JP4026580B2 - ピアスナット固着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パネルに下方からピアスナットを固着するピアスナット固着装置に関する。
従来、例えば車両用ドアのインナパネルの成形工程においては、図7に示すように、パネル110に下方からピアスナット120を固着するピアスナット固着装置101が使用されている。
このピアスナット固着装置101は、プレートLに設けられた装置本体102を中心にして構成されている。この装置本体102は、プレートLに固定されたベース部121と、ベース部121に設けられたパンチ103と、ベース部121にスライドポスト104を介して設けられたナットホルダー105と、ナットホルダー105の上方でパンチ103に対向して配置されたかしめダイス106とを備えている。
パンチ103は上下に延在した柱状に形成されているとともに、パンチ103の上面131はピアスナット120が配置されるように形成されている。
またスライドポスト104は上下に延在して形成されており、上端側にナットホルダー105が取り付けられている。そしてスライドポスト104の下端側はベース部121にバネ141を介して取り付けられており、このバネ141はスライドポスト104は上方へ常時付勢している。
またスライドポスト104の下部はロック装置107によって所定位置で固定されており、このロック装置107が解除されることによってスライドポスト104は上方へ付勢された状態で上下に移動するように構成されている。
またナットホルダー105は上下が開口した筒状に形成されているとともに、所定位置Xでパンチ103が下方から内部151に挿入されており、この状態でロック装置107でロックされたスライドポスト104により上方へ常時付勢されて配置されている。
そして、スライドポスト104のロック状態が解除されることにより、ナットホルダー105は所定位置Xから上端150がパンチ103の上端131に一致するまでの間でパンチ103に沿って上下に摺動するように構成されている。
また、ナットホルダー105の側壁152にはナットホルダー105の内部151と外部とを繋いでパンチ103の上面131にピアスナット120を供給するためのナット供給路153が設けられており、このナット供給路153には外部からナット供給管181の一端側が接続されている。
このナット供給管181は、ピアスナット固着装置101を構成するナット供給装置108の一部を構成しており、ナット供給装置108の他端側は、ピアスナット120を吐き出すナット供給装置108の本体(図示せず)に接続されている。
さらにナットホルダー105の側壁152にはナット滞留センサ154が内部151へ露出して設けられている。このナット滞留センサ154は、ピアスナット120が接触するとナット滞留と検知するように構成されている。
また、かしめダイス106は、ピアスナット固着装置101を構成し、プレス機械(図示せず)によって上下に移動するように取り付けられている。
またパネル110は、パネル搬入搬出装置(図示せず)によって上下に移動可能に支持されているとともに、この状態でパンチ103とかしめダイス106との間に搬入されるようになっている。
またピアスナット固着装置101は制御装置(図示せず)を備えており、この制御装置は、プレス機械、パネル搬入搬出装置、ロック装置107、ナット供給装置108の各動作を制御している。
また制御装置は、かしめダイス106が下降している間にナット滞留センサ154が有効になるように設定しており、この間にナット滞留センサ154にピアスナット120が接触している場合にはこのピアスナットを検知して前述した機械や装置が停止、すなわち装置1が停止するように構成されている。
そして、パネル110にピアスナット120を固着するには、ナット供給装置108を動作させ、本体からナット供給管181を介してパンチ103の上面131にピアスナット120を供給した後、ロック装置107を解除してプレス機械を動作させ、かしめダイス106を下降させていく。
そして、プレス機械のプレス角度が所定角度になった時、すなわちかしめダイス106が所定位置まで下降した時にパネル110をかしめダイス106とパンチ103との間に搬入する。これによりパネル110はかしめダイス106に押し下げられてナットホルダー105に当接する。
さらに、パネル110がナットホルダー105に当接した状態でかしめダイス106により両部材105、106を押し下げてパネル110をピアスナット120へ押しつけることにより、パネル110を剪断するとともに下方へ折り曲げ
てピアスナット120にはめ込んでかしめ、これによってパネル110にピアスナット120が固着される。また、この結果、かしめダイス106は押しつけたパネル110が変形することによりこのパネル110に挟持されている。
そしてパネル110にピアスナット120を固着させた後、プレス機械でかしめダイス106を上昇させることにより、ナットホルダー105をバネ141力を利用して所定位置Xまで上昇させてロック装置107を作動させて固定し、さらにパネル110をナットホルダー105から離した後、かしめダイス106をパネル110から引き離してピアスナット120の固着作業を終了する。
しかしながら、このようなピアスナット固着装置101においてはパネル110を剪断した際にバリ200が発生する。このバリ200は、パネル110をピアスナット120にかしめた際に切り取られて自重で落下する。
このため、落下するバリ200の一部がナット滞留センサ154に付着すると、次のピアスナット120をパネル110に固着させる際に、ナット滞留センサ154が付着しているバリ200をナット滞留と誤検知して装置1が停止してしまう問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、バリが発生しても停止するのを防ぐことができるピアスナット固着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載のピアスナット固着装置においては、上下に延在して配置されたパンチと、上下が開口した筒状に形成されて所定位置で前記パンチが下方から内部に挿入された状態で上方へ常時付勢されて配置されるとともに、前記所定位置から上端が前記パンチの上端に一致するまでの間で前記パンチに沿って上下に摺動するナットホルダーと、このナットホルダーの上方に前記パンチに対向して上下に移動するかしめダイスとを備え、前記パンチ上にはピアスナットが供給されるとともに、前記ナットホルダーと前記かしめダイスとの間にはパネルが上下に移動可能な状態で搬入される一方、前記ナットホルダーの側壁には、前記ナットホルダーの内部と外部とを繋いで前記パンチ上に前記ピアスナットを供給するためのナット供給路と、前記ナットホルダーの内部に露出したナット滞留センサとが設けられ、前記かしめダイスを下降させて前記パネルを前記ナットホルダーに当接した状態で前記ピアスナットへ押しつけることにより前記パネルを剪断するとともに下方へ折り曲げて前記ピアスナットにかしめた後、前記パネルに挟持されている前記かしめダイスを上昇させて前記パネルを前記ナットホルダーから離す一方、前記かしめダイスが下降していく間に前記ナット滞留センサにピアスナットが接触している場合には、前記ナット滞留センサが検知して停止するピアスナット固着装置において、前記ナットホルダーの側壁で前記ナット供給路よりも上方に、前記ナットホルダーの内部と外部とを繋いで設けられた吹き込み路と、この吹き込み路を介して外部から前記ナットホルダーの内部に圧縮空気を吹き込む吹き込み手段と、前記ピアスナットに前記パネルをかしめた直後から、このパネルが前記ナットホルダーから所定距離離れるまでの間に、前記吹き込み手段が動作するように制御する制御手段と、を備え、前記吹き込み路が、前記ナットホルダーの内部にナット供給側の端部で開口するものとしている。
かかる構成においては、ナット滞留センサにバリが付着してもナットホルダーの内部に圧縮空気が吹き込まれることにより、バリはこの圧縮空気によってナットホルダーの外部へ吹き飛ばされるため、次のピアスナットをパネルに固着させる際にナット滞留センサの誤検知を防ぐことができる。
また請求項2記載のピアスナット固着装置においては、前記ナット滞留センサは、前記吹き込み路の内側口に対向して前記ナットホルダーの側壁に設けられたものとしている。
かかる構成においては、圧縮空気がナット滞留センサに向かって吹き付けられるため、ナット滞留センサに付着したバリを確実にナットホルダーの外部へ吹き飛ばすことができ、ナット滞留センサの誤検知の確率をさらに低くすることができる。
以上説明したように本発明の請求項1記載のピアスナット固着装置においては、ナット滞留センサにバリが付着してもナットホルダーの内部に圧縮空気が吹き込まれることにより、バリはこの圧縮空気によってナットホルダーの外部へ吹き飛ばされるため、次のピアスナットをパネルに固着させる際にナット滞留センサの誤検知を防ぐことができる。よって、バリが発生しても装置が停止するのを防ぐことができる。
また請求項2記載のピアスナット固着装置においては、圧縮空気がナット滞留センサに向かって吹き付けられるため、ナット滞留センサに付着したバリを確実にナットホルダーの外部へ吹き飛ばすことができ、ナット滞留センサの誤検知の確率をさらに低くすることができる。よって、バリが発生しても装置が停止するのを確実に防ぐことができる。
本発明をより詳細に説明するために、以下添付図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明の実施の形態を示すピアスナット固着装置1の概略構成図である。このピアスナット固着装置1は、プレートLに設けられた装置本体2を中心にして構成されている。この装置本体2は、プレートLに設けられたベース部2aと、ベース部2aに設けられたパンチ3と、装置本体2にスライドポスト4を介して設けられたナットホルダー5と、ナットホルダー5の上方でパンチ3に対向して配置されたかしめダイス6とを備えている。
パンチ3は上下に延在した柱状に形成されているとともに、パンチ3の上面31はピアスナット20が配置されるように形成されている。
またスライドポスト4は上下に延在して形成されており、上端側にナットホルダー105が取り付けられている。そしてスライドポスト4の下端側はベース部2aにバネ41を介して取り付けられており、このバネ41はスライドポスト4を上方へ常時付勢している。
またスライドポスト4の下部はロック装置7により固定されている。このロック装置7は、図外の通電装置と、通電装置に接続したソレノイド71と、ソレノイド71の可動部材(図示せず)に連結して外部に抜出したロック部材72とを備えている。
そして非通電時には、図1に示すようにロック部材72がスライドポスト4の下部に係止してスライドポスト4を所定位置に固定しており、通電時にはロック部材72がソレノイド71側へ移動することにより係止状態が解除されてスライドポスト4がバネ41により上方へ付勢された状態で上下に移動するように構成されている。
またナットホルダー5は上下が開口した筒状に形成されているとともに、所定位置Aでパンチ3が下方から内部51に挿入されており、ロック装置7でロックされたスライドポスト4により上方へ常時付勢された状態で配置されている。
そして、スライドポスト4のロック状態が解除されることにより、ナットホルダー5は所定位置Aから上端50がパンチ3の上端31に一致するまでの間でパンチ3に沿って上下に摺動するように構成されている。
また、ナットホルダー5の側壁52には、図2にも示すようにナットホルダー5の内部51と外部とを繋いでパンチ3の上面31にピアスナット20を供給するためのナット供給路53が設けられており、このナット供給路53には外部からナット供給管81の一端側が接続されている。
このナット供給管81はピアスナット固着装置1を構成するナット供給装置8の一部を構成しており、ナット供給管81の他端側は、ピアスナット20を吐き出すナット供給装置8の本体(図示せず)に接続されている。
さらにこのナットホルダー5の側壁52にはナット供給路53よりも上方に、ナットホルダー5の内部51と外部とを繋ぐ吹き込み路54が設けられている。この吹き込み路54はナットホルダー5の外部から内部51に向かって断面凸字型に形成されており、内側路541よりも幅広である外側路542の内周面には全体に亘ってネジ543が形成されている。
またこの吹き込み路54には、外部から空気供給管91が接続されている。この空気供給管91は、ピアスナット固着装置1を構成する本発明の空気送り込み手段であるエアーコンプレッサー9の一部を構成している。
さらにこの空気供給管91は、一端側が吹き込み路54の外側路542に挿入されてネジ543にはめ込まれたニップル912と、ニップル912の他端側に接続されたポリウレタン製のチューブ911とを備えており、チューブ911の他端側は、圧縮空気を吐き出すエアーコンプレッサー9の本体(図示せず)に接続されている。
さらにこのナットホルダー5の側壁52にはナット滞留センサ55が設けられている。このナット滞留センサ55は、吹き込み路54の内側口544に対向するとともにナットホルダー5の内部51へ露出して側壁52に設けられており、ピアスナット20が接触するとナット滞留と検知するように構成されている。
また、かしめダイス6は、ピアスナット固着装置1を構成し、プレス機械(図示せず)によって上下移動するように取り付けられている。
また、図3に示すようにかしめダイス6の下部61には、かしめダイス6の穴62の周囲に内方へ突出した複数の爪63が設けられている。さらに下部61において爪63の下側には、穴62の周囲全体に亘って下方へ突出した環状の突起64が設けられている。
一方、ピアスナット20は、図3に示すように上部21の全周に亘ってかしめダイス6の突起64に対向して溝22が設けられている。この溝22は突起64よりも横幅が広く形成されている一方、溝22を挟んで内側に位置する突起23は、外側に位置する外側部24よりも高く形成されている。
また、ピアスナット20が固着されるパネル10は、バネル搬入搬出装置(図示せず)によって上下に移動可能に支持されているとともに、この状態で図1に示すようにパンチ3とかしめダイス6との間に搬入されるようになっている。
またピアスナット固着装置1は制御装置(図示せず)を備えており、この制御装置は、プレス機械、パネル搬入搬出装置、ロック装置7、ナット供給装置8、エアーコンプレッサー9の各動作を制御しており、本発明にかかるエアーコンプレッサー9の制御手段も備えている。
また制御装置は、プレス機械のプレス角度が100°から120°の間、すなわちかしめダイス6が下降している間にナット滞留センサ55が有効となるように設定しており、この間にナット滞留センサ55にピアスナット20が接触している場合には、前述した機械や装置が停止、すなわち装置1が停止するように構成されている。
かかる構成において、パネル10にピアスナット20を固着するには、図1の状態からナット供給装置8を作動させ、ナット供給装置8の本体からナット供給管81を介してパンチ3の上面31にピアスナット20を供給する。
次に、通電装置を作動させてロック装置7のソレノイド7に通電してロック部材72をソレノイド7側に移動させてスライドポスト4のロック状態を解除した後、プレス機械を作動させてかしめダイス6をプレス角度が180°(下死点)になるまで下降させていく。
そして、プレス機械のプレス角度が50°になった時、すなわちかしめダイス6が通常位置から所定距離下がった時にはパネル搬入搬出装置によりかしめダイス6とパンチ3との間にパネル10を搬入する。
搬入されたパネル10は、下降するかしめダイス6に押し下げられて図4に示すようにナットホルダー5に当接する。さらにかしめダイス6がナットホルダー5に当接した状態でかしめダイス6が両部材5、6を押し下げてパネル10をピアスナット20へ押しつけることにより、図3(a)に示すようにパネル10がピアスナット20の突起23で剪断されて、両部材6、20の穴62、25を繋ぐ剪断穴11が形成される。
このとき、剪断されたパネル10の剪断部12(二点鎖線で図示)は、かしめダイス6の複数の爪63を乗り越えて底部13がこれらの爪63に係止されており、これによって剪断部12が自重によって落下するのが防止されている。
さらに、図3(b)に示すように、かしめダイス6の突起64がパネル10の剪断穴11の周縁部14をピアスナット20へ押しつけることにより、周縁部14を下方へL字状に折り曲げてピアスナット20の溝22にはめ込んでかしめ、これによってパネル10にピアスナット20が固着される。
そして、図3(a)に示すように、ピアスナット20がパネル10を剪断した際には周縁部14にバリ15が発生し、図3(b)に示すようにパネル10にピアスナット20をかしめた際には、このバリ15が周縁部14から切り取られて落下する。
また、図3(b)に示すように、パネル10にピアスナット20が固着された結果、かしめダイス6は、押しつけたパネル10の周縁部14が変形することにより周縁部14に挟持されている。
そして、パネル10にピアスナット20を固着させた後、プレス機械でかしめダイス6をプレス角度が360°(上死点)になるまで上昇させていく。
これに伴って、ナットホルダー5は図5から図6に示すようにパネル10が当接した状態でバネ41力を利用して元の位置(前記所定位置A)まで上昇する。
そしてナットホルダー5が所定位置Aに戻った時には、ロック装置7のソレノイド71への通電が停止されて、図6に示すようにロック部材72がスライドポスト4の下部を係止してスライドポストの位置を固定し、これによってナットホルダー5が所定位置Aで固定される。
さらにパネル10はかしめダイス6の上昇に伴ってナットホルダー5から離れるともに元の位置(搬入位置)まで上昇し、この上昇中の間(プレス機械のプレス角度が220°から250°の間)に次のピアスナット20がパンチ3上に供給される。そしてパネル10が元の位置に戻った後、かしめダイス6が引き離されて元の位置に戻り、ピアスナット20の固着作業が終了する。
そして、図5から図6にかけて示すように、ピアスナット20にパネル10をかしめた直後から、このパネル10がナットホルダー5から所定距離離れるまでの間、本実施の形態ではプレス機械のプレス角度が190°から360°の間にエアーコンプレッサー9が動作してエアーコンプレッサー9の本体から圧縮空気Bが吐き出される。吐き出された圧縮空気Bは、吹き込み管91と吹き込み路54を通ってナットホルダー5の内部51に吹き込まれる。
したがって、図6に示すように落下したバリ15の一部がナット滞留センサ55に付着しても、内部51に吹き込まれた圧縮空気Bによってナットホルダー5の外部へ吹き飛ばされるため、次のピアスナット20をパネル10に固着させる際にナット滞留センサ55の誤検知を防ぐことができる。よって、本実施の形態のピアスナット固着装置1においては、バリ15が発生しても装置1が停止するのを防ぐことができる。
さらにこのピアスナット固着装置1は、ナット滞留センサ55が吹き込み路54の内側口544に対向して設けられていることにより、ナット滞留センサ55に向かって圧縮空気Bが吹き付けられる。
このため、ナット滞留センサ55に付着したバリ15を確実にナットホルダー5の外部へ吹き飛ばすことができ、ナット滞留センサ55の誤検知の確率をさらに低くすることができる。よって、バリ15が発生しても装置1が停止するのを確実に防ぐことができる。
またこの結果、ピアスナット20の固着作業性が向上するためインナパネル成形の生産性を高めることができる。さらに、インナパネル成形の生産終了後に実施するメンテナンス作業において、バリ15をナットホルダー5から取るバリ15取り作業が不要となるため、メンテナンス作業の負担を軽減するという効果も得ることができる。
なお、本実施の形態では、ナット滞留センサ55を、吹き込み路54の内側口544に対向してナットホルダー5の側壁52に設けたが、ナット滞留センサ55の設置位置は内側口544と対向する位置に限定される必要はなく、ピアスナット20が接触するような位置であれば良い。
本発明の実施の形態を示すピアスナット固着装置の概略構成図である。 図1の要部を示す断面図である。 ピアスナットの固着手順を示す図である。 ピアスナットがパネルに固着された状態を示す図である。 ピアスナットが固着されたパネルを上昇させていく図である。 ピアスナットの固着作業が終了した状態を示す図である。 従来のピアスナット固着装置の概略構成図である。
符号の説明
1 ピアスナット固着装置
3 パンチ
5 ナットホルダー
6 かしめダイス
9 エアーコンプレッサー
10 パネル
20 ピアスナット
31 上端(上面)
50 上端
51 内部
52 側壁
53 ナット供給路
54 吹き込み路
55 ナット滞留センサ
544 内側口
A 所定位置
B 圧縮空気

Claims (2)

  1. 上下に延在して配置されたパンチと、上下が開口した筒状に形成されて所定位置で前記パンチが下方から内部に挿入された状態で上方へ常時付勢されて配置されるとともに、前記所定位置から上端が前記パンチの上端に一致するまでの間で前記パンチに沿って上下に摺動するナットホルダーと、このナットホルダーの上方に前記パンチに対向して上下に移動するかしめダイスとを備え、前記パンチ上にはピアスナットが供給されるとともに、前記ナットホルダーと前記かしめダイスとの間にはパネルが上下に移動可能な状態で搬入される一方、前記ナットホルダーの側壁には、前記ナットホルダーの内部と外部とを繋いで前記パンチ上に前記ピアスナットを供給するためのナット供給路と、前記ナットホルダーの内部に露出したナット滞留センサとが設けられ、前記かしめダイスを下降させて前記パネルを前記ナットホルダーに当接した状態で前記ピアスナットへ押しつけることにより前記パネルを剪断するとともに下方へ折り曲げて前記ピアスナットにかしめた後、前記パネルに挟持されている前記かしめダイスを上昇させて前記パネルを前記ナットホルダーから離す一方、前記かしめダイスが下降していく間に前記ナット滞留センサにピアスナットが接触している場合には、前記ナット滞留センサが検知して停止するピアスナット固着装置において、
    前記ナットホルダーの側壁で前記ナット供給路よりも上方に、前記ナットホルダーの内部と外部とを繋いで設けられた吹き込み路と、
    この吹き込み路を介して外部から前記ナットホルダーの内部に圧縮空気を吹き込む吹き込み手段と、
    前記ピアスナットに前記パネルをかしめた直後から、このパネルが前記ナットホルダーから所定距離離れるまでの間に、前記吹き込み手段が動作するように制御する制御手段と、
    を備え
    前記吹き込み路が、前記ナットホルダーの内部にナット供給側の端部で開口することを特徴とするピアスナット固着装置。
  2. 前記ナット滞留センサは、前記吹き込み路の内側口に対向して前記ナットホルダーの側壁に設けられたことを特徴とする請求項1記載のピアスナット固着装置。
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