JP2014052109A - 熱交換器および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】作動流体の流路を確保しながら、液駆動部と収容部との接触面積を増加させる。
【解決手段】本発明のループ型ヒートパイプは、外部から熱を吸収して作動流体を液相から気相へと蒸発させる蒸発器101を備え、蒸発器101から導かれた気相の作動流体を凝縮させ液相の作動流体として蒸発器101に環流させる。この蒸発器101は、内部に供給される液相の作動流体を毛細管力により外周面へと導き液相から気相へと蒸発させるとともに方向性を有するねじ山を外周面に備えるウィック130と、ウィック130のねじ山に対峙する内周面を備えウィック130を収容する蒸発器本体110とを有する。また、ウィック130の外周面のねじ山に沿って流れる気相の作動流体を案内する蒸気溝133が、ウィック130の外周面においてねじ山の方向と交差する方向に形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器および電子機器に関する。
特許文献1には、設置角度の如何に関わらず効率的に発熱部品を冷却するべく、蒸発部、凝縮部、及び液戻り管の内部にそれぞれ設けられるとともに、毛細管力を生じさせるウィックを有するループ型ヒートパイプが開示されている。
特開2008−215702号公報
本発明は、作動流体の流路を確保しながら、液駆動部と収容部との接触面積を増加させることを目的とする。
請求項1記載の発明は、外部から熱を吸収して作動流体を液相から気相へと蒸発させる蒸発器を備え、当該蒸発器から導かれた気相の作動流体を凝縮させ液相の作動流体として当該蒸発器に環流させる熱交換器において、前記蒸発器が、内部に供給される液相の作動流体を毛細管力により外周面へと導き液相から気相へと蒸発させるとともに、方向性を有する溝部を当該外周面に備える液駆動部と、前記液駆動部の前記溝部に対峙する内周面を備え、当該液駆動部を収容する収容部とを有し、前記液駆動部の前記外周面の前記溝部に沿って流れる気相の作動流体を案内する案内部が、当該液駆動部および/または前記収容部に、当該溝部の方向と交差する方向に形成されることを特徴とする熱交換器である。
請求項2記載の発明は、前記収容部は、前記液駆動部の前記溝部に嵌まる突起部を前記内周面に備えることを特徴とする請求項1記載の熱交換器である。
請求項3記載の発明は、前記液駆動部は、らせん状に形成された前記溝部を前記外周面に備えることを特徴とする請求項1記載の熱交換器である。
請求項4記載の発明は、前記液駆動部は、略円筒形状であるとともに、前記外周面に軸方向と交差する方向に形成された前記溝部を備え、前記案内部は、前記軸方向に沿って形成されることを特徴とする請求項1記載の熱交換器である。
請求項5記載の発明は、筐体と、前記筐体の内部に収容される発熱部品と、前記発熱部品から熱を吸収して作動流体を液相から気相へと蒸発させる蒸発器を備え、当該蒸発器から導かれた気相の作動流体を凝縮させ液相の作動流体として当該蒸発器に環流させる冷却素子とを備える電子機器において、前記蒸発器が、内部に供給される液相の作動流体を毛細管力により外周面へと導き液相から気相へと蒸発させるとともに、方向性を有する溝部を当該外周面に備える液駆動部と、前記液駆動部の前記溝部に対峙する内周面を備え、当該液駆動部を収容する収容部とを有し、前記液駆動部の前記外周面の前記溝部に沿って流れる気相の作動流体を案内する案内部が、当該液駆動部および/または前記収容部に、当該溝部の方向と交差する方向に形成されることを特徴とする電子機器である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、作動流体の流路を確保しながら、液駆動部と収容部との接触面積を増加させることができる。
本実施の形態に係るループ型ヒートパイプを示す概略構成図である。 本実施の形態に係る蒸発器を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る蒸発器本体およびウィックを示す概略構成図である。 本実施の形態に係る液溜め部および容積調整部を示す概略構成図である。 本実施の形態に係るループ型ヒートパイプの作動流体のPV線図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態について詳細に説明する。
<ループ型ヒートパイプ100の構成>
まず、図1を参照して、本実施の形態が適用されるループ型ヒートパイプ100の構成を説明する。ここで、図1は、本実施の形態に係るループ型ヒートパイプ100を示す概略構成図である。
本実施の形態が適用されるループ型ヒートパイプ100は、例えば電子機器等の筺体の内部に備えられる図示しない発熱体(発熱部品、例えばコンピュータのCPU)を、外部から動力を供給することなく冷却するよう、環状の装置内で作動流体を循環させるよう構成されている。
詳細に説明すると、冷却素子の一例であるループ型ヒートパイプ100は、作動流体が気化する際の潜熱を利用して発熱体(図示せず)を冷却するため作動流体を蒸発させる蒸発器101と、この蒸発器101で気化された作動流体を放熱して液化する凝縮器(Condenser)107とを有する。また、ループ型ヒートパイプ100は、蒸発器101で気化された作動流体を凝縮器107まで送る蒸気管(Vapor Line)105と、凝縮器107で液化された作動流体を蒸発器101まで送る液管(Liquid Line)109とを備えている。そして、本発明のループ型ヒートパイプ100内には液相および気相の間で相変化する作動流体が充填されている。なお、作動流体は、例えば、水、アルコール、アンモニア等が用いられる。
<ループ型ヒートパイプ100の動作>
次に、図1を参照して、ループ型ヒートパイプ100内の動作を説明する。
発熱体(図示せず)において発生する熱は、蒸発器101に伝達される(矢印C1参照)。蒸発器101において熱を吸収した作動流体は気化し、蒸気管105を通って(矢印A1参照)凝縮器107へ送られる(矢印A2参照)。凝縮器107へ送られた作動流体は、熱を放出して(矢印C2参照)液化する。そして、液化した作動流体は、液管109を通って(矢印A3参照)再び蒸発器101へと送られる(矢印A4参照)。
<蒸発器101の構成>
次に、図1及び図2を参照して、本実施の形態が適用される蒸発器101の構成を説明する。ここで、図2は、本実施の形態に係る蒸発器101を示す概略構成図であり、図2(a)は、蒸発器101の軸方向における断面図を示し、図2(b)は、図2(a)のIIb−IIb面で切断した断面図である。
図2(a)に示すように、蒸発器101は、電子機器(図示せず)の内部に備えられ、発熱体(図示せず)からの熱を伝達するよう設けられる蒸発器本体110と、この蒸発器本体110と接続され内部に液相および気相の作動流体を収容する液溜め部120とを有する。また、蒸発器101は、蒸発器本体110の内部に挿入されるウィック130と、液溜め部120内の容積を調整する容積調整部140と、一端がウィック130の内部に配置されるとともに他端が液管109と接続されウィック130内に作動流体を導入する導入管(ベイオネット管)150とを有する。
収容部の一例である蒸発器本体110は、中空管状の金属からなり、一端が蒸気管105(図1参照)と接続され他端が液溜め部120と接続される。
液溜め部120は、蒸発器本体110と内部が連続するように設けられた中空管状の部材を有する。また、詳細は後述するが、この液溜め部120は、作動流体を収容する空間の容積を変更可能である。なお、図示の例においては、液溜め部120の側面には、液管109を挿入する挿入口129が設けられている。
液駆動部の一例であるウィック130は、多孔質金属(ポーラスメタル)からなる部材である。ウィック130は、作動流体に毛細管力を発生させ、結果として作動流体を移動させる。
また、ウィック130は、一端が閉塞されているとともに、他端が開放されている中空管状の部材である。ウィック130は、蒸発器本体110の内周面に沿って接触して設けられる。図示の例においてウィック130は円筒状の部材であるが、その形状は球形や、直方体等他の形状であってももちろんよい。
なお、蒸発器101を組み立てる際には、ウィック130は、例えば蒸発器本体110と液溜め部120とを接続する前に、蒸発器本体110の液溜め部120と接続される側の端部から、蒸発器本体110に挿入され配置される。
ウィック130の実効空孔径は、0.1〜20μmである。このウィック130は、多孔質金属に限定されるものではなく、セラミック多孔質、樹脂多孔質、ガラス多孔質、多孔質繊維などから形成されてもよい。また、ウィック130の空孔率は、25%〜70%である。さらに、ウィック130として、熱伝導率が低い材質を用いると、蒸発器本体110から液溜め部120への熱リークを低減することができる。熱リークをより低減したい場合、一般的には、熱伝導率が金属よりも低い非金属を用いることが好ましい。
容積調整部140は、詳細は後述するが、温度変化にともないその形状を変化させることにより、液溜め部120の容積を変化させる。
導入管150は、ウィック130内に設けられる中空管状の部材である。なお、図2(b)に示すように、蒸発器本体110と、ウィック130と、導入管150とは同軸に設けられている。
<蒸発器101の動作>
次に、図2を参照しながら蒸発器101内の動作について説明する。
まず、蒸発器101へと送られた液体の作動流体は、導入管150を介して蒸発器本体110内へと流入する(矢印B1参照)。
蒸発器本体110内へ流入した作動流体の一部は、蒸発器本体110内でウィック130に浸透する(矢印B2参照)。また、蒸発器本体110内へと流入した作動流体の他の一部は、液溜め部120に供給され(矢印B3参照)、液溜め部120内に保留される。
ウィック130に浸透した作動流体は、ウィック130の毛細管力により、外周面に向けて移動するとともに、発熱体(図示せず)の熱により加熱され気化する。この気化した作動流体は、蒸発器本体110とウィック130との間隙(後述)を通過しながら、蒸気管105(図1参照)側へと移動する(矢印B4参照)。また、蒸発器本体110内の作動流体がウィック130に浸透することにともない、液溜め部120内の作動流体は蒸発器本体110へと供給される。
ここで、ウィック130の外周面では、気化された作動流体が蒸気管105(図1参照)側へと移動することにともない、続けてウィック130に浸透した液体の作動流体が、ウィック130の外周面に向けて移動する。そして、外周面に浸透した作動流体は、加熱され蒸気管105へと移動する。このようにして、ウィック130の外周面において作動流体の流れが途切ることなく、上記のサイクルが繰り返される。そして、発熱体(図示せず)において発生した熱が、蒸発器101から凝縮器107へ輸送される。
<蒸発器本体110およびウィック130>
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態が適用される蒸発器本体110およびウィック130について詳細に説明する。ここで、図3は、本実施の形態に係る蒸発器本体110およびウィック130を示す概略構成図であり、図3(a)は、図2(a)のIIIa内の拡大図であり、図3(b)は、ウィック130の側面図である。
まず、図3(a)に示すように、蒸発器本体110は、ウィック130と接触する内周面にねじ山111を有する。また、ウィック130は、蒸発器本体110と接触する外周面に、蒸発器本体110のねじ山111と対応する、ねじ山131を有する。
なお、図3(a)に示す構成は、蒸発器本体110側にめねじが形成され、ウィック130側におねじが形成されている状態として捉えることができる。また、ねじ山111、131は、蒸発器本体110あるいはウィック130の軸方向と交差する方向に延びる溝部(または突起部)、あるいは、らせん状の溝部(または突起部)として捉えることができる。さらに、ねじ山111を備える蒸発器本体110の内周面は、溝部に対峙する内周面として捉えることができる。
このように、蒸発器本体110とウィック130とに、互いに噛み合うねじ山111、131を形成することで、蒸発器本体110とウィック130との接触面積が増加する。したがって、蒸発器本体110とウィック130との間における伝熱面積が増加し、ループ型ヒートパイプ100の伝熱性能が向上する。また、蒸発器本体110とウィック130とが噛み合うことにより、蒸発器本体110内におけるウィック130のより確実な固定が可能となる。
さて、図3(a)に示すように、蒸発器本体110内にウィック130が配置された状態においては、例えばねじ山111、131の公差により、蒸発器本体110とウィック130との間に間隙135が形成される。さらに説明をすると、蒸発器本体110のねじ山111の頂と、ウィック130のねじ山131の谷底との間に、間隙135aが形成される。また、蒸発器本体110のねじ山111の谷底と、ウィック130ねじ山131の頂との間に間隙135bが形成される。
この間隙135(135a、135b)は、蒸発器本体110およびウィック130の軸を中心としたらせん状に延びる。また、この間隙135は、後述するように気化した作動流体の流路として機能する。
図3(b)に示すように、ウィック130の外周には、ウィック130の軸方向に沿う蒸気溝133が形成されている。図示の例においては、ウィック130の外周面に一本の蒸気溝133が形成されている(図2(b)参照)。この蒸気溝133は、図3(b)に示すように、ウィック130ねじ山131を横断するように形成されている。この蒸気溝133は、ねじ山131の谷底よりも深い。すなわち、蒸気溝133は、上述の間隙135aの内部および間隙135bの内部が、それぞれ蒸気溝133の内部と連続するように形成されている。
さて、ウィック130の毛細管力により外周面に向けて移動し気化した作動流体は、蒸発器本体110とウィック130との間に形成された間隙135に流出する。さらに、作動流体はらせん状に延びる間隙135に沿って移動(矢印B5参照、軸方向と交差する方向に移動)し、蒸気溝133へと流入する。そして、作動流体は、蒸気溝133に沿って移動し、蒸気管105(図1参照)側へと抜ける。
このように、作動流体は、間隙135に沿って軸方向と交差する方向に移動するとともに、蒸気溝133に沿って軸方向に移動する。従って、例えば、蒸発器本体110の一部にのみ熱負荷を受ける等、蒸発器本体110が一様に加熱されない場合においても、加熱箇所で気化(発生)した作動流体が蒸発器本体110全体に流れるため、蒸発器本体110内の温度分布を小さくすることができる。また、蒸発器本体110内で気化した作動流体を蒸気溝133に効率よく回収できるため、蒸発器本体110内の圧力上昇が小さくなり、結果としてループ型ヒートパイプ100の起動時間を早め得る。
なお、蒸発器本体110とウィック130とのそれぞれに設けられたねじ山111、131は、互いに噛み合い(嵌まり合い)、かつ間隙135を形成する構成であればよく、それぞれの寸法は、例えば所謂メートルねじやインチねじ等の標準規格に従って定めてもよい。
<液溜め部120および容積調整部140>
次に、図4を参照して、本実施の形態が適用される液溜め部120および容積調整部140について詳細に説明する。
ここで、図4は、本実施の形態に係る液溜め部120および容積調整部140を示す概略構成図であり、図4(a)は、低温状態の液溜め部120および容積調整部140を示し、図4(b)は、高温状態の液溜め部120および容積調整部140を示す。
まず、液溜め部120について説明をする。
液溜め部120は、外側容器121と、この外側容器121の内側に配置される内側容器123とを有する。
外側容器121は、中空管状の部材であり、内側に配置される内側容器123を保護する。
内側容器123は、略円筒状の部材であり伸長可能に構成されている弾性部125と、弾性部125の端部に設けられる底板127とを有する。この弾性部125は、図示の例においては、金属(ステンレス、アルミ、銅)、樹脂、ゴム等により形成され、ベローズ(蛇腹)形状を有する構成である。なお、伸縮性材料の樹脂やゴム等、略円筒形状を構成する材料自体が伸縮する構造であってもよい。底板127は、金属や樹脂等により形成された円板部材であり、弾性部125の直径方向の形状を保持する。
次に、容積調整部140について説明をする。
容積調整部140は、蒸発器本体110内に設けられる貯留部141と、内部の圧力に応じて伸長可能な伸長部143とを有する。また、容積調整部140内には、蒸発器本体110内の温度に応じて、例えば液相および気相の間で相変化し、その相変化にともなう体積の変化が、一般的に大きい流体である膨張流体が充填されている。この膨張流体は、例えば水、アルコール、アンモニア等が用いられる。
なお、ここでは相変化にともなう体積の変化を用いた構成を説明するが、相変化をともなわない流体の体積変化を用いてももちろんよい。すなわち、容積調整部140内には液体もしくは気体の流体が充填されている。この流体は、蒸発器本体110の温度に応じて温度変化し、自身が体積膨張もしくは収縮を行うことで、容積調整部140の伸長部143を伸縮させる構成であってもよい。付言すると、この容積調整部140内の流体には、熱膨張率が既知の汎用的な流体を用いることにより、内側容器123の体積変化の設計が容易となる。
貯留部141は、蒸発器本体110内の熱を、内部に収容する膨張流体に伝達する中空の金属容器である。
また、伸長部143は、略円筒状の部材であり、一端が貯留部141と内部が連続するように形成される。また、伸長部143の他端は、閉塞されており底板127に接続される。この伸長部143は、図示の例においては、金属(ステンレス、アルミ、銅)、樹脂、ゴム等により形成され、ベローズ形状を有する構成である。なお、伸縮性材料の樹脂やゴム等、略円筒形状を構成する材料自体が伸縮する構造であってもよい。
なお、容積調整部140は、蒸発器本体110や液溜め部120内に収容されている作動流体から独立した系となるよう構成されている。また、伸長部143の外周には、伸長部143内の膨張流体が、液溜め部120内の作動流体からの伝熱を抑制する断熱材(断熱部)を設けてもよい。
次に、液溜め部120の容積が変化する動作について説明をする。
まず、蒸発器本体110内に設けられる貯留部141の温度に応じて、容積調整部140内の膨張流体が液相と気相との間で相変化し体積が変化する。この膨張流体の体積の変化により、伸長部143が伸縮し、蒸発器本体110(図2(a)参照)に対して接離する方向において底板127が移動する(矢印D1、D2参照)。
さらに説明をすると、図4(a)に示すように、蒸発器本体110内の温度が低温であり、容積調整部140内の膨張流体が例えば液体となる際には、膨張流体の体積は小さい。したがって、伸長部143は縮んだ状態となり、底板127が蒸発器本体110側に引き寄せられる(矢印D2参照)。このことにより、図4(a)に示すように、内側容器123は閉じた状態となる。
それに対して図4(b)に示すように、蒸発器本体110内の温度が高温であり、容積調整部140内の膨張流体が例えば気体となる際には、膨張流体の体積は大きい。したがって、伸長部143は伸びた状態となり、底板127が蒸発器本体110側から離間する(矢印D1参照)。このことにより、図4(b)に示すように、内側容器123は開いた状態となる。
このように、容積調整部140が内側容器123の容積を変化させることにより、液溜め部120内の作動流体の温度が制御される。そして、この作動流体を温度制御することにより、ループ型ヒートパイプ100の熱交換効率が向上する。
ここで、図5を参照しながら、液溜め部120内の作動流体の温度が制御される原理について説明をする。なお、図5は、本実施の形態に係るループ型ヒートパイプ100の作動流体のPV線図である。また、図5における符号E1〜E8は、図1に示すそれぞれの箇所に対応する。
図5に示すように、蒸発器101のウィック130において気化した作動流体(符号E1参照)は、蒸気管105内を流れることにともない、圧力および温度が低下する(符号E2参照)。そして、作動流体は、凝縮器107内へ流入するとともに、熱を放出することで温度が低下し、凝集を開始する(符号E3参照)。凝集中の作動流体は、気液二相の飽和状態となって管内を流れる。このとき、作動流体の圧力および温度は、図5における飽和蒸気圧曲線に沿って低下する。そして、凝集が完了し液相となった作動流体(符号E4参照)の圧力および温度は、凝縮器107内を流れながらさらに低下する(符号E5参照)。
そして、凝縮器107から流出した作動流体が液管109内を流れることにともない、作動流体の圧力が低下しかつ温度が上昇した状態(符号E6)で、再び蒸発器101へと流入する。蒸発器101内においては、作動流体は、まず、蒸発器101の導入管150を介して、気液二相の飽和状態の液溜め部120内へ流入する(符号E7参照)。さらに、作動流体は液溜め部120内から蒸発器本体110へ流入し、ウィック130内へ浸透する。そして、ウィック130の外周面に向けて移動することにともない、作動流体の圧力が低下しかつ温度が上昇する(符号E8参照)。この作動流体は過飽和状態になっており、気液界面においては毛細管力により圧力がさらに上昇する。そして、作動流体はウィック130の外周面に到達する(符号E1参照)。
さて、ウィック130の外周面から凝縮器107を通り液溜め部120に至る作動流体の流れ(図5における符号E1から符号E7への流れ)は、符号E1および符号E7間の圧力差P1−P2により生じる。言い替えると、この符号E1および符号E7間の圧力差P1−P2は、ループ型ヒートパイプ100を駆動させるために必要な圧力差である。
また、符号E1および符号E7は、飽和蒸気圧曲線上にあり、符号E1および符号E7間の圧力差P1−P2は、符号E1および符号E7間の温度差T1−T2により定まる。言い替えると、この符号E1および符号E7間の温度差T1−T2は、ループ型ヒートパイプ100を駆動させるのに必要な温度差である。
さらに、符号E1における作動流体の温度T1は、符号E7における作動流体の圧力P2及び温度T2により支配される。言い替えると、符号E1の温度T1は、符号E7の圧力P2及び温度T2と相関がある。
ここで、飽和蒸気圧曲線上にある符号E1および符号E7は、それぞれの温度の変化にともない、飽和蒸気圧曲線に沿うように圧力が変化する。例えば、符号E1の温度が上昇すると、符号E1の圧力P1も上昇する。
作動流体における温度の変化分を温度差ΔTとし、作動流体における圧力の変化分を圧力差ΔPとすると、圧力差ΔPと温度差ΔTとの関係は、ΔP= ΔT×(dP/dT)satとなる。なお、(dP/dT)satは、飽和蒸気圧曲線の傾きであり、作動流体固有の値である。
さて、ループ型ヒートパイプ100を動作させている際に、発熱体(図示せず)における発熱量が変化する場合がある。このとき、発熱体の発熱量変化の影響を受け、符号E1における作動流体の温度が温度T1から変動すると、温度T1において作動することを前提として構成されているループ型ヒートパイプ100の熱交換効率が低下し得る。
そこで、本実施の形態においては、符号E1における作動流体の温度を温度T1に保つよう制御を行う。
以下で、符号E1における作動流体の温度を制御する動作を具体的に説明する。
まず、発熱体(図示せず)における発熱量の増加により、符号E1における作動流体の温度が、予め定められた温度である温度T1よりも上昇した場合について説明する。
この場合、作動流体により加熱された容積調整部140内の膨張流体は膨張する。このことにより、液溜め部120内(符号E7参照)の容積が増加し(図4(b)参照)、液溜め部120内に収容された作動流体の圧力が低下する。そして、上述のようにウィック130において気化した作動流体(符号E1参照)の温度と、液溜め部120内(符号E7参照)の作動流体の圧力とは相関があることから、液溜め部120内(符号E7参照)の圧力を低下させることにより、符号E1における作動流体の温度が低下する。
次に、発熱体(図示せず)における発熱量の減少により、符号E1における作動流体の温度が、予め定められた温度である温度T1よりも低下した場合について説明をする。
符号E1における作動流体の温度が低下した場合、作動流体により冷却された容積調整部140内の膨張流体の体積が減少する(図4(a)参照)。このことにより、液溜め部120内(符号E7参照)の容積が減少し、作動流体の圧力を上昇させる。その結果として、符号E1における作動流体の温度が上昇する。
さて、本実施の形態においては、液溜め部120の容積変化の駆動力に、発熱体(図示せず)の発熱を利用する。このことにより、発熱体(図示せず)の温度を液溜め部120へフィードバックすることが可能になる。さらに説明をすると、膨張流体、伸長部143の断面積、伸長部143の伸縮率を定めることにより、符号E1における作動流体および発熱体(図示せず)の温度が一定になるように設計し得る。
なお、本実施の形態のループ型ヒートパイプ100は、いわば自律型の温度制御装置として捉えることができる。また、本実施の形態とは異なり、例えばペルチェ素子やヒータ等を用いて蒸発器101の温度を直接に制御する場合と比較して、本実施の形態の構成によればその構造を簡略化し得る。
<変形例>
さて、上述の説明においては、蒸発器本体110およびウィック130に、ねじ山111、131を形成することを説明した。しかしながら、蒸発器本体110およびウィック130の軸方向と交差する方向において連続する溝部あるいは突起部であり、かつ蒸発器本体110およびウィック130それぞれの溝部あるいは突起部が互いに対応する(嵌まる)ように形成されればよい。したがって、例えば蒸発器本体110およびウィック130の円周方向に連続する(延びる)突起部を複数有する構成であってもよい。また、ねじ山111、131は、蒸発器本体110およびウィック130の軸方向全体に形成されても、あるいは軸方向の一部に形成されてもよい。
また、上述の説明においては、ウィック130が一本の蒸気溝133を有する構成として説明したが、気化した作動流体が間隙135に沿って移動し、熱交換に必要な量の作動流体が蒸気管105へと移動可能であればよい。したがって、ウィック130の軸方向に沿って蒸気溝133を複数並べた構成であってもよい。
また、上述の説明においては、内側容器123を略円筒状の部材として説明したが、内部に作動流体を収容するとともに、その容積を変更可能であればよい。したがって、例えば中空の球状や直方体状の部材であってもよく、あるいは、所謂風船状の部材により構成してもよい。
また、上述の説明においては、容積調整部140の伸長部143が内側容器123の内部に設けられる構成を説明したが、蒸発器本体110内に設けられる貯留部141の温度に対応して伸長する構成であれば、内側容器123の外部に設けられていてもよい。この場合、内側容器123とその外部に設けられた伸長部143との間隙を、断熱部として捉えることができる。
さらに、上述の説明においては、蒸発器本体110内の温度に対応する自律型の温度制御装置として説明したが、蒸発器本体110内の温度に対応して液溜め部120の容積を調整する構成であればよい。したがって、例えば蒸発器本体110内の温度を測定し、その測定結果に応じて、モータを駆動させ底板127を移動させることで液溜め部120の容積を変化させる構成であってもよい。
100…ループ型ヒートパイプ、101…蒸発器、105…蒸気管、107…凝縮器、109…液菅、110…蒸発器本体、111、131…ねじ山、120…液溜め、123…内側容器、130…ウィック、140…容積調整部

Claims (5)

  1. 外部から熱を吸収して作動流体を液相から気相へと蒸発させる蒸発器を備え、当該蒸発器から導かれた気相の作動流体を凝縮させ液相の作動流体として当該蒸発器に環流させる熱交換器において、
    前記蒸発器が、
    内部に供給される液相の作動流体を毛細管力により外周面へと導き液相から気相へと蒸発させるとともに、方向性を有する溝部を当該外周面に備える液駆動部と、
    前記液駆動部の前記溝部に対峙する内周面を備え、当該液駆動部を収容する収容部と
    を有し、
    前記液駆動部の前記外周面の前記溝部に沿って流れる気相の作動流体を案内する案内部が、当該液駆動部および/または前記収容部に、当該溝部の方向と交差する方向に形成されることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記収容部は、前記液駆動部の前記溝部に嵌まる突起部を前記内周面に備えることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記液駆動部は、らせん状に形成された前記溝部を前記外周面に備えることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. 前記液駆動部は、略円筒形状であるとともに、前記外周面に軸方向と交差する方向に形成された前記溝部を備え、
    前記案内部は、前記軸方向に沿って形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  5. 筐体と、
    前記筐体の内部に収容される発熱部品と、
    前記発熱部品から熱を吸収して作動流体を液相から気相へと蒸発させる蒸発器を備え、当該蒸発器から導かれた気相の作動流体を凝縮させ液相の作動流体として当該蒸発器に環流させる冷却素子と
    を備える電子機器において、
    前記蒸発器が、
    内部に供給される液相の作動流体を毛細管力により外周面へと導き液相から気相へと蒸発させるとともに、方向性を有する溝部を当該外周面に備える液駆動部と、
    前記液駆動部の前記溝部に対峙する内周面を備え、当該液駆動部を収容する収容部と
    を有し、
    前記液駆動部の前記外周面の前記溝部に沿って流れる気相の作動流体を案内する案内部が、当該液駆動部および/または前記収容部に、当該溝部の方向と交差する方向に形成されることを特徴とする電子機器。
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