JP2007247930A - 蒸発器及びこの蒸発器を使用したループ型ヒートパイプ - Google Patents

蒸発器及びこの蒸発器を使用したループ型ヒートパイプ Download PDF

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Abstract

【課題】 グルーブ管とウィックとの接触面積を増加させて熱交換効率を向上せしめる。
【解決手段】 蒸発器1は、一端側を開口し且つ他端側を蒸気管7に連通して閉塞する筒形状をなすグルーブ管15と、このグルーブ管15の筒形状の内部に接触して挿入すべく筒形状をなすと共にこの筒形状の内部に冷媒を供給するウィック17と、からなる。前記グルーブ管15の内周面には、グルーブ管15の長手方向に垂直な断面において円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つ前記長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部19を備える。ウィック17の外周面には、グルーブ凹凸部19の凹凸形状に対応して嵌合すべく円周方向に交互に逆型凹凸形状をなし、且つ前記長手方向に延伸されるウィック凹凸部23を備えると共に、ウィック凹凸部23とグルーブ凹凸部19とを嵌合したときにグルーブ凹凸部19の凹部とウィック凹凸部23の凸部との間に蒸気流路25を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、蒸発器(Evaporator)及びこの蒸発器を使用したループ型ヒートパイプに関し、特にLHP(ループヒートパイプ)およびCPL(Capillary Pumped Loop)で使用される蒸発器であって、グルーブ管とウィックとの接触面積を増加させて熱伝導性の向上と相変化後の蒸気の抜け易さを併せ持たせることで、熱交換効率(特に冷却性能)を向上せしめる蒸発器及び前記蒸発器を使用したループ型ヒートパイプに関する。
従来、蒸発器は、例えばLHP(ループヒートパイプ)やCPL(Capillary Pumped Loop)で使用されている。例えば、LHPは、液体の冷媒が気化する際の潜熱を利用して冷却する蒸発器と、この蒸発器で気化された気体が蒸気管を経て移動すると共にこの気体を放熱して液化する凝縮器(Condenser)と、この凝縮器で液化した冷媒が液戻り管を経て移動すると共にこの冷媒を前記蒸発器に供給するために保留するリザーバ〔あるいは、アキュームレータ、CC(Compensation Chamber)など〕と、から構成されるシステムで、一つのループを形成しており、前記蒸発器とリザーバは一体的に構成されている。また、LHPの内部には冷媒が投入されている。冷媒としてはアルコール、アンモニア、水などがある。なお、CPLでは蒸発器とリザーバが別体で構成されている。
LHPでは、蒸発器が周囲で発生した熱により加熱されると、冷媒としての例えば水が蒸発器内で蒸気となり、このときの潜熱を利用して周囲の温度を冷却するものである。蒸発器内で生じた蒸気が蒸気管を経て凝縮器へ移動し、凝縮器で放熱されることにより蒸気が水に戻される。この水は液戻り管を経て再びリザーバと蒸発器へ移動することになり、上記の作用を繰り返すことになる。
図7及び図8を参照するに、従来の蒸発器101は、例えば特許文献1の中で特に従来技術に示されているように、一端側を開口し且つ他端側を蒸気管103に連通して閉塞する円筒形状をなすグルーブ管105と、このグルーブ管105の円筒形状の内部に接触して挿入する円筒形状をなすと共にこの円筒形状の内部に液体の冷媒を供給するウィック107と、から構成される。
なお、前記グルーブ管105の内周面には、当該グルーブ管105の長手方向に垂直な断面において円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つ前記長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部109が備えられている。一方、前記ウィック107の外周面は前記グルーブ管105のグルーブ凹凸部109の凸部109Bの内周面に接触する構成であり、前記グルーブ凹凸部109の凹部109Aが蒸気流路111となる。
また、前記ウィック107の円筒形状の内部は、上述したリザーバ113に連通する液貯留室115を構成しており、図示しない液戻り管を経てリザーバ113に戻ってきた水が再び液貯留室115へ供給される。なお、前記ウィック107は、例えば多孔質性の燒結金属体、金属繊維、ガラス繊維などが使用されている。
したがって、グルーブ管105が蒸発器101の周囲の熱で加熱されると、グルーブ管105の熱がグルーブ凹凸部109の凸部109Bの内周面との接触部分からウィック107に熱伝導し、ウィック107が加熱される。その結果、前記液貯留室115からウィック107の内部に浸透した水が加熱されて蒸気になり、グルーブ管105のグルーブ凹凸部109、すなわち蒸気流路111を経て前述したように蒸気管103へ移動することになる。
特開2004−53062号公報
ところで、例えばLHPの性能は、冷却容量、内部エネルギー、圧力損失などの観点から、各構成部材の大きさ及びその組み合わせはシステム全体の性能に影響すると考えられる。
このことから、蒸発器101の単位面積当たりの冷却容量は重要な要素となる。この冷却容量は、単位面積あたりの水の蒸発速さと蒸発潜熱の積から求められる。従って、蒸発器101の大きさは重要であり、より広い面積でウィック107と接触させることが必要である。これは蒸発器101の加熱する面積を広くすることも意味する。
しかしながら、従来の蒸発器(Evaporator)101においては、蒸発器101の表面にある熱をグルーブ管105からウィック107へ伝える効率が低いという問題点があった。すなわち、ウィック107と接触するのはグルーブ管105のグルーブ凹凸部109の凸部109Bの内周面のみであり、ウィック107との接触面積が稼げないために、蒸発器101の周囲の熱がウィック107へ伝えられる熱量の低さが問題となるのである。その結果、蒸発器101の入力熱量に対してウィック107で発生する蒸気量の割合が少なく、熱抵抗となり、蒸発器101の温度低下を制限、すなわち冷却容量を小さくしていた。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明の蒸発器は、一端側を開口し且つ他端側を蒸気管に連通して閉塞する筒形状をなすグルーブ管と、このグルーブ管の筒形状の内部に接触して挿入すべく筒形状をなすと共にこの筒形状の内部に液体の冷媒を供給するウィックと、から構成される蒸発器において、
前記グルーブ管の内周面に、当該グルーブ管の長手方向に垂直な断面において円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つこの凹凸形状がグルーブ管の長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部を備え、
前記ウィックの外周面に、前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状に対応して嵌合すべく円周方向に交互に逆型凹凸形状をなし、且つこの逆型凹凸形状がウィックの長手方向に延伸されるウィック凹凸部を備えると共に、
前記ウィック凹凸部とグルーブ凹凸部とを嵌合したときに前記グルーブ凹凸部の凹部とウィック凹凸部の凸部との間に蒸気流路を形成する構成であることを特徴とするものである。
また、この発明の蒸発器は、前記蒸発器において、前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状がフィン形状であることが好ましい。
また、この発明の蒸発器は、前記蒸発器において、前記蒸気流路が、前記ウィック凹凸部の凸部の直径と前記グルーブ凹凸部の凹部の直径との差を設けて構成されることが好ましい。
また、この発明の蒸発器は、前記蒸発器において、前記蒸気流路が、前記グルーブ凹凸部とウィック凹凸部の各凹凸形状の接触界面に設けて構成されることが好ましい。
また、この発明の蒸発器は、前記蒸発器において、前記ウィックが、高分子体で構成されていることが好ましい。
この発明のループ型ヒートパイプは、液体の冷媒が気化する際の潜熱を利用して冷却する蒸発器と、この蒸発器で気化された気体が蒸気管を経て移動すると共にこの気体を放熱して液化する凝縮器と、この凝縮器で液化した冷媒が液戻り管を経て移動すると共にこの冷媒を前記蒸発器に供給するために保留するリザーバと、から構成されるループ型ヒートパイプにおいて、
前記蒸発器が、一端側を開口し且つ他端側を蒸気管に連通して閉塞する筒形状をなすグルーブ管と、このグルーブ管の筒形状の内部に接触して挿入すべく筒形状をなすと共にこの筒形状の内部に液体の冷媒を供給するウィックと、から構成されると共に、
前記グルーブ管の内周面に、当該グルーブ管の長手方向に垂直な断面において円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つこの凹凸形状がグルーブ管の長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部を備え、
前記ウィックの外周面に、前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状に対応して嵌合すべく円周方向に交互に逆型凹凸形状をなし、且つこの逆型凹凸形状がウィックの長手方向に延伸されるウィック凹凸部を備えると共に、
前記ウィック凹凸部とグルーブ凹凸部とを嵌合したときに前記グルーブ凹凸部の凹部とウィック凹凸部の凸部との間に蒸気流路を形成する構成であることを特徴とするものである。
また、この発明のループ型ヒートパイプは、前記ループ型ヒートパイプにおいて、前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状がフィン形状であることが好ましい。
また、この発明のループ型ヒートパイプは、前記ループ型ヒートパイプにおいて、前記蒸気流路が、前記ウィック凹凸部の凸部の直径と前記グルーブ凹凸部の凹部の直径との差を設けて構成されることが好ましい。
また、この発明のループ型ヒートパイプは、前記ループ型ヒートパイプにおいて、前記蒸気流路が、前記グルーブ凹凸部とウィック凹凸部の各凹凸形状の接触界面に設けて構成されることが好ましい。
また、この発明のループ型ヒートパイプは、前記ループ型ヒートパイプにおいて、前記ウィックが、高分子体で構成されていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の蒸発器によれば、筒形状をなすグルーブ管の内周面にはグルーブ凹凸部が備えられると共に、筒形状をなすウィックの外周面には前記グルーブ凹凸部の凹凸形状に対応して嵌合する逆型凹凸形状のウィック凹凸部が備えられているので、ウィックとグルーブ管との接触面積が大幅に増える。その結果、蒸発器を加熱したときの反応が速く、熱を有効に伝えるために熱抵抗が下がり、蒸発器の温度低下につながり、大きい冷却容量を得ることができる。換言すれば、従来と同一温度の蒸発器であれば、更に小型化できる。
この発明のループ型ヒートパイプによれば、上述した蒸発器を使用しているので、このループ型ヒートパイプが様々な機器に使用されることにより、熱交換効率の高い冷却を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6を参照するに、この実施の形態に係る蒸発器1は、例えばLHP3(ループヒートパイプ)やCPL(Capillary Pumped Loop)などのループ型ヒートパイプで使用されている。例えば、この実施の形態に係るループ型ヒートパイプであるLHP3は、液体の冷媒5Lが気化する際の潜熱を利用して冷却する蒸発器1と、この蒸発器1で気化された気体5Vが蒸気管7を経て移動すると共にこの気体5Vを放熱して液化する凝縮器9(Condenser)と、この凝縮器9で液化した冷媒5Lが液戻り管11を経て移動すると共にこの冷媒5Lを前記蒸発器1に供給するために保留するリザーバ13〔あるいは、アキュームレータ、CC(Compensation Chamber)など〕と、から構成されるシステムで、一つのループを形成しており、前記蒸発器1とリザーバ13は一体的に構成されている。
なお、LHP3の内部には冷媒5Lが投入されている。冷媒5Lとしてはアルコール、アンモニア、水などがある。この実施の形態では、地球環境の観点から、冷媒5Lは水としている。図6では液体の冷媒5Lである水の流れ方向は実線の矢印で示されており、冷媒5Lが気化された気体5Vである水蒸気の流れ方向は点線の矢印で示されている。
また、CPLとしては、上記の蒸発器1とリザーバ13が別体で構成されており、その他の基本的な構成はLHP3と同じである。
すなわち、上記のLHP3では、蒸発器1が周囲で発生した熱により加熱されると、冷媒5Lである水が蒸発器1内で蒸気となり、このときの潜熱を利用して周囲の温度を冷却するものである。蒸発器1の内部で生じた蒸気が蒸気管7を経て凝縮器9へ移動し、凝縮器9で放熱されることにより蒸気が水に戻される。この水は液戻り管11を経て再びリザーバ13と蒸発器1へ移動することになり、上記の作用を繰り返すことになる。したがって、LHP3やCPLは潜熱を利用しており、外部電源無しに高い熱輸送能力を有している。また、蒸気管7、液戻り管11の配管は自由であり、熱の伝送方向は蒸発器1から凝縮器9への一方向でダイオードのような振る舞いをするものである。
図1ないしは図3を参照するに、この発明の実施の形態に係る蒸発器1は、グルーブ管15とウィック17が組み合わされて構成されるものである。すなわち、グルーブ管15は、一端側を開口し且つ他端側を蒸気管7に連通して閉塞する筒形状としての例えば図3(A)に示されているような円筒形状をなしており、このグルーブ管15の内周面には当該グルーブ管15の長手方向に垂直な断面において凹部19Aと凸部19Bで円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つこの凹凸形状がグルーブ管15の長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部19が備えられている。
一方、ウィック17は、前記グルーブ管15の円筒形状の内部に接触して挿入する筒形状としての例えば図3(B)に示されているような円筒形状をなすと共にこの円筒形状の内部に液体の冷媒5Lを供給するように構成されている。すなわち、このウィック17の円筒形状の内部は、上述したリザーバ13に連通する液貯留室21を構成しており、液戻り管11を経て戻ってきた水が一旦リザーバ13に保留され、再びウィック17の液貯留室21へ供給される。
また、前記ウィック17の外周面には前記グルーブ管15のグルーブ凹凸部19の凹凸形状に対応して嵌合すべくウィック17の長手方向に垂直な断面において凹部23Aと凸部23Bで円周方向に交互に逆型凹凸形状をなし、且つこの逆型凹凸形状がウィック17の長手方向に延伸されるウィック凹凸部23が備えられている。
さらに、図1及び図2に示されているように、前記ウィック凹凸部23とグルーブ凹凸部19とを嵌合するようにして、ウィック17がグルーブ管15の内部に挿入されると、前記グルーブ凹凸部19の凹部19Aとウィック凹凸部23の凸部23Bとの間に蒸気流路25が形成される構成である。すなわち、この実施の形態では、ウィック17の外径がグルーブ管15のグルーブ凹凸部19の凹部19Aの内径より小さく形成されることにより、前記蒸気流路25がグルーブ凹凸部19の凹部19Aの底面とウィック凹凸部23の凸部23Bの外面との間に形成されている。
また、上記のグルーブ管15のグルーブ凹凸部19の凹凸形状は、凸部19Bがフィン形状であると共に、ウィック17のウィック凹凸部23も前記グルーブ凹凸部19のフィン形状に嵌合する逆型凹凸形状の凹部23Aが切削溝に形成されていることが望ましい。すなわち、グルーブ凹凸部19の凸部19Bがフィン形状(以下、「フィン19B」ともいう)であることによって、グルーブ凹凸部19とウィック凹凸部23の接触面積を広くすることができるので、熱伝導率が向上すると共にウィック凹凸部23の表面に出てきた水蒸気がフィン19Bの斜面を伝わって蒸気流路25へ流れやすくなるという利点がある。
なお、他の実施の形態の蒸気流路としては、上記の蒸気流路25に加えて、前記グルーブ凹凸部19とウィック凹凸部23の各凹凸形状の側面間に、第2蒸気流路27を形成することができる。例えば、第2蒸気流路27としては、図4に示されているように、各フィン19Bの側面に、グルーブ凹凸部19の凹部19Aの底面に向けて細長い微小な多数の溝部27Aを並列に形成することができる。
この場合は、ウィック凹凸部23の表面に出てきた水蒸気が前記第2蒸気流路27の溝部27Aを伝わって、より一層効率よく蒸気流路25へ流れやすくなるという効果がある。
また、ウィック17は、この実施の形態では、軽量化を図るために高分子体の材質が使用されている。この高分子体としては、例えば直径10〜20μmの親水基を有するポリエチレンパウダ(旭化成ケミカルズ製)を焼結したものが用いられる。その他に、ニッケル金属からなる直径5μmのパウダを焼結したニッケル焼結体、銅のパウダを焼結した銅焼結体、あるいはその他の金属からなる金属焼結体も用いられる。このような高分子体は、一つ一つのパウダが親水基を有しているので、濡れ性の向上と表面張力に+αのポンプ力が加えられるために、ウィック17内の蒸気の移動する力が大きくなる。
なお、その他のウィック17の材質としては、多孔質性の焼結金属体、金属繊維、ガラス繊維などが使用されてもよいが、上述した理由で高分子体が望ましい。
上記構成により、LHP3では、蒸発器1のグルーブ管15が周囲の熱で加熱されると、ウィック17のウィック凹凸部23とグルーブ管15のフィン形状のグルーブ凹凸部19との接触面が広いので、この接触面からグルーブ管15の熱が効率よく熱伝導してウィック17が加熱される。
一方、前記液貯留室21の水は、上述したようにウィック17の高分子体の各パウダが親水基を有しているために濡れ性の向上と表面張力に+αのポンプ力が加えられて真空引きされる。この真空引きにより浸透したウィック17の内部の水は圧力が下がっているので、加熱されると水が低い沸点で沸騰して蒸気になる。水が蒸気になるときの潜熱により周囲の温度が冷却されることになる。
この蒸気は前述したように水がウィック17の高分子体内に真空引きされる力により押し出されてウィック17の高分子体内を移動し、ウィック凹凸部23の表面からグルーブ管15のフィン形状のグルーブ凹凸部19との接触面を経て蒸気流路25へ流れることになる。
さらに、蒸気流路25内の蒸気は、前述したように蒸気管7を経て凝縮器9へ移動し、この凝縮器9で放熱されることにより蒸気が水に戻される。この水は液戻り管11を経て再びリザーバ13と蒸発器1のウィック17の液貯留室21へ戻ることになり、上記の作用を繰り返すことになる。
以上のように、この実施の形態の蒸発器1は、冷媒5Lとしての例えば水を蒸気にして熱を奪って冷却する装置であり、このように潜熱を利用する蒸発器1の冷却容量は単位面積あたりの水の蒸発速さと蒸発潜熱の積から求められるので、ウィック17とグルーブ管15との接触面積が大きいほど冷却容量が大きくなる。したがって、この実施の形態の蒸発器1は、前述したようにウィック17とグルーブ管15との接触面積が従来の図8に示したグループ管105とウィック107との接触面積よりも大幅に増えるので、蒸発器1を加熱したときの反応が速く、熱を有効に伝えるために熱抵抗が下がり、蒸発器1の温度低下につながり、大きい冷却容量を得ることができる。換言すれば、従来の蒸発器1と同等の冷却容量を得る蒸発器1であれば、この実施の形態の蒸発器1の大きさをさらに小さくできる。
したがって、この実施の形態の蒸発器1を使用したループ型ヒートパイプであるLHP3及びCPLは、例えばノートパソコン等のOA機器や自動車のダッシュボード、あるいは他の様々な機器に使用されることにより、熱交換効率の高い冷却を行うことができる。
次に、この発明の他の実施の形態の蒸発器1として、グルーブ管15のグルーブ凹凸部19とウィック17のウィック凹凸部23との組合せ形状について説明する。
図5(A)〜(D)を参照するに、グルーブ凹凸部19がフィン形状であり、図5(A)はフィン19Bの数が32個であり、図5(B)はフィン19Bの数が24個であり、図5(C)はフィン19Bの数が16個であり、図5(D)はフィン19Bの数が8個である。また、前記各フィン19Bの間の凹部19Aとウィック凹凸部23の凸部23Bの外面との間に蒸気流路25が形成される。なお、各フィン19Bの間の凹部19Aは鋭角となっているが、前述した実施の形態の図2のように前記凹部19Aの底部が円周面であっても良い。なお、蒸気流路25の断面積の大きさは、グルーブ凹凸部19の凹部19A、ウィック凹凸部23の凸部23Bの直径や形状等を変えることによって種々に設定することができる。
また、蒸発器1の大きさとしては、例えばフィン19Bの間の凹部19Aの直径が20mmで、ウィック凹凸部23の凸部23Bの直径が17mmで、フィン19Bの頂部の直径が15mmであるとすると、図5(A)の36個のフィン19Bのピッチは1.96mmであり、図5(B)の24個のフィン19Bのピッチは2.61mmであり、図5(C)の16個のフィン19Bのピッチは3.92mmであり、さらに、図5(D)の8個のフィン19Bのピッチは7.85mmである。
また、ウィック凹凸部23の凸部23Bの直径が17mmで、フィン19Bの頂部の直径が15mmであるので、フィン19Bの頂部から前記凸部23Bまでの距離は1mmとなる。そこで、図5(A)〜(D)の各フィン19Bの傾斜角は異なっているので、厳密に言えばウィック凹凸部23の凹部23Aとフィン19Bとの接触部分の長さは異なるのであるが、説明の便宜上、1つのフィン19Bに付き一律に約2mmであるとすると、全体の前記接触部分の長さは2mm×フィン19Bの数となる。
したがって、グルーブ管15とウィック17の長さがLmmであるとすると、グルーブ管15とウィック17との接触面積は、図5(A)の36個のフィン19Bの場合は、約72×Lmmとなり、図5(D)の8個のフィン19Bの場合は、約16×Lmmとなる。このように、フィン19Bの数が多くなると、前記接触面積も大きくなり、冷却効果を向上させることができる。
この発明の実施の形態の蒸発器の要部断面を含む概略的な斜視図である。 図1の矢視II−II線の断面図である。 (A)は蒸発器のグルーブ管の断面図で、(B)は蒸発器のウィックの断面図である。 この発明の他の実施の形態の蒸気流路を示すもので、フィンの側面に設けられた第2蒸気流路の概略的な斜視図である。 (A)〜(D)は、この発明の他の実施の形態の蒸発器のグルーブ管とウィックの組合せを示す断面図である。 この発明の実施の形態のループ型ヒートパイプとしてのLHPの概略的な構成図である。 従来の蒸発器の要部断面を含む概略的な斜視図である。 図7の矢視VIII−VIII線の断面図である。
符号の説明
1 蒸発器
3 LHP(ループヒートパイプ)
5L 冷媒(液体の)
5V 気体(気化した冷媒)
7 蒸気管
9 凝縮器
11 液戻り管
13 リザーバ
15 グルーブ管
17 ウィック
19 グルーブ凹凸部
19A 凹部
19B 凸部(フィン)
21 液貯留室
23 ウィック凹凸部
23A 凹部
23B 凸部
25 蒸気流路
27 第2蒸気流路
27A 溝部(第2蒸気流路27の)

Claims (10)

  1. 一端側を開口し且つ他端側を蒸気管に連通して閉塞する筒形状をなすグルーブ管と、このグルーブ管の筒形状の内部に接触して挿入すべく筒形状をなすと共にこの筒形状の内部に液体の冷媒を供給するウィックと、から構成される蒸発器において、
    前記グルーブ管の内周面に、当該グルーブ管の長手方向に垂直な断面において円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つこの凹凸形状がグルーブ管の長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部を備え、
    前記ウィックの外周面に、前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状に対応して嵌合すべく円周方向に交互に逆型凹凸形状をなし、且つこの逆型凹凸形状がウィックの長手方向に延伸されるウィック凹凸部を備えると共に、
    前記ウィック凹凸部とグルーブ凹凸部とを嵌合したときに前記グルーブ凹凸部の凹部とウィック凹凸部の凸部との間に蒸気流路を形成する構成であることを特徴とする蒸発器。
  2. 前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状がフィン形状であることを特徴とする請求項1記載の蒸発器。
  3. 前記蒸気流路が、前記ウィック凹凸部の凸部の直径と前記グルーブ凹凸部の凹部の直径との差を設けて構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の蒸発器。
  4. 前記蒸気流路が、前記グルーブ凹凸部とウィック凹凸部の各凹凸形状の接触界面に設けて構成されることを特徴とする請求項1、2又は3記載の蒸発器。
  5. 前記ウィックが、高分子体で構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の蒸発器。
  6. 液体の冷媒が気化する際の潜熱を利用して冷却する蒸発器と、この蒸発器で気化された気体が蒸気管を経て移動すると共にこの気体を放熱して液化する凝縮器と、この凝縮器で液化した冷媒が液戻り管を経て移動すると共にこの冷媒を前記蒸発器に供給するために保留するリザーバと、から構成されるループ型ヒートパイプにおいて、
    前記蒸発器が、一端側を開口し且つ他端側を蒸気管に連通して閉塞する筒形状をなすグルーブ管と、このグルーブ管の筒形状の内部に接触して挿入すべく筒形状をなすと共にこの筒形状の内部に液体の冷媒を供給するウィックと、から構成されると共に、
    前記グルーブ管の内周面に、当該グルーブ管の長手方向に垂直な断面において円周方向に交互に凹凸形状をなし、且つこの凹凸形状がグルーブ管の長手方向に延伸されるグルーブ凹凸部を備え、
    前記ウィックの外周面に、前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状に対応して嵌合すべく円周方向に交互に逆型凹凸形状をなし、且つこの逆型凹凸形状がウィックの長手方向に延伸されるウィック凹凸部を備えると共に、
    前記ウィック凹凸部とグルーブ凹凸部とを嵌合したときに前記グルーブ凹凸部の凹部とウィック凹凸部の凸部との間に蒸気流路を形成する構成であることを特徴とするループ型ヒートパイプ。
  7. 前記グルーブ管のグルーブ凹凸部の凹凸形状がフィン形状であることを特徴とする請求項6記載のループ型ヒートパイプ。
  8. 前記蒸気流路が、前記ウィック凹凸部の凸部の直径と前記グルーブ凹凸部の凹部の直径との差を設けて構成されることを特徴とする請求項6又は7記載のループ型ヒートパイプ。
  9. 前記蒸気流路が、前記グルーブ凹凸部とウィック凹凸部の各凹凸形状の接触界面に設けて構成されることを特徴とする請求項6、7又は8記載のループ型ヒートパイプ。
  10. 前記ウィックが、高分子体で構成されていることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載のループ型ヒートパイプ。
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