JP2007225203A - 室内環境制御システム - Google Patents

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Hitoshi Igarashi
均 五十嵐
Norihiro Nakabayashi
憲洋 中林
Hidenori Takei
秀憲 武居
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Abstract

【課題】 室内温度を上限温度と下限温度の制御範囲内に維持できるようにすると共に、水又は温水による快適なミスト環境を提供できるようにする。
【解決手段】 水又は温水Iを浴室101内に噴出するミスト発生装置2と、この水又は温水が噴出される浴室101内の温度をミスト発生装置2と連動して調整する浴室空調装置3とを備え、浴室空調装置3は、浴室101内の温度を検出して得られる温度検出情報に基づいて当該浴室101内の温度を制御するものである。この構成によって、浴室空調装置3により浴室101内の温度を上限温度と下限温度の制御範囲内に維持できるようになるので、ミスト発生装置2の動作温度を多段階に設定して水又は温水による快適なミスト運転環境を提供できるようになる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、給湯器より供給される温水又は水を噴出する浴室ユニットに適用して好適な室内環境制御システムに関する。詳しくは、温水又は水を噴出して室内の温度を調整する場合に、室内の温度を検出して得られる温度検出情報に基づいて当該室内の温度を制御する空調装置を備え、室内温度を上限温度と下限温度の制御範囲内に維持できるようにすると共に、噴出装置と連動させてその動作温度を多段階に設定して温水又は水による快適なミスト環境を提供できるようにしたものである。
従来より、温水をミストとして浴室内へ噴出したり、浴室内の暖房を行うミストサウナ装置等と称される装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ミストサウナ装置は、単数もしくは複数のミストノズルを浴室の壁面等に備え、給湯器から供給された温水をミストにして浴室内に噴出するものである。
特公平6−59301号公報
しかし、特許文献1に見られるようなミストサウナ装置を含む浴室システムによれば、ミスト運転開始前に、十分に浴室内が暖まっていない場合、特に、外気温度が低い場合等において、ユーザが肌寒く感じる場合がある。
このような場合に、ミストサウナ装置と暖房空調装置とを組み合わせて運転する方法が考えられるが、何らの工夫無しに、ミストサウナ装置と暖房空調装置とを連動させると、前回のミスト運転終了後からの経過時間によっては、同じ入浴ミストモードを選択したにもかかわらず、ユーザにとって熱く感じる場合が想定される。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑み創作されたものであり、室内温度を上限温度と下限温度の制御範囲内に維持できるようにすると共に、温水又は水による快適なミスト運転環境を提供できるようにした室内環境制御システムを提供することにある。
この発明に係る室内環境制御システムは、温水又は水を室内に噴出する噴出装置と、この温水又は水が噴出される室内の温度を噴出装置と連動して調整する空調装置とを備え、空調装置は、室内の温度を検出して得られる温度検出情報に基づいて当該室内の温度を制御することを特徴とするものである。
本発明に係る室内環境制御システムによれば、室内の温度に基づき空調装置を制御することにより、室内の温度を調節して快適なミスト運転環境を提供できるようになる。
本発明に係る室内環境制御システムによれば、温水又は水が噴出される室内の温度を噴出装置と連動して調整する空調装置を備え、この空調装置は、室内の温度を検出して得られる温度検出情報に基づいて当該室内の温度を制御するようになされる。
この構成によって、室内の温度に基づき空調装置を制御することにより、噴出装置と連動させ、室内の温度を調節し快適なミスト環境を提供できるようになる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態に係る室内環境制御システムについて説明をする。
図1は、本発明に係る実施例としての浴室システム1の構成例を示す断面の概念図である。
<浴室システムの全体>
図1に示す浴室システム1は室内環境制御(調整)システムの一例を構成し、本発明に係る管路切り換えユニット及び給湯システムが応用される。この浴室システム1は、ミスト発生装置2、浴室空調装置(空調装置)3及びヒートポンプ式の給湯装置4を備えて構成されている。ミスト発生装置2は、浴室101の天井に配設され、霧状にした温水I(ミスト)又は水を浴室101内に噴出するようになされる。例えば、ミスト発生装置2は、給湯源や給水源等の一例を構成するヒートポンプ式の給湯装置4に接続され、これより排出される水又は温水Iを利用してミスト又は霧状水を発生する。
ミスト発生装置2は、電磁弁ユニット2A、電源部ユニット2B及びノズルユニット2Cから構成されている。電磁弁ユニット2Aは管路切り換えユニットの一例を構成し、ユニット内部には複数の電磁弁が設けられ、給湯装置4より排出される温水I又は給水管からの水の供給先を切換えるようになされる。電磁弁ユニット2Aは浴室101の天井裏に置かれるが、浴室101の天井に有する点検口の近傍に配設される。
電磁弁ユニット2Aには、給湯装置4から排出される水又は温水Iの供給を受けるための給水(給湯)配管2aと、ノズルユニット2Cに温水Iを供給するためのノズル配管2bと、温水Iを排水するためのドレン配管2cとが接続されている。ドレン配管2cは浴室外へ配管される。もちろん、浴室101に配管してもよい。ここで、給水配管2aは第1の管路を構成し、ノズル配管2bは第2の管路を構成し、ドレン配管2cは第3の管路を構成している。
電磁弁ユニット2Aには、制御手段の一例を構成する電源部ユニット2Bが実装されている。電源部ユニット2Bにはミスト操作部7が接続される。電源部ユニット2Bは、電磁弁ユニット本体と共に浴室101の天井裏に配置され、当該ユニット内に設けられた複数の電磁弁をミスト操作部7からの操作指令に基づいて開閉制御を実行する。電磁弁ユニット2Aにはノズルユニット2Cが接続され、浴室内に向けて配置されるノズルを備え、水又は温水Iによるミストを噴出するようになされる。ノズルユニット2Cは例えば、天井表面に取り付けられる。
浴室空調装置3も浴室101の天井に配設され、浴室101の暖房や換気等が行われる。浴室空調装置3の熱源として、当該浴室空調装置3に内蔵した電気ヒータ(PTCヒータ)が利用される。浴室空調装置3には図示しない換気ダクトが接続され、この換気ダクトには換気グリルが接続される。換気グリルは、排気口を有しており、浴室外部に排気口を向けて取り付けられる。
上述の電磁弁ユニット2Aには、給湯装置4が接続され、冷媒ガスを圧縮して得られる熱源を利用して水を温めるようになされる。給湯装置4は、屋外に配置され、ミスト発生装置2及び浴室101等に温水Iを給湯し、又は水を供給するようになされる。給湯装置4からの温水Iは、洗面脱衣所102の図示しない洗面器の給湯栓にも給湯される。
なお、ミスト発生装置2及び浴室空調装置3には、主操作部6及びミスト操作部7が接続され、これらの操作に基づいてミスト発生及び浴室環境調整動作を実行する。主操作部6は、浴室空調装置3に内蔵された制御部(図1には図示せず)に通信ケーブル6aで接続されたリモートコントロール(遠隔制御)装置である。この主操作部6(以下、「空調リモコン6」という)は、洗面脱衣所102の壁に取り付けられている。ミスト操作部7は、電源部ユニット2Bに内蔵された制御部(図示せず)に通信ケーブル7aで接続されたリモートコントロール装置である。このミスト操作部7(以下、「ミストリモコン7」という)は、浴室101の壁に取り付けられている。
また、浴室101内、例えば、浴室空調装置3のフロントパネル26には、人体検出センサ69Aが取り付けられ、浴室利用者が浴室内に入室すると、それを検知して入室検知信号を出力するようになされる。この人体検出センサ69Aは、例えば赤外線センサを用いて構成されたものである(特開平10−142351号公報参照)。
このように、管路切り換えユニット及び室内環境調整(制御)システムを応用した浴室システム1が構成される。以下で、電磁弁ユニット2Aの内部構成例及びその制御例について説明する。
<電磁弁ユニット>
図2A及びBは、第1及び第2の電磁弁ユニット2A、2A2の構成例を示す正面図である。図2Aに示す電磁弁ユニット2Aは筐体2A′を有している。この例で、筐体2A′の一側面を開放すると、電磁弁ユニット内の電磁弁の配置が見られる構成となされている。
筐体2A′には、上述した給水配管2aを接続するための接続部2a′と、同様にノズル配管2bを接続するための接続部2b′と、ドレン配管2cを接続するための接続部2c′とが取り付けられて固定されている。この例で、電磁弁ユニット2Aを基準面の置いたとき、基準面からの高さH1には接続部2c′が取り付けられ、基準面から高さH2には接続部2a及び接続部2b′が取り付けられている。二者の高さの関係は、H2>H1である。すなわち、3つの接続部2a′〜2c′は、接続部2c′よりも高い位置に接続部2a′=接続部2b′、が取り付けられる。
この例で、筐体2A′の内側において、接続部2a′には給水弁又は給湯弁の一例となる給水又は給湯用の電磁弁2dが取り付けられ、給湯装置4からの水又は温水Iを供給するようになされる。この電磁弁2dに接続された配管2jには、第1の弁の一例となるミストノズル用の電磁弁2eが取り付けられ、水又は温水Iをノズルユニット2Cへ供給するようになされる。電磁弁2eの下流側(他端)は接続部2b′に取り付けられる。
電磁弁2eよりも低い位置には、第2の弁の一例となる排水用の電磁弁2fが配設されると共に、配管2jから分岐された他方の配管2kに取り付けられ、温水Iを排温水Iするようになされる。電磁弁2fの下流側(他端)は接続部2c′に取り付けられる。つまり、接続部2a′には電磁弁2dの一端が接続され、この電磁弁2dの他端には配管2jを介して電磁弁2eの一端が接続される。この電磁弁2eの他端は接続部2b′に接続される。さらに、配管2jから分岐された配管2kは、電磁弁2fの一端に接続され、この電磁弁2fの他端には接続部2c′が接続される。
これにより、高さH1の接続部2c′に接続された電磁弁2fと、高さH2で接続部2a′に接続された電磁弁2dと、接続部2b′に接続された電磁弁2eとの三者の高さの関係をH2>H1とすることができる。すなわち、3つの電磁弁を電磁弁2fよりも高い位置に電磁弁2e=電磁弁2dとなるように配設することができる。
なお、電磁弁ユニット2Aの内部には、電磁弁2d,2e,2fの他に、温度検出センサ2hが配されている。温度検出センサ2hは、例えば、配管2jに取り付けられており、電磁弁2dを通過した後の配管2jを流れる温水I(温水I)の温度を検出して温度検出信号S7を出力するようになされる。温度検出信号S7は、温度検出センサ2hから電源部ユニット2Bへ出力される。電源部ユニット2Bは図中では便宜上、外部に引き出して示しているが、この例では筐体2A′の内部又は側面に実装され、当該電源部ユニット2Bを構成する電源トランス、漏電遮断器、制御基板等が電磁弁ユニット2Aと一体にして形成(流通)される。
<電源部ユニット>
上述した電磁弁2d、電磁弁2e及び電磁弁2fには、電源部ユニット2Bが接続され、これらの電磁弁を個々に開閉制御するようになされる。例えば、電源部ユニット2Bは、電磁弁2fが閉じられ、かつ、給湯装置4からの温水Iが電磁弁2d及び電磁弁2eを通じて流水されている状態において、ミストリモコン7から温水Iの供給停止が入力されたとき、例えば、ミスト停止信号S7が入力されたとき、電磁弁2fを開くと共に、電磁弁2eを閉じ、所定の時間経過後に、電磁弁2dを閉じ、その後、電磁弁2eを開き、所定時間経過後に、電磁弁2eを閉じると共に電磁弁2fを閉じる制御を実行する。ミスト停止信号S7は、給湯装置4からの温水供給を停止する入力である。
図2Bに示す第2の電磁弁ユニット2A2は、筐体2A′が第1の電磁弁ユニット2Aの全高よりも低く構成(設計)されている。この例で、電磁弁ユニット2A2を基準面の置いたとき、第1の電磁弁ユニット2Aと同様にして、基準面からの高さH1には接続部2c′が取り付けられ、基準面から高さH2’には接続部2a及び接続部2b′が取り付けられている。二者の高さの関係は、H2’>H1であって、第1の電磁弁ユニット2Aとの関係において、H2’<H2に設計されている。
このように筐体2A′を構成すると、浴室天井の裏面スペースが十分とれない場合に、低姿勢型の電磁弁ユニット2A2で十分対処できるようになる。例えば、高層住宅等において、当該ユニットバス(浴室)の天井裏面上と上階の床下面(スラブ)との間の距離が短く、高さ方向のスペースに余裕が無い場合に十分対処できるようになる。接続部2a′と電磁弁2dとの間には圧力センサ2qが接続され、温水Iの圧力を検出し、その圧力情報を給湯装置4に入力して温水Iの水圧を制御するようになされる。なお、第1の電磁弁ユニット2Aと同じ符号のもの及び同じ名称のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。
図3及び図4は、電磁弁ユニット2Aの動作例(その1、2)を示す線図である。例えば、ミスト運転時は、図3Aに示す給湯用の電磁弁2dが開くことで、給水配管2a(図1参照)からの温水Iが接続部2a′から電磁弁2d及び配管2jを通じてミスト用の電磁弁2eに供給される。電磁弁2eを開くことで、温水Iが配管2j、電磁弁2e及び接続部2b′を通じてノズル配管2b(図1参照)に供給される。温水Iはミスト用のノズルユニット2Cから噴出される。このとき、排水用の電磁弁2fは閉じたままである。
また、ミスト運転停止時の排水制御では、まず、図3Bに示す電磁弁2fを開けると共に、電磁弁2eを閉じる。これにより、温水Iは配管2k、電磁弁2f及び接続部2c′を通じてドレン配管2cに排水される。この状態は、ドレン配管2c内が一時的に温水Iで満たされ、大気圧に依存されない脱気された状態である。
次に、図4Aに示すように、電磁弁2fを開けたまま、所定時間後に、電磁弁2dを閉じる。この例では、2秒後に給湯用の電磁弁2dが閉じる。この結果で、接続管2b′からの残水(水)IIが、配管2j及び2kを通じて電磁弁2fに至りドレン配管2cに排水される。このとき、電磁弁2eは開いたままなので、接続管2b′を通じて空気IIIを電磁弁2e、配管2j及び2kの内部に取り込む(引き込む)ようになる。これにより、接続管2b′、電磁弁2e、配管2j及び2k内の残水IIを電磁弁2fを通じて浴室外部へ排出することができる。
この例では、ミスト用の電磁弁2eが所定時間後、例えば、3秒後に閉じられると共に、排水用の電磁弁2fを閉じるように制御される。これにより、図4Bに示すように電磁弁ユニット内の全ての電磁弁2d、2e及び2fが閉じた状態となされる。次のミスト運転を待機するようになされる。
図5は、電源部ユニット2Bにおける制御例を示すフローチャートである。この例では、浴室(ミスト)ユニット1の排水制御(排水バルブタイミング)を最適化して配管内に残水を生じないバルブ制御を実行する。電源部ユニット2Bの図示しない読出し専用メモリには、ミスト運転停止後の排水制御に係るプログラム(以下制御プログラムという)が記述され、そのプログラムの中で停止命令が有ったときから、電磁弁2dが閉動作に至るまでの所定時間t1が2秒に、電磁弁2eの再開きから再閉じに至るまでの所定時間t2が3秒に設定されている場合を例に挙げる。
これを制御条件にして、図5に示すフローチャートのステップST1で電源部ユニット2Bは、停止命令を待機する。停止命令は、例えば、ミストリモコン7から電源部ユニット2Bへ、温水Iの供給停止を要求するミスト停止信号S7を出力することで通知される。
電源部ユニット2Bは、ミスト停止信号S7を入力すると、制御プログラムに基づいてステップST2で給湯用の電磁弁2dはONしたまま、排水用の電磁弁2fをONする。例えば、図示しない電磁弁駆動部を通じて電磁弁2fに所定の駆動電圧V2fを印加してバルブを開状態となされる。
次に、電源部ユニット2Bは、制御プログラムに基づいてステップST3でミスト用の電磁弁2e=OFFする。例えば、図示しない電磁弁駆動部を通じて電磁弁2eに印加されていた所定の駆動電圧V2eを0[V]としてバルブを閉状態となされる。
次に、電源部ユニット2Bは、ステップST4でt1時間を経過したかを判別する。この例では、t1=2秒を経過しない場合は、そのまま待機する。t1=2秒を経過した場合は、ステップST5に移行して給湯用の電磁弁2dをOFFする。同様にして、電磁弁2dに印加されていた所定の駆動電圧V2dを0[V]としてバルブを閉状態となされる。
そして、ステップST6でミスト用の電磁弁2eをOFFする。同様にして、電磁弁2eに印加されていた所定の駆動電圧V2eを0[V]としてバルブを閉状態となされる。その後、電源部ユニット2Bは、ステップST7でt2時間を経過したかを判別する。この例では、t2=3秒を経過しない場合は、そのまま待機する。t2=3秒を経過した場合は、ステップST8に移行する。
ステップST8で、電源部ユニット2Bは、ミスト用の電磁弁2e=OFFする。例えば、電磁弁駆動部を通じて電磁弁2dに印加されていた所定の駆動電圧V2dを0[V]にしてバルブを閉状態となされる。次に、電源部ユニット2Bは、ステップST9で排水用の電磁弁2f=OFFする。同様にして、電磁弁2fに印加されていた所定の駆動電圧V2fを0[V]にしてバルブを閉状態となされる。これにより、図4Bに示したように電磁弁ユニット内の全ての電磁弁2d、2e及び2fが閉じた状態となされる。
このように、本発明に係る電磁弁ユニット2Aを備えた浴室システム1によれば、電源部ユニット2Bは、電磁弁2fが閉じられ、かつ、給湯装置4からの温水Iが電磁弁2eを通じて噴出されている状態において、給湯装置4からの温水Iの供給を停止する命令があったとき、電磁弁2dの配管2jから分岐された他方の管路2kを一時的に温水Iを満たした状態で、その管路2k内の温水Iを電磁弁2fを通じてドレン配管2cへ流水することができ、しかも、排水した分の空気を電磁弁2eから引き込むので、電磁弁2eからの水ダレがなくなり、管路の残水を防止できるようになる。
<ノズルユニット>
図6及び図7は、ノズルユニット2Cの構成例を示す図である。図6は、ノズルユニット2Cの構成例(分解時)を示す斜視図、図7A〜Cはその構成例を示す上面図、一部破砕の正面図及び側面図である。なお、図7A〜Cにおいて、ネジ2E1〜2E4を取り外した状態を示している。
図6に示すノズルユニット2Cは、本体ユニット2Cd、フロントパネル2Da、給水管部2Ca、ノズル2m1,2m2,2m3及び配管用の接続部2nから構成され、温水Iや水を噴出(噴霧)するようになされる。給水管部2Caは本体ユニット2Cd内に装着(実装)され、ノズル2m1,2m2,2m3は、フロントパネル2Daの所定位置に設けられた開口部2Da1,2Da2,2Da3からその頭部を露出するようになされ、配管用の接続部2nは本体ユニット2Cdの一方の端部から引き出すようになされる。
本体ユニット2Cdは、つば付及び長型底付の箱状を成し、例えば、ABS樹脂を射出金型装置で成形した成型品が使用される。本体ユニット2Cdは、浴室101の天井面に固定される。この例では、天井面に本体ユニット2Cdの箱部位の外周形状よりも一回り大きく、かつ、つば部位よりも小さな開口部が開口され、天井表側から天井裏側に向けて本体ユニット2Cdが嵌め込まれ、その周囲を天井部材又は専用の裏打ち部材にビス止めして固定される(図8B参照)。
図7Aに示すフロントパネル2Daは前面用の平坦部材の一例を構成し、当該フロントパネル2Daの所定方向への摺動に伴ってノズル2m1,2m2,2m3の先端位置が変化する噴出方向可変機構を有している。フロントパネル2Daは、図6に示したように、本体ユニット2Cdの開放面(ノズル端部露出)側に覆い被さるように、かつ、可動自在に取り付けられる。
フロントパネル2Daの両端の所定部位(四隅)には、スライドガイド溝2Db1〜2Db4が設けられる。この例では、スライドガイド溝2Db1〜2Db4を基準にして(に沿って)当該フロントパネル2Daが所定方向へスライド(摺動)するように取り扱われる。各々のスライドガイド溝2Db1〜2Db4は、長細い楕円状の穴部に、それよりも一回り小さな長細い楕円状の孔部を有して構成されている。スライドガイド溝(摺動案内溝)2Db1〜2Db4において、ネジ2E1〜2E4で本体ユニット2Cdとビス止めして使用される。ネジ2E1〜2E4は係合部材の一例を構成する(図6参照)。フロントパネル2Daには、例えば、プラスティック等の樹脂を射出金型装置で成形した成型品が使用される。
フロントパネル2Daには、複数の開口部2Da1,2Da2,2Da3が設けられる。この例では、開口部2Da1にノズル2m1の先端が、開口部2Da2にノズル2m2の先端が、開口部2Da3にノズル2m3の先端が各々係合付けられ、スライド時に、これらのノズル2m1,2m2,2m3の先端に当接力(回転力)を与えるようになされる。
開口部2Da1,2Da2,2Da3は、外部に向かって広がる凹状の一例となる、すり鉢状(ホーン状又はコーン状)を成し、その内壁にスロープ(R形状)が設けられる。また、ノズル2m1,2m2,2m3の先端が凹状の開口部2Da1,2Da2,2Da3の面位置又はそれ以下に配置するように設定されている。換言するとノズル2m1,2m2,2m3が面位置から出っ張っていない(同等以下の)フラットなデザイン(構造)を有している。これは、ノズル2m1,2m2,2m3の回動時における温水I又は水の噴霧方向に支障をきたさない(障壁とならない)ようにするためである。
図7Bに示す本体ユニット2Cdの長手方向の両側には軸受け部2Cb1,2Cb2が設けられる。軸受け部2Cb1,2Cb2は、回動型の給水管部2Caを回動自在に軸支(係合)している。給水管部2Caは長手方向に沿って回動軸を成すために、本体ユニット2Cdの両側の軸受け部2Cb1,2Cb2に至る長さを有している。給水管部2Caには銅パイプ又は黄銅パイプが使用される。
給水管部2Caの所定の位置、この例では、中央に1カ所、両側に1カ所ずつの計3カ所から、接続部材2Ce1,2Ce2,2Ce3を介してノズル2m1,2m2,2m3が直列に引き出される。接続部材2Ce1,2Ce2,2Ce3には、銅角材(直方体)又は黄銅角材(直方体)が使用される。もちろん、金属に限られることはなく、硬質樹脂を使用してもよい。
この例で、給水管部2Caと各々の接続部材2Ce1,2Ce2,2Ce3とは、当該接続部材2Ce1,2Ce2,2Ce3の所定の位置、例えば、下方を貫く形態で接合されている。ノズル2m1は接続部材2Ce1に接続され、ノズル2m2は接続部材2Ce2に接続され、ノズル2m3は接続部材2Ce3に各々接続される。いずれのノズル2m1,2m2,2m3や給水管部2Caも半田又は銀で接続部材2Ce1,2Ce2,2Ce3にろう付け接合(接続)されている。
この例で、図7Bに示すノズル2m1は、左手側にθ1だけ傾斜角を設定して取り付けられ、ノズル2m2は、反対に右手側にθ2だけ傾斜角を設定して取り付けられる。ノズル2m3は、給水管部2Caに対して直交する方向に設けられる。このように傾斜角θ1,θ2を設定したのは、ノズルユニット2C全体として、温水Iや水による噴霧(発散)範囲を拡張するためである。
図7Cに示す軸受け部2Cb2は、ノズル配管2b(図1参照)を接続するための接続部2nを備えている。この接続部2nにノズル配管2bから供給される温水Iは、図示しない軸受け部2Cb2内の配管及び図7Bに示した給水管部2Ca内の配管を通じて各ノズル2m1,2m2,2m3に供給され、ミストとして噴出される。
図8A及びBは、ノズルユニット2Cの駆動機構例を示す構成図である。図8Aに示す給水管部2Caは、回動軸を基準にして左右にスイング可能な構造となされている。例えば、給水管部2Caには、図8Aに示す歯車ユニット86が取り付けられ、この歯車ユニット72を回動駆動するためのモータ73等が備えられる。このような直接式の駆動機構71は駆動手段の一例を構成し、給水管部2Caを回動させて、ノズル2m1,2m2,2m3を所定方向に向くように制御する。このタイプは本体ユニット2Cdの内部に全ての機構部品を実装できるメリットがある。
これに対して、図8Bに示す本体ユニット2Cdの側面には駆動機構81(駆動手段)の主要部が設けられ、図7Aに示したフロントパネル2Daをスライドガイド溝2Db1,2Db2,2Db3,2Db4に沿って摺動するようになされる。例えば、給水管部2Caと直交する方向であって、フロントパネル2Daの裏面にラックレール82を取り付けられる。このラックレール82に歯車83を噛み合わせる。歯車83の動力となるモータ84を本体ユニット2Cdの内側又は外側に設ける。このモータ84を駆動してフロントパネル2Daを給水管部2Caと直交する方向に駆動(スライド)するようになされる。
このフロントパネル2Daのスライドによって、図7Aに示す開口部2Da1に係合付けられたノズル2m1の先端や、開口部2Da2に係合付けられたノズル2m2の先端、開口部2Da3に係合付けられたノズル2m3の先端等がフロントパネル2Daのスライドによって当接力(回動力)が与えられ、これらの開口部2Da1,2Da2,2Da3にノズル2m1,2m2,2m3が引っかかる構造で、そのノズル先端向きを変えるようになされる。このようにすると、前者の直接式の駆動機構71に比べて、間接式の駆動機構81によれば、給水管部2Caの中心からノズル先端部に至る腕が長くなる分だけ低トルクで、ノズル2m1,2m2,2m3を所定方向に向くように制御できるようになり、両者共に自動ノズル先端向き調整機構を提供できるようになる。
もちろん、このような給水管部2Caを回動駆動するための駆動機構71や81等を設けずに、手動式で任意に噴出方向を切り換えられる構造としてもよい。例えば、噴霧角度設定時時に、まず、図6に示したネジ2E1〜2E4を緩める。次に、フロントパネル2Daを所望の方向に押すと、当該パネル2Daがスライドガイド溝2Db1〜2Db4に沿って摺動され、開口部2Da1,2Da2,2Da3にノズル2m1,2m2,2m3が引っかかる構造で、ノズル先端向きを変え、これらのノズル2m1,2m2,2m3の先端位置が決まったところで、当該フロントパネル2Daを本体ユニット2Cdにネジ2E1〜2E4で固定するようになされる。
このようにすると、ノズルユニット2Cの噴霧角度をその位置でキープするようになる。この操作は、浴室101の施工後においても、ユーザが2E1〜2E4を緩めてフロントパネル2Daをスライドさせることで、ノズル先端向きを好みに応じた角度に調整できるようになる(半固定方式)。
図9〜図11は、浴室システム1におけるノズルユニット2Cの動作例(その1〜3)を示す構成図である。図9A及びBは、ノズルユニット2CのホームポジションHPにおけるノズル2m1,2m2,3m3の姿勢例を示す仰視図及び正面の断面図である。
この実施例では、浴室101内の温度を調整する浴室空調装置3と、この浴室空調装置3によって温度が調整される浴室101内に、温水I又は水を噴出する噴霧方向可変機構付のノズルユニット2Cとを別々に天井面に備えられている。ノズルユニット2Cは浴室101内の洗い場側の天井面に設置され、浴室空調装置3はその浴槽101b側の天井面に各々配置される。
図9Aに示す浴室空調装置3はフロントパネル26を有し、ノズルユニット2Cは、フロントパネル2Daを有している。浴室101の天井面を見上げたとき、浴室空調装置3のフロントパネル26と、ノズルユニット2Cのフロントパネル2Daとが所定の間隔を保持して配置される。
この例では、図9Bに示すノズルユニット2Cの本体ユニット2Cdに対するフロントパネル2Daの位置をノズルユニット2CのホームポジションHPとしている。このホームポジションHPのノズル2m1,2m2,3m3の姿勢例によれば、中央に配置されたノズル2m3が真下を向く位置となされる。その両側に配置されたノズル2m1,2m2は、真下から両側に傾いた位置となされる。
この位置は、各々のスライドガイド溝2Db1〜2Db4において、例えば、ネジ2E1がスライドガイド溝2Db1の中央部に位置している状態である。同様にして、ネジ2E2がスライドガイド溝2Db2の中央部に位置し、ネジ2E3がスライドガイド溝2Db3の中央部に位置し、ネジ2E4がスライドガイド溝2Db4の中央部に位置している状態である。
この例では、図9Bに示すノズルユニット2Cのフロントパネル2Daが浴室空調装置3のフロントパネル26よりも厚さが薄く設定されている。ここで、ノズルユニット2Cのフロントパネル2Daの厚さをa1とし、浴室空調装置3のフロントパネル26の厚みをa2とすると、a1<a2に設定される。図9に示すフィルタ29は、フロントパネル26のフィルタ着脱用の挿入口28に交換可能に取り付けられる。図中、フィルタ29の装着時を実線で示し、その引出時を二点鎖線で示している(図13参照)。
このようにフロントパネル2Daの厚さa1をフロントパネル26の厚みa2よりも薄くすると、浴室空調装置3のフィルタ交換時、フィルタ29の先端がフロントパネル2Daと干渉せずに引き抜けるようになり、その交換作業性が向上すること、及び、浴室空調装置3における温風循環時のショートサーキット効果を防止できるようにしたためである。ここに、ショートサーキット効果とは、浴室空調装置3の吸気口とフロントパネル2Daの開口部とを結ぶ短絡経路が形成されることによる温水I又は水の回り込みをいう。
図10A及びBは、フロントパネル2Daの右スライド位置におけるノズル2m1,2m2,3m3の姿勢例を示す仰視図及び正面の断面図である。
図10Aに示すノズル2m1,2m2,3m3の姿勢例は、ホームポジションHPから右側へフロントパネル2Daをスライドした後にとられる姿勢である。図10Bにおいて、ノズルユニット2Cの本体ユニット2Cdに対するフロントパネル2Daの位置をその右スライド位置としている。
この右スライド位置の姿勢例によれば、中央に配置されたノズル2m3、上下に配置されたノズル2m1,2m2がいずれも右側に角度φ1だけ傾く位置となされる。この位置は、各々のスライドガイド溝2Db1〜2Db4において、ネジ2E1がスライドガイド溝2Db1の左端側に位置している状態である。同様にして、ネジ2E2がスライドガイド溝2Db2の左端側に位置し、ネジ2E3がスライドガイド溝2Db3の左端側に位置し、ネジ2E4がスライドガイド溝2Db4の左端側に位置している状態である。
この例では、図示しない洗い場側に噴霧範囲を拡張できるようになる。また、図10Bに示す浴室空調装置3のフィルタ交換時、右スライド位置にフロントパネル2Daを移動することで、ホームポジションHPに固定している場合よりも、さらに、フィルタ29の先端が図9(B)に示すようにフロントパネル2Daと干渉せずに引き抜けるようになり、その交換作業性がさらに向上する。これはノズルユニット2Cのフロントパネル2Daと、浴室空調装置3のフロントパネル26との間がホームポジションHPに固定している場合よりも、広く空くことによる。
図11A及びBは、フロントパネル2Daの左スライド位置におけるノズル2m1,2m2,3m3の姿勢例を示す仰視図及び正面の断面図である。
図11Aに示すノズル2m1,2m2,3m3の姿勢例は、ホームポジションHPから左側へフロントパネル2Daをスライドした後にとられる姿勢である。図11Bにおいて、ノズルユニット2Cの本体ユニット2Cdに対するフロントパネル2Daの位置をその左スライド位置としている。
この左スライド位置の姿勢例によれば、中央に配置されたノズル2m3、上下に配置されたノズル2m1,2m2がいずれも左側に角度φ2だけ傾く位置となされる。この位置は、各々のスライドガイド溝2Db1〜2Db4において、ネジ2E1がスライドガイド溝2Db1の右端側に位置している状態である。同様にして、ネジ2E2がスライドガイド溝2Db2の右端側に位置し、ネジ2E3がスライドガイド溝2Db3の右端側に位置し、ネジ2E4がスライドガイド溝2Db4の右端側に位置している状態である。
この例では、図11Bに示す浴室空調装置側、すなわち、図示しない浴槽101bの上方に噴霧範囲を拡張できるようになる。従って、ユーザは浴槽101bに入りながら、温水I又は水によるミストサウナを体験できるようになる。
このように、本発明に係る浴室システム1によれば、本発明のノズルユニット2Cが備えられるので、フロントパネル2Daの所定方向へのスライド動作に連動してノズル2m1,2m2,2m3の噴出角度を一斉に調整できるようになる。
従って、天井設置のミストサウナシステムに関して、ミストを体に浴びたいか、浴びたくないかというユーザの好みに応じて、ノズル2m1,2m2,2m3の噴出角度を任意に選択できるようになる。しかも、フロントパネル2Daの手動式又は駆動機構を備えるので、ミストの噴霧方向を設置時又は使用時に変えられる構造とすることができる。
これにより、ミストサウナ運転中に、温水I又は水の噴出方向をリアルタイムに可変し、回動停止時に比べて広範囲をミストサウナ状態とすることが可能な構造を提供できるようになった。この構造は従来方式に比較して広めな浴室101のミストサウナシステムに適用して好適となる。ノズルユニット2cは浴室の壁に取り付けられるだけでなく、後述の浴室空調装置と一体構造であっても良い。
<浴室空調装置>
図12及び図13は、浴室空調装置3の構成例を示す図である。図12は、浴室空調装置3の内部構成例を示す断面図である。
図12に示す浴室空調装置3は、ファン部32と、熱源としてのヒータ部33とを備えている。ファン部32は、本体ケース34に取り付けられている。ファン部32は、回転駆動される多翼のファン35と、このファン35を回転駆動するファンモータ36と、このファンモータ36が取り付けられると共に、風路を形成するファンケース37とを備えている。
ファン35は縦向きに配置されている。ファンケース37のファン35の軸方向に沿った下面が開口し、吸込口38とされている。吸込口38には温度検出手段の一例を構成する温度検出センサ69が取り付けられ、浴室101の温度を検出するようになされる。温度検出センサ69にはサーミスタが使用される。また、ファンケース37のファン35の軸方向とは直交する方向に沿った一の側面が開口し、この開口部に風路切換部39が備えられている。
風路切換部39は風路を切換えるダンパ40を備える。ダンパ40は後述するダンパモータ40cの駆動力がカム40aを介して伝達され、軸40bを支点に回転して開閉動作を行う。ファンケース37は、風路切換部39と連通して下面に吹出口41を備えると共に、風路切換部39と連通して一の側面に排気口42を備えている。この場合、ダンパ40の位置によって、吸込口38から吹出口41へ連通した風路、あるいは吸込口38から排気口42へ連通した風路が形成される。
上述の吹出口41の所定の位置にはヒータ部33が取り付けられ、排出する空気を加熱するようになされる。ヒータ部33には、加熱手段を構成する電気ヒータが使用される。吹出口41から浴室内へ温風を排気することで、ミストの温度低下を防止し、浴室内を暖房するようになされる。
ファンケース37は、ヒータ部33の上流側であって、吸込口38の所定の位置にはイオン発生器44を備えている。イオン発生器44は、ダンパ40を循環位置あるいは循環換気位置に設定することで形成される循環風路43aにイオン放出面を露出するようになされる。イオン発生器44は、正イオンと負イオンの両方あるいは負イオンを発生する。正イオンと負イオンの発生の原理は、誘電体が介在するように対向させた一対の電極間に家庭用交流電源等から得られた交流電圧を昇圧して印加することにより、コロナ放電を起こし、空気中の酸素乃至は水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)と、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)が主体のイオンを放出するものである。
これらH+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH22又は・OHを生成する。H22又は・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで除去することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
これにより、ファン部32の運転と連動させて略同数の正イオンと負イオンを発生させ、略同数の正イオンと負イオンを含む空気を送風することで、循環する空気に含まれる浮遊細菌と、図1に示す浴室101の空気中の浮遊細菌の双方を不活化して、カビの発生等を抑えることによる除菌ができる。
図13は浴室空調装置3の分解例を示す斜視図である。図13に示す浴室空調装置3は、本体ケース34からフロントパネル26が取外し(分解)可能な構造となされている。
この例で、温度検出センサ69は、本体ケース34の吸込口38に対応した部分に取り付けられ、浴室101の温度を検出するようになされる。図13において、本体ケース34は、下面が開口し、吸込口38と吹出口41が露出するようにされている。この本体ケース34の下面開口部に、フロントパネル26が取り付けられる。フロントパネル26は、本体ケース34に着脱可能なように構成されている。
このフロントパネル26は、ファン部32の吸込口38と対向して吸込グリル45を備えると共に、ファン部32の吹出口41と対向して吹出グリル46を備える。また、フロントパネル26の吸込グリル45の裏側に、図9に示したフィルタ29が交換可能に取り付けられる。例えば、フロントパネル26の側面には、フィルタ着脱用の挿入口28が開口され、この挿入口28に二点鎖線に示すフィルタ29が取り付けられる。本体ケース34は、ファン部32の排気口42と連通する排気ダクト接続部48を一の側面に備える。この排気ダクト接続部48に、図1に示したような排気ダクト8が接続される。
図14A〜Cは、浴室空調装置3の動作例を示す図である。図14Aは、ダンパ40を全閉にした状態例を示す断面図である。この例では、浴室空調装置3のダンパ40を全閉にすると、排気口42への風路が遮断され、吸込口38から吹出口41へ連通した循環風路43aが形成される。このため、ダンパ40が全閉となる位置をダンパ40の循環位置と称する。
また、図14Aに示すように、ダンパ40の位置を循環位置にし、ファンモータ36によりファン35を回転駆動すると、空気が吸込口38から吸い込まれ、循環風路43aを通り吹出口41から吹き出す。ファンモータ36は、制御部5Aから供給される駆動電圧V36により駆動される。このとき、ヒータ部33に通電すると、ヒータ部33が加熱することで吹出口41を通る空気が温められ、温風が吹出口41から吹き出す。ここで、ヒータ部33としては例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを使用できる。
図14Bは、ダンパ40を全開にした状態例を示す断面図である。図14Bに示す浴室空調装置3によれば、そのダンパ40を全開にすると、吹出口41への風路が遮断され、吸込口38から排気口42へ連通した換気風路43bが形成される。このため、ダンパ40が全開となる位置をダンパ40の換気位置と称する。
図14Cは、ダンパ40を循環位置と換気位置の中間位置にした状態例を示す断面図である。図14Cに示す浴室空調装置3によれば、そのダンパ40を循環位置と換気位置の中間位置にすると、吸気口38から吹出口41へ連通した循環風路43aと、吸気口38から排気口42へ連通した換気風路43bの双方が形成される。この中間位置を循環換気位置と称する。
続いて、浴室空調装置3の動作例について説明をする。この浴室空調装置3では、例えば、ファンモータ36が回転駆動されると、ファン部32のファン35が回転する。ファン35が回転すると、フロントパネル26の吸込グリル45を介して、ファン部32の吸込口38から浴室101の空気が吸い込まれる。
ダンパ40の位置が図14Aに示す循環位置にあると、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される。
ヒータ部33は循環風路43aの吹出口41に配置されるので、ヒータ部33が駆動されることで、循環風路43aを通る空気は、このヒータ部33で温められて吹出グリル46から吹き出す。これにより、ダンパ40を循環位置として、ファンモータ36が回転駆動されると、ヒータ部33を駆動した場合は、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内に温風を吹き出させることができる。
ダンパ40の位置が図14Bに示す換気位置にあると、ファン部32において吸込口38から排気口42への換気風路43bが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示した排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される。これにより、ダンパ40を換気位置として、ファンモータ36が回転駆動されると、浴室101内の湯気や湿気が排気される。
ダンパ40の位置が図14Cに示す循環換気位置にあると、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43a及び吸込口38から排気口42への換気風路43bの双方が形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、一部は循環風路43aを通り吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出され、その他は換気風路43b及び排気口42を通り、さらに、図1に示した排気ダクト8を通って排気グリル8aから屋外へ排気される。
これにより、ダンパ40を循環換気位置として、ファンモータ36が回転駆動されると、ヒータ部33が非駆動の場合は、浴室101内の空気を循環させながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。また、ヒータ部33を駆動した場合は、浴室101内の空気を循環させてこの浴室101内に温風を吹き出しながら、浴室101内の湯気や湿気が排気される。浴室空調装置3は電気式のみでなく、温水式であってもよい。
<ヒートポンプ式の浴室システム1>
図15は、ヒートポンプ式の給湯装置4の構成例を示すブロック図である。図15に示す給湯装置4は、図1に示したミスト発生装置2、浴室101、洗面脱衣所102、台所103等に温水Iを供給するものである。
給湯装置4は、ヒートポンプユニット53及び貯湯タンクユニット54を有して構成される。ヒートポンプユニット53は、大気と冷媒ガスとの間の熱交換及び冷媒ガスと水との間の熱交換で温水Iを生成する。貯湯タンクユニット54には、ヒートポンプユニット53で生成された温水Iを貯水するようになされる。例えば、貯湯タンクユニット54は、300乃至500リットルの蓄湯容量を有している。
ヒートポンプユニット53は、空気熱交換器55及び水熱交換器56を有して構成される。空気熱交換器55は、大気と冷媒ガスとの間で熱交換を行って、冷媒ガスの温度を上昇させるものである。水熱交換器56は、冷媒ガスと水との間で熱交換を行って、水の温度を上昇させるものである。
ヒートポンプユニット53には、ファン55a及び冷媒配管57が設けられる。ファン55aは、空気熱交換器55に大気を供給するように使用される。冷媒配管57は、空気熱交換器55と水熱交換器56との間に接続され、空気熱交換器55と水熱交換器56との間で冷媒ガスを循環するように使用される。
また、ヒートポンプユニット53には、ファン55a及び冷媒配管57の他に圧縮機58が備えられる。圧縮機58は、空気熱交換器55と水熱交換器56の間であって、空気熱交換器55の下流側に配置され、空気熱交換器55で熱交換されて冷媒配管57を流れる冷媒ガスを圧縮して温度をさらに上昇させるように使用される。
また、ヒートポンプユニット53には、空気熱交換器55と水熱交換器56の間であって、水熱交換器56の下流側には膨張弁59が備えられる。膨張弁59は、水熱交換器56で熱交換されて冷媒配管57を流れる冷媒ガスを膨張させて温度を低下させるように使用される。
ヒートポンプユニット53には貯湯タンクユニット54が接続され、当該ヒートポンプユニット53で生成された温水Iを貯水するタンク60を備える。タンク60は、下部側に水が供給されると共に、上部側に温水Iが供給されて、下部側に比べて上部側の温度が高くなる段層化した状態で温水Iを貯水する。
ヒートポンプユニット53と貯湯タンクユニット54とは、水熱交換器56とタンク60の間が温水配管61a及び冷水配管61bで接続されている。例えば、温水配管61aは、水熱交換器56の流出側と、タンク60の上部側に設けられる流入口60aとの間を接続する。また、冷水配管61bは、水熱交換器56の流入側と、タンク60の下部側に設けられる流出口60bの間を接続する。
この冷水配管61bにはポンプ61cが取り付けられている。ポンプ61cは、冷水配管61bを介してタンク60の流出口60bから水を吸い込んで水熱交換器56に供給し、水熱交換器56を通過して生成された温水Iを、温水配管61aを介して流入口60aからタンク60に供給する。
また、タンク60には取水配管62と給水配管63とがそれぞれ接続されている。取水配管62は、タンク60に貯水された温水Iを取水するために使用される。取水配管62は、高温部取水配管62aと中温部取水配管62bを備えている。高温部取水配管62aは、流入口60aと独立してタンク60の上部に設けられる高温部取水口60cと接続される。中温部取水配管62bは、高温部取水口60cより下側に設けられる中温部取水口60dに接続される。
取水配管62は、高温部取水配管62aと中温部取水配管62bの合流箇所に切換弁62cを備え、タンク60における取水元が、高温部取水口60cか中温部取水口60dに切換えられる。
給水配管63は、タンク60に給水を行うために使用される。給水配管63は、例えば、流出口60bと独立してタンク60の下部に設けられる給水口60eと接続されると共に、タンク60の手前で分岐した分岐給水配管63aを備える。
さらに、貯湯タンクユニット54は、取水配管62から供給される温水Iと、分岐給水配管63aから供給される水を混合させる給湯混合弁64を備える。給湯混合弁64は、取水配管62と分岐給水配管63aの合流箇所に備えられ、取水配管62から供給される温水Iと、分岐給水配管63aから供給される水の混合比を切換えて、給湯配管65から供給される温水Iの温度を調整する。常温の水を排出することもできる。
給湯配管65は、図1に示した浴室101のシャワー101aや浴槽101b、洗面脱衣所102の蛇口102a及び図示しない台所103の蛇口等と接続され、温水I又は水を供給する。また、浴室101に接続される給湯配管65には、ミスト給湯配管65aが接続される。ここに分岐されたミスト給湯配管65aには、ミスト発生装置2が接続される。
次に、ヒートポンプ式の給湯装置4の動作例について説明する。給湯装置4では、まず、貯湯タンクユニット54のタンク60に、給水配管63から水が供給される。タンク60に供給された水は、冷水配管61bによりヒートポンプユニット53の水熱交換器56に供給される。
ヒートポンプユニット53では、ファン55aにより空気熱交換器55に大気が供給され、冷媒配管57を流れる冷媒ガスとの間で熱交換が行われ、冷媒ガスの温度が上昇する。空気熱交換器55で熱交換が行われた冷媒ガスは、圧縮機58で圧縮されることで、温度がさらに上昇する。
そして、圧縮機58で圧縮されて温度を上昇させた冷媒ガスは、水熱交換器56に供給される。これにより、水熱交換器56においては、大気との熱交換及び圧縮により温度が上昇した冷媒ガスと、貯湯タンクユニット54から供給された水との間で熱交換が行われ、温水Iが生成される。この水熱交換器56で熱交換された冷媒ガスは、膨張弁59で膨張されて温度が低下し、再度空気熱交換器55に供給される。
また、水熱交換器56で熱交換されて生成された温水Iは、温水配管61aによりタンク60に戻される。これにより、タンク60は、上部側が温度が高く、下部側が温度の低い二層化した状態で温水Iと水が貯水される。タンク60に貯水された温水Iは、取水配管62により取水される。ここで、切換弁62cにより、供給水の温度が高い場合は高温部取水配管62aから温水Iが取られ、供給水の温度が低い場合は中温部取水配管62bから温水Iを取られる。
取水配管62により取水された温水Iは、分岐給水配管63bから供給される水と給湯混合弁64で混合される。給湯混合弁64で温水Iと水の混合比を切換えることで、給湯配管65から供給される温水Iの温度が調整される。もちろん、常温の水を給湯配管65に送出することもできる。給湯配管65から供給される温水I又は水は、浴室101、洗面脱衣所102及び台所103に分配される。これにより、給湯配管65から分岐されたミスト給湯配管65aにより温水I又は水をミスト発生装置2に供給するようになされる。給湯装置4は自然冷媒を利用したヒートポンプ式でなくても、ヒートポンプ式でない通常の電気温水器であってもよく、ガスを熱源にした給湯装置でも他の熱源のものであってもよい。
<空調リモコン、ミストリモコン>
図16は、ミストリモコン(ミスト操作部)7の操作面の構成例を示す正面図である。
図16に示すミストリモコン7は、入浴ミストモードの運転及び運転停止を選択する入浴ミストボタン7bを備えている。このボタン7bに対応して、その上部には、当該モードの選択時に発光制御されるLED(Light Emitting Diode)等の発光素子7b′が設けられている。また、ミストリモコン7には、入浴ミストモードの運転を停止する運転停止ボタン7dが備えられている。運転停止ボタン7dの上部には、運転停止中を示す発光素子7d′が設けられている。
図17は、空調リモコン(主操作部)6の操作面の構成例を示す正面図である。図17に示す空調リモコン6は、入浴ミストモードの運転及び運転停止を選択する入浴ミストボタン6bを有している。入浴ミストボタン6bは、上記したミストリモコン7の入浴ミストボタン7bに対応したボタンである。このボタン6bに対応して、当該モードの選択時に発光制御されるLED等の発光素子6b′が設けられている。
また、空調リモコン6は、衣類乾燥モードの運転及び運転停止を選択する衣類乾燥ボタン6dと、涼風モードの運転及び運転停止を選択する涼風ボタン6eと、暖房モードの運転及び運転停止を選択する暖房ボタン6fと、標準換気モードの運転、浴室乾燥モードの運転及びそれらの運転停止を選択する換気ボタン6gとを備えている。これらのボタン6d〜6gに対応して、例えば運転時に発光制御されるLED等の発光素子6d′,6e′,6f′,6g1′,6g2′が設けられている。
また、空調リモコン6は、時刻、浴室温度、運転モード等を表示する、LCD(液晶表示素子)やセグメントLED等で構成される表示素子6iと、タイマーの時間設定等を行うためのアップダウンキー6jとを備えている。主操作部6で操作され指示される情報は、操作信号S6となって電源部ユニット2Bに出力される。
<浴室空調装置及びミスト発生装置の制御系>
図18は、浴室空調装置3及びミスト発生装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。
図18に示す浴室空調装置3は、図1に示したミスト発生装置2によって水又は温水Iが噴出される浴室101内の温度を調整する。浴室空調装置3は、浴室101内の温度を検出して得られる温度検出情報に基づいて当該浴室101内の温度を制御するためのCPU(Central Processing Unit)を有する制御部5Aを備えている。上述した空調リモコン6は、通信ケーブル6aを介して、この浴室空調装置3の制御部5Aに接続されている。この例で、空調リモコン6から制御部5Aには、通信ケーブル6aを介して、操作信号S6が出力される。
制御部5Aには温度検出手段の一例となる温度検出センサ69が接続される。温度検出センサ69は、図12又は図13に示した吸込口38に取り付けられ、浴室101内の温度を検出して得た温度検出信号S69を制御部5Aへ出力される。制御部5Aは、温度検知センサ69から温度検出信号S69を入力し、当該温度検出信号S69をデジタル処理した温度検出情報と温度設定情報とを比較した結果に基づいて温度制御を実行する。
例えば、制御部5Aは、浴室101内の上限温度T1と下限温度T2とが設定されると、ヒータ33に駆動電圧V33を出力して浴室101内の空気を加熱すると共に当該浴室101内の温度を温度検出センサ69を通じて検出する。制御部5Aは、浴室101内の温度が上限温度T1に到達すると加熱処理を停止し、その後、浴室101内の温度を検出すると共に当該浴室101内の温度が下限温度T2に到達すると加熱処理を開始する。
この例で制御部5Aは、加熱処理を停止した時刻から当該加熱処理を開始する時刻に至る経過時間が計測され、以後、上限温度T1と経過時間に基づいて浴室101内の空気の加熱処理を実行する。このようにすると、下限温度T2と浴室101内の温度との比較処理を省略できるようになり、制御部5Aの負荷が軽減できるようになる。
また、制御部5Aは、所定時間経過後に、前回の加熱処理を停止した時刻から当該加熱処理を開始する時刻に至る経過時間を計測して前回の経過時間を補正するようになされる。このようにすると、上限温度T1と経過時間とに基づく浴室101内の空気の加熱処理を高精度に実行できるようになる。
制御部5Aは、浴室101内の上限温度T1に関して、ミスト発生装置2の動作温度を「強・中・弱」の三段階に設定して浴室101内の温度制御するようになされる。このようにすると、浴室内の温度を「強・中・弱」の三段階に維持できるようになる。
もちろん、これらの温度制御方法に限定されることはなく、制御部5Aに対して浴室101内の上限温度T3と下限温度T4とを設定し、この上限温度T3と下限温度T4に基づいて温度制御をするようにしてもよい。この場合、制御部5Aは、ヒータ33に駆動電圧V33を出力して浴室101内の空気を加熱すると共に当該浴室101内の温度を温度検出センサ69を通じて検出する。制御部5Aは、浴室101内の温度が上限温度T3に到達すると加熱処理を停止し、所定時間経過後に、浴室101内の温度を検出し、当該浴室101内の温度と下限温度T4とを比較し当該比較結果に基づいて加熱処理を実行する。
例えば、制御部5Aは、浴室101内の温度が下限温度T4以下となった場合は加熱処理を開始し、浴室101内の温度が下限温度T4を越えている場合は加熱処理を控え、以降、所定時間経過後に、浴室101内の温度を検出し、当該浴室101内の温度と下限温度T4とを比較し当該比較結果に基づいて加熱処理を実行する。
なお、制御部5Aには、上述したように、浴室空調装置3のフロントパネル26に取り付けられた人体検出センサ69Aが接続される。人体検出センサ69Aから制御部5Aには、人体検出信号S69aが出力される。
また、この制御部5Aには、浴室照明スイッチ69Bから、このスイッチがオンされたか否かを示す信号S69bが供給される。この制御部5Aから、ファンモータ36、ダンパモータ40c、ヒータ部33を動作させるための駆動電圧V36、V40c、V33、及び、イオン発生器44の動作を制御するための制御信号S44が各々供給される。
図18に示す電源部ユニット2Bは、電源部2Baと、電磁弁駆動部2Bbと、CPUを有する制御部2Bcとを備えている。電源部2Baは、家庭用交流電源、例えばAC100Vから、電磁弁を駆動するために使用する24Vの直流電圧、ノズルユニット2のモータ73や84等を駆動するための直流電圧等を生成する。
電源部2Baには電磁弁駆動部2Bb及び制御部2Bcが接続され、制御部2Bcによる制御の下、電源部2Baで生成される24Vの直流電圧を用いて、電磁弁ユニット2Aを構成する電磁弁2d,2e,2fを駆動する。この場合、電磁弁2d,2e,2fは、それぞれ、DC24[V]の駆動電圧V2d,V2e,V2fが印加されることでバルブが開状態となされる。駆動電圧V2d=0[V]で電磁弁2dのバルブが閉状態となされ、駆動電圧V2e=0[V]で電磁弁2eのバルブが閉状態となされ、駆動電圧V2f=0[V]で電磁弁2fの各々のバルブが閉状態となされる。
制御部2Bcには、上述したように、電磁弁ユニット2Aに取り付けられた温度検出センサ2hが接続される。この例で、温度検出センサ2hから制御部2Bcには温度検出信号S2hが出力される。上述したミストリモコン7は、通信ケーブル7aを介して、この電源部ユニット2Bの制御部2Bcに接続されている。ミストリモコン7から制御部2Bcには通信ケーブル7aを介して操作信号S7aが出力される。この制御部2Bcは、電磁弁駆動部2Bbの動作を制御し、また電源部2Baで生成される直流電圧を用いて、ノズルユニット2のノズル2m1,2m2,2m3の方向を制御する。
また、浴室空調装置3の制御部5Aと電源部ユニット2Bの制御部2Bcとは互いに接続され、浴室空調装置3とミスト発生装置2との連係動作が可能となされている。例えば、制御部5Aから制御部2Bcへ通信制御信号S5aを出力して、空調リモコン6で指定された内容に基づいてミスト運転を実行する。反対に、制御部2Bcから制御部5Aへ通信制御信号S5aを出力して、ミストリモコン7で指定された内容に基づいて空調運転を実行するようにしてもよい。
図19は、浴室101の第1の温度制御に基づく温度検出例を示すタイムチャートである。
図19に示す温度検出例において、縦軸は浴室101の設定温度Tx[℃]である。横軸は、ヒータ部33をオンした後の経過時間tx[hr]である。図中の曲線は浴室内の温度の変化例を示す温度検出曲線Iである。温度検出曲線Iは、温度検出センサ69から出力された温度検出信号S69をデジタル処理して得られたものである。
この例では浴室101におけるミストサウナ運転時の上限温度T1が設定され、その下限温度T2が設定される(T2<T1)。上限温度T1は、ヒータ部33をオフする温度(以下ヒータオフ温度という)として設定され、下限温度T2は、ヒータ部33をオンする温度(以下ヒータオン温度という)として各々設定される。
この例で、入浴中に暖房運転(ミスト噴霧時)を実行する場合に、常に、温度検出センサ69により浴室101内の温度が監視され、ヒータオフ温度T1に到達したら、ヒータ部33への駆動電圧V33をオフするようになされる。その後も、浴室101内の温度が監視し続けられ、浴室内温度がヒータオン温度T2に至るまでの時間t’が計測される。ヒータオン温度T2に至った時点で、ヒータ部33への駆動電圧V33をオンするようになされる。このヒータ部33のオンオフ制御を第1のルーチンとする。2回目以降のヒータ部33のオンオフ制御は、ヒータオフ温度T1と、その後の経過時間tを用いてヒータ制御を実行する。
この例では、所定時間経過毎に、第1のルーチン動作を実行し、時間tを補正するようになされる。上限温度T1に関しては、「強・中・弱」の三段階の設定温度が設けられ、ミストサウナ運転環境を3段階の浴室内温度に連動して制御できるようになっている。上限温度と吹出風量を変えることによりミストサウナ運転環境を強・中・弱の三段階にするようにしても良い。また、上限温度T1は強・弱の2段階でも、4段階でもその他の段階であってもよい。
図20は、浴室101の第2の温度制御に基づく温度検出例を示すタイムチャートである。
図20に示す温度検出例において、縦軸は浴室101の設定温度Tx[℃]である。横軸は、ヒータ部33をオンした後の経過時間tx[hr]である。図中の曲線は浴室内の温度の変化例を示す温度検出曲線IIである。温度検出曲線IIは、温度検出センサ69から出力された温度検出信号S69をデジタル処理して得られたものである。
この例では浴室101におけるミストサウナ運転時の上限温度T3が設定され、その下限温度T4が設定される(T4<T3)。上限温度T3は、第1の温度制御例と同様に、ヒータオフ温度として設定され、下限温度T4は、ヒータオン温度として各々設定される。この例で、入浴中に暖房運転(ミスト噴霧時)を実行する場合に、常に、温度検出センサ69により浴室101内の温度が監視され、ヒータオフ温度T3に到達したら、ヒータ部33への駆動電圧V33をオフするようになされる。これまでは第1の温度制御例と同じである。
第2の温度制御例によれば、その後の浴室101内の温度は、断続的に、温度が監視しされる。そのための温度監視時間が設定される。例えば、浴室101内の温度がヒータオフ温度T3に到達した時点から、所定時間(例えば30秒)後に、再び、浴室101内の温度を検出する。この時点で浴室101内の温度がヒータオン温度T4を上回っていたら何もしない。反対に、この時点で浴室101内の温度がヒータオン温度T4を下回っていたら、ヒータ部33への駆動電圧V33をオンするようになされる。
以下、浴室101内の温度がヒータオフ温度T3に到達した時点から、所定時間(例えば30秒)を経過する毎に、再び、浴室101内の温度を検出する処理を繰り返し、浴室101内の温度とヒータオン温度T4とを比較して、この比較結果に基づいてヒータ部33のオンオフ制御を実行する。これにより、ヒータ部33の制御用のリレーの駆動回数を減らすことができるので、第1の温度制御例に比べてリレー消費電力を低減できるようになる。
続いて、浴室システム1の動作例について説明する。図21及び図22は、ミストサウナ運転(入浴ミストモード)時の動作例(その1及び2)を示すフローチャートである。
この実施例では、ミスト発生装置2と浴室空調装置3とが連動され、浴室システム1内にミストサウナシステムが構築される。この例では、入浴前に暖房運転を実行したり、ミスト運転開始時、浴室内温度に応じて、浴室空調装置3を暖房「強」運転から、「中」運転に切り換える等の制御を実行して、快適なミストサウナ環境を得るようになされる。
この例では、ミストリモコン7で、入浴ミストボタン7bが押されて入浴ミストオンとされたとき、あるいは空調リモコン6で、入浴ミストボタン6bが押されて入浴ミストオンとされたとき、入浴ミストモードとなり、このモードの動作が開始される。なお、入浴ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたときは、ミスト発生装置2に関しては、ドレン配管2cに温水Iを通してから水抜き処理を行われる。また、所定温度T5が例えば30℃である場合を例に挙げる。
これらを動作条件にして、入浴ミストオンとされることで、動作が開始される。図21に示すフローチャートのステップST22で浴室空調装置3の温度検出センサ69が浴室温度を検出し、制御部5Aは浴室内温度Txが浴室内温度Txが所定値30℃を越えているかを検出する。浴室内温度Txが所定温度T5=30℃を越えている場合には、ステップST23に移行して浴室空調装置3の暖房運転を「中」に設定する。このとき、浴室空調装置3のヒータ部33へのヒータオフ温度T1,T3の値を下げて暖房運転が「強」の場合よりも、低い温度で「中」となる温度に設定される。
また、浴室空調装置3のファンモータ36への制御電圧V36が降下され、ファン35が回転を低速にする。この場合、ダンパ40は全閉、つまり循環位置(図14A参照)とされる。この位置で、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される。その後、ステップST25に移行する。
なお、浴室内温度Txが所定温度T5が例えば30℃を下回っている場合は、ステップST24に移行して浴室空調装置3の暖房運転を「強」に設定する。このとき、浴室空調装置3のヒータ部33へのヒータオフ温度すなわち、上限温度T1,T3の値を上げて暖房運転が「中」の場合よりも、高い温度で「強」となる温度に設定される。
また、浴室空調装置3のファンモータ36への制御電圧V36が上昇され、ファン35が回転を高速にする。この場合、ダンパ40は全閉、つまり循環位置(図14A参照)とされる。この位置で、ファン部32において吸込口38から吹出口41への循環風路43aが形成されるので、吸込口38から吸い込まれた空気は、循環風路43aを通り、ヒータ部33で暖められて、吹出口41からフロントパネル26の吹出グリル46を介して浴室101内に吹き出される。その後、ステップST25に移行する。
次に、ステップST25で、ノズルユニット2Cが制御され、ノズル2m1,2m2,2m3が浴槽101b側に向くように回動される。このとき、図8A又はBに示した駆動機構71又は81が動作してノズル2m1,2m2,2m3の向きを可変する。これにより、人の頭にミストがかからないようになされる。
次に、ステップST26で、排水処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット2Aにおいて、給湯用の電磁弁2d及び排水用の電磁弁2fが開かれる(図2参照)。給湯装置4から給水配管2aで供給される温水Iは、電磁弁2d及び電磁弁2fを介して、ドレン配管2cに供給される(図1、図2参照)。
次に、ステップST27で、電磁弁ユニット2A内に配設された温度検出センサ2hの検出出力に基づいて、給水配管2aを介して電磁弁ユニット2Aに供給される温水Iの温度が所定値以上、例えば35゜以上となったか否か判定される。温度が所定値以上となった後に、ステップST28に進む。
このステップST28では、ミスト発生処理が行われる。このように、電磁弁ユニット2Aに供給される温水Iの温度が所定値以上となった後にミスト発生処理が行われるようにすることで、浴室101中に存在する人が、ミストによって肌寒さを感じさせないようにできる。
この場合、電磁弁ユニット2Aにおいて、電磁弁2fは閉じられ、ノズルユニット用の電磁弁2eが開かれる。このとき、給湯装置4から給水配管2aで供給される温水Iは、電磁弁2d及び電磁弁2eを介して、ノズル配管2bに供給される(図1〜図3A参照)。
次に、ステップST29で、入浴ミストボタン7b又は6bが押下されて入浴ミストオフとなったか、あるいは運転停止ボタン7dが押されて停止が指示されたか否かが判定される。入浴ミストオフとなったか、あるいは停止が指示されたときは、ステップST30に進む。このステップST30では、浴室空調装置3の動作が停止される。すなわち、浴室空調装置3のヒータ部33及びファンモータ36への通電が止められる。
そして、ステップST31で、排水用の電磁弁2fが開かれ、排水制御を実行して水抜き処理がなされる。このとき、電磁弁ユニット2Aにおいて、給湯用の電磁弁2dは開かれたまま、ミスト用の電磁弁2eが閉じられる(図3B参照)。なお、排水用の電磁弁2fを先に開けて、その後、ミスト用の電磁弁2eを閉じるのは、急激な水圧変化で管類が音を発生するノッキング現象を防止するためである。これにより、ドレン配管2cに温水Iが満たされる。そして、ステップST32で、ドレン配管2cへの温水Iの流水処理に必要な所定時間、例えばt=2秒が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST33に進む。
ステップST33では、給湯用の電磁弁2dが閉じられ、ミスト用の電磁弁2eが開かれる(図4A参照)。これにより、ノズル配管2bに残っている温水Iは、電磁弁2e及び2fを介して、ドレン配管2cに排水される。このとき、電磁弁2eは開いたままなので、接続管2b′を通じて空気IIIを電磁弁2e、配管2j及び2kの内部に取り込むようになる。これにより、接続管2b′、電磁弁2e、配管2j及び2k内の残水(温水)IIを電磁弁2fを通じて浴室外部へ排出することができる。(図1、図4A参照)。
そして、ステップST34で、水抜き処理に必要な所定時間、例えばt=3秒が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したときは、ステップST35に進む。このステップST35では、停止処理が行われる。この場合、電磁弁ユニット2Aにおいて、電磁弁2e及び電磁弁2fが閉じられる(図4B参照)。このとき、ノズルユニット2Cも制御され、ノズル2m1,2m2,2m3の向きがホームポジションHPに戻される。この停止処理によって、入浴ミストモードの一連の動作が終了する。
なお、ステップST25を設けなくてもよい。また、ノズル2m1,2m2,2m3を洗い場101eに向けることでミストが人の体にかかるようにしても良く、さらには、空調リモコン6や、ミストリモコン7に図示しない操作ボタンを設け、ノズル2m1,2m2,2m3の方向を選択できるようにしてもよい。ステップST25のノズルユニット2Cの回転制御を行わなくても良い。
このように、本発明に係る実施例としての浴室システム1によれば、電源部ユニット2B及び制御部5Aが備えられ、温度検出センサ69で浴室101内の温度が検出され、所定の温度より高い場合と低い場合で暖房運転を区分する制御がなされる。
上述した例では、ミスト運転開始時の浴室空調装置3の温度検出センサ69の温度によって、浴室内の温度が高い場合には、浴室空調装置3の暖房運転が「中」となるように浴室内へ送風される温風量を「中」として、ヒータオフ温度(上限温度)T1,T3を「中」温度(強より低い値)とする。
また、浴室内の温度が低い場合には、暖房運転が「強」となるように浴室内へ送風される温風量を「大」とし、ヒータオフ温度(上限温度)T1,T3を「強」温度(高い値)にする。これにより、ミスト運転開始時の浴室101の温度(状態)に応じて、浴室空調装置3のヒータオフ温度(上限温度)T1,T3や温風量等を変えることにより、ノズルユニット2Cから噴霧される温水Iの温度を直接的に制御することをしなくても、その時の浴室内の温度状態に適した快適なミスト環境を提供できるようになる。
また、上述の浴室空調装置3の制御と併せて、ノズルユニット2Cから噴出される温水Iの温度を制御するようにしてもよく、その場合には、より細かな浴室内の温度制御が行える。なお、暖房運転状態の「強・中・弱」については、前述のヒータオフ温度(上限温度)T1,T3に変えて、暖房状態「強・中・弱」に合わせてヒータ部33の発熱量が「強・中・弱」となるように駆動電圧V33を制御して暖房状態を可変するようにしてもよい。従って、ミスト運転時の入浴前、入浴中の浴室内温度を浴室空調装置3で暖房制御を実行することで、快適なミスト運転環境を提供できるようになった。
本発明は、給湯装置より供給される温水又は水を噴出する浴室ユニット(ユニットバス)に適用して極めて好適である。
本発明に係る実施例としての浴室システム1の構成例を示す断面の概念図である。 A及びBは、電磁弁ユニット2A、2A2の構成例を示す正面図である。 電磁弁ユニット2Aの動作例(その1)を示す線図である。 電磁弁ユニット2Aの動作例(その2)を示す線図である。 電源部ユニット2Bにおける制御例を示すフローチャートである。 ノズルユニット2Cの構成例(分解時)を示す斜視図である。 (A)〜(C)はノズルユニット2Cの構成例を示す上面図、一部破砕の正面図及び側面図である。 (A)及び(B)は、ノズルユニット2Cの駆動機構例を示す構成図である。 (A)及び(B)は、ノズルユニット2Cの動作例(その1)を示す仰視図及び正面の断面図である。 (A)及び(B)は、ノズルユニット2Cの動作例(その2)を示す仰視図及び正面の断面図である。 (A)及び(B)は、ノズルユニット2Cの動作例(その3)を示す仰視図及び正面の断面図である。 浴室空調装置3の内部構成例を示す断面図である。 浴室空調装置3の分解例を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、浴室空調装置3の動作例を示す図である。 ヒートポンプ式の給湯装置4の構成例を示すブロック図である。 ミストリモコン(ミスト操作部)7の操作面の構成例を示す正面図である。 空調リモコン(主操作部)6の構成例を示す正面図である。 浴室空調装置3及びミスト発生装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。 浴室101の第1の温度制御に基づく温度検出例を示すタイムチャートである。 浴室101の第2の温度制御に基づく温度検出例を示すタイムチャートである。 ミストサウナ運転(入浴ミストモード)時の動作例(その1)を示すフローチャートである。 ミストサウナ運転(入浴ミストモード)時の動作例(その2)を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・浴室システム(室内環境調整システム,室内環境制御システム)、2・・・ミスト発生装置、2A・・・電磁弁ユニット(管路切り換えユニット)、2A′・・・筐体、2B・・・電源部ユニット(制御手段)、2C・・・ノズルユニット、2a・・・給水配管、2b・・・ノズル配管、2c・・・ドレン配管、2a′〜2c′・・・接続部、2d・・・電磁弁(給水弁,給湯弁)、2e,2f・・・電磁弁(第1の弁,第2の弁)、2h・・・温度検出センサ、2j〜2k・・・配管、3・・・浴室空調装置、4・・・給湯装置、6・・・主操作部(空調リモコン)、6a,7a,80a・・・通信ケーブル、7・・・ミスト操作部(ミストリモコン)、7a・・・通信ケーブル、8・・・排気ダクト、26,26′・・・フロントパネル、36,73,84・・・モ−タ、69・・・温度検出センサ(温度検出手段)、69A・・・人体検出センサ、69B・・・浴室照明スイッチ、71,81・・・駆動機構、72・・・歯車ユニット、82・・・ラックレール、83・・・歯車、101・・・浴室、101b・・・浴槽

Claims (6)

  1. 温水又は水を室内に噴出する噴出装置と、
    前記温水又は水が噴出される室内の温度を前記噴出装置と連動して調整する空調装置とを備え、
    前記空調装置は、
    前記室内の温度を検出して得られる温度検出情報に基づいて当該室内の温度を制御することを特徴とする室内環境制御システム。
  2. 前記空調装置は、
    前記室内の温度を検出して温度検出情報を出力する温度検出手段と、
    前記温度検出手段から温度検出情報を入力し、当該温度検出情報と温度設定情報とを比較した結果に基づいて温度制御を実行する制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
  3. 前記空調装置は、
    前記室内の第1の上限温度と第1の下限温度とが設定されると、
    前記室内の空気を加熱すると共に当該室内の温度を検出し、
    前記室内の温度が第1の上限温度に到達すると加熱処理を停止し、
    その後、前記室内の温度を検出すると共に当該室内の温度が第1の下限温度に到達すると加熱処理を開始し、
    前記加熱処理を停止した状態から当該加熱処理を開始するまでの経過時間を計測し、
    以後、前記第1の上限温度と前記経過時間に基づいて室内の空気の加熱処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
  4. 前記空調装置は、
    所定時間経過後に、前回の加熱処理を停止した時刻から当該加熱処理を開始する時刻に至る経過時間を計測して前回の経過時間を補正することを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
  5. 前記空調装置は、
    前記室内の第2の上限温度と第2の下限温度とが設定されると、
    前記室内の空気を加熱すると共に当該室内の温度を検出し、
    前記室内の温度が第2の上限温度に到達すると加熱処理を停止し、
    所定時間経過後の前記室内の温度を検出し、
    当該室内の温度と第2の下限温度とを比較し当該比較結果に基づいて加熱処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
  6. 前記空調装置は、
    前記室内の温度が第2の下限温度以下となった場合は加熱処理を開始し、
    前記室内の温度が第2の下限温度を越えている場合は加熱処理を控え、
    以降、所定時間経過後の前記室内の温度を検出し、
    当該室内の温度と第2の下限温度とを比較し当該比較結果に基づいて加熱処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
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