JPS62248180A - 光デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無接触状態で情報を記録再生する情報記録再生
装置、例えば光デイスク装置に使用する光ディスクに関
する。

従来の技術 従来、第８図に示すように、情報を記録する、或いは記
録されている記録層１ａを透明な樹脂材料等でできた、
平らな円盤状基板１ｂに保持し、保護板ＩＣで貼シ合わ
せた両面記録タイプの光ディスク・１が知られている。

また、記録層をディスクの一面だけに持ったコンパクト
ディスクと称する類の片面記録タイプの光ディスクも知
られている。

このような光ディスク１は、光デイスク装置内に装着さ
れ、光デイスク装置の情報変換器２がレーザ光３をレン
ズ４により直径数μ以下の微小な径に集束させ、透明な
基板１ｂを通して記録層１ａを照射することにより、膨
大な情報を再生成いは記録再生するようになっている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる光ディスクは、従来から市販されている
音楽用の溝付きレコード盤とは比較にならない程の膨大
な情報密度があるため、無造作に机上環に置くと、目に
見えない微細な金属片等によりディスクが損傷したり、
異物がディスク面に付着し情報が正しく記録或いは再生
できなくなる恐れがあシ、その取扱には極めて慎重さを
要求されるという大きな問題点があった。そこで、この
問題を防止する為、カートリッジを用意しそのカートリ
ッジにディスクを内包することが知られている。

しかしながら使用者が取扱中、不注意にカートリッジを
外部から押した場合には、第９図に示すように、カート
リッジ５の外壁５ａが押圧力Ｐによシたわみ、内部のデ
ィスク１に接触し、この部分を損傷させるとか異物を付
着させる恐れがあり、上述問題の完全な解決策とはなら
ない。そこで、ディスク１上面を保護するため、第１０
図に示すように、ディスク１の中心部１ｅや外周部１ｆ
に環状の凸部を設けることが考えられる。しかし、この
場合にもディスク１の中心部と外周部の中間に相当する
点Ａ近辺のカートリッジ外壁５ａが押されると、外壁５
ａがたわんでディスク１に接触し、これも又完全な解決
策とはならない。

通常、カートリッジは軽くて比較的安価でディスクを傷
つけにくい樹脂等の材料で造られる。その為剛性が金属
と比べ小さく、力を加えた場合のカートリッジ外壁のた
わみは金属性のカートリッジのそれに比べ極めて大きく
、力を加えた時カートリッジ外壁とディスクが接触して
しまう危険は極めて大きい。しかしながらカートリッジ
を金属等の剛性のある材料で作るのは高価であるばかシ
ではなく、重量が増し使用者に負担を与え又比敦的表面
が硬い為、上述の接触が起こった場合、小さな力でディ
スクを損傷する恐れがあり、得策ではない。

本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、製造
時、或いは使用時においても慎重な取扱を必要とせず、
表面の損傷や異物付着による情報の欠落を防止しうる光
ディスクを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するため、記録層とその記
録層を覆う透明層とを有する光ディスクにおいて、記録
領域内の透明層表面に連続又は断続的な凸部を設けると
いう構成を備えたものである。

作用 本発明は上述の構成により、ディスク取扱時に無造作に
机上に置かれても必ず凸部で机上環に接し、他の記録領
域は机上環から離れている為、小さなごみ等によシ記録
領域が損傷したり、異物が付着しないことは明白である
。

更に、本発明のディスクをカートリッジに内包した場合
は、例えカートリッジの外壁が取扱時押されても、前記
外壁とディスクの記録領域に設けた凸部が必ず接触し、
他の記録領域を確実に保護することができる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図は本発明の一実施例による光ディスクを
収容したディスクユニットを示すものである。同図にお
いて、１０は光ディスク、１１は光ディスク１０を収容
したカートリッジである。

光ディスク１０は第３図に拡大して示すように、透明な
樹脂材料等からなる円盤状基板即ち透明層１２の裏面に
記録層１３を保持きせ、一対の透明層１２及び記録層１
３を保護板１４で貼り合わせて構成されており、且つ、
記録層１３の記録領域Ｂ内の透明層１２の表面に、環状
の凸部１５を形成している。なお、１６はディスク中央
に形成されている駆動穴であシ、光デイスク装置のスピ
ンドルに嵌合するためのものである。

第４図はカートリッジ１１の外壁１１ａの任意の点例え
ば第４図の６点へ下向きの力が加わり、外壁と凸部が接
触している状況を示した図である。

この図よシ明らかなように、カートリッジ外壁に押圧力
Ｐが作用しても、カー）　ＩＪッジ外壁１１ａはディス
ク１０の凸部１５に接触するので、凸部以外の記録領域
を含むディスク上下面には接触する可能性が小さく、実
際使用される記録領域の上下表面がよシ確実に保護され
る。

なお、本実施例では凸部１５を透明層１２と一体に形成
したものを示したが、もちろん、別な部材で凸部を形成
し透明層１２に貼シ合わせてもよい。更に凸部の形状、
形成位置等は種々変更可能である。

第５図は本発明の他の実施例である。この実施例のディ
スク２０はその上下面に複数の環状の凸部２１を設けて
いる。この構造は直径の大きい場合（例えば直径２０ｃ
ｍ以上）の場合に好ましい。

第６図、第７図は本発明の更に他の実施例を示すもので
ある。この実施例のディスク２３は上面側にのみ、透明
層と記録層とを備えた片面記録タイプのものであり、そ
の上面のみに多数の半球状の凸部２４を、連続的ではな
く断続的に設けた例である。これらの実施例でも、第１
図の実施例と同様に、凸部２１．２４がその他の表面を
保護する作用を有している。

以上の各実施例における凸部の高さは、ディスクやカー
トリッジの外壁の平面度によシ異なるが、少なくとも０
．２　ｍｍ以上の高さが望ましく、またその高さは高い
程、他の表面を保護する効果が大きい。しかし記録或い
は再生動作中に、凸部が情報変換器に接触する高さ↓り
低くしなければならないことはいうまでもない。

凸部は記録層の記録領域内に設けられるものであるので
、凸部を透明材料で形成し、その位置の記録層を記録再
生に使用することは可能である。

しかし、凸部による屈折率の変化等により記録再生誤差
を生じる恐れがあるので、原則として情報記録領域とは
しない方が好ましい。その場合、凸部を不透明材料で形
成しても良いことは言うまでもない。

上記実施例は、記録領域がディスクの中心部周辺と外周
部周辺を除いた全領域に一様に設けられた場合のもので
あるが、もちろん、あらかじめ一部の記録領域が欠落し
ていたシ、記録領域を間隔開けて設けたり、更には意図
的に凸部の近辺には記録層を設けないといったものも、
本発明の一部に含まれるものである。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明はディスクの記
録領域内の表面に凸部を設けることによって、机上に無
造作にディスクを置いても、目に見えない金属片等より
ディスクが損傷することがなく、或いはまた、ディスク
をカートリッジに内包した時、取扱中に外力を加えても
、先にカートリッジ外壁と凸部が接触するため、本来使
用される記録領域の表面が損傷しないという効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による光ディスクを収容した
ディスクユニットを、一部断面で示す平面図、第２図は
そのディスクユニットの断面図、第３図は上記光ディス
クの一部の拡大断面図、第４図は第２図のディスクユニ
ットに押圧力Ｐを加えた状態を示す断面図、第５図は他
の実施例による光ディスクを示す断面図、第６図、第７
図は更に他の実施例による光ディスクを示す平面図笈び
側面図、第８図は従来の光ディスク及びその記録再生原
理を示す概略断面図、第９図は従来の光ディスクをカー
トリッジに内包し、カートリッジ外壁に押圧力Ｐを加え
た状態を示す断面図、第１０図は従来の光ディスクに改
良を加えた場合の第９図と同様な断面図である。 １０・・・光ディスク、１１・・・カートリッジ、１２
・・・透明層、１３・・・記録層、１４・・・保護板、
１５・・・凸部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名簿　
１　図 第　２　図 第３図 第４図 第５図 第６図 第８図 第９図 ！ 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録層を覆う透明層の表面の、前記記録層の記録領域内
   に連続又は断続的な凸部を設けたことを特徴とする光デ
   ィスク。