JP2007237327A - テープ切断用のカッター構造、該カッター構造を備えるテープ収容容器と取り付け型カッター - Google Patents
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Abstract
【課題】身体に貼着される帯状のテープを、所望の方向にシャープに切断可能な新規カッター構造を提供すること。
【解決手段】身体に貼着される長尺帯状のテープTを、テープ長尺方向に導入可能な隙間を形成して対向する上板部11と下板部12でテープ両面から挟持し、刃先が前記下板部側へ配向されてなる切り刃21を保持するカッター部2を、上板部11においてテープ幅方向に開口形成されたガイド部111に沿ってスライド移動させることによりテープTを幅方向に切断可能とし、あるいは、前記カッター部2を前記ガイド部に位置決めし、テープTを符号Y方向へ引き出すことにより、テープTを長尺方向に切断可能とする。
【選択図】 図3
【解決手段】身体に貼着される長尺帯状のテープTを、テープ長尺方向に導入可能な隙間を形成して対向する上板部11と下板部12でテープ両面から挟持し、刃先が前記下板部側へ配向されてなる切り刃21を保持するカッター部2を、上板部11においてテープ幅方向に開口形成されたガイド部111に沿ってスライド移動させることによりテープTを幅方向に切断可能とし、あるいは、前記カッター部2を前記ガイド部に位置決めし、テープTを符号Y方向へ引き出すことにより、テープTを長尺方向に切断可能とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、身体に貼着される長尺帯状のテープを切断するためのカッター構造に関する。より詳しくは、身体に貼着される長尺帯状のテープを、幅方向や長尺方向に切断可能なカッター構造、該カッター構造を備えた前記テープの収容容器、及び取り付け型カッターに関する。
医療分野、民間医療分野、スポーツ分野などでは、筋肉の働きを活性化又は補強したり、関節痛や筋肉痛などの痛みを緩和したりする目的などで使用されるテープ(以下、「身体貼着用テープ」という。)が普及している。一般に、このような身体貼着用テープは、ロール状やシート状になった状態で販売されており、使用時には、目的の身体箇所のサイズや形状に合わせて切断されて、身体に貼着される。
身体貼着用テープを切断する場合、通常、ハサミが使用される。また、身体貼着用テープ自体に切り込み等が予め形成され、手で簡単に切断できるように工夫されているものもある。
特許文献1には、粘着テープの粘着剤がハサミの刃体に付着し難くするために工夫されたハサミが開示されている。特許文献2には、手で切れるように、幅方向に手切れ性が付与されている薬剤含有テーピングテープが開示されている。
特開2001−314669号公報。
特開2001−31563号公報。
身体貼着用テープは、上述したように、貼着した身体箇所に合わせて切断することにより用いられるが、一般に身体貼着用テープは、布製等の基材上に粘着剤層が設けられており、更には、該粘着剤層に剥離紙が積層されていることが多い。このような層構造では、手切れ性が悪く、ハサミで切断する場合でも、その切断時の外力によって前記層構造にズレが生じる等するため、直線的に切断することが難しいという問題があった。
また、身体貼着用テープは、スポーツ等を行う際に、外出先で切断して使用される場合も多い。この場合、ハサミをカバン等に入れて持ち歩かなければならないので、安全面で問題があった。逆に安全面を重視して、サイズの小さいハサミを用いると、テープ切断に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、安全性が高く、身体貼着用テープを容易に、かつ所望の方向へシャープに切断するためのカッター構造、該カッター構造を備えた身体貼着用テープの収容容器、及び取り付け型カッターを提供することを主目的とする。
本願発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究した結果、身体貼着用テープを簡易に、かつシャープに切断できるカッター構造を新規に見出した。
第一に、本発明では、身体に貼着される長尺帯状のテープ(以下「テープ」と称する。)を長尺方向に導入可能な隙間を形成して対向する上板部と下板部とから構成されるテープ支持部と、前記上板部においてテープ幅方向に細長状に開口形成されたガイド部と、該ガイド部にスライド可能に取り付けられ、刃先が前記下板部側へ配向されてなる切り刃を保持するカッター部とを備えるカッター構造を提供する。
該カッター構造によれば、カッター部をガイド部に沿ってスライド移動させるという簡単な操作を行うだけで、テープを幅方向に切断することが可能であり、例えば、布製の基材、接着剤層、及び剥離紙からなる層構造からなるようなテープを、一度の切断作業よりスムーズに、直線的に切断することが可能である。
また、本発明では、テープを幅方向に切断することに加え、長尺方向にも切断可能なカッター構造を提供する。テープ長尺方向への切断は、例えば、カッター部を前記ガイド部に位置決めしておき、前記テープ支持部の隙間からテープ自体を引き出しながら行う。テープ幅方向に加えて、テープ長尺方向への切断も可能とすることによって、一つのテープから様々な幅のテープに分断したり、二股形状、短冊形状などのテープを作成したりすることが可能となる。
一つのカッター部を幅方向と長尺方向の両方の切断に用いる時は、カッター部を構成する切り刃の刃先を各方向へ向けて選択できるように設計することができる。
第二に、本発明では、前記カッター構造を少なくとも備える、テープの収容容器を提供する。テープを収容容器に収容して持ち運ぶことによって、カバンの中等でロール状のテープが解けたり、剥離紙がめくれたりすることを防止できる。また、収容容器にカッター構造を備えることで、どこでも所望の長さ、及び幅のテープを自由に形成することができる。
この収容容器は、テープをロール状の形態でそのまま収容できる容器形態とし、そして、この収容容器には、ロール状のテープを回転させながら所望の長さだけのテープを帯状に引き出すことができる引き出し口を設けておき、該引き出し口から引き出されたテープが、カッター構造における支持部の隙間(即ち、上板部と下板部の隙間)に導入されるようにする。
第三に、本発明では、本発明に係るカッター構造を有しており、ロール状に巻かれたテープに取り付けられるカッター具を提供する。この取り付け型カッター具を、テープに取り付けて、カッター構造における支持部の隙間へテープを導入すれば、テープを所望の方向へ切断できる。カッター構造を直接テープに取り付けることで、この取り付け型カッター具でロールの解けや剥離紙の剥がれを防止することもできる。
本発明に係るカッター構造は、身体に貼着される帯状のテープを、所望する長さ等に容易に切断することができ、かつ切断面がシャープである。また、刃先が露出していないので安全性が高く、持ち運びにも適している。
以下、本発明に係るカッター構造の好適な実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態は、本発明の一実施形態を例示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<カッター構造>
図1は、本発明に係る一実施形態であるカッター構造Cの外観斜視図である。このカッター構造Cは、身体に貼着される長尺帯状のテープT(以下「テープT」と称する。)を所望の長さに切断するための構造であって、大別すると、符号1で示されたテープ支持部と、該カッター支持部1に取り付けられたカッター部2と、からなる。
図1は、本発明に係る一実施形態であるカッター構造Cの外観斜視図である。このカッター構造Cは、身体に貼着される長尺帯状のテープT(以下「テープT」と称する。)を所望の長さに切断するための構造であって、大別すると、符号1で示されたテープ支持部と、該カッター支持部1に取り付けられたカッター部2と、からなる。
まず、カッター支持部1は、上方視長方形をなす上板部11と、該上板部11よりも広い面積を有し、上方視長方形の下板部12と、が対向するように配置されている。これらの上板部11と下板部12は、図2に示すように、脱着自在としてもよい。
なお、脱着の方法や構成は、特に限定されないが、例えば、金属又は合成樹脂等で形成された蝶番等を符号Xで示す部分に取り付けたり、上板部11の下面に凸部を設け、下板部12の上面に凹部を設けて、これらを嵌合させたりすることで脱着自在としてもよい。また、上板部11と下板部12を合成樹脂で一体成形し、符号Xで示す部分を薄肉の連結部としてもよい。
上板部11と下板部12を脱着可能とするときは、図示しないが、非切断時(不使用時)における脱離を防止するための留め具を設けておくことが望ましい。後述するカッター部2の下方に保持された切り刃21が、外部へ露出するのを防止するためである。
上板部11と下板部12は、テープTをその長尺方向へ導入可能な隙間Oを形成している。この隙間Oは、例えば、テープTの厚みよりもやや深く形成された凹部121を下板部12に設けることによって形成してもよい(図1参照)。このような凹部121の両側立壁面121a,121bは、隙間Oに導入されてくるテープTの走行ズレを防止するガイド壁として機能させることができる。
上板部11の上面には、テープ幅方向W(図1参照)に延びる細長開口形状のガイド部111が設けられている。このガイド部111には、後述する前記カッター部2が往復スライド可能に取り付けられている。ガイド部111の少なくとも一端部は、図1中に符号111aで示す開口部を設けておくことが望ましい。この開口部111aにおいて、カッター部2の脱着を自在とすることで、カッター部2それ自体や該カッター部2に保持された切り刃21の取替えが容易となる。図1のようにガイド部111の一端だけを開口させてもよいが、両端を開口させておくことも自由である。なお、図1中の符号Sは、カッター部2のスライド方向を示している。
一方の下板部12の凹部121には、図2に示すように、前記ガイド部111の直下に位置する細長のガイド溝122が設けられている。テープ切断時には、前記カッター部2の下方に保持された切り刃21(後述)の先端がこのガイド溝122に向けてテープを押しつけた状態でスライド移動する。これにより、前記切り刃21は、下板部12に接触することなくスライドするので、刃先の磨耗や損傷を有効に防止することができる。
次に、カッター部2は、図2に示すように、その刃先が下板部12(のガイド溝122)側へ配向されてなる切り刃21を保持している。切り刃21の形状は、特に限定されないが、例えば、三角刃とすることができる。また、円形刃として、切断時に回転させながらテープTを切断するようにしてもよい。
以上説明したカッター構造Cを構成する各部品の材料としては、特に限定されないが、ステンレスやアルミニウム等の金属や合成樹脂等を挙げることができる。
テープTのテープ幅方向W(図1参照)への切断は、テープTをカッター構造Cの隙間Oに導入し、上板部11と下板部12とでテープTを挟持したような状態とし、カッター部2をガイド部111に沿ってスライド移動させることによって行う。
一方、図3では、本発明に係るカッター構造Cを使って、テープTをテープ長尺方向に切断する方法を示している。テープTを隙間Oに導入し、カッター部2をガイド部111の所望の位置に位置決めしておき、このカッター部2は固定したまま、テープTを隙間OからY方向へ引き出すことによって、テープTをテープ長尺方向へ切断する。
このように、本発明に係るカッター構造Cでは、テープTをテープの幅方向、及び長尺方向のどちらにも切断できるように工夫することで、所望の長さのテープや図4のようなY字型テープT1を容易に作ることができる。
カッター部2は、とくに図示しないが、複数のカッター部2を設けることも自由である。複数のカッター部2を設けることで、テープTを短冊状に同時に切断形成することが可能となる。上板部11に2走のガイド部111を所定間隔で並設し、一方のガイド部にテープ幅方向切断用のカッター部2、他方のガイド部にテープ長尺方向切断用のカッター部2を設けてもよい。
また、一つのカッター部2で、幅方向と長尺方向の両方向に切断可能とする構成も採用できる。一つのカッター部2を幅方向と長尺方向の両方の切断に用いる時は、例えば、カッター部2を構成する刃先を各方向へ向けて選択できるように工夫する。刃先方向の選択方法の一例を、図5に示す。
図5中のAは、図1中のI−I線矢視方向の部分垂直断面図、同図中のBはAのJ−J線矢視方向の水平断面図である。まず、カッター部2の構造を説明する。カッター部2は、図面上側から見て順番に、上方視正方形をなす板状のつまみ操作部22と、該操作部22の下面中央位置から下方側へ延びる棒状の軸部23と、該軸部23の下端位置に形成された円盤部24と、該円盤部24の下面に一体形成された正方形部25と、該正方形部25にその刃先が下板部12(ガイド溝122)へ配向するように保持された切り刃21a(21b)と、からなる。身体貼着用テープTをテープ幅方向に切断する際の刃21aを実線で示し、テープ長尺方向に切断する際の切り刃21bを破線で示す。
次に、上板部11の構造を説明する。上板部11は、図5中向かってガイド部111等をはさんで、右上板部11aと、左上板部11bとからなる。図面上側から視て順番に、ガイド部111、該ガイド部より幅広に形成された空洞部111a、該空洞部111aより幅狭であって下板部12方向に開口する下方側ガイド部111bとする。
これらカッター部2と上板部12の配置関係を説明する。カッター部2における操作部22を上板部11の上面側に、軸部23をガイド部111に、円盤部24と正方形部25を空洞部111aに、それぞれ配置する。
刃先方向の選択方法は、特に限定しないが、例えばカッター部2全体を前記の配置状態で回転させることで行う。回転可能とするために、軸部23と円盤部24は、上方視円形とすることが望ましい。
また、上板部11の上部から視認できるのはカッター部2のうち操作部22のみであるため、下方に保持された切り刃21a(21b)の刃先方向が分かるようにしておくことが望ましい。例えば、刃先方向を示す印をつけておく等が考えられる。
テープTのテープ幅方向W(図1参照)の切断は、図A中P方向にカッター部2全体を押し下げることにより、正方形部25を下方側ガイド部111bの位置まで下げ、切り刃21aが下板部12のガイド溝122に入り込んだ状態で行う。この状態でカッター部2全体を、図B中S方向へスライド移動させることによりテープTを幅方向Wへ切断する。
テープTの長尺方向への切断は、カッター部2をガイド部の所望の位置に位置決めし、前述の選択方法で刃先方向を長尺方向(21b)へ選択した後、図A中P方向にカッター部2全体を押し下げた状態で行う。この状態でカッター部2を固定したまま、テープTを図A中Y方向へ引き出すことにより、テープTを長尺方向へ切断する。
このようにテープTの各方向への切断は、正方形部25を下方側ガイド部111bの位置でスライド移動、若しくは固定させた状態で行うため、正方形部25は下方側ガイド部111bに遊嵌できる程度の大きさであって、上方視正方形とすることが望ましい。上方視正方形とすれば、正方形部25を下方側ガイド部111bに遊嵌させた際に、ぐらつくことがなく、カッター部2全体をスライド移動させてテープをテープ幅方向に切断するときにも、下方側ガイド111bに沿って、直線的にテープTを切断できる。仮に、上方視円形とすると、正方形部25を下方側ガイド部111bに遊嵌させた状態で、カッター部2全体がR方向へ回転してしまう場合があり、この状態でカッター部2をスライド移動、若しくは固定してテープを各方向に切断すると、切り刃21a(21b)の刃先方向が一定に保てず、テープを直線的に切断できないことが生じ易くなる。
非切断時には、切り刃21a(21b)を下方側ガイド部111bに収容しておくことが望ましい。この状態では、上板部11と下板部12の隙間Oに切り刃21a(21b)が露出しないため、上板部11と下板部12が脱離した状態でも切り刃21a(21b)が外部へ露出せず、安全性を確保できるからである。
例えば、図6に示すようなストッパー3を、図5の図A中空間Zに挿入しておけば、カッター部2がP方向へ押し下げられるのを防止できる。ストッパー3の形状は特に限定されないが、図6のようにストッパー3をコの字型に形成してもよい。このストッパー3を空間Zに挿入し、ストッパー3の隙間31を軸部23に嵌合させることにより、カッター部2がP方向へ押し下げられるのを防止できる。
<身体貼着用テープの収容容器>
図7は、本発明に係る一実施形態であるカッター構造Cを設けたことを特徴とするテープTの収容容器B1の外観斜視図である。収容容器B1は、蓋部41とテープ保持部42とからなり、蓋部41とテープ保持部42を開閉等させることにより、ロール状に巻かれたテープTを収容する。テープTを収容容器B1に収容することにより、持ち運び時にテープTのロールが解けたり、剥離紙が粘着剤層から剥がれたりすることを防ぐことができる。
図7は、本発明に係る一実施形態であるカッター構造Cを設けたことを特徴とするテープTの収容容器B1の外観斜視図である。収容容器B1は、蓋部41とテープ保持部42とからなり、蓋部41とテープ保持部42を開閉等させることにより、ロール状に巻かれたテープTを収容する。テープTを収容容器B1に収容することにより、持ち運び時にテープTのロールが解けたり、剥離紙が粘着剤層から剥がれたりすることを防ぐことができる。
収容容器は、ロール状のテープTを回転させながら所望の長さだけ、引き出し可能とすることが望ましい。引き出し口をどのように形成するかは特に限定しないが、例えば、蓋部41とテープ保持部42の間から引き出すように設計することもできる。
カッター構造Cを、収容容器B1のどの部分へ設けるかは限定されないが、例えば、図7のように、収容容器B1の蓋部41とテープ保持部42との開閉部にフランジfを設け、このフランジfに設けることが可能である。
このとき、蓋部41におけるフランジf1にカッター構造Cにおけるテープ支持部1の上板部11を取り付け、テープ保持部42におけるフランジf2に下板部12を取り付けると、図7のように上板部11と下板部12の隙間OからテープTを引き出すことができ、より好適である。
この場合、引き出したテープを、そのまま上板11と下板12で挟持し、カッター部2をスライド移動させて幅方向へ切断し、或いは、テープTを引き出しながら長尺方向へ切断することができる。
また、このとき図示しないが、カッター構造Cの上板部11と下板部12の脱離を防止するための留め具を設けておけば、不使用時に切り刃がカッター構造部外へ露出するのを防止することができ、同時に収容容器B1の蓋部41とテープ保持部42との開閉防止にもなる。
収容容器B1の形状は、特に限定されないが、図8のように円筒体としてもよい。この円筒体の収容容器を符号B2で示す。収容容器B2を円筒体とすると、角がない分、手で持ち易く、テープを切断する際に力をかけ易い。
収容容器B2の外周面上には、カッター構造Cが備えられている。また同様に、収容容器B2の外周面には、引き出し口5が設けられている。そして、この引き出し口5から、テープTを帯状に引き出すことができる。
この引き出し口5は、テープTが帯状に引き出せれば外周面上のどの部分に設けるかは限定されないが、カッター構造Cと隣設させることが望ましい。引き出し口5から所望の長さのテープTを引き出し、隣設するカッター構造Cで引き出したテープTを切断すれば、収容容器B2外部へ出るテープ量を最小に抑えることができるからである。
図9は、図7及び図8とは異なる実施形態の一例である収容容器B3の外観斜視図である。この収容容器B3は、病院や診療所、接骨院、又はリハビリセンター等で業務用として使用できるようにした収容容器である。
収容容器B3の形状は、特に限定されないが、卓上で転がらないような形状が好ましい。収容容器B3の一部に、図示しないが、取り出し口を設け、隣設するようにカッター構造Cを備える。前述した収容容器B1及びB2と同様に、所望の長さのテープTを引き出し、引き出したテープTをカッター構造Cの隙間Oに導入し、テープ幅方向若しくは、長尺方向に切断する。この収容容器B3を使えば、卓上に置いたままで、テープTの切断が可能である。
以上、説明した収容容器B1,B2,B3の容器本体の材料は、特に限定しないが、例えば、クラフト紙で形成することができる。クラフト紙は可燃性であるため、廃棄するのも簡単であり、環境にも優しいと言ったメリットがある。
また、合成樹脂で形成することもできる。合成樹脂は加工容易であり、また、使用耐久性も高く、何度も繰り返し使えるといったメリットがある。
更に、収容容器B1,B2,B3の容器本体の一部又は全部が、透視性材料で形成することもできる。透視性材料とすることで、収容容器外からテープTの残量が確認できる。
<身体貼着用テープの取り付け型カッター具>
図10は、テープ構造Cを有する、ロール状に巻かれたテープTに取り付ける取り付け型カッター具Hの外観斜視図である。取り付け型カッター具Hは、カッター構造Cと、テープTを把持するための固定具6と、からなる。固定具6は、カッター構造Cのガイド部111の両端に付設する。
図10は、テープ構造Cを有する、ロール状に巻かれたテープTに取り付ける取り付け型カッター具Hの外観斜視図である。取り付け型カッター具Hは、カッター構造Cと、テープTを把持するための固定具6と、からなる。固定具6は、カッター構造Cのガイド部111の両端に付設する。
取り付け型カッター具HのテープTへの取り付け方を説明する。まず、図10のように、カッター構造CをテープTのテープ面上を幅方向にまたぐように設置する。次に、カッター構造Cの両端の固定具6で、ロール状に巻かれたテープTの幅方向両側のテープT積層面Tsをとおり、テープTのリール部Trへ向かって、テープTを把持するように固定する。
テープTに取り付け型カッター具Hを取り付けた状態で、カッター構造Cにおけるテープ支持部1の上板11と下板12の隙間OからテープTを導入し、その状態で上板11と下板12でテープTを挟持し、所望の方向へ切断する。
固定具6の材料は、特に限定しないが、例えば、変形容易な金属や、伸縮性材料で形成されることが望ましい。あらゆる大きさのテープTに取り付けられ、また、テープTの残量によって調節できるようにするためである。
取り付け型カッターHを直接テープに取り付けることで、ロールの解けや剥離紙の剥がれを防止できる。
本発明に係るカッター構造は、身体に貼着される帯状のテープを容易に、かつシャープに切断することができる。そして、切り刃が露出していないので持ち運び時等に、安全性が高い。また、テープ幅方向やテープ長尺方向への切断を可能とすることによって、一つのテープから様々な幅のテープに分断したり、二股形状、短冊形状などのテープを作製したりすることができる。更に、前記カッター構造を身体貼着用テープの収容容器に備えたり、テープ自体に取り付けたりすることにより、テープと同時に持ち運ぶことができ、加えて、剥離紙等が剥がれて無駄になるテープの量を抑えることができる。
C カッター構造
T,T1 身体に貼着される帯状のテープ
W テープ幅方向
O 隙間
1 テープ支持部
11 上板部
12 下板部
111 ガイド部
111a 空洞部
111b 下方側ガイド部
121 凹部
121a,121b ガイド壁面
122 ガイド溝
2 カッター部
21a,21b 切り刃
22 操作部
23 軸部
24 円盤部
25 正方形部
3 ストッパー
B1,B2,B3 収容容器
41 蓋部
42 テープ保持部
f,f1,f2 フランジ
5 引き出し口
H 取り付け型カッター具
6 固定具
Ts テープ積層面
Tr テープのリール部
T,T1 身体に貼着される帯状のテープ
W テープ幅方向
O 隙間
1 テープ支持部
11 上板部
12 下板部
111 ガイド部
111a 空洞部
111b 下方側ガイド部
121 凹部
121a,121b ガイド壁面
122 ガイド溝
2 カッター部
21a,21b 切り刃
22 操作部
23 軸部
24 円盤部
25 正方形部
3 ストッパー
B1,B2,B3 収容容器
41 蓋部
42 テープ保持部
f,f1,f2 フランジ
5 引き出し口
H 取り付け型カッター具
6 固定具
Ts テープ積層面
Tr テープのリール部
Claims (6)
- 身体に貼着される長尺帯状のテープを所望の長さに切断するためのカッター構造であって、
前記テープをテープ長尺方向に導入可能な隙間を形成して対向する上板部と下板部とから構成されるテープ支持部と、
前記上板部においてテープ幅方向に細長状に開口形成されたガイド部と、
該ガイド部にスライド可能に取り付けられ、刃先が前記下板部側へ配向されてなる切り刃を保持するカッター部と、を備え、
前記カッター部をスライド移動させることによって、前記隙間に導入されたテープが幅方向へ切断されるカッター構造。 - 前記カッター部を前記ガイド部に位置決めしておくとともに、前記テープ支持部の隙間からテープを引き出すことによって、該テープを長尺方向に切断することを特徴とする請求項1記載のカッター構造。
- 前記カッター部を構成する切り刃の刃先方向を、前記テープの幅方向と長尺方向の各方向に向けて選択できることを特徴とする請求項2記載のカッター構造。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載のカッター構造を少なくとも備える身体貼着用テープの収容容器。
- 前記収容容器は、ロール形状のテープが収容可能であって、該テープを回転させながら所望の長さだけのテープを帯状に引き出し可能とする引き出し口が設けられ、該引き出し口から引き出されたテープが前記カッター構造における前記支持部の隙間に導入されるように前記カッター構造を配置することを特徴とする請求項4記載の収容容器。
- ロール状に巻かれた前記テープに取り付けられる取り付け型カッター具であって、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカッター構造を有することを特徴とする取り付け型カッター具。
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