JP2007240793A - 光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具 - Google Patents

光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具 Download PDF

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Abstract

【課題】 光路を曲げる光路変換を可能とする光路変換デバイス及び光配線によって光学的に接続される光伝送路を形成する光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具を提供する。
【解決手段】 光路変換デバイスの製造具1、2は入射された光を伝搬させて出射する機能を有し、その先端が傾斜面とされた光ピン形成体10を備え、光路変換デバイスの製造方法は光ピン形成体10を光学素子20近傍に当接させ、光感光性媒質に光を照射して光学素子20上に反射面55を有する光ピンを形成すると共に、光伝送デバイスの製造具3、4は底面部31に一対の凹部35、35を備えた支持部形成体30を備え、光伝送デバイスの製造方法は支持部形成体30の凹部35、35に充填された光感光性媒質に光を照射して凸状の一対の支持部61、61を形成し、これに光配線部材63を支持させる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具に関し、さらに詳しくは、VCSEL(面発光レーザ:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)やPD(Photo Diode)を始めとした光学素子と光学的に接続するための光路変換デバイス及び光信号の伝送を行う光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具に関する。
近年、IT(Information Technology:情報技術)の発達が急速に進んでおり、それに伴ってコンピュータを始めとした情報処理装置において扱われる情報データ量は爆発的に増加している。そのため、日々増え続ける大量の情報データを伝送する方式に新しい技術が求められている。しかし、現在の電気配線ではピンボトルネックやクロストーク、反射や雑音等により円滑な情報伝送が妨げられるという問題がある。
円滑な情報伝送を可能とする新しい技術として最も注目されているのが光信号と光配線を用いる光配線技術である。光信号伝送では隣接伝送路間で信号間の相互干渉が非常に少なく、高品質な通信を行なうことができるため大量の情報を高密度に伝送することができる。この光信号伝送は、実装されたVCSELを始めとする光源(発光素子)、PDを始めとする光検出器(受光素子)、そして、光信号を伝搬する光ファイバや光導波路等(光配線)によって行われる。
一般的に光学素子と光導波路又は光導波路と光導波路の結合の際に非常に精密な位置あわせ(調芯)が必要となる。これは、接触することで接続可能である電気配線と比較すると製造技術の難易度が高いといえる。また、実際上光導波路の曲げ等は行うことができないため、光伝送システム全体の設置容積を小さくするには光の伝播方向を変えるための光路変換が必要となる。特に、モバイル機器や装置内に配置される光電気混載基板(もしくは、光プリント基板)においては構成上、光学素子と光配線基板層の光導波路の間における光路変換の必要性がさらに高くなる。そのため、光信号を発光素子から受光素子まで伝搬する光伝送システムの容積を省スペース化するためには高度の光路変換技術の導入が欠かせない鍵となる。
ところで、調芯の複雑さを解決する手段の一つとして挙げられる技術としては自己形成光導波路による接続方法がある。自己形成光導波路は、図1に示すように、コア層103の周囲にクラッド層101を備えた光ファイバ100の一方側の端部であって自己形成光導波路を形成させたい側の端部近傍に光感光性媒質110を配置する(図1(a))。そして、光ファイバ100の反対側の端部から光を入射することによって光ファイバ100を介して光感光性媒質110に光を照射する。これにより、光が照射された部分の屈折率が上がると共に硬化する(図1(b))。そして、未硬化の光感光性媒質を除去することにより光ファイバ100の端部に自己形成光導波路120を形成することができる(例えば、特開2003−131063号公報、特開2003−131064号公報)。このようにして既設の光導波路を伝搬する光によって自己形成光導波路を形成させれば、既設の光導波路や光学素子と自己形成光導波路は無調芯での接続が可能となる。厳密な調芯の必要がなくなればその分コスト低下にもつながる。
一方、光配線において不可欠な技術である光路変換を可能にするためのものとして、光ファイバの先端を任意の形状に加工を施すことによって様々な光路変換機能を付加することを可能にする光ピンとして提案されている(T.Uchida and O.Mikami , “Optical surface mount technology” , IEICE Trans.on Electron. , E80C,pp.81-87,1997参照)。光ピンは、例えば、図2に示すように、円柱状の光ファイバ130の端部を45°にカットした形状を有している。そして、45°のカット面は反射面135として機能する。すなわち、図2における光ファイバ130の上部側の端部から入射された光はコア133内をクラッド131との境界面での全反射を繰り返しながら下側方向に進み、反射面135によって反射し、90°方向に光路変換されて図上右側方向から出射されるようになっている(特開2003−131081号公報)。しかし、これらの光デバイスを非常に小さく、短く作製すること、そして、高い精度を必要とする光接続部へ設置することは、非常に困難な作業となり、大きなコスト増加を招くことになる。
前述のように、光電気混載基板においては、その構成上、光学素子と光導波路を直交させる必要があるが、光配線において光路を変換することは電気配線の場合と比べて非常に困難である。つまり、高品質の光伝送を維持しつつ光軸を曲げるためには高度の光路変換技術が必要になる。しかし、これまでの光接続デバイスでは、省スペースを実現する大きさに形成すること及びそれを実装することが困難であった。従って、製造コストを低下させる素材や新たな製造方法による光デバイス接続方法が必要になる。そこで、本願出願人は、そのような光ピンを簡単且つ安価に設けることが可能な製造方法として、フォトマスクを45°に傾け、光学素子との間に塗布された光感光性媒質を光によって硬化させることによって45°の反射面を備えた光接続手段(光ピン)を製造する方法を提案した(特願2005−256142(図3参照))。ここで、図3における符号200は基板、210は光学素子、220はフォトマスク、221はガラス基板、225は開口部、230は直角プリズム、231は底辺部、240は光感光性媒質を示している。
特開2003−131063号公報 特開2003−131064号公報 特開2003−131081号公報 特願2005−256142号 (T.Uchida and O.Mikami , "Optical surface mount technology" , IEICE Trans.on Electron. ,E80C,pp.81-87,1997)
本願出願人が提案した上述の方法によれば、光学素子上に直接自己形成光導波路による光接続手段を容易に形成することができるので光学素子に対する正確な位置合わせや細かなハンドリング作業が一切不要となり、また、自己形成光導波路の端部に極めて簡単に精度の高い45°反射面を形成することができるという優れた技術を提供することができた。
しかし、45°の角度を有する直角プリズムの一面にフォトマスクを設けることとしたため直角プリズムの頂部を光学素子近傍に当接させるとフォトマスクの開口部から光学素子の表面までの距離が長くなり、短い光ピン、例えば、500μm以下の大きさの光ピンを形成することが難しかった。また、フォトマスクを用いた製造方法では、Mチャネル×Nチャネル(M=Nを含む)のような場合に、同じ大きさを持つ光路変換デバイスを所望の位置に設けることが困難であった。
そこで、本発明は、先に提案した光接続手段(光ピン)を備えた光デバイス及びその製造方法を上記の観点から改良し、光デバイス間の光接続において光軸を曲げる光路変換を可能とする短尺光ピン、短尺光ピンアレイ、プリズム等を有する光路変換デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、光ファイバ等の光配線部材によってそのような短尺光ピン、短尺光ピンアレイ、プリズム等と光学的に接続される光伝送路を形成するための光伝送デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、上記短尺光ピン、短尺光ピンアレイ、プリズム等を有する光路変換デバイス及びそれらと光学的に接続される光伝送路を形成するための光伝送デバイスを製造するための製造具を提供することを目的とする。
また、本発明は、面倒な調芯を行うことなく短尺光ピンアレイ、プリズム等と光学的に接続される光伝送路を形成することができ、さらに、Mチャネル×Nチャネルの光伝送路を形成することが可能な光接続デバイスの製造具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本発明は、発光素子又は受光素子等の光学素子上に、その先端部に所定の傾斜角を有する反射面によって光路の変換を行う光路変換手段を備えた光路変換デバイスの製造方法であって、入射された光を伝搬させて出射する機能を有し、その先端が所定の傾斜角を有する傾斜面とされた自己形成光導波路形成体の最先端部を光学素子近傍に当接させると共に、光学素子と自己形成光導波路形成体との間に塗布された光の照射によって硬化する光感光性媒質に自己形成光導波路形成体を介して光を照射することにより光学素子上に先端部に所定の傾斜角を有する反射面を備えた自己形成光導波路を形成することを特徴とする光路変換デバイスの製造方法を提供する。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の光路変換デバイスの製造方法において、自己形成光導波路形成体を所定の間隔を隔てて複数連設し、それによって多数の光学素子上に自己形成光導波路を形成するようにしたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、光ファイバ等の光配線部材によって構成される光伝送路を形成する光伝送デバイスの製造方法であって、光透過性の素材によって形成され、その底面部に所定の間隔を隔てて設けられた一対の凹部を備えた支持部形成体の底面部を基板等の取付面上の所定位置に配置すると共に、凹部に充填された光の照射によって硬化する光感光性媒質に支持部形成体を介して光を照射することにより取付面上に凸状の支持部を形成し、支持部によって光ファイバ等の光配線部材を支持させることにより取付面上に光伝送路を形成することを特徴とする光伝送デバイスの製造方法を提供する。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の光伝送デバイスの製造方法において、支持部形成体の底面部に複数対の凹部を連設し、それによって取付面上に多数の光伝送路を形成するようにしたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の光路変換デバイスの製造方法と、請求項3又は4に記載の光伝送デバイスの製造方法とを並行して実施することにより、発光素子又は受光素子等の光学素子上に、先端部に所定の傾斜角を有する反射面を備えた自己形成光導波路と、光ファイバ等の光配線部材によって構成される光伝送路を支持する支持部材とを、自己形成光導波路との光軸が一致するような位置に同時に形成することを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項6に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の光路変換デバイス及び請求項3又は4に記載の光伝送デバイス並びに請求項5に記載の光接続デバイスの製造方法において、光感光性媒質が紫外線硬化樹脂であり、照射される光が紫外光であることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項7に記載の本発明は、発光素子又は受光素子等の光学素子上に、その先端部に所定の傾斜角を有する反射面によって光路の変換を行う光路変換手段を備えた光路変換デバイスを形成するための光路変換デバイスの製造具であって、入射された光を伝搬させて出射する機能を有し、その先端が傾斜面とされた自己形成光導波路形成体と、光導波路形成体を保持する保持体とを備えてなること特徴とする光路変換デバイスの製造具を提供する。
上記課題を解決するために請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載の光路変換デバイスの製造具において、自己形成光導波路形成体が所定の間隔を有して複数連設され、それによって多数の光学素子上にそれぞれ自己形成光導波路を形成可能としたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項9に記載の本発明は、光ファイバ等の光配線部材から構成される光伝送路を形成するための光伝送デバイスの製造具であって、光透過性の素材によって形成され、その底面部に光ファイバ等の光配線部材を支持させる支持部を形成するために所定の間隔を隔てて設けられた一対の凹部を備えた支持部形成体を備えてなることを特徴とする光伝送デバイスの製造具を提供する。
上記課題を解決するために請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載の光伝送デバイスの製造具において、支持部形成体の底面部には複数対の凹部が連設され、それによって基板等の取付面上に多数の支持部を形成可能としたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項11に記載の本発明は、請求項7に記載の自己形成光導波路形成体と、請求項8に記載の支持部形成体とを備え、自己形成光導波路形成体と支持部形成体とは、自己形成光導波路形成体によって形成される自己形成光導波路の光軸と、支持部形成体によって形成される支持部に支持される光配線部材によって形成される光伝送路の光軸とが一致するように位置合わせされた状態で一体とされていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項12に記載の本発明は、請求項11に記載の光接続デバイスの製造具において、光導波路形成体は一又は複数設けられていると共に、支持部形成体には凹部が一対又は複数対設けられていることを特徴とする。
本発明に係る光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具によれば、自己形成光導波路形成体を直接光学素子近傍に当接させることとしたのでこれまでより短尺の光ピン、光ピンアレイ及びプリズム等の自己形成光導波路から構成される光路変換デバイスを製造することができるという効果がある。
また、本発明に係る光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具によれば、レンズなどの高価な光学機器を用いることなく、しかも価格の安い光感光性樹媒質を用いることができるので、短尺の光ピン、光ピンアレイ及びプリズム等から構成される自己形成光導波路、および、それらと光学的に接続される光ファイバ等の光配線部材によって形成される光伝送路を、簡単かつ安価に製造することができるという効果がある。
さらに、本発明に係る光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具によれば、光デバイスの製造段階といえるウェハの状態においても、所望の位置に自己形成光導波路や光配線部材の支持部を形成することができるという効果がある。
また、本発明に係る光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具によれば、面倒な調芯を行うことなく短尺の光ピンアレイ、プリズム等から構成される自己形成光導波路と光伝送路とを光学的に接続することができ、さらに、Mチャネル×Nチャネルの光伝送路も容易に形成することができるという効果がある。そのため、非常に小さな設置容積で光学素子と光伝送路を光路変換させつつ光学的に接続することができ、例えば、携帯電話等の非常に小さな設置容積であることが求められる小型の装置に特に有効に用いることができる。
また、別途形成された光路変換デバイスを後から光学素子に取り付けるものではないので光路変換デバイスの設置時に直接光学素子と接触するということがなく、光学素子の破損を回避することができ、従来の光路変換デバイスを用いるよりも性能をより高く保持することができるという効果がある。
次に、本発明に係る光路変換デバイス及び光伝送デバイスの製造方法並びにそれらの製造具の好ましい一実施形態について図面を参照しつつ以下詳細に説明する。図4(a)は本発明に係る光路変換デバイスの製造具の第1の実施形態の斜視図、図4(b)はその側面図断面図である。
図示された光路変換デバイスの製造具1は、光学素子20(図6(a)参照)上に自己形成光導波路である光ピン50を形成するための製造具であり、コア部11と、その周囲を取り囲むようにして設けられたクラッド部13を有して形成された自己形成導波路形成体である光ピン形成体10を備えて構成されている。すなわち、この光ピン形成体10は、いわゆる光ファイバと同様の構成・機能を備えている。尚、光ピン形成体10は、コア部11のみからなり、空気層をクラッド部13としたものであってもよい。この場合、光ピン形成体10はコア部11のみを備えて構成される。そして、光ピン形成体10の先端部は所定の角度を有して形成された傾斜面15とされている。本実施形態では光ピン形成体10の最先端部15a部における内角が45°である傾斜面15とされているが、光路変換を行う光伝送経路の状況によって適宜の角度とすることができる。この傾斜面15の角度如何により光ピン50に形成される反射面55の角度が決定される。すなわち、光ピン形成体10の最先端部15a部における内角が45°である場合には光ピン50に形成される反射面55はその最先端部における内角が上記最先端部15aの錯角となるので45°の反射面55が形成される。同様に、光ピン形成体10の最先端部15a部における内角が60°であれば光ピン50に形成される反射面55もその最先端における内角が最先端部15aの錯角に相当する60°の反射面55が形成される。そして、傾斜角度が45°である反射面55を有する光ピン50によれば内部を伝播する光信号は90°の光路変換が行われることになる。
一方、光ピン形成体10の傾斜面15が設けられた側とは反対側は、保持体17によって保持されている。保持体17は光ピン形成体10を介してのみその下部側に光を伝搬させる必要があることから光を遮蔽するような素材によって形成され又はそのような加工が施されて形成されている。使用時には保持体17を微動台等の図示しない移動装置に固定し、保持体17を微動させながら顕微鏡等の図示しない拡大鏡により光学素子20の位置を確認して光ピン形成体10の最先端部15aを光学素子20近傍に当接させる。
次に、上述した光路変換デバイスの製造具1の作用を説明すると共に、本発明に係る光路変換デバイスの製造方法の第1の実施形態について説明する。図5に示すのは本発明に係る光路変換デバイスの製造方法の第1の実施形態のフローチャート、図6(a)〜(c)に示すのはその主な工程における側面断面図である。
図6(a)に示すように、基板60上には発光素子又は受光素子等の光学素子20が実装されており、この光学素子20上に自己形成光導波路である光ピン50の配設を行う。
初めに、図示しない移動装置に保持体17を取り付け、光学素子20の位置を確認しながら所定位置に移動する(ステップS1)。そして、光路変換デバイスの製造具1を徐々に降下させて光ピン形成体10の最先端部15aを光学素子20近傍に当接させる(ステップS2)。この時、最先端部15aを光学素子20近傍に当接させずに光学素子20と光ピン形成体10との間隔を大きく取ることでより長尺な光ピン50を形成することもできる。また、傾斜面15を含む光ピン形成体10に予め離型剤を塗布しておけば後述の光感光性媒質70との剥離性が良くなり、光ピン50に形成される反射面55との剥離を容易に行わせることができ、反射面55の精度も向上する。
次に、光学素子20と光ピン形成体10との間に光の照射によって硬化する光感光性媒質70を塗布する(ステップS3)。光感光性媒質70としては、例えば、紫外線を照射することによって硬化する紫外線硬化樹脂があり、具体的には日本化薬株式会社(東京都千代田区)のDVD003等のアクリル系樹脂がある。紫外線硬化樹脂は様々なものが数多く提供されており、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、光感光性媒質70に特定の波長の光を吸収する色素を混合しておきその色素が最も良く吸収する波長の光を照射することによって光感光性媒質70を硬化させることもできる。尚、光感光性媒質70は先に光学素子20上に塗布しておき、その後に光ピン形成体10の最先端部15aを光学素子20近傍に当接させる手順によってもかまわない。
光ピン形成体10を所定の位置に配置したら光ピン形成体10を介して光感光性媒質70に光(例えば、紫外線硬化樹脂を満たした場合には紫外線)を照射する(ステップS4)。これにより光が照射された部分の光感光性媒質70が硬化する。光感光性媒質70が硬化したら光路変換デバイスの製造具1を移動させ、未硬化の光感光性媒質70をエタノール等で洗浄することによって除去する(ステップS5)。これにより光学素子20の上部に45°の反射面55を備えた光ピン50が形成される。尚、光ピン50と光学素子20との接続部分にさらに固定用の樹脂を流し込んで固めることにより光ピン50が光学素子20から剥離するのを防止することができる。また、光ピン50の反射面55にメタルコーティングを施して反射効率をアップさせることもできる。このようにして形成された光ピン50はコアのみ存在しクラッドがないため送受信側において結合効率を高くできるというメリットがある。また、受信側では高いNAのためより多くの光を拾うことができるという利点もある。
次に、本発明に係る光路変換デバイスの製造具の第2の実施形態について説明する。本実施形態の光路変換デバイスの製造具2は、図7(a)に示されているように、保持体17に複数の光ピン形成体10が所定の間隔を隔てて複数連設されて形成されている。上述した第1の実施形態の光路変換デバイスの製造具1では一つの光ピン形成体10を備えていたが本実施形態の光路変換デバイスの製造具2では光ピン形成体10が複数設けられている点が特徴である。各光ピン形成体10との間隔や配列は特に限定されるものではなく、光ピン形成体10を一列に配置したり複数列に配置することもできる。また、光ピン形成体10の向きや傾斜面15の角度も適宜選択可能であることはいうまでもない。尚、光ピン形成体10及び保持体17の構成については上記の光路変換デバイスの製造具1と同様であるため各構成部分に同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
次に、上述した光路変換デバイスの製造具2の作用を説明すると共に、本発明に係る光路変換デバイスの製造方法の第2の実施形態について説明する。
図7(a)に示すように、光デバイスウエハ65上には所定間隔を隔てて複数の光学素子20が配置されている。そして、それぞれの光学素子20上に行きわたるようにして光デバイスウエハ65上に光感光性媒質70を塗布する(図7(a))。そして、第1の実施形態の場合と同様に、図示しない移動装置に取り付けた保持体17を光学素子20の位置を確認しつつ所定位置に移動させた後、徐々に降下させ、光ピン形成体10の最先端部15aを光学素子20近傍に当接させる(図7(b))。そして、光ピン形成体10を介して光感光性媒質70に光(例えば、紫外線硬化樹脂を満たした場合には紫外線)を照射して光感光性媒質70を硬化させる。光感光性媒質70が硬化したら光路変換デバイスの製造具2を移動させ、未硬化の光感光性媒質70を除去すれば各光学素子20の上部に45°の反射面55を備えた自己形成光導波路からなる光ピン50が形成される(図7(c))。
次に、光ピン50が形成された光デバイスウエハ65をカッタ80を備えた図示しない切断装置を用いて切り分け(もしくは、取り外す等)の作業を行う(図7(d))。これにより、図8に示すような光ピン50を備えた光デバイス7、8、9を製造することができる。尚、7は単数の光ピン50を備えた光デバイス、8は光ピン50が連設された光デバイスアレイ、9はプリズム状の光ピン50を備えた光デバイスである。尚、その他については第1の実施形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
ここで、図10(a)〜(c)に、本発明方法によって製造される自己形成光導波路である光ピン50の形状について示す。光路変換デバイスの製造具1、2の光ピン形成体10を円柱状とすれば図10(a)に示すような円柱状の光ピン50を有する光デバイス7を製造することができ、光路変換デバイスの製造具1、2の光ピン形成体10を角柱状とすれば図10(b)に示すような角柱状の光ピン50を有する光デバイス7を製造することができる。また、光ピン形成体10の形状を、図9に示すような、一辺が長い角柱の底面を斜めにカットした傾斜面15を有するものとすれば、光ピン50を横長のプリズム状にした図10(c)に示すような光デバイス9を製造することができる。尚、符号16は各光ピン50の導波断面を示している。
次に、本発明に係る光伝送デバイスの製造方法及び光伝送デバイスの製造具の第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図11(a)は本発明に係る光伝送デバイスの製造具の第1の実施形態の斜視図、図12(a)〜(e)は本発明に係る光伝送デバイスの製造方法の第1の実施形態の各工程における側面断面図、図13はそのフローチャートである。
図示された光伝送デバイスの製造具3は、基板60等の上に光ファイバ等の光配線部材によって構成される光伝送路を形成するための製造具である。図11(a)に示されているように、光伝送デバイスの製造具3は、概略として、直方体形状をした支持部形成体30の底面部31に所定の間隔を隔てて設けられた一対のV字状の凹部35、35が設けられて形成されている。支持部形成体30は、光透過性の素材、例えば、ガラスやアクリル等の合成樹脂等によって形成されており、底面部31に設けられた凹部35、35はそれぞれ長手方向に且つ平行に穿設されている。尚、凹部35、35の形状、間隔、深さ等を変えることで、種々の大きさ及び形状の支持部を形成することができ、それによって光配線に対する様々な設置要求に対応することが可能となる。
次に、上述した光伝送デバイスの製造具3の作用を説明すると共に、本発明に係る光伝送デバイスの製造方法の第1の実施形態について説明する。
初めに、光伝送路を配置すべき取付面となる基板60上の所定位置に光感光性媒質70を塗布する(ステップS11)。そして、その上に光伝送デバイスの製造具3を底面部31を下にして光伝送経路を形成すべき基板60上の所定位置に配置する(ステップS12)。すると光感光性媒質70は凹部35、35内に取り込まれると共に、余分な光感光性媒質70四方から流れ出るので、流れ出た余分の光感光性媒質70を適宜取り除く(ステップS13)。そして、支持部形成体30の上方から光を照射して凹部35、35内に保持された光感光性媒質70を硬化する(ステップS14)。凹部35、35内の光感光性媒質70が硬化したら光接続デバイスの製造具3を取り外すと共に余分の光感光性媒質70を除去すると基板60上には一対の凸状の支持部61、61が形成される。この支持部61、61はいわゆるV溝として機能し、これに、図12(d)、(e)に示すように、光ファイバ等の光配線63を支持させることによって光伝送経路が形成される。尚、光感光性媒質70と照射する光の種類や離型剤等については上述した実施形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
次に、本発明に係る光伝送デバイスの製造方法及び光伝送デバイスの製造具の第2の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図11(b)に示すのは本発明に係る光伝送デバイスの製造具の第2の実施形態の斜視図である。本実施形態における光伝送デバイスの製造具4は、上述した第3の実施形態の光伝送デバイスの製造具3と同様に、概略として、透過性の素材により直方体形状に形成された支持部形成体30を備えて構成されている。そして、支持部形成体30の底面部31には所定の間隔を隔てて設けられた複数対のV字状の凹部35、35、36、36が設けられている。このように、本実施形態の光伝送デバイスの製造具4は複数対の凹部35、35、36、36を備えている点が特徴である。これにより、取付面である基板60上に複数の光ファイバ等の光配線63を支持させた光伝送経路を形成することができる。もちろん、凹部35、35の数は限定されるものではない。尚、本実施形態の光伝送デバイスの製造具4作用及び第4の実施形態の光伝送デバイスの製造方法は上述した第3の実施形態の場合とほぼ同様であり、ここでの説明は省略する。
最後に、本発明に係る光接続デバイスの製造方法及び光接続デバイスの製造具の好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。図14(a)は本発明に係る光接続デバイスの製造具の好ましい実施形態の斜視図、図14(b)はその側面断面図、図14(c)はその側面図である。図示された光接続デバイスの製造具5は、概略として、既に説明した第1の実施形態の光路変換デバイスの製造具1と第3の実施形態の光伝送デバイスの製造具3とを一体に形成したものである。
図示された光接続デバイスの製造具5は、コア部11と、その周囲を取り囲むようにして設けられたクラッド部13を有して形成された光ピン形成体10が保持体17に保持されると共に、保持体17はその側面が支持部形成体30の側面に接着するようにして固定されている。そして、支持部形成体30の底面部31には一対の凹部35、35が光ピン形成体10側向かって平行に設けられている。支持部形成体30は光透過性の材質により形成されているが保持体17は光を遮蔽するような素材によって形成され又はそのような加工が施されて形成されている。そして、光ピン形成体10と、支持部形成体30とは、光ピン形成体10によって形成される光ピン50の光軸と、支持部形成体30によって形成される支持部61、61に支持される光配線63によって形成される光伝送路の光軸とが一致するように位置合わせされた状態で一体とされている。すなわち、光ピン形成体10と凹部35、35とは、光接続デバイスの製造具5によって形成される光ピン50と支持部61、61によって支持される光配線63との位置合わせを行わなくても初めから光軸が一致するような位置関係を備えている。一方、光ピン形成体10の最先端部15aの位置と支持部形成体30の底面部31とはほぼ同一に位置している。尚、その他については上述した実施形態と同様であるので、同一の符号を付することとし、ここでの説明は省略する。
次に、上述した光接続デバイスの製造具5の作用を説明すると共に、本発明に係る光接続デバイスの製造方法の好ましい実施形態について説明する。図15は本発明に係る光接続デバイスの製造具の好ましい実施形態により製造された光接続デバイスを備えた光デバイスの側面図である。
初めに、光学素子20が実装された取付面である基板60上の光伝送経路を形成すべき所定位置に光感光性媒質70を塗布する。そして、図示しない移動装置に保持体17を取り付け、光学素子20の位置を確認しながら所定位置に移動し、光接続デバイスの製造具5を徐々に降下させて光ピン形成体10の最先端部15aを光学素子20近傍に当接させる。尚、最先端部15aが光学素子20近傍に完全に当接しなくとも最先端部15aが光学素子20の近傍に位置した状態で支持部形成体30の底面部31が基板60上に載置されているようにしても良い。
そして、光学素子20と光ピン形成体10との間及び支持部形成体30の凹部35、35内に光感光性媒質70を取り込んだ状態で光を照射して光感光性媒質70を硬化させ光ピン50及びV溝状の支持部61、61を一気に形成する。そして、形成された支持部61、61に光配線63を取り付けることにより光ピン50と光配線63を結ぶ光伝送経路が構築される。支持部61、61は予め光配線63を支持させたときに光ピン50の光軸と一致するような位置に形成されるので面倒な位置合わせ作業を行うことなく光伝送経路を構築することができる。このようにして製造した光接続デバイスを図15に示す。
以上のように、光学素子20上に自己形成光導波路による微小な光ピンからなる光路変換経路を簡便に設けることを可能としたので光学素子20を破損することなくその性能を維持した状態で光路変換を行うことができる。また、光配線63を設置するための支持部61、61を簡便に形成することを可能としたので光配線63を簡易に設置することができ光伝送システムとしての安定性を高めることができる。しかも、光ピン50と光配線63を固定する支持部61、61とを光軸を一致させるような状態で一気に形成することとしたので光配線63のアライメント作業を大幅に緩和することができる。
(a)(b)は自己形成光導波路の形成過程を示す説明図である。 光ピンによる光路変換を示す概要図である。 光ピンの形成方法を示す説明図である。 (a)は本発明に係る光路変換デバイスの製造具の第1の実施形態の斜視図、(b)はその側面図断面図である。 本発明に係る光路変換デバイスの製造方法の第1の実施形態のフローチャートである。 (a)〜(c)は図5に示す製造方法の主な工程における側面断面図である。 (a)〜(d)は本発明に係る光路変換デバイスの製造方法の第2の実施形態の主な工程における側面断面図である。 光ピンが形成された光デバイス及び光デバイスアレイ、プリズム状の光ピンが形成された光デバイスを示す概要図である。 長辺を有する光ピン形成体を示す斜視図である。 (a)は円柱状の光ピンを有する光デバイスの概要図、(b)は角柱状の光ピンを有する光デバイスの概要図、(c)は、プリズム状の光ピンを有する光デバイスの概要図である。 (a)は本発明に係る光伝送デバイスの製造具の第1の実施形態の斜視図、(b)は本発明に係る光伝送デバイスの製造具の第2の実施形態の斜視図である。 (a)〜(e)は本発明に係る光伝送デバイスの製造方法の第1の実施形態の各工程における側面断面図である。 図12の実施形態のフローチャートである。 (a)は本発明に係る光接続デバイスの好ましい実施形態の斜視図、(b)はその側面断面図、(c)はその側面図である。 本発明に係る光接続デバイスの製造具の好ましい実施形態により製造された光接続デバイスを備えた光デバイスの側面図である。
符号の説明
1、2 光路変換デバイスの製造具
3、4 光伝送デバイスの製造具
5 光接続デバイスの製造具
7 光デバイス
8 光デバイスアレイ
9 プリズム状の光ピンを備えた光デバイス
10 光ピン形成体
11 コア部
13 クラッド部
15 傾斜面
15a 最先端部
16 導波断面
17 保持体
20 光学素子
30 支持部形成体
31 底面部
35 凹部
36 凹部
50 光ピン
55 反射面
60 基板
61 支持部
63 光配線
65 光デバイスウエハ
70 光感光性媒質
80 カッタ

Claims (12)

  1. 発光素子又は受光素子等の光学素子上に、その先端部に所定の傾斜角を有する反射面によって光路の変換を行う光路変換手段を備えた光路変換デバイスの製造方法であって、
    入射された光を伝搬させて出射する機能を有し、その先端が所定の傾斜角を有する傾斜面とされた自己形成光導波路形成体の最先端部を前記光学素子近傍に当接させると共に、前記光学素子と前記自己形成光導波路形成体との間に塗布された光の照射によって硬化する光感光性媒質に当該自己形成光導波路形成体を介して光を照射することにより前記光学素子上に先端部に所定の傾斜角を有する反射面を備えた自己形成光導波路を形成することを特徴とする光路変換デバイスの製造方法。
  2. 請求項1に記載の光路変換デバイスの製造方法において、
    前記自己形成光導波路形成体を所定の間隔を隔てて複数連設し、それによって多数の光学素子上に自己形成光導波路を形成するようにしたことを特徴とする光路変換デバイスの製造方法。
  3. 光ファイバ等の光配線部材によって構成される光伝送路を形成する光伝送デバイスの製造方法であって、
    光透過性の素材によって形成され、その底面部に所定の間隔を隔てて設けられた一対の凹部を備えた支持部形成体の前記底面部を基板等の取付面上の所定位置に配置すると共に、前記凹部に充填された光の照射によって硬化する光感光性媒質に当該支持部形成体を介して光を照射することにより前記取付面上に凸状の支持部を形成し、当該支持部によって光ファイバ等の光配線部材を支持させることにより前記取付面上に光伝送路を形成することを特徴とする光伝送デバイスの製造方法。
  4. 請求項3に記載の光伝送デバイスの製造方法において、
    前記支持部形成体の底面部に複数対の凹部を連設し、それによって前記取付面上に多数の光伝送路を形成するようにしたことを特徴とする光伝送デバイスの製造方法。
  5. 請求項1又は2に記載の光路変換デバイスの製造方法と、請求項3又は4に記載の光伝送デバイスの製造方法とを並行して実施することにより、発光素子又は受光素子等の光学素子上に、先端部に所定の傾斜角を有する反射面を備えた自己形成光導波路と、光ファイバ等の光配線部材によって構成される光伝送路を支持する前記支持部材とを、前記自己形成光導波路との光軸が一致するような位置に同時に形成することを特徴とする光接続デバイスの製造方法。
  6. 請求項1又は2に記載の光路変換デバイス及び請求項3又は4に記載の光伝送デバイス並びに請求項5に記載の光接続デバイスの製造方法において、
    前記光感光性媒質が紫外線硬化樹脂であり、照射される光が紫外光であることを特徴とする光路変換デバイス及び光接続デバイス並びに光接続デバイスの製造方法。
  7. 発光素子又は受光素子等の光学素子上に、その先端部に所定の傾斜角を有する反射面によって光路の変換を行う光路変換手段を備えた光路変換デバイスを形成するための光路変換デバイスの製造具であって、
    入射された光を伝搬させて出射する機能を有し、その先端が傾斜面とされた自己形成光導波路形成体と、
    前記光導波路形成体を保持する保持体と、
    を備えてなること特徴とする光路変換デバイスの製造具。
  8. 請求項7に記載の光路変換デバイスの製造具において、
    前記自己形成光導波路形成体が所定の間隔を有して複数連設され、それによって多数の光学素子上にそれぞれ自己形成光導波路を形成可能としたことを特徴とする路変換デバイスの製造具。
  9. 光ファイバ等の光配線部材から構成される光伝送路を形成するための光伝送デバイスの製造具であって、
    光透過性の素材によって形成され、その底面部に光ファイバ等の光配線部材を支持させる支持部を形成するために所定の間隔を隔てて設けられた一対の凹部を備えた支持部形成体を備えてなることを特徴とする光伝送デバイスの製造具。
  10. 請求項9に記載の光伝送デバイスの製造具において、
    前記支持部形成体の底面部には複数対の凹部が連設され、それによって基板等の取付面上に多数の前記支持部を形成可能としたことを特徴とする光伝送デバイスの製造具。
  11. 請求項7に記載の前記自己形成光導波路形成体と、
    請求項8に記載の前記支持部形成体と、
    を備え、
    前記自己形成光導波路形成体と前記支持部形成体とは、当該自己形成光導波路形成体によって形成される自己形成光導波路の光軸と、前記支持部形成体によって形成される支持部に支持される光配線部材によって形成される光伝送路の光軸とが一致するように位置合わせされた状態で一体とされていることを特徴とする光接続デバイスの製造具。
  12. 請求項11に記載の光接続デバイスの製造具において、
    前記光導波路形成体は一又は複数設けられていると共に、前記支持部形成体には凹部が一対又は複数対設けられていることを特徴とする光接続デバイスの製造具。
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