JP2007229547A - 脱水乾燥装置および脱水乾燥方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明によれば,濾室内に供給されるスラリーを濾過および乾燥する脱水乾燥装置であって,濾室は,互いに対向する濾板と,濾板間に設けられ,かつ,濾板に対して略平行な一対のダイヤフラムと,ダイヤフラム間に設けられ,かつ,ダイヤフラムに対して略平行な一対の濾布とを含み,濾室は,スラリーを濾過することで得られるフィルターケーキを乾燥する際に真空に吸引されつつ,フィルターケーキを加熱する媒体として35〜99℃の真空蒸気が供給されることを特徴とする脱水乾燥装置と,脱水乾燥方法とが提供される。かかる構成により,高温の加熱媒体や複雑な制御が不要な,脱水乾燥装置と脱水乾燥方法が得られる。
【選択図】図2
Description
上記のような問題点を解決すべく,本願発明者は,以下のような脱水乾燥装置1000に想到した。図2に示した本発明の第1の実施形態に係る脱水乾燥装置1000は,フィルタープレス装置100と,セパレータ200と,エゼクタ300と,循環タンク400と,循環ポンプ500とを備える。ここで,フィルタープレス装置100が原液処理部1100に相当し,セパレータ200,エゼクタ300,循環タンク400および循環ポンプ500が,加熱部1200に相当する。
続いて,図4(a)を用いて,本発明の第2の実施形態に係る真空蒸気加熱方式を用いた脱水乾燥装置1000における濾室135について,詳細に説明する。ここで,図4は,本実施形態に係るフィルタープレス装置100における真空蒸気加熱方式を説明するための模式図である。
本実施例では,スラリーとして炭酸カルシウムを用いて,図3に示した濾室を有する脱水乾燥装置について,乾燥時間の測定を行った。
操作圧力を8kPa・A,用いた真空蒸気の温度を60℃,蒸発側温度を41.5℃とした以外は,実施例1と同様にして,乾燥時間を測定した。
操作圧力を3kPa・A,用いた真空蒸気の温度を35℃,蒸発側温度を24℃とした以外は,実施例1と同様にして,乾燥時間を測定した。
加熱媒体に90℃の温水を用いた以外は実施例1と同様にして,乾燥時間を測定した。
加熱媒体に60℃の温水を用いた以外は実施例2と同様にして,乾燥時間を測定した。
加熱媒体に35℃の温水を用いた以外は実施例3と同様にして,乾燥時間を測定した。
図4に示した濾室を有する脱水乾燥装置を用いたこと以外は実施例1と同様にして,乾燥時間を測定した。
図4に示した濾室を有する脱水乾燥装置を用いたこと以外は実施例2と同様にして,乾燥時間を測定した。
図4に示した濾室を有する脱水乾燥装置を用いたこと以外は実施例3と同様にして,乾燥時間を測定した。
加熱媒体として90℃の温水を用いたこと以外は実施例4と同様にして,乾燥時間を測定した。
加熱媒体として60℃の温水を用いたこと以外は実施例5と同様にして,乾燥時間を測定した。
加熱媒体として35℃の温水を用いたこと以外は実施例6と同様にして,乾燥時間を測定した。
110 濾板
120 ダイヤフラム
130 濾布
135 濾室
140 金属板
200 セパレータ
300 エゼクタ
400 循環タンク
500 循環ポンプ
600 スチームトラップ
710 蒸気減圧弁
720 蒸気圧力調整弁
730 手動弁
1000 脱水乾燥装置
1100 原液処理部
1200 加熱部
1300 原液供給部
1400 真空吸引部
1500 洗浄液供給部
Claims (10)
- 濾室内に供給されるスラリーを濾過および乾燥する脱水乾燥装置であって:
前記濾室は,互いに対向する濾板と,前記濾板間に設けられ,かつ,前記濾板に対して略平行な一対のダイヤフラムと,前記ダイヤフラム間に設けられ,かつ,前記ダイヤフラムに対して略平行な一対の濾布とを含み,
前記濾室は,前記スラリーを濾過することで得られるフィルターケーキを乾燥する際に真空に吸引されつつ,前記フィルターケーキを加熱する媒体として35〜99℃の真空蒸気が供給されることを特徴とする,脱水乾燥装置。 - 濾室内に供給されるスラリーを濾過および乾燥する脱水乾燥装置であって:
前記濾室は,濾板と,前記濾板に対向する金属板と,前記濾板と前記金属板との間に介在され,かつ,前記濾板に対して略平行なダイヤフラムと,前記ダイヤフラムと前記金属板との間に設けられ,かつ,前記ダイヤフラムおよび前記金属板に対して略平行な一対の濾布とを含み,
前記濾室は,前記スラリーを濾過することで得られるフィルターケーキを乾燥する際に真空に吸引されつつ,前記フィルターケーキを加熱する媒体として35〜99℃の真空蒸気が供給されることを特徴とする,脱水乾燥装置。 - 前記脱水乾燥装置は,前記スラリーから水分を除去するフィルタープレス装置を更に備え,
前記濾室は,前記フィルタープレス装置内に設けられることを特徴とする,請求項1または2に記載の脱水乾燥装置。 - 前記脱水乾燥装置は,当該脱水乾燥装置の外部から供給される蒸気からドレンを分離するセパレータを更に備えることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の脱水乾燥装置。
- 前記脱水乾燥装置は,エゼクタと貯水タンクとを更に備え,
前記エゼクタは,前記貯水タンクに貯蔵された水を駆動源として,前記真空蒸気が前記濾室を通過する際に生成される凝縮水と,前記ドレンとを吸引することを特徴とする,請求項4に記載の脱水乾燥装置。 - 前記濾板は,ポリプロピレン系樹脂であることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の脱水乾燥装置。
- 前記金属板は,ステンレス製板であることを特徴とする,請求項2〜6のいずれかに記載の脱水乾燥装置。
- 濾室内に供給されるスラリーを濾過および乾燥する脱水乾燥方法であって:
(a)前記スラリーを濾過する工程と,
(b)前記濾過工程により生成されたフィルターケーキを圧搾する工程と,
(c)前記圧搾されたフィルターケーキを加熱して乾燥させる工程と,
を含み,
前記(c)工程では,前記濾室を真空に吸引しつつ,加熱媒体として供給される35〜99℃の真空蒸気で前記フィルターケーキを加熱することを特徴とする,脱水乾燥方法。 - 前記(c)工程では,前記加熱媒体は,前記濾室に設けられるダイヤフラムを介して前記フィルターケーキと熱交換することを特徴とする,請求項8に記載の脱水乾燥方法。
- 前記(c)工程では,前記加熱媒体は,前記濾室に設けられる金属板を介して前記フィルターケーキと熱交換することを特徴とする,請求項8に記載の脱水乾燥方法。
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