JP2007237832A - 液圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動孔カバーの連通孔を介して摺動孔内へ防滴材が侵入するのを抑制する。
【解決手段】ハウジング1の一端面側に電子基板4を備え、ハウジング1の一端面に開口する摺動孔11を備え、摺動孔11の開口部を覆うストッパ(摺動孔カバー)23は、摺動孔11内とケース内とを連通させる連通孔232を備える液圧装置において、ストッパ23に、電子基板4側を基端部として反電子基板側に向かって延びる筒部231を設けて、この筒部231内を連通孔232とする。これによると、電子基板4への防滴材塗布工程における防滴材6の上面から筒部231の先端部までの距離L1が長くなるため、摺動孔11内へ防滴材6が侵入するのを抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液圧機構と電子基板が一体化された液圧装置に関するものである。
従来の車両用ブレーキ装置のABSアクチュエータ(液圧装置に相当)は、ブレーキ液圧を調整する液圧機構がハウジングに組み付けられている。この液圧機構は、ポンプや電磁弁、さらにはブレーキ液を一時的に蓄えるためのリザーバ等を備えている。そして、ポンプや電磁弁等の電気部品を駆動する駆動回路が設けられた電子基板がハウジングの一端面側に配置され、この電子基板がケース内に収納されている。
このケースは2つの分割ケースにて構成されており、具体的には、ハウジングに結合されるとともにこのハウジングと反対側に開口部を有する樹脂製の第1ケースと、この第1ケースの開口部を塞ぐ樹脂製の第2ケースとから構成され、第1ケースと第2ケースは振動溶着によって結合される。
上記したリザーバは、ハウジングに形成した摺動孔内にピストンを挿入して構成されている。その摺動孔はハウジングの一端面にて電子基板に対向して開口しており、摺動孔の開口部が摺動孔カバーにて覆われるとともに、この摺動孔カバーには、摺動孔内とケース内とを連通させる連通孔が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来のABSアクチュエータは、電子基板を収納するケースが2つの分割ケースにて構成されており、具体的には、ハウジングに結合されるとともに開口部を有する樹脂製の第1ケースと、この第1ケースの開口部を塞ぐ樹脂製の第2ケースとから構成されている。そして、第2ケースを外した状態で且つハウジングの下方に電子基板が位置する姿勢で、ゲル状の防滴材中に電子基板を浸漬させて、電子基板に防滴材を塗布している。また、防滴材を乾燥させた後に、第1ケースと第2ケースを振動溶着によって結合するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−327108号公報 特開2000−168528号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたABSアクチュエータのような、摺動孔がハウジングの一端面に開口し、摺動孔カバーに設けた連通孔を介して摺動孔内とケース内とが連通している構成のABSアクチュエータの場合、電子基板に防滴材を塗布しようとすると、防滴材塗布工程において連通孔を介して防滴材が摺動孔内に侵入する虞がある。
また、特許文献1に記載されたABSアクチュエータは、振動溶着を行うときの姿勢では、摺動孔カバーにおける電子基板側の面が振動溶着部よりも下方に位置するため、振動溶着時に発生する磨耗粉が落下する際に連通孔を介して摺動孔内に侵入する虞がある。
そして、防滴材や磨耗粉等の異物が摺動孔内に侵入した場合、リザーバのピストンがスムーズに動くことができなくなるという問題が発生する。
但し、特許文献1に記載されたABSアクチュエータは、摺動孔カバーと電子基板との間に隔壁が設けられているため、摺動孔内への異物の侵入は抑制されるものの、ABSアクチュエータの小型化を図るためにその隔壁を廃止すると、摺動孔内への異物の侵入は抑制することが困難になってくる。
本発明は上記点に鑑みて、液圧装置において、摺動孔カバーと電子基板との間に隔壁がない場合でも、摺動孔カバーの連通孔を介して摺動孔内へ異物が侵入するのを抑制可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、液体が流通する回路を有するハウジング(1)と、ハウジング(1)に組み付けられて、回路内の液圧を調整する液圧機構(2、3)と、ハウジング(1)の一端面側に配置された電子基板(4)と、ハウジング(1)の一端面側に配置されて、電子基板(4)を収納するケース(5)とを備え、ハウジング(1)は、ハウジング(1)の一端面に開口する摺動孔(11)を有し、液圧機構は、摺動孔(11)内で往復動するピストン(21)と、摺動孔(11)の開口部を覆う摺動孔カバー(23)とを有し、摺動孔カバー(23)は、摺動孔(11)内とケース(5)内とを連通させる連通孔(232、236)を有しており、さらに、摺動孔カバー(23)は、電子基板(4)側を基端部として反電子基板側に向かって延びる筒部(231、233)を有し、この筒部(231、233)によって連通孔(232、236)が形成されていることを特徴とする。
これによると、筒部(231、233)が電子基板(4)側に向かって延びるように形成されるものや、筒部(231、233)が設けられないものと比較して、塗布材の塗布工程における塗布材上面から筒部(231、233)の先端部(すなわち、連通孔の反電子基板側端部)までの距離が長くなるため、連通孔(232、236)を介して摺動孔(11)内へ塗布材が侵入するのを抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の液圧装置において、筒部(231、233)の基端部側の通路面積が、筒部(231、233)の先端部側の通路面積よりも大きいことを特徴とする。
これによると、筒部(231、233)の基端部側の通路面積が大きいため、塗布工程において塗布材が筒部(231、233)の基端部付近に付着したとしても、筒部(231、233)の基端部には連通孔(232、236)を塞ぐような塗布材の膜が生じ難い。したがって、膜を形成する塗布材が飛散して摺動孔(11)内へ塗布材が侵入することを抑制できる。また、筒部(231、233)の先端部の通路面積が小さいため、摺動孔(11)内へ塗布材が入り込み難くなる。したがって、筒部(231、233)の通路面積を全域にわたって均一にしたものと比較して、膜の形成を抑制しつつ確実に塗布材の入り込みを抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の液圧装置において、筒部(231)は、バーリング加工にて形成されていることを特徴とする。
これによると、バーリング加工によって筒部(231)に生じる「ダレ」を利用して、請求項2に記載の発明の構成を容易に実現することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載の液圧装置において、筒部(233)は、絞り加工により有底筒状に形成された後に、底部(234)が打ち抜き加工されていることを特徴とする。
これによると、バーリング加工と比較して、筒部(233)を長く形成しやすくなるとともに、筒部(233)の基端部側の通路面積を筒部(233)の先端部側の通路面積よりも大きく形成するのに有利となる。したがって、連通孔(236)を介して摺動孔(11)内へ塗布材が侵入するのを一層確実に抑制することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の液圧装置において、ケース(5)は、ハウジング(1)に結合されるとともにハウジング(1)と反対側に開口部を有する樹脂製の第1ケース(5A)と、この第1ケース(5A)の開口部を塞ぐ樹脂製の第2ケース(5B)とを有し、第1ケース(5A)の上側に第2ケース(5B)を載せた状態で第1ケース(5A)と第2ケース(5B)が振動溶着によって結合されており、この振動溶着を行うときの姿勢では、摺動孔カバー(23)における電子基板(4)側の面が振動溶着部よりも上方に位置するように、摺動孔カバー(23)における電子基板(4)側の面と振動溶着部の位置関係が設定されていることを特徴とする。
これによると、振動溶着時に発生する磨耗粉は、重力に抗して一旦上昇しなければ連通孔(232、236)を介して摺動孔(11)内に侵入することができないため、振動溶着時に発生する磨耗粉が摺動孔(11)内に侵入するのを抑制することができる。したがって、塗布材および磨耗粉の摺動孔(11)内への侵入をともに抑制することができる。
請求項6に記載の発明では、液体が流通する回路を有するハウジング(1)と、ハウジング(1)に組み付けられて、回路内の液圧を調整する液圧機構(2、3)と、ハウジング(1)の一端面側に配置された電子基板(4)と、ハウジング(1)の一端面側に配置されて、電子基板(4)を収納するケース(5)とを備え、ハウジング(1)は、ハウジング(1)の一端面に開口する摺動孔(11)を有し、液圧機構は、摺動孔(11)内で往復動するピストン(21)と、摺動孔(11)の開口部を覆う摺動孔カバー(23)とを有し、摺動孔カバー(23)は、摺動孔(11)内とケース(5)内とを連通させる連通孔(232、236)を有しており、ケース(5)は、ハウジング(1)に結合されるとともにハウジング(1)と反対側に開口部を有する樹脂製の第1ケース(5A)と、この第1ケース(5A)の開口部を塞ぐ樹脂製の第2ケース(5B)とを有し、第1ケース(5A)の上側に第2ケース(5B)を載せた状態で第1ケース(5A)と第2ケース(5B)が振動溶着によって結合されており、この振動溶着を行うときの姿勢では、摺動孔カバー(23)における電子基板(4)側の面が振動溶着部よりも上方に位置するように、摺動孔カバー(23)における電子基板(4)側の面と振動溶着部の位置関係が設定されていることを特徴とする。
これによると、振動溶着時に発生する磨耗粉は、重力に抗して一旦上昇しなければ連通孔(232、236)を介して摺動孔(11)内に侵入することができないため、振動溶着時に発生する磨耗粉が摺動孔(11)内に侵入するのを抑制することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかる液圧装置の振動溶着前の状態を示す一部断面図、図2は図1のストッパ23の断面図である。
本実施形態は、液圧装置を車両用ブレーキ装置のABSアクチュエータに適用したものであり、図1に示すように、車両用ブレーキ装置のABSアクチュエータは、ブレーキ液が流通するブレーキ液回路が形成されたアルミニウム合金製のハウジング1を備え、このハウジング1には、ブレーキ液回路のブレーキ液圧を調整する液圧機構が組み付けられている。
液圧機構は、ブレーキ液を一時的に蓄えるためのリザーバ2(詳細後述)、リザーバ2からブレーキ液を吸入して吐出するポンプ、ブレーキ液回路を開閉する電磁弁(図示せず)等を備えている。なお、ポンプについては、その構成部品である電動機3のみを図示している。
ハウジング1の一端面(紙面上方)側には、電子基板4がハウジング1の一端面から所定距離離して配設されている。この電子基板4には、液圧機構のうちの電気部品である電磁弁やポンプの電動機3を駆動するための駆動回路が設けられている。
また、ハウジング1の一端面側には、樹脂製の第1ケース5Aと樹脂製の第2ケース5Bとからなるケース5が装着されている。第1ケース5Aは筒状になっており、リザーバ2や電磁弁を囲むようにしてハウジング1にねじ(図示せず)にて結合されている。また、第1ケース5Aにおける紙面下方側の開口部はハウジング1にて閉塞されており、第1ケース5Aにおける紙面上方側の開口部は第2ケース5Bにて閉塞される。そして、第1ケース5Aと第2ケース5Bとによって形成される収納空間51に電子基板4が収納される。なお、第1ケース5Aと第2ケース5Bは、後述するように振動溶着によって結合される。
次に、図1および図2を用いて、リザーバ2について説明する。ハウジング1には、ハウジング1の一端面に開口する円柱状の摺動孔11が形成されている。この摺動孔11はリザーバ2を構成するものである。
摺動孔11には、有底円筒状のピストン21が摺動自在に挿入されており、摺動孔11の内周壁面および底部とピストン21の底部211とによってリザーバ室20Aが区画形成されている。
摺動孔11における反リザーバ室側の空間には、リザーバ室20Aの容積を縮小させる向きにピストン21を付勢するスプリング22が配設されている。ハウジング1における摺動孔11の開口部には、スプリング22の一端を保持するストッパ23が、摺動孔11の開口部を覆うようにして固定されている。
ストッパ23は金属製の板材よりなり、ストッパ23の中央部には、バーリング加工にて筒部231が形成されている。そして、筒部231内に形成された連通孔232によって、摺動孔11のうちスプリング22が配設された空間と、ケース5内の収納空間51とが連通される。
筒部231は、ストッパ23における電子基板4側を基端部として、反電子基板側に向かって延びている。バーリング加工時には筒部231の基端部側に「ダレ」が発生するため、筒部231の基端部側の径D1は、筒部231の先端部(すなわち、反電子基板側端部)側の径D2よりも大きくなっている。換言すると、筒部231の基端部側の通路面積は、筒部231の先端部側の通路面積よりも大きくなっている。なお、ストッパ23は、本発明の摺動孔カバーに相当する。
そして、リザーバ2は、図示しないマスタシリンダからブレーキ液が供給された場合や、ABS制御中に図示しないホイールシリンダからブレーキ液が排出された場合に、ピストン21がスプリング22に抗して移動してリザーバ室20Aにブレーキ液を一時的に蓄えるようになっている。
図3は電子基板4への防滴材塗布工程を示すもので、このときには、第2ケース5B(図1参照)で第1ケース5Aの開口部を閉塞する前の状態で、且つハウジング1の下方に電子基板4が位置する姿勢で、ゲル状の防滴材6中に電子基板4を浸漬させて、電子基板4に防滴材6を塗布する。
ここで、筒部231はストッパ23における電子基板4側を基端部として反電子基板側に向かって延びているため、筒部が電子基板側に向かって延びるように形成されるものや、筒部が設けられないものと比較して、防滴材塗布工程における防滴材6上面から筒部231の先端部までの距離L1が長くなるため、連通孔232を介して摺動孔11内へ防滴材6が侵入するのを抑制することができる。
また、筒部231の基端部側の通路面積が大きいため、防滴材塗布工程において防滴材6が筒部231の基端部付近に付着したとしても、筒部231の基端部には連通孔232を塞ぐような防滴材6の膜が生じ難い。したがって、膜を形成する防滴材6が飛散して摺動孔11内へ防滴材6が侵入することを抑制できる。また、筒部231の先端部の通路面積が小さいため、摺動孔11内へ防滴材6が入り込み難くなる。したがって、筒部231の通路面積を全域にわたって均一にしたものと比較して、膜の形成を抑制しつつ好適に防滴材6の入り込みを抑制することができる。
防滴材塗布工程を経て、さらに防滴材6を乾燥させた後に、第1ケース5Aと第2ケース5Bを振動溶着によって結合する。具体的には、図1に示すように第1ケース5Aの上に第2ケース5Bを載せた状態で、第2ケース5Bを加振する。これにより、第1ケース5Aにその開口部を囲むように環状に形成されたリブ52が熱で溶かされて、第1ケース5Aと第2ケース5Bが結合される。
ここで、振動溶着を行うときのこの姿勢では、ストッパ23における電子基板4側の面が振動溶着部(すなわち、第1ケース5Aと第2ケース5Bの合わせ面)よりも距離L2だけ上方に位置するように、ストッパ23における電子基板4側の面と振動溶着部の位置関係を設定している。このため、振動溶着時に発生する磨耗粉は、重力に抗して一旦上昇しなければ連通孔232を介して摺動孔11内に侵入することができず、振動溶着時に発生する磨耗粉が摺動孔11内に侵入するのを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は本発明の第2実施形態にかかる液圧装置の振動溶着前の状態を示す一部断面図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、ストッパ23の筒部231をバーリング加工にて形成したが、本実施形態は、ストッパ23の筒部233を絞り加工にて形成している。
図4に示すように、まず、絞り加工によりストッパ23の中央部を有底筒状に形成する。具体的には、ストッパ23における電子基板4側を基端部として反電子基板側に向かって延びる筒部233が形成され、この筒部233における反電子基板側端部には、これを閉塞する底部234が形成される。次いで、その底部234を打ち抜き加工して貫通孔235を形成することで、筒部233内に形成される連通孔236によって、摺動孔11のうちスプリング22が配設された空間と、ケース5内の収納空間51が連通される。
本実施形態では、筒部233を絞り加工にて形成するため、バーリング加工と比較して、筒部233を長く形成しやすくなる。したがって、防滴材塗布工程における防滴材上面から筒部233の先端部までの距離を充分に長くすることができる。また、貫通孔235の通路面積は筒部233の基端部側通路面積と関わりなく任意に設定可能であるため、筒部233の基端部側の通路面積を筒部233の先端部側の通路面積(すなわち、貫通孔235の通路面積)よりも大きく形成するのに有利となる。そして、それらが相俟って、連通孔236を介して摺動孔11内へ防滴材6が侵入するのを確実に抑制することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、ストッパ23の筒部231、233の基端部側の通路面積を筒部231、233の先端部側の通路面積よりも大きくして、摺動孔11内へ防滴材6が侵入することをさらに抑制するようにしたが、必ずしも、筒部231、233の基端部側の通路面積を筒部231、233の先端部側の通路面積よりも大きくする必要はない。
また、上記各実施形態では、摺動孔11内へ防滴材6が侵入することを抑制するためにストッパ23の筒部231、233を設けており、したがって、振動溶着時に発生する磨耗粉が摺動孔11内に侵入するのを抑制する目的においては、ストッパ23の筒部231、233を廃止することができる。
さらに、上記各実施形態では、振動溶着時に発生する磨耗粉が摺動孔11内に侵入するのを抑制するために、振動溶着を行うときの姿勢でストッパ23における電子基板4側の面が振動溶着部よりも上方に位置するように、ストッパ23における電子基板4側の面と振動溶着部の位置関係を設定している。したがって、摺動孔11内へ防滴材6が侵入することを抑制する目的においては、そのような位置関係を設定する必要はない。
本発明の第1実施形態にかかる液圧装置の振動溶着前の状態を示す一部断面図である。 図1のストッパ23の断面図である。 図1の液圧装置の防滴材塗布工程を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる液圧装置の振動溶着前の状態を示す一部断面図である。
符号の説明
1…ハウジング、2…リザーバ(液圧機構)、3…ポンプの電動機(液圧機構)、4…電子基板、5…ケース、11…摺動孔、21…ピストン、23…ストッパ(摺動孔カバー)、231、233…筒部、232、236…連通孔。

Claims (6)

  1. 液体が流通する回路を有するハウジング(1)と、
    前記ハウジング(1)に組み付けられて、前記回路内の液圧を調整する液圧機構(2、3)と、
    前記ハウジング(1)の一端面側に配置された電子基板(4)と、
    前記ハウジング(1)の一端面側に配置されて、前記電子基板(4)を収納するケース(5)とを備え、
    前記ハウジング(1)は、前記ハウジング(1)の一端面に開口する摺動孔(11)を有し、前記液圧機構は、前記摺動孔(11)内で往復動するピストン(21)と、前記摺動孔(11)の開口部を覆う摺動孔カバー(23)とを有し、前記摺動孔カバー(23)は、前記摺動孔(11)内と前記ケース(5)内とを連通させる連通孔(232、236)を有しており、
    さらに、前記摺動孔カバー(23)は、前記電子基板(4)側を基端部として反電子基板側に向かって延びる筒部(231、233)を有し、この筒部(231、233)によって前記連通孔(232、236)が形成されていることを特徴とする液圧装置。
  2. 前記筒部(231、233)の基端部側の通路面積が、前記筒部(231、233)の先端部側の通路面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の液圧装置。
  3. 前記筒部(231)は、バーリング加工にて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液圧装置。
  4. 前記筒部(233)は、絞り加工により有底筒状に形成された後に、底部(234)が打ち抜き加工されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液圧装置。
  5. 前記ケース(5)は、前記ハウジング(1)に結合されるとともに前記ハウジング(1)と反対側に開口部を有する樹脂製の第1ケース(5A)と、この第1ケース(5A)の開口部を塞ぐ樹脂製の第2ケース(5B)とを有し、
    前記第1ケース(5A)の上側に前記第2ケース(5B)を載せた状態で前記第1ケース(5A)と前記第2ケース(5B)が振動溶着によって結合されており、
    この振動溶着を行うときの姿勢では、前記摺動孔カバー(23)における前記電子基板(4)側の面が前記振動溶着部よりも上方に位置するように、前記摺動孔カバー(23)における前記電子基板(4)側の面と前記振動溶着部の位置関係が設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の液圧装置。
  6. 液体が流通する回路を有するハウジング(1)と、
    前記ハウジング(1)に組み付けられて、前記回路内の液圧を調整する液圧機構(2、3)と、
    前記ハウジング(1)の一端面側に配置された電子基板(4)と、
    前記ハウジング(1)の一端面側に配置されて、前記電子基板(4)を収納するケース(5)とを備え、
    前記ハウジング(1)は、前記ハウジング(1)の一端面に開口する摺動孔(11)を有し、前記液圧機構は、前記摺動孔(11)内で往復動するピストン(21)と、前記摺動孔(11)の開口部を覆う摺動孔カバー(23)とを有し、前記摺動孔カバー(23)は、前記摺動孔(11)内と前記ケース(5)内とを連通させる連通孔(232、236)を有しており、
    前記ケース(5)は、前記ハウジング(1)に結合されるとともに前記ハウジング(1)と反対側に開口部を有する樹脂製の第1ケース(5A)と、この第1ケース(5A)の開口部を塞ぐ樹脂製の第2ケース(5B)とを有し、
    前記第1ケース(5A)の上側に前記第2ケース(5B)を載せた状態で前記第1ケース(5A)と前記第2ケース(5B)が振動溶着によって結合されており、
    この振動溶着を行うときの姿勢では、前記摺動孔カバー(23)における前記電子基板(4)側の面が前記振動溶着部よりも上方に位置するように、前記摺動孔カバー(23)における前記電子基板(4)側の面と前記振動溶着部の位置関係が設定されていることを特徴とする液圧装置。
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