JP2007244403A - オートクレーブ滅菌回数を把握可能な内視鏡 - Google Patents

オートクレーブ滅菌回数を把握可能な内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成により、オートクレーブの滅菌回数を把握可能な内視鏡を提供する。
【解決手段】 内視鏡内部の温度を検出する温度センサと、温度をモニタ可能であると共に、当該内視鏡に接続されるプロセッサとの通信が可能な制御部と、制御部に電源を供給する蓄電手段と、を備え、制御部は、温度が所定の値以上となる回数をカウントする機能を有すると共に、カウントした結果をプロセッサに送信可能であることを特徴とする内視鏡を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、オートクレーブによる滅菌の回数を測定する手段を備えた内視鏡に関する。
医療用の内視鏡は各患者への使用毎に洗浄・消毒若しくは滅菌処理が行われる。内視鏡に対するそれらの処理は感染症等を防止するために必要不可欠である。内視鏡の洗浄消毒・滅菌処理には、例えば、専用の内視鏡用洗浄消毒器や、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)装置やEOG(エチレンオキサイドガス)滅菌装置等が使用される。これらの装置では、装置の種類や使用環境(例えば、各国の医療関係の法令やガイドライン、内視鏡の使用頻度や病院の方針等)によって、その処理条件(使用ガス、温度、湿度、時間、圧力等)は多かれ少なかれ異なる。例えば、オートクレーブ装置では、内視鏡は高温・高圧・多湿下に置かれる。内視鏡のメンテナンスにおいて、そのような環境下に置かれた回数を把握することは重要な要素の一つである。
例えば、特許文献1には、医療機器の滅菌回数を取得するシステムが記載されている。そのシステムは、具体的には、医療機器にラベル型RF−IDタグ(ICタグ)を備え付け、そのRF−IDタグに対し、無線で情報を読み書きすることにより、当該医療機器に対する滅菌処理の実行回数を把握することを可能としている。
また、特許文献2には、機器がオートクレーブのような高温状態に置かれたことを表示・記録することができる医療機器が記載されている。特許文献2では、例えば、内視鏡内部に熱発電素子を配置することにより高温状態に置かれたことを検出している。熱発電素子は、その両端部に温度差が生じた際に起電力を発生する素子である。この熱発電素子には、熱発電素子の起電力を検知する起電力検知センサが接続され、起電力検知センサは検知した起電力が、検出したい条件に合わせて設定された所定の温度に対応する起電力を超えた際にカウンタ回路に信号を送るように構成されている。カウンタ回路は熱発電素子の起電力によって駆動され、「所定の起電力に達した際に1カウントを数える」、「所定の起電力が継続する時間を計測する」、「所定の起電力に達した回数を記録する」の少なくともいずれかのカウント或いは記録を行うように構成されている。
特開2003−52717号公報 特開2003−38423号公報
上述のような様々な方法により、オートクレーブ装置等において内視鏡が滅菌処理された回数を把握することができる。しかし、例えば、特許文献1に記載のようなシステムでは、RF−IDタグ用の読み取り装置を医療機器とは別に設けなくてはならないためシステム全体が高価になる。また、RF−IDタグを内視鏡に取り付けた場合、オートクレーブ装置の処理による熱や蒸気の影響を軽減するため、タグには熱や水分に対する封止手段等による耐熱・耐水策が必要となり、高価となる。
また、特許文献2に記載のような医療機器では、熱発電素子を用いてオートクレーブの滅菌回数を把握する場合、熱発電素子に電力を発生させるためには、熱発電素子の両端部に温度差を発生させる必要がある。内視鏡に採用する場合、オートクレーブ時には内視鏡内部が等温になるため、該両端部を異なる温度とするためには熱発電素子の一端を断熱材で覆うなどの複雑な構造を要する。また、作業者が内視鏡の滅菌回数を把握するためには、その回数を表示するための手段が必要となるが、内視鏡の操作部等にその表示手段が設けられているため、内視鏡の構造が複雑となってしまう。
そこで本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により、オートクレーブの滅菌回数を把握可能な内視鏡を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、内視鏡内部の温度を検出する温度センサと、前記温度をモニタ可能であると共に、当該内視鏡に接続されるプロセッサとの通信が可能な制御部と、前記制御部に電源を供給する蓄電手段と、を備え、前記制御部は、前記温度が所定の値以上となる回数をカウントする機能を有すると共に、カウントした結果を前記プロセッサに送信可能であることを特徴とする内視鏡を提供する。
本発明に係る内視鏡は、温度センサによって内視鏡内部の温度を測定可能であり、さらにオートクレーブによる滅菌処理の温度に相当する温度に何回置かれたかをカウントすることができる。そして、内視鏡がプロセッサに接続された際には、プロセッサへ滅菌回数を供給することができるため、プロセッサにより表示可能である。プロセッサはモニタ等に表示出力させる機能を有しているため、本発明では、特別な表示素子や読取装置がなくとも、内視鏡の滅菌処理回数を表示可能である。よって、本発明の内視鏡では、簡単な構成によりオートクレーブの滅菌回数を把握することができる。
また、本発明に係る内視鏡は、前記プロセッサから供給される電源を前記制御部に供給する状態と、前記蓄電手段から供給される電源を前記制御部に供給する状態とを切り替える機能を有する電源監視手段をさらに備えることを特徴とする。また、前記電源監視手段は、前記プロセッサから供給される電源を前記制御部に供給する状態において、当該電源を前記蓄電手段に供給すると共に前記蓄電手段を充電する機能を有することを特徴とする。
また、前記電源監視手段は、前記プロセッサと当該内視鏡が接続されている場合に、前記プロセッサから供給される電源を前記制御部に供給する状態とし、前記プロセッサと当該内視鏡の接続が解除されている場合に、前記蓄電手段から供給される電源を前記制御部に供給する状態とすることを特徴とする。
また、前記制御部は、当該内視鏡から前記プロセッサへ提供するための当該内視鏡固有の情報を管理する機能を有し、前記プロセッサと当該内視鏡が接続された状態において前記内視鏡固有の情報を前記プロセッサに提供可能であることを特徴とする。
また、温度センサとしては、ICタイプの温度センサを使用可能である。
また、温度センサと制御部と蓄電手段とを、プロセッサとの接続部分であるコネクタの内部に配置したことを特徴とする。
したがって、本発明は上記の構成により、簡単な構成により、オートクレーブの滅菌回数を把握可能な内視鏡を提供することができる。
以下、図を参照して本発明に係る内視鏡の具体的な実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態における内視鏡1を示す図である。内視鏡1は患者の体腔内に挿入される挿入部の先端に撮像素子を有する所謂電子スコープであり、その使用時には、画像処理装置(プロセッサ)に接続される。内視鏡1は、挿入部10、鉗子口50、操作部60、接続ケーブル70、コネクタ80を有する。
挿入部10は、体腔内に挿入される管であり、軟性部20と、湾曲部30と、先端部40とを有する。軟性部20は、可撓性を有すると共に本体(操作部60等)をねじったときに湾曲部30と先端部40とが追従して回るだけのねじれ方向に対する剛性を兼ね備えている。湾曲部30は、後述するように術者の操作により湾曲し、先端部40を様々な方向へ向ける機能を有する。また、挿入部10は、各種信号ケーブル、光源からの照明用の光を伝送するためのライトガイド、鉗子を挿通するための処置具挿通チャンネル等をその内部に挿通している。
先端部40には、例えばCCD等の撮像素子が備えられている。CCDは、その受光面において受光した光の強弱からなる光学像を信号電荷に変換し画像信号として出力する。CCDから出力された画像信号は信号線を通ってコネクタ80へ伝送される。
鉗子口50は、患部の止血や生体組織の採取等の様々な処置を行うための処置具類を挿入する部位である。術者は、医療行為の内容に応じて様々な処置具を鉗子口50から挿入する。鉗子口50に挿入された処置具は、挿入部10内の処置具挿通チャンネルにより案内され、先端部40の先端から送出される。
操作部60は、湾曲部30を湾曲させるための操作ノブやレバー、その他吸引ボタンや送気・送水ボタン等を備えている。術者は、操作ノブやレバーを操作することにより、湾曲部30を上下左右に湾曲させて観察領域を自在に変更したり、挿入部10を体腔内の経路に沿って挿入しやすくしたりすることができる。また、操作部60は、術者が内視鏡1を使用する際に、内視鏡1を掴む部分(把持部)となる。
コネクタ80は、内視鏡1をプロセッサに接続する部位である。コネクタ80により、内視鏡1はプロセッサ内の画像処理回路と光源に電気的或いは光学的に接続される。例えば、内視鏡1から出力される画像信号はコネクタ80を介して画像処理回路へ伝送され、光源(不図示)から出力される照明光は、コネクタ80を介して内視鏡1へ供給される。
光源から出力された照明光は、コネクタ80、接続ケーブル70、操作部60、挿入部10等の内部に沿って配設されたライトガイドを介して先端部40へ伝送され、先端部40の先端面から患部に射出される。CCDは、その照明光による反射光を受光することにより撮像を行う。
本発明の実施形態では、オートクレーブ装置等による滅菌処理回数をカウントするためのロガーユニットを内視鏡1の内部に備える。ロガーユニットは、例えば、コネクタ80の内部に備えられる。なお、ロガーユニットは、コネクタ80の内部ではなく、例えば、操作部60の内部に備えられてもよい。
以下、本発明の実施形態におけるロガーユニット100について説明する。
図2は、ロガーユニット100と、内視鏡1に接続されるプロセッサ200の機能ブロック図である。ロガーユニット100は、温度センサ101、A/D変換部103、マイコン105、メモリ106、電源監視部107、バッテリ108(蓄電手段)を有する。なお、ロガーユニット100において温度センサ101以外の構成(以下、それらを「本ユニット120」というものとする)は一箇所に集中して配置されていることが好ましいが、温度センサ101は本ユニット120から離れていても良い。そのような構成とすることで、温度センサ101の配置の自由度が増す。
温度センサ101は、例えば、トランジスタやダイオード等の温度特性を利用したICタイプの温度センサが使用される。ICタイプの温度センサは出力に対する温度特性がリニアであるものが多いため測定精度を高くすることができる。例えば、温度センサの出力電圧と温度とのテーブルを作成する際、リニアであれば、出力電圧と温度との関連付けが容易となるため測定精度が向上する。しかし、温度センサ101は、必ずしもICタイプに限定される必要はなく、例えばサーミスタ等であってもよい。一方、熱伝対等の温度差を検出するタイプの温度センサは使用しない。すなわち、熱伝対の場合、その両端に温度差を発生させる必要があるため、オートクレーブ時に均一な温度となる内視鏡1の内部での使用は困難である。温度センサ101からのアナログ出力信号(電圧値又は電流値)は、接続線を介してA/D変換部103に入力される。また、図示しないが、温度センサ101がICタイプである場合は、バッテリ108から電源供給を受ける。
A/D変換部103は、温度センサ101からのアナログ出力信号をデジタル信号に変換する機能を有する。例えば、温度センサ101からのアナログ出力信号が電圧値を示す場合(以下、電圧値として説明するが電流値であってもよい)、A/D変換部103は、所定のサンプリングレートおよび所定のビット数で量子化を行い、電圧値をnビットの整数で表現したデジタル信号に変換する。その後、A/D変換部103から出力されたデジタル信号はマイコン105へ入力される。A/D変換部103は、図示しないが、バッテリ108から電源供給を受ける。なお、後述するようにA/D変換部103では高いサンプリングレートは要求されない(例えば1Hz以下でもよい)。
マイコン105は、A/D変換部103からのデジタル信号を入力し、電圧値をモニタする機能を有する。マイコン105には、温度センサ101の温度特性に基づいた、電圧値と温度とを関連付けるテーブルが備えられている。本発明の実施形態では、温度センサ101により検出される温度が例えば110℃以上となれば、内視鏡1がオートクレーブ装置により滅菌処理されていると判断するものとする。そこで、テーブルを参照した結果、温度110℃に対応する電圧値がV1であるとすると、マイコン105は、入力された電圧値がV1以上となるかどうかを判定する。なお、マイコン105は、入力されたデジタル信号(電圧値)を、まず、テーブルにより温度データに変換し、その温度データが110℃以上となるかどうかを判定する構成であってもよい。
また、マイコン105は、入力された電圧値がV1以上となった回数をカウントする機能を有する。また、マイコン105は、カウンタ回路によりカウントした結果をメモリ106に記憶・更新させる機能を有する(なお、メモリ106は、不揮発性のメモリ、例えばフラッシュメモリ、EEPROM、MRAM(Magnetic RAM)等である)。したがって、マイコン105は、入力された電圧値がV1以上となった回数(以下、カウント数という)を管理することができる。言い換えれば、マイコン105は、内視鏡1の内部が110℃以上となった回数、すなわちオートクレーブ装置により滅菌処理が行われた回数を管理することができる。なお、A/D変換部103では、高いサンプリングレートが要求されないものとした。その理由は、オートクレーブ装置による滅菌処理において温度が110℃以上となるのは数分から数十分であることに起因する。その時間内に少なくとも一回でも温度が判定されれば、オートクレーブにより滅菌処理を行ったとものとカウントすることができる。よって、温度を判定する周期が例えば数秒から数十秒程度であったとしても十分にカウント可能である。このような構成によれば、A/D変換器103において高周波を使う必要がなく、ノイズ対策の面でも有利となる。
なお、上述の説明では、A/D変換部103は、マイコン105とは別に備えられる構成であったが、マイコン105内に備えられる構成であってもよい。また、メモリ106も、マイコン105内に備えられる構成であってもよい。
また、マイコン105は、プロセッサ200と通信するためのインターフェース機能を備える。したがって、マイコン105はプロセッサ200との間でデータの送受信が可能である。なお、マイコン105は、本発明の実施形態のロガーユニット100の一部品であるが、同時に、内視鏡1の装置IDやプロセッサ200における画像処理時に必要なパラメータ等、内視鏡1の固有情報を管理する機能をも併せ持つ。それら内視鏡1の固有情報は通信によりプロセッサ200に供給される。従来から、固有情報を管理・送信等するためにマイコンを用いる内視鏡は存在していた。本発明は、そのような従来の内視鏡が備えるマイコンに対し機能を一部追加するとともに、温度センサ101やその他バッテリ108等の周辺部材を追加した構成である。したがって、ロガーユニット100は、その構成部材を全て新たに内視鏡に追加するわけではなく、従来から内視鏡に備えられている構成を利用するものである。
電源監視部107は、内視鏡1に備えられた電源回路(不図示)からのメイン電源が供給されている状態(例えば、内視鏡1とプロセッサ200の接続時)では、メイン電源をマイコン105へ供給する。メイン電源が供給されていない状態(例えば、内視鏡1がプロセッサ200から接続解除させている状態)では、バッテリ108を電源としてマイコン105等へ供給するよう切り替える機能を有する。また、電源監視部107は、メイン電源が供給されている状態では、バッテリ108を充電する機能も有している。このような構成により、内視鏡1に備えられるロガーユニット100は、電池交換作業等の煩雑な作業をする必要がなく、温度をモニタすることができる。なお、バッテリ108は、キャパシタ等の他の蓄電手段に置き換えられても良い。
プロセッサ200は、通信制御部201と、表示制御部202とを有する。通信制御部201は、プロセッサ200と内視鏡1が接続された状態において、内視鏡1からの画像信号を受信する機能や、マイコン105と通信を行う機能等を有する。また、通信制御部201は、カウント数を取得するための制御コマンドをマイコン105に送信することができる。表示制御部202は、モニタ等の外部表示装置に対して内視鏡1が撮像した映像を表示させる機能を有する。通信制御部201により取得されたカウント数は、例えば、表示制御部202を経て、モニタ等に数値として表示される。このような構成によれば、内視鏡1のカウント数を表示するためだけに新たな部材を設ける必要がない。
図3は、カウント数を管理するためにマイコン105において実行される処理を示すフローチャートである。以下の処理において、メイン電源がOFFになるとは電源監視部107へメイン電源が供給されていた状態から供給されなくなった状態に切り替えられることを示すものであり、メイン電源がONになるとは電源監視部107へメイン電源が供給されていない状態から供給される状態に切り替えられることを示すものである。
ステップS101では、メイン電源がOFFになったかどうかが判定される。すなわち、電源監視部107において、マイコン105への電源供給がメイン電源からバッテリ108へ切り替えられたかどうかが判定される。メイン電源がOFFとならなければ(ステップS101:NO)、本処理は待機状態となる。メイン電源がOFFとなれば(ステップS101:YES)、ステップS102へ進む。
ステップS102では、温度センサ101からA/D変換部103を経て入力されるデジタル信号(例えば、電圧値)をモニタする。ステップS103では、ステップS102でモニタされた電圧値がV1(すなわち、温度110℃)以上であるか否かが判定される。V1未満であれば(ステップS103:NO)、ステップS102へ戻る。V1以上であれば(ステップS103:YES)、ステップS104へ進む。
ステップS104では、メモリ106に記憶されているカウント数を読み出す。ステップS105では、その読み出したカウント数に1を加える。ステップS106では、その1を加えたカウント数をメモリ106に記憶させ、カウント数を更新して、本処理は終了する。
本処理によれば、ステップS102からステップS106の処理により、温度110℃以上となった場合にのみ、メモリ106内に記憶されているカウント数が1だけ増加される。その後本処理が開始するのは、次にメイン電源がOFFになったときである(ステップS101)。つまり、内視鏡1がオートクレーブ装置による滅菌処理(最高温度130℃程度)が行われるごとにメモリ106に記憶されるカウント数が1だけ増加されるため、カウント数は滅菌処理回数を示すこととなる。
次に、メモリ106に記憶されたカウント数を読み出して表示するまでの処理を説明する。図4は、カウント数の読み出し処理に係るプロセッサ200とマイコン105の処理を示すフローチャートである。
ステップS201では、プロセッサ200の通信制御部201において、カウント数読み込みコマンドが発行される。当該コマンドは、例えば、作業者がプロセッサ200に対し所定の操作を行ったときに発行される。或いは、内視鏡1が接続された状態にあるプロセッサ200の電源が投入された際に自動的に発行される構成であってもよい。
ステップS202では、そのコマンドがプロセッサ200からマイコン105へ送信される。ステップS203では、マイコン105は、受信したコマンドに基づいてメモリ106からカウント数を読み出す処理を行う。ステップS204では、マイコン105がプロセッサ200へ、カウント数(を示すデータ)を送信する。
ステップS205では、プロセッサ200は、受信したカウント数を、表示制御部202によりモニタ等に表示させる。
このような構成により、本発明の内視鏡は、温度センサによって内視鏡内部の温度を測定可能であり、さらにオートクレーブによる滅菌処理の回数を保持することができる。そして、内視鏡がプロセッサに接続された際には、プロセッサへその滅菌回数を通知することができるため、プロセッサによりその回数を表示可能である。プロセッサはモニタ等に表示出力させる機能を有しているため、本発明では、特別な表示素子や読取装置がなくとも、内視鏡の滅菌処理回数を表示可能である。
また、マイコン105は、本発明の実施形態のロガーユニット100の一部品であるが、同時に、内視鏡1の固有情報を管理する機能をも併せ持つ。そのようなマイコン自体は従来の内視鏡においても備えられていた。本発明では、従来の内視鏡が備えるそのようなマイコンに機能を一部追加するとともに、温度センサ101やその他バッテリ108等の周辺部材を追加したのみの構成である。したがって、ロガーユニット100は、その構成部材を全て新たに内視鏡に追加するわけではなく、従来から内視鏡に備えられている構成を利用するものである。よって、本発明の内視鏡では、簡単な構成によりオートクレーブの滅菌回数を把握することができる。
内視鏡の外観図である。 ロガーユニットおよびプロセッサの機能ブロック図である。 マイコンの処理を示すフローチャートである。 カウント数の読み出し処理に係るプロセッサとマイコンの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内視鏡
10 挿入部
40 先端部
50 鉗子口
60 操作部
80 コネクタ
100 ロガーユニット
101 温度センサ
103 A/D変換部
105 マイコン
106 メモリ
107 電源監視部
108 バッテリ
200 プロセッサ
201 通信制御部
202 表示制御部

Claims (7)

  1. 内視鏡内部の温度を検出する温度センサと、
    前記温度をモニタ可能であると共に、当該内視鏡に接続されるプロセッサとの通信が可能な制御部と、
    前記制御部に電源を供給する蓄電手段と、を備え、
    前記制御部は、前記温度が所定の値以上となる回数をカウントする機能を有すると共に、カウントした結果を前記プロセッサに送信可能であることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記プロセッサから供給される電源を前記制御部に供給する状態と、前記蓄電手段から供給される電源を前記制御部に供給する状態とを切り替える機能を有する電源監視手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記電源監視手段は、前記プロセッサから供給される電源を前記制御部に供給する状態において、当該電源を前記蓄電手段に供給すると共に前記蓄電手段を充電する機能を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記電源監視手段は、
    前記プロセッサと当該内視鏡が接続されている場合に、前記プロセッサから供給される電源を前記制御部に供給する状態とし、
    前記プロセッサと当該内視鏡の接続が解除されている場合に、前記蓄電手段から供給される電源を前記制御部に供給する状態とする
    ことを特徴とする請求項2から3のいずれかに記載の内視鏡。
  5. 前記制御部は、当該内視鏡から前記プロセッサへ提供するための当該内視鏡固有の情報を管理する機能を有し、前記プロセッサと当該内視鏡が接続された状態において前記内視鏡固有の情報を前記プロセッサに提供可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内視鏡。
  6. 前記温度センサは、ICタイプの温度センサであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の内視鏡。
  7. 前記温度センサと前記制御部と前記蓄電手段とを、前記プロセッサとの接続部分であるコネクタの内部に配置したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内視鏡。
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