JP2007234839A - 電子部品の加熱加圧接着装置 - Google Patents
電子部品の加熱加圧接着装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007234839A JP2007234839A JP2006054170A JP2006054170A JP2007234839A JP 2007234839 A JP2007234839 A JP 2007234839A JP 2006054170 A JP2006054170 A JP 2006054170A JP 2006054170 A JP2006054170 A JP 2006054170A JP 2007234839 A JP2007234839 A JP 2007234839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- stage
- workpieces
- pressure bonding
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
【課題】ワーク同士の位置合わせ状態を加熱加圧接着が完了するまで撮像することが可能な新規な構造を有する電子部品の加熱加圧接着装置を提供する。
【解決手段】加熱加圧接着装置は、複数のワークをセットするためのステージと、複数のワークの重なり部分に対して上方から下降して加熱及び加圧を行う加熱加圧ヘッド部とを備え、ステージは、ワークをセットするためのアライメント位置と、加熱加圧ヘッド部の下方の位置である加熱加圧位置との間で水平方向に移動可能である。ステージは、複数のワークの重なり部分が載置される部分が光透過可能に構成され、ワークの下方から複数のワークの重なり部分を照明するための光源15aと、複数のワークの重なり部分からの反射光を受光してその映像を取得するための光学系15b、15c及びカメラ15dとを含む撮像装置15がステージと共に移動可能に固定されている。
【選択図】図4
【解決手段】加熱加圧接着装置は、複数のワークをセットするためのステージと、複数のワークの重なり部分に対して上方から下降して加熱及び加圧を行う加熱加圧ヘッド部とを備え、ステージは、ワークをセットするためのアライメント位置と、加熱加圧ヘッド部の下方の位置である加熱加圧位置との間で水平方向に移動可能である。ステージは、複数のワークの重なり部分が載置される部分が光透過可能に構成され、ワークの下方から複数のワークの重なり部分を照明するための光源15aと、複数のワークの重なり部分からの反射光を受光してその映像を取得するための光学系15b、15c及びカメラ15dとを含む撮像装置15がステージと共に移動可能に固定されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、電子部品のような複数のワークを加熱加圧して互いに接着固定し、あるいは接着固定と同時に各端子間の電気接続を形成するための加熱加圧接着装置に関する。
この種の加熱加圧接着装置は、例えば、集積回路のような表面実装タイプのチップ部品を回路基板に実装する作業やフレキシブル回路基板を他の回路基板又は液晶パネル等に電気接続する作業に使用される。加熱加圧による接着及び電気接続の対象となる電子部品や回路基板をワークと呼称する。複数のワークの間に半田ペーストや導電性樹脂、異方性導電テープ等の接着層を挟んだ状態で、両者を加熱加圧することにより、ワーク同士が接着固定され、あるいは接着固定と同時に両者の各端子間の電気接続が形成される。
例えば特許文献1に記載された加熱加圧接着装置では、水平ステージの上に複数のワークがセットされ、その上方から加熱加圧ヘッド部を下降させてワークを弾性的に押圧し、加熱加圧を行う。その結果、上下に重なっている複数のワークが接着固定され、電気接続が形成される。
このような加熱加圧接着装置において、複数のワークの位置合わせを正確に行うために、CCDカメラを用いてワークを撮像し、得られた画像をモニターディスプレイに表示することが行われている。作業者は、モニターディスプレイに表示された画像を見ながら、複数のワークの位置合わせを行う。例えば、上下に重ねられたワークの位置合わせマークが正しく重なるように、位置合わせ用の調整ダイヤルを回す操作を行う。
図9は、従来の加熱加圧接着装置における位置合わせ確認用の撮像装置を示す模式図である。図9(a)は側面図であり、図9(b)は上面図である。ワークWK1、WK2が載置される透明ガラス製のステージ101が垂直支柱102を介してスライドテーブル103上に固定されている。例えば、ワークWK1は液晶パネルであり、ワークWK2はFPC(フレキシブル回路基板)である。
スライドテーブル103は、ベース104に設けられたガイドレール105に沿って、図9(b)に示すY軸方向に移動する。図9(b)はスライドテーブル103が作業者から見て手前側の位置にある状態を示しており、この状態でワークWK1、WK2の位置合わせ(アライメントという)を行う。この位置をアライメント位置という。
ワークWK1、WK2の位置合わせが完了すると、スライドテーブル103を作業者から見て奥側の加熱加圧位置へ移動する。この加熱加圧位置で加熱加圧ヘッド部(図示せず)を下降させ、ワークWK1、WK2を加熱加圧することにより、両ワークの重なり部の接着固定及び電気接続が行われる。
スライドテーブル103のアライメント位置において、ワークWK1、WK2の位置合わせ状態をモニターするために、照明用の光源111、プリズム112、レンズ部113及びCCDカメラ部114を含む撮像装置が備えられている。光源111から出た光は、破線で示すように、ワークWK1、WK2及びステージ101を透過し、垂直支柱102に設けられたプリズム112で光路を直角に曲げられ、レンズ部113を通ってCCDカメラ部114に入射する。
したがって、ワークWK1、WK2の重なり部を透過した光の像がCCDカメラ部114で撮像され、その映像がモニターディスプレイ(図示せず)に表示される。作業者は、モニターディスプレイに表示されたワークWK1、WK2の重なり部の拡大映像を見ながら両者の位置合わせを行う。
レンズ部113及びCCDカメラ部114を支持する第1テーブル115は第2テーブル116に対してY軸方向に位置調整可能であり、第2テーブル116は第3テーブル117に対してZ軸方向(垂直方向)に位置調整可能であり、第3テーブル117はベース104に設けられたガイドレール118に沿ってX軸方向に移動可能である。
第3テーブル117のX軸方向の位置は、シリンダ119によって前進位置と後退位置との間で駆動制御され、その移動端にはストッパー120が設けられている。図9は、レンズ部113及びCCDカメラ部114が垂直支柱102に最も近づく前進位置(左端の位置)を示しており、逆に右端に移動したときが後退位置である。
スライドテーブル103がアライメント位置にあるときに、シリンダ119によって第3テーブル117が駆動され、レンズ部113及びCCDカメラ部114が図9に示す前進位置まで繰り出される。この状態で上述のようにワークWK1、WK2の重なり部の拡大映像がモニターディスプレイに表示され、作業者はワークWK1、WK2の位置合わせ状態を確認し、必要ならば位置合わせの再調整を行う。この後、シリンダ119によって第3テーブル117を駆動してレンズ部113及びCCDカメラ部114を後退位置まで移動させ、スライドテーブル103をアライメント位置から加熱加圧位置へ前進させる。
特許第3731654号公報
上述のような従来の位置合わせ確認用の撮像装置が備えられた加熱加圧接着装置では、スライドテーブル103が手前側のアライメント位置にあるときにワーク同士の位置合わせ状態を撮像してモニターディスプレイに表示するが、スライドテーブル103が加熱加圧位置まで前進したときのワーク同士の位置合わせ状態は撮像できない。
通常は、スライドテーブル103がアライメント位置にあるときにワーク同士の位置合わせ状態を確認すれば、スライドテーブル103が加熱加圧位置まで前進してもワーク同士の位置合わせ状態が変化することはない。アライメント位置で位置合わせが行われたワークは、例えばエア吸引によってステージ101に固定されるからである。
しかしながら、実際には、アライメント位置でのワーク同士の位置合わせ状態をモニターディスプレイの表示で確認しているにもかかわらず、加熱加圧接着されたワークが正しい位置関係からずれている場合がある。ワークに微細ピッチで配列された複数の電極を互いに接続する場合は、ごく僅かな位置ずれによって不良品となる場合ある。そのような位置ずれ要因として、スライドテーブル103が移動するときの振動、停止するときの振動、駆動系を構成する各部材の歪みやギアのバックラッシュ等が考えられる。この要因を正確に特定して位置ずれが生じないような対策を講ずることは容易ではない。
そこで、撮像装置のレンズ部113及びCCDカメラ部114を小形化してスライドテーブル103に固定し、スライドテーブル103が加熱加圧位置まで前進したときもワーク同士の位置合わせ状態を撮像してモニターディスプレイに表示させるようにすることが考えられる。しかしながら、それが可能になったとしても、ステージ101の上方に配置された照明用の光源111もスライドテーブル103及びステージ101と一緒に移動するように光源111を支持する必要がある。また、スライドテーブル103が加熱加圧位置に移動したときに、ステージ101の上方から下降する加熱加圧ヘッド部と光源111及びその支持構造とが干渉しないようにすることが困難である。
本発明は、上記のような従来の課題に鑑み、ワーク同士の位置合わせ状態を加熱加圧接着が完了するまで撮像することが可能な新規な構造を有する電子部品の加熱加圧接着装置を提供することを目的とする。
本発明による電子部品の加熱加圧接着装置は、複数のワークをセットするためのステージと、前記複数のワークの重なり部分に対して上方から下降して加熱及び加圧を行う加熱加圧ヘッド部とを備えた電子部品の加熱加圧接着装置であって、前記ステージは、前記ワーク同士の位置合わせを行い、又は位置合わせ状態を確認するためのアライメント位置と、前記加熱加圧ヘッド部の下方の位置である加熱加圧位置との間で水平方向に移動可能であり、前記ステージは、前記複数のワークの重なり部分が載置される部分が光透過可能に構成され、前記ワークの下方から前記複数のワークの重なり部分を照明するための光源と、前記複数のワークの重なり部分からの反射光を受光してその映像を取得するための光学系及びカメラとを含む撮像装置が、前記ステージと共に移動可能に固定され、前記ステージの前記アライメント位置から前記加熱加圧位置に至る任意の位置で前記複数のワークの重なり部分の映像を取得することが可能であることを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、光源、光学系及びカメラを含む撮像装置をステージに固定してステージと共に移動させ、反射光によるワークの重なり部分の映像を取得することができる。したがって、加熱加圧位置でワークの上方に位置する加熱加圧ヘッド部と光源との干渉の問題は発生しないので、ステージのアライメント位置から加熱加圧位置に至る任意の位置で、つまり、ワークのセットから加熱加圧接着完了までの任意の時点でワークの重なり部分の映像を取得することができる。連続的な映像(動画)あるいは一定周期のコマ送り映像を取得することも可能である。このような映像をモニターすることにより、ワーク同士の位置ずれが生じたときは作業者が速やかにそれを知って加熱加圧処理を中断し、不良品の製造を回避することができる。また、位置ずれの発生要因を見つけることが容易になる。
好ましい実施形態において、前記撮像装置は、前記光源と、前記複数のワークの重なり部分から下方に向かう反射光の光路を水平方向に曲げるプリズム又はミラーと、該プリズム又はミラーからの光を集光するレンズ部と、該レンズ部で集光された光を結像してその映像信号を出力するカメラとが一体に構成されたものであることを特徴とする(請求項2)。
光源を含む撮像装置を一体に構成することにより、撮像装置の光源からカメラに至る光軸合わせ等の調整を、加熱加圧接着装置に取り付ける前の段階で行うことができ、作業性が良くなる。調整済の撮像装置を加熱加圧接着装置の所定位置に取り付けるだけでよい。また、ワークからステージを通って下方へ向かう反射光がプリズム又はミラーによって水平方向に曲げられてカメラへ向かうので、ステージからベースまでの高さが低くても撮像装置を配置することができる。ステージを構成するガラスブロック等と空気との界面をワークからの反射光が垂直に通過するので、光の屈折による映像歪が生じることもない。
別の好ましい実施形態において、加熱加圧接着装置は、前記撮像装置の前記ステージに対する固定位置をX、Y及びZ軸方向に調整するための位置調整手段を更に備えている(請求項3)。この位置調整手段によって、ワークの撮像位置を容易に調整することができる。特に、映像の拡大率を大きくする場合は撮像範囲が狭くなるが、本構成によれば、例えば位置合わせマークを中心とするワークの重なり部分が的確に撮像されるように調整することが容易になる。
更に別の好ましい実施形態において、加熱加圧接着装置は、前記撮像装置から出力される映像信号を記録する記録装置を更に備えている(請求項4)。この構成によれば、撮像されたワークの重なり部分の映像をモニターディスプレイでモニターできるだけでなく、記録装置に記録しておくことができるので、位置合わせ不良が発生したときに、記録された映像を再生し、解析することによって、不良原因の解析や改善が容易になることが期待される。
本発明の加熱加圧接着装置の具体的な構成において、前記ステージは、第1及び第2のワークをセットするために水平方向に離間して配置された第1及び第2のプレートと、前記第1及び第2のプレートの間に配置された光透過性ブロックとを含み、前記第1及び第2のプレートの少なくとも一方の位置調整が可能である(請求項5)。
このような構成によれば、第1のプレートの上に第1のワークがセットされ、第2のプレートの上に第2のワークがセットされ、第1及び第2のワークの重なり部分が光透過性ブロックの上に載置される。そして、第1及び第2のプレートの少なくとも一方の位置調整を行うことによって、第1及び第2のワークの位置合わせが行われる。
本発明の加熱加圧接着装置の更に具体的な構成において、前記第1プレート、前記第2プレート、前記光透過性ブロック及び前記撮像装置が、水平方向に移動可能なスライドテーブルに取り付けられている(請求項6)。このような構成によれば、前述のように、撮像装置は第1プレート、第2プレート、光透過性ブロックを含むステージと共に移動し、常に第1及び第2のワークの重なり部分の映像を取得することが可能である。
本発明の加熱加圧接着装置によれば、ステージの加熱加圧位置でワークの上方に位置する加熱加圧ヘッド部と光源との干渉の問題を回避して、ステージのアライメント位置から加熱加圧位置に至る任意の位置で、つまり、ワークのセットから加熱加圧接着完了までの任意の時点でワークの重なり部分の映像を取得することができる。連続的な映像やコマ送り映像を取得することも可能である。このような映像をモニターすることにより、ワーク同士の位置ずれが生じたときは作業者が速やかにそれを知って加熱加圧処理を中断し、不良品の製造を回避することができる。また、位置ずれの発生要因を見つけることが容易になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る電子部品の加熱加圧接着装置の概略構造を示す側面図である。また、図2は、本実施例の加熱加圧接着装置の概略構造を示す上面図である。なお、これらの図面において、加熱加圧接着装置のすべての構成要素が描かれているわけではなく、複雑になるのを避けるために図示を省略している構成要素がある。また、他の構成要素の後に隠れている構成要素は原則として破線で描いているが、実線で描いているものもある。
図1において、左側が作業者から見て手前側であり、右側が奧側である。また、図2では、下側が手前側に対応し、上側が奧側に対応している。この電子部品の加熱加圧接着装置(以下、単に加熱加圧接着装置という)は、作業者が立った状態で操作する操作パネル1を手前側に備えている。操作パネル1には、加熱加圧接着の対象である複数のワークの真空吸着を個別に指示する押釦スイッチ、加熱加圧ヘッド部を下降させて加熱加圧接着の開始を指示する押釦スイッチ、緊急停止用の押釦スイッチ等の各種操作スイッチが備えられている。
操作パネル1から奧側へ水平板状のベース2が設けられ、ベース2から下の本体部3の内部には、加熱加圧接着装置の各部のシリンダ、ソレノイド、モータ等のアクチュエータにエアや電力を供給するためのエア供給源や電源、そして各部の制御を司るコントローラ部等が収容されている。
ベース2の上には、ワークをセットするためのステージ4と、ワークに対して上方から下降して加熱及び加圧を行う加熱加圧ヘッド部5とが設けられている。ステージ4は、第1のワークである液晶パネルWK1をセットするための手前側のパネルステージ部6と、第2のワークであるフレキシブル回路基板(FPC)WK2をセットするための奧側のFPCステージ部7とに分かれている。パネルステージ部6とFPCステージ部7は、共通のスライドテーブル8の上に取り付けられている。
スライドテーブル8は、ベース2の上に手前側から奧側へ延びるように敷設された2本の平行なガイドレール9に沿って、手前側の位置(アライメント位置)と奧側の位置(加熱加圧位置)との間で移動する。図1及び図2では、スライドテーブル8が手前側のアライメント位置にある状態が描かれている。作業者は、手前側のアライメント位置でステージ4にワークをセットする。つまり、パネルステージ部6に液晶パネルWK1をセットし、FPCステージ部7にフレキシブル回路基板WK2をセットする。それらを真空吸着によって固定した後、スライドテーブル8を奧側の加熱加圧位置に移動させ、加熱加圧ヘッド部5を下降させて、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との重なり部分を加熱加圧接着する。
図1に示すように、加熱加圧ヘッド部5は、ベース2に立設された支柱である垂直フレーム11に取り付けられている。また、加熱加圧ヘッド部5を所定の圧力でワークに押圧する加圧部12と、加熱加圧ヘッド部5及び加圧部12を垂直方向に移動させるヘッド送り部13が垂直フレーム11に取り付けられている。更に、加熱加圧ヘッド部5の自重を相殺して、適切な圧力がワークに加わるようにするためにエアシリンダを用いた重力相殺部14も垂直フレーム11に取り付けられている。
また、加熱加圧ヘッド部5の先端が直接ワークに接触した場合はワークに傷を与える可能性があるので、テフロン(登録商標)テープのような耐熱性の保護テープを介して加熱加圧ヘッド部5の先端をワークに接触させるようにしている。図示は省略しているが、保護テープが巻かれたリールを保持して保護テープを送り出すテープ送り出し部と、使用済みの保護テープを巻き取って回収するテープ巻き取り部が加熱加圧ヘッド部5の左右両側に振り分け配置されている。
なお、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との重なり部分に異方性導電テープを挟んだ状態で加熱加圧が行われ、接着と同時に各端子間の電気接続が形成される。液晶パネルWK1又はフレキシブル回路基板WK2に予め異方性導電テープを貼り付けたものをステージ4にセットすることによって、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との重なり部分に異方性導電テープが挟まれた状態となる。
液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との重なり部分に形成されている電気接続用端子のピッチは非常に小さいので、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2をパネルステージ部6及びFPCステージ部7にそれぞれセットしたときに、両者の位置合わせを正しく行うことが重要である。この位置合わせを作業者が容易に行うことができるように、本実施例の加熱加圧接着装置は、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部を撮像する撮像装置15と、撮像装置15から得られた拡大映像を表示するモニターディスプレイ16とを備えている。液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部を左右両側から撮像できるように、ステージ4の左右両側に一対の撮像装置15が設けられている。また、一対の撮像装置15から得られた画像を個別に、かつ、同時に表示できるように、一対のモニターディスプレイ16が加熱加圧接着装置の上部に設けられている。これらの詳細については後述する。
図3は、本実施例の加熱加圧接着装置におけるワークをセットするためのステージの一部を示す上面図及び側面図である。(a)が上面図であり、(b)が側面図である。ワークをセットするためのステージは、第1のプレートに相当するパネルプレート21と、第2のプレートに相当するFPCプレート22と、光透過性の石英ガラスからなるガラスブロック23とを含んでいる。パネルプレート21には第1のワークに相当する液晶パネルWK1がセットされ、FPCプレート22には第2のワークに相当するフレキシブル回路基板WK2がセットされる。
パネルプレート21は上述のパネルステージ部6を構成する一番上のプレートであり、FPCプレート22は上述のFPCステージ部7を構成する一番上のプレートである。パネルプレート21とFPCプレート22は水平方向(前後方向)に離間して配置され、両者の間にガラスブロック23が配置されている。
パネルプレート21には、液晶パネルWK1の位置決めのために液晶パネルWK1の下辺及び右辺(図3(a)参照)に当接する3本の位置決めピン21aが立設されている。また、エア吸引路21bが設けられ、このエア吸引路21bからエアの吸引を行うことにより、液晶パネルWK1がパネルプレート21の上面に真空吸着によって固定される。
FPCプレート22には、その上面から出退する2本の位置決めピン22aが設けられている。位置決めピン22aは、FPCプレート22の下に配置されたピンホルダー22c(図3(b)参照)に立設されている。このピンホルダー22cにつながる垂直部分22dが垂直フレーム22eに対して垂直方向(図3(b)では左右方向)に移動することにより、位置決めピン22aの先端部がFPCプレート22の上面から突出し、又は後退する。FPCプレート22の上面から突出した位置決めピン22aの先端部をフレキシブル回路基板WK2の貫通孔に挿通させることによって、フレキシブル回路基板WK2が位置決めされる。また、エア吸引路22bが設けられ、このエア吸引路22bからエアの吸引を行うことにより、フレキシブル回路基板WK2がFPCプレート22の上面に真空吸着によって固定される。
図3に示すように、パネルプレート21から奧側(図3では上側)にはみ出た液晶パネルWK1の部分と、FPCプレート22から手前側(図3では下側)にはみ出たフレキシブル回路基板WK2の部分とがガラスブロック23の上で重なり合っている。この重なり合う部分が互いに加熱加圧接着される部分である。この重なり部分の左右両端部には、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の両方に位置決めマークMKが形成されている。この一対の位置決めマークMKが共に正確に重なり合う状態になれば、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の位置決めが正しく行われていると判断できる。
上記のように液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2が位置決めされた状態を作業者が肉眼で直接視認することは必ずしも容易ではない。そこで、図2に示したように、左右一対の撮像装置15によって位置決めマークMKを中心とする重なり部分を撮像し、その拡大映像を左右一対のモニターディスプレイ16に表示する。この重なり部分の撮像を可能にするために、重なり部分が載置される台をガラスブロック23(光透過性ブロック)で構成している。そして、図3(b)に示すように、その下方に配置された光源15aからの光で重なり部分を照明し、重なり部分からの反射光をプリズム15bで曲げて撮像装置15のCCDカメラで受光するように構成している。後述するように、光源15a及びプリズム15bは、レンズ部及びCCDカメラと共に一体の撮像装置15を構成している。なお、本実施例の加熱加圧接着装置では、光源15aとして発光ダイオード(LED)を使用している。
作業者は、モニターディスプレイ16に表示された拡大画像を見ながら、後述の位置調整手段を操作してパネルプレート21の位置を調整することにより、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との位置決め(微調整)を行うことができる。なお、FPCプレート22にも位置調整手段が設けられているが、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との位置決め(微調整)の際は作業者から見て手前側のパネルプレート21の位置調整手段が使用される。奧側のFPCプレート22の位置調整手段は、例えば液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の種類(形状)が変わるとき(機種切替時)等の初期設定時の位置合わせのために使用される。
次に、本実施例の加熱加圧接着装置におけるステージ部及び撮像装置の詳細について、図4から図6を参照しながら説明する。図4は、本実施例の加熱加圧接着装置におけるステージ部及び撮像装置を示す上面図である。図5は、ステージ部及び撮像装置の側面図である。図6は、ステージ部及び撮像装置の手前側から見た立面図である。
ステージ4及び撮像装置15が載置されたスライドテーブル8は、ベース2の上に手前側から奧側へ(図4及び図5では左右方向に)延びるように敷設された一対の平行なガイドレール9に沿って移動可能である。スライドテーブル8の下面には、一対のガイドレール9に係合する3対のスライド片8aが取り付けられている。また、ベース2の下側にはアクチュエータとしての送りシリンダ17が配置され、スライドテーブル8の下面から垂下する送り爪8bが送りシリンダ17の上部の可動片17aに係合している。なお、送りシリンダ17の代わりに、サーボモータやパルスモータ等のアクチュエータを使用してもよい。
スライドテーブル8は、送りシリンダ17に駆動されて手前側のアライメント位置と奧側の加熱加圧位置との間で前進及び後退移動する。アライメント位置は、ステージ4のパネルプレート21及びFPCプレート22に液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2をセットして位置合わせの確認又は微調整を行う位置である。加熱加圧位置は、加熱加圧ヘッド部5を下降させて、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との重なり部分を加熱加圧接着する位置である。
スライドテーブル8の上には、ステージ4を構成するパネルステージ部6とFPCステージ部7とが取り付けられている。パネルステージ部6にはパネルプレート21が含まれ、FPCステージ部7にはFPCプレート22が含まれている。また、スライドテーブル8に対してパネルプレート21の位置及びFPCプレート22の位置を独立に調整するための位置調整手段がパネルステージ部6及びFPCステージ部7にそれぞれ設けられている。
先ず、パネルステージ部6の位置調整手段は以下のように構成されている。パネルプレート21は、その手前側部分21cが、その下のYプレート24に対して垂直軸心周りに回転自在に取り付けられている。そして、この回転角度θを手動調整するためのθ軸調整ヘッド25が設けられている。このθ軸調整ヘッド25を順方向に回転操作すると、パネルプレート21(手前側部分21c)の突出片21dが押されて、パネルプレート21が垂直軸心VA1周りに回転する(図4では時計回りに回転する)。また、θ軸調整ヘッド25を逆方向に回転操作したときにパネルプレート21が反時計回りに回転するような付勢力を与える引っ張りコイルばね26が突出片21dの先端部と固定側との間に掛けられている。
パネルステージ部6のYプレート24は、その下のXプレート27に対してY軸方向(図4及び図5で左右方向)に移動可能に取り付けられている。そして、このY軸方向位置を手動調整するためのY軸調整ヘッド28と引っ張りコイルばね29が設けられている。更にXプレート27は、その下のZプレート30に対してX軸方向(図4で上下方向)に移動可能に取り付けられている。そして、このX軸方向位置を手動調整するためのX軸調整ヘッド31と引っ張りコイルばね32が設けられている。
更に、Zプレート30は、パネルステージ基部6aに対してZ軸方向(図5で上下方向)に移動可能に取り付けられている。そして、このZ軸方向位置を手動調整するためのZ軸調整ヘッド33が設けられている。なお、Z軸方向には重力が働くので、引っ張りコイルばねは不要である。Z軸調整ヘッド33を順方向に回転操作するとZプレート30が上昇し、逆方向に回転操作するとZプレート30は自重で下降する。
上記のような位置調整手段によって、パネルステージ部6のパネルプレート21は、X、Y、Z軸方向に位置調整可能であり、更に垂直軸心VA1周りに回転調整可能である。なお、Z軸方向の位置調整は初期設定時のみに行い、ワーク毎の微調整には使用しない。Z軸方向の位置調整は、スライドテーブル8の左右両側に設けられた一対のダイヤルゲージ35を見ながら、Zプレート30の水平姿勢を維持するように行う。また、調整完了後にZ軸方向の位置を固定するための一対のロックねじ36が備えられている。
FPCステージ部7にもパネルステージ部6と同様の位置調整手段が備えられている。つまり、FPCプレート22の位置がX、Y、Z軸方向に位置調整可能であり、更に垂直軸心VA2周りに回転調整可能である。これらの調整操作部として、パネルステージ部6と同様に、X軸調整ヘッド37、Y軸調整ヘッド38、Z軸調整ヘッド39及びθ軸調整ヘッド40が設けられている。
なお、FPCステージ部7のFPCプレート22の位置調整手段は、例えば加熱加圧接着の対象であるワーク(液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2)の種類や形状が変わるとき(機種変更時)の初期設定のために使用される。調整が完了すれば調整位置が固定される。ワーク毎の位置調整(微調整)には上述のようにパネルステージ部6のパネルプレート21の位置調整手段が使用される。
次に、撮像装置15について説明する。図4から図6に示すように、撮像装置15は、光源15a、プリズム15b、レンズ部15c及びCCDカメラ15dを含んでいる。これらがX軸可動プレート41の上に一体に載置され、X軸可動プレート41は、その下のY軸可動プレート42の上にX軸方向に延びるように敷設されたガイドレール42aに沿って移動可能である。X軸可動プレート41をX軸方向に移動させるためのねじ送り機構が備えられ、ねじ送り操作つまみ43を順方向に回転操作すると、撮像装置15が実線で示す位置から破線で示す位置へ前進する。ねじ送り操作つまみ43を逆方向に回転操作すると、破線の位置から実線の位置へ後退する。
図4及び図6に示すように、Y軸可動プレート42の下にはYZ軸調整ユニット44が設けられ、Y軸可動プレート42はカメラベースプレート45に対してY軸方向及びZ軸方向に位置調整可能である。Y軸方向の位置調整と調整後の位置固定のためにY軸調整つまみ46とロックねじ47が設けられ、Z軸方向の位置調整と調整後の位置固定のためにZ軸調整つまみ48とロックねじ49が設けられている。
カメラベースプレート45は、図6に示されているように、スライドテーブル8の左右両端部に固定されている。したがって、スライドテーブル8が移動すれば撮像装置15も一緒に移動する。そして、通常は図6に破線で示したようにX軸方向に前進した撮像位置にあり、機種切替やメンテナンスの必要が生じたときに、実線の待避位置まで後退させることができる。図6に破線で示した撮像位置では、図3(b)に示したように、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分の真下にプリズム15bが位置している。
図7は、ワークの位置決めのための撮像の様子を示す模式図である。この図において、分かりやすくするために、光源15aは実際の位置からずれた位置に描かれている。実際には、図5に示すように、光源15aはプリズム15bの側方に位置する。光源15aからの光がガラスブロック23を通過して、その上に位置する液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分を下から照明する。その反射光のうち、ガラスブロック23を真下に通過した光がプリズム15bで水平方向に曲げられ、レンズ部15cを通ってCCDカメラ15dに入射する。こうして、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分の映像がCCDカメラ15dによって取得される。取得された映像は、加熱加圧接着装置の上部に備えられた一対のモニターディスプレイ16に表示される。
図8は、本実施例の加熱加圧接着装置における撮像装置の信号処理の概略を示すブロック図である。CCDカメラ15dから出力される映像信号は、信号処理部51で処理され、モニターディスプレイ16に与えられる。また、必要に応じて、映像信号を記録装置52に記録することができる。記録装置52として、ビデオテープ、磁気ディスク、DVD等を使用することができる。記録する映像は静止画でもよいし、動画でもよい。一定時間毎のフレーム(コマ送り映像)を記録してもよい。信号処理部51で静止画又は動画の圧縮処理を行って得られたディジタル信号を記録するようにしてもよい。
撮像のタイミングや記録の要否は司令部53からの指令信号に基づいて信号処理部51が判断し、CCDカメラ15dや記録装置52が信号処理部51によって制御される。司令信号(撮像、記録の開始及び停止信号等)として、操作パネル1からの信号を使用することができる。また、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2をエアで吸着させる信号やスライドテーブル8を移動させる信号等を使用し、これらの動作に同期させて撮像(表示)や記録の開始及び停止を行うようにしてもよい。
本実施例の加熱加圧接着装置によれば、作業者は、スライドテーブル8が手前側の位置(アライメント位置)にあるときに、パネルプレート21及びFPCプレート22に液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2をセットし、操作パネル1を操作して真空吸着による液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の個別固定を行う。このとき、両者の重なり部分(加熱加圧接着される部分)の映像が撮像装置15によって取得され、モニターディスプレイ16に表示される。作業者はモニターディスプレイ16を見ながら、液晶パネルWK1とフレキシブル回路基板WK2との位置合わせ状態を確認し、必要ならばパネルプレート21の位置を調整して位置合わせ状態の微調整を行う。正しい位置合わせ状態が確認されると、作業者は操作パネル1を操作してスライドテーブル8を加熱加圧位置まで前進させる。
撮像装置15はスライドテーブル8と共に移動して、加熱加圧位置でも液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分を撮像する。したがって、作業者は、モニターディスプレイ16の表示を見て、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の位置合わせ状態に変化が無いか確認することができる。正しい位置合わせ状態が維持されていることが確認できれば、作業者は操作パネル1を操作して加熱加圧ヘッド部5を下降させ、前述の保護テープを介して液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分が加熱加圧される。その結果、この部分で液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2が互いに固定され、端子間の電気接続が形成される。この間も撮像装置15による撮像と、得られた映像のモニターディスプレイ16による表示が行われるので、作業者は加熱加圧接着の様子を拡大映像で観察することができる。
スライドテーブル8が加熱加圧位置まで前進したときに、振動その他の原因で、万一、液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分に位置ずれが発生していることがモニターディスプレイ16の表示から分かった場合は、作業者はスライドテーブル8をアライメント位置まで戻して、位置合わせの再調整を行うことができる。また、位置ずれが生じた原因を必要に応じて解析することになる。この際、スライドテーブル8がアライメント位置から加熱加圧位置まで前進したときの液晶パネルWK1及びフレキシブル回路基板WK2の重なり部分の映像が連続的な映像(動画又はコマ送り映像)として取得され、記録装置52に記録されておれば、それを再生することによって位置ずれの原因解析が容易になると考えられる。
このようにして、本実施例の加熱加圧接着装置は、ワーク同士の加熱加圧接着を行う際の歩留まりの向上、位置ずれの原因解析の効率化、加熱加圧接着の品質の安定確保等に寄与することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の実施例に限らず、種々の形態で実施することができる。図面に示した加熱加圧接着装置の具体的な構造及び各部材の形状は一例に過ぎず、適宜変更可能である。
例えば、撮像装置15の光学系を構成するプリズム15bをミラーで置き換えてもよい。また、光源15aは発光ダイオード(LED)に限らず、フィラメントランプを用いてもよい。CCDカメラ15dに代えてCMOSイメージセンサを用いたカメラ等を用いてもよい。また、光透過性ブロックとしてのガラスブロック23に代えて、アクリルブロックあるいはガラス板とアクリルブロックとの複合部材を使用してもよい。
4 ステージ
5 加熱加圧ヘッド部
6 パネルステージ部
7 FPCステージ部
8 スライドテーブル
9 ガイドレール
15 撮像装置
15a 光源
15b プリズム(光学系)
15c レンズ部(光学系)
15d カメラ
16 モニターディスプレイ
21 パネルプレート(第1のプレート)
22 FPCプレート(第2のプレート)
23 ガラスブロック(光透過性ブロック)
41〜47 撮像装置の位置調整手段
WK1 液晶パネル(第1のワーク)
WK2 フレキシブル回路基板(第2のワーク)
5 加熱加圧ヘッド部
6 パネルステージ部
7 FPCステージ部
8 スライドテーブル
9 ガイドレール
15 撮像装置
15a 光源
15b プリズム(光学系)
15c レンズ部(光学系)
15d カメラ
16 モニターディスプレイ
21 パネルプレート(第1のプレート)
22 FPCプレート(第2のプレート)
23 ガラスブロック(光透過性ブロック)
41〜47 撮像装置の位置調整手段
WK1 液晶パネル(第1のワーク)
WK2 フレキシブル回路基板(第2のワーク)
Claims (6)
- 複数のワークをセットするためのステージと、前記複数のワークの重なり部分に対して上方から下降して加熱及び加圧を行う加熱加圧ヘッド部とを備えた電子部品の加熱加圧接着装置であって、
前記ステージは、前記ワーク同士の位置合わせを行い、又は位置合わせ状態を確認するためのアライメント位置と、前記加熱加圧ヘッド部の下方の位置である加熱加圧位置との間で水平方向に移動可能であり、
前記ステージは、前記複数のワークの重なり部分が載置される部分が光透過可能に構成され、
前記ワークの下方から前記複数のワークの重なり部分を照明するための光源と、前記複数のワークの重なり部分からの反射光を受光してその映像を取得するための光学系及びカメラとを含む撮像装置が、前記ステージと共に移動可能に固定され、
前記ステージの前記アライメント位置から前記加熱加圧位置に至る任意の位置で前記複数のワークの重なり部分の映像を取得することが可能であることを特徴とする電子部品の加熱加圧接着装置。 - 前記撮像装置は、前記光源と、前記複数のワークの重なり部分から下方に向かう反射光の光路を水平方向に曲げるプリズム又はミラーと、該プリズム又はミラーからの光を集光するレンズ部と、該レンズ部で集光された光を結像してその映像信号を出力するカメラとが一体に構成されたものであることを特徴とする
請求項1記載の電子部品の加熱加圧接着装置。 - 前記撮像装置の前記ステージに対する固定位置をX、Y及びZ軸方向に調整するための位置調整手段を更に備えていることを特徴とする
請求項1又は2記載の電子部品の加熱加圧接着装置。 - 前記撮像装置から出力される映像信号を記録する記録装置を更に備えていることを特徴とする
請求項1、2又は3記載の電子部品の加熱加圧接着装置。 - 前記ステージは、第1及び第2のワークをセットするために水平方向に離間して配置された第1及び第2のプレートと、該第1及び第2のプレートの間に配置された光透過性ブロックとを含み、前記第1及び第2のプレートの少なくとも一方の位置調整が可能であることを特徴とする
請求項1、2、3又は4記載の電子部品の加熱加圧接着装置。 - 前記第1プレート、前記第2プレート、前記光透過性ブロック及び前記撮像装置が、水平方向に移動可能なスライドテーブルに取り付けられていることを特徴とする
請求項5記載の電子部品の加熱加圧接着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054170A JP2007234839A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 電子部品の加熱加圧接着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054170A JP2007234839A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 電子部品の加熱加圧接着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007234839A true JP2007234839A (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=38555124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006054170A Pending JP2007234839A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 電子部品の加熱加圧接着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007234839A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101447981B1 (ko) * | 2013-05-06 | 2014-10-13 | 주식회사 에이에스티젯텍 | 듀얼패널의 fpc를 가접합하기 위한 고정 장치 |
JP7057413B1 (ja) | 2020-10-13 | 2022-04-19 | マグナ ミラーズ(タイツァン)オートモーティブ テクノロジー カンパニー リミテッド | 警告灯モジュールをバックミラーの鏡に組み立てる方法 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006054170A patent/JP2007234839A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101447981B1 (ko) * | 2013-05-06 | 2014-10-13 | 주식회사 에이에스티젯텍 | 듀얼패널의 fpc를 가접합하기 위한 고정 장치 |
JP7057413B1 (ja) | 2020-10-13 | 2022-04-19 | マグナ ミラーズ(タイツァン)オートモーティブ テクノロジー カンパニー リミテッド | 警告灯モジュールをバックミラーの鏡に組み立てる方法 |
JP2022065594A (ja) * | 2020-10-13 | 2022-04-27 | マグナ ミラーズ(タイツァン)オートモーティブ テクノロジー カンパニー リミテッド | 警告灯モジュールをバックミラーの鏡に組み立てる方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101005800B1 (ko) | 전자 부품 실장 장치 및 방법 | |
JP4838095B2 (ja) | 半導体チップの実装装置及び実装方法 | |
JP4503382B2 (ja) | 電子部品実装方法および装置 | |
JP2008122145A (ja) | プローブ位置合わせ方法及び可動式プローブユニット機構並びに検査装置 | |
JP5710761B2 (ja) | ワークの精密貼合装置、およびワークの精密貼合方法 | |
KR101850808B1 (ko) | 전자 부품 실장 장치 및 전자 부품 제조 방법 | |
JP4710432B2 (ja) | 部品実装装置及び部品実装方法 | |
JP2010151925A (ja) | 基板処理装置、フラットパネルディスプレイの製造装置およびフラットパネルディスプレイ | |
KR102058364B1 (ko) | 기판 본딩 접합장치 | |
JP2007234839A (ja) | 電子部品の加熱加圧接着装置 | |
JP2008101938A (ja) | 検査装置 | |
KR101021312B1 (ko) | 본더의 얼라인먼트 장치 및 그 제어방법 | |
JP5365618B2 (ja) | 位置調整装置及び位置調整方法 | |
JP6928786B2 (ja) | 部品搭載装置および実装基板の製造方法 | |
JP4533602B2 (ja) | レンズ調芯装置及び方法 | |
JP2013092661A (ja) | 部品実装装置に用いる撮像用照明ユニット及び部品実装装置 | |
JP2012013802A (ja) | Fpdモジュールの位置決めマーク認識装置及びfpdモジュールの組立装置 | |
JP4937857B2 (ja) | 電子部品の実装装置及び実装方法 | |
JP4048897B2 (ja) | 電子部品位置合わせ方法及びその装置 | |
KR102064720B1 (ko) | 기판 본딩 접합장치 | |
JP2011066189A (ja) | 部品圧着装置 | |
JP2003031822A (ja) | 光学系調整装置 | |
JP2008210948A (ja) | ボンディング装置 | |
JP5854934B2 (ja) | 表面実装機、基板固定位置の認識方法 | |
KR100814047B1 (ko) | 부품 접착장치 |