JP2007245174A - 金型脱落の検知センサーを有する多段鍛造装置 - Google Patents

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Michiaki Nagatoshi
道明 永利
Toshinao Nakamizo
利尚 中溝
Yasuo Michikata
康生 道方
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Abstract

【課題】 自動で複数工程で鍛造する多段鍛造装置により鍛造する際、金型またはパンチのワーク中への脱落を検知し、誘発される次工程の装置の事故を未然に防止する。
【解決手段】 多段鍛造装置1のパンチホルダー9bと上部パンチ9との接触面16に開口するエアー孔15をパンチホルダー9b内に配設し、パンチホルダー9bから上部パンチ9の脱落時にエアー孔15のエアー圧低下を検知する検知センサーのプレシャースイッチ20をエアー孔15に連通し、検知センサーの圧力検知信号を多段鍛造装置1の自動運転制御装置に接続して自動運転を図っている。
【選択図】 図2

Description

この発明は自動運転を行っている多段鍛造装置における金型あるいはパンチの破損によりパンチがワーク中に脱落したことを検知する検知センサーを有する自動運転の多段鍛造装置に関する。
従来、自動運転により連続的に鍛造する多段鍛造装置において、金型あるいはパンチの破損、もしくは金型を取り付けているネジ部の折損などにより、金型あるいはパンチ先端部がワーク中に脱落する。このように、ワーク中に金型あるいはパンチ先端部が脱落すると、ワーク中に脱落した金型あるいはパンチ先端部が残存することとなり、残存した金型あるいはパンチ先端部をワークに装着したまま次工程の金型およびパンチにより鍛造されることとなる。その結果、次工程の金型やパンチを破損するなど設備事故を誘発させていた。
例えば、図4に示すように、第2工程のパンチ押さえ9aで支持したパンチホルダー9bに第2工程の上部パンチ9を保持し、ワークのリング体12を打鍛する時に、第2工程の上部パンチ9の保持部で折損が生じることがある。このように第2工程の打鍛時に上部パンチ9の折損が生じると、図5に示すように、第2工程のパンチホルダー9bを上昇する時に、折損した第2工程の上部パンチ9がリング体12のリング中に残り、そのリング中に残った状態のままリング体12が取り出しマニピュレータで第3工程まで自動搬送されることとなる。
次いで、図6に示すように、リング体12に残った第2工程の上部パンチ9が第3工程の打鍛時に第3工程のパンチ13で打鍛されることとなる。その結果、上記のように第3工程のパンチ13が破損するだけでなく、第2工程においても、第2工程のパンチホルダー9bが破損したり、第3工程のパンチ13が破損したり、第3工程の金型13bが破損したり、第3工程のパンチホルダー13aが破損したり、あるいは、第3工程の金型押さえ13cに反りが生じる。このような事態が生じると、第2工程のパンチホルダー9bに残ったネジを取り外したり、第3工程のパンチ13のボルトを交換するなどのために、鍛造工程に最大で3時間の休止時間が余儀なく生じることとなる。
ところで、従来の鍛造装置として、金型のバックアップリングだけが熱膨張することで、金型がバックアップリングから脱落したり、その結果割れたりすることが生じていたが、このような事態を防止するために、金型およびバックアップリングの背後に加熱装置を設け、金型及びバックアップリングの両方を加熱装置により加熱して金型およびバックアップリングを共に熱膨張させることで、バックアップリングから金型が脱落することを防止する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この提案の装置は脱落を防止する装置であるが、連続自動の多段鍛造装置において金型が脱落した際に脱落を検知して、次工程へ影響を及ばさないようにする装置ではなかった。
特開平11−33663号公報
本発明が解決しようとする課題は、自動で複数工程で鍛造する多段鍛造装置により鍛造する際の金型あるいはパンチのワーク中への脱落を検知し、脱落から誘発される次工程の装置の事故を未然に防止する手段を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の手段は、多段鍛造装置の金型ホルダーまたはパンチホルダーと金型またはパンチとの接触面に開口するエアー孔を該金型ホルダーまたはパンチホルダー内に配設し、該金型ホルダーまたはパンチホルダーから金型またはパンチの脱落時にエアー孔のエアー圧低下を検知する検知センサーをエアー孔に連通し、該検知センサーの圧力検知信号を多段鍛造装置の自動運転制御装置に接続して自動運転せしめたことを特徴とする多段鍛造装置である。
本発明の手段とすることで、自動運転による複数段工程からなる多段鍛造装置において、前段工程の金型やパンチが破損脱落してワーク中に残存し、該ワークを残存した金型やパンチと共に次工程でさらに鍛造することにより引き起こされる次工程設備の金型やパンチなどの破損あるいは設備トラブルを、前段工程の金型やパンチの脱落時にその脱落を検知することで、自動運転を停止して次工程に及ぼす影響を未然に排除し、装置部材の損傷を最小限とし、かつ、次工程での設備の事故を防止して短時間の停止で再運転を可能とするなど、本発明は優れた作用効果を奏するものである。
本発明の手段を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の多段鍛造装置1である。この多段鍛造装置1は、自動運転して順次多段で鍛造するための第1工程の鍛造装置2、第2工程の鍛造装置3、第3工程の鍛造装置4を有する。この多段鍛造装置1により被鍛造材である切断棒鋼材5をリング状素材14に鍛造して成形する場合、先ず、第1工程の鍛造装置2により切断棒鋼材5を上部金型6と下部金型7間で円盤体8に鍛造する。次いで、この円盤体8を第2工程の鍛造装置3に自動で搬送し、パンチ押さえ9a内のパンチホルダー9bに保持された上部パンチ9および下部パンチ10により上下から鍛造して内部に圧縮部11を有するリング体12に成形する。さらに、自動で第3工程の鍛造装置4に搬送し、金型押さえ13cで保持した環状の孔の空いた金型13bとパンチホルダー13aで支持された第3工程のパンチ13の間にリング体12を設置し、この内部に圧縮部11を有するリング体12から圧縮部11を上部からパンチ13でポン抜きしてリング状素材14に成形する装置である。
図2は本発明の手段の自動運転の多段鍛造装置1の第2工程の組図を模式的に示す縦断面図である。図3は上部パンチ9が破損した際の第2工程の上部パンチ9の上昇時の状態を模式的に示す図である。
従来の手段では、例えば、図4に示す円盤体8の鋼材をリング状素材14に鍛造する多段鍛造装置1の第2工程の鍛造装置3において、図4の(a)に示すように、円盤体8からリング体12へ打鍛する時に、何らかの原因により第2工程の鍛造装置3の上部パンチ9がパンチホルダー9bから折損して脱落することがある。このようになると、図4の(b)に示すように、第2工程のパンチホルダー9bの上昇時に、脱落した上部パンチ9がリング体12の中に残存することとなる。その結果、残存した上部パンチ9はリング体12と共に次の第3工程の鍛造装置4に自動送給されて持ち込まれることとなる。そこで、持ち込まれた第2工程の上部パンチ9がこの第3工程のリング体12内の圧縮部11の打抜き用のパンチ13により、図4の(c)に示すように誤って打鍛される。
すなわち、従来の手段では、第2工程の上部パンチ9が折損すると、第2工程のパンチホルダー9bが破損されたり、あるいは次工程に影響して第3工程のパンチ13が破損されたり、第3工程のダイス13cが破損されたり、第3工程のパンチホルダー13bが破損されたり、もしくは第3工程のダイス押え13dに反りが生じるなど、種々の不具合が発生することとなる。
そこで、本発明の手段では、このような破損や不具合を防止するために、図2に示すように、第2工程の上部パンチ9の取付け用のパンチホルダー9bにエアーを通すエアー孔15を設け、このエアー孔15の一端をパンチホルダー9bと上部パンチ9の境界面16に臨む開口17に接続する。一方、エアー孔15の他端をパンチホルダー9bからパンチ押さえ9aに通じて外部に臨む開口18に接続し、この開口18に一定圧のエアーを供給すると共に開口18をエアー圧を検知する検知センサーであるプレッシャースイッチ20と繋ぐ。この場合、パンチ押さえ9aとパンチホルダー9bの境界の気密を保つために、パンチホルダー9bにOリング19を嵌めている。例えば、多段鍛造装置1では、このエアー孔15の孔径は4mmとする。
多段鍛造装置1の自動運転中は、エアー孔15に常時一定の圧力のエアーを供給している。したがって、多段鍛造装置1が正常に機能している場合は、一定以上のエアー圧が検知センサーのプレッシャースイッチ20で検知される。しかし、もし、図4の(b)に示すように、第2工程の上昇時に上部パンチ9の取付け部が破損してリング体12内に脱落すると、図3に示すように、パンチホルダー9bと上部パンチ9の境界面16が開くこととなり、エアー孔15の一端の開口17からエアーが漏出してエアー圧が一定値より圧力低下する。この圧力低下を検知センサーのプレッシャースイッチ20で圧力検知信号を検知すると、プレッシャースイッチ20が作動して多段鍛造装置1の自動運転を停止する。
このために、本発明の装置では、第2工程の鍛造装置3から脱落した上部パンチ9を嵌めたリング体12は第3工程の鍛造装置4へ自動送給されることはない。したがって、第2工程の脱落した上部パンチ9を第3工程で誤って打鍛することがない。このように第2工程や第3工程の鍛造装置の部材が破損したり、損傷を受けることがないので、部品交換の修理のために休止する時間も大幅に減少でき、多段鍛造装置1の生産性が格別に落ちることはない。
本発明の自動運転される第1工程の鍛造装置、第2工程の鍛造装置、第3工程の鍛造装置4からなる多段鍛造装置の部分模式図である。 本発明の自動運転の多段鍛造装置の第2工程の組図を模式的に示す縦断面図である。 本発明の装置の第2工程のパンチ上昇時の状態を模式的に示す図である。 従来の多段鍛造装置で、(a)は第2工程の打鍛時を示し、(b)は第2工程の上部パンチの上昇時を示し、(c)は第3工程の打鍛時を示す図である。
符号の説明
1 多段鍛造装置
2 第1工程の鍛造装置
3 第2工程の鍛造装置
4 第3工程の鍛造装置
5 切断棒鋼材
6 上部金型
7 下部金型
8 円盤体
9 上部パンチ
9a パンチ押さえ
9b パンチホルダー
10 下部パンチ
11 圧縮部
12 リング体
13 第3工程のパンチ
13a パンチホルダー
13b 金型
13c 金型押さえ
14 リング状素材
15 エアー孔
16 境界面
17 開口
18 開口
19 Oリング
20 プレッシャースイッチ

Claims (1)

  1. 多段鍛造装置の金型ホルダーまたはパンチホルダーと金型またはパンチとの接触面に開口するエアー孔を該金型ホルダーまたはパンチホルダー内に配設し、該金型ホルダーまたはパンチホルダーから金型またはパンチの脱落時にエアー孔のエアー圧低下を検知する検知センサーをエアー孔に連通し、該検知センサーの圧力検知信号を多段鍛造装置の自動運転制御装置に接続して自動運転せしめたことを特徴とする多段鍛造装置。
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