JP2007159990A - オートクレーブ滅菌装置 - Google Patents

オートクレーブ滅菌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007159990A
JP2007159990A JP2005363694A JP2005363694A JP2007159990A JP 2007159990 A JP2007159990 A JP 2007159990A JP 2005363694 A JP2005363694 A JP 2005363694A JP 2005363694 A JP2005363694 A JP 2005363694A JP 2007159990 A JP2007159990 A JP 2007159990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
sterilization
autoclave
temperature
autoclave sterilization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005363694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kagawa
裕昭 加川
Akihisa Ogawa
晶久 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2005363694A priority Critical patent/JP2007159990A/ja
Publication of JP2007159990A publication Critical patent/JP2007159990A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 各種内視鏡の挿入部の滅菌が必要かつ十分に行うことができるオートクレーブ滅菌装置を提供する。
【解決手段】 内視鏡2の挿入部7における長手方向の中央位置には温度センサ63が配置され、オートクレーブ滅菌中に検出される温度情報は、電気コネクタ部11及びこれに接続される内視鏡用接続部90を介して制御部88に取り込まれ、制御部88はオートクレーブ滅菌装置80の各部を制御し、オートクレーブ滅菌に必要な環境条件を満たすように環境温度等の制御を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、細長な挿入部を備え、オートクレーブ滅菌が可能な内視鏡を滅菌処理するオートクレーブ滅菌装置に関する。
今日、医療分野においては、体腔内等に細長な挿入部を挿入することによって体腔内の深部等を観察したり、必要に応じて処置具を用いることにより治療処置等を行うことのできる内視鏡が広く用いられるようになっている。これら医療用内視鏡にあっては、使用した内視鏡を確実に消毒滅菌することが必要不可欠である。
最近では、医療機器類の滅菌として、煩雑な作業を伴わず、滅菌後にすぐに使用でき、しかもランニングコストの安いオートクレーブ滅菌(高温高圧蒸気滅菌)が主流になりつつある。
オートクレーブ滅菌の代表的な条件としては、米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規格ANSI AAMI ST37−1992があり、この条件はプレバキュームタイプで滅菌工程132℃ 4分、又グラビティタイプでは滅菌工程132℃ 10分となっている。
このようなオートクレーブ滅菌の環境条件は、内視鏡にとっては非常に過酷であり、これに耐性を有するようなオートクレーブ滅菌可能な内視鏡を実現するためには、高圧対策、高温対策、蒸気対策など、様々な対策を施さなければならない。
特に内視鏡挿入部は患者体内に挿入される部位であるため、可撓性や弾発性等様々な微妙な特性が要求されるが、先端硬性部よりも特性が劣化しやすい傾向があり、より高度な対策が必要になる。一方で、内視鏡挿入部は内部管路を有する複雑な構造になっているため、管路内部まで確実に滅菌されるように過剰な温度や時間をかけて滅菌される場合が多く、内視鏡の劣化を早める一因となっている。
ところで、従来より、内視鏡装置では、滅菌、洗滌や消毒に関する情報の判別を外部から迅速かつ容易に行うことが嘱望されている。このような要請に対して例えば、特開2004−105747号公報に記載されている内視鏡装置では、センサ手段及びセンサ情報の記憶手段をコネクタの内部に配設した内視鏡と、記憶したセンサ情報に基づき内視鏡が置かれた環境状態を判別・告知するようにしたものが提案されている。
特開2004−105747号公報
しかしながら、上記特開2004−105747号公報に記載の内視鏡装置では、様々な寸法形状や比熱を有する部品で構成される内視鏡装置の各部分の温度状態を詳細に把握することはできない。
特に内視鏡の挿入部は、管路等複雑な構造を有し、外径や長さにバリエーションがあるため、一般にコネクタの内部の温度履歴とは一致しない。このため、各種内視鏡の挿入部が確実に滅菌されるように必要以上の温度や時間をかけて滅菌処理が行われ、内視鏡の劣化を早める原因となっていた。
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、各種内視鏡の挿入部の滅菌を必要かつ十分に行うことができるオートクレーブ滅菌装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、各種内視鏡の挿入部の滅菌が必要かつ十分に行われたことを確実、かつ容易に識別できるオートクレーブ滅菌装置を提供することを目的とする。
本発明は、内視鏡を収納して、オートクレーブ滅菌を行うオートクレーブ滅菌装置において、
内視鏡の挿入部内に配置され、周囲の環境を検出するセンサ手段により検出される情報を取り込む入力部と、
前記入力部を介して前記センサ手段により検出された情報に基づいて、前記内視鏡が所定の環境条件を満たして行われるように前記オートクレーブ滅菌装置におけるオートクレーブ滅菌する環境を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする。
上記構成により、挿入部内に配置されたセンサ手段により検出される情報に基づいてオートクレーブ滅菌装置におけるオートクレーブ滅菌する環境を制御することにより、挿入部の径等が異なるような各種内視鏡の場合にも、その挿入部の滅菌を必要かつ十分に行うことができるようにしている。
本発明によれば、各種内視鏡の挿入部の滅菌を必要かつ十分に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図9は本発明の実施例1に係り、図1は、本発明の実施例1に係る内視鏡装置の全体構成を示し、図2は、内視鏡の挿入部先端側の構成を示し、図3は、内視鏡の挿入部基端側及び操作部の構成を示し、図4は、内視鏡装置における内部構成を示し、図5は、実施例1を構成するオートクレーブ滅菌装置の構成を示す。
図6は第1のモードにおける動作を説明するフローチャートを示し、図7は、オートクレーブ滅菌工程における内視鏡の温度変化を示し、図8は、オートクレーブ滅菌工程する環境下での温度等の環境パラメータの変化を示し、図9は第2のモードでオートクレーブ滅菌の処理工程を示す。
図1に示すように本発明の1実施の形態を備えた内視鏡装置1は、観察、処置を行うための内視鏡2と、前記内視鏡2に着脱自在に接続されてこの内視鏡2に設けられたライトガイドに照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2と信号ケーブル4を介して接続され、前記内視鏡2に内蔵された撮像手段に対する信号処理を行い、標準的な映像信号を生成するビデオプロセッサ5と、このビデオプロセッサ5からの映像信号が入力され、対応する内視鏡画像を表示するモニタ6とから構成されている。
尚、前記内視鏡2は、観察や処置に使用された後には、洗滌され、その後に高温高圧蒸気滅菌装置(以下、オートクレーブ滅菌装置)にて滅菌を行うことが可能な構成にされている。
前記内視鏡2は可撓性を有する細長の挿入部7と、この挿入部7の基端側に設けられた操作部8、この操作部8の側部から延出した可撓性を有するユニバーサルコード9と、このユニバーサルコード9の端部に設けられた前記光源装置3と着脱自在に接続可能なコネクタ部10と、このコネクタ部10の側部に延出して前記ビデオプロセッサ5と接続可能な前記信号ケーブル4が着脱自在に接続可能な電気コネクタ部11とから主に構成される。
前記挿入部7と前記操作部8との接続部には、この接続部の急激な曲がりを防止する弾性部材を有する挿入部側折れ止め部材12が設けられており、同様に前記操作部8と前記ユニバーサルコード9との接続部には操作部側折れ止め部材13が設けられ、前記ユニバーサルコード9と前記コネクタ部10との接続部にはコネクタ部側折れ止め部材14が設けられている。
前記挿入部7は可撓性を有する柔軟な可撓管部15と、この可撓管部15の先端側に設けられた前記操作部8の操作により湾曲可能な湾曲部16と、先端に設けられ図示しない観察光学系、照明光学系などが配設された先端部17とから構成されている。
前記先端部17には送気操作、送水操作によって図示しない観察光学系の観察窓に向けて洗滌液体や気体を噴出するための図示しない送液口及び送気送水ノズルと、前記挿入部7に配設された処置具を挿通したり体腔内の液体を吸引するための処置具チャンネル18の先端側開口である吸引口19とが設けられている。
前記操作部8には送気操作、送水操作を操作する送気送水操作ボタン21と、吸引操作を操作するための吸引操作ボタン22と、前記湾曲部16の湾曲操作を行うための湾曲操作ノブ23と、前記ビデオプロセッサ5を遠隔操作する複数のリモートスイッチ24と、前記処置具チャンネルに連通した開口である処置具挿入口25とが設けられている。
前記コネクタ部10には、前記光源装置3に内蔵された図示しない気体供給源と着脱自在に接続される気体供給口金26と、液体供給源である送水タンク27と着脱自在に接続される送水タンク加圧口金28及び液体供給口金29とが設けてある。
また、前記コネクタ部10には、前記先端部17の前記吸引口より吸引を行うための図示しない吸引源と接続される吸引口金30と、前記先端部17の前記送液口より送水を行うための図示しない送水手段と接続される注入口金31とが設けられている。
また、前記コネクタ部10には、高周波処理等を行った際に内視鏡に高周波漏れ電流が発生した場合に漏れ電流を高周波処理装置に帰還させるためのアース端子口金32が設けられている。
前記電気コネクタ部11には、前記内視鏡2の内部と外部とを連通する図示しない通気孔が設けられている。また、前記電気コネクタ部11には圧力調整弁付き防水キャップ33が着脱自在に接続可能であり、この防水キャップ33には図示しない圧力調整弁が設けられている。
オートクレーブ滅菌の際には前記内視鏡2を収納する滅菌用収納ケース(以下、収納ケース)34を用いる。
前記収納ケース34は、前記内視鏡2を収納するトレイ35と、このトレイ35の蓋部材36とから構成されている。これらトレイ35と蓋部材36とは複数の図示しない通気口が設けられており、オートクレーブ滅菌時にはこの孔を通して水蒸気が通過できるようになっている。
前記トレイ35には、内視鏡2に対応した図示しない規制部が形成されており、この規制部は内視鏡2のそれぞれの部分が所定の位置に納まるようになっている。また、この規制部は、可撓管性を有する前記挿入部7が収納される図示しない挿入部規制部を有している。
上述したように高温高圧蒸気滅菌の代表的な条件としては米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規格ANSI/AAMI ST37−1992ではプレバキュームタイプで滅菌工程132℃で4分、グラビティタイプで滅菌工程132℃で10分とされている。
高温高圧蒸気滅菌の滅菌工程時の温度条件については高温高圧蒸気滅菌装置の形式や滅菌工程の時間によって異なるが、一般的には115℃から138℃程度の範囲で設定される。
滅菌装置の中には142℃程度に設定可能なものもある。時間条件については滅菌工程の温度条件によって異なるが、一般的には3分〜60分程度に設定される。滅菌装置の種類によっては100分程度に設定可能なものもある。この工程での滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して+0.2MPa程度に設定される。
一般的なプレバキュームタイプの高温高圧蒸気滅菌工程には滅菌対象機器を収容した滅菌室内を滅菌工程の前に減圧状態にするプレバキューム工程と、この後に滅菌室内に高圧高温蒸気を送り込んで滅菌を行う滅菌工程が含まれている。プレバキューム工程は、後の滅菌工程時に滅菌対象機器の細部にまで蒸気を浸透させるための工程であり、滅菌室内を減圧させることによって滅菌対象機器全体に高圧高温蒸気が行き渡るようになる。
プレバキューム工程における滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して−0.07MPa〜−0.09MPa程度に設定される。
滅菌後の滅菌対象機器を乾燥させるために滅菌工程後に滅菌室内を再度減圧状態にする乾燥工程が含まれているものがある。この工程では滅菌室内を減圧して滅菌室内から蒸気を排除して滅菌室内の滅菌対象機器の乾燥を促進する。この工程における滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して−0.07〜−0.09MPa程度に設定される。
前記内視鏡2をオートクレーブ滅菌する際には、前記圧力調整弁付き防水キャップ33を前記電気コネクタ部11に取り付けた状態で行う。この状態では前記防水キャップ33の図示しない圧力調整弁は閉じており、前記通気孔が前記防水キャップ33にて塞がれて、前記内視鏡2の内部は外部と水密的に密閉される。
プレバキューム工程を有する滅菌方法の場合には、プレバキューム工程において滅菌室内の圧力が減少して内視鏡2の内部より外部の方が圧力が低くなるような圧力差が生じると前記圧力調整弁が開き、前記通気孔を介して内視鏡2の内部と外部が連通して内視鏡2の内部と滅菌室内の圧力に大きな圧力差が生じるのを防ぐ。このことにより内視鏡2は内部と外部の圧力差によって破損することがない。
滅菌工程においては滅菌室内が加圧され内視鏡2の内部より外部の方が圧力が高くなるような圧力差が生じると前記圧力調整弁が閉じる。このことにより高圧高温の蒸気は前記防水キャップ33と前記通気孔を介しては内視鏡2の内部には積極的には浸入しない。
しかし、高温高圧蒸気は高分子材料で形成された前記可撓管の外皮や内視鏡2の外装体の接続部に設けられたシール手段であるフッ素ゴムやシリコンゴム等から形成されたOリング等から内部に徐々に侵入する。尚、内視鏡2の外装体にはプレバキューム工程で減圧された圧力と滅菌工程での加圧された圧力とが加算された外部から内部に向けた圧力が生じた状態となる。
滅菌工程後に乾燥工程を含む方法の場合には、乾燥工程において滅菌室の圧力が減少して内視鏡2の内部より外部の方が圧力が低くなるような圧力差が発生するのとほぼ同時に前記圧力調整弁が開き、前記通気孔を介して内視鏡2の内部と外部が連通して内視鏡2の内部と滅菌室内の圧力に大きな圧力差が生じるのを防ぐ。このことにより内視鏡2は内部と外部の圧力差によって破損することがない。
次に、内部と外部との圧力が等しくなると、前記圧力調整弁が閉じる。乾燥工程が終わると、滅菌室内は大気圧となる。
上述した高温高圧蒸気滅菌の全ての工程が終了すると、前記内視鏡2の外装体には前記乾燥工程で減圧された分外部から内部に向けた圧力が生じた状態となる。
前記防水キャップ33を電気コネクタ部11から取り出すと前記通気口により前記内視鏡2の内部と外部とが連通して前記内視鏡2の内部は大気圧となり、前記内視鏡2の外装体を生じていた圧力による負荷がなくなるようになっている。そして、このオートクレーブ滅菌後、内視鏡2が所定の温度領域で冷却されて常温に戻った後に、内視鏡検査に使用できるようになる。
次に図2を参照して挿入部7の先端側の構成を説明する。
図2に示すように前記湾曲部16の基端側は、前記可撓管部15を構成するステンレスやアルミ等から形成された先端側口金37にビス等により連結固定されている。前記可撓管部15は、金属帯片を螺旋状に巻回した螺旋管38と、この螺旋管38の外周を密着して被覆するステンレス線材等の金属でネット状に編み込んだ網状管39と、この網状管38の外側を密着して被覆する樹脂製の外皮40とで構成される。
この外皮層40は、アミド系エラストマ、スチレン系樹脂、フッ素ゴム、シリコン系ゴム等にて形成している。
前記湾曲部16は、リベット42等により回動可能に連結され、複数の短い筒状のステンレス等の金属部材から形成される関節部材43と、この関節部材43の外周を被覆する金属細線で編組した網状管44と、この網状管44外周を被覆するフッ素ゴム等の樹脂から形成される可撓性の外皮チューブ45とで構成される。
前記関節部材43の基端側である関節部材43aは、前記可撓管部15の先端側口金37に嵌合し、ビス等により連結固定されている。
一方、前記関節部材43の先端側である関節部材43bは、図4に示す対物光学系61、固体撮像素子62等を内蔵保持するステンレス等の金属により形成された先端部本体46にビス等により連結固定されている。
前記先端部本体46の外側にはポリフェニルサルフォン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン等の耐薬品性が良く、高温高圧蒸気滅菌工程の温度以上の高い温度の耐熱性を有する樹脂にて形成された絶縁カバー部材47が嵌合して設けられている。
前記先端部本体46には照明レンズユニット46aが配置されており、ライトガイド46bで導光された前記光源装置3からの照明光で被写体を照明するようになっている。また、前記先端部本体46及び前記絶縁カバー部材47に形成されたチャンネルパイプ孔47aには金属製のチャンネルパイプ47bが挿通配置されており、このチャンネルパイプ47bの基端部外周面側には管路チューブ47cの先端部が係入配置されている。
前記外皮チューブ45の先端側は前記先端部本体46の基端側を被覆し、端部は絶縁カバー部材47にほぼ当接している。一方、前記外皮チューブ45の基端側は、前記可撓管部15を被覆する前記外皮40の先端に当接している。また、前記外皮チューブ45の両端部は、共に外周面が固定用糸49によって緊縛されて、内側の前記先端部本体46及び前記先端側口金37にそれぞれ押し付けられて固定されている。
前記固定用糸49の外表面側にはエポキシ樹脂等からなる接着剤48が外皮チューブ45、固定用糸49、絶縁カバー部材47に亘り塗布されており、前記固定用糸49を被覆すると共に前記絶縁カバー部材47と前記外皮チューブ45との境界部分を水密的に封止している。
前記挿入部7(の可撓管部15)の基端側には、前記螺旋管38及び前記網状管39を内嵌するステンレス等の金属部材から形成される接続口金41(図3参照)が設けられている。前記網状管39の外側は前記接続口金41の内周面に密着しており、前記螺旋管38と前記網状管39の端部は前記接続口金41に当接して密着している。
次に図3参照して前記挿入部7(可撓管部15)の基端側と前記操作部8を説明する。 前記操作部8には前記湾曲部16の湾曲操作を行うための図示しない湾曲操作機構等が付設された、アルミ等の熱伝導性の良い金属部材から形成されるシャーシ部50が設けられている。このシャーシ部50は、単一の金属部材でも、複数の金属部材を連設して構成しても良い。
前記シャーシ部50の先端側は前記可撓管部15の基端側に設けられた前記接続口金41と嵌合し、連結されている。一方、前記シャーシ部50の基端側は、前記ユニバーサルコード9のステンレスやアルミ等の金属部材から形成される図示しない接続口金と連結されている。前記シャーシ部50の外側には、前記シャーシ部50及び図示しない湾曲機構等を水密的に覆う操作部ケーシング52が設けられている。
この操作部ケーシング52は複数の部材から形成され、操作時に作業者が把持する把持部ケーシング54を有している。この把持部ケーシング54はポリフェニルサルフォン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー等の高温高圧蒸気滅菌に耐性を有する樹脂により形成されている。
この把持部ケーシング54は、前記シャーシ部50や図示しない湾曲機構とは極力接触しないように構成してあり、この間には空間が設けてある。また、前記把持部ケーシング54と隣接する部材に接触する部分は、熱伝導率が前記把持部ケーシング54の材質よりも低い樹脂、エラストマ、微細空気胞を有する発泡性の樹脂等から形成される断熱部材53を介在させている。
次に図4を参照して本実施例に係る内視鏡装置1における主要部の内部構成を示す。本実施例では、以下に説明するようにオートクレーブ滅菌を行う場合、オートクレーブ滅菌の環境状態を検出するセンサ手段を内視鏡2の挿入部7内に設けている。
図4に示すようにこの内視鏡装置1は、内視鏡2と、光源装置3及びモニタ6と、内視鏡2のコネクタ10が信号ケーブル4を介して着脱自在に接続されるビデオプロセッサ5とから構成される。
上述したように内視鏡2の挿入部7におけるその先端部17には、照明レンズ46bが取り付けられた照明窓が設けてあり、この照明窓に隣接する観察窓には対物光学系61が取り付けられている。またこの対物光学系61の結像位置には、撮像手段として固体撮像素子62が配置され、この固体撮像素子62は、対物光学系61により結像される光学像を光電変換する。
また、本実施例における内視鏡2においては、その挿入部7の全長の中央付近の位置に温度センサ63を内蔵している。より具体的に説明すると、本実施例においては、挿入部7の長手方向に設けられた処置具チャンネル18の両端の開口、すなわち吸引口19と、処置具挿入口25とからの距離が等しい中央位置近傍の挿入部7内で、例えば処置具チャンネル18の側面付近には、その周囲の環境(若しくは環境パラメータ)を検出するセンサ手段として、例えば温度を検出する温度センサ63が配置されている。
内視鏡2をオートクレーブ滅菌を行った場合、高温高圧の水蒸気は、処置具チャンネル18の両端の開口、すなわち吸引口19と処置具挿入口25とを通って滅菌する作用を行う。このため、挿入部7における吸引口19と処置具挿入口25とから最も遠い距離位置となるこれらの中央近傍の位置がオートクレーブ滅菌した場合に、最も加熱されにくい場所、つまりコールドスポットと考えられる。
従って、本実施例では、内視鏡2におけるオートクレーブ滅菌を行った場合、最も加熱されにくい場所近傍に温度センサ63を設けるようにしている。このように、挿入部7における特定の位置に温度センサ63を設けることにより、挿入部7や処置具チャンネル18の外径や長さが異なる内視鏡2の場合においても、各内視鏡2におけるコールドスポットの近傍の温度を検出することができるようにしている。
また、この内視鏡2のコネクタ部10には、信号ケーブル4の一端が接続される電気コネクタ部11が設けてあり、この信号ケーブル4の他端は、ビデオプロセッサ5に設けられた電気コネクタ部11bに着脱自在に接続される。
前記コネクタ部10の内部には、温度センサ63が検知した温度データを時系列的に記憶するEEPROMやフラッシュメモリ等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備えたデータ記憶部64と、温度センサ63及びデータ記憶部64を駆動する電源を供給するための小型のバッテリ65とが設けてある。
温度センサ63は、挿入部7内及びユニバーサルコード9内を挿通されたセンサケーブル66により、データ記憶部64とバッテリ65とに接続され、電源が供給された状態で温度データの伝達を行うことができるようにしている。また、データ記憶部64は、電源線によりバッテリ65と接続されている。
また、データ記憶部64とバッテリ65は、信号線67及び電源線68により電気コネクタ部11の電気接点に接続されている。なお、固体撮像素子62も挿入部7内及びユニバーサルコード9内を挿通された信号ケーブルを介して電気コネクタ部11の電気接点に接続されている。
この内視鏡2は、観察や処置に使用された後には、洗滌後に、例えば図5に示すオートクレーブ滅菌装置80にてオートクレーブ滅菌を行うことが可能な構成である。
前記ビデオプロセッサ5は、固体撮像素子62に対する信号処理を行う信号処理部71と、データ記憶部64とデータの通信を行う制御部72と、バッテリ65を充電する充電回路部73とを有している。信号処理部71、制御部72及び充電回路部73は、それぞれ信号線74、75及び電源線76により電気コネクタ部11bの電気接点に接続されている。
前記信号ケーブル4の一端を内視鏡2の電気コネクタ部11に接続し、他端をビデオプロセッサ5の電気コネクタ部11bに接続することで、データ記憶部64及びバッテリ65とビデオプロセッサ5とは電気的に接続される。
そして、ビデオプロセッサ5の制御部72は、データ記憶部64を制御すると共に、データ記憶部64から信号線67、75を介して温度データ等の情報を授受(送受)することができる。また、この接続時に、ビデオプロセッサ5の充電回路部76は、電源線76、68を介してバッテリ65を充電することが可能な構成になっている。
また、制御部72は、例えばキーボード77と接続され、ユーザは、キーボード77から制御部72に対して指示コマンド等を入力することにより、各種の制御を行うことができる。
例えば、キーボード77からデータ記憶の指示コマンドを制御部72に入力すると、制御部72はデータ記憶部64に対してデータ記憶の信号を送り、データ記憶部64は、データ記憶の動作を開始する。なお、このデータ記憶の動作を図示しないスイッチのON/OFFにより行うようにしても良い。
また、キーボード77から温度データ表示の指示コマンド等を制御部72に入力することにより、制御部72は、データ記憶部64に記憶された温度データを読み出し、読み出した温度データを制御部72から信号処理部71に送る。そして信号処理部71は、CCD62で撮像した信号に温度データを重畳する等した映像信号をモニタ6に送り、モニタ6の表示面に温度データを表示させることができるようにしている。
本実施例においては、オートクレーブ滅菌を行う場合、簡便に行う第1のオートクレーブ滅菌モード(以下、単に第1のモードと略記)と、内視鏡2に搭載された温度センサ63による温度の測定(検出)を用いてオートクレーブ滅菌の環境(若しくは環境パラメータ)を(オートクレーブ滅菌装置80各部の動作制御を介して)制御する第2のオートクレーブ滅菌モード(以下、単に第2のモードと略記)とを選択して行うことができるようにしている。
第1のモードでは、内視鏡2がオートクレーブ滅菌装置81に投入されて、オートクレーブ滅菌装置81によりオートクレーブ滅菌されている間、内視鏡2内の温度センサ63は、温度を測定し、データ記憶部64は、その測定により検出された温度データを一定時間間隔で記憶する。この場合、一定時間間隔に限らず、温度データと共に時刻を関連付けて時系列で記憶するようにしても良い。
これに対して、後述する第2のモードでは、センサ手段としての温度センサ63による検出情報(具体的には温度情報)を用いてオートクレーブ滅菌が適切に行われるようにその環境(具体的には環境パラメータとしての温度及び時間)を制御する。
図5は第1のモードの場合は元より、第2のモードにも適切に対応できるオートクレーブ滅菌装置80の構成を示している。なお、図5においては、第2のモードでオートクレーブ滅菌を行う使用例の状態で示している。
このオートクレーブ滅菌装置80は、投入される内視鏡2を収納する内視鏡収納室としてのチャンバ81を有し、このチャンバ81は吸気管路82及び排気管路83と連通している。吸気管路82は、吸気制御弁84を介して図示しない蒸気発生装置(ボイラ)に接続され、ボイラから水蒸気が吸気(流入)される。
一方、排気管路83は、雑菌を通さないフィルタ(図5ではFと略記)85及び排気制御弁86を介して吸引により排気する吸引ポンプ87に接続されている。吸気制御弁84、排気制御弁86、吸引ポンプ87及び図示しないボイラは、制御部88により制御される。
また、制御部88は、例えば設定部89と接続されており、ユーザは設定部89aからこのオートクレーブ滅菌装置80によりオートクレーブ滅菌する場合の環境条件等の設定操作を行うことができるようにしている。また、この制御部88には、表示部89bが接続されており、この表示部89bにより、オートクレーブ滅菌を行った結果の表示等を行えるようにしている。
また、このオートクレーブ装置80は、内視鏡2の電気コネクタ部11に(防水キャップ33の代わりに)装着可能な内視鏡用接続部90を有し、この内視鏡用接続部89はケーブルを介して制御部88に接続されている。
そして、(第2のモードでオートクレーブ滅菌を行う場合には)図5に示すように電気コネクタ部11に内視鏡用接続部90を接続した状態においては、オートクレーブ滅菌中にデータ記憶部64とオートクレーブ装置80の制御部88とは通信を行うことが可能な状態となり、制御部88は、温度センサ63により検出される温度情報をリアルタイムで把握可能となる。つまり、内視鏡用接続部90は、温度センサ63により検出される温度情報を取り込む(情報)入力部を形成している。
そして、この制御部88は、温度センサ63により検出される温度情報を用いて、その温度センサ63が搭載された内視鏡2が設定部89aにより設定されるオートクレーブ滅菌の環境条件を満たして行われるように、オートクレーブ装置80を構成する吸気制御弁84、排気制御弁86、吸引ポンプ87及び図示しないボイラ等の動作を制御する。
なお、上述したように第1のモードの場合には、電気コネクタ部11には内視鏡用接続部90が接続されないで、防水キャップ33が装着され、データ記憶部64はオートクレーブ滅菌中における温度センサ63で検出された温度情報を時系列で記憶することになる。
このように本実施例のオートクレーブ滅菌装置80においては、第1のモード及び第2のモードのいずれのモードでもオートクレーブ滅菌を行うことができる。従って、ユーザは、内視鏡2をオートクレーブ滅菌する場合、2つのモードから選択して都合の良い方でオートクレーブ滅菌を行うことができる。
この場合、内視鏡2の種別、機能に応じて2つのモードの1つを選択するようにしても良い。第1のモードの場合には、その内視鏡として温度センサ63とデータ記憶部64とが必要になる。これに対して、第2のモードの場合には、内視鏡として、少なくとも温度センサ63が内蔵されたものであれば良い。
次に本実施例の動作を以下に説明する。
図1或いは図4に示す内視鏡装置1により、患者に対して内視鏡検査を行う。この内視鏡検査を行った内視鏡2を洗滌装置で洗滌した後、オートクレーブ滅菌装置80に投入して、オートクレーブ滅菌を行う。オートクレーブ滅菌を簡単に行う第1のモードを選択した場合には以下のようになる。
内視鏡2の電気コネクタ部11に防水キャップ33を装着してオートクレーブ装置80のチャンバ81内に投入してオートクレーブ滅菌を行う。この場合、ユーザは、設定部89により、実際にオートクレーブ滅菌を行う内視鏡2に対して、その内視鏡2に適切なオートクレーブ滅菌がされるような環境条件の設定を行う。この設定に対応した環境条件が満たされるように制御部88は、オートクレーブ滅菌装置80の各部を制御することになる。
そして、内視鏡2がオートクレーブ滅菌されている間、温度センサ63の温度検出のデータがデータ記憶部64に記憶される。
オートクレーブ滅菌工程が終了して、次の内視鏡検査を行う際、内視鏡2を信号ケーブル4を介してビデオプロセッサ5に接続すると、データ記憶部64と制御部72とが電気的に接続され、図6のフローチャートに示す処理が行われる。
ビデオプロセッサ5の電源をONにすると、ビデオプロセッサ5の制御部72は内視鏡2のデータ記憶部64に対して、データを読み出す指示コマンドを送る。そして、ステップS1に示すようにデータ記憶部64は、このデータ記憶部64に記憶して温度データを信号線67、75を介して制御部72に送信する。
制御部72は、データ記憶部64から送信された温度データに対して以下の処理を行う。まず、ステップS2において制御部72は、送信された温度データを用いて予め設定された環境条件(例えば132°C以上で10分以上維持した条件、以下設定条件と略記)を満たすか否かを比較(判定)する。そして、この設定条件を満たす場合には、ステップS3に進み、満たさない場合、つまり温度が低かったり、連続時間が短い等、設定条件を満たさない場合にはステップS4に進む。
なお、予め設定される環境条件の値は、正常に高温高圧蒸気滅菌が行われた際の内視鏡2の内部の温度となるように設定される。
ステップS3において制御部72は、判断結果の情報を信号処理部71に送り、モニタ6の表示面には、滅菌が適切に行われた旨のメッセージや図記号などの表示が行われる。そして、ステップS6に進む。
一方、ステップS4においては制御部72は、判断結果の情報を信号処理部71に送り、モニタ6の表示面には、滅菌が適切に行われなかった旨のメッセージや図記号などの表示が行われる。また、図示しない警告音発生装置により警告音を発生してユーザに告知する。そして、次のステップS5に進む。
このステップS5において制御部72は、温度と時間の関係を示すグラフ及びデータを作成する処理を行い、その情報を信号処理部71に送り、モニタ6の表示面には、温度と時間のグラフトデータが表示される。そして、次のステップS6に進む。
ステップS6においては制御部72は、データ記憶部64に記憶した温度データを消去して初期状態に戻す指示コマンドを送り、データ記憶部64は、リセットされ初期状態に戻り、図6の処理を終了する。
次に図7を参照して、オートクレーブ滅菌工程における内視鏡2の各部分の温度変化の特性例を説明する。
図7は、その縦軸が温度、横軸が時間の経過を示す。1回のオートクレーブ滅菌工程は、オートクレーブ装置80の(内視鏡2が投入されている)チャンバ81に水蒸気を供給する吸気行程[P]、そして水蒸気でオートクレーブ滅菌する滅菌行程[S]及びその後に水蒸気を排気する排気行程[V]からなる。
図7における点線で示すT1は、内視鏡2のコネクタ部10の温度変化、実線で示すT2は、太い挿入部を有する内視鏡2の場合における処置具チャンネルでの温度変化、1点鎖線で示すT3は、細い挿入部を有する内視鏡2の場合における処置具チャンネルでの温度変化の様子をそれぞれ示し、T2が所定温度Ts及び設定時間tsを維持するように設定条件がされた場合の各部の温度変化の様子を示している。
この場合、コネクタ部10の温度変化を示すT1は、コネクタ部10の熱容量が大きいため、最高温度は、Tsより低く、維持時間もtsより短い。一方、細い挿入部を有する内視鏡2の場合の処置具チャンネルの温度変化を示すT3では、その熱容量が小さいため、最高温度はTsより高く、Ts以上の温度をtsより長く維持している。
従って、この場合の設定条件では、細い挿入部を有する内視鏡に対しては過剰となり、設定条件を最適化させることによって、耐久性を向上させることができる。
このように第1のモードで動作させることにより、内視鏡2を用いて内視鏡検査を行う前に、内視鏡2がオートクレーブ滅菌、或いはオートクレーブ滅菌装置80によるオートクレーブ滅菌工程が適切に行われたか否か、つまり必要かつ十分に滅菌が行われたか否かを確実かつ容易に識別できる。また、オートクレーブ滅菌装置80に異常があった場合、温度の異常状態が認識可能である。
更に、前記制御部72をビデオプロセッサ5に内蔵し、内視鏡2には温度センサ63、データ記憶部64及びバッテリ65のみ搭載する構成としたため、内視鏡2のコストアップを最小限に抑えられ、使い捨てのオートクレーブ指標等を添付する必要もない。
なお、前記制御部72を内視鏡2に内蔵した構成とし、表示や警告のみをビデオプロセッサ5やモニタ6にて行う構成としたり、前記制御部72を内視鏡2とビデオプロセッサ5との両方に設けて、処理を分担しても良い。また、データ記憶部64と制御部72とは、無線や光等の非接触式の通信手段によってデータ通信を行っても良い。
また、温度や時間に上限値を設定したり、オートクレーブ滅菌を行った回数をカウントすることにより、内視鏡2の耐久性を超える温度、時間や回数でオートクレーブ滅菌が行われた湯合に、点検を促す表示を行うようにしても良い。
更に、オートクレーブ滅菌する環境下での温度等の環境パラメータを検出するセンサ手段として、温度センサ63と共に、或いは温度センサ63の代わりに、湿度を検出する湿度センサや、圧力を検出する圧力センサを用いたり、これらのセンサを組み合わせる構成としても良い。
湿度センサを用いた場合、内視鏡2の内部にどれだけ水蒸気が浸透したかをモニタリングすることができる。また、各種センサを併用すれば、これらのデータの組み合わせから確実に滅菌されたか否かを判定するため、判定精度を向上できる。
また、温度センサ63を複数設け、前記と同様の制御を行っても良い。この場合、複数のコールドスポットの測定が行うことができる。また、仮にいずれかの温度センサの一つが故障によって、それがOKのデータを発生しても、他の温度センサのデータがNGであれば、正常処理が行われたと誤判定する虞を解消できる。
なお、温度センサ63を、挿入部7の先端部に設けられた固体撮像素子62の近傍に設けても良い。内視鏡検査を行う際、内視鏡2を信号ケーブル4を介してビデオプロセッサ5に接続すると、ビデオプロセッサ5によって内視鏡2の固体撮像素子62が駆動される。この時、オートクレーブ滅菌による湿気の残留や機械的なストレス等により、固体撮像素子62にショートや断線等の異常が発生すると、固体撮像素子62は異常発熱したり、全く発熱しなくなる。
固体撮像素子62の近傍に設けられた温度センサの温度を監視することにより、固体撮像素子62の異常を検知することができる。固体撮像素子62の異常を検知した場合、ビデオプロセッサ5は、固体撮像素子62の駆動を停止すると共に、モニタ6に異常の発生や点検を促す表示を行う。
このような構成により、内視鏡2の固体撮像素子62に故障が発生した場合でも、異常過熱を回避でき、ユーザーに異常が発生したことや点検等の必要な措置を確実に認識させることができる。
次に第2のモードで動作させる場合の作用を説明する。内視鏡2により内視鏡検査を行った後、洗滌装置で洗滌する。そして、図5に示すようにその内視鏡2をオートクレーブ滅菌装置80内に投入する。
また、この場合には、図5に示すように電気コネクタ部11に内視鏡用接続部90を接続する。この状態においては、オートクレーブ滅菌中にデータ記憶部64とオートクレーブ装置80の制御部88とは通信を行うことが可能な状態となり、制御部88は、温度センサ63で検出される温度情報をリアルタイムで把握する。
第2のモードでオートクレーブ滅菌を行う場合、制御部88は、以下に説明するように滅菌対象物としての内視鏡2が滅菌工程中に予め決められた所定温度に達している時間を示す実測時間と、内視鏡2が滅菌工程中に前記所定温度に達っすべき時間として予め定められた設定時間とを比較し、前記実測時間が設定時間より小さい場合に、少なくとも当該設定時間と実測時間の差分時間の間、前記滅菌対象物が前記所定温度に達するよう滅菌工程を制御する。
図8は、第2のモードでオートクレーブ滅菌装置80により、オートクレーブ滅菌工程を行った際におけるその環境を決定する要因としての環境パラメータの変化の様子を示す。図8において、横軸は時間の経過を、縦軸は、図8(A)では温度T、(B)では圧力Pu、(C)では湿度RHをそれぞれ示す。
オートクレーブ滅菌工程は、吸気行程[P]、滅菌行程[S]及び排気行程[V]からなる。
吸気工程では、図8(B)に示すようにオートクレーブ装置80のチャンバ81の内部を一旦負圧にした後に水蒸気を注入することで、内視鏡2に設けられた細い管路内にも十分に水蒸気を行き渡らせることができる。
滅菌工程では、図8(A)に示すようにチャンバ81の内部を予め設定された所定温度Ts及び設定時間tsで保持して、内視鏡2を滅菌する。
排気工程では、図8(B)に示すようにチャンバ81の内部を負圧にしながら外気との換気を行うことで、チャンバ81内の温度(図8(A)参照)や湿度(図8(C)参照)を速やかに低下させる。
次に図9のフローチャートを参照して、第2のモードでオートクレーブ滅菌を行う動作を説明する。
図9に示すように、オートクレーブ滅菌を開始すると、まずステップS11の吸気工程が開始してチャンバ81の内部に、ボイラから水蒸気が注入される。水蒸気の注入を行う吸気行程の後、ステップS12からステップS14までの滅菌工程が行われる。滅菌工程が開始すると、ステップS12に示すように内視鏡2の温度センサ81により検出された温度データが、データ記憶部64及び内視鏡用接続部90を介してオートクレーブ装置80の制御部88に読み取られる。
ステップS13及びステップS14において制御部88は、読み込んだ温度データを予め設定された所定温度Tsと設定時間ts(例えば温度132℃以上で10分間以上維持)の設定条件を満たすか比較する。つまり、ステップS13においては、検出された温度をTとした場合、T≧Tsかの比較、ステップS14ではステップS13の条件を満たした時間をtとした場合、t≧tsかの比較を行う。
そして、この設定条件を満たすと判定した場合には、制御部88は滅菌工程の制御処理を終了してステップS15の排気行程に進む。これに対して設定条件に比べてその温度が低かったり(つまり、T<Ts)、その時間が短かかったり(つまりt<ts)して、設定条件を満たさない場合には、ステップS13の処理に戻り、設定条件を満たすまでステップS13とS14の滅菌工程を継続する。
このようにして、滅菌工程が終了してステップS15の排気工程において制御部88は、チャンバ81の内部の水蒸気と外気の置換を行う。この排気工程が終了後、ステップS16において制御部88は、滅菌が適切に行われた旨のメッセージや図記号をオートクレーブ装置80の表示部89bに表示してオートクレーブ滅菌の全工程が完了する。この際、温度と時間の履歴を示すグラフやデータをオートクレーブ装置80の表示部89bに表示したり、記録しても良い。
以上の第2のモードによれば、オートクレーブ滅菌工程中に、予め設定された条件で内視鏡2のコールドスポットが確実に滅菌されているか否かをリアルタイムで判断しながら、オートクレーブ滅菌装置80による環境を制御できるため、滅菌工程が不十分になったり、過剰に行われることを有効に防止できる。
従って、この第2のモードによれば、温度センサ63が各内視鏡2のコールドスポット近傍に配置してあれば、内視鏡2の挿入部の径が異なるような場合にも、オートクレーブ滅菌を必要かつ十分に行うことができる。換言すると、オートクレーブ滅菌を確実に、しかも適切に行える。従って、過剰なオートクレーブ滅菌による寿命の低下を防止できると共に、滅菌が不十分なために再度オートクレーブ滅菌を行わなければならなくなる手間を軽減でき、非常に有効となる。
なお、滅菌対象物として内視鏡2の場合で説明したが、温度センサを設けた内視鏡周辺具としての処置具類の場合に適用することもできる。
なお、本実施例において、上述したように温度センサ63と共に、或いはその代わりに湿度センサや圧力センサを用いたり、これらのセンサを組み合わせる構成としても良い。湿度センサや圧力センサを用いた湯合、これらの情報をモニタリングしながら排気工程を制御することにより、内視鏡2をより確実に乾燥させることができる。
また、オートクレーブ滅菌終了後、内視鏡2の温度が常温に戻っても内視鏡2の内圧が負圧のままになっていることを圧力センサが検知した場合、内視鏡2の逆止弁を開放するように告知したり、直接逆止弁を制御して、内視鏡2の負圧を開放することにより、内視鏡2の劣化を防止するようにしても良い。
なお、オートクレーブ滅菌装置80の制御部88は、内視鏡用接続部90を介して温度センサ63により検出される温度情報を有線で取り込むようにしているが、赤外線や、電波等の温度情報を無線で取り込むように入力部を形成しても良い。
なお、図5を参照して本実施例のオートクレーブ滅菌装置80の構成を説明したが、図5に示すオートクレーブ滅菌装置80と共に、オートクレーブ滅菌される内視鏡2等を含めたシステム構成にしても良い。
なお、上述した第1のモードでは、オートクレーブ滅菌を終了した内視鏡2を、ビデオプロセッサ5に接続することにより、その内視鏡2が適切にオートクレーブ滅菌されたか否かを判定して、その結果を表示等で告知すると説明した。この場合内視鏡2をオートクレーブ滅菌装置80に接続して、オートクレーブ滅菌装置80により、その内視鏡2が所定の環境条件を満たしてオートクレーブ滅菌されたか否かを判定して、その結果を表示等で告知するようにしても良い。
ところで、従来より、内視鏡の滅菌、洗滌や消毒に関する情報の判別を外部から迅速かつ容易に行うことが嘱望されている。このような要請に対して、内視鏡の収納ケースにディスポーザブルの滅菌性指標を同梱し、滅菌が確実に実施されたかを判別することが広く行われている。
しかしながら、内視鏡が収納ケースから取り出された状態で使用現場に設置されている場合、その内視鏡が滅菌されたものかどうかを外見から判断するのは困難であった。そこで、内視鏡の滅菌状態が確実、容易に識別できる内視鏡の提供が望まれる。これを達成するために図10及び図11のような構成にしても良い。
図10及び図11は、変形例の内視鏡91を示す。図10は本変形例の内視鏡91の外観図である。
図10に示すようにこの内視鏡91は、図1で示した内視鏡2と同様に挿入部7、操作部8、ユニバーサルコード9、コネクタ10とを有する。本内視鏡91においては、コネクタ10には、例えば一体的に信号ケーブル4の一端が取り付けられ、その他端に図示しないビデオプロセッサに接続される電気コネクタ部92が設けてある。
また、本内視鏡91においても、挿入部7における処置具チャンネルの両端から等距離のコールドスポットに対応する位置に温度センサ63が配置されている。また、本内視鏡91においては、先端部17内、つまり固体撮像素子の近傍にも第2の温度センサ63bを設けている。
この第2の温度センサ63bにより検出される温度情報を図示しないビデオプロセッサ内の制御部は、固体撮像素子により撮像を行っている内視鏡検査中において、定期的にモニタすることができるようにしている。そして、上述したように、この第2の温度センサ63bの検出された温度情報により、固体撮像素子の異常を判定する。そして、異常と判定した場合、ビデオプロセッサは、固体撮像素子の駆動を停止すると共に、モニタに異常の発生や点検を促す表示を行う。
この電気コネクタ部92の先端に設けた電気接点部93(符号Cで示す部分)の拡大図を図11に示す。図11(A)は本変形例の場合における電気接点部93であり、比較のため図11(B)において従来例における電気接点部93′を示す。
図11(B)の従来例における電気接点部93′には、複数の金属端子94が設けられ、図示しないビデオプロセッサと接続すると、全ての金属端子94を通して内視鏡とビデオプロセッサに接続される。
これに対して、図11(A)に示す本変形例における電気接点部93では、一部の金属端子95を含む電気接点部96が、この電気接点部93に着脱自在の構成で電気コネクタ部92が形成されている。
この電気接点部96の外表面に化学的滅菌性指標(CI)97が貼り付けられている。電気接点部96の金属端子95の反対側には第2の金属端子98が設けられ、内視鏡91の電気コネクタ部92に設けられた端子99と着脱自在に接続できるようになっていて、電気接点部96を介して、内視鏡91とビデオプロセッサとが電気的、機械的に接続される。
以上の構成の内視鏡91を滅菌する際は、前記電気接点部96を電気コネクタ部92に接続した状態で滅菌を行う。これによって、電気接点部96に貼り付けられた化学的滅菌性指標97を確認すれば、内視鏡91が滅菌されているかどうかを容易に判別することが可能となる。
電気接点部96が取り付けられていない内視鏡91は、ビデオプロセッサとの電気的、機械的接続が不完全となり、使用することができないため、滅菌されたかどうかを確実に判断することができる。
なお、本発明は以上述べた実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施が可能となる。
[付記]
0.前記入力部は、前記内視鏡に設けられた電気コネクタと着脱自在に接続される内視鏡用接続部である請求項1に記載のオートクレーブ滅菌装置。
1.内視鏡の挿入部内に設けられ、周囲の環境状態を検出するセンサ手段、
前記センサ手段が検出した情報を記憶する記憶手段を有する内視鏡と、
前記内視鏡のセンサ手段が検出した情報に基づき、前記内視鏡が所定の環境に置かれたか否かを判定する判定部と、
その判定結果を告知する告知手段と、
を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
2.内視鏡をオートクレーブ滅菌するオートクレーブ滅菌装置において、
内視鏡の挿入部内に設けられ、周囲の環境状態を検出するセンサ手段、
前記センサ手段が検出した情報を記憶する記憶手段を有する内視鏡と、
前記内視鏡のセンサ手段が検出した情報に基づいて前記内視鏡が所定の環境条件を満たすようにオートクレーブ滅菌装置によるオートクレーブ滅菌の環境状態を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とするオートクレーブ滅菌装置。
3.前記所定の環境が高温高圧蒸気滅菌であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
4.前記センサ手段が、温度センサであることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置、又は付記項2に記載のオートクレーブ装置。
5.前記判定部又は制御手段が、複数のセンサ手段からの情報に基づいて判定又は制御を行うことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置、又は付記項2に記載のオートクレーブ装置。
6.前記複数のセンサ手段のうち、少なくとも1つが圧力センサであることを特徴とする付記項5に記載の内視鏡装置。
7.前記判定部又は制御手段が、同一の情報を検出する複数のセンサ手段からの情報に基づき判定又は制御を行うことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置、又は付記項2に記載のオートクレーブ装置。
8.前記記憶手段と、前記判定部又は前記制御手段との情報の授受を、非接触式の通信手段により行うことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置、又は付記項2に記載のオートクレーブ装置。
9.前記センサ手段を、内視鏡の挿入部内に設けられた処置具チャンネルの中央部の近傍に配設したことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
10.前記センサ手段を、内視鏡の挿入部先端付近に設けられた固体撮像素子の近傍に配設したことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
11.前記センサ手段が周囲の環境の異常を検知した湯合に、前記固体撮像素子の駆動を停止すると共に、異常が発生したことを告知することを特徴とする付記項10に記載の内視鏡装置。
12.ビデオプロセッサに接続される複数の電気接点を有する電気コネクタと、
前記電気コネクタに着脱自在に接続され、前記電気接点の一部を構成する接点部材と、
前記接点部材の表面上に滅菌性指標を設けたことを特徴とする内視鏡。
13.前記滅菌性指標が、化学的な滅菌性指標であることを特徴とする付記項12に記載の内視鏡。
14.オートクレーブ滅菌を行うオートクレーブ滅菌装置において、
第1の内視鏡の挿入部内に配置され、オートクレーブ滅菌を行う環境状態を検出するセンサ手段の情報により、前記第1の内視鏡が所定の環境条件を満たしてオートクレーブ滅菌が行われるように前記オートクレーブ滅菌装置におけるオートクレーブ滅菌の環境状態を制御する第1のオートクレーブ滅菌モードと、
前記センサ手段と共に、さらにその情報を記憶する記憶手段とを内蔵した第2の内視鏡に対しては、オートクレーブ滅菌を行なった際の前記センサ手段で検出したオートクレーブ滅菌の環境状態の情報を前記記憶手段に記憶する第2のオートクレーブ滅菌モードと、 を選択可能に設けたことを特徴とするオートクレーブ滅菌装置。
体腔内等に挿入されて内視鏡検査を行う内視鏡の挿入部内における特定の位置に配置された温度センサ等のセンサ手段により検出される情報を用いてオートクレーブ滅菌工程における温度等を制御して、オートクレーブ滅菌に必要な設定条件を満たすようにする。
実施例1に係る内視鏡装置の全体構成を示す外観図。 内視鏡の挿入部先端側の構成を示す断面図。 内視鏡の挿入部基端側及び操作部の構成を示す断面図。 内視鏡装置の内部構成を示す構成図。 オートクレーブ滅菌装置の構成を示す構成図。 第1のモードにおける動作を説明するフローチャート。 オートクレーブ滅菌工程における内視鏡の温度変化の様子を示す図。 オートクレーブ滅菌工程の環境下での温度等の環境パラメータの変化の様子を示す図。 第2のモードでオートクレーブ滅菌の処理工程を示すフローチャート。 変形例の内視鏡の外観図。 図10の内視鏡における電気接点部の構造を従来例とともに示す拡大図。
符号の説明
1…内視鏡装置
2…内視鏡
5…ビデオプロセッサ
6…モニタ
7…挿入部
10…コネクタ
11…電気コネクタ部
18…処置具チャンネル
62…固体撮像素子
63…温度センサ
64…データ記憶部
65…バッテリ
71…信号処理部
72…制御部
80…オートクレーブ滅菌装置
81…チャンバ
83…吸気制御弁
86…排気制御弁
88…制御部
89a…設定部
89b…表示部
90…内視鏡用接続部

Claims (4)

  1. 内視鏡を収納して、オートクレーブ滅菌を行うオートクレーブ滅菌装置において、
    内視鏡の挿入部内に配置され、周囲の環境を検出するセンサ手段により検出される情報を取り込む入力部と、
    前記入力部を介して前記センサ手段により検出された情報に基づいて、前記内視鏡が所定の環境条件を満たして行われるように前記オートクレーブ滅菌装置におけるオートクレーブ滅菌する環境を制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とするオートクレーブ滅菌装置。
  2. さらに前記内視鏡は前記センサ手段が検知した情報を記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記内視鏡が前記所定の環境条件を満たしてオートクレーブ滅菌が行われたか否かを判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載のオートクレーブ滅菌装置。
  3. 前記センサ手段を前記挿入部に挿通された処置具チャンネルの両開口端間の中央部近傍となる挿入部内に配置した内視鏡を有する請求項1に記載のオートクレーブ滅菌装置。
  4. 内視鏡若しくは処置具類からなる滅菌対象物が滅菌工程中に予め決められた所定温度に達している時間を示す実測時間と、前記滅菌対象物が滅菌工程中に前記所定温度に達っすべき時間として予め定められた設定時間とを比較し、前記実測時間が設定時間より小さい場合に、少なくとも当該設定時間と実測時間の差分時間の間、前記滅菌対象物が前記所定温度に達するよう滅菌工程を制御する制御部を備えることを特徴とするオートクレーブ滅菌装置。
JP2005363694A 2005-12-16 2005-12-16 オートクレーブ滅菌装置 Pending JP2007159990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363694A JP2007159990A (ja) 2005-12-16 2005-12-16 オートクレーブ滅菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005363694A JP2007159990A (ja) 2005-12-16 2005-12-16 オートクレーブ滅菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007159990A true JP2007159990A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38243551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005363694A Pending JP2007159990A (ja) 2005-12-16 2005-12-16 オートクレーブ滅菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007159990A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107998413A (zh) * 2017-11-23 2018-05-08 广州市首试科技有限公司 一种基于智能家电的两用智能消毒柜
JP2019208838A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 オリンパス株式会社 内視鏡システム、内視鏡装置及び情報表示方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107998413A (zh) * 2017-11-23 2018-05-08 广州市首试科技有限公司 一种基于智能家电的两用智能消毒柜
JP2019208838A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 オリンパス株式会社 内視鏡システム、内視鏡装置及び情報表示方法
JP7098423B2 (ja) 2018-06-04 2022-07-11 オリンパス株式会社 内視鏡システム、内視鏡装置及び情報表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3854045B2 (ja) 内視鏡
US20130096375A1 (en) Humidity detecting method and device for endoscope, and endoscope apparatus
EP1550465B1 (en) Sterilizer and sterilizing method
JP3905320B2 (ja) 内視鏡用高温高圧蒸気滅菌容器及び内視鏡洗滌滅菌システム
JP5309147B2 (ja) センサーガイドワイヤ用の着脱自在なエネルギー源
US10588490B2 (en) Hand-operated endoscope for medical purposes
US11253140B2 (en) Apparatus and method for monitoring differential pressure
JP2001198086A (ja) 医療機器用コネクター装置
CN110799079B (zh) 内窥镜和泄漏测试的通知方法
WO2006068179A1 (ja) 医療機器及び医療機器用処理計数装置
JP2007159990A (ja) オートクレーブ滅菌装置
JP2009207728A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP2002306412A (ja) 内視鏡冷却装置
JP4422501B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡システム
JP3811339B2 (ja) 内視鏡システム
JPH05337081A (ja) 内視鏡滅菌用ケース
JP4681769B2 (ja) 医療機器
JP2004105747A (ja) 内視鏡装置
JP2007244403A (ja) オートクレーブ滅菌回数を把握可能な内視鏡
JP4472280B2 (ja) 内視鏡の高温高圧蒸気滅菌処理方法
JP2007244794A (ja) 内視鏡
JP2004081874A (ja) 内視鏡装置
JP5762244B2 (ja) 内視鏡装置
JP2007151789A (ja) 内視鏡装置
JP2008061908A (ja) 内視鏡、内視鏡管理システム