JP2007242275A - 紙送り検知装置 - Google Patents

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山本 岳
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Abstract

【課題】騒音の発生が抑制され、かつ、部品点数の削減が図られる紙送り検知装置を提供する。
【解決手段】紙送り検知部1は、用紙に接触する接触子3と接触子の動きを検知する光学センサ本体部7を備えている。接触子3は支持体部9に軸支された軸5に回動可能に支持されている。接触子3の一端側には、用紙に接触する接触部3aが設けられ、軸5を挟んで接触部3aと反対側には遮光部3bが設けられている。接触子3と支持体部9との間には、接触子3の接触部3a側の部分が支持体部9のストッパ14に接触するように接触子3を付勢する機能と、用紙が送られた後に接触子3がもとの位置へ戻される際の衝撃を和らげる機能とを備えた板状ゴム11が配設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は紙送り検知装置に関し、特に、紙に直接接触することによって紙が送られたことを検知する紙送り検知装置に関するものである。
プリンタ装置に代表される印字装置等では、給紙される用紙や印刷された用紙が搬送機構によって搬送されていることを検知するために紙送り検知装置が取り付けられている。そのような、紙送り検知装置の一例として、特許文献1に開示された紙送り検知装置について説明する。
図13に示すように、紙送り検知装置101では、ハウジング109に設けられたブラケット104に用紙検知片103の基部となる支軸部105が回動可能に取付けられている。また、ハウジング109にはスイッチセンサ107が取付けられている。スイッチセンサ107は光スイッチと遮光レバーとによって構成される。支軸部105には、用紙検知片103を矢印140に示す方向に付勢するためのねじりコイルバネ111が装着されている。用紙が搬送されていない状態では、ねじりコイルバネ111の付勢力によって、用紙検知片103は実線に示すように、用紙が搬送される経路を紙面120と交差する態様で横切るように位置する(第1の位置)。
一方、用紙が搬送されている状態では、図14に示すように、搬送される用紙(矢印145)によって用紙検知片103はねじりコイルバネ111の付勢力に抗して支軸部105の回りに矢印141に示す向きに回動して、実線に示すように倒れた状態になる(第2の位置)。用紙検知片103が第1の位置では、スイッチセンサ107の遮光レバーが光を遮る位置に位置する。一方、用紙検知片103が第2の位置では、遮光レバーは光を遮らない位置に位置する。こうして、光が遮られているか否かをスイッチセンサ107で検知することで用紙が送られていることが検知される。従来の紙送り検知装置101は上記のように構成される。
登録実用新案第3096518号公報
しかしながら、従来の紙送り検知装置101では以下のような問題点があった。上述したように、用紙検知片103は支軸部105の回りにねじりコイルバネ111によって常に第1の位置になるように付勢されている。そのため、図14に示すように、用紙が搬送された後では、用紙検知片103はその付勢力によって矢印142に示すように第2の位置から第1の位置に戻され、このとき、用紙検知片103の突出部分103aがハウジング109に設けられた当たり面114に突き当たって音が発生するという問題があった。
特に、この音は、搬送機構のモータが発する音と比べると振動数が比較的高く、また、用紙が連続して搬送される場合には、この音もその搬送に合わせて連続して発生するため、耳障りな騒音となることがあった。
また、用紙検知片103を第1の位置になるように支軸部105の回りに付勢するために、付加的なねじりコイルバネ111が必要とされ、このようなねじりコイルバネ111を装着するのに手間を要するという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、騒音の発生が抑制され、かつ、部品点数の削減が図られる紙送り検知装置を提供することである。
本発明に係る紙送り検知装置は、紙が送られたことを検知するための紙送り検知装置であって、所定の軸部と支持体部と接触子と板状ゴムとセンサ本体部とを含んでいる。支持体部は軸部を軸支する。接触子は、軸部に回動可能に取り付けられ、紙送りが行われていない状態では第1の位置に位置し、紙送りが行われている状態では送られる紙が接触して軸部の回りに回動することにより第1の位置とは異なる第2の位置に位置する。板状ゴムは紙送りが行われた後に第2の位置から第1の位置へ接触子を戻すように付勢するとともに、第2の位置から第1の位置に接触子が戻されるときの衝撃を和らげる。センサ本体部は、所定の光を発する発光部および発光部と間隔を隔てて配設されて発光部から発せられる光を受光する受光部を含んでいる。接触子は、接触部と遮光部とを備えている。接触部は紙の搬送経路を紙面と交差する態様で横切るように軸部から延在して紙に接触する。遮光部は軸部を挟んで接触部とは反対側に位置し、第1の位置では発光部から発せられる光を遮り、第2の位置では発光部から発せられる光を遮らない。板状ゴムは第1帯状部と第2帯状部と含んでいる。第1帯状部と第2帯状部とは帯状に延在し、第2帯状部は、第1帯状部における帯状に延在する途中の部分から第1帯状部の帯状面と交差する態様で帯状に延在する。その第1帯状部と第2帯状部とは、帯状に伸びる第1帯状部の一端側と他端側とが接触子にそれぞれ固定されるとともに、接触子に固定される第1帯状部に対して第2の位置から第1の位置へ向けて接触子を付勢する態様で第2帯状部の端部が支持体部に固定されている。
この構成によれば、第1帯状部と第2帯状部とからなる板状ゴムを用いて、第1帯状部を接触子に固定する一方、その第1帯状部から延在する第2帯状部の端部を、接触子が第2の位置から第1の位置に付勢されるように支持体部に固定されている。これにより、用紙が搬送された後に、板状ゴムの付勢力によって接触子が第2の位置から第1の位置に戻されるとともに、接触子の接触部側の部分が支持体部に衝突する際の衝撃が板状ゴムによって和らげられることになる。その結果、接触子が支持体部に衝突する際の衝撃音を抑制することができ、また、その衝撃音の振動数を下げて耳障りな騒音を低減することができる。しかも、そのような衝撃を和らげる板状ゴムによって接触子を付勢することができて、接触子を付勢するための、たとえばねじりコイルバネのような付加的な部品が必要となくなり、部品点数の削減を図ることができる。
本発明に係る他の紙送り検知装置は、紙が送られたことを検知するための紙送り検知装置であって、接触子とセンサ本体部と弾性部材とを備えている。接触子は、所定の軸部に回動可能に取り付けられ、紙送りが行われていない状態では第1の位置に位置し、紙送りが行われている状態では送られる紙が接触して回動することにより第1の位置とは異なる第2の位置に位置する。センサ本体部は、接触子の第1の位置および第2の位置に基づいて、紙送りを検知する。弾性部材は、一体的に形成されて、紙送りが行われた後に第2の位置から第1の位置へ接触子を戻すように付勢する機能および第2の位置から第1の位置に接触子が戻されるときの衝撃を和らげる機能を有している。
この構成によれば、一体的に形成された弾性部材によって接触子が付勢され、かつ、用紙が搬送された後にその付勢力によって接触子が戻される際の衝撃が和らげられることになる。その結果、接触子が戻される際の衝撃音を抑制することができ、また、その衝撃音の振動数を下げて耳障りな騒音を低減することができる。しかも、そのような衝撃を和らげる弾性部材によって接触子を付勢することができて、接触子を付勢するための、たとえばねじりコイルバネのような付加的な部品が必要となくなり、部品点数の削減を図ることができる。
具体的には、軸部を軸支する支持体部を含み、弾性部材は、帯状に延在する第1帯状部と、その第1帯状部における帯状に延在する途中の部分から第1帯状部の帯状面と交差する態様で帯状に延在する第2帯状部とを含み、第1帯状部と第2帯状部とは、帯状に延びる第1帯状部の一端側と他端側とが接触子にそれぞれ固定されるとともに、接触子に固定される第1帯状部に対して第2の位置から第1の位置へ向けて接触子を付勢する態様で第2帯状部の端部が支持体部に固定されていることが好ましい。
これにより、弾性部材として第1帯状部と第2帯状部とを含む比較的簡単な構造でもって付勢力と衝撃緩和の機能をもたせることができる。
また、弾性部材は1枚の帯状体からなり、帯状に延びる帯状体の一端側が接触子における軸部に対して紙に接触する側に固定され、帯状体の他端側が支持体部に固定されていてもよい。
この場合には、弾性部材として1枚の帯状体からなる簡単な構造でもって付勢力と衝撃緩和の機能をもたせることができる。
その弾性部材の材質としては、具体的には劣化しにくいゴムが好ましい。
紙の搬送に伴って接触子を第1の位置から第2の位置へ動かすために、接触子は、紙の搬送経路を紙面と交差する態様で横切るように軸部から延在して紙に接触する接触部を含むことが好ましい。
本発明の実施の形態に係る紙送り検知装置として、レーザプリンタ装置に適用される紙送り検知装置(紙送り検知部)を例に挙げて説明する。まず、図1に示すように、レーザプリンタ装置20では、筐体21内には、所定の用紙に画像を印刷するためのトナーを転写する感光体22が配設されている。その感光体22に向けて、所定の画像信号に基づいてレーザ光線を照射するレーザスキャニングユニット24が配設されている。
また、感光体22と対向するようにトナーを供給するカートリッジ23が配設されている。感光体21の上方には、用紙に転写されたトナーを定着するための定着ユニット25が配設されている。筐体21の前面側下部には、用紙を給紙する給紙口26が設けられ、筐体21の上面部分には、画像等の印刷が行われた用紙を排紙する排紙口27が設けられている。
そして、紙送り検知装置は、このレーザプリンタ装置20では、紙送り検知部1として定着ユニット25から送り出される用紙を検知するために定着ユニット25の用紙排出側に設けられている。その紙送り検知部1では、図2に示すように、定着ユニット25から用紙30が送り出されると、後述するように、所定の付勢力によって付勢されている接触子がその付勢力に抗して回動し、用紙が送り出された後にはその付勢力によって接触子が再びもとの位置に戻され、この接触子の回動を光学センサ本体部が検知することによって紙送りが検知されることになる。
次に、その紙送り検知部1の構造について詳しく説明する。図3に示すように、紙送り検知部1は、送られる用紙に接触して回動する接触子3とその接触子の動き(回動)を検知する光学センサ本体部7を備えて構成される。光学センサ本体部7は、発光部7aと受光部7bを含み、発光部7aは受光部7bへ向けて所定の光を発光する。受光部7bは、発光部7aと間隔を隔てて配設されて発光部7aから発せられる光を受光する。
接触子3は筐体の支持体部9に軸支された軸5に回動可能に支持されている。接触子3の一端側には、送られる用紙に接触する接触部3aが設けられている。軸5を挟んでその接触部3aと反対側には遮光部3bが設けられている。後述するように、用紙が送られていない第1の位置では、遮光部3bは発光部7aと受光部7bとの間に位置して、発光部7aから発せられる光を遮り、用紙が送られている第2の位置では、発光部7aから発せられる光を遮らない位置に位置することになる。
そして、この紙送り検知部1では、接触子3の接触部3a側の部分が支持体部9のストッパ14に接触するように矢印40に示す向きに接触子3を付勢するとともに、用紙が送られた後に接触子3が第2の位置から第1の位置へ戻される際の衝撃を和らげるために、接触子3と支持体部9との間に板状ゴム11が配設されている。図4に示すように、板状ゴム11は、それぞれ帯状に延在する第1帯状部11aと第2帯状部11bとから構成されている。第2帯状部11bは、その第1帯状部11aにおける帯状に延在する途中の部分から第1帯状部11aの帯状面と交差する態様で一方の端部の側(斜め下方)に向かって帯状に延在する。
その板状ゴム11における帯状に延びる第1帯状部の一端部12aが接触子3の接触部3a側の部分に固定され、他端部12bが遮光部3b側の部分に固定されている。そして、第1帯状部11aの途中から一端部12aの側の斜め下方に向かって延在する第2帯状部11bでは、矢印43に示すように、その端部13は他端部12bの側の下方に向かって曲げられて支持体部9に固定されている。一端部12aの側の斜め下方に向かって延在する第2帯状部11bの端部13を他端部12bの側の斜め下方に向かうように第2帯状部11bを曲げることによって、第2帯状部11bの端部13が第1帯状部11aの一端部12aの側に戻ろうとする力が作用し、これが付勢力として接触子3に及ぼすことになる。
次に、上述した紙送り検知部1を備えたレーザプリンタ装置20による一連の印刷処理と、その印刷処理における紙送り検知部1の動作について説明する。まず、図1に示すように、レーザプリンタ装置20の給紙口26から給紙された用紙30は感光体22へ送られる。感光体22には、レーザスキャニングユニット24により画像信号に基づいた所定のレーザ光線が照射され、用紙30が感光体22を通過する際に、そのレーザ光線の照射に基づいて用紙30にトナーが転写される。
トナーが転写された用紙30は定着ユニット25へ送られる。定着ユニット25では、約200℃程度の温度にてトナーを用紙30に定着させる処理が施される。定着処理が完了した用紙30は定着ユニット25から送り出されて排紙口27から排紙される。このようにして、レーザプリンタ装置20による用紙30への一連の印刷処理が完了する。
次に、この一連の印刷処理において、紙送り検知部1の動作について説明する。まず、用紙が送られていない状態では、図3に示すように、接触子3は板状ゴム11の付勢力によって付勢されて、接触子3の接触部3a側の部分が支持体部9のストッパ14に接触している状態(第1の位置)にある。また、この状態では、接触子3の遮光部3bは発光部7aから発せられる光を遮蔽して、発光部7aから発せられる光が受光部7bよって受光されない状態にある。
次に、図5に示すように、画像等が印刷されて定着処理が施された用紙30が矢印45に示すように定着ユニット25(図1、図2参照)から送り出されようとすると、送り出される用紙30が接触子3の接触部3aに接触して接触部3aを押し上げ、板状ゴム11の付勢力に抗して接触子3が矢印41に示す向きに回動する。この接触子3の回動に伴って、接触子3の遮光部3bは下方に下がり、発光部7aから発せられる光が受光部7bによって受光される状態になる。この状態(第2の位置)は、接触子3が用紙30に接触している間保持される。
そして、用紙30が搬送されて用紙30の後側端部が接触子3を離れると、図6に示すように、接触子3は板状ゴム11の付勢力によって矢印42に示す向きに回動して、接触子3の接触部3a側の部分がストッパ14に当たり第1の位置に戻される。こうして接触子3が第1の位置に戻されると、遮光部3bが発光部7aから発せられる光を遮る状態になる。
紙送り検知部1では、用紙30の搬送に伴って接触子3を回動させ、その接触子3の状態(位置)を、接触子3の遮光部3bが発光部7aから発せられる光を遮る状態(第1の位置)にあるのか、光を遮らない状態(第2の位置)にあるのかを光学センサ本体部7によって把握することで、用紙30が搬送されていることが検知される。
上述したレーザプリンタ装置20の紙送り検知部1では、第1帯状部11aと第2帯状部11bとからなる板状ゴム11を用いて、第1帯状部11aを接触子3に固定する一方、その第1帯状部11aから延在する第2帯状部11bの端部を、接触子3がストッパ14に接触する態様で付勢されるように支持体部9に固定されている。
これにより、用紙30が搬送された後に、板状ゴム11の付勢力によって接触子3が第2の位置から第1の位置に戻されて、接触子3の接触部3a側の部分がストッパ14に衝突する際の衝撃が板状ゴム11によって和らげられることになる。その結果、接触子3がストッパ14に衝突する際の衝撃音を抑制することができ、また、その衝撃音の振動数を下げて耳障りな騒音を低減することができる。しかも、そのような衝撃を和らげる板状ゴム11によって接触子3を付勢することができて、そのような付勢力をもたせるために、たとえばねじりコイルバネのような付加的な部品が必要となくなり、部品点数の削減を図ることができる。
変形例
前述した紙送り検知部では、板状ゴムとして第1帯状部と第2帯状部とを有する板状ゴムを例に挙げて説明した。ここでは、1枚の帯状の板状ゴムを例に挙げて説明する。すなわち、図7に示すように、接触子3と支持体部9との間に板状ゴム11が配設されている。図8に示すように、その板状ゴム11は1枚の帯状とされ、図9に示すように、板状ゴム11の一端部12aが接触子3の接触部3aの側に固定され、他端部12bが支持体部9の側に固定されている。この1枚の帯状の板状ゴム11では、曲げられた板状ゴムが元の真っ直ぐな状態に戻ろうする力を接触子3の付勢力として利用する。
また、接触子3には、軸5の回りに接触子3が滑らかに回動するように、軸5の下方近傍の遮光部3b側の端部において、軸5の軸心を中心とする円弧部分3cが設けられている。なお、これ以外の構成については上述した紙送り検知部1の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付しその説明を省略する。
次に、上述した紙送り検知装置の動作について説明するが、この紙送り検知部1の動作も前述した紙送り検知部の動作と同様なので、ここでは、主に接触子3の接触部3a側部分の動作を中心に説明する。まず、用紙が送られていない状態では、図7に示すように、接触子3は支持体部9のストッパ14に板状ゴム11を介在させて接触している状態(第1の位置)にある。
次に、図10および図11に示すように、用紙30が矢印45に示すように定着ユニットから送り出されようとすると、送り出される用紙30が接触子3の接触部3aに接触して接触部3aを押し上げて、板状ゴム11の付勢力に抗して接触子3が矢印41に示す向きに回動する(第2の位置)。
そして、用紙30が搬送されて用紙30の後側端部が接触子3を離れると、図12に示すように、接触子3は、曲げられた板状ゴム11が元の真っ直ぐな状態に戻ろうする力によって、矢印42に示す向きに回動してストッパ14に当たり、接触子3は第1の位置に戻される。
上述したレーザプリンタ装置20の紙送り検知部1では、1枚の帯状の板状ゴムの一端部が接触子3の接触部3aの側に固定され、他端部が支持体部9に固定されている。これにより、用紙30が搬送された後に、板状ゴム11の付勢力によって接触子3が第2の位置から第1の位置に戻されて、接触子3の接触部3a側の部分がストッパ14に衝突する際の衝撃が板状ゴム11によって和らげられることになる。
その結果、接触子3がストッパ14に衝突する際の衝撃音を抑制することができ、また、その衝撃音の振動数を下げて耳障りな騒音を低減することができる。しかも、そのような衝撃を和らげる板状ゴム11によって接触子3を付勢することによって、そのような付勢力をもたせるための、たとえばねじりコイルバネのような付加的な部品が必要となくなり、部品点数の削減を図ることができる。
なお、上述した紙送り検知部1における接触子3を付勢する機能と衝撃を和らげる機能の双方を有する弾性部材として板状ゴムを例に挙げて説明したが、弾性部材としてはこの機能を有するものであれば、板状ゴムに限られず、たとえば比較的薄い樹脂なども適用することが可能である。
また、紙送り検知装置として、レーザプリンタ装置に適用される紙送り検知部を例に挙げて説明したが、この紙送り検知装置はレーザプリンタ装置に限られず、たとえばインクジェットプリンタ装置等の他の形態のプリンタ装置にも適用することが可能である。また、この紙送り検知装置は、プリンタ装置に限られず、ファクシミリ装置やコピー装置等の用紙を搬送する機構を備えた装置にも幅広く適用することが可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る紙送り検知装置が適用されるレーザプリンタ装置を示す分解斜視図である。 同実施の形態において、図1に示すレーザプリンタ装置において用紙が送られる様子を示す分解斜視図である。 同実施の形態において、図1に示すレーザプリンタ装置に適用される紙送り検知部を示す部分拡大斜視図である。 同実施の形態において、図3に示す紙送り検知部に適用される板状ゴムを示す拡大斜視図である。 同実施の形態において、図3に示す紙送り検知部の動作を説明するための第1の部分拡大斜視図である。 同実施の形態において、図3に示す紙送り検知部の動作を説明するための第2の部分拡大斜視図である。 同実施の形態において、変形例に係る紙送り検知部を示す部分拡大斜視図である。 同実施の形態において、図7に示す紙送り検知部に適用される板状ゴムを示す拡大斜視図である。 同実施の形態において、図7に示す紙送り検知部の側面図である。 同実施の形態において、図7に示す紙送り検知部の動作を説明するための第1の部分拡大斜視図である。 同実施の形態において、図10に示す状態における紙送り検知部の側面図である。 同実施の形態において、図7に示す紙送り検知部の動作を説明するための第2の部分拡大斜視図である。 従来の紙送り検知装置を示す第1の部分拡大側面図である。 従来の紙送り検知装置を示す第2の部分拡大側面図である。
符号の説明
1 紙送り検知部、3 接触子、3a 接触部、3b 遮光部、5 軸、7 光学センサ本体部、7a 発光部、7b 受光部、9 支持体部、11 板状ゴム、11a 第1帯状部、11b 第2帯状部、14 ストッパ、20 レーザプリンタ装置、21 筐体、22 感光体、23 カートリッジ、24 レーザスキャニングユニット、25 定着ユニット、26 給紙口、27 排紙口、30 用紙。

Claims (6)

  1. 紙が送られたことを検知するための紙送り検知装置であって、
    所定の軸部と
    前記軸部を軸支する支持体部と、
    前記軸部に回動可能に取り付けられ、紙送りが行われていない状態では第1の位置に位置し、紙送りが行われている状態では送られる紙が接触して前記軸部の回りに回動することにより前記第1の位置とは異なる第2の位置に位置する接触子と、
    紙送りが行われた後に前記第2の位置から前記第1の位置へ前記接触子を戻すように付勢するとともに、前記第2の位置から前記第1の位置に前記接触子が戻されるときの衝撃を和らげるための板状ゴムと、
    所定の光を発する発光部および前記発光部と間隔を隔てて配設されて前記発光部から発せられる光を受光する受光部を含むセンサ本体部と
    を含み、
    前記接触子は、
    紙の搬送経路を紙面と交差する態様で横切るように前記軸部から延在して紙に接触する接触部と、
    前記軸部を挟んで前記接触部とは反対側に位置し、前記第1の位置では前記発光部から発せられる光を遮り、前記第2の位置では前記発光部から発せられる光を遮らない遮光部と
    を備え、
    前記板状ゴムは、
    帯状に延在する第1帯状部と、
    前記第1帯状部における帯状に延在する途中の部分から前記第1帯状部の帯状面と交差する態様で帯状に延在する第2帯状部と
    を含み、
    前記第1帯状部と前記第2帯状部とは、帯状に延びる前記第1帯状部の一端側と他端側とが前記接触子にそれぞれ固定されるとともに、前記接触子に固定される前記第1帯状部に対して前記第2の位置から前記第1の位置へ向けて前記接触子を付勢する態様で前記第2帯状部の端部が前記支持体部に固定された、紙送り検知装置。
  2. 紙が送られたことを検知するための紙送り検知装置であって、
    所定の軸部に回動可能に取り付けられ、紙送りが行われていない状態では第1の位置に位置し、紙送りが行われている状態では送られる紙が接触して回動することにより前記第1の位置とは異なる第2の位置に位置する接触子と、
    前記接触子の前記第1の位置および前記第2の位置に基づいて、紙送りを検知するセンサ本体部と、
    一体的に形成されて、紙送りが行われた後に前記第2の位置から前記第1の位置へ前記接触子を戻すように付勢する機能および前記第2の位置から前記第1の位置に前記接触子が戻されるときの衝撃を和らげる機能を有する弾性部材と
    を備えた、紙送り検知装置。
  3. 前記軸部を軸支する支持体部を含み、
    前記弾性部材は、
    帯状に延在する第1帯状部と、
    前記第1帯状部における帯状に延在する途中の部分から前記第1帯状部の帯状面と交差する態様で帯状に延在する第2帯状部と
    を含み、
    前記第1帯状部と前記第2帯状部とは、帯状に延びる前記第1帯状部の一端側と他端側とが前記接触子にそれぞれ固定されるとともに、前記接触子に固定される前記第1帯状部に対して前記第2の位置から前記第1の位置へ向けて前記接触子を付勢する態様で前記第2帯状部の端部が前記支持体部に固定された、請求項2記載の紙送り検知装置。
  4. 前記弾性部材は1枚の帯状体からなり、
    帯状に延びる前記帯状体の一端側が前記接触子における前記軸部に対して紙に接触する側に固定され、前記帯状体の他端側が前記支持体部に固定された、請求項2記載の紙送り検知装置。
  5. 前記弾性部材はゴムを含む、請求項2〜4のいずれかに記載の紙送り検知装置。
  6. 前記接触子は、紙の搬送経路を紙面と交差する態様で横切るように前記軸部から延在して紙に接触する接触部を含む、請求項2〜5のいずれかに記載の紙送り検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010208801A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2011073852A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Sharp Corp 排紙装置および画像形成装置
CN102649515A (zh) * 2011-02-25 2012-08-29 佳能株式会社 片材检测设备和图像形成设备

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