JP2007233393A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のレーザ光源から出射された各ビームを同一の偏向手段を用いて各々対向する方向に走査するとともに、各々に対応した被走査面に結像させるレンズ群をこれら各ビーム毎に設けてなる複数の走査光学系を単一のハウジング内に収容してなる光走査装置において、ハウジングの変形を最小限とし、走査光学系相互の走査位置ずれを低減し、色ずれのない高品位な画像品質を得ることのできる光走査装置を提供すること。
【解決手段】ハウジング115の底面に対して偏向手段の軸線J―Jが直交する配置とし、ハウジング115を軸線J―Jが重力方向yから傾くように、本体構造体を構成する一対の側板602、603間に支持した。
【選択図】図1

Description

本発明はデジタル複写機、及びレーザプリンタ等の複数のレーザビームを用いて光走査を行なう光走査装置及びカラー記録装置に関する。
従来、特開平4−127115号公報に示すように、複数のドラム状の感光体を備え、各感光体に対して光書込みを行うための走査手段が1つの偏向器に対して対向して配備され同一ハウジング内に一体的に支持される構造が示されている。
このような複数の感光体に記録した各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラー記録装置においては、各色の画像を記録する走査光学系の走査位置を精度良く合わせ込まないと色ずれとなり画像品質を著しく劣化させる。
一般的に複数の走査光学系を並列して収納しているハウジングは図7に符号601で示すように底面積が広く高さが低い箱形状をなしており、カラー記録装置の本体構造体605を構成するベース606及び該ベース606上に設けられる1対の側板、つまり、前側板602と後側板603との間に架橋状に固定された支持部材604a、604bに固定される。
(イ)しかし、本体構造体605を設置する床は平面でない場合が多く、図8に示すように前側板602、後側板603が上下方向に互い違いに力Fを受けることから、支持部材604a、604b(図8では図示省略)が歪められ易い。また、図9に示すように通紙幅の拡大に伴い前側板602と後側板603との間隔も広くなり、これら前側板602、後側板603間に作用する水平方向の力F'により倒れが生じ、支持部材中央が撓み易い。これに伴い、支持部材604a、604bに固定されるハウジング601も変形され易く、該ハウジング601に収納され取り付けられる各走査光学系相互の被走査面上での走査位置がずれ、画像品質を劣化させ得る。
(ロ)一方、高速回転を実現する偏向手段として特開平11−38346号公報に開示されるように、回転する軸部に溝を形成し、回転によって外回りの空気を吸い込んで軸受内部の空気圧を高めることで軸部の中心位置を安定化して支持する空気動圧軸受が用いられるが、強制的であるがゆえに空気圧の分布が常に一定しているわけではなくロータ重量とのバランスで軸部の落ち着き先が変化し、当該偏向手段を間にして対向して走査される走査光学系相互での偏向手段の反射点位置の差が生じ、画像書出し位置を決定づける同期検知タイミングが微妙にずれ、画像品質を劣化させるという問題がある。
特開平4−127115号公報 特開平11−38346号公報
前記(イ)の問題に関し、請求項1、2、3記載の発明では、前後側板間にハウジングが支持される構造において、ハウジングの変形を最小限とし、走査光学系相互の走査位置ずれを低減し、色ずれのない高品位な画像品質を得ることのできる光走査装置を提供することを目的とする。
前記(ロ)の問題に関し、請求項2、4、5、6記載の発明では、偏向手段の軸線の位置を安定化することで、走査光学系相互の走査位置ずれを低減し、色ずれのない高品位な画像品質を得ることができる光走査装置、カラー記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1).複数のレーザ光源から出射された各ビームを同一の偏向手段を用いて各々対向する方向に走査するとともに、各々に対応した被走査面に結像させるレンズ群をこれら各ビーム毎に設けてなる複数の走査光学系を単一のハウジング内に収容してなる光走査装置において、前記ハウジング底面に対して前記偏向手段の軸線が直交する配置とし、前記ハウジングを前記偏向手段の軸線が重力方向に対して傾くようにして、本体構造体を構成する一対の側板間に支持した(請求項1)。
(2).(1)記載の光走査装置において、前記偏向手段の軸線の方向を重力方向と垂直な方向とした(請求項2)。
(3).(1)記載の走査装置において、前記軸線を含む鉛直面α内で前記軸線が重力方向yに対して傾くようにして前記ハウジングを配置し、前記鉛直面αと直交する任意の鉛直面を鉛直面Z、前記鉛直面αと直交する任意の水平面を水平面H、前記ハウジングの前記鉛直面Zへの投影面積をB、前記ハウジングの前記水平面Hへの投影面積をAとするとき、前記ハウジングの傾きの度合いを、A≦Bなる関係が成立する範囲とした(請求項3)。
(4).(1)、(2)又は(3)記載の光走査装置において、前記偏向手段は動圧軸受により軸支されている回転鏡とした(請求項4)。
(5).(4)記載の光走査装置において、前記動圧軸受を構成するロータとステータの嵌合部は互いに溝のない平滑面同士の組み合わせからなることとした(請求項5)。
(6).(4)又は(5)記載の光走査装置において、前記ロータの重心位置が前記空気軸受を構成する軸受の長さの範囲内にあることとした(請求項6)。
(7).複数の感光体に記録した各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラー記録装置において、請求項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は(6)記載の光走査装置を具備していることとした(請求項7)。
請求項1、7記載の発明では、本体構造体にかかる負荷に対してハウジングの剛性を確保することができ、複数の走査光学系相互の走査位置精度を保つことができるので色ずれの少ない高品位な画像を得ることができる。
請求項2記載の発明では、偏向手段の軸線の方向を重力方向と垂直方向としたことにより、本体側板にかかる負荷に対して最も効果的にハウジングの剛性を確保できる。
請求項3記載の発明では、1対の側板の上下方向への応力や前記側板間隔の拡大に対してハウジングの歪みを抑えることができる。
請求項4、5記載の発明では、ロータの中空円筒軸受の全長にわたって空気圧力分布が均等に発生することとで軸倒れの少ない安定した姿勢が確保でき、走査光学系相互の走査位置精度を保つことができ、色ずれの少ない高品位な画像を得ることができる。
請求項6記載の発明では、ロータの重心位置を中空円筒軸受長さの範囲内としたことにより、軸受内を適度な圧力に保ことができ、不安定振動を抑えることができるので、安定した位置に軸線を落ち着かせ走査光学系の走査位置精度を保つことができ、色ずれの少ない高品位な画像を得ることができる。
光走査装置の断面をカラー記録装置の感光体と共に示した図3およびカラー画像を形成するための光走査装置の構成主要部を示した図4により、本発明にかかる光走査装置及びカラー記録装置の構成を説明する。
図3、図4に示すハウジング115は広い底面115−Sに対して高さが低い平たい箱型の形状をしている。このハウジング115内にフルカラー画像を形成するための4つの色に対応した書き込み用の走査ビームを出射する4つの走査光学系が組み込まれている。
図3に示すように、ハウジング115から出射されたビーム102、122、142,162はそれぞれに対応するドラム状をした感光体101、121、141、161に達し、該感光体上をそれぞれ走査して静電潜像を形成する。
感光体101、121、141、161に形成された静電潜像はそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーにより可視像化され、タイミングを合わせて送られてくる記録紙上に順次重ね転写されて、該記録紙上にフルカラートナー像が形成される。記録紙上のフルカラートナー像は定着されて排出される。
感光体101、121、141、161のまわりには、帯電手段、現像手段、転写手段、などが配置され、また、記録紙の送り手段や定着手段などが配置されて全体としてカラー記録装置が構成されているが、図3では図示を省略してある。
以下では、カラー記録装置の中、光走査装置の構成を主に説明する。図3、図4において、感光体101上に第1色目(イエロー)の画像190を形成するを走査するビーム102はレーザ光源103より出射されシリンダレンズ104、折返しミラー105を介して偏向手段としての回転鏡、本例ではポリゴンミラー106の右端(図4における斜め右上側)に近い部分に入射される。
ビーム102はポリゴンミラー106で走査され左右方向(図4における斜め右上方向)に2段に層状に形成されたfθレンズ107の右段部(図4における斜め右上側)を通り、折返しミラー108及び折返しミラー109で反射され、トロイダルレンズ110、折返しミラー111を介して感光体101上にスポット状に結像される。
感光体121上に第2色目(マゼンタ)の画像191を形成するを走査するビーム122はレーザ光源123より出射されシリンダレンズ124を介してポリゴンミラー106の左端(図4における斜め左下側)に近い部分に入射される。
ビーム122はポリゴンミラー106で走査されfθレンズ107の左段部(図4では斜め左下側)を通り、折返しミラー128、折返しミラー129で反射され、トロイダルレンズ130、折返しミラー131を介して感光体121にスポット状に結像される。
図4において、ポリゴンミラー106は矢印の方向に回転され、各ビーム102、122は矢印112の方向へ走査される。fθレンズ107の直後には折返しミラー113が配置されこの折返しミラー113で反射されたビームはセンサー基板114にて走査開始側でのビーム位置が各々検出されて、画像書き出しのタイミングをとる同期検知信号を発生する。
ポリゴンミラー106に対して対向する側に配置される第3色目(シアン)の画像193を形成する感光体141を走査するビーム142の経路は第2色目の画像191を形成する感光体121を走査するビーム122に準じ、また、ポリゴンミラー106に対して対向する側に配置される第4色目(ブラック)の画像194を形成する感光体161を走査するビーム162の経路は第1色目の画像190を形成する感光体101を走査するビーム102に準ずる。
つまり、第3目の画像193を形成する感光体141を走査するビーム142はレーザ光源24より出射されシリンダレンズ22を介してポリゴンミラー106の左端(図4における斜め左下側)に近い部分に入射される。
ビーム142はポリゴンミラー106で走査されfθレンズ147の左段部(図4では斜め左下側)を通り、折返しミラー168、折返しミラー169で反射され、トロイダルレンズ170、折返しミラー171を介して感光体141にスポット状に結像される。
感光体161上に第4色目(ブラック)の画像194を形成するを走査するビーム162はレーザ光源16より出射されシリンダレンズ18、折返しミラー20を介してポリゴンミラー106の右端(図4では斜め右上側)に近い部分に入射される。
ビーム162はポリゴンミラー106で走査され左右方向(図4では斜め右上方向)に2段に層状に形成されたfθレンズ147の右段部(図4では斜め右上側)を通り、折返しミラー148及び折返しミラー149で反射され、トロイダルレンズ150、折返しミラー151を介して感光体161上にスポット状に結像される。
第4色目の画像を走査するビーム162、第3色目の画像走査するビーム142は矢印2の方向へ走査され、同様にfθレンズ147の直後に配置された折返しミラー143によりセンサー基板144にて走査開始側でのビーム位置を各々検出し、画像書き出しのタイミングをとる。
さらに、第4色目の画像を形成するべく感光体161へと向う走査終端側のビーム162を折返しミラー148の前に配置した折返しミラー145で反射しセンサー基板146で検出している。
このように、複数のレーザ光源16,24,103,123から出射されるビーム中、第4色目の画像を形成するビーム162について、走査終端側でのビーム位置を検出する検出器たるセンサー基板146を設け、走査開始側でのビーム位置を検出するセンサー基板144とにより、走査時間を検出することとし、一方、第1色目の画像を形成するビーム102によりレジストレーションマークM117、M116を記録するようにしている。
上記のごとく構成された、レーザ光源103から諸光学系を経てポリゴンミラー106さらに諸光学系を経て折返しミラー111に至る走査光学系、レーザ光源123から諸光学系を経てポリゴンミラー106さらに諸光学系を経て折返しミラー131に至る走査光学系、レーザ光源24から諸光学系を経てポリゴンミラー106さらに諸光学系を経て折返しミラー171に至る走査光学系、レーザ光源16から諸光学系を経てポリゴンミラー106さらに諸光学系を経て折返しミラー151に至る走査光学系の4つの走査光学系は箱状のハウジング115内に一体的に収容されている。
ハウジング115は、取付部115−1、115−2及びこれらと対称に設けられた図示しない取付部の4箇所で、前側板602と後側板603との間に架橋された支持部材(図示省略)に対して図1に示すように前側板602、後側板603に取り付けられ、当該カラー記録装置の本体構造体と一体化されている。
図1に示すように、ポリゴンミラー106はその軸線J―Jの方向がハウジング115の底面115−Sに対して直交配置されていて、このようなハウジング115が、軸線J―Jの方向を重力方向yに対して90度傾くようにして、前側板602、後側板603間に取り付けられている。
このように、軸線J―Jの方向はハウジング115の底面115−Sに対して直交する関係にあり、このようにポリゴンミラー105が取り付けられたハウジング115を、該軸線J―Jの方向が重力方向yと直交するようにして、前側板602、後側板603に対して取付けることにより、図1に示すようにハウジング115の底面115−Sは前側板602、後側板603に対して直交し、かつ鉛直な面となっている。
このため、ハウジング115は、上下方向に互い違いに力Fを受けても断面係数が大きいため、力Fによる歪が抑えられる。また、ハウジング115は前側板602、後側板603間に挟まれて上下方向わたり密着しているので、水平方向の力F'が作用しても、側板間隔の拡大が生じにくく、ハウジングの歪が生じ難くなる。
上記図1による例では、軸線J―Jの方向を重力方向yと直交する関係にしたのであるが、図2に示すように斜めに配置した場合でも同様の作用効果を得ることができる。
図2において、軸線J―Jを含む鉛直面α内で軸線J―Jが重力方向yに対して傾くようにハウジング115を傾けた配置とし、上記鉛直面αと直交する任意の鉛直面を鉛直面Z、前記鉛直面αと直交する任意の水平面を水平面H、ハウジング115の鉛直面Zへの投影面積をB、前記ハウジングの前記水平面Hへの投影面積をAとするとき、このハウジング115の傾きの度合いを、A≦Bなる関係が成立する範囲とした。
ここで、A>Bにて効果が得られないわけではなく、ハウジング115を水平から傾けることにより効果は除々に拡大する傾向にあり、A≦Bであれば、水平方向の剛性より鉛直方向の剛性がどんな形状であっても高くなり確実に効果を期待できる。
このような傾きに設定した場合でも、前側板602、後側板603の上下方向への応力やこれら側板間隔の拡大に対してハウジング115の歪みを抑えることができる。
ポリゴンミラー106を駆動するポリゴンモータの構造について説明する。図3、図4、図1に示したように、軸線J―Jが重力方向yと直交する関係に配置された例におけるポリゴンモータの構造を図5に示す。
図5において、符号305はポリゴンモータ取り付け用の基板を示す。この基板305には、軸部と取付座からなり側面形状がT形のステータ304の軸部が右側から左側へ向けて挿通されていて、取付座が基板305に固定されている。ステータ304の基端側には第1シャフト304D1が形成され、この第1シャフト304D1の先端側に小径の第2シャフト304D2が同軸一体に形成されている。
第1シャフト304D1には中空円筒状の軸受302が回転可能に嵌合している。軸受302の外周部には、ロータ部材303が嵌合しかつ一体的に固定されていて、軸受と一体になって回転できるようになっている。ロータ部材303の左側の端面部には第2シャフト304D2と同心の取り付け座を利用してポリゴンミラー106が固定されている。
ロータ部材303の右側の面には第2シャフト304D2と同心の取り付け座が形成されていて、この取り付け座を利用して非磁性のシール材301を介してマグネット307が固定されている。
このように、ポリゴンミラー106、シール材301、マグネット307はロータ部材303を介して軸受302に固定されており、軸受302と一体的に回転可能である。これら一体的に回転するポリゴンミラー106、シール材301、マグネット307、ロータ部材303、軸受302などをロータと称する。
このポリゴンモータは面対向方式であり、基板305上にマグネット307と対向して実装されたコイル306と該マグネット307とにより起動力を発生させる。
回転を開始すると前記ロータの一部である軸受302とステータ304の一部である第1シャフト304D1との嵌合部であって動圧軸受を構成する溝のない平滑面同士の組み合わせからなる外径部と内径部間の空気圧が高まり軸受302は重力に抗して浮上し、第1シャフト304D1と非接触で支持されて回転するようになる。このような回転を円滑に行なうようにするため、ロータの重心Gを、軸受302の長さの範囲内とした。
ここで、第1シャフト304D1の外径および軸受302の内径は真円度1μm以下の真円となし、両者間のクリアランスは不安定振動の生じない5±2.5μmとしている。空気軸受では回転体の軸中心が安定しているときはクリアランス内のいずれかに方向が片寄っていることが知られている。回転体の落ち着き先の安定化に関しては、周方向で圧力が均一であると軸中心がふらついて安定しない。本発明では、次に示す例のように確実に圧力分布のメリハリをつけることで軸中心の安定を図ることができる。
本例では、前記したように軸線J―Jを重力方向yと垂直としているため、図6に示すように軸受302の内径302dと第1シャフト304D1の外径との隙間に生じる圧力Pは、軸線J―Jを通る重力方向y上での圧力Pmが最も高くなり、上記したように周方向での圧力分布のメリハリをつけたことで、ロータの重量とバランスして常に安定した位置Cに軸線J−Jを落ち着かせることができた。
上記したように動圧軸受を構成するロータとステータの嵌合部は互いに溝のない平滑面からなる外径部と内径部との組み合わせにより構成しているので、位置Cでの安定度が高い。因みに、溝を有する構成では、圧力分布に不均衡を生じて安定度が下がる。
なお、位置Cに軸線J−Jを落ち着かせる作用については、軸線J―Jを重力方向yとが傾いている前記図2に示した例においても同様の効果を得る。上記例では、ステータ側を中実の軸、ロータ側を筒状体で構成したが、この逆に、ステータ側を円筒体、ロータ側を中実の軸とする組み合わせの動圧軸受とする場合においても同様のことがいえる。また、動圧軸受としては流体として空気を使用する空気軸受に限らず、流体として液体を用いる液体軸受についても同様のことがいえる。これらの例において、偏向手段の軸線の位置を安定化することで、走査光学系相互の走査位置ずれを低減し、色ずれのない高品位な画像品質を得ることができる。
光走査装置を収めたハウジングの配置態様を説明した斜視図である。 光走査装置を収めたハウジングの配置態様を説明した斜視図である。 光走査装置を収めたハウジングの配置態様を説明した斜視図である。 ハウジング内の光走査装置を説明した斜視図である。 ポリゴンモータの断面図である。 空気軸受の軸直角断面図である。 ハウジングの従来の配置態様を説明した斜視図である。 ハウジングの従来の配置態様を説明した斜視図である。 ハウジングの従来の配置態様を説明した斜視図である。
符号の説明
106 (偏向手段としての)ポリゴンミラー
115 ハウジング
602 前側板
603 後側板
J―J 軸線

Claims (7)

  1. 複数のレーザ光源から出射された各ビームを同一の偏向手段を用いて各々対向する方向に走査するとともに、各々に対応した被走査面に結像させるレンズ群をこれら各ビーム毎に設けてなる複数の走査光学系を単一のハウジング内に収容してなる光走査装置において、
    前記ハウジング底面に対して前記偏向手段の軸線が直交する配置とし、前記ハウジングを前記偏向手段の軸線が重力方向に対して傾くようにして、本体構造体を構成する一対の側板間に支持したことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の走査装置において、前記偏向手段の軸線の方向を重力方向と垂直な方向としたことを特徴とする走査装置。
  3. 請求項1記載の走査装置において、前記軸線を含む鉛直面α内で前記軸線が重力方向yに対して傾くようにして前記ハウジングを配置し、
    前記鉛直面αと直交する任意の鉛直面を鉛直面Z、前記鉛直面αと直交する任意の水平面を水平面H、前記ハウジングの前記鉛直面Zへの投影面積をB、前記ハウジングの前記水平面Hへの投影面積をAとするとき、前記ハウジングの傾きの度合いを、
    A≦Bなる関係が成立する範囲としたことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1、2又は3記載の光走査装置において、前記偏向手段は動圧軸受により軸支されている回転鏡であることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項4記載の光走査装置において、前記動圧軸受を構成するロータとステータの嵌合部は互いに溝のない平滑面同士の組み合わせからなることを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項4又は5記載の光走査装置において、前記ロータの重心位置が前記空気軸受を構成する軸受の長さの範囲内にあることを特徴とする光走査装置。
  7. 複数の感光体に記録した各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラー記録装置において、請求項1、2、3、4、5又は6記載の光走査装置を具備していることを特徴とするカラー記録装置。
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