JP6928786B2 - 部品搭載装置および実装基板の製造方法 - Google Patents

部品搭載装置および実装基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6928786B2
JP6928786B2 JP2017176348A JP2017176348A JP6928786B2 JP 6928786 B2 JP6928786 B2 JP 6928786B2 JP 2017176348 A JP2017176348 A JP 2017176348A JP 2017176348 A JP2017176348 A JP 2017176348A JP 6928786 B2 JP6928786 B2 JP 6928786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
component
mark
component mounting
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017176348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019054076A (ja
Inventor
明 亀田
明 亀田
茂 末野
茂 末野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017176348A priority Critical patent/JP6928786B2/ja
Publication of JP2019054076A publication Critical patent/JP2019054076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6928786B2 publication Critical patent/JP6928786B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Description

本発明は、基板に部品を搭載した液晶パネル基板等の実装基板を製造する部品搭載装置および実装基板の製造方法に関する。
液晶パネル基板等の実装基板を製造する部品搭載装置は、端部に接着部材としてのテープ状のACF(Anisotropic Conductive Film)が貼着された基板に駆動回路等のフィルム状部分を有する部品を搭載(仮圧着)する部品搭載作業部を備えている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の部品搭載作業部は、撮像視野を上方に向けた撮像カメラと、撮像軸と光軸が一致する照明光を照射するライトを備えている。部品搭載作業部は、ライトで基板の下方から照明光を照射し、透明な基板の上面に設けられた位置認識用のマークの裏面で反射した照明光を撮像カメラで撮像して、撮像画像よりマークを認識して部品が搭載される基板の位置を補正して部品を搭載している。
特開2014−49666号公報
フレキシブル基板のように基板がフィルム状の部材から成っている場合には、マークが設けられた基板の端部領域にしわや反り等の変形が生じていることがある。特許文献1を含む従来技術では、変形が生じた基板のマークを撮像すると、反射した照明光は撮像カメラに入射しにくいため、マークの画像が不明瞭になって認識エラーが生じるおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、基板がフィルム状の部材から成る場合であっても、基板に設けられたマークを明瞭に認識することができる部品搭載装置および実装基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の部品搭載装置は、基板の透明な領域に設けられた部品搭載領域に部品を搭載する部品搭載装置であって、前記基板を保持する基板保持テーブルと、前記基板保持テーブルによって、前記部品搭載領域が所定の作業位置に位置するように保持された前記基板の下方から、前記透明な領域に形成されたマークを撮像する撮像カメラと、前記部品搭載領域に搭載される前記部品を載置して前記作業位置に移動させる中継テーブルと、前記中継テーブルに設けられ、保持された前記基板の前記マークの上方から照明光を照射する照明手段と、を備える。
本発明の実装基板の製造方法は、基板の透明な領域に設けられた部品搭載領域に部品を搭載する実装基板の製造方法であって、前記基板を基板保持テーブルに保持させる基板保持工程と、前記部品搭載領域が所定の作業位置に位置するように、前記基板を保持する前記基板保持テーブルを移動させる基板保持テーブル移動工程と、中継テーブルに前記部品搭載領域に搭載される前記部品を載置する部品載置工程と、載置された前記部品が前記作業位置に位置するように、前記中継テーブルを移動させる中継テーブル移動工程と、前記中継テーブルに設けられた照明手段により、前記基板保持テーブルに保持された前記基板の前記透明な領域に形成されたマークの上方から照明光を照射する照明工程と、前記基板保持テーブルに保持された前記基板の下方から、撮像カメラにより前記マークを撮像するマーク撮像工程と、を含む。
本発明によれば、基板がフィルム状の部材から成る場合であっても、基板に設けられたマークを明瞭に認識することができる。
本発明の一実施の形態における部品搭載装置の斜視図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置の一部の側面図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置が備える基板保持移動部をマーク撮像カメラ、基板及び部品とともに示す斜視図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置による実装基板の製造方法のフローを示す図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品搭載装置の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品搭載装置の動作説明図
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1及び図2は本実施の形態における部品搭載装置1を示している。部品搭載装置1は、フィルム状の部材から成る基板2(例えばフレキシブル基板)などの端部の透明な領域に設けられた部品搭載領域2aに部品3を搭載する装置である。以下の説明では、作業者OPから見た左右方向をX軸方向とする。また、作業者OPから見た前後方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
図3において、基板2の上面の端部には電極2dが設けられている。電極2dのX軸方向の両端部を挟む位置には、一対の基板側マーク2mが設けられている。電極2dは、前工程において貼り付けられたACF等の熱硬化性樹脂テープJTによって覆われている(図2も参照)。本実施の形態において基板2の部品搭載領域2aとは、基板2の端部の電極2dが設けられた部分(熱硬化性樹脂テープJTによって覆われた部分)をいう。
図3において、部品3の前端部の下面には部品端子3dが設けられている。部品端子3dのX軸方向の両端部を挟む位置には一対の部品側マーク3mが設けられている。これら一対の部品側マーク3mの間隔は、基板2に設けられた一対の基板側マーク2mの間隔とほぼ同じである。このため、2つの基板側マーク2mと2つの部品側マーク3mを平面視において一致させた状態で部品3を下降させ、基板2に部品3を押し付けると、電極2dと部品端子3dとが接合されて、部品3が基板2に搭載される。
図1及び図2において、部品搭載装置1は、基台11上に基板保持移動部12、2つのマーク撮像カメラ13、部品供給テーブル14及び中継テーブル15を有するほか、部品側マーク認識カメラ16、移載ヘッド17及び搭載ヘッド18を備えた構成となっている。基板保持移動部12は基台11の前部(作業者OPから見た手前側)に設けられており、部品供給テーブル14は基台11の後部(作業者OPから見た奥側)に設けられている。中継テーブル15は基台11上の基板保持移動部12と部品供給テーブル14との間の位置に設けられている。
図1及び図2において、基板保持移動部12は基台11に設けられたテーブル移動機構21と、テーブル移動機構21によってX軸方向及びY軸方向(すなわち水平面内方向)に移動されるテーブルベース22を備えている。テーブルベース22には、基板保持テーブル23とバックアップ部24が設けられている。基板保持テーブル23は、テーブルベース22に設けられたテーブル昇降部22Mによって基台11に対して昇降される。
バックアップ部24は基板保持テーブル23の後方をX軸方向に延びており、テーブルベース22に固定して設けられている。テーブル移動機構21はテーブルベース22をX軸方向及びY軸方向に移動させることによって、基板保持テーブル23とバックアップ部24を一体に水平面内方向に移動させる。
図3において、基板保持テーブル23は、その上面に部品搭載装置1の外部から供給された基板2の下面の中央の領域を支持する。基板保持テーブル23の上面で基板2の下面を支持する領域には、基板2を吸着して保持する複数の基板吸着口23Sが備えられている。バックアップ部24は、基板保持テーブル23に下面が支持された基板2の部品搭載領域2aの下面を支持する。テーブル昇降部22Mは、基板保持テーブル23をテーブルベース22に対して(すなわちバックアップ部24に対して)昇降させ、基板保持テーブル23とバックアップ部24が支持する基板2が水平姿勢に保持されるように、バックアップ部24に対する基板保持テーブル23の高さ調整を行う。
図3において、バックアップ部24は、基板2が有する2つの基板側マーク2mの間隔で設けられた2つの切欠部24Hを有している。各切欠部24Hはバックアップ部24を上下に貫通して設けられている。2つの切欠部24Hは、基板2が基板保持テーブル23に保持され、基板2の部品搭載領域2aの下面がバックアップ部24に支持された状態で、基板2が有する2つの基板側マーク2mを下方から視認できる位置に(すなわち、後述する2つのマーク撮像カメラ13によって撮像できる位置に)設けられている。
図1及び図2において、基板保持移動部12は、基板保持テーブル23とバックアップ部24によって基板2を保持した後、テーブル移動機構21によってテーブルベース22を水平面内方向に移動させ、基板2の部品搭載領域2aを部品供給テーブル14の手前側(作業者OPの側)の所定の位置(以下、その位置を作業位置SGと称する。図2及び図6参照)に位置させる。このとき基板保持テーブル23とバックアップ部24は一体に移動するので、基板保持テーブル23とバックアップ部24とによって水平姿勢に保持された基板2は、水平姿勢を維持した状態で移動する。
図1及び図2において、部品供給テーブル14は、複数の部品3を整列状態で保持している。部品供給テーブル14は、部品供給テーブル移動機構14Mに連結されている。部品供給テーブル移動機構14Mは、部品供給テーブル14を水平面内方向に移動させる。
図1、図2及び図3において、2つのマーク撮像カメラ13はそれぞれ撮像視野を上方に向けた状態で基台11上に取り付けられている。2つのマーク撮像カメラ13は作業位置SGの下方の位置にX軸方向に並んで配置されており、その間隔は2つの部品側マーク3mの間隔(及び2つの基板側マーク2mの間隔)とほぼ一致している(図3)。
図3において、テーブル移動機構21によってテーブルベース22が水平面内方向に移動されて基板2の部品搭載領域2aが作業位置SGに位置すると、基板2に設けられた2つの基板側マーク2mは2つのマーク撮像カメラ13の直上に位置する。このときバックアップ部24に設けられた2つの切欠部24Hも2つのマーク撮像カメラ13の直上に位置する。このため各マーク撮像カメラ13は、切欠部24Hを通して、その直上に位置する基板側マーク2mを撮像することができる。
図1及び図2において、中継テーブル15は、基台11上に設けられた中継テーブル移動機構15Mに連結されている。中継テーブル移動機構15Mは、中継テーブル15をY軸方向に沿った第1の位置と第2の位置との間で移動させる。ここで「第1の位置」は、後述する移載ヘッド17によって部品供給テーブル14から部品3が移載される位置(図6(a))である。
また、「第2の位置」は、移載ヘッド17により移載された部品3を作業位置SGに位置させる位置(図6(c))である。第2の位置は、第1の位置の前方に位置している。中継テーブル移動機構15Mは、中継テーブル15をX軸方向にも移動させることができる。このように、中継テーブル15は、部品搭載領域2aに搭載される部品3を載置して作業位置SGに移動する。
図1及び図2において、中継テーブル15の前端部(作業者OPから見た手前側)の下面には、X軸方向に延びる照明部25が設けられている。照明部25には、LEDチップなどの発光体がX軸方向に複数並んで配置されている。照明部25は、各発光体が下方に向けて発光することで、X軸方向に帯状の照明光25a(図6(c))を下方に照射する。
照明部25は、基板保持テーブル23が保持する基板2の部品搭載領域2aが作業位置SGに位置して中継テーブル15が第2の位置に位置する状態で、2つのマーク撮像カメラ13の上方に位置する(図6(c))。この状態で照明部25が照明光25aを照射することにより、各マーク撮像カメラ13は、切欠部24Hを通してその直上に位置する基板側マーク2mを撮像することができる。なお、照明部25は、必ずしも照明光25aを帯状に照射させる必要はなく、少なくとも部品搭載領域2aを作業位置SGに位置させた基板2の2つの基板側マーク2mに対して上方から照明光25aを照射できるものであればよい。
このように本実施の形態において、マーク撮像カメラ13は、基板保持テーブル23によって、部品搭載領域2aが所定の作業位置SGに位置するように保持された基板2の下方から、透明な領域に形成されたマーク(基板側マーク2m)を撮像する撮像カメラである。照明部25は中継テーブル15の前端部の下面に設けられ、基板保持テーブル23によって保持された基板2のマーク(基板側マーク2m)の上方から照明光25aを照射する照明手段である。
図1において、部品側マーク認識カメラ16は、撮像視野を下方に向けて設置されている。部品側マーク認識カメラ16は、カメラ移動機構16M(図4)に連結されている。カメラ移動機構16Mは、部品側マーク認識カメラ16をX軸方向に移動させる。カメラ移動機構16Mは中継テーブル15に載置された部品3の上方で部品側マーク認識カメラ16をX軸方向に移動させ、部品側マーク認識カメラ16は中継テーブル15に載置された部品3の上面にX軸方向に並んで設けられた2つの部品側マーク3mを上方から撮像する。
図2において、移載ヘッド17は、下端に部品3を吸着する部品吸着口17Kを備えている。移載ヘッド17は、移載ヘッド移動機構17M(図4)に連結されている。移載ヘッド移動機構17Mは、移載ヘッド17をY軸方向及びZ軸方向に移動させる。移載ヘッド17は部品供給テーブル14の上方領域と中継テーブル15の上方領域との間で移動することにより、部品供給テーブル14から供給される部品3を第1の位置に位置した中継テーブル15に移載する(図6(a)。詳細は後述)。
図2において、搭載ヘッド18は下端に部品3を吸着する部品吸着部18Kを備えている。搭載ヘッド18は、搭載ヘッド移動機構18M(図4)に連結されている。搭載ヘッド移動機構18Mは、搭載ヘッド18をZ軸方向に移動させ、またZ軸回りに回転させる。搭載ヘッド18は作業位置SGの上方で昇降することにより、第2の位置に位置した中継テーブル15から部品3を吸着してピックアップし(図7(a))、中継テーブル15が後方に移動した後に下降することによって部品3を部品搭載領域2aに押圧して搭載する(図7(c)。詳細は後述)。
図4において、部品搭載装置1が備える制御装置30は、部品搭載制御部31を有している。部品搭載制御部31は、テーブル移動機構21によるテーブルベース22の(すなわち基板保持テーブル23及びバックアップ部24の)水平面内方向への移動、テーブル昇降部22Mによる基板保持テーブル23のZ軸方向への移動、2つのマーク撮像カメラ13による撮像、部品供給テーブル移動機構14Mによる部品供給テーブル14の水平面内方向への移動、中継テーブル移動機構15Mによる中継テーブル15のY軸方向への移動とX軸方向への位置補正の各制御を行う。
また、部品搭載制御部31は、カメラ移動機構16Mによる部品側マーク認識カメラ16のX軸方向への移動、部品側マーク認識カメラ16による撮像、移載ヘッド移動機構17Mによる移載ヘッド17のY軸方向及びZ軸方向への移動、搭載ヘッド移動機構18Mによる搭載ヘッド18のZ軸方向への移動及びZ軸回りの回転、照明部25による照明光25aの照射の各動作制御を行う。
図4において、2つのマーク撮像カメラ13による撮像によって得られた画像情報及び部品側マーク認識カメラ16による撮像によって得られた画像情報はそれぞれ制御装置30に送られる。制御装置30にはタッチパネル等の入出力装置32が接続されており、作業者OPは入出力装置32を通して部品搭載装置1に所要の入力を行うことができる。また作業者OPは、入出力装置32を通じて部品搭載装置1に関する各種情報を得ることができる。
次に、図5のフローに沿って、図6及び図7を参照しながら、部品搭載装置1による基板2の透明な領域に設けられた部品搭載領域2aに部品3を搭載する実装基板の製造方法について説明する。
図5において、まず、テーブル移動機構21は、基板保持移動部12を基台11の前左方の所定の位置(基板受取り位置と称する)に位置させる(図1)。次いで基板保持移動部12は、部品搭載装置1の外部から供給された基板2を受け取って、基板2を基板保持テーブル23に保持させる(ST1:基板保持工程)。基板保持工程(ST1)では、テーブル昇降部22Mが作動し、基板2を水平姿勢に保持できるように、バックアップ部24に対する基板保持テーブル23の高さ調整を行う。
図5において、次いでテーブル移動機構21は、基板保持移動部12を基板受取り位置よりも後方の位置に移動させ(図6(a)に示す矢印A)、基板2の部品搭載領域2aを作業位置SGに位置させる(ST2:基板保持テーブル移動工程)。すなわち、テーブル移動機構21は、部品搭載領域2aが所定の作業位置SGに位置するように、基板2を保持する基板保持テーブル23を移動させる。
次いで移載ヘッド17は、部品供給テーブル14の上方に移動して下降し、部品3を吸着する。次いで移載ヘッド17は、部品3を吸着した状態で中継テーブル移動機構15Mによって第1の位置に移動している中継テーブル15の上方に移動して下降し、中継テーブル15上に部品搭載領域2aに搭載される部品3を載置する(ST3:部品載置工程)(図6(a))。
次いで移載ヘッド17は上方へ移動し、そこから更に後方へ移動することによって、中継テーブル15の上方領域(部品側マーク認識カメラ16による撮像領域)から退避する。次いで移載ヘッド17は、部品供給テーブル14に保持されている次に中継テーブル15に載置すべき部品3の上方に移動する(図6(b))。次いで部品側マーク認識カメラ16は、カメラ移動機構16Mに駆動されてX軸方向に移動しながら部品3が備える2つの部品側マーク3mを撮像する(部品側マーク撮像工程)(図6(b))。
次いで部品側マーク認識カメラ16は、撮像によって得られた画像情報を制御装置30に送信する。部品搭載制御部31は、部品側マーク認識カメラ16から送られてきた2つの部品側マーク3mの画像情報から中継テーブル15上での部品3の位置を把握する。部品搭載制御部31は、中継テーブル15上における部品3のX軸方向の位置が正規の位置からずれている場合には、その正規の位置からの位置ずれ量を算出する(部品側位置ずれ算出工程)。
図5において、次いで中継テーブル移動機構15Mは、中継テーブル15を第1の位置から第2の位置に移動させる(ST4:中継テーブル移動工程)(図6(c))。すなわち中継テーブル移動機構15Mは、載置された部品3が作業位置SGに位置するように、中継テーブル15を移動させる。中継テーブル移動工程(ST4)と同時期に、移載ヘッド17は、次に中継テーブル15に載置すべき部品3の上方から下降して、その部品3を吸着する(図6(c))。
中継テーブル移動工程(ST4)において部品搭載制御部31は、中継テーブル15を第1の位置から第2の位置へ移動させるときに、位置ずれ算出工程で算出した中継テーブル15上における部品3のX軸方向の位置ずれ量を補正するように、中継テーブル15をX軸方向に移動させる。これにより、中継テーブル15上の部品3は、搭載ヘッド18の直下に位置する。
図5において、次いで照明部25(照明手段)は、基板保持テーブル23に保持された基板2の透明な領域に形成されたマーク(基板側マーク2m)の上方から照明光25aを照射する(ST5:照明工程)(図6(c))。次いで2つのマーク撮像カメラ13(撮像カメラ)は、基板保持テーブル23に保持された基板2の下方から、マーク(基板側マーク2m)を撮像する(ST6:マーク撮像工程)(図6(c))。このように、照明光25aを透過させながら基板側マーク2mを撮像することで、基板2がフィルム状の部材から成る場合であっても、基板2に設けられたマーク(基板側マーク2m)を明瞭に認識することができる。
次いで2つのマーク撮像カメラ13は、撮像によって得られた画像データを制御装置30に送信する。部品搭載制御部31は、送られてきた画像データに基づいて画像認識を行い、部品搭載領域2aが作業位置SGに位置した状態における基板2のX軸方向、Y軸方向及びZ軸回りの回転方向それぞれの位置ずれを算出する(基板側位置ずれ算出工程)。
図5において、次いで照明部25(照明手段)は、照射していた照明光25aを消灯する(ST7:消灯工程)。次いで搭載ヘッド18は下降し、部品吸着部18Kを中継テーブル15に載置された部品3に当接させて吸着し(図7(a))、上昇して部品3をピックアップする(ST8:部品ピックアップ工程)。
次いで中継テーブル移動機構15Mは、中継テーブル15を第1の位置に移動させて作業位置SGの上方から退避させる(ST9:中継テーブル退避工程)(図7(b))。すなわち、中継テーブル15は、下降する搭載ヘッド18と干渉しない位置まで移動する。これにより搭載ヘッド18がピックアップした部品3は、部品搭載領域2a(熱硬化性樹脂テープJT)の上方に位置する(図7(b))。また、中継テーブル退避工程(ST9)の間、移載ヘッド17は、第1の位置に移動した中継テーブル15の上方に移動する(図7(b))。
図5において、次いで基板側位置ずれ算出工程で算出した基板2側の位置ずれ量と、部品側位置ずれ算出工程で算出した部品3側の位置ずれ量とに基づいて、2つの基板側マーク2mと2つの部品側マーク3mが平面視において一致するように位置補正を行う(ST10:基板位置補正工程)。具体的には、テーブル移動機構21は基板保持移動部12を(すなわち基板2を)移動させ、搭載ヘッド移動機構18Mは搭載ヘッド18を(すなわち部品3を)Z軸回りに回転させる。このように、基板位置補正工程(ST10)では、マーク撮像工程(ST6)において撮像されたマーク(基板側マーク2m)に基づいて、保持された基板2の位置を補正する。
次いで搭載ヘッド移動機構18Mは、部品3を保持する搭載ヘッド18を作業位置SGの上方から下降させ、バックアップ部24に支持された基板2の部品搭載領域2aに部品3を押し付けて(図7(c)中に示す矢印B)、基板2に部品3を搭載する(ST11:部品搭載工程)。すなわち、部品ピックアップ工程(ST8)においてピックアップした部品3を、搭載ヘッド18を下降させて保持される基板2の部品搭載領域2aに搭載する。部品搭載工程(ST11)と同時期に、移載ヘッド17は吸着した部品3を第1の位置に移動した中継テーブル15上に載置(移載)する(図7(c))。
図5において、次いで搭載ヘッド移動機構18Mは、搭載ヘッド18を上昇させる。次いでテーブル移動機構21は、基板保持移動部12を水平面内で移動させ、基台11の前右方の所定の位置(基板受渡し位置と称する)に位置させる。次いで基板保持テーブル23は吸着している部品3が搭載された基板2を解放して、部品搭載装置1の外部の機構に受け渡す(ST12:基板受渡し工程)。これにより、基板2の1枚当たりの部品3の搭載作業が終了する。
上記説明したように、本実施の形態の部品搭載装置1は、基板2を保持する基板保持テーブル23と、基板保持テーブル23によって、基板2の透明な領域に設けられた部品搭載領域2aが所定の作業位置SGに位置するように保持された基板2の下方から、透明な領域に形成されたマーク(基板側マーク2m)を撮像する撮像カメラ(マーク撮像カメラ13)と、保持された基板2のマークの上方から照明光25aを照射する照明手段(照明部25)と、を備え、部品搭載領域2aに部品3を搭載する。これによって、照明光25aを透過させながら基板側マーク2mを撮像することができ、基板2がフィルム状の部材から成る場合であっても、基板2に設けられたマーク(基板側マーク2m)を明瞭に認識することができる。
なお、上述の照明手段は、中継テーブル15の前端部の下面に設けられた照明部25であったが、本実施の形態の照明手段はこの構成に限定されることはない。例えば、照明手段は照明部25を中継テーブル15以外の部位に配置して、マーク撮像工程(ST6)の際に、中継テーブル移動機構15M以外の機構で基板2の基板側マーク2mの上方に移動するものであってもよい。すなわち、照明手段は、マーク撮像工程(ST6)において、基板保持テーブル23によって保持された基板2の基板側マーク2mの上方から照明光25aを照射するものであればよい。
また、本実施の形態の部品搭載装置1が部品3を搭載する対象とする基板は、フィルム状の部材から成るものに限定されることはない。すなわち、基板側マーク2mが形成される領域(部品搭載領域2aの周囲)が透明であれば、ガラスなどの硬質の部材から成る基板であってもよい。例えば、ガラス基板の上面に基板側マーク2mが形成された基板であって、下方から照射した照明光の反射光で撮像すると乱反射により基板側マーク2mが鮮明に撮像できないものであっても、本実施の形態の部品搭載装置1は、上方からの透過光により撮像することで基板側マーク2mを鮮明に撮像することができる。
また、バックアップ部24は、テーブルベース22に固定されて基板保持テーブル23と一体的に移動する構成に限定されることはない。例えば、バックアップ部24は、2つの切欠部24Hが2つのマーク撮像カメラ13の真上となる位置で基台11上に固定するものであってもよい。また、部品側マーク認識カメラ16は、X方向に移動しながら部品3の2つの部品側マーク3mを撮像する構成に限定されることはない。例えば、部品側マーク認識カメラ16は、2つの部品側マーク3mを同時に撮像可能な広視野のカメラを固定して設置するものであってもよい。
本発明の部品搭載装置および実装基板の製造方法は、基板がフィルム状の部材から成る場合であっても、基板に設けられたマークを明瞭に認識することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 部品搭載装置
2 基板
2a 部品搭載領域
2m 基板側マーク(マーク)
3 部品
13 マーク撮像カメラ(撮像カメラ)
15 中継テーブル
18 搭載ヘッド
23 基板保持テーブル
25 照明部(照明手段)
25a 照明光
SG 作業位置

Claims (3)

  1. 基板の透明な領域に設けられた部品搭載領域に部品を搭載する部品搭載装置であって、
    前記基板を保持する基板保持テーブルと、
    前記基板保持テーブルによって、前記部品搭載領域が所定の作業位置に位置するように保持された前記基板の下方から、前記透明な領域に形成されたマークを撮像する撮像カメラと、
    前記部品搭載領域に搭載される前記部品を載置して前記作業位置に移動させる中継テーブルと、
    前記中継テーブルに設けられ、保持された前記基板の前記マークの上方から照明光を照射する照明手段と、を備える、部品搭載装置。
  2. 基板の透明な領域に設けられた部品搭載領域に部品を搭載する実装基板の製造方法であって、
    前記基板を基板保持テーブルに保持させる基板保持工程と、
    前記部品搭載領域が所定の作業位置に位置するように、前記基板を保持する前記基板保持テーブルを移動させる基板保持テーブル移動工程と、
    中継テーブルに前記部品搭載領域に搭載される前記部品を載置する部品載置工程と、
    載置された前記部品が前記作業位置に位置するように、前記中継テーブルを移動させる中継テーブル移動工程と、
    前記中継テーブルに設けられた照明手段により、前記基板保持テーブルに保持された前記基板の前記透明な領域に形成されたマークの上方から照明光を照射する照明工程と、
    前記基板保持テーブルに保持された前記基板の下方から、撮像カメラにより前記マークを撮像するマーク撮像工程と、を含む、実装基板の製造方法。
  3. 前記中継テーブルに載置された前記部品を搭載ヘッドによりピックアップする部品ピックアップ工程と、
    前記中継テーブルを下降する前記搭載ヘッドと干渉しない位置まで移動させる中継テーブル退避工程と、
    前記マーク撮像工程において撮像された前記マークに基づいて、保持された前記基板の位置を補正する基板位置補正工程と、
    前記部品ピックアップ工程においてピックアップした前記部品を、前記搭載ヘッドを下降させて保持される前記基板の前記部品搭載領域に搭載する部品搭載工程と、をさらに含む、請求項に記載の実装基板の製造方法。
JP2017176348A 2017-09-14 2017-09-14 部品搭載装置および実装基板の製造方法 Active JP6928786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176348A JP6928786B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 部品搭載装置および実装基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176348A JP6928786B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 部品搭載装置および実装基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019054076A JP2019054076A (ja) 2019-04-04
JP6928786B2 true JP6928786B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=66013631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017176348A Active JP6928786B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 部品搭載装置および実装基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6928786B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114695229A (zh) * 2022-03-31 2022-07-01 深圳市联得自动化装备股份有限公司 键合对位装置、倒装芯片键合机和键合方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4119098B2 (ja) * 2001-02-27 2008-07-16 芝浦メカトロニクス株式会社 部品保持ヘッド、及びそれを用いた部品実装装置並びに部品実装方法
JP4330286B2 (ja) * 2001-05-17 2009-09-16 芝浦メカトロニクス株式会社 部品実装装置および部品実装方法
JP2006148164A (ja) * 2006-02-24 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品装着装置
JP5845417B2 (ja) * 2012-09-03 2016-01-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置及び部品実装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019054076A (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4147923B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP4503382B2 (ja) 電子部品実装方法および装置
JP4119098B2 (ja) 部品保持ヘッド、及びそれを用いた部品実装装置並びに部品実装方法
WO2016020975A1 (ja) 実装装置
JPWO2016092651A1 (ja) 部品実装機
JP2017220544A (ja) 部品実装機
JP5045184B2 (ja) 熱圧着装置
JP2017139388A (ja) 実装装置
JP6928786B2 (ja) 部品搭載装置および実装基板の製造方法
JP6475165B2 (ja) 実装装置
JP6351486B2 (ja) 電子部品搬送ノズル及びこれを有する電子部品実装装置
JP7535734B2 (ja) 部品撮像装置および部品実装装置
KR101021312B1 (ko) 본더의 얼라인먼트 장치 및 그 제어방법
CN107809899B (zh) 部件搭载装置以及部件搭载方法
CN106061133B (zh) 部件安装装置以及部件安装方法
JP5830650B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP6457245B2 (ja) 電子部品実装装置
CN110651538A (zh) 作业机及运算方法
JP6997069B2 (ja) 部品実装機
JP6742498B2 (ja) 部品実装システムおよび部品実装方法
WO2024189683A1 (ja) 実装装置、画像処理装置および画像処理方法
WO2021044688A1 (ja) 実装基板の製造方法および部品実装装置
TWI791762B (zh) 結合裝置
WO2021053747A1 (ja) 部品実装機
JP2006024664A (ja) ベアチップ搭載装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6928786

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151