JP2007224958A - 防振装置及びその保持部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化、及びこじれ入力に対する効果的な補強を図る。
【解決手段】筒状の下側部材12と、上側部材14と、両者を結合する防振基体16と、上側部材に付設されたストッパゴム部26とからなる防振装置本体18と、保持部材20とを備える防振装置10において、保持部材20は、下側部材12を圧入保持する筒状部材48と、その下部側に固着されて車体側の下面部2Aに固定される下側取付面部56を備える脚部材50と、上側部材14を跨ぐように筒状部材48の上側開口部48Aに架け渡し状に固着されたストッパ部材52とを備え、該ストッパ部材が、ストッパゴム部の両側面26A,26Bに相対する一対の側壁部52A,52Bと、ストッパゴム部の上面26Cに相対する上壁部52Cとを備えてなり、該上壁部52Cに、車体側の縦面部2Bに固定される上側取付面部62が立設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車エンジン等の振動発生体を防振的に支承するのに用いられる防振装置のための保持部材、及び該保持部材を備えた防振装置に関する。
従来、自動車エンジン等の振動発生体を、その振動を車体に伝達させないように支承する防振装置として、車体側に取り付けられる筒状の下側部材と、振動発生体側に取り付けられる上側部材とを、両部材の間に介設されるゴム状弾性体からなる防振基体で結合してなるものが公知である。そして、上側部材にストッパゴム部を付設するとともに、該ストッパゴム部に相対させてストッパ部材を設けて、両者の当接により大変位を規制するストッパ作用を果たさせるようにしたものも知られている(下記特許文献1,2参照)。
例えば、かかる防振装置に関し、特許文献1には、防振装置本体の下側部材を保持する保持部材として、車体側への取付用の脚部を一体に備える保持筒が開示されている。また、該防振装置には、上側部材に付設されたストッパゴム部の前後両側面及び上面に対向配置されてストッパゴム部との間でストッパ作用を果たすストッパ部材として、保持筒の脚部とともに車体に固定されるΩ状部材が開示されている。
特開2005−30600号公報 特開2003−322197号公報
上記特許文献1に記載されたような車体に直接取り付けられるΩ状のストッパ部材を設けた場合、防振装置本体を保持する保持筒と別体に、大型の金具を用いることになるため、防振装置全体としての重量が過大となってしまう。
また、この種の防振装置では、振動発生体から上側部材に対して該上側部材の軸を傾けるようなこじれ方向の荷重が入力される場合があり、このようなこじれ入力に対し、従来の車体への取付け固定だけでは、上記荷重を十分に受け止めることが難しい。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、防振装置本体を保持する保持部材として、ストッパ部材としての機能を持たせて軽量化を図るとともに、防振装置本体における上側部材へのこじれ入力に対する効果的な補強構造を持つ保持部材、及び、該保持部材を備えた防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置の保持部材は、車体側に取り付けられる筒状の下側部材と、振動発生体側に取り付けられる上側部材と、前記下側部材と上側部材の間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記上側部材に付設されたストッパゴム部とを備える防振装置本体を保持する保持部材であって、前記下側部材を圧入により固定し保持する筒状部材と、前記筒状部材の下部側に固着されて該筒状部材から下方に延びる部材であって車体側の下面部に固定される下側取付面部を備える脚部材と、前記上側部材を跨ぐように前記筒状部材の上側開口部に架け渡された状態に固着された部材であって前記ストッパゴム部との間でストッパ作用を果たすストッパ部材とを備え、前記ストッパ部材が、前記ストッパゴム部の両側面に相対する一対の側壁部と、前記ストッパゴム部の上面に相対する上壁部とを備えてなり、該上壁部に、車体側の縦面部に固定される上側取付面部が立設されたことを特徴とする。
このように、車体側の下面部に固定される脚部材と、上側のストッパ部材とを、防振装置本体を保持する筒状部材を介して連結一体化して保持部材を構成したことにより、上記従来の大型のΩ状ストッパ部材を設ける場合に比べて、防振装置全体として大幅な軽量化が可能となる。
また、上記ストッパ部材の上壁部に、車体側の縦面部に固定される上側取付面部を設けたことにより、脚部材による車体側の下面部に対する固定と相俟って、防振装置本体における上側部材へのこじれ入力に対して効果的な補強がなされる。
本発明において、前記ストッパ部材の前記一対の側壁部の下端に外向きに延びる固定面部が設けられるとともに、前記筒状部材の上側開口部に半径方向外方に延びるフランジ部が設けられ、前記固定面部が前記フランジ部の上面に重ねられて固着されていると次の作用効果が奏される。すなわち、ストッパ部材と筒状部材との強固な固定が可能になるとともに、上記フランジ部を、その上方に配される振動発生体側の部材との間で、該部材の下方への大変位を規制するストッパ用フランジとして機能させることができる。
本発明において、前記ストッパ部材の前記上壁部に、前記ストッパゴム部の上面に設けられた突起が入り込む孔が設けられていると次の作用効果が奏される。すなわち、該保持部材に防振装置本体を圧入固定してから車両に組み付け、初期荷重をかける前の段階、特に組付け前の運搬時において、ストッパ部材の上記孔にストッパゴム部の上記突起が入り込むことにより上記上側部材の不所望な回転を防止することができる。
本発明に係る防振装置は、車体側に取り付けられる筒状の下側部材と、振動発生体側に取り付けられる上側部材と、前記下側部材と上側部材の間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記上側部材に付設されたストッパゴム部とを備える防振装置本体と、上記保持部材と、を備えるものである。
上記防振装置において、防振装置本体は、更に、前記下側部材に取り付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム状弾性体からなる可撓性のダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の主液室と前記ダイヤフラム側の副液室とに仕切る仕切体と、前記主液室と副液室との間を連通させるオリフィスとを備えた液封タイプであってもよい。そして、前記仕切体が、前記下側部材との間に前記オリフィスを形成する環状のオリフィス形成体と、該オリフィス形成体の内周部に外周部が保持されて前記オリフィス形成体の内側を塞ぐ弾性仕切膜とからなり、前記オリフィス形成体が、前記オリフィスを形成するためのオリフィス溝を外周部に備える環状の第1部材と、該第1部材に内嵌された環状の第2部材とで構成され、前記弾性仕切膜は、外周部に環状の膨出部を備え、該膨出部近傍の弾性仕切膜部分が前記第1部材と前記第2部材との間で厚み方向に圧縮状態に挟持されてもよい。
また、この場合、前記主液室を前記防振基体側の第1室と前記弾性仕切膜側の第2室とに仕切る仕切部が前記第2部材に一体に設けられ、前記仕切部に前記第1室と第2室とを連通させる第2のオリフィスが設けられてもよい。
本発明によれば、防振装置の軽量化が図られるとともに、防振装置本体における上側部材へのこじれ入力に対して効果的な補強がなされる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る防振装置10の断面図、図2は防振装置10の側面図である。防振装置10は、振動発生体である自動車のエンジン1を支持し、その振動を車体2に伝達させないようにするためのエンジンマウントであり、車体2側に取り付けられる円筒状の金属製の下側部材12と、エンジン1側に取り付けられる金属製の上側部材14と、両部材12,14間に介設されて結合するゴム弾性体よりなる防振基体16とからなる防振装置本体18と、該防振装置本体18を保持する金属製の保持部材20とを備える。
上側部材14は、下側部材12の軸心部上方に配されたボス金具22と、一端部24Aが該ボス金具22の上面にボルト23による締結手段により固定されるとともに、該固定部から軸直角方向に延設されてその先端部である他端部24Bがエンジン1にボルト25による締結手段により固定される連結金具24とで構成されている。
上記連結金具24の一端部24A側における外表面にはストッパゴム部26が加硫接着手段により付設されている。ストッパゴム部26は、連結金具24の車両前後部及び上部を覆うように付設され、その前後部がストッパゴム部26の前後両側面26A,26Bを構成し、上部がストッパゴム部26の上面26Cを構成するよう設けられている。また、ストッパゴム部26は、連結金具24の一端部24Aから他端部24B側に向けて延設されており、ボス金具22に対する固定部から外れた連結金具24の中央部24Cではその下面をも覆うように付設され、この下面を覆う部分が下側ゴム部26Dを構成している。
防振基体16は、外形形状が略裁頭円錐形状をなしており、その上部にボス金具22が埋設され、下端部に下側部材12の内周面が加硫接着されている。また、防振基体16の下端部には、下側部材12の内周面を覆うゴム層28が連設されている。
下側部材12の下端部には、防振基体16との間に液体封入室30を形成する可撓性のゴム膜よりなるダイヤフラム32が取り付けられている。ダイヤフラム32は、外周部が環状金具34に加硫接着されて、該環状金具34が下側部材12の下端開口部の内周面にかしめ固定されている。
液体封入室30は、下側部材12の内周面にゴム層28を介して保持された仕切体36により、防振基体16側の主液室38と、ダイヤフラム32側の副液室40とに仕切り構成されている。仕切体36の外周部には、周方向に延びる液体の流路であるオリフィス42が設けられており、該オリフィス42は不図示の連通口を介して主液室38と副液室40との間を連通している。仕切体36は、上記オリフィス42を形成する樹脂材からなる環状のオリフィス形成体44と、その内側の中空部を塞ぐゴム製の弾性仕切膜46とからなる。弾性仕切膜46は、肉厚が略一定の板状をなしており、その外周部がオリフィス形成体44の内周部に設けられた内向きのフランジ44Aに加硫接着されている。
次に、以上よりなる防振装置本体18を車体2に対して保持する保持部材20の構成について説明する。
図3〜5にも示されるように、保持部材20は、下側部材12を圧入により固定し保持する筒状部材48と、その下部側に固着されて車体2側の下面部2Aに固定される前後一対の脚部材50,50と、筒状部材48の上側開口部48Aに架け渡し状に固着されたストッパ部材52とからなる。
筒状部材48は、下側部材12の外周面に外嵌する段付き円筒状部材であり、上側の小径部48Bの内周面で下側部材12を保持しており、下側の大径部48Cの外周面に脚部材50が固設されている。また、筒状部材48の上側開口部48Aには、半径方向外方に延びるフランジ部54が全周にわたって設けられている。
脚部材50は、上端部が筒状部材48の外周面に溶接されており、そこから下方に延びて下端部で外向きに折曲することで縦断面L字状に形成されて、該下端部に車体側の下面部2Aに固定される下側取付面部56が設けられている。下側取付面部56にはボルト孔58が設けられ、ボルト孔58に不図示のボルトを挿通させて下面部2Aに固定されるようになっている。
また、脚部材50は、その上縁部が凹状に切り欠かれ、この切欠部50Aで溶接されることで、溶接部分が長く確保されている。更に、脚部材50の左右両側縁には、上記L字の内側に向けてフランジ50Bが折曲形成され、これにより剛性が高められている。
ストッパ部材52は、ストッパゴム部26との間でストッパ作用を果たす部材であり、筒状部材48の上側開口部48Aの直径方向に相対する2箇所に固設されて、上側部材14の上方を前後方向Sに跨ぐように縦断面逆U字状に形成されている。詳細には、ストッパ部材52は、ストッパゴム部26の前後両側面26A,26Bに相対する前後一対の側壁部52A,52Bと、これら側壁部52A,52Bの上端同士を連結するものであってストッパゴム部26の上面26Cに相対する上壁部52Cとを備えてなる。図1に示すように、前後の側壁部52A,52Bとこれに対向するストッパゴム部26の側面26A,26Bとの間にはストッパクリアランスが確保されている。また、図1ではエンジン1の荷重が未負荷の状態を示しているが、荷重負荷時には上壁部52Cとストッパゴム部26の上面26Cとの間にもストッパクリアランスが確保される。
ストッパ部材52の側壁部52A,52Bの下端には、外向きに延びる固定面部60が折曲形成されている。そして、この固定面部60が筒状部材48のフランジ部54の上面54Aに重ね合わせられて溶接により固定されている。なお、この重ね合わせ部において、フランジ部54の縁部は凹状に切り欠かれ(図6参照)、この切欠部54Bに溶接が施されることで、溶接部分が長く確保されている。
図3〜5に示すように、ストッパ部材52の左右の縁部には、上記U字の外側に向けてフランジ52D,52Dが立設されている。そして、そのうちの一方側のフランジ52Dは、先端部52Eが更に左右方向外向きに折曲形成されて補強効果が高められている。また、他方側のフランジ52Dは、その上壁部52Cにおけるフランジ部分に、車体2側の縦面部2Bに固定される板状の上側取付面部62を備える。
上側取付面部62は、フランジ52Dの内側面に溶接により固定されており、該固定部から上方に向けて立設されている。上側取付面部62の下縁部は凹状に切り欠かれ、この切欠部62Aで溶接されることで、溶接部分が長く確保されている。また、上側取付面部62にはボルト孔64が設けられ、ボルト孔64に不図示のボルトを挿通させて縦面部2Bに固定されるようになっている。更に、上側取付面部62の両側縁には、フランジ62Bが立設されて、剛性が高められている。
図1,3,6に示すように、ストッパ部材52の上壁部52Cの中央部には上記ボルト23を締結するための開口66が設けられている。また、この開口66の前後近傍の2箇所には、ストッパゴム部26の上面26Cに設けられた突起68(図7参照)が入り込む孔70が設けられている。
以上説明した保持部材20に防振装置本体18を組み込む際には、連結金具24を固定していない状態で筒状部材48の下方から防振装置本体18を圧入し、次いで、ストッパ部材52の左右方向の開口部から連結金具24のストッパゴム部26側部分を挿し入れ、上記突起68を上壁部52Cの孔70に嵌め入れて位置決めした状態でボス金具22上に載せ、ボルト23で固定する。これにより、図1,2に示すように、防振装置本体18を保持部材20で保持させた状態の防振装置10が得られる。
かかる本実施形態の防振装置10では、車両前後方向Sにおける振動変位に対しては、ストッパゴム部26の前後の側面26A,26Bがストッパ部材52の側壁部52A,52Bに当接することにより、その過大変位が規制される。また、上方Tへの変位に対しては、ストッパゴム部26の上面26Cがストッパ部材52の上壁部52Cに当接することにより、その過大変位が規制される。更に、下方Uへの変位に対しては、ストッパゴム部26の下側ゴム部26Dが筒状部材48のフランジ部54に当接することで、その過大変位が規制される(図2参照)。
そして、該防振装置10であると、車体側の下面部2Aに固定される脚部材50と、上側のストッパ部材52とを、防振装置本体18を保持する筒状部材48を介して連結一体化して保持部材20を構成したので、上記従来の大型のΩ状ストッパ部材を設ける場合に比べて大幅に軽量化される。
また、ストッパ部材52の上壁部52Cに上側取付面部62を設けて、車体側の縦面部2Bに固定するようにしたので、脚部材50による車体側の下面部2Aに対する固定と相俟って、エンジン1から上側部材14へのこじれ方向Vの入力に対して効果的に補強され、防振性能を高めることができる。
更に、筒状部材48にフランジ部54を設けて、その上面54Aにストッパ部材52の固定面部60を固定するようにしたので、ストッパ部材52と筒状部材48との強固な固定が可能になるとともに、フランジ部54を上記のように下方Uへの大変位を規制するストッパ用フランジとして機能させることができる。
また、ストッパゴム部26の突起68とストッパ部材52の孔70との嵌合により(図7(a)参照)、防振装置10の組付け前の運搬時に、上側部材14の不所望な回転を防止することができる。なお、車両に組み付け、エンジン1荷重を負荷した状態では、図7(b)に示すように突起68は孔70から外れて、様々な方向への制振が可能となる。
[第2実施形態]
次に、図8〜10に基づいて第2実施形態に係る防振装置100について説明する。第2実施形態は、防振装置本体18の液体封入室30内に設けた仕切体の構成が上記第1実施形態とは異なる。仕切体以外の構成は、第1実施形態と同一であり、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の仕切体102は、オリフィス形成体104が第1部材106と第2部材108との2部材で構成され、両部材106,108間で弾性仕切膜110を挟み込むようにしたことを特徴する。
詳細には、仕切体102は、下側部材12の内周面のゴム層28との間にオリフィス42を形成する環状のオリフィス形成体104と、オリフィス形成体104の内周部104Aに外周部110Aが保持されてオリフィス形成体104の内側を塞ぐゴム製の弾性仕切膜110とからなる。オリフィス42はオリフィス形成体104に設けられた不図示の連通口を介して主液室38と副液室40との間を連通している。
オリフィス形成体104は、オリフィス42を形成するためのオリフィス溝112を外周部に備える環状の第1部材106と、第1部材106に内嵌された環状の第2部材108とで構成されている。両者106,108は樹脂材で形成され、両者の接合面107が超音波溶着などの手段で接着されている。
弾性仕切膜110は、円板状をなし、その外周部に厚肉の膨出部114が全周にわたって環状に設けられている。膨出部114は、この例では、弾性仕切膜110の上下両面からそれぞれ厚み方向に膨出しており、縦断面円形状に形成されている。
第1部材106と第2部材108の内周部には、膨出部114と該膨出部114の径方向内方側における膨出部近傍の弾性仕切膜部分116とを厚み方向Wに挟持する第1挟持部118と第2挟持部120が各別に内方に向けて突設されている。第1挟持部118は、膨出部114の下半部に嵌合する断面円弧状の凹部118Aを上面側に備えるとともに、下面側には径方向外方ほど下方に傾斜した傾斜面部118Bが設けられて、高い挟持力が得られるように構成されている。第2挟持部120も同様に、膨出部114の上半部に嵌合する断面円弧状の凹部120Aを下面側に備えるとともに、上面側には径方向外方ほど上方に傾斜した傾斜面部120Bが設けられて、高い挟持力が得られるように構成されている。
弾性仕切膜110は、膨出部114とこれに隣接した弾性仕切膜部分116とが上記第1挟持部118と第2挟持部120との間で厚み方向Wに圧縮状態に挟持されることで、オリフィス形成体104に保持固定されている。そのために、第1挟持部118と第2挟持部120との上記厚み方向Wにおける間隙は、弾性仕切膜110の対応する各部位における肉厚よりも小に設定され、詳細には、上記膨出部114及びその近傍の弾性仕切膜部分116が5〜10%程度予圧縮されるように上記各部位の間隙が設定されている。
このようにして保持された弾性仕切膜110は、オリフィス形成体104に固定された外周部110Aよりも内側では、その上下方向の変位を規制する部材が設けられておらず、そのため、弾性仕切膜の上下に微小隙間を介して変位規制部材を設けた従来構造とは異なり、上下両方向に膜厚以上に変位可能なように設けられている。また、膨出部近傍の弾性仕切膜部分116の圧縮状態での挟持により、当該弾性膜部分116の上下面とこれを挟持する第1及び第2挟持部118,120との間に、振動入力時にも隙間が形成されないように構成されている。これにより、振動入力に伴う弾性仕切膜110の変形時に上記弾性膜部分116が第1挟持部118や第2挟持部120に衝突するのを回避することでき、それによる異音を生じにくくすることができる。
図10に示すように、第2部材108は、弾性仕切膜110を挟んで、第1部材106の上部側の筒状部122内に上方から嵌入され、第2部材108の上端のフランジ124が上記筒状部122の上端の環状の段状凹部126に軸方向で受け止められることで、軸方向に正確に位置決めされるようになっている。
以上よりなる仕切体102を備える防振装置100では、大振幅の振動が入力すると、液体がオリフィス42を通って主液室38と副液室40間を流動し、かかる液体の流動効果によって振動を減衰させる。そして、例えば100Hz前後の高周波数の微振幅振動が入力すると、弾性仕切膜110が往復動変形することで、主液室38内の液圧を吸収して動バネ定数を低減し、こもり音を低減することができる。
また、特に本実施形態であると、上記弾性仕切膜110をオリフィス形成体104で挟持固定したことから次の作用効果が奏される。すなわち、図1に示すように弾性仕切膜46をオリフィス形成体44のフランジ44Aに加硫接着させる場合、弾性仕切膜46の成型時における金型によるゴムシールのための寸法をフランジ44Aに確保する必要があり、その分、弾性仕切膜46の径が小さくなるとともに、フランジ44Aの近傍では加硫接着のためゴムが固くなることから、かかるゴムの硬化分も考慮すると、弾性仕切膜46の有効径は一層小さくなる。これに対し、本実施形態では、弾性仕切膜110を挟み込んで固定するため、弾性仕切膜110の有効径を大きくすることができ、ここでは、図8に示すように、弾性仕切膜110の有効径D1が上側部材14の有効ピストン径D2に対して同等以上に設定されており、これにより、上側部材14から高周波数の振動が入力されたときに主液室38の液圧を十分に吸収することができる。
しかも、弾性仕切膜110の上記特有の挟持構造により、振動入力時に、弾性仕切膜110とオリフィス形成体104の第1及び第2挟持部118,120との間での衝突をなくして、該衝突に起因する異音の発生を回避することができる。
なお、第1部材118と第2部材120とは上下反転させて液体封入室30内に組み込むこともできる。
[第3実施形態]
次に、図11〜13に基づいて第3実施形態に係る防振装置150について説明する。第3実施形態は、仕切体102の第2部材108の構成が上記第2実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、上記第2部材108には、主液室38を防振基体16側の第1室152と弾性仕切膜110側の第2室154とに仕切る仕切部156が一体に設けられ、仕切部156に第1室152と第2室154を連通させる第2のオリフィス158が設けられている。詳細には、仕切部156は、第1部材106に内嵌する外側の筒部160に対してこれに同心状に取り囲まれる内側の筒部162と、該内側の筒部162の下端とその径方向外方に位置する上記第2挟持部120の内端とを連結する連結部164と、で構成されている。そして、上記内側の筒部162の中空部が上下方向に開口する短円筒状の第2のオリフィス158を構成している。
図12,13に示すように、外側の筒部160と連結部164との間には、第2挟持部120による弾性仕切膜110に対する挟持力を高めるために、周方向の等間隔に複数のリブ166が設けられている。そして、このようにリブ166を設けることで、リブ166間には周方向に延びる凹溝部168が設けられ、第2部材108の成型後における樹脂のひけを防止している。
その他の構成は、第2実施形態と同一であり、同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
以上よりなる本実施形態によれば、第2のオリフィス158における液体の流動作用により、上記高周波数の振動入力に対して動バネ定数を一層低減することができる。また、かかる第2のオリフィス158を樹脂製のオリフィス形成体104の第2部材108に一体に成形することにより、軽量化が図られるとともに、防振装置の組み立ても容易となり、また組み立て精度にも優れる。更に、上側部材から主液室内に傘状部材を突出させて該傘状部材の外周部に第2のオリフィスを形成する場合に比べて、大変位に仕切体との当接を回避して異音の発生を防止することができる。
本発明は、自動車のエンジンマウントやボディマウントなどの各種の車両用の防振装置、及びその保持部材として好適に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る防振装置の縦断面図 同防振装置の側面図 同防振装置の保持部材の斜視図 同保持部材の正面図 同保持部材の側面図 同保持部材の平面図 図2のVII部拡大図であり、(a)は荷重未負荷時、(b)は荷重負荷時をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る防振装置の縦断面図 同防振装置の仕切体の縦断面図 同仕切体の分解断面図 第3実施形態に係る防振装置の縦断面図 同防振装置の仕切体の縦断面図(図13のXII−XII線断面図) 同仕切体の平面図
符号の説明
1…エンジン(振動発生体)、2…車体、2A…下面部、2B…縦面部、10…防振装置、12…下側部材、14…上側部材、16…防振基体、18…防振装置本体、20…保持部材、26…ストッパゴム部、26A,B…両側面、26C…上面、30…液体封入室、32…ダイヤフラム、36…仕切体、38…主液室、40…副液室、42…オリフィス、48…筒状部材、48A…上側開口部、50…脚部材、52…ストッパ部材、52A,B…側壁部、52C…上壁部、54…フランジ部、54A…上面、56…下側取付面部、60…固定面部、62…上側取付面部、68…突起、70…孔、100…防振装置、102…仕切体、104…オリフィス形成体、104A…内周部、106…第1部材、108…第2部材、110…弾性仕切膜、110A…外周部、112…オリフィス溝、114…膨出部、116…膨出部近傍の弾性仕切膜部分、150…防振装置、152…第1室、154…第2室、156…仕切部、158…第2のオリフィス、S…前後方向、T…上方、U…下方、V…こじれ方向、W…厚み方向

Claims (6)

  1. 車体側に取り付けられる筒状の下側部材と、振動発生体側に取り付けられる上側部材と、前記下側部材と上側部材の間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記上側部材に付設されたストッパゴム部とを備える防振装置本体を保持する保持部材であって、
    前記下側部材を圧入により固定し保持する筒状部材と、前記筒状部材の下部側に固着されて該筒状部材から下方に延びる部材であって車体側の下面部に固定される下側取付面部を備える脚部材と、前記上側部材を跨ぐように前記筒状部材の上側開口部に架け渡された状態に固着された部材であって前記ストッパゴム部との間でストッパ作用を果たすストッパ部材とを備え、
    前記ストッパ部材が、前記ストッパゴム部の両側面に相対する一対の側壁部と、前記ストッパゴム部の上面に相対する上壁部とを備えてなり、該上壁部に、車体側の縦面部に固定される上側取付面部が立設されたことを特徴とする防振装置の保持部材。
  2. 前記ストッパ部材の前記一対の側壁部の下端に外向きに延びる固定面部が設けられるとともに、前記筒状部材の上側開口部に半径方向外方に延びるフランジ部が設けられ、前記固定面部が前記フランジ部の上面に重ねられて固着されたことを特徴とする請求項1記載の保持部材。
  3. 前記ストッパ部材の前記上壁部に、前記ストッパゴム部の上面に設けられた突起が入り込む孔が設けられたことを特徴とする請求項1記載の保持部材。
  4. 車体側に取り付けられる筒状の下側部材と、振動発生体側に取り付けられる上側部材と、前記下側部材と上側部材の間に介設されて両者を結合するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記上側部材に付設されたストッパゴム部とを備える防振装置本体と、
    請求項1〜3のいずれかに記載の保持部材と、を備えてなる防振装置。
  5. 前記下側部材に取り付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム状弾性体からなる可撓性のダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の主液室と前記ダイヤフラム側の副液室とに仕切る仕切体と、前記主液室と副液室との間を連通させるオリフィスとを備え、
    前記仕切体が、前記下側部材との間に前記オリフィスを形成する環状のオリフィス形成体と、該オリフィス形成体の内周部に外周部が保持されて前記オリフィス形成体の内側を塞ぐ弾性仕切膜とからなり、
    前記オリフィス形成体が、前記オリフィスを形成するためのオリフィス溝を外周部に備える環状の第1部材と、該第1部材に内嵌された環状の第2部材とで構成され、
    前記弾性仕切膜は、外周部に環状の膨出部を備え、該膨出部近傍の弾性仕切膜部分が前記第1部材と前記第2部材との間で厚み方向に圧縮状態に挟持されたことを特徴とする請求項4記載の防振装置。
  6. 前記主液室を前記防振基体側の第1室と前記弾性仕切膜側の第2室とに仕切る仕切部が前記第2部材に一体に設けられ、前記仕切部に前記第1室と第2室とを連通させる第2のオリフィスが設けられた請求項5記載の防振装置。
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