JP2007232170A - 軸受ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体側に固定される外輪2と、外輪2の内側に対向し車輪と共に回転する内輪4と、外輪と内輪との間に組み込まれた転動体6,8とを備えた軸受ユニットであって、外輪の車体側に配され、外輪と内輪との間で軸受ユニット内部を密封するシール10aと、シールよりも車体側に配され、外輪2に内嵌された環状のスリンガ17を備え、スリンガは基端が外輪に内嵌され、外輪の内周面に沿って連続して形成されていると共に、先端が内輪側に向けて少なくともシールを覆うように延出しており、スリンガの基端であって且つ外輪の内周面近傍には、スリンガを貫通して形成された複数の孔部17cが円周方向に沿って所定間隔で設けられている。
【選択図】 図1
Description
また、ハブ12には、車体側に環状の回転輪構成体16(ハブ12と共に回転輪4を構成する部材)が嵌合(外嵌)されるようになっている。このとき、軸受ユニットには所定の予圧が付与された状態となり、この状態において、各転動体6,8は、互いに所定の接触角を成して外輪2と内輪4の軌道面(静止軌道面2s、回転軌道面4s)にそれぞれ接触して回転可能に組み込まれる。
なお、従動輪の車体側では回転しない中実のアクセルシャフトが通るだけであるで、シール部材の側面に蓋部材を設けることができるが、駆動輪の車体側では回転するドライブシャフトDSが存在するので、従動輪のように蓋部材を設けることは困難である。
そこで、回転輪の車体側のシール部材が外部からの異物に直接晒されることを防止するとともに、軸受内に浸入した異物を効率よく且つ短時間に軸受外に排出することが可能な軸受ユニットの開発が望まれているが、現在そのような技術は知られていない。
図1には、本実施形態の構成例として、軸受ユニットの構成が示されている。
なお、以下の実施形態による軸受ユニットのパックシール10aよりも車体側に配されたスリンガ17以外の構成は、図5に示した軸受ユニットと同様であるので説明を省略し、以下の実施例では、本実施形態特有の構成であるスリンガ17の構成及び作用効果について説明する。
円筒部17aには、当該円筒部17aから先端に向けて屈曲した屈曲部17eが設けられており、屈曲部17eから先端に亘る領域には、パックシール10aの車体側に対向しつつ内輪4側に向けて延出した円環部17bが延在されている。
また、円環部17bは、少なくともその先端17fがパックシール10aを覆うように延出して位置決めされている。なお、円環部17bの延出量(延出長さ)については、例えばパックシール10aの大きさや形状などにより任意に設定されるので、ここでは特に数値限定はしない。
このように、孔部17cを円周方向に沿って所定間隔(等間隔)に設けたことにより、スリンガ17を外輪2にどのような向き(回転方向の向き)に内嵌しても、いずれかの孔部17cが軸受下方側に位置付けられる。ここで、軸受下方側とは、重力によって異物が流下する方向であって、軸受ユニットに自動車のドライブシャフトDSとディスクホイール(図示しない)を固定した姿勢において下方側を指す。
また、孔部17cを外輪2の内周面に向けて開口し、且つ、スリンガ17の最も外輪2の内周面に近接した領域に位置付けたことによって、異物がドライブシャフトDS側から外輪2に向けて跳ね掛かった場合であっても、当該異物が孔部17cの開口から浸入することはない。
また、スリンガ17の円環部17bをパックシール10aの車体側に近接して配した場合には、当該円環部17bとパックシール10aとの間隔が狭くなり、ラビリンスすきまが形成されるため、これにより、外部からの異物が軸受ユニットの内部に侵入することを防止することができる。
このように、基端側17gをパックシール10aから離間させたことによって、外輪2の内周面と内輪4の外周面とパックシール10aとスリンガ17の円環部17bとで囲まれた空間Sは、外輪側の空間S1の容積が内輪側の空間S2の容積よりも大きくなる。この場合、容積の大きな空間S1の水圧が空間S2よりも下がるので、孔部17cから異物がよりスムーズに排出される。なお、その他の構成及び作用効果は上述した実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、上述した実施形態では、孔部17cの数については言及していないが、少なくとも軸受下方側(異物が溜まり易い領域)にいくつかの孔部17cが位置付けられるような構成であれば、孔部17cの数については特に限定しない。
なお、孔部17cの径は、孔部17cから異物が浸入することを考慮すればなるべく小径に形成されることが望ましい。しかし、孔部17cを極小径に形成する場合には、打ち抜き工具の負担が大きくなって、工具の寿命が短くなることから、スリンガ17の製作コストが高くなってしまう。そこで、両者のバランスを考慮すれば、孔部17cは、板厚の2〜3倍の径で形成されるのが好ましい。
4 内輪
6,8 転動体
10a パックシール
10b リップシール
17 スリンガ
17a 円筒部
17b 円環部
17c 孔部
17e 屈曲部
Claims (5)
- 車体側に固定されて常時非回転状態に維持される外輪と、
外輪の内側に対向して設けられ且つ車輪側に接続されて車輪と共に回転する内輪と、
外輪と内輪との間に転動自在に組み込まれた複数の転動体とを備えた軸受ユニットであって、
外輪の車体側に配され、外輪と内輪との間で軸受ユニット内部を密封するシールと、
シールよりも車体側に配され、外輪に内嵌された環状のスリンガとを備え、
スリンガは、その基端が外輪に内嵌され、当該外輪の内周面に沿って連続して形成されていると共に、その先端が内輪側に向けて少なくともシールを覆うように延出しており、
当該スリンガの基端であって且つ外輪の内周面近傍には、スリンガを貫通して形成された複数の孔部が円周方向に沿って所定間隔で設けられていることを特徴とする軸受ユニット。 - スリンガの基端は、外輪の内周面に沿って環状に連続した円筒部と、当該円筒部から先端に向けて屈曲した屈曲部とを備えて構成されており、
孔部は、少なくとも屈曲部に設けられ、当該屈曲部を車輪側から車体側に貫通して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。 - 孔部は、車輪側から車体側に貫通することで外輪の内周面に向けて開口していることを特徴とする請求項2に記載の軸受ユニット。
- 屈曲部から先端に亘る領域には、シールの車体側に対向して延出した円環部が設けられており、
この円環部はシールの車体側に近接して配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸受ユニット。 - 屈曲部から先端に亘る領域には、シールの車体側に対向して延出した円環部が設けられており、
この円環部の先端側はシールの車体側と近接して形成され、且つ、基端側はシールの車体側と離間して形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸受ユニット。
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