JP2003031822A - 光学系調整装置 - Google Patents

光学系調整装置

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JP2003031822A
JP2003031822A JP2001214082A JP2001214082A JP2003031822A JP 2003031822 A JP2003031822 A JP 2003031822A JP 2001214082 A JP2001214082 A JP 2001214082A JP 2001214082 A JP2001214082 A JP 2001214082A JP 2003031822 A JP2003031822 A JP 2003031822A
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Akira Matsuno
明 松野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズモジュールと受光素子モジュールとの
光軸方向調整及び回転方向調整を効率良く行う。 【解決手段】 入射した光を収束して結像させるレンズ
を収容したレンズモジュール1と、レンズを通過した光
を受光する受光素子を収容した受光素子モジュール4
と、レンズモジュール1及び受光素子モジュール4が仮
組み立てされた仮組立体60がセットされると共に、光
学調整用のチャート29が取り付けられた調整装置61
に対し着脱自在となっている調整治具7とを備える。調
整治具7は仮組立体60におけるレンズモジュール1を
位置決め固定する固定手段と、受光素子モジュール4を
レンズモジュール1に対して光軸方向及び回転方向に位
置調整すると共に位置調整した状態を保持する位置調整
手段18,19とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージセンサ等
により画像を読み取る画像読み取り装置の光学系調整装
置に関し、結像レンズを用いて画像を受光素子に結像さ
せる際における焦点位置、回転位置を調整する光学系調
整装置に関する。
【0002】図10は特公昭60−28432号公報に
記載されている従来の光学系調整装置である。
【0003】この装置は、光学ブロック140内のレン
ズ145に対してフォトダイオードアレーを位置決めす
るものであり、この位置決めの後、配線基板149を光
学ブロック140の突起147に半田付け等によって固
定するように使用される。このため、光学ブロック14
0を所定位置に支持するための光学ブロック支持装置1
61を本体162に備えている。この光学ブロック支持
装置161に対して光学ブロック140を当て付けて固
定すると光学ブロック140の光学軸141は垂直方向
となる。
【0004】光学ブロック140の下方には、光学軸1
41と直交する回転軸167を有した回転ドラム166
が配置されており、光学調整用のチャート168が回転
ドラム166の外面に取り付けられている。回転ドラム
166の上方には本体162に取り付けられた2つの照
明灯169が設けられることにより、回転ドラム166
上のテストチャート168の読取られる面を照明するよ
うにしてある。
【0005】本体162上には、その上部で基板ホルダ
171を支持する調整装置170が設けられている。調
整装置170は基板ホルダ171に支持された配線基板
149上のフォトダイオードアレー148が、光学ブロ
ック140のレンズ145の光軸141に対して適正な
読取りが行われるように、配線基板149の位置及び姿
勢をレンズ145に対して微調整するものである。この
ため、調整装置170は、Z軸回転機構172、Z軸方
向微動機構173、X軸方向微動機構174、X軸方向
微動機構175及びY軸回転機構176を備えている。
【0006】配線基板149は、その穴部内に光学ブロ
ック140後端面に設けられた突起147をゆるく受け
入れる位置となるように調整装置170に支持される。
配線基板149から引き出されているリード線177
は、接続装置178に電気的に接続され、更にセンサス
キャン回路179、ヘッドアンプ回路180を介してオ
シロスコープ(図示省略)に接続されており、これによ
りフォトダイオードアレー148の読取り出力をオシロ
スコープ上に表示することができる。
【0007】この装置では、調整すべき光学ブロック1
40を光学ブロック支持装置161上に載せ、図示しな
いボルト等で固定する。次に、配線基板149を基板ホ
ルダ171の先端に載せる。そして、配線基板149か
ら延びるリード線177を接続装置178に電気的に接
続し、更に、ヘッドアンプ回路180の出力端子(図示
省略)を適当なオシロスコープに接続する。
【0008】その後、光学ブロック140の多数のレン
ズ145のうち一つを選択し、このレンズ用のフォトダ
イオードアレー148とを用いてテストチャート168
を読み取る。そして、オシロスコープで表示された読取
り信号を見ながら適正な信号が得られるように各軸を作
動して、フォトダイオードアレー148を適正な位置に
調整する。この調整の終了の後、配線基板149を突起
147に半田等を用いて固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
の従来の光学系調整装置では、フォトダイオードアレー
148の位置をレンズ145の光軸141に対して位置
出し完了後、本体162上で半田付け等により配線基板
149を光学ブロック140に固定するため、半田付け
を行っている間は、装置による調整ができない。このた
め装置の稼働率が低下する問題を有している。また、照
明に十分な光量が得られない場合は、装置の全体をボッ
クスで囲うが、これにより作業エリアが狭くなって半田
付けの作業性が悪くなる問題も有している。
【0010】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、位置の調整後における固定を位
置調整を行った装置外で行うことができ、これにより、
稼働率を向上させることが可能な光学系調整装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、入射した光を収束して結像させ
るレンズを収容したレンズモジュールと、前記レンズを
通過した光を受光する受光素子を収容した受光素子モジ
ュールと、レンズモジュール及び受光素子モジュールが
仮組み立てされた仮組立体がセットされると共に、光学
調整用のチャートが取り付けられた調整装置に対し着脱
自在となっている調整治具とを備え、前記調整治具は前
記仮組立体におけるレンズモジュールを位置決め固定す
る固定手段と、前記受光素子モジュールをレンズモジュ
ールに対して光軸方向及び回転方向に位置調整すると共
に位置調整した状態を保持する位置調整手段とを有して
いることを特徴とする。
【0012】この発明では、レンズモジュールと受光素
子モジュールとの仮組立体を調整治具にセットし、固定
手段によってレンズモジュールを位置決め固定する。そ
して、調整治具を調整装置に取り付ける。このとき、レ
ンズモジュールは固定手段により光学調整用のチャート
との距離を一定に保持している。
【0013】一方、受光素子モジュールに対しては、位
置調整手段によりチャートに対してピントが合うように
光軸方向の調整と、回転角度が合うように回転方向の調
整を行う。この位置調整手段は調整した状態を保持して
おり、位置調整終了後、調整治具を調整装置から取り外
し、調整装置の外でレンズモジュールと受光素子モジュ
ールとを固定する。
【0014】この固定処理の間においては、レンズモジ
ュール及び受光素子モジュールの仮組立体をセットした
別の調整治具を調整装置に取り付けて同様に位置調整を
行う。これにより、調整装置の稼働率を向上することが
できる。また、調整後に、調整治具を取り外すことがで
きるため、固定作業のためのスペースに余裕ができ、作
業性が向上する。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の光学系
調整装置であって、前記固定手段は、レンズモジュール
における4点の内の2点を位置決め固定する第1の固定
部と、他の2点を同時に固定する第2の固定部とを備え
ていることを特徴とする。
【0016】この発明では、請求項1の発明の作用・効
果を有するのに加えて、第1の固定部がレンズモジュー
ルの4点の内の2点を位置決め固定し、第2の固定部が
レンズモジュールの残りの2点を同時に固定するため、
レンズモジュールを定位置に確実に固定することができ
る。また、2回の操作で位置決め固定することができる
ため、迅速且つ簡単に位置決めでき、作業性が向上す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により具体的に説明する。なお、各実施の形態におい
て、同一の部材には同一の符号を付して対応させてあ
る。
【0018】(実施の形態1)図1〜図7は本発明の実
施の形態1であり、図1及び図2は仮組立体60を、図
3及び図4は調整治具7を、図5及び図6は調整装置6
1をそれぞれ示す。
【0019】仮組立体60はレンズモジュール1及び受
光素子モジュール4から構成されている。
【0020】レンズモジュール1は、略筒状に形成され
たレンズケース1d及びレンズ3を有しており、レンズ
3が接着剤によりレンズケース1d内に固定状態で収容
されている。レンズケース1dの外周部には、第1の固
定部となる2つのボス1a及び第2の固定部となる2つ
のプレート部1bが形成されている。ボス部1aはレン
ズケース1dの面内における上部と下部に形成されてい
るのに対し、2つのプレート部1bはレンズケース1d
の面外の下部にそれぞれ反対方向に延びるように形成さ
れている。なお、レンズケース1dの上部には、照明の
役割を行うLED2が固定されている。
【0021】受光素子モジュール4は、素子ケース4d
及び画像を読取るセンサ5を有しており、センサ5が素
子ケース4d内に接着剤により固定されている。センサ
5の下面にはフレキシブル基板6が接着剤により固定さ
れている。素子ケース4dは、レンズケース1d内に僅
かな隙間を有して挿入される挿入筒部4aを有してお
り、挿入筒部4aをレンズケース1d内に挿入すること
により、仮組立体60が組み立てられる。挿入筒部4a
の下部には、センサ5を収容する下面開放の収容部4c
が一体的に形成されており、この収容部4cの上面が受
光素子モジュール4の位置決めを行う基準面4bとなっ
ている。
【0022】調整治具7は図3及び図4に示すように、
治具ベース10上に縦プレート9が立設しており、この
縦プレート9に位置決めブロック8が固定されている。
位置決めブロック8は仮組立体60の位置決めを行うも
のであり、レンズモジュール1のボス部1aが嵌合する
位置決め穴8aが形成されると共に、2つのプレート部
1bの各ピン穴に当接する位置決めピン11がピン穴と
の対向部位に形成されている。
【0023】位置決めピン11の軸方向の前方には、ス
ライダ13が配置されており、スライダ13にレンズモ
ジュール1のプレート部1bを位置決めピン11方向に
押圧する押圧体12が取り付けられている。スライダ1
3の下面は矢印Aで示す直線方向に移動可能な直動ガイ
ド15の可動側に固定されている。直動ガイド15の固
定側はガイド板16に固定され、ガイド板16は取付板
17を介して縦プレート9に固定されている。
【0024】スライダ13後方には、操作部57が配置
されている。操作部57はスライダ13の後側に螺合す
る軸体50と、ブッシュ51を介して軸体50に沿って
摺動する摺動ブロック52と、摺動ブロック52を摺動
させるためのレバー53とを備えている。また、スライ
ダ13と摺動ブロック52の間には、摺動ブロック52
をスライダ13と反対方向に付勢するばね54が設けら
れている。さらに、押圧体12を位置決めブロック8か
ら離れるように付勢するばね55が押圧体12とガイド
板16とに掛け渡されている。
【0025】一方、治具ベース10上には公知の上下ス
テージ18が取り付けられ、その上には公知の回転ステ
ージ19が取り付けられており、回転ステージ19上に
はセット台20が固定されている。上下ステージ18は
仮組立体60の受光素子モジュール4を光軸方向に位置
調整し、回転ステージ19は受光素子モジュール4を回
転方向に位置調整するものであり、これらの上下ステー
ジ18及び回転ステージ19によって位置調整手段が構
成されている。かかる位置調整を行うため、上下ステー
ジ18及び回転ステージ19には、操作ハンドル18
a、19aが取り付けられている。
【0026】図4に示すように、セット台20には受光
素子モジュール4の基準面4bに当接する押さえブロッ
ク21,22が固定されている。また、セット台20上
面には、セットピン23が起立上に設けられている。セ
ットピン23はばね26によって上方に付勢されてお
り、この付勢によってセットピン23は受光素子モジュ
ール4を押し上げるように作用する。なお、セットピン
23の押し上げは、ロアガイド24及びセット台20上
の支柱27に支持されたアッパガイド25によってガイ
ドされるようになっている。
【0027】調整装置61は図5及び図6に示すよう
に、調整治具7の底面と側面2カ所が当て付く支持ブロ
ック32がベースプレート33上に設けられている。ベ
ースプレート33からは、アルミフレーム(図示省略)
を介して縦ベース34が立設しており、縦ベース34に
は光学調整用のチャート29を上下する上下ロボット3
5が取り付けられている。
【0028】上下ロボット35はスライダ部36を有し
ている。スライダ部36には支持板37が固定され、支
持板37に取付ブラケット40が固定され、取付ブラケ
ット40の下面に照明部材41が固定されている。ま
た、支持板37の下部には、チャートを左右方向に送る
左右ロボット42が取り付けられている。
【0029】左右ロボット42のスライダ部には、チャ
ート29を載せるチャート板43が取り付けられてお
り、チャート29はチャート板43に対しビスにより軽
く押さえられている。
【0030】チャート29は図7に示すように、縞チャ
ート30と十字チャート31とが形成されている。縞チ
ャート30では、白線パターン及び黒線パターンが一定
ピッチ間隔で並んでいる。
【0031】調整装置61における支持ブロック32と
の隣接位置には、受光素子駆動回路基板44が配置され
ている。受光素子駆動回路基板44はベースプレート3
3から起立しているL字板46にビス45により固定さ
れている。受光素子モジュール4のセンサ5からのフレ
キシブル基板6はクリップコネクタ47を介して受光素
子駆動回路基板44と電気的に接続される。なお、クリ
ップコネクタ47はベースプレート33に立設している
支柱38を介してクリップ板39上に載置されている。
さらに、制御を行うためのパソコン48が設けられてい
る。
【0032】この実施の形態では、レンズモジュール1
と受光素子モジュール4とを組合わせて仮組立体60と
し、この仮組立体60を調整治具7にセットする。セッ
トに際しては、レンズモジュール1のボス部1aが位置
決めブロック8の位置決め穴8aに入るように、また2
つのプレート部1bが位置決めピン11に同時に当て付
くように行う。
【0033】このとき、セットピン23がばね26によ
り上方向に付勢されているため、受光素子モジュール4
の基準面4bが押さえブロック21,22に当接する。
この状態に対し、レバー53を位置決めブロック8の方
向に押すと、押圧体12がレンズモジュール1のプレー
ト部1bに当て付く。更にレバー53を押すと、ばね5
4の圧縮力によりレンズモジュール1は位置決めピン1
1と押圧体12に挟まれ固定される。なお、ばね保持機
構((図示省略)により、ばね54は圧縮した状態で保
持されるようになっている。この場合において、上下ス
テージ18と回転ステージ19の目盛は初期値に合わせ
ておく。
【0034】以上にして、レンズモジュール1と受光素
子モジュール4との仮組立体60がセットされた調整治
具7を調整装置61の支持ブロック32上に載せる。こ
のときには、上下ロボット35のスライダ部36が上昇
し、チャート29が取り付けられているチャート板43
も上昇しているため、調整治具7を支持ブロック32に
載置するための空間は確保されている。
【0035】次に、フレキシブル基板6と受光素子駆動
回路基板44とをクリップコネクタ47によって接続す
る。この状態で、パソコン48からスタート信号を送る
と、クランプシリンダ(図示省略)が調整治具7を支持
ブロック32の当て付け面に押し付けて固定する。同時
に、上下ロボット35のスライダ部36が下降しチャー
ト29がある位置に位置決めされる。そして、センサ5
によって縞チャート30の画像を取り込み、コントラス
ト値が最高値となるように上下ステージ18を調整す
る。次に、左右ロボット42により縞チャート30から
十字チャート31に切り替え、同様に、センサ5によっ
て十字チャート31の画像を取り込み、設定した角度に
なるように回転ステージ19により調整する。これらの
上下ステージ18の光軸方向への位置調整状態及び回転
ステージ19の回転方向の位置調整状態は、各ステージ
18,19の操作ハンドル18a、19aから手を離す
ことにより保持される。
【0036】以上によって調整が終了した後は、上下ロ
ボット35によるチャート29の上昇とクランプ解除に
より調整治具7を調整装置61から取り出す。取り出さ
れた調整治具7は調整した状態が保持されているため、
レンズモジュール1と受光素子モジュール4との接着作
業を調整装置61の外で行うことができる。この作業中
においては、別の仮組立体60をセットした調整治具7
を調整装置61にセットしてすることにより、その仮組
立体60への光学調整を行うことができる。
【0037】このような実勢の形態では、光学調整後に
おけるレンズモジュール1と受光素子モジュール4との
接着工程を調整装置61から外して行うことができるた
め、、調整装置61の稼働率を向上させることが可能と
なる。また、調整後においては、調整治具7を調整装置
61から取り外して、レンズモジュール1と受光素子モ
ジュール4との接着を行うことができるため、スペース
に余裕ができ、作業性が向上する。
【0038】(実施の形態2)図8及び図9は、本発明
の実施の形態2を示す。
【0039】この実施の形態では、図8に示すように、
上下ステージ18の操作ハンドル18aを駆動モータ7
3に連結することにより、上下ステージ18による受光
素子モジュール4の光軸方向への位置調整を自動的に行
うようになっている。
【0040】この連結構造は、操作ハンドル18aを連
結筒80に嵌合し、連結筒80をカップリング81を介
して連結軸82に連結し、連結軸82をベアリングユニ
ット83によってガイドすることにより行う。この場
合、ベアリングユニット83の後端には、連結軸82の
抜け防止リング84がねじ止め固定されている。
【0041】さらに、ベアリングユニット83は連結板
77に取り付けられ、連結板77はA方向に移動するガ
イド付シリンダ70上のスライド板71に固定される。
上述したモータ73はブラケット72を介してスライド
板71に固定されている。モータ73の先端側にはプー
リが固定されており、ベルト(図示省略)によりモータ
73の駆動力が連結軸82に伝達され、連結軸82の回
転によって操作ハンドル18aが回転する。これによ
り、受光素子モジュール4の光軸方向への位置調整を行
うことができる。
【0042】なお、説明を省くが、回転テーブル19の
操作ハンドル19aに対しても同様な構造を連結するこ
とにより、受光素子モジュール4の回転方向への位置調
整を自動的に行うようになっている。
【0043】この実施の形態において、パソコン48か
らスタート信号を送ると、クランプシリンダ(図示省
略)が調整治具7を支持ブロック32の当て付け面に押
し付けて固定する。同時に、上下ロボット35のスライ
ダ部36が下降しチャート29がある位置に位置決めさ
れる。その後、少しタイミングが遅れてガイド付シリン
ダ70が調整治具7の方向に移動し、連結筒80が上下
ステージ18の操作ハンドル18aに嵌り込んでこれら
の連結が行われる。同時に、回転ステージ19の操作ハ
ンドル19aに対しても同様な連結が行われる。
【0044】この連結の後、センサ5によって縞チヤー
ト30の画像を取り込み、コントラスト値が最高値とな
るようにモータ73を駆動して上下ステージ18を調整
する。次に、左右ロボット42によって縞チャート30
から十字チャート31に切り替え、同様にしてセンサ5
により十字チャート31の画像を取り込み、設定した角
度になるようにモータ(図示省略)で回転ステージ19
を調整する。これにより、受光素子モジュール4の光軸
方向の自動位置調整及び回転方向の自動位置調整が終了
する。これと共に、上下ステージ18の光軸方向への位
置調整状態及び回転ステージ19の回転方向の位置調整
状態は、各ステージ18,19に保持される。
【0045】以上によって調整が終了した後は、上下ロ
ボット35によるチャートの29上昇と調整治具7のク
ランプ解除とを行って調整治具7を調整装置6から取り
出し、調整装置61外で、レンズモジュール1及び受光
素子モジュール4の接着を行う。
【0046】このような実施の形態では、実施の形態1
と同じ効果が得られるのに加えて、光軸方向及び回転方
向への調整を自動化しているため、調整精度を均一にす
ることができる効果を有している。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、受光素子モジ
ュール4の光軸方向及び回転方向の位置調整の後、調整
治具を調整装置から取り外し、調整装置の外でレンズモ
ジュールと受光素子モジュールとを固定できるため、別
の調整治具を調整装置に取り付けて位置調整を行うこと
ができ、調整装置の稼働率を向上することができる。ま
た、調整後に、調整治具を取り外すことができるため、
スペースに余裕ができ、作業性が向上する。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果を有するのに加えて、第1の固定部及び第
2の固定部によってレンズモジュールを位置決め固定す
るため、レンズモジュールを定位置に確実に固定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズモジュールと受光素子モジュールとを組
み立てた仮組立体の断面図である。
【図2】仮組立体の側面図である。
【図3】調整治具の正面図である。
【図4】調整治具の側面図である。
【図5】調整装置の正面図である。
【図6】調整装置の側面図である。
【図7】チャートの正面図である。
【図8】実施の形態2の調整装置の正面図である。
【図9】実施の形態2の調整装置の側面図である。
【図10】従来の調整装置の断面図である。
【符号の説明】
1 レンズモジュール 4 受光素子モジュール 7 調整治具 60 仮組立体 61 調整装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した光を収束して結像させるレンズ
    を収容したレンズモジュールと、前記レンズを通過した
    光を受光する受光素子を収容した受光素子モジュール
    と、レンズモジュール及び受光素子モジュールが仮組み
    立てされた仮組立体がセットされると共に、光学調整用
    のチャートが取り付けられた調整装置に対し着脱自在と
    なっている調整治具とを備え、前記調整治具は前記仮組
    立体におけるレンズモジュールを位置決め固定する固定
    手段と、前記受光素子モジュールをレンズモジュールに
    対して光軸方向及び回転方向に位置調整すると共に位置
    調整した状態を保持する位置調整手段とを有しているこ
    とを特徴とする光学系調整装置。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は、レンズモジュールにお
    ける4点の内の2点を固定する第1の固定部と、他の2
    点を同時に位置決め固定する第2の固定部とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光学系調整装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100744604B1 (ko) * 2005-11-09 2007-08-01 삼성전기주식회사 카메라 모듈 초점 조절장치 및 초점 조절방법
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KR100915592B1 (ko) 2009-02-24 2009-09-07 (주) 에스에스피 고해상도 카메라모듈의 포커싱 장비와 이를 이용한 포커싱 방법
KR100945714B1 (ko) 2009-07-01 2010-03-05 주식회사 엔티에스 카메라모듈 포커싱장치
CN113437622A (zh) * 2021-06-24 2021-09-24 何苗 一种调整激光器光路的装置及其方法

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