JP2007252752A - 遊技機、遊技機用プログラム及び記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】演出の制御と有利遊技の制御とが関連付けられ、演出に対する遊技者の興味が薄れない遊技機を提供する。
【解決手段】演出用乱数発生手段151と、演出用乱数抽出手段152と、いずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル153と、いずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行う演出抽選判定手段154と、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行する演出実行手段155と、演出用乱数を累積加算する演出用乱数カウンタ160と、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段170とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、演出用の乱数を累積加算し、この値を有利遊技の制御に反映させる遊技機に関する。
複数ある演出のいずれを実行するか、又はいずれの演出も実行しないかを、乱数を用いた抽選で決定し、この結果に従って演出を行う遊技機が従来から提供されている。
特開2000−296224号公報
上述した従来の遊技機では、たとえ有利遊技開始の期待度が大きい演出が行われたとしても、必ずしも有利遊技が開始されるとは限られず、演出に対する遊技者の興味が次第に薄れていくという問題があった。
そこで、本願発明は、演出用の乱数を累積加算し、この値を有利遊技の制御に反映させることにより、演出の制御と有利遊技の制御とを関連付けて、演出に対する遊技者の興味が薄れないようにした遊技機を提供することを目的とする。
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技機に係るものであって、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段と、図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段と、図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段と、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段110と、当選抽選手段110の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段130と、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段120と、演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段151と、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段152と、演出用乱数発生手段151が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル153と、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出抽選テーブル153とを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段154と、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段155と、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタ160と、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段70と、遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段170とを備えていることを特徴とする。
本発明は、スロットマシン10やパロットなどの遊技機に係るものである。
ここで、「図柄表示手段」は、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能なものである。「図柄表示手段」には、周囲に複数の図柄を付した回転リール40の他、液晶表示装置により図柄を変動表示又は停止表示可能に形成したものも含まれる。
また、「図柄変動開始手段」は、図柄表示手段の図柄を変動表示させるためのものである。「図柄変動開始手段」には、回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチ33が含まれる。
また、「図柄変動停止手段」は、図柄表示手段の図柄を停止表示させるためのものである。「図柄変動停止手段」には、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ34が含まれる。また、図柄表示手段として3個の回転リール40が備えられる場合には、図柄変動停止手段としてのストップスイッチは、各回転リール40にそれぞれ対応して設けることができる。
また、「当選抽選手段110」は、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うためのものである。
また、「停止制御手段130」は、当選抽選手段110の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うためのものである。
また、「入賞判定手段120」は、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。例えば、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効入賞ライン上に、所定の図柄配列が揃うと、入賞判定手段120は、当該図柄配列に対応した役に入賞したと判定する。
また、「演出用乱数発生手段151」は、演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるためのものである。演出用乱数発生手段151は、例えば、「0〜99」の範囲内で、演出用の乱数を発生させるようにすることができる。
また、「演出用乱数抽出手段152」は、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を所定の契機で抽出するためのものである。演出用乱数抽出手段152は、例えば、スタートスイッチ33の操作を契機に、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を抽出するようにすることができる。
また、「演出抽選テーブル153」は、演出用乱数発生手段151が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めたものである。演出パターンとして、例えば、演出Aと、演出Bと、演出Cとを設けることができる。このような場合、例えば、演出用の乱数「0〜49」に対して、いずれの演出も実行しない旨を割り当て、また、演出用の乱数「50〜79」に対して、演出Cを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「80〜94」に対して、演出Bを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「95〜99」に対して、演出Aを実行する旨を割り当てるように、演出抽選テーブル153を形成することができる。
また、「演出抽選判定手段154」は、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出抽選テーブル153とを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うためのものである。例えば、演出用乱数抽出手段152が、乱数「96」を抽出したとする。そうすると、演出抽選判定手段154は、乱数「96」と、演出抽選テーブル153とを照合して、演出Aを実行する旨の判定結果を出す。
また、「演出実行手段155」は、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行するためのものである。例えば、演出抽選判定手段154が、演出Aを実行する旨の判定結果を出したとする。そうすると、演出実行手段155は、演出Aを実行する。
また、「演出用乱数カウンタ160」は、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を累積加算するためのものである。例えば、電源投入後の最初の遊技で抽出された演出用の乱数が「96」であったとする。そうすると、演出用乱数カウンタ160は「96」を記憶する。また、その次の遊技で抽出された演出用の乱数が「5」であったとする。そうすると、演出用乱数カウンタ160は、「96」に「5」を加算して「101」とし、これを記憶する。また、さらにその次の遊技で抽出された演出用の乱数が「45」であったとする。そうすると、演出用乱数カウンタ160は、「101」に「45」を加算して「146」とし、これを記憶する。
また、「通常遊技」とは、通常行われる遊技をいう。
また、「通常遊技制御手段70」は、通常遊技を制御するためのものである。
また、「有利遊技」とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいう。また、「有利遊技」としては、例えば、当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技(アシストタイム/AT)などがある。
また、「有利遊技制御手段170」は、有利遊技を制御するためのものである。また、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて、有利遊技の制御を行う。
また、「演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う」とは、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると有利遊技を開始することや、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると有利遊技を開始するか否かの抽選を行うことや、乱数カウンタのカウント値が特定の値と一致すると有利遊技を開始することや、乱数カウンタのカウント値が所定の範囲内に入ると有利遊技を開始することなどを含むものである。
(作用)
本発明では、所定の契機(例えばスタートスイッチ33の操作)で演出用の乱数が抽出され、この抽出された演出用の乱数が、演出の制御に用いられるとともに、演出用乱数カウンタ160に累積加算されていく。そして、この演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて、有利遊技の制御が行われる。これにより、演出の制御と有利遊技の制御とが関連付けられることとなり、演出に対する遊技者の興味が薄れないようにすることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始することを特徴とする。
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技制御手段170が有利遊技を開始する。例えば、所定の値を「500」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」に達すると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「30」以上であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」以上になることから、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」に達することとなり、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
(作用)
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技が開始される。これにより、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると有利遊技を開始するか否かの抽選を行う有利遊技開始抽選手段175を備えるとともに、この有利遊技抽選手段の抽選結果が有利遊技を開始する旨となると、有利遊技を開始することを特徴とする。
ここで、「有利遊技開始抽選手段175」は、有利遊技を開始するか否かの抽選を行うためのものである。本発明では、有利遊技開始抽選手段175は、有利遊技制御手段170に備えられる。また、有利遊技開始抽選手段175は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始するか否かの抽選を行う。そして、有利遊技開始抽選手段175の抽選結果が有利遊技を開始する旨となると、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、有利遊技開始抽選手段175の抽選結果が有利遊技を開始しない旨となると、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達し、有利遊技開始抽選手段175により抽選が行われると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
(作用)
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始するか否かの抽選が行われ、この抽選の結果が有利遊技を開始する旨となると、有利遊技が開始される。これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技を開始することを特徴とする。
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技制御手段170が有利遊技を開始する。例えば、特定の値を「500」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値がちょうど「500」になると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「30」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値がちょうど「500」になることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「35」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「505」になり、ちょうど「500」にはならないことから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が特定の値と一致するか、又は特定の値を超えると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
(作用)
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、特定の値と一致すると、有利遊技が開始されるが、特定の値を超えてしまうと、有利遊技は開始されない。これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3又は4記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技を開始することを特徴とする。
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技制御手段170が有利遊技を開始する。例えば、所定の桁を「下二桁」とし、特定の値を「99」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値の下二桁がちょうど「99」になると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「29」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「499」になり、下二桁がちょうど「99」になることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「30」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」になり、下二桁が「00」になることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が特定の値と一致すると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
(作用)
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が、特定の値と一致すると、有利遊技が開始されるが、特定の値と一致しないと、有利遊技は開始されない。これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、あらかじめ定めた特定の範囲内に入ると、有利遊技を開始することを特徴とする。
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、あらかじめ定めた特定の範囲内に入ると、有利遊技制御手段170が有利遊技を開始する。例えば、特定の範囲を「500〜510」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500〜510」のいずれかになると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「35」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「505」になり、「500〜510」の範囲内に入ることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「45」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「515」になり、「500〜510」の範囲内に入らないことから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が特定の範囲内に入るか、又は特定の範囲を超えると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
(作用)
本発明では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、特定の範囲内に入ると、有利遊技が開始されるが、特定の範囲内に入らないと、有利遊技は開始されない。これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項7記載の発明は、有利遊技制御手段170は、有利遊技として、当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技を行うことを特徴とする。
本発明では、有利遊技制御手段170は、有利遊技として、当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技を行う。また、「当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技」は、アシストタイム(AT)などと呼ばれるものである。
なお、主として遊技の制御を行う主制御装置(メイン基板)と、主制御装置(メイン基板)からの信号を受信して作動するものであって主として演出の制御を行う副制御装置(サブ基板)とから制御装置20を構成する場合には、演出の制御も、有利遊技としてのアシストタイム(AT)の制御も、副制御装置(サブ基板)にて行うことができる。もちろん、有利遊技の制御は、主制御装置(メイン基板)にて行うようにしてもよい。
(作用)
本発明では、有利遊技として、当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技が行われることから、遊技者の興趣をより一層高めることができる。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項8記載の発明は、演出抽選テーブル153は、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明では、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるように、演出抽選テーブル153が形成されている。
演出パターンとして、例えば、演出Aと、演出Bと、演出Cと、演出Dと、演出Eとを設ける。また、演出Eは、有利遊技開始の期待度が最も小さい内容の演出とし、演出D、演出C、演出Bの順に有利遊技開始の期待度が次第に大きくなる内容とし、演出Aは、有利遊技開始の期待度が最も大きい内容の演出とする。また、例えば、演出用の乱数「0〜49」に対して、いずれの演出も実行しない旨を割り当て、また、演出用の乱数「50〜69」に対して、演出Eを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「70〜79」に対して、演出Dを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「80〜89」に対して、演出Cを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「90〜96」に対して、演出Bを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「97〜99」に対して、演出Aを実行する旨を割り当てるように、演出抽選テーブル153を形成する。つまり、値が比較的小さい乱数に対しては、いずれの演出も実行しない旨や、有利遊技開始の期待度が比較的小さい内容の演出を多く割り当てる一方、値が比較的大きい乱数に対しては、有利遊技開始の期待度が比較的大きい内容の演出を多く割り当てる。そうすると、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなる。
特に、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると有利遊技が開始されるようにするとともに、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるようにする。そうすると、「有利遊技開始の期待度が大きい演出が実行された」→「値の大きい乱数が抽出された」→「有利遊技の開始が近い」という連想を遊技者にさせることができ、これにより遊技者の期待感を高めることができる。また、現実に演出用乱数カウンタ160のカウント値が大きくなることから、遊技者の期待通りに有利遊技が開始されやすくなる。つまり、遊技者の期待を裏切らないようにすることができるのである。
(作用)
本発明では、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなることから、特に演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると有利遊技が開始される場合には、遊技者の興趣をより一層高めることができる。
(請求項9)
請求項9記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項9記載の発明は、遊技機を、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段110、当選抽選手段110の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段130、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段120、演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段151、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段152、演出用乱数発生手段151が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル153、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出抽選テーブル153とを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段154、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段155、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタ160、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段70、遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段170、として機能させるための遊技機用プログラムである。
ここで、遊技機としては、スロットマシン10やパロットなどの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機であってもよい。
また、図柄表示手段を、周囲に複数の図柄を付した回転リール40とし、この回転リール40の回転を制御するように形成してもよい。この場合、図柄変動開始手段は、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ33とすることができ、図柄変動停止手段は、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ34とすることができる。
あるいは、図柄表示手段を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置とし、これに複数の図柄を変動表示又は停止表示させるように形成してもよい。
また、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、ホッパーユニットを作動させて遊技者に対してメダル等対価の払い出しを行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、入賞時にメダルの払い出しがなされるような画像や、手持ちの遊技メダル数が増加するような表示や、所定の得点が加算されるような表示を行うように形成することができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
(作用)
本発明では、所定の契機で演出用の乱数が抽出され、この抽出された演出用の乱数が、演出の制御に用いられるとともに、演出用乱数カウンタ160に累積加算されていく。そして、この演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて、有利遊技の制御が行われる。これにより、演出の制御と有利遊技の制御とが関連付けられることとなり、演出に対する遊技者の興味が薄れないようにすることができる。
(請求項10)
請求項10記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項10記載の発明は、遊技機を、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段110、当選抽選手段110の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段130、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段120、演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段151、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段152、演出用乱数発生手段151が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル153、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出抽選テーブル153とを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段154、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段155、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタ160、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段70、遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段170、として機能させるための遊技機用プログラムを記録した記録媒体である。
本発明は、請求項9に記載の遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
(作用)
本発明によれば、上記した請求項9記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、演出用の乱数を累積加算し、この値を有利遊技の制御に反映させることから、演出の制御と有利遊技の制御とが関連付けられるので、演出に対する遊技者の興味が薄れない遊技機を提供できるのである。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1ないし図6は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3ないし図6はスロットマシンの動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(スロットマシン10)
図2に示すように、本実施の形態に係るスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備えている。また、筐体11の内部には、3個の回転リール40を横並びに設けたリールユニット60が備えられている。また、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左リール41であり、また、中央に設けられているのが中リール42であり、また、右側に設けられているのが右リール43である。また、各回転リール40の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12が備えられている。また、前扉12の上部には、上パネル13が備えられ、また、前扉12の下部には、下パネル14が備えられている。また、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16が設けられている。また、下パネル14には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール40の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。また、図柄表示窓15が設けられる位置は、各回転リール40の前方に相当する位置である。また、図柄表示窓15は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。つまり、3個すべての回転リール40の回転が停止した際には、遊技者は、図柄表示窓15を通して、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を見ることができる。
また、操作部16の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口36が設けられ、また、操作部16の上面左側には、貯留に係るメダルを投入するためのベットスイッチ32が設けられ、また、操作部16の上面左端付近には、貯留に係るメダルを払い出すための精算スイッチ35が設けられ、また、操作部16の前面左側には、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ33が設けられ、また、操作部16の前面中央には、回転リール40の回転を停止させるための3個のストップスイッチ34が横並びに設けられている。
また、前扉12の上部には、演出に用いられる表示装置66としての演出用ランプが設けられている。また、前扉12上部の左右両側には、効果音などを鳴らすための表示装置66としてのスピーカがそれぞれ設けられている。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、また、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。
また、前扉12の裏面における、メダル投入口36の裏側に相当する位置には、メダル投入口36に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが備えられている。
また、筐体11の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、メダルを払い出すためのホッパーユニット65や、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
(リールユニット60)
リールユニット60は、フレームと、このフレームに横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定した3個の回転リール40とを備えている。上述したように、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左リール41であり、また、中央に設けられているのが中リール42であり、また、右側に設けられているのが右リール43である。また、各回転リール40は、それぞれ、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されているテープ状のリールテープとを備えている。また、リールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(スタートスイッチ33)
スタートスイッチ33は、回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ33は、レバー式のスイッチを用いて構成されており、レバーの先端を押し下げると、スタート信号が出力されて、3個すべての回転リール40の回転が開始するようになっている。
(ストップスイッチ34)
ストップスイッチ34は、回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ34は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ34は、各回転リール40にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ34は、操作部16の前面中央に横並びに設けられている。また、左側のストップスイッチ34は、左リール41に対応し、また、中央のストップスイッチ34は、中リール42に対応し、また、右側のストップスイッチ34は、右リール43に対応している。また、各ストップスイッチ34は、それぞれ、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、左リール41用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、左リール41用のストップ信号が出力されて、左リール41の回転が停止し、また、中リール42用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、中リール42用のストップ信号が出力されて、中リール42の回転が停止し、また、右リール43用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、右リール43用のストップ信号が出力されて、右リール43の回転が停止するようになっている。
(ベットスイッチ32)
ベットスイッチ32は、貯留されているメダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面左側に設けられている。また、ベットスイッチ32は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、ベット信号が出力され、貯留されているメダルの総数が3つ減じられて、3枚のメダルが投入されるようになっている。
(精算スイッチ35)
精算スイッチ35は、貯留装置に貯留されているメダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面左端付近に設けられている。また、精算スイッチ35は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、精算信号が出力されて、ホッパーユニット65の送出機構が駆動し、貯留されているメダルの総数と同数のメダルがメダル払出口37から払い出されるとともに、貯留されているメダルの総数が0になる。
(表示装置66)
本実施の形態では、表示装置66として、演出用ランプとスピーカとが備えられている。
また、演出用ランプは、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、前扉12の上部に設けられている。
また、スピーカは、効果音などを鳴らすためのものであって、図2に示すように、前扉12上部の左右両側にそれぞれ設けられている。
(メダル投入口36)
メダル投入口36は、メダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面右側に設けられている。
(メダル払出口37)
メダル払出口37は、メダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、前扉12の下部中央に設けられている。
(メダル受け皿38)
メダル受け皿38は、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、メダル払出口37の下方に設けられている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、メダルを払い出すためのものであって、筐体11の内部に設けられている。また、ホッパーユニット65は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、メダル払出口37から払い出されるようになっている。
(メダル処理ユニット)
メダル処理ユニットは、メダル投入口36から投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉12の裏面における、メダル投入口36の裏側に相当する位置に設けられている。また、メダル処理ユニットは、メダル投入口36に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の途中から分岐するメダル返却通路と、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部に位置するメダルセレクターとを有している。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、メダル投入口36から投入されたメダルを検知するためのメダルセンサー31が設けられている。また、メダル通路は、ホッパーユニット65のメダルタンクに連通し、また、メダル返却通路は、メダル払出口37に連通している。
また、メダルセンサー31は、メダル投入口36から投入されたメダルを検出するためのものであって、図示しないが、フォトセンサーを用いて構成されている。メダル通路を流下するメダルは、フォトセンサーの発光部と受光部との間を通るようになっている。発光部から発せられた光は、常態では、受光部まで到達するようになっているが、メダル通路を流下するメダルがフォトセンサーの発光部と受光部との間を通過するときには、受光部まで届かなくなる。そして、フォトセンサーの受光部に光が届かなくなると、メダル検出信号が出力されて、メダルが1枚投入されたものと判定されるようになっている。
(電源ユニット)
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置20や、リールユニット60や、ホッパーユニット65などに電力を供給するためのものである。また、電源ユニットは、筐体11の内部に備えられている。
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ33及びストップスイッチ34の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するためのものである。
また、本実施の形態では、制御装置20を、主制御装置(メイン基板)と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置(サブ基板)とから構成し、主制御装置を遊技制御装置21として機能させるとともに、副制御装置を演出制御装置22として機能させるようにしている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に構成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することもできるようにしている。
(入力段)
制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)メダルセンサー31
(2)ベットスイッチ32
(3)精算スイッチ35
(4)スタートスイッチ33
(5)ストップスイッチ34
なお、入力段としては、上記(1)ないし(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力段)
制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(演出表示部及びランプ及びスピーカ)
なお、出力段としては、上記(1)ないし(3)のパーツに限定されるものではない。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ33及びストップスイッチ34の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)ないし(6)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)入賞判定手段120
(5)停止制御手段130
(6)払出制御手段140
なお、通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
また、遊技制御装置21としては、上記(1)ないし(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ32の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ33を操作すると、リールユニット60が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ34の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ34を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓15の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ34のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ34を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ34を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技(RBゲーム)は、特定導入遊技(BBゲーム)中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、特定当選遊技(JACゲーム)は、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記(1)ないし(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段(BBゲーム制御手段)90
(2)特定遊技制御手段(RBゲーム制御手段)100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームは、予め設定された一定枚数のメダル払い出しの終了により、終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄が図柄表示窓15のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記(1)ないし(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の範囲内(例えば10進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
上述したように、本実施の形態では、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」当選とがある。更に、特別当選には、特定遊技入賞(RB入賞)の引き当てに係る特定遊技当選(RB当選)と、特定導入遊技入賞(BB入賞)の引き当てに係る特定導入遊技当選(BB当選)とがある。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(入賞判定手段120)
入賞判定手段120は、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、入賞判定手段120は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に、いずれかの入賞図柄配列が揃うと、当該入賞図柄配列に対応した役に入賞したと判定し、一方、いずれの入賞有効ライン上にも、いずれの入賞図柄配列も揃わないと、入賞なしと判定する。
具体的には、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「7」「7」「7」の図柄配列が揃うと、「特定導入遊技入賞(BB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「BAR」「BAR」「BAR」の図柄配列が揃うと、「特定遊技入賞(RB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「ベル」「ベル」「ベル」の図柄配列が揃うと、「小役入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「R」「R」「R」の図柄配列が揃うと、「再遊技(Replay)入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に、いずれの入賞図柄配列も揃わないと、「入賞なし」と判定する。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うためのものである。
本実施の形態では、停止制御手段130は、図示しないリール回転検知センサーの検知信号に基づいて各回転リール40上の図柄の現在位置を認識しつつ、当選抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ34の操作タイミングとに基づいて、各回転リール40の停止を制御するためのものである。
当選抽選手段110の抽選結果がハズレの場合には、停止制御手段130は、3個すべての回転リール40の回転を停止させるにあたり、いずれの入賞有効ライン上にも、いずれの入賞図柄配列も揃わないように、蹴飛ばし制御を行う。
一方、当選抽選手段110の抽選結果がいずれかの役の当選の場合には、停止制御手段130は、3個すべての回転リール40の回転を停止させるにあたり、当該役に対応した入賞図柄配列がいずれかの入賞有効ライン上に極力揃うように、かつ、当該役以外の入賞図柄配列についてはいずれの入賞有効ライン上にも揃わないように、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を行う。
(払出制御手段140)
払出制御手段140は、入賞判定手段120からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ17の操作信号に基づいて、ホッパーユニット65を作動させるためのものである。
(演出制御装置22)
次に、演出制御装置22について詳述する。
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置66、およびリール照明19を制御するためのものである。また、演出制御装置22は、遊技制御装置21からの信号を受信して作動するものである。そして、この演出制御装置22は、次の(1)ないし(8)の手段として機能する。
(1)演出用乱数発生手段151
(2)演出用乱数抽出手段152
(3)演出抽選テーブル153
(4)演出抽選判定手段154
(5)演出実行手段155
(6)演出用乱数カウンタ160
(7)有利遊技制御手段170
(8)有利遊技開始抽選手段175
また、演出制御装置22としては、上記(1)ないし(8)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出用乱数発生手段151)
演出用乱数発生手段151は、演出用の乱数を、所定の範囲内で発生させるためのものである。本実施の形態では、演出用乱数発生手段151は、演出用の乱数を、上述した当選抽選用の乱数発生手段111と同様に、所定の範囲内(例えば10進数で0〜16383)で発生させる。
(演出用乱数抽出手段152)
演出用乱数抽出手段152は、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を、所定の契機で抽出するためのものである。本実施の形態では、演出用乱数抽出手段152は、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を、上述した当選抽選用の乱数抽出手段112と同様に、スタートスイッチ33の操作を契機に抽出する。
(演出抽選テーブル153)
演出抽選テーブル153は、演出用乱数発生手段151が発生させる範囲内の各乱数について、複数パターンある演出のいずれを実行するか、又はいずれの演出も実行しないかを定めたものである。
本実施の形態では、演出抽選テーブル153は、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるように形成されている。
具体的には、本実施の形態では、演出パターンとして、演出Aと、演出Bと、演出Cと、演出Dと、演出Eとを設けている。また、演出Eは、有利遊技開始の期待度が最も小さい内容の演出としている。また、演出D、演出C、演出Bの順に有利遊技開始の期待度が次第に大きくなる内容としている。また、演出Aは、有利遊技開始の期待度が最も大きい内容の演出としている。
また、本実施の形態では、演出用の乱数「0〜7999」に対して、いずれの演出も実行しない旨を割り当て、また、演出用の乱数「8000〜10999」に対して、演出Eを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「11000〜12999」に対して、演出Dを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「13000〜14999」に対して、演出Cを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「15000〜15999」に対して、演出Bを実行する旨を割り当て、また、演出用の乱数「16000〜16383」に対して、演出Aを実行する旨を割り当てるように、演出抽選テーブル153を形成している。つまり、本実施の形態では、値が比較的小さい乱数に対しては、いずれの演出も実行しない旨や、有利遊技開始の期待度が比較的小さい内容の演出を多く割り当てる一方、値が比較的大きい乱数に対しては、有利遊技開始の期待度が比較的大きい内容の演出を多く割り当てている。これにより、本実施の形態では、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるようにしている。
(演出抽選判定手段154)
演出抽選判定手段154は、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出抽選テーブル153とを照合して、いずれの演出を実行するか、又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うためのものである。
例えば、演出用乱数抽出手段152が、乱数「1000」を抽出したとする。そうすると、演出抽選判定手段154は、乱数「1000」と、演出抽選テーブル153とを照合して、いずれの演出も実行しない旨の判定結果を出す。
また、例えば、演出用乱数抽出手段152が、乱数「16300」を抽出したとする。そうすると、演出抽選判定手段154は、乱数「16300」と、演出抽選テーブル153とを照合して、演出Aを実行する旨の判定結果を出す。
(演出実行手段155)
演出実行手段155は、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行するためのものである。
例えば、演出抽選判定手段154が、演出Aを実行する旨の判定結果を出したとする。そうすると、演出実行手段155は、演出Aを実行する。
また、例えば、演出抽選判定手段154が、いずれの演出も実行しない旨の判定結果を出したとする。そうすると、演出実行手段155は、いずれの演出も実行しない。
(演出用乱数カウンタ160)
演出用乱数カウンタ160は、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を累積加算するためのものである。
例えば、電源投入後の最初の遊技で抽出された演出用の乱数が「50」であったとする。そうすると、演出用乱数カウンタ160は「50」を記憶する。また、その次の遊技で抽出された演出用の乱数が「1300」であったとする。そうすると、演出用乱数カウンタ160は、「50」に「1300」を加算して「1350」とし、これを記憶する。また、さらにその次の遊技で抽出された演出用の乱数が「14000」であったとする。そうすると、演出用乱数カウンタ160は、「1350」に「14000」を加算して「15350」とし、これを記憶する。
また、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達し、後述する有利遊技開始抽選手段175により抽選が行われると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻される(リセットされる)。その後は、上述したような累積加算の動作が再度行われ、カウント値が所定の値に達して有利遊技開始抽選手段175により抽選が行われると、カウント値が再度「0」に戻される(リセットされる)。演出用乱数カウンタ160は、このような動作を繰り返す。
(有利遊技制御手段170)
有利遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいう。
また、有利遊技制御手段170は、有利遊技を制御するためのものである。
本実施の形態では、有利遊技制御手段170は、有利遊技として、当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技(アシストタイム/AT)を行う。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段170は、アシストタイム(AT)として、当選抽選手段110の抽選結果が所定の役の当選の場合に、当該当選した役を示唆する表示を行う。
また、本実施の形態では、3個のストップスイッチ34を操作する順序によって、回転リール40の停止制御を異ならせるようにしている。例えば、ある遊技では、左→中→右の順序でストップスイッチ34を操作すると、所定の入賞を引き当てることができるが、それ以外の順序でストップスイッチ34を操作すると、いずれの入賞をも引き当てることができず、またある遊技では、中→右→左の順序でストップスイッチ34を操作すると、所定の入賞を引き当てることができるが、それ以外の順序でストップスイッチ34を操作すると、いずれの入賞をも引き当てることができないように、各回転リール40の停止制御を行っている。そして、有利遊技制御手段170は、アシストタイム(AT)として、所定の入賞を引き当てることができることとなるストップスイッチ34の操作の順序を遊技者に報知する。これにより、アシストタイム(AT)中は、報知された操作手順に従うと、所定の入賞が引き当てやすくなる。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段170は、有利遊技開始抽選手段175を備えている。また、有利遊技開始抽選手段175は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始するか否かの抽選を行うためのものである。
本実施の形態では、有利遊技開始抽選手段175は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「1000000」に達すると、有利遊技を開始するか否かの抽選を行う。つまり、本実施の形態では、所定の値は「1000000」である。
例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「984000」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「16000」以上であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「1000000」以上になる。つまり、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「1000000」に達することになる。そして、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「1000000」に達すると、有利遊技開始抽選手段175は、有利遊技を開始するか否かの抽選を行う。そして、有利遊技開始抽選手段175の抽選結果が有利遊技を開始する旨となると、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、有利遊技開始抽選手段175の抽選結果が有利遊技を開始しない旨となると、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。このため、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達したからといって、必ずしも有利遊技が開始されるとは限られない。また、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達し、有利遊技開始抽選手段175により抽選が行われると、上述したように、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)。本実施の形態では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達し、有利遊技開始抽選手段175により抽選が行われると、抽選結果のいかんにかかわらず、すなわち、有利遊技が開始されても開始されなくても、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)。
このようにして、本実施の形態では、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて、有利遊技の制御を行う。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図3ないし図6に示したフローを用いて説明する。
先ず、図3に示すステップ100において、スタートスイッチ33が操作されることにより、スタートスイッチ33がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ34が操作されることにより、ストップスイッチ34がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、入賞判定手段120により、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ105において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図4のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ104の回転リール40の回転停止処理について、図5を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ34の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ34を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ34を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ34を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
次に、図6に示すフローに基づいて、演出処理について説明する。
ステップ400において、スタートスイッチ33が操作されると、ステップ401に進む。
ステップ401において、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を、演出用乱数抽出手段152が抽出する。そして、ステップ402に進む。
ステップ402において、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を、演出用乱数カウンタ160が累積加算する。そして、ステップ403に進む。
ステップ403において、有利遊技制御手段170により、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達したか否かの判断が行われる。ここで、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達したと判断されると、ステップ404に進む。一方、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達していないと判断されると、演出処理は終了する。
ステップ404において、有利遊技開始抽選手段175により、有利遊技を開始するか否かの抽選が行われる。そして、ステップ405に進む。
ステップ405において、演出用乱数カウンタ160のカウント値がリセットされる。そして、演出処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、スタートスイッチ34の操作を契機に演出用の乱数が抽出され、この抽出された演出用の乱数が、演出の制御に用いられるとともに、演出用乱数カウンタ160に累積加算されていく。そして、この演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて、有利遊技の制御が行われる。これにより、演出の制御と有利遊技の制御とを関連付けて、演出に対する遊技者の興味が薄れないようにしている。
また、本実施の形態では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始するか否かの抽選が行われ、この抽選の結果が有利遊技を開始する旨となると、有利遊技が開始される。これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができるようにしている。
また、本実施の形態では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始するか否かの抽選が行われるようにするとともに、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるようにしている。このため、「有利遊技開始の期待度が大きい演出が実行された」→「値の大きい乱数が抽出された」→「有利遊技開始抽選が近い」→「有利遊技開始抽選で当れば有利遊技が開始される」という連想を遊技者にさせることができ、これにより遊技者の期待感を高めることができる。また、有利遊技開始の期待度が大きい演出が実行されると、現実に演出用乱数カウンタ160のカウント値が大きくなることから、遊技者の期待通りに有利遊技が開始されやすくなる。つまり、遊技者の期待を裏切らないのである。
また、本実施の形態では、有利遊技として、当選抽選手段110の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技(アシストタイム/AT)が行われる。これにより、遊技者の興趣をより一層高めるようにしている。
また、本実施の形態では、制御装置20を、主制御装置(メイン基板)と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置(サブ基板)とから構成し、主制御装置を遊技制御装置21として機能させるとともに、副制御装置を演出制御装置22として機能させるようにしている。そして、演出の制御も、有利遊技としてのアシストタイム(AT)の制御も、副制御装置(サブ基板)にて行うようにしている。これにより、演出の制御や、有利遊技としてのアシストタイム(AT)の制御が、遊技の制御の負荷にならないようにしている。
ところで、本実施の形態は、以上のように構成されているものであるが、このスロットマシン10は、遊技機を、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段110、当選抽選手段110の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段130、図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段120、演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段151、演出用乱数発生手段151が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段152、演出用乱数発生手段151が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル153、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数と演出抽選テーブル153とを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段154、演出抽選判定手段154の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段155、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタ160、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段70、遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタ160のカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段170、として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を用いて制御することができる。
ここで、前記図柄表示手段は、回転リール40を用いたものでもよいし、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにしたものでもよい。
また、前記遊技機用プログラムを用いてスロットマシン10を制御する場合には、ホッパーユニット65を介して遊技者にメダルを払い出すように形成することができる。一方、前記遊技機用プログラムを用いて、業務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しは行えないので、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に、獲得メダル数の枚数表示をしたり、メダルの増減がわかるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示するように形成することができる。
また、本発明は、スロットマシン10以外の遊技機、例えばパロットにも応用できる。
(他の実施の形態)
なお、上記実施の形態では、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技開始抽選手段175が、有利遊技を開始するか否かの抽選を行うとしたが、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、有利遊技制御手段170が、有利遊技を開始するようにしてもよい。例えば、所定の値を「500」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」に達すると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「30」以上であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」以上になることから、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」に達することとなり、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。このようにしても、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が所定の値に達すると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
また、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技制御手段170が、有利遊技を開始するようにしてもよい。例えば、特定の値を「500」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値がちょうど「500」になると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「30」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値がちょうど「500」になることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「35」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「505」になり、ちょうど「500」にはならないことから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。このようにすると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、特定の値と一致すると、有利遊技が開始されるが、特定の値を超えてしまうと、有利遊技は開始されないようになり、これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が特定の値と一致するか、又は特定の値を超えると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
また、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技制御手段170が有利遊技を開始するようにすることができる。例えば、所定の桁を「下二桁」とし、特定の値を「99」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値の下二桁がちょうど「99」になると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「29」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「499」になり、下二桁がちょうど「99」になることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「30」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500」になり、下二桁が「00」になることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。このようにすると、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が、特定の値と一致すると、有利遊技が開始されるが、特定の値と一致しないと、有利遊技は開始されないようになり、これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値のうち所定の桁の値が特定の値と一致すると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
また、例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、あらかじめ定めた特定の範囲内に入ると、有利遊技制御手段170が有利遊技を開始するようにすることができる。例えば、特定の範囲を「500〜510」とする。そうすると、有利遊技制御手段170は、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「500〜510」のいずれかになると、有利遊技を開始する。例えば、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「470」であるとする。このとき、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「35」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「505」になり、「500〜510」の範囲内に入ることから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始する。一方、演出用乱数抽出手段152が抽出した乱数が「45」であると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「515」になり、「500〜510」の範囲内に入らないことから、有利遊技制御手段170は、有利遊技を開始しない。このようにすると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が、特定の範囲内に入ると、有利遊技が開始されるが、特定の範囲内に入らないと、有利遊技は開始されないようになり、これにより、遊技が単調にならないようにしつつ、演出に対する遊技者の興味をより一層深めることができる。なお、演出用乱数カウンタ160のカウント値が特定の範囲内に入るか、又は特定の範囲を超えると、演出用乱数カウンタ160のカウント値が「0」に戻る(リセットされる)ようにすることができる。
また、上記実施の形態では、有利遊技制御手段170を、演出制御装置22としての副制御装置(サブ基板)上に設けたが、有利遊技制御手段170は、例えば、遊技制御装置21としての主制御装置(メイン基板)上に設けることもできる。つまり、有利遊技の制御を、副制御装置(サブ基板)ではなく、主制御装置(メイン基板)にて行うこともできる。そうすると、例えば、リプレイタイム(RT)や、アシストリプレイタイム(ART)を、有利遊技とすることができる。つまり、有利遊技は、アシストタイム(AT)に限られるものではない。また、リプレイタイム(RT)とは、所定期間に亘り、再遊技の当選確率を高く設定した遊技をいう。また、アシストリプレイタイム(ART)とは、所定期間に亘り、当選抽選手段の抽選結果に関する情報を、所定の確率で報知するとともに、再遊技の当選確率を高く設定した遊技をいう。リプレイタイム(RT)又はアシストリプレイタイム(ART)の開始が決定された場合には、当選抽選手段110に、当選判定テーブル113として、通常遊技に使用するテーブルよりも「リプレイ」の当選領域が多く設定された当選判定テーブル113への変更要請を行う。これにより、リプレイタイム(RT)又はアシストリプレイタイム(ART)中は、通常遊技よりも「リプレイ」当選の比率が上昇し、遊技者はメダルを消費せずに遊技が可能となることにより、結果として手持ちのメダルが増加する。つまり、リプレイタイム(RT)もアシストリプレイタイム(ART)も、遊技者の獲得メダル(入賞による払い出しメダルから投入メダルを差し引いたメダル数)が増加する可能性が高い有利遊技である。
本発明の実施の形態に係るスロットマシンのブロック図。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの外観図。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 前扉 13 上パネル
14 下パネル 15 図柄表示窓
16 操作部 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
31 メダルセンサー 32 ベットスイッチ
33 スタートスイッチ 34 ストップスイッチ
35 精算スイッチ 36 メダル投入口
37 メダル払出口 38 メダル受け皿
40 回転リール 41 左リール
42 中リール 43 右リール
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 当選抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 当選判定テーブル 114 判定手段
120 入賞判定手段 130 停止制御手段
140 払出制御手段 151 演出用乱数発生手段
152 演出用乱数抽出手段 153 演出抽選テーブル
154 演出抽選判定手段 155 演出実行手段
160 演出用乱数カウンタ 170 有利遊技制御手段
175 有利遊技開始抽選手段

Claims (10)

  1. 複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段と、
    図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段と、
    図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段と、
    複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段と、
    当選抽選手段の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段と、
    図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段と、
    演出用乱数発生手段が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段と、
    演出用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブルと、
    演出用乱数抽出手段が抽出した乱数と演出抽選テーブルとを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段と、
    演出抽選判定手段の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段と、
    演出用乱数抽出手段が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタと、
    通常遊技を制御するための通常遊技制御手段と、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタのカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 有利遊技制御手段は、演出用乱数カウンタのカウント値が所定の値に達すると、有利遊技を開始することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 有利遊技制御手段は、演出用乱数カウンタのカウント値が所定の値に達すると有利遊技を開始するか否かの抽選を行う有利遊技開始抽選手段を備えるとともに、この有利遊技抽選手段の抽選結果が有利遊技を開始する旨となると、有利遊技を開始することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 有利遊技制御手段は、演出用乱数カウンタのカウント値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技を開始することを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 有利遊技制御手段は、演出用乱数カウンタのカウント値のうち所定の桁の値が、あらかじめ定めた特定の値と一致すると、有利遊技を開始することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の遊技機。
  6. 有利遊技制御手段は、演出用乱数カウンタのカウント値が、あらかじめ定めた特定の範囲内に入ると、有利遊技を開始することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の遊技機。
  7. 有利遊技制御手段は、有利遊技として、当選抽選手段の抽選結果に係る情報を遊技者に知らせる遊技を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の遊技機。
  8. 演出抽選テーブルは、乱数の値が大きくなるに従って有利遊技開始の期待度が大きい演出の選択確率が次第に高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の遊技機。
  9. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、
    図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、
    図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、
    複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段、
    当選抽選手段の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段、
    図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段、
    演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段、
    演出用乱数発生手段が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段、
    演出用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル、
    演出用乱数抽出手段が抽出した乱数と演出抽選テーブルとを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段、
    演出抽選判定手段の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段、
    演出用乱数抽出手段が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタ、
    通常遊技を制御するための通常遊技制御手段、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタのカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段、
    として機能させるための遊技機用プログラム。
  10. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段、
    図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段、
    図柄表示手段の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、
    複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための当選抽選手段、
    当選抽選手段の抽選結果と図柄変動停止手段の操作タイミングとに基づいて図柄表示手段の図柄の停止表示に係る制御を行うための停止制御手段、
    図柄表示手段の図柄が停止表示した際における表示態様に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段、
    演出用の乱数を所定の範囲内で発生させるための演出用乱数発生手段、
    演出用乱数発生手段が発生させた乱数を所定の契機で抽出する演出用乱数抽出手段、
    演出用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について複数パターンある演出のいずれを実行するか又はいずれの演出も実行しないかを定めた演出抽選テーブル、
    演出用乱数抽出手段が抽出した乱数と演出抽選テーブルとを照合していずれの演出を実行するか又はいずれの演出も実行しないかの判定を行うための演出抽選判定手段、
    演出抽選判定手段の判定結果に従って演出を実行するための演出実行手段、
    演出用乱数抽出手段が抽出した乱数を累積加算するための演出用乱数カウンタ、
    通常遊技を制御するための通常遊技制御手段、
    遊技者にとって通常遊技よりも有利な有利遊技を制御するためのものであって、演出用乱数カウンタのカウント値に基づいて有利遊技の制御を行う有利遊技制御手段、
    として機能させるための遊技機用プログラムを記録した記録媒体。
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