JP2007234192A - 貼り合わせ型ディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】傷に強いというデータ保護の機能は残しながら、ディスクを破棄する際には特別な装置を用いなくても容易にデータ破壊を行うことができる貼り合わせ型ディスクを提供する。
【解決手段】貼り合わせ型ディスク1は、データ記録層13を有する基板11とダミー基板12とが接着層14で接着されている。切り欠き部21は、ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11にまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が、側面側を底辺とし接着層14を上辺とする台形状となるように形成されている。ジグ16aおよびジグ16bを切り欠き部21に押し込むと、基板11およびダミー基板12は弾性により反対方向へ反る形に変形し、一定の限度を超えると強度的に低い接着層14に亀裂が生じ、基板11、ダミー基板12が接着層14を境として剥離するので、データ記録層13が破壊できる。
【選択図】図1

Description

本発明は貼り合わせ型ディスクに関し、特にディスクの基板部にディスク破壊のための切り欠き部を有する貼り合わせ型ディスクに関する。
従来から、情報の記録手段として磁気記録装置であるフロッピーディスクやビデオテープが広く用いられてきた。しかし、情報の電子化と取り扱う情報量の増加に対応するものとして光を媒体とする光ディスクが開発され、さらに小型化のためにディジタル化が図られ、CD(Compact Disc)が普及してきたが、一段と高能力の記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)が開発され普及段階に入っている。DVDは薄型とすることがきるがCDとのプレーヤーの共用のために同じ形状となっており、そのため2枚のディスクを貼り合わせて両面からの再生を可能にしたり、ディスクとダミーディスクを貼り合わせてCDと同じ厚さとしたりしている。
これらの記録媒体の記憶容量の増加に伴い、またペーパーレスの風潮もあって記録される情報量は飛躍的に増大し、インターネットの普及もあってこれらの情報は多角的に有効に利用されているが、それに伴って外部への情報の流出も問題化し種々の対策も行われている。この対策のなかで、情報はこれらの記録媒体に蓄積されていることから、不要となった記録媒体の処理が大きな問題となっている。
特許文献1には、単層の光ディスク記録媒体において、あらかじめ記録層と反射層との間に剥離用フィルムを設けておいて、基板側の表面から剥離用フィルムまで剥離操作孔を設けて、光ディスク記録媒体を廃棄するときには剥離操作孔内に針金または細い棒を差し込んで剥離用フィルムを突き上げて記録層から引き剥がし、反射層を保護層とともに基板の記録層から分離する光ディスク記録媒体が開示されている。
特許文献2には、単層の光ディスク記録媒体において、基板のデータ溝を形成した記録面上に保護のために設けられた保護層の外面に、剥離用シートを強い密着力で貼り付け、この剥離用シートを剥がすことによって、剥離用シートに密着した保護層とともに記録面の反射層を剥離し、データの読み出しを不能とする光ディスク媒体が開示されている。
特開2000−30302号公報 特開平11−134722号公報
上述のように、単層の光ディスク記録媒体については不要となった記録媒体の処理方法が開示されているが、DVDなどに代表される貼り合わせ型ディスクについての具体的な処理方法についての開示は見当たらない。
図11は、貼り合わせ型ディスクの構成を示す模式図であり、(a)は貼り合わせ型ディスクの模式的斜視図、(b)は片面のみに記録層を有する貼り合わせ型ディスクのA−A断面の模式的断面図、(c)は両面に記録層を有する貼り合わせ型ディスクのA−A断面の模式的断面図である。構造を理解しやすくするため断面図においては高さ方向を拡大して表示している。また、ここでのデータ記録層は具体的には記録層と反射層と保護層とから構成されている。
貼り合わせ型ディスク1は、図11(b)に示すようにデータ記録層13を有する基板11とデータ記録層13を有しないダミー基板12とが接着層14で接着されるか、図11(c)に示すようにデータ記録層13を有する2枚の基板11が接着層14で接着されるかによって構成される。
図11に示されるように、DVDなどに代表される貼り合わせ型ディスク1は、データ記録層13がディスク内部にあるため直接外部から触れられることがなく傷に強いという特徴を持つ。このことはデータ保護の観点では優れているが、記録媒体であるディスクを破棄する際には逆にデータ破壊を困難なものとしており機密保護の妨げとなるという問題点を有する。
特許文献1に開示の方法は単層の光ディスク記録媒体を対象としたものであるが、両面を対象としてそれぞれに剥離用フィルムを設ければ、貼り合わせ型ディスクにも応用することが可能である。しかし、そのためにはあらかじめ2枚の剥離用フィルムをディスク内部に設ける必要があり、現在生産されているディスクの構成を変更する必要がある。
特許文献2に開示の方法は単層の光ディスク記録媒体を対象としたものであり、外側の保護層に剥離用シートを貼り付けているが、貼り合わせ型ディスクでは外側は両面とも基板、あるいはダミー基板であり、特許文献2の保護層よりも厚く、貼り付けた剥離用シートを剥がしたとしても容易に基板やダミー基板を剥離することは困難である。
本発明の目的は、傷に強いというデータ保護の機能は残しながら、ディスクを破棄する際には特別な装置を用いなくても容易にデータ破壊を行うことができる貼り合わせ型ディスクを提供することにある。
本発明の貼り合わせ型ディスクは、
両面に基板部を有する記録媒体用の貼り合わせ型ディスクであって、少なくともいずれかの基板部の内側の面に設けられたデータ記録層と、データ記録層が設けられた基板部を含む両面の基板部の間に配設されてその基板部間を接着する接着層と、基板部に設けられて、外部からの拡開によりその基板部を変形させる切り欠き部とを有することを特徴とする。
切り欠き部は、貼り合わせ型ディスクの外周および開口部のいずれかの側面に形成されていてもよく、貼り合わせ型ディスクの側面に、上下の基板部にまたがって、ディスクの軸線を含む平面上の断面がその側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていてもよく、貼り合わせ型ディスクの側面に、上下の基板部にまたがって、ディスクの軸線を含む平面上の断面が長方形となるように形成されていてもよく、貼り合わせ型ディスクの側面に、それぞれの上下の基板部の対向するコーナー部を円弧状に面取りした形状で形成されていてもよく、貼り合わせ型ディスクの側面に、上下の基板部にまたがって、ディスクの軸線を含む平面上の断面が接着層を頂点とする半円状となるように形成されていてもよく、貼り合わせ型ディスクの上下いずれかの基板部の側面と内側面との間に、ディスクの軸線を含む平面上の断面が、その側面とその内側面とが直交する直角三角形となるように形成されていてもよい。
切り欠き部は、貼り合わせ型ディスクの外側の側面の全周にわたって設けられていてもよく、貼り合わせ型ディスクの外側の側面の一箇所以上に設けられていてもよく、貼り合わせ型ディスクの外側の側面の一箇所以上に、掘り込まれた形で設けられていてもよく、貼り合わせ型ディスクの外側の側面の一箇所以上に、その切り欠き部の先端が基板部の外周の円に対して弦となる形で設けられていてもよく、貼り合わせ型ディスクの中央の開口部の側面の全周にわたって設けられていてもよい。
切り欠き部は、上下いずれかの基板部の側面側の一箇所以上に、その側面からその基板部の内部に向けて先端が基板部の下面に近接するように楔型に形成されていてもよく、上下いずれかの基板部の表面の側面近傍の一箇所以上に、その表面から内部に向けて楔型に形成されていてもよい。
本発明の貼り合わせ型ディスクでは、基板部に外部からの拡開によって基板部を変形させることができる切り欠き部が設けられているので、切り欠き部を拡開して基板部を変形させることによって基板部を他の基板部から引き離すことができ、基板部を剥離してデータ面を物理的に破壊することができる。
本発明は、基板部に外部からの拡開により基板部を変形させることができる切り欠き部を設けたので、以下に記載するような効果を得ることができる。
第1の効果は、切り欠き部に外力を加えることにより容易に基板部を他の基板部から剥離して露出したデータ記録層を破壊することができるため、機密保護を容易に行うことができることである。
第2の効果は、データ記録層そのものを破壊するので、ディスク表面に傷をつけてデータを読めなくする方法等に比べて機密保持の確実性が高いことである。
第3の効果は、破壊するのが強度的に弱い接着層およびデータ記録層のため、基板層自体を含めて破壊する方式に比べ小さな力ですむことである。
第4の効果は、小さな力でデータ記録層を破壊することができるため、ディスクを破壊するための大掛かりな装置等が不要となることである。
第5の効果は、データ記録層がディスク内部にあるという構造を変える必要がないので、傷に強いなどの貼り合わせ型ディスクの特徴はそのまま有するということである。
本発明は、DVDなどの貼り合わせ型ディスクにおいて、ディスク端面の基板などに切り欠き部を設けておくことにより、ディスクを破棄する際にこの切り欠き部を拡開して基板をディスクから剥離させることができるのでデータ記録層を物理的に破壊することを可能にし、機密保護を容易に行うことができることを特徴とする。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図であり、(a)は切り欠き部の模式的断面図であり、(b)はジグを用いて切り欠き部を拡開する状態を示す切り欠き部の模式的断面図である。図2は本発明の第1の実施の形態の他の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。図3は第1の実施の形態の切り欠き部の配置を示す模式的上面図であり、(a)は第1例、(b)は第2例である。図4は第1の実施の形態の切り欠き部の配置を示す模式的上面図であり、(a)は第3例、(b)は第4例である。なお、本実施の形態を説明するための断図面では、構造を理解しやすくするために高さ方向を拡大して表示している。また、共通の部分には共通の符号と名称を付している。
本実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1をデータ記録層13を有する基板11とダミー基板12とで構成されるものを例として説明するが、図2に示されるデータ記録層13を有する2枚の基板11で構成される場合にも同様に適用できる。
第1の実施の形態の貼り合わせ型ディスク1は、発明が解決しようとする課題の上述の図11(b)の断面図に示した構成と同様であり、データ記録層13を有する基板11とデータ記録層13を有しないダミー基板12とが接着層14で接着されている。切り欠き部21は図1(a)に示すように、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11にまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されている。
図1(a)に示されるように、データ記録層13は基板11およびダミー基板12により両面より保護されている。切り欠き部21は基板11およびダミー基板12に剥離方向の力を加えることを可能にするようにディスク1の基板11およびダミー基板12の側面に配置されている。基板11およびダミー基板12は弾性強度を有し、接着層14自体は基板11およびダミー基板12より強度的に低いものとなっていて、接着層14はダミー基板12およびデータ記録層13とは十分な強度で結合している。
次に切り欠き部21を利用した基板11とダミー基板12の拡開の動作を図1(b)を参照して説明する。図1(b)は図1(a)の切り欠き部21にジグ16aおよびジグ16bを差し込んだ状態を示す。図1(b)において、ジグ16aおよびジグ16bを基板11とダミー基板12の間の切り欠き部21に押し込むか、ジグ16aおよびジグ16bの先端が開くように杷手部の基部を支点として回転させると、基板11およびダミー基板12は弾性により互いに反対方向へ反る形に変形する。これがある一定の限度を超えると強度的に低い接着層14に亀裂が生じ、基板11、ダミー基板12を接着層14を境として剥離するので、基板11をダミー基板12から引き離す。このとき接着層14に接着していたデータ記録層13にも物理的な破壊が生じるため、データの読み取りが不可能となる。さらに、データ記録層13が露出するのでデータ記録層13を構成する保護層、反射層、記録層を物理的に破壊すれば、確実に機密を保護することができる。
図1(b)の例ではジグ16aおよび16bを用いて剥離方向に力を加えたが、切り欠き部21にくさび状のものを打ちこんだり、細い板状のものを差し込んでこじったりするなど、別の方法によって基板11とダミー基板12の間に力を加えてもよい。またジグなどの特殊な器具を使わず爪などで行ってもよい。以下の各実施の形態においても基板11とダミー基板12の拡開は同様の方法で行うことができる。
図2の第1の実施の形態の他の形態の貼り合わせ型ディスクでは、貼り合わせ型ディスクが図11(c)の断面図に示した構成と同様であり、図1におけるダミー基板12がデータ記録層13を有する基板11となっている以外は図1の第1の実施の形態と同じであり、この場合も図1と同様の切り欠き部21を設けて同様の操作を行うことができるので詳細の説明は省略する。第2の実施の形態以降でも、特に説明はしないがダミー基板12がデータ記録層13を有する基板11となった場合にも本発明の適用が同様に可能である。
次に、本発明の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部の配置について説明する。図3(a)、図3(b)、図4(a)、および図4(b)に示される貼り合わせ型ディスクの切り欠き部の配置は、第1の実施の形態だけではなく、第2の実施の形態から第5の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部についても共通に適用できるので、各実施の形態における説明は省略する。
本発明の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部の配置の第1例では、切り欠き部21は図3(a)に示すように貼り合わせ型ディスク1の外側の全側面に沿って形成されている。この場合に第1の実施の形態では基板11を製作の際に、外周に沿ってテーパー部を形成しておけばよい。
図3(b)に示す第2例では、切り欠き部21は貼り合わせ型ディスク1の外側の側面の一箇所に、同一断面で掘り込まれた形で設けられている。この場合に第1の実施の形態では基板11を製作の際に、基板11の外周の一部に切り込みを設け、組み立ての際に上下の基板の切込みを整合させればよい。1箇所設けられていれば剥離の機能は得られるが、貼り合わせ型ディスク1の回転バランスや意匠面を考慮して2箇所以上設けられてもよい。
図4(a)に示す第3例では、切り欠き部21は貼り合わせ型ディスク1の外側の側面の一箇所に、その切り欠き部21の先端が基板部1の外周の円に対して弦となる形で形成されている。この場合に第1の実施の形態では基板11を製作の際に、基板11の外周の一部に研削工具で斜面部を形成し、組み立ての際に上下の基板の斜面部を整合させればよい。1箇所設けられていれば剥離の機能は得られるが、貼り合わせ型ディスク1の回転バランスや意匠面を考慮して2箇所以上設けられてもよい。
図4(b)に示す第4例では、切り欠き部21は貼り合わせ型ディスク1の中央に設けられた開口部18の側面の全面に設けられている。この場合に第1の実施の形態では基板11を製作の際に、開口部18の側面に沿ってテーパー部を形成しておけばよい。
どの例の切り欠き部の配置であっても、この切り欠き部21を拡開することによって接着層14を破壊して基板11とダミー基板12間、あるいは2枚の基板11の間を剥離させることができて、データ記録層を物理的に破壊することが可能になる。どの例の切り欠き部の配置を採用するかは、製造工程における加工性の問題と、製品の意匠面から決定すればよい。
次に第2の実施の形態の貼り合わせ型ディスクについて説明する。図5は本発明の第2の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。第1の実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11とにまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていた切り欠き部21が、第2の実施の形態の切り欠き部22では、図5に示すように、貼り合わせ型ディスク1の側面に、下の基板11と上のダミー基板12にまたがって、ディスクの軸線19を含む平面上の断面が長方形となるように形成されている。この場合でも第1の実施の形態と同様に、この切り欠き部22を拡開することにより、基板11、ダミー基板12を接着層14を境として剥離させて、基板11をダミー基板12から引き離すことができる。
次に第3の実施の形態の貼り合わせ型ディスクについて説明する。図6は本発明の第3の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。第1の実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11とにまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていた切り欠き部21が、第3の実施の形態の切り欠き部23では図6に示すように、貼り合わせ型ディスク1の側面の、下の基板部11と上のダミー基板12の対向するコーナー部を円弧状に面取りした形状で形成されている。この場合でも第1の実施の形態と同様にこの切り欠き部23を拡開することにより、基板11、ダミー基板12を接着層14を境として剥離させて、基板11をダミー基板12から引き離すことができる。
次に第4の実施の形態の貼り合わせ型ディスクについて説明する。図7は本発明の第4の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。第1の実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11とにまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていた切り欠き部21が、第4の実施の形態の切り欠き部24では図7に示すように、貼り合わせ型ディスク1の側面に、下の基板部11と上のダミー基板12にまたがってディスクの軸線を含む平面上の断面が接着層を頂点とする半円状となるように形成されている。この場合でも第1の実施の形態と同様にこの切り欠き部24を拡開することにより、基板11、ダミー基板12を接着層14を境として剥離させて、基板11をダミー基板12から引き離すことができる。
次に第5の実施の形態の貼り合わせ型ディスクについて説明する。図8は本発明の第5の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。第1の実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11とにまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていた切り欠き部21が、第5の実施の形態の切り欠き部25では図8に示すように、貼り合わせ型ディスク1の上のダミー基板12または下の基板11のいずれかの側面に接する下面に、ディスクの軸線を含む平面上の断面がその側面とその下面とが直交する直角三角形となるように形成されている。ここではダミー基板12に形成された例が示されているが、基板11に形成されてもよい。この場合でも第1の実施の形態と同様にこの切り欠き部25を拡開することにより、基板11、ダミー基板12を接着層14を境として剥離させて、基板11をダミー基板12から引き離すことができる。
次に第6の実施の形態の貼り合わせ型ディスクについて説明する。図9は本発明の第6の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図であり、(a)は断面図、(b)は配置位置の第1例を示す側面図、(c)は配置位置の第2例を示す側面図、(d)は配置位置の第3例を示す側面図である。第1の実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11とにまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていた切り欠き部21が、第6の実施の形態の切り欠き部26では図9(a)に示すように、貼り合わせ型ディスク1の上のダミー基板12または下の基板11のいずれかの側面側の一箇所に、その側面からその基板部の内部に向けて先端が基板部の下面に近接するように楔型に形成されている。ここではダミー基板12に形成された例が示されているが、基板11に形成されてもよい。この場合でもこの切り欠き部26を拡開することにより、切り欠き部26に加えられた外力は切り欠き部26の先端よりダミー基板12の薄肉部17に伝播する。その後ダミー基板12の薄肉部17を破断したのち接着層14に外力として伝わり、ダミー基板12全体を基板11から剥離させる。図9の第6の実施の形態の場合、接着層14がディスク1の端面よりはみ出した場合でも切り欠き部が埋まらないという利点も持つ。
切り欠き部26の配置位置の第1例では、図9(b)に示すようにダミー基板12の側面に切り欠き部26が設けられている。基板11に設けられていてもよい。第2例では図9(c)に示されるようにダミー基板12と基板11にそれぞれ切り欠き部26a、26bが設けられている。第3例では図9(c)に示されるようにダミー基板12に切り欠き部26aが設けられ、基板11には切り欠き部26aを挟んで切り欠き部26b、26cが設けられている、いずれの場合であっても動作は変わらないが、複数の場合は一つの切り欠き部26の拡開によってダミー基板12の破断が進まなかった場合に他の欠き部26により違う方向から拡開を行うことができる。
次に第7の実施の形態の貼り合わせ型ディスクについて説明する。図10は本発明の第7の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図であり、(a)は断面図、(b)は上面図である。第1の実施の形態では、貼り合わせ型ディスク1の側面に、上のダミー基板12と下の基板11とにまたがって、ディスク1の軸線19を含む平面上の断面が側面側を底辺とし接着層を上辺とする台形状となるように形成されていた切り欠き部21が、第7の実施の形態の切り欠き部27では図10(a)に示すように、貼り合わせ型ディスク1の上のダミー基板12の表面の側面近傍の一箇所に、その表面から内部に向けて楔型に形成されている。ここではダミー基板12に形成された例が示されているが、基板11に形成されてもよい。この場合でもこの切り欠き部27を拡開することにより、切り欠き部27に加えられた外力は切り欠き部27の先端よりダミー基板12の薄肉部17に伝播する。その後ダミー基板12の薄肉部17を破断したのち接着層14に外力として伝わり、ダミー基板12全体を基板11から剥離させる。またこの場合も第6の実施の形態と同様に、接着層14がディスク1の端面よりはみ出した場合でも切り欠き部が埋まらないという利点も持つ。
これまでに説明した切り欠き部の例は、1種類だけではなく複数の種類を組み合わせて使用してもよい。切り欠き部を複数配置する際にはディスクアンバランス等も考慮にいれ対称的な配置にすることが望ましい。
本発明の第1の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図であり、(a)は切り欠き部の模式的断面図であり、(b)はジグを用いて切り欠き部を拡開する状態を示す切り欠き部の模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態の他の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。 第1の実施の形態の切り欠き部の配置を示す模式的上面図であり、(a)は第1例、(b)は第2例である。 第1の実施の形態の切り欠き部の配置を示す模式的上面図であり、(a)は第3例、(b)は第4例である。 本発明の第2の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。 本発明の第3の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。 本発明の第4の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図である。 本発明の第6の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図であり、(a)は断面図、(b)は配置位置の第1例を示す側面図、(c)は配置位置の第2例を示す側面図、(d)は配置位置の第3例を示す側面図である。 本発明の第7の実施の形態の貼り合わせ型ディスクの切り欠き部を示す模式図であり、(a)は断面図、(b)は上面図である。 貼り合わせ型ディスクの構成を示す模式図であり、(a)は貼り合わせ型ディスクの模式的斜視図、(b)は片面のみに記録層を有する貼り合わせ型ディスクのA−A断面の模式的断面図、(c)は両面に記録層を有する貼り合わせ型ディスクのA−A断面の模式的断面図である。
符号の説明
1 貼り合わせ型ディスク
11 基板
12 ダミー基板
13 データ記録層
14 接着層
16a、16b ジグ
17 薄肉部
18 開口部
19 軸線
21、22、23、24、25、26、27 切り欠き部

Claims (14)

  1. 両面に基板部を有する記録媒体用の貼り合わせ型ディスクであって、
    少なくともいずれかの前記基板部の内側の面に設けられたデータ記録層と、
    前記データ記録層が設けられた前記基板部を含む両面の前記基板部の間に配設されて該基板部間を接着する接着層と、
    前記基板部に設けられて、外部からの拡開により該基板部を変形させる切り欠き部と、を有することを特徴とする貼り合わせ型ディスク。
  2. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの外周および開口部のいずれかの側面に形成されている、請求項1に記載の貼り合わせ型ディスク。
  3. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの側面に、上下の前記基板部にまたがって、ディスクの軸線を含む平面上の断面が該側面側を底辺とし前記接着層を上辺とする台形状となるように形成されている、請求項2に記載の貼り合わせ型ディスク。
  4. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの側面に、上下の前記基板部にまたがって、ディスクの軸線を含む平面上の断面が長方形となるように形成されている、請求項21に記載の貼り合わせ型ディスク。
  5. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの側面に、それぞれの上下の前記基板部の対向するコーナー部を円弧状に面取りした形状で形成されている、請求項2に記載の貼り合わせ型ディスク。
  6. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの側面に、上下の前記基板部にまたがって、ディスクの軸線を含む平面上の断面が前記接着層を頂点とする半円状となるように形成されている、請求項2に記載の貼り合わせ型ディスク。
  7. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの上下いずれかの前記基板部の側面と内側面との間に、ディスクの軸線を含む平面上の断面が、該側面と該内側面とが直交する直角三角形となるように形成されている、請求項2に記載の貼り合わせ型ディスク。
  8. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの外側の側面の全周にわたって設けられている、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の貼り合わせ型ディスク。
  9. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの外側の側面の一箇所以上に設けられている、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の貼り合わせ型ディスク。
  10. 前記切り欠き部が、前記貼り合わせ型ディスクの外側の側面の一箇所以上に、掘り込まれた形で設けられている、請求項9に記載の貼り合わせ型ディスク。
  11. 前記切り欠き部が、前記貼り合わせ型ディスクの外側の側面の一箇所以上に、該切り欠き部の先端が前記基板部の外周の円に対して弦となる形で設けられている、請求項9に記載の貼り合わせ型ディスク。
  12. 前記切り欠き部は、前記貼り合わせ型ディスクの中央の開口部の側面の全周にわたって設けられている、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の貼り合わせ型ディスク。
  13. 前記切り欠き部は、上下いずれかの前記基板部の側面側の一箇所以上に、該側面から該基板部の内部に向けて先端が基板部の下面に近接するように楔型に形成されている、請求項2に記載の貼り合わせ型ディスク。
  14. 前記切り欠き部は、上下いずれかの前記基板部の表面の側面近傍の一箇所以上に、該表面から内部に向けて楔型に形成されている、請求項1に記載の貼り合わせ型ディスク。
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