JP2007252637A - 消火システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤを貯蔵する倉庫1の天井側に配置された複数の大流量スプリンクラーヘッド(114L/min以上)12と、高膨張泡を放出する高膨張泡発生機20と、消火用水と泡消火薬剤とを混合して泡水溶液を生成する混合装置9と、消火用水と高膨張泡用泡消火薬剤とを混合して高膨張泡用水溶液を生成する高膨張泡用混合装置19と、火災の発生を検知する火災検知器3とを備える。火災検知器3の出力により火災の発生が検知されると、混合装置9により生成された泡水溶液をスプリンクラーヘッド12から火災タイヤに散布するとともに、高膨張泡発生機20により、高膨張泡用混合装置19にからの高膨張泡用水溶液により高膨張泡を生成して放出させる。
【選択図】図1
Description
(1)ゴム製のタイヤは部位によっては着火しやすく、一旦着火すると発熱量が大きい
ため消火栓や消火器では容易に消火できない。
(2)タイヤは一般的に複数段のラックの上に積まれている。下段のタイヤが燃焼する
と上段のタイヤへ延焼しやすく、消火活動は一層難しい。
(3)タイヤ燃焼と同時に、黒煙も多量発生する。黒煙は人間の消火活動に支障を与え
る。
(4)ゴムタイヤ表面は撥水性であるため、水のみでは撥かれてタイヤ表面を充分濡ら
すことが出来ず、充分な消火効果が望めない。
プラスチック製品のラック倉庫でもこれらとほぼ同様の問題点がある。
図1は本発明の実施形態1に係る消火システムの構成図である。同図において、倉庫1は壁など区切られていない一つの倉庫又は耐火壁等で複数に仕切られた防火区画のうち一つの区画を示している。倉庫1内には可燃性収納物ラック2が複数台配置されており、この可燃性収納物ラック2にはタイヤが載置される。可燃性収納物ラック2の上部(倉庫1の天井側)には火災検知器3が各消火区画に対応してそれぞれ配置されている。火災検知器3の出力は火災受信機4に出力され、火災受信機4は火災検知器3の出力に基づいて火災警報を発するとともに火災表示をし、更に消火設備制御盤5に火災発生信号を出力する。水槽6には消火用水が貯蔵され、加圧送水装置(ポンプ)7が消火設備制御盤5からの制御指令に基づいて消火用水を汲み上げて送り出す。この加圧送水装置(ポンプ)7からの消火用水は、泡消火薬剤タンク8の泡消火薬剤と混合装置9で混合されて消火用水配管10に送り出される。泡消火薬剤タンク8の泡消火薬剤は、例えば水成膜泡、合成界面活性剤、たん白泡等の各種のものが使用される。また、混合濃度は、例えば水成膜泡消火薬剤の場合には泡水溶液の表面張力と放射パターンの縮み方から0.1%以上3.0%以下であれば良く、好ましくは0.3%から2.0%、より好ましくは0.5から1.0%であれば良い(この根拠は後述の図3及び図4により説明する)。また、この泡消火薬剤タンク8は、加圧送水装置(ポンプ)7による送水圧力がタンク8に加圧すると、泡消火薬剤を送出する構成になっている。
図1の倉庫1内でタイヤが何らかの原因で燃えて火災が発生すると、火災検知器3が作動して検知信号を火災受信機4に出力する(S11)。火災受信機4は火災検知器3からの火災検知信号を入力すると、その火災検知信号に基づいて火災警報を発するとともに火災表示をし、更に消火設備制御盤5に火災発生信号を出力する(S12)。消火設備制御盤5は、火災表示をするとともに(S13)、火災を検知した火災検知器3に対応する泡水溶液区画の区画選択弁11及び高膨張泡区画の区画選択弁11aを開放する(S14,S31)。泡水溶液区画の区画選択弁11を開放することにより該当する区画のSPヘッド12から、消火用水配管10に予め充填しておいた泡水溶液が放射される(S15)。消火用水配管10内の泡水溶液がSPヘッド12から放射されることにより、泡水溶液が消火用水配管10内を移動して流水検知装置22が作動し(S16)、流水検知装置22の作動信号が火災受信機4に入力する。火災受信機4はその作動信号が入力するとそれを消火設備制御盤5に出力する。
図3は水成膜泡消火薬剤を添加した場合の添加濃度と泡水溶液の表面張力を測定した例である。これによると,水成膜泡消火薬剤を0.1%添加しただけで表面張力が水(=泡消火薬剤濃度0%)の半分程度まで低下している。この程度まで表面張力が低下すれば、ゴムタイヤなどの表面での濡れ性は充分である。一方、本実施形態1の消火システムでは各種のSPヘッドが泡水溶液放射用ヘッドとして使用できるが,図4はその1例のヘッドで水成膜泡消火薬剤水溶液を放射した場合の、各添加濃度における有効散水半径の水(=泡消火薬剤濃度0%)の有効散水半径との比率を示したグラフである。これによると、泡消火薬剤添加濃度が高くなるほどヘッドのデフレクターで発泡して散水半径が狭くなるため、それに伴ってスプリンクラーヘッドの設置間隔を狭くしなければならなくなる。そのため、添加濃度は実用上3%以下であることが望ましい。以上により、泡消火薬剤濃度は、0.1%から3.0%であることが望ましく、好ましくは0.3%から2.0%、より好ましくは0.5%から1.0%であれば良い。
図5は本発明の実施形態2に係る消火システムのシステムの構成図である。なお、同図において、倉庫1は、図1の場合と同様に、壁など区切られていない一つの倉庫又は耐火壁等で複数に仕切られた防火区画のうち一つの区画を示している。本実施形態2は、高膨張泡の放出に関して、倉庫1を1つの消火区画とし、倉庫1の全域に対して高膨張泡発生機20から一斉に高膨張泡を放出するようにしたものである。このため、本実施形態2の消火システムにおいては、図1の実施形態1の高膨張泡用区画毎の区画選択弁11aを設けずに、各高膨張泡発生機20を消火用水配管10aに接続し、そして、仕切り弁13aの代わりに、高膨張泡用一斉開放弁24を消火用水配管10aに取り付けている。
Claims (2)
- タイヤを含むゴム製品又はプラスチック製品を貯蔵する倉庫の天井側に配置された複数の大流量スプリンクラーヘッドと、
高膨張泡を放出する高膨張泡発生機と、
消火用水と泡消火薬剤とを混合して泡水溶液を生成する第1の混合装置と、
消火用水と高膨張泡用泡消火薬剤とを混合して高膨張泡用水溶液を生成する第2の混合装置と、
火災の発生を検知する火災検知手段とを備え、
前記火災検知手段の出力により火災の発生が検知されると、前記第1の混合装置により生成された泡水溶液を前記スプリンクラーヘッドから前記製品に散布するとともに、前記高膨張泡発生機により、前記第2の混合装置によって生成された高膨張泡用水溶液により高膨張泡を生成して放出させることを特徴とする消火システム。 - タイヤを含むゴム製品又はプラスチック製品を貯蔵する倉庫の天井側に、消火区画に対応して配置された大流量スプリンクラーヘッドと、
前記消火区画に対応して配置され、高膨張泡を放出する高膨張泡発生機と、
消火用水と泡消火薬剤とを混合して泡水溶液を生成する第1の混合装置と、
消火用水と高膨張泡用泡消火薬剤とを混合して高膨張泡用水溶液を生成する第2の混合装置と、
各消火区画の火災の発生を検知する火災検知手段とを備え、
前記火災検知手段の出力により火災の発生が検知されると、火災を検知した火災検知手段の消火区画に対応した前記スプリンクラーヘッドから、前記第1の混合装置による泡水溶液を前記製品に散布するとともに、前記スプリンクラーヘッドに連動して該当する消火区画の前記高膨張泡発生機によって、前記第2の混合装置によって生成された高膨張泡用水溶液により高膨張泡を生成して放出させることを特徴とする消火システム。
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