JP2007233089A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007233089A
JP2007233089A JP2006055398A JP2006055398A JP2007233089A JP 2007233089 A JP2007233089 A JP 2007233089A JP 2006055398 A JP2006055398 A JP 2006055398A JP 2006055398 A JP2006055398 A JP 2006055398A JP 2007233089 A JP2007233089 A JP 2007233089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning blade
belt
toner
cleaning
intermediate transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006055398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nakao
祥昌 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006055398A priority Critical patent/JP2007233089A/ja
Publication of JP2007233089A publication Critical patent/JP2007233089A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、例えば感光体ドラムや中間転写体などといった被クリーニング体に接離自在に当接して、その被クリーニング体の表面に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えたクリーニング装置に関し、「飛び散り」に起因する記録媒体の汚れや、「ボタ落ち」に起因する装置の汚染を、2次障害を発生させることなく、安価で確実に防止したクリーニング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ベルトクリーニング装置筐体84の、ベルトクリーニングブレード81よりも中間転写ベルト30の移動方向下流側、かつベルトクリーニングブレード81から所定間隔離間した位置に配備されたシール部材87が、ベルトクリーニング装置筐体84と中間転写ベルト30との隙間をシールするとともに、ベルトクリーニングブレード81の上記当接位置から上記離間位置への姿勢変更動作に伴って扇ぎ動作する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば感光体ドラムや中間転写体などといった被クリーニング体に接離自在に当接して、その被クリーニング体の表面に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えたクリーニング装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタあるいはファクシミリなどに用いられる画像形成装置では、感光体ドラム等に代表される像担持体を一様に帯電させ、画像の情報を担持した露光光をその像担持体に照射することによりその像担持体上に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像することにより像担持体上にトナー像を形成し、形成されたトナー像を直接に、あるいは例えば中間転写体を介在させて、最終的に記録媒体上に転写して定着することによりその記録媒体上に定着トナー像からなる画像が形成される。
従来より、形成されたトナー像を直接に記録媒体上に転写して定着する構成の画像形成装置には、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写した後に、像担持体上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング装置が配備されている。また、形成されたトナー像を中間転写体を介在させて記録媒体上に転写して定着する構成の画像形成装置には、中間転写体上にトナー像を1次転写した後の像担持体上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング装置や、像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体を介在させて記録媒体上に2次転写した後にその中間転写体上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング装置が配備されている。画像形成装置にこのようなクリーニング装置が配備されることによって、像担持体や中間転写体などといった被クリーニング体が繰り返し使用される。
このようなクリーニング装置としては、被クリーニング体のトナー像を担持する面に板状のクリーニングブレードを当接させて被クリーニング体上に残留するトナーを掻き取るブレード方式のクリーニング装置が広く用いられている。また、ブレード方式のクリーニング装置の中には、クリーニングブレードが被クリーニング体に接離自在に当接する構成のものがある。
クリーニングブレードが被クリーニング体に接離自在に当接する構成のクリーニング装置では、被クリーニング体から離間していたクリーニングブレードがその被クリーニング体に当接する動作の際に、クリーニングブレード上に堆積したトナーが飛散する「飛び散り」や、クリーニングブレード上に堆積したトナーが本来落下してほしいクリーニング装置筐体内部に向かう方向とは逆側の方向に落下する「ボタ落ち」が発生することがある。
「飛び散り」が発生すると、飛散したトナーが被クリーニング体に再付着し、記録媒体のプリント面および裏面に汚れが発生することとなる。また、「ボタ落ち」が発生すると、落下したトナーによってクリーニング装置内部や画像形成装置内部が汚染されることとなる。
この「ボタ落ち」に起因する問題に対処した画像形成装置として、先端部が中間転写体に対し接離動作を行うクリーニングブレードと、このクリーニングブレードより下方に配置され、先端部がそのクリーニングブレードより先に中間転写体に接触すると共に、そのクリーニングブレードより遅れて中間転写体から離隔するトナー受けブレードとを有するクリーニング装置を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来より、「飛び散り」や「ボタ落ち」に起因する問題に対して、クリーニングブレードの設置角度を水平にすることによってクリーニングブレード上にトナーが堆積することを防止するといった堆積防止対策や、クリーニング装置筐体内面壁を導電化することによってトナーの落下方向および飛散方向を静電気的に規制するといった落下飛散方向規制対策を施したクリーニング装置が知られている。
特開平10−186767号公報
上述した特許文献1に提案された技術によれば、クリーニング装置のトナー受けブレードの先端部が、クリーニングブレードより先に中間転写体に接触すると共に、クリーニングブレードより遅れて中間転写体から離隔するため、クリーニングブレードの先端部が中間転写体に接触あるいは離隔する際には、必ず下方にはトナー受けブレードがある状態とされ、「ボタ落ち」に起因するクリーニング装置内部の汚染や画像形成装置内部の汚染が防止される。ところが、この特許文献1に提案された技術では、「飛び散り」に起因する問題に対しては有効ではない。
また、上記堆積防止対策を施したクリーニング装置によれば、「飛び散り」および「ボタ落ち」それぞれに起因する問題に対して有効である。ここで、クリーニングブレードによって掻き取られたトナーの一部は、このクリーニングブレードと被クリーニング体との当接部分に滞留する。この当接部分に滞留したトナーを「トナーダム」と称する。この「トナーダム」は、被クリーニング体とクリーニングブレードとの間の潤滑を行う潤滑剤の機能を担っている。ところが、上記堆積防止対策を施したクリーニング装置では、クリーニングブレードの設置角度が水平であることから「トナーダム」が形成されづらく、「トナーダム」不足によるブレードめくれといった2次障害が発生するおそれがある。
また、上記落下飛散方向規制対策を施したクリーニング装置によっても、「飛び散り」および「ボタ落ち」それぞれに起因する問題に対して有効であるものの、クリーニングブレードにより掻き取られて回収したトナーがクリーニング装置筐体内壁面に固着し、回収したトナーの搬送不良といった2次障害が発生するおそれがある。
さらに、画像形成装置の内部空間の制約やコストの制約に起因して、上記堆積防止対策や上記落下飛散方向規制対策の導入が困難な場合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、「飛び散り」に起因する記録媒体の汚れや、「ボタ落ち」に起因する装置の汚染を、2次障害を発生させることなく、安価で確実に防止したクリーニング装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のクリーニング装置は、
板形状を有し、所定の方向に移動する被クリーニング体に当接する当接位置とその被クリーニング体から離間する離間位置との間で姿勢変更して、その被クリーニング体に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、
上記クリーニングブレードを支持する筐体と、
上記筐体の、上記クリーニングブレードよりも上記被クリーニング体の移動方向下流側、かつそのクリーニングブレードから所定間隔離間した位置に配備され、その筐体とその被クリーニング体との隙間をシールすることによりそのクリーニングブレードにより掻き取られたトナーの拡散を抑制するとともに、そのクリーニングブレードの上記当接位置から上記離間位置への姿勢変更動作に伴う扇ぎ動作によりその被クリーニング体の移動方向上流側に向かう気流を発生させるシール部材とを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明にいう「被クリーニング体」とは、例えば像担持体や中間転写体をいう。
本発明のクリーニング装置は、上記筐体の、上記クリーニングブレードよりも上記被クリーニング体の移動方向下流側、かつそのクリーニングブレードから所定間隔離間した位置に配備されたシール部材が、その筐体とその被クリーニング体との隙間をシールするとともに、そのクリーニングブレードの上記当接位置から上記離間位置への姿勢変更動作に伴って扇ぎ動作するものである。従って、本発明のクリーニング装置によれば、被クリーニング体から離間していたクリーニングブレードがその被クリーニング体に当接する動作の際に、クリーニングブレード上に堆積したトナーが飛散する「飛び散り」や、クリーニングブレード上に堆積したトナーが本来落下してほしいクリーニング装置筐体内部に向かう方向とは逆側の方向に落下する「ボタ落ち」が発生したとしても、「飛び散り」によって飛散したトナーや、「ボタ落ち」によって落下したトナーは、シール部材の扇ぎ動作により発生させられた、被クリーニング体の移動方向上流側に向かう気流によって、クリーニング装置筐体内部に向かう方向に誘導される。そのため、本発明のクリーニング装置によれば、「飛び散り」に起因する記録媒体の汚れや、「ボタ落ち」に起因する装置の汚染が、2次障害を発生させることなく、安価で確実に防止される。
ここで、上記本発明のクリーニング装置は、上記シール部材が、板形状あるいはフィルム形状を有する樹脂製部材であることが好ましい。
ここで、画像形成に用いられるトナーは帯電しているため、クリーニングブレードにより掻き取られたトナーも帯電している。このような好ましい形態によれば、樹脂製部材は絶縁体であるため、樹脂製部材からなるシール部材に帯電したトナーが引き付けられてしまうことが防止され、「飛び散り」によって飛散したトナーや、「ボタ落ち」によって落下したトナーは、上記気流によって、クリーニング装置筐体内部に向かう方向により確実に誘導される。
本発明によれば、「飛び散り」に起因する記録媒体の汚れや、「ボタ落ち」に起因する装置の汚染を、2次障害を発生させることなく、安価で確実に防止したクリーニング装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明のクリーニング装置の一実施形態が組み込まれた画像形成装置1の概略構成図である。ここでは、先ずこの図1を参照して、本発明の位置づけについて説明する。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーそれぞれに対応した4つの現像装置を内蔵したロータリ現像ユニットと1つの感光体ドラムとを用いて、中間媒体としての中間転写ベルトの送りに同期させて、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像することにより感光体ドラム上にYMCK各色のトナー像を形成し、感光体ドラム上に形成された各色のトナー像を、中間転写ベルト上に順次に重ね合わせて転写(1次転写)し、中間転写ベルト上に重ね合わせたカラートナー像を記録媒体である用紙に転写(2次転写)し定着する、いわゆる4サイクル型のフルカラー画像形成装置である。
図1に示す画像形成装置1は、反時計回りの矢印A方向に回転する感光体ドラム10を備えている。また、この画像形成装置1は、駆動ロール21、1次転写ロール22、テンションロール23、従動ロール24、およびバックアップロール25に張架されて時計回りの矢印B方向に循環移動する半導電性の中間転写ベルト30、2次転写を行う一括転写装置40、および未定着トナー像を用紙に定着させる定着装置50も備えている。この中間転写ベルト30は、本発明にいう被クリーニング体の一例に相当するものである。感光体ドラム10の表面は、中間転写ベルト30に接している。1次転写ロール22は、中間転写ベルト30を挟んで感光体ドラム10と対向する位置に配備されており、感光体ドラム10と中間転写ベルト30との接する部分が1次転写領域である。
また、感光体ドラム10の周囲には、この感光体ドラム10の表面に所定の電荷を付与する帯電器11、および所定の電荷が付与された感光体ドラム10の表面を露光し静電潜像を形成する光書き込みユニット12が備えられている。また、感光体ドラム10の周囲には、円筒形状を有するケーシングユニット130の円周方向の中心に対して90°ずつ離れた位置にYMCKの4色のトナーそれぞれに対応した4つの現像装置131Y,131M,131C,131Kが配列され、時計回りの矢印C方向に回転するロータリ現像ユニット13も備えられている。さらに、感光体ドラム10の周囲には、感光体ドラム10の表面に当接し、1次転写領域におけるトナー像転写後、中間転写ベルト30に転写されずに感光体ドラム10の表面に残留するトナーを掻き取るドラムクリーナ14も備えられている。尚、ロータリ現像ユニット13は、感光体ドラム10の周囲の、1次転写領域の上流側に配備されている。また、光書き込みユニット12は、そのロータリ現像ユニット13よりもさらに上流側に配備されていて、帯電器11は、その光書き込みユニット12よりもさらに上流側に配備されている。また、ドラムクリーナ14は、その帯電器11よりもさらに上流側に配備されている。
感光体ドラム10の表面は、帯電器11によって一様に帯電される。帯電器11により一様に帯電した感光体ドラム10の表面には、光書き込みユニット12より画像の情報を担持したレーザ光が照射されて感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。
ロータリ現像ユニット13に配列された4つの現像装置131Y,131M,131C,131Kは、二成分現像方式を採用したものであり、各現像装置131Y,131M,131C,131Kに内蔵されたトナーカートリッジには、磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤が収容されている。また、ロータリ現像ユニット13に配列された各現像装置131Y,131M,131C,131Kには、現像ロール1311Y,1311M,1311C,1311Kも内蔵されている。各現像ロール1311Y,1311M,1311C,1311Kの周面には、トナーが付着した磁性キャリアが層状となった現像剤層(いわゆる磁気層)が形成され、4つの現像装置131Y,131M,131C,131Kが配列されたロータリ現像ユニット13が、時計回りの矢印C方向に回転することによって、配列された各現像装置131Y,131M,131C,131Kを感光体ドラム10に対向する現像領域に順次に配置して、YMCK各色のトナーが、この現像剤層から静電潜像を担持した感光体ドラム10の表面に供給される。その静電潜像はトナーの供給を受けて現像されトナー像となる。
1次転写ロール22には、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加されており、感光体ドラム10の表面に形成されたYMCK各色のトナー像は、感光体ドラム10の表面から中間転写ベルト30の表面に移行し、中間転写ベルト30が4回転することによって中間転写ベルト30上で1つに重なり合ったカラートナー像となる。
また、一括転写装置40は、中間転写ベルト30のトナー像担持面側に二次転写ロール41を備えており、この二次転写ロール41が中間転写ベルト30に当接する当接位置と中間転写ベルト30から離間する離間位置との間で姿勢変更するものである。尚、一括転写装置40が当接位置に姿勢変更した際には、一括転写装置40の二次転写ロール41と、中間転写ベルト30の裏面側に配置されたバックアップロール25とでで中間転写ベルト30を挟みこんでいることとなり、一括転写装置40が当接位置に姿勢変更した際におけるこれら2つのロール41,25間が2次転写領域になる。
また、図1に示す画像形成装置1には、用紙カセット60、およびこの用紙カセット60から搬送された用紙を2次転写領域に送り出すレジストレーションロール71が配備されており、用紙カセット60に収容された用紙が所定のタイミングで2次転写領域へと送り込まれる。2次転写領域では、中間転写ベルト30上で1つに重なり合ったカラートナー像が、送り込まれてきた用紙上に転写される。2次転写領域においてカラートナー像の転写を受けた用紙は、定着装置50へと送り込まれ、用紙上にカラートナー像が定着され、用紙上に定着トナー像からなる画像が形成される。
また、図1に示す画像形成装置1には、画像形成が行われた後の用紙が積載される積載トレイ73、および搬送されてきた用紙を積載トレイ73に向けて排紙する一対の排紙ロール72が配備されている。定着トナー像からなる画像が形成された用紙は、図示しない各種のロールによって更に搬送されて排紙ロール72に送り込まれ、積載トレイ73に向けて排紙され、積載トレイ73上に積載される。
さらに、図1に示す画像形成装置1には、中間転写ベルト30の周囲の、一括転写装置40の下流側に、ベルトクリーニング装置80が配備されている。このベルトクリーニング装置80は、用紙上にカラートナー像を2次転写した後の、中間転写ベルト30に転写されずに中間転写ベルト30の表面に残留するトナーを掻き取る、板形状を有するベルトクリーニングブレード81を備えている。このベルトクリーニングブレード81は、中間転写ベルト30に当接する当接位置と中間転写ベルト30から離間する離間位置との間で姿勢変更するものである。このベルトクリーニング装置80は、本発明にいうクリーニング装置の一例に相当し、このベルトクリーニングブレード81は、本発明にいうクリーニングブレードの一例に相当するものである。このようなベルトクリーニング装置80に備えられたベルトクリーニングブレード81によって残留トナーがクリーニングされれば、2次転写した後に再び1次転写位置でカラートナー像が中間転写ベルト30上に1次転写される時に残留トナーが混合することが防止されるため、高画質のカラートナー像を得ることができる。
ここで、この図1に示す画像形成装置1における、本発明の一実施形態としての特徴は、この画像形成装置1に配備されたベルトクリーニング装置80に関連があり、以下、このベルトクリーニング装置80について詳述する。
図2は、図1に示す画像形成装置1に配備されたベルトクリーニングユニット80の外観斜視図である。
図2に示すように、ベルトクリーニング装置80は、ベルトクリーニング装置筐体84とベルトクリーニングブレードアッセンブリ(以下、このベルトクリーニングブレードアッセンブリをベルトクリーニングブレードASSYと称する)85とから構成されている。このベルトクリーニング装置筐体84は、本発明にいう筐体の一例に相当するものである。
ベルトクリーニングブレードASSY85は、ベルトクリーニングブレード81、フィルムシール86、サイドシール871,872、保持ブラケット851、クランクシャフト852、およびリトラクト回転動作用アーム853から構成されている。
ベルトクリーニングブレード81およびフィルムシール86は、ベルトクリーニングブレード81により掻き取られたトナーが通過する間隔を空けて保持ブラケット851に保持されている。
また、サイドシール871,872は、ベルトクリーニングブレード81およびフィルムシール86の、中間転写ベルト30(図1参照)の移動方向に直角な幅方向の両端部それぞれにその幅方向外側から隣接して配備され、ベルトクリーニングブレード81により掻き取られたトナーの漏出を防止する。
また、クランクシャフト852は、保持ブラケット851の下部に配備されていて、このクランクシャフト852を回転軸としてベルトクリーニングブレードASSY85が回動する。
また、リトラクト回転動作用アーム853は、クランクシャフト852の一方の端部に配備されており、このリトラクト回転動作用アーム853に外力が加えられることによって、ベルトクリーニングブレードASSY85がクランクシャフト852を回転軸として回動し、保持ブラケット851に保持されたベルトクリーニングブレード81およびフィルムシール86が、中間転写ベルト30に当接する当接位置と中間転写ベルト30から離間する離間位置との間で姿勢変更する。
次に、この姿勢変更について説明する。
図3は、図2に示すベルトクリーニング装置80のベルトクリーニングブレードASSY85の、上記当接位置と上記離間位置との間で姿勢変更する動作を説明する模式図である。
図3には、ベルトクリーニング装置80と中間転写ベルト30が示されている。
ベルトクリーニング装置80は、上述したように、ベルトクリーニングブレード81およびフィルムシール86を保持した保持ブラケット851の下部に配備されたクランクシャフト852を回転軸として回動するベルトクリーニングブレードASSY85を有している。また、図3に示すように、ベルトクリーニングブレードASSY85は、このベルトクリーニングブレードASSY85を上記離間位置から上記当接位置に向けて付勢するスプリング部材854を有している。
また、図3に示すように、画像形成装置1は、ブレードリトラクト用カム110と、ブレードリトラクト用アーム120とを有している。
所定のタイミングでブレードリトラクト用カム110が回転することによって、回転支点120aを中心にブレードリトラクト用アーム120が揺動すると、クランクシャフト852の一方の端部に配備されたリトラクト回転動作用アーム853に、ベルトクリーニングブレードASSY85を上記当接位置から上記離間位置に姿勢変更させる外力が加えられる。このような外力が加えられることによって、ベルトクリーニングブレードASSY85がクランクシャフト852を回転軸として回動し、保持ブラケット851に保持されたベルトクリーニングブレード81およびフィルムシール86が、中間転写ベルト30に当接する当接位置と中間転写ベルト30から離間する離間位置との間で姿勢変更する。
また、図3に示すように、ベルトクリーニングブレードASSY85は、ベルトクリーニング装置筐体84の、ベルトクリーニングブレード81よりも中間転写ベルト30の移動方向(矢印B方向)下流側、かつベルトクリーニングブレード81から所定間隔離間した位置に配備され、ベルトクリーニング装置筐体84と中間転写ベルト30との隙間をシールすることによりベルトクリーニングブレード81により掻き取られたトナーの拡散を抑制するとともに、ベルトクリーニングブレード81の上記当接位置から上記離間位置への姿勢変更動作に伴う扇ぎ動作により中間転写ベルト30の移動方向(矢印B方向)上流側に向かう気流を発生させる、フィルム形状を有する樹脂製部材からなるシール部材87を備えている。
図4〜図6は、図3に示すベルトクリーニング装置80のベルトクリーニングブレードASSY85の、上記当接位置と上記離間位置との間で姿勢変更する動作に伴う、シール部材87の扇ぎ動作を説明する模式図である。
図4〜図6に示すように、本実施形態のベルトクリーニング装置80によれば、中間転写ベルト30から離間していたベルトクリーニングブレード81が中間転写ベルト30に当接する動作の際に、ベルトクリーニングブレード81上に堆積したトナーが飛散する「飛び散り」や、ベルトクリーニングブレード81上に堆積したトナーが本来落下してほしいベルトクリーニング装置筐体84内部に向かう方向とは逆側の方向に落下する「ボタ落ち」が発生したとしても、「飛び散り」によって飛散したトナーや、「ボタ落ち」によって落下したトナーは、シール部材87の扇ぎ動作により発生させられた、中間転写ベルト30の移動方向(矢印B方向)上流側に向かう気流によって、ベルトクリーニング装置筐体84内部に向かう方向に誘導される。そのため、本実施形態のベルトクリーニング装置80によれば、「飛び散り」に起因する記録媒体の汚れや、「ボタ落ち」に起因する装置の汚染が、2次障害を発生させることなく、安価で確実に防止される。
ここで、画像形成に用いられるトナーは帯電しているため、ベルトクリーニングブレード81により掻き取られたトナーも帯電している。ところが、本実施形態のベルトクリーニング装置80に備えられたシール部材87に用いられる樹脂製部材は絶縁体であるため、樹脂製部材からなるシール部材87に帯電したトナーが引き付けられてしまうことが防止され、「飛び散り」によって飛散したトナーや、「ボタ落ち」によって落下したトナーは、上記気流によって、ベルトクリーニング装置筐体84内部に向かう方向により確実に誘導される。
尚、上述した実施形態では、本発明のクリーニング装置が、1つの感光体ドラムと4つの現像装置を内蔵したロータリ現像ユニットとを用い、感光体ドラムの回転に合わせて各色毎のトナー像を形成するとともに、そのトナー像を中間転写ベルトに多重転写することによりカラー画像を形成する、いわゆる4サイクル型のフルカラー画像形成装置に適用された例について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、被クリーニング体に接離自在に当接するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置であれば、適用する画像形成装置の種類は問わない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう被クリーニング体が中間転写ベルトである例について説明したが、本発明にいう被クリーニング体は、これに限られるものではなく、例えば像担持体(感光体ドラム)などであってもよい。
本発明の画像形成装置の一実施形態が適用された画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置に配備されたベルトクリーニングユニットの外観斜視図である。 図2に示すベルトクリーニング装置のベルトクリーニングブレードASSYの、上記当接位置と上記離間位置との間で姿勢変更する動作を説明する模式図である。 図3に示すベルトクリーニング装置のベルトクリーニングブレードASSYの、上記当接位置と上記離間位置との間で姿勢変更する動作に伴う、シール部材の扇ぎ動作を説明する模式図である。 図3に示すベルトクリーニング装置のベルトクリーニングブレードASSYの、上記当接位置と上記離間位置との間で姿勢変更する動作に伴う、シール部材の扇ぎ動作を説明する模式図である。 図3に示すベルトクリーニング装置のベルトクリーニングブレードASSYの、上記当接位置と上記離間位置との間で姿勢変更する動作に伴う、シール部材の扇ぎ動作を説明する模式図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 感光体ドラム
11 帯電器
12 光書き込みユニット
13 ロータリ現像ユニット
130 ケーシングユニット
131Y,131M,131C,131K 現像装置
1311Y,1311M,1311C,1311K 現像ロール
14 ドラムクリーナ
21 駆動ロール
22 1次転写ロール
23 テンションロール
24 従動ロール
25 バックアップロール
30 中間転写ベルト
40 一括転写装置
41 二次転写ロール
50 定着装置
60 用紙カセット
71 レジストレーションロール
72 排紙ロール
73 積載トレイ
80 ベルトクリーニング装置
81 ベルトクリーニングブレード
84 ベルトクリーニング装置筐体
85 ベルトクリーニングブレードASSY
851 保持ブラケット
852 クランクシャフト
853 リトラクト回転動作用アーム
854 スプリング部材
86 フィルムシール
871,872 サイドシール
87 シール部材
110 ブレードリトラクト用カム
120 ブレードリトラクト用アーム
120a 回転支点

Claims (2)

  1. 板形状を有し、所定の方向に移動する被クリーニング体に当接する当接位置と該被クリーニング体から離間する離間位置との間で姿勢変更して、該被クリーニング体に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードを支持する筐体と、
    前記筐体の、前記クリーニングブレードよりも前記被クリーニング体の移動方向下流側、かつ該クリーニングブレードから所定間隔離間した位置に配備され、該筐体と該被クリーニング体との隙間をシールすることにより該クリーニングブレードにより掻き取られたトナーの拡散を抑制するとともに、該クリーニングブレードの前記当接位置から前記離間位置への姿勢変更動作に伴う扇ぎ動作により該被クリーニング体の移動方向上流側に向かう気流を発生させるシール部材とを備えたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記シール部材が、板形状あるいはフィルム形状を有する樹脂製部材であることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
JP2006055398A 2006-03-01 2006-03-01 クリーニング装置 Withdrawn JP2007233089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055398A JP2007233089A (ja) 2006-03-01 2006-03-01 クリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055398A JP2007233089A (ja) 2006-03-01 2006-03-01 クリーニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007233089A true JP2007233089A (ja) 2007-09-13

Family

ID=38553741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006055398A Withdrawn JP2007233089A (ja) 2006-03-01 2006-03-01 クリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007233089A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012020620A1 (ja) * 2010-08-10 2012-02-16 コニカミノルタホールディングス株式会社 クリーニング装置および湿式画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012020620A1 (ja) * 2010-08-10 2012-02-16 コニカミノルタホールディングス株式会社 クリーニング装置および湿式画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7983589B2 (en) Developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
US7317884B2 (en) Image forming apparatus featuring a defined relationship among an image length, transforming member length, and length of an electric field area
JP4874615B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2005128541A (ja) 電子写真方式の画像形成装置のトナーカートリッジ
JP2010210799A (ja) 潤滑剤塗布機構、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4984935B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2007171395A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2007233089A (ja) クリーニング装置
US7218888B2 (en) Image formation apparatus
JP4978029B2 (ja) 画像形成装置
JP2008089785A (ja) 画像形成装置
JP4223635B2 (ja) 画像形成装置
JP2007233087A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP7225990B2 (ja) 画像形成装置
US10871728B1 (en) Cleaning device having a roller scraping member and guide portion
JP2010008729A (ja) 画像形成装置
JP4821242B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP3826565B2 (ja) 画像形成装置
JP2021056453A (ja) 転写装置および画像形成装置
JP2024073197A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006098905A (ja) 画像形成装置
JP4710525B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2008233144A (ja) 画像形成装置
JP2005049463A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2005266446A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512