mm程度のカバーガラス161で覆い、ガラス基板144とカバーガラス161との間に窒素ガス等の不活性ガス160を封入する。以上説明したように、発光素子アレイ140の発光素子150が構成されている。発光素子150の発光は、ガラス基板144側に照射される。
図20は、発光素子アレイの制御部の概略構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ163は、印刷データを形成して画像形成装置の制御部164に送信する。画像形成装置の制御部164は、データ処理手段165と、記憶手段166〜169と、発光素子ラインヘッド(以下、「発光素子アレイ」という。)162、171、172、173とを有している。
発光素子アレイ162、171、172、173は、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応するものであり、感光体表面にカラー画像を形成する。記憶手段166〜169は、各色の発光素子アレイ162、171、172、173に対応する画像データを記憶する。
データ処理手段165は、ホストコンピュータ163から送信された印刷データに基づいて、色分解、諧調処理、画像データのビットマップへの展開、色ずれ調整などの処理を行う。データ処理手段165は、1ラインづつの画像データを各記憶手段166〜169に出力する。
図21は、図20に示すイエローの発光素子アレイ162の説明図である。発光素子アレイ162には、主走査方向であるY方向に複数個の発光素子が一列に配置されている。発光素子アレイ162は、主走査方向に一列に配置した162a〜162nの複数組の発光素子ブロックから構成されている。発光素子ブロック162a内には、162a1〜162a8の8個の発光素子が一列に配置されている。他の発光素子ブロック162b〜162n内にも、8個の発光素子が一列に配置されている。
図22は、図20に示すイエローの発光素子アレイ162の各発光素子の駆動手段の細部を示すブロック図である。
図20に示す記憶手段166は、発光素子アレイ162に対して、画像データの転送及び保持を行っている。データ処理手段165は、1ラインづつの画像データを記憶手段166に出力する。記憶手段166から転送された画像データは、ドライバーIC及びゲートコントローラにより、発光素子アレイ162の各発光素子162a1〜162n8を発光させる。
各発光素子の発光タイミングは、各発光素子ブロック162a〜162n内の発光素子の順番によって異なり、例えば、162a1〜162n1は最初に同時に発光し、次のタイミングでは、162a2〜162n2が同時に発光するようになっている。
次に、図23を用いて、図21及び図22に示すように、一列に直線状に配置された発光素子によって形成される感光体上のトナー像について説明する。ここでは、説明を判りやすくするために、全ての素子を発光させた場合を例にして説明する。図23の1dot目は、各発光素子ブロック162a〜162n内で第一番目のタイミングで発光した発光素子162a1〜162n1によって形成された感光体1上トナー像174a1〜174n1を示している。
3dot目は、各発光素子ブロック162a〜162n内で第三番目のタイミングまでに発光した発光素子162a1〜162n3による感光体上トナー像174a1〜174n3を示している。8dot目は、発光素子ブロック162a〜162n内で第八番目(最後)のタイミングまでに発光した発光素子162a1〜162n8による感光体上トナー像174a1〜174n8を示している。
以上のようにして感光体上に露光された画像は、感光体上のトナー像出力として一直線状に配列されず、例えば、発光素子ブロック間の発光素子162a8と発光素子162b1とによって形成されたトナー像である174a8と174b1間に、段差をもったトナー像が形成される。
一直線状に配置された各発光素子によって、感光体上に形成されるトナー像を一直線状にするためには、全ての発光素子の発光タイミングを同時にしなければならない。
特開2001−361924号公報
しかしながら、画像形成装置においては、各発光素子の駆動を独立させて行わなくてはならず、全ての発光素子の発光タイミングを同時にするには、現状では、ドライバーICのコストが上がり、結果的に露光装置のコストが上がってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、主走査方向に一列に配置した複数の発光素子により感光体上に画像を形成するときに、形成されるトナー像に歪みが発生しないようにし、低コストで高画質の画像形成装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、所定数の発光素子を主走査方向に列状に配置した発光素子ブロックを、主走査方向に一列に複数組配置した発光素子アレイを有する光記録ヘッドと、前記光記録ヘッドからの光により感光する感光体と、を備えた画像形成装置において、前記発光素子ブロック内の発光タイミングが遅い発光素子を、発光タイミングが早い発光素子に対して、発光タイミングに応じて前記感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、感光体上のトナー像を一直線状に形成することができるので、トナー像に歪みが発生しない、低コストで高画質の画像形成装置が得られる。
請求項1記載の発明は、所定数の発光素子を主走査方向に列状に配置した発光素子ブロックを、主走査方向に一列に複数組配置した発光素子アレイを有する光記録ヘッドと、光記録ヘッドからの光により感光する感光体と、を備えた画像形成装置において、発光素子ブロック内の発光タイミングが遅い発光素子を、発光タイミングが早い発光素子に対して、発光タイミングに応じた距離だけ感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする画像形成装置であり、トナー像に歪みが発生せず、画像劣化を防止することができる。
請求項2記載の発明は、発光素子ブロックの一端部に配置した発光素子に対し、他端部側ほど感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置であり、トナー像に歪みが発生せず、画像劣化を防止することができる。
請求項3記載の発明は、発光素子ブロックの両端部側に配置した発光素子に対し、ブロック中央部側に配置した発光素子を、感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置であり、隣接する発光素子ブロック間の発光素子の発光タイミングが非常に近いので、発光素子ブロック間のトナー像の段差を小さくすることができ、より精度の高い一直線状のトナー像を得ることができる。
請求項4記載の発明は、発光素子ブロックの中央部側に配置した発光素子に対し、ブロック両端部側に配置した発光素子を、感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置であり、隣接する発光素子ブロック間の発光素子の発光タイミングが非常に近いので、発光素子ブロック間のトナー像の段差を小さくすることができ、より精度の高い一直線状のトナー像を得ることができる。
請求項5記載の発明は、発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、感光体の副走査移動方向のずれ量を、主走査方向に隣り合う発光素子間ピッチを発光素子ブロック内の発光素子数で割った値としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置であり、発光素子の発光タイミングずれと感光体移動によるトナー像のずれ量を一致させることができ、画像劣化を防止することができる。
請求項6記載の発明は、発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、感光体の副走査移動方向のずれ量を、発光素子の発光タイミング間に感光体が副走査移動方向に移動する距離としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置であり、発光素子の発光タイミングずれと感光体移動によるトナー像のずれ量を一致させることができ、画像劣化を防止することができる。
請求項7記載の発明は、感光体が、複数の移動速度モードを有し、発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、感光体の副走査移動方向のずれ量を、発光素子の発光タイミング間に感光体が副走査移動方向に最も遅い移動速度モードで移動する距離としたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置であり、画像形成装置の最高解像度モードのトナー像を歪のないものにすることができる。
請求項8記載の発明は、感光体が、複数の移動速度モードを有し、発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、感光体の副走査移動方向のずれ量を、発光素子の発光タイミング間に感光体が副走査移動方向に最も遅い移動速度モードと最も速い移動速度モードとの中間の移動速度モードで移動する距離としたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置であり、標準解像度モードと最高解像度モードとの画像劣化差を最小限に抑えることができる。
請求項9記載の発明は、感光体が、複数の移動速度モードを有し、光記録ヘッドが、複数の移動速度モードに対応する複数の発光素子アレイを有することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置であり、それぞれの移動速度モードにおいて、歪のないトナー像を得ることができる。
請求項10記載の発明は、発光素子アレイが、サインカーブ状に配置されていることを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置であり、隣接する発光素子ブロック間の発光素子の発光タイミングが非常に近いので、発光素子ブロック間のトナー像の段差を小さくすることができ、より精度の高い一直線状のトナー像を得ることができる。
請求項11記載の発明は、発光素子アレイからの光を感光体上に集光させるレンズアレイの主走査方向の中心線と発光素子アレイの中心線とを一致させていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置であり、レンズに対する発光素子の感光体副走査方向ずれを最小限に抑えることができ、画像劣化を防止することができる。
請求項12記載の発明は、所定数の発光素子を主走査方向に列状に配置した発光素子ブロックを、主走査方向に一列に複数組配置した発光素子アレイを有する光記録ヘッドと、光記録ヘッドからの光により感光する感光体と、を備えた画像形成装置において、
複数組の発光素子ブロックのそれぞれ一端部の各発光素子が主走査方向の直線上に配置され、一端部の各発光素子以外は、各発光素子の発光タイミングずれに応じて、感光体の副走査移動方向にずらして配置したことを特徴とする画像形成装置であり、トナー像に歪みが発生せず、画像劣化を防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、感光体を複数有する本発明の実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。実施の形態の画像形成装置は、4つの感光体1〜4と、これらに跨って延在する転写ユニット5を備えている。それぞれの感光体1〜4の周囲には、帯電装置6〜9、光記録ヘッドとしての露光装置10〜13、現像装置14〜17及び感光体クリーニング装置18〜21が配置されている。
現像剤格納部22〜25は、それぞれ現像装置14〜17に対応する色のトナーを格納しており、格納されているトナーは、用紙に記録される画像の濃度が略一定となるように、各現像装置14〜17へ補給される。
転写ユニット5は、ベルト状転写体26と、ベルト状転写体26を回転移動させるための駆動ローラ27と、ベルト状転写体26に記録紙28を押圧する押圧ローラ29と、駆動ローラ27の反対側に位置し、押圧ローラ29の押圧力を受ける支持ローラ30と、ベルト状転写体26に張力を与え、ベルト状転写体26と感光体1〜4とを接触させる張力ローラ31とを備えている。
ベルト状転写体26は、トナー画像をその表面上に直接のせてから記録紙28に転写する、いわゆる中間転写体であるが、ベルト状転写体26は、ベルト上に記録紙を吸着し、その記録紙28上にトナー画像をのせる、いわゆる記録紙搬送体としてもよい。
なお、転写ユニット5には、記録紙28に転写されずにベルト状転写体26の表面に残ったいわゆる残トナーをクリーニングするためのベルトクリーニング装置32が設けられている。
図1に示すように、画像形成装置は、上記のほか、記録紙28を格納しておくための給紙カセット33、給紙カセット33から記録紙28を、支持ローラ30及び押圧ローラ29からなる記録紙転写部34へ供給するための給紙ローラ35、ピックアップローラ36、レジストローラ37等からなる給紙部38や、記録紙28の表面に転写されたトナー像を定着させるための定着装置39等を備えている。
次に、画像形成の方法を、ベルト状転写体26が中間転写体である場合について説明する。まず、感光体1が、帯電装置6により一様に帯電された後、露光装置10により露光され、これにより感光体1に形成された静電潜像を単色のトナーにより現像する。静電潜像が可視化されたトナー像は、感光体1がベルト状転写体26と接触する位置でベルト状転写体26に転写される。
この第1のトナー像が感光体2と接触する位置に進むタイミングに合わせて、第1のトナー像と同様に、感光体2の表面に形成された他の色のトナー像が、第2のトナー像として第1のトナー像の上に重ねて転写される。以下、同様に、第3、第4のトナー像が重ねて転写され、4色の重ね画像が完成する。
このベルト状転写体26の上に形成された重ね画像は、その後支持ローラ30及び押圧ローラ29からなる記録紙転写部34において記録紙28に一括転写され、定着装置39により記録紙28に定着されて、記録紙28にカラー画像が形成される。
実施の形態1の画像形成装置が前記従来の画像形成装置と異なるのは、光記録ヘッドとしての露光装置10〜13の構成である。実施の形態1では、発光素子としての有機EL素子を感光体1の主走査方向に非直線状に配列した光記録ヘッドを用いる。発光素子アレイを用いた光記録ヘッドは、レーザ走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであり、感光体1に対して近接配置が可能であり、装置全体を小型化できるという利点を有する。
図2は、光記録ヘッドとしての露光装置10を拡大して示す一部破断斜視図である。露光装置11〜13については、露光装置10と同一構造であるので説明を省略する。
発光素子としての有機EL素子を一列に複数配置した発光素子アレイ40は、長尺のハウジング41内に保持されている。光記録ヘッドとしての露光装置10は、ハウジング41の両端に設けた位置決めピン42を、ハウジング41に対向する図示しない筐体の位置決め穴に挿入するとともに、ハウジング41の両端に設けたねじ挿入孔43にねじを通して筐体に固定することにより、筐体の所定位置に固定される。
露光装置10は、ガラス基板44上に形成された、発光素子アレイ40の複数の発光素子50を有しており、発光素子50は、同じガラス基板44上に形成された後述のTFT51によりそれぞれ発光駆動される。レンズアレイとしての屈折率分布型ロッドレンズアレイ46は、発光素子50の前方に、屈折率分布型ロッドレンズ47を俵積み状に配置して形成されている。
ハウジング41は、ガラス基板44の周囲を囲い、感光体1に面した側は、開放されている。屈折率分布型ロッドレンズ47を介して感光体1に発光素子50の光を照射する。ハウジング41のガラス基板44の端面と対向する面は、光吸収性の部材(塗料)で形成されている。
図3は、露光装置10の副走査方向(感光体1の副走査移動方向)の面に沿う断面図である。露光装置10は、ハウジング41内の屈折率分布型ロッドレンズアレイ46の後面に面して取り付けられた発光素子アレイ40と、ハウジング41の背面から発光素子アレイ40を遮蔽する不透明なカバー48とを有している。
また、固定板ばね49により、ハウジング41の背面にカバー48を押圧し、ハウジング41内を光密に密閉する。すなわち、ガラス基板44は、固定板ばね49により、ハウジング41及びカバー48で光学的に密閉されている。固定板ばね49は、ハウジング41の長手方向の複数個所に係合されている。
露光装置10のハウジング41は不透明部材で形成され、その背面は不透明なカバー48により覆われているので、発光素子アレイ40の背面に入射する蛍光灯や太陽からの紫外線は、発光素子アレイ40の発光素子50へ達することはない。
図4は、発光素子アレイ40の発光素子50近傍の構造を示す断面図である。発光素子アレイ40には、0.5mm厚のガラス基板44上に、発光素子50の発光を制御する厚さ50nmのポリシリコンからなるTFT(薄膜トランジスタ)51が、1列に配置された発光素子50の各々に対応して列外に設けられている。
ガラス基板44上には、TFT51上のコンタクトホールを除いて厚さ100nm程度のSiO2からなる絶縁膜52が形成され、コンタクトホールを介してTFT51に接続するように、発光素子50の絶縁膜52上に、厚さ50nmのITOからなる陽極53が形成されている。
発光素子50の周囲の絶縁膜52上には、厚さ120nm程度のSiO2からなる別の絶縁膜54が形成され、その上に、発光素子50に対応する穴55を形成した厚さ2μmのポリイミドからなるバンク56が設けられている。
バンク56の穴55内に、陽極53側から順に、厚さ50nmの正孔注入層57、厚さ50nmの発光層58が成膜され、発光層58の上面と穴55の内面及びバンク56の外面を覆うように、厚さ100nmのCaからなる陰極第一層59aと、厚さ200nmのAlからなる陰極第二層59bとが順に成膜されている。
バンク56の上方を、厚さ1mm程度のカバーガラス61で覆い、ガラス基板44とカバーガラス61との間に窒素ガス等の不活性ガス60を封入する。以上のように、発光素子アレイ40の発光素子50が構成されている。発光素子50の発光は、ガラス基板44側に照射される。
なお、発光層58に用いる材料および正孔注入層57に用いる材料については、例えば、特開平10−12377号公報、特開2000−323276号公報等で公知の種々のものが利用できるので、詳細な説明は省略する。このような有機EL素子は、ガラス基板上に容易に形成することができるので、製造コストを低減することができる。
図5は、発光素子アレイの制御部の概略構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ63は、印刷データを形成して画像形成装置の制御部64に送信する。画像形成装置の制御部64は、データ処理手段65と、記憶手段66〜69と、発光素子アレイ62、71、72、73とを有している。
発光素子アレイ62、71、72、73は、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応するものであり、感光体表面にカラー画像を形成する。記憶手段66〜69は、各色の発光素子アレイ62、71、72、73に対応する画像データを記憶する。
データ処理手段65は、ホストコンピュータ63から送信された印刷データに基づいて、色分解、諧調処理、画像データのビットマップへの展開、色ずれ調整などの処理を行う。データ処理手段65は、1ラインづつの画像データを各記憶手段66〜69に出力する。
図6は、図5に示す、実施の形態1のイエローの発光素子アレイ62の説明図である。発光素子アレイ62には、感光体1の主走査方向であるY方向に複数個の発光素子が配置されている。発光素子アレイ62は、62a〜62nの複数組の発光素子ブロックから構成されている。
発光素子ブロック62a内には、62a1〜62a8の8個の発光素子が、発光素子ブロック62aの一端部に配置した発光素子62a1に対し、他端部側に配置された発光素子ほど感光体1の副走査移動方向Xの下流側にずらして配置している。感光体1の副走査移動方向であるX方向の発光素子間ピッチqは、感光体1の主走査方向Yの発光素子間ピッチpを、発光素子ブロック62a内の発光素子数8で割った値とする。
複数組の発光素子ブロック62a〜62nのそれぞれ一端部の各発光素子62a1〜62n1は、主走査方向Yの一直線上に配置され、一端部の各発光素子以外62a2〜62n8は、後述の各発光素子の発光タイミングずれに応じて、感光体1の副走査移動方向にずらして配置している。
図7は、図6に示すイエローの発光素子アレイ62の各素子駆動手段の細部を示すブロック図である。図5に示す記憶手段66は、発光素子アレイ62に対して、画像データの転送及び保持を行っている。データ処理手段65は、1ラインづつの画像データを記憶手段66に出力する。記憶手段66から転送された画像データは、図7に示すドライバーIC及びゲートコントローラにより、発光素子アレイ62の各発光素子62a1〜62n8を発光させる。
各発光素子の発光タイミングは、各発光素子ブロック62a〜62n内の発光素子の順番(接続されたゲートコントローラの順番)によって異なり、例えば、62a1〜62n1は、ゲートコントローラ1により同時に発光し、次のタイミングでは、ゲートコントローラ2により62a2〜62n2が同時に発光する。前記の感光体1の副走査移動方向であるX方向の発光素子間ピッチqは、発光素子の発光タイミング間に感光体1がX方向に移動する距離となっている。
図8は、上記の発光素子アレイ62により、感光体1上に形成されたトナー像の説明図である。図8を参照して、図6のように配置された発光素子によって形成される感光体1上のトナー像について説明する。ここでは、説明を判りやすくするために、全ての素子を発光させた場合を例にして説明する。図8の1dot目は、発光素子ブロック62a〜62nの第一番目のタイミングで発光した素子62a1〜62n1によって形成された感光体1上トナー像74a1〜74n1を示している。
3dot目は、各発光素子ブロック62a〜62n内で第三番目のタイミングまでに発光した発光素子62a1〜62n3による感光体1上トナー像74a1〜74n3を示している。8dot目は、発光素子ブロック62a〜62n内で第八番目(最終)のタイミングまでに発光した発光素子62a1〜62n8による感光体1上トナー像74a1〜74n8を示している。
図8に示すように、感光体1上に露光された画像は、感光体1上のトナー像出力として一直線状に配列され、発光素子ブロック間の発光素子62a8と発光素子62b1によって形成されたトナー像である74a8と74b1間に、段差のないトナー像が形成される。
以上説明したように、実施の形態1の画像形成装置によれば、感光体1の主走査方向Yに配置された発光素子ブロック内の複数個の発光素子を発光タイミング差に応じてあらかじめ感光体の副走査移動方向Xの下流側にずらして配置し、X方向の発光素子間ピッチqは、感光体1の主走査方向Yの発光素子間ピッチpを、発光素子ブロック内の発光素子数で割った値としているので、素子発光タイミング遅れの間の感光体1の移動によるトナー像のずれを完全に打ち消して、感光体1上に形成されるトナー像を一直線状に形成することができ、光記録ヘッドのコストを上昇させずに、高画質の画像形成装置を得ることができる。
また、図6に示す発光素子は、発光素子ブロック62a〜62n内の発光タイミングが速い発光素子62a1〜62n1から、発光タイミングが最も遅い発光素子62a8〜62n8まで、発光タイミングが遅いほど、感光体1の副走査移動方向Xの下流に配置されているので、光記録ヘッドのコストを上昇させることなく感光体1上トナー像を略一直線状に形成することができ、高画質の画像形成装置を得ることができる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2のイエローの発光素子アレイ62の説明図である。実施の形態2の画像形成装置の構成要素およびその機能や作用、画像形成方法は、図1〜図7に示す実施の形態1の画像形成装置と同等であるので、詳細な説明を省略する。
実施の形態2の発光素子アレイ62の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるが、両者の相違は、発光素子ブロック内の発光素子の配置の形態であり、発光素子ブロックの中央部側の発光素子が、両端部側の発光素子より感光体の副走査移動方向の下流側に配置されているという点である。
図9に示すように、発光素子62a1〜62a2は、サインカーブ状に配列されている。発光素子ブロック62a〜62n内の発光素子配列は同一形態であるので、発光素子ブロック62aについて説明し、他の発光素子ブロックの説明は省略する。
発光素子ブロック62a内の発光素子配列は、感光体1の副走査移動方向Xの上流側から下流側へ、62a1、62a2、62a3、62a4、62a5、62a6、62a7、62a8の順に配列され、各発光素子62a1〜62a8の発光タイミングは、62a1、62a2、62a3、62a4、62a5、62a6、62a7、62a8の順となっている。発光タイミングが隣り合う発光素子間の、感光体1の副走査移動方向であるX方向の発光素子間ピッチは、発光素子の発光タイミング間に感光体1がX方向に移動する距離としている。
複数組の発光素子ブロック62a〜62nのそれぞれ一端部の各発光素子62a1〜62n1は、主走査方向Yの一直線上に配置され、一端部の各発光素子以外62a2〜62n8は、各発光素子の発光タイミングずれに応じて、感光体1の副走査移動方向にずらして配置している。
発光素子ブロック62aの発光素子配列と発光タイミングを上記のようにした場合も、図8に示す感光体1上のトナー像と同様のトナー像が得られるが、隣接する発光素子ブロック間の発光素子(例えば、62a2と62b1)の発光タイミングが非常に近いので、より精度の高い一直線状のトナー像を得ることができ、高画質の画像形成装置を得ることができる。
なお、図示はしないが、発光素子ブロックの中央部側に配置した発光素子に対し、両端部側に配置した発光素子を、感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置してもよい。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3のイエローの発光素子アレイ62の説明図である。実施の形態3の画像形成装置の構成要素およびその機能や作用、画像形成方法は、図1〜図7に示す実施の形態1の画像形成装置と同等であるので、詳細な説明を省略する。
実施の形態3の発光素子アレイ62の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるが、両者の相違は、発光素子ブロック内の発光素子の配置の形態であり、発光素子ブロックの中央部の発光素子が、両端部の発光素子より感光体移動方向の下流側に配置され、かつ、画像形成装置の最高解像度モードに合わせて配置されているという点である。
図10に示すように、発光素子ブロック内の発光素子は、感光体1の速度モードに対応して配置される。発光素子ブロック62a〜62n内の発光素子配列は同一形態であるので、発光素子ブロック62aについて説明し、他の発光素子ブロックの説明は省略する。
発光素子ブロック62a内の発光素子配列は、図9に示す実施の形態2の発光素子配列と同様に、感光体1の副走査移動方向Xの上流側から下流側へ、62a1、62a2、62a3、62a4、62a5、62a6、62a7、62a8の順に配列され、各発光素子62a1〜62a8の発光タイミングは、62a1、62a2、62a3、62a4、62a5、62a6、62a7、62a8の順となっている。発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、感光体1の副走査移動方向であるX方向の発光素子間ピッチは、発光素子の発光タイミング間に感光体1がX方向に移動する距離としている。
複数組の発光素子ブロック62a〜62nのそれぞれ一端部の各発光素子62a1〜62n1は、主走査方向Yの一直線上に配置され、一端部の各発光素子以外62a2〜62n8は、各発光素子の発光タイミングずれに応じて、感光体1の副走査移動方向にずらして配置している。
感光体1が最高速度モード(標準解像度モード)のとき感光体1上のトナー像が一直線状になる発光素子アレイをu、二番目に速い速度モードのときトナー像が一直線状になる発光素子アレイをt、最も遅い速度モードで最も解像度が良い速度モードのときトナー像が一直線状になる発光素子アレイをsとすると、発光素子アレイsの副走査方向の発光素子間ピッチは、感光体1の主走査方向Yの発光素子間ピッチを、発光素子ブロック62a内の発光素子数で割った値とする。このようにすれば、画像形成装置の最高解像度モードのトナー像を一直線状に形成させることができ、最高解像度のときに最高画質を得ることができる。
また、発光素子アレイ62を、二番目に速い速度モードのときトナー像が一直線状になる発光素子アレイt(発光素子アレイuと発光素子アレイsの中央値)としてもよい。このようにすれば、図11に示すように、標準解像度モードのときのトナー像t1、及び、最高解像度モードのときのトナー像t2の画像劣化を最小限に抑えることができる。
また、発光素子アレイtは、サインカーブ状に配置されているため、隣接する発光素子ブロック間の発光素子(例えば、62a2と62b1)の発光タイミングが非常に近いので、隣接する発光素子ブロック間のトナー像の継ぎ目における段差を小さくすることができ、高画質の画像形成装置を得ることができる。
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4のイエローの発光素子アレイ62の説明図である。実施の形態4の画像形成装置の構成要素およびその機能や作用、画像形成方法は、図1〜図7に示す実施の形態1の画像形成装置と同等であるので、詳細な説明を省略する。
実施の形態4の発光素子アレイ62の構成は、実施の形態1の構成とほぼ同じであるが、両者の相違は、発光素子ブロック内の発光素子アレイの数であり、発光素子ブロックの中央部側の発光素子が、両端部側の発光素子より感光体移動方向の下流側に配置され、かつ、感光体1の副走査方向Xに、感光体1の複数の速度モードに対応させて複数の発光素子アレイを配置するという点である。
図12に示すように、発光素子アレイsは、感光体1の移動速度が最も遅い場合に対応する発光素子アレイであり、発光素子アレイtは、感光体1の移動速度が二番目に速い場合に対応する発光素子アレイであり、発光素子アレイuは、感光体1の移動速度が最も速い場合に対応する発光素子アレイである。
図13は、図12に示す複数アレイ光記録ヘッドの制御部の概略構成を示すブロック図である。画像データがデータ処理手段65から記憶手段66に入力されると、シフトレジスタ66aが、露光する画像データをセレクタ66bへ転送する。転送された画像データは、セレクタ66bにより、発光素子アレイsに出力され、発光素子アレイsの発光素子を動作させる。
発光素子アレイtを動作さる場合は、データ処理装置65から記憶手段66に画像データを入力し、シフトレジスタ66aが、露光する画像データをセレクタ66bへ転送する。転送された画像データは、セレクタ66bにより、発光素子アレイtに出力され、発光素子アレイtの発光素子を動作させる。
このように、感光体1上に露光する画像データを、選択されたいずれかの発光素子アレイs、t,uに出力し、いずれかの発光素子アレイの発光素子を動作させる。図14に示すように、発光素子アレイs,t,uにより、感光体1上に、それぞれS、T、Uの一直線状のトナー像を形成させることができ、感光体1の移動速度にかかわらず最高画質を得ることができる。
図15は、光記録ヘッドのレンズアレイと発光素子アレイとの位置関係を示す図である。図15に示すように、レンズアレイ46は、ロッドレンズ47a〜47eを2列に俵積み状に配置している。レンズアレイ46の主走査方向の中心線と発光素子アレイの中心線Wは一致している。
レンズアレイ46と発光素子アレイ62とを上記のように配置することにより、発光素子アレイ62に、感光体1の副走査方向のずれがあっても、MTFまたは発光素子輝度むらを最小限に抑えることができ、画像劣化を防止することができる。
本発明にかかる画像形成装置は、設置面積が小さい光記録ヘッドを、発光タイミングずれによる画質劣化を招くことなく使用することができるので、ビジネスおよびSOHO市場向けのプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、および、小ロット印刷市場向けの小型オンデマンド印刷機等への利用が可能である。
本発明の実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す図 露光装置を拡大して示す一部破断斜視図 露光装置の副走査方向の面に沿う断面図 発光素子アレイの発光素子近傍の構造を示す断面図 発光素子アレイの制御部の概略構成を示すブロック図 実施の形態1の発光素子アレイを示す図 発光素子アレイの各素子駆動手段の細部を示すブロック図 実施の形態1の発光素子アレイにより感光体上に形成されたトナー像の説明図 実施の形態2の発光素子アレイを示す図 実施の形態3の発光素子アレイを示す図 実施の形態3の発光素子アレイによる感光体上トナー像を示す図 実施の形態4の発光素子アレイを示す図 実施の形態4の発光素子アレイの制御部の概略構成を示すブロック図 実施の形態4の発光素子アレイによる感光体上トナー像を示す図 光記録ヘッドのレンズアレイと発光素子アレイとの位置関係を示す図 感光体を複数有する従来の画像形成装置の概略構成を示す図 露光装置を拡大して示す一部破断斜視図 露光装置の副走査方向の面に沿う断面図 発光素子アレイの発光素子近傍の構造を示す断面図 発光素子アレイの制御部の概略構成を示すブロック図 イエローの発光素子アレイの説明図 発光素子アレイの各発光素子の駆動手段の細部を示すブロック図 従来の発光素子アレイによって形成される感光体上のトナー像を示す図
符号の説明
1〜4、101〜104 感光体
5、105 転写ユニット
6〜9、106〜109 帯電装置
10〜13、110〜113 露光装置(光記録ヘッド)
14〜17、114〜117 現像装置
18〜21、118〜121 感光体クリーニング装置
22〜25、122〜125 現像剤格納部
26、126 ベルト状転写体
27、127 駆動ローラ
40、62 発光素子アレイ
44 ガラス基板
46 レンズアレイ
50 発光素子
62a〜62n 発光素子ブロック
62a1〜62an 発光素子
74a1〜74an 感光体上トナー像

Claims (12)

  1. 所定数の発光素子を主走査方向に列状に配置した発光素子ブロックを、主走査方向に一列に複数組配置した発光素子アレイを有する光記録ヘッドと、前記光記録ヘッドからの光により感光する感光体と、を備えた画像形成装置において、
    前記発光素子ブロック内の発光タイミングが遅い発光素子を、発光タイミングが早い発光素子に対して、発光タイミングに応じて前記感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発光素子ブロックの一端部に配置した発光素子に対し、他端部側ほど前記感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記発光素子ブロックの両端部側に配置した発光素子に対し、ブロック中央部側に配置した発光素子を、前記感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記発光素子ブロックの中央部側に配置した発光素子に対し、ブロック両端部側に配置した発光素子を、前記感光体の副走査移動方向の下流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、前記感光体の副走査移動方向のずれ量を、主走査方向に隣り合う発光素子間ピッチを前記発光素子ブロック内の発光素子数で割った値としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、前記感光体の副走査移動方向のずれ量を、前記発光素子の発光タイミング間に前記感光体が前記副走査移動方向に移動する距離としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記感光体が、複数の移動速度モードを有し、前記発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、前記感光体の副走査移動方向のずれ量を、前記発光素子の発光タイミング間に前記感光体が前記副走査移動方向に最も遅い移動速度モードで移動する距離としたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記感光体が、複数の移動速度モードを有し、前記発光素子ブロック内の、発光タイミング順が隣り合う発光素子間の、前記感光体の副走査移動方向のずれ量を、前記発光素子の発光タイミング間に前記感光体が前記副走査移動方向に最も遅い移動速度モードと最も速い移動速度モードとの中間の移動速度モードで移動する距離としたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記感光体が、複数の移動速度モードを有し、前記光記録ヘッドが、前記複数の移動速度モードに対応する複数の発光素子アレイを有することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  10. 前記発光素子アレイが、サインカーブ状に配置されていることを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  11. 前記発光素子アレイからの光を前記感光体上に集光させるレンズアレイの主走査方向の中心線と前記発光素子アレイの中心線とを一致させていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 所定数の発光素子を主走査方向に列状に配置した発光素子ブロックを、主走査方向に一列に複数組配置した発光素子アレイを有する光記録ヘッドと、前記光記録ヘッドからの光により感光する感光体と、を備えた画像形成装置において、
    前記複数組の発光素子ブロックのそれぞれ一端部の各発光素子が前記主走査方向の直線上に配置され、前記一端部の各発光素子以外は、各発光素子の発光タイミングずれに応じて、前記感光体の副走査移動方向にずらして配置したことを特徴とする画像形成装置。
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