JP2007222200A - 炊飯器 - Google Patents

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【課題】豆腐を調理するコースを有する炊飯器において、通常使用状態でない調理をスタートしてしまった際にも樹脂容器が溶けることなく豆腐を作ることができるようにする。
【解決手段】炊飯器本体内に内鍋を着脱自在に収納し、この内鍋の底の温度を鍋温度検知手段6により検知し、炊飯器本体の上面開口部を蓋体により開閉自在に覆い、この蓋体内に蓋温度検知手段11を配設し、内鍋内に豆乳を充填する耐熱性樹脂容器を設置し、制御手段20により鍋温度検知手段6と蓋温度検知手段11の情報を基に加熱手段25を制御して内鍋および内鍋内の水を加熱し、加熱された水により耐熱性樹脂容器を間接加熱することで耐熱性樹脂容器内に充填された豆乳を豆腐に調理する。判定手段21により鍋温度検知手段6の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかを判断する。制御手段20は判定手段21の結果を基に、加熱手段25を制御するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、豆腐を調理するコースを有する炊飯器に関するものである。
近年、炊飯器を使用して調理をするという「炊飯器クッキング」が行われるようになっている。前述の「炊飯器クッキング」とは、炊飯器に搭載されているコースを用いて米以外の調理物を調理するもので、例えば、白米コースを用いて、ケーキや煮込みや蒸し物等の調理を行うものである。現在、これらの「炊飯器クッキング」の数多くの事例が料理本もしくはインターネット上に数多く掲載されている。
豆腐コースも前述の「炊飯器クッキング」のコースであり、炊飯器を用いて豆腐を作るコースである。このような豆腐コースを搭載した炊飯器は、図11に示すように、受容器内60に豆乳61を入れ、豆腐を作成するよう構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−249020号公報
このような従来の構成では、豆腐が出来上がった際に、一部の豆腐は受容器60内底部および側面に密着した状態で出来上がってしまう。その密着した状態で出来上がった豆腐を受容器60から取り出す際に、金属製のスプーンや玉じゃくしでよそうと受容器60を傷つけるという問題があった。炊飯器を用いて、豆腐を作る場合においても、内鍋内に直接豆乳を入れ、豆腐を作成するため、同様の問題がある。
近年、内鍋の内面は、フッ素コート処理が施されており、豆腐をよそう際にフッ素コート処理層を傷つけてしまうと、その傷が要因となり、例えば、米を調理する際には、内鍋内の対流を変化させてしまい炊飯性能の低下を引き起こしていた。また、一旦鍋底に傷が存在してしまうと、その傷から鍋のフッ素コート処理層の剥離が拡大してしまい、内鍋の耐久性を損なう要因となっていた。
このような問題を回避するために、豆乳を直接内鍋内に入れるのではなく、内鍋内に豆乳を入れる容器と水を入れ、水を加熱手段により温め、水の熱により容器内の豆乳を間接加熱し、豆腐を作る調理法もある。しかしながら、この調理法では、内鍋内に容器を入れるため、容器の材質によっては、例えば金属性の容器やガラス製の容器だと、内鍋内に容器を設置する際に鍋底を傷つけてしまう場合があった。また、容器の材質が樹脂製の場合では、鍋底を傷つける恐れはないが、水の入れ忘れや内鍋と鍋温度検知手段に異物が存在するというような通常使用状態でない場合で調理をスタートしてしまった際に、内鍋の温度が高くなる場合があると、容器が溶けてしまう可能性があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、水の熱により樹脂容器内の豆乳を間接加熱し、豆腐を作る調理法を採用した場合に、鍋底を傷つけることなく、通常使用状態でない場合で調理をスタートしてしまった際にも樹脂容器が溶けることなく豆腐を作ることができる炊飯器を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に内鍋を着脱自在に収納し、この内鍋の底の温度を鍋温度検知手段により検知し、炊飯器本体の上面開口部を蓋体により開閉自在に覆い、この蓋体内に蓋温度検知手段を配設し、内鍋内に豆乳を充填する耐熱性樹脂容器を設置し、制御手段により鍋温度検知手段と蓋温度検知手段の情報を基に加熱手段を制御して内鍋および内鍋内の水を加熱し、加熱された水により耐熱性樹脂容器を間接加熱することで耐熱性樹脂容器内に充填された豆乳を豆腐に調理し、判定手段により鍋温度検知手段の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかどうかを判断するよう構成し、制御手段は判定手段の結果を基に、加熱手段を制御するよう構成したものである。
これにより、通常使用状態でない場合で調理をスタートしてしまった際にも、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けるのを防止することができる。
本発明の炊飯器は、通常使用状態でない場合で調理をスタートしてしまった際にも、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けることなく豆腐を作ることができる。
第1の発明は、炊飯器本体と、この炊飯器本体に着脱自在に収納される内鍋と、この内鍋の底の温度を検知する鍋温度検知手段と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、この蓋体内に配設した蓋温度検知手段と、前記内鍋内に設置され豆乳を充填する耐熱性樹脂容器と、前記内鍋内の調理物を加熱する加熱手段と、前記鍋温度検知手段と前記蓋温度検知手段の情報を基に前記加熱手段を制御し前記内鍋および前記内鍋内の水を前記加熱手段により加熱し、加熱された水により前記耐熱性樹脂容器を間接加熱することで前記耐熱性樹脂容器内に充填された豆乳を豆腐に調理する機能を有する制御手段と、前記鍋温度検知手段の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかどうかを判断する判定手段とを備え、前記制御手段は前記判定手段の結果を基に、前記加熱手段を制御するよう構成したものであり、通常使用状態でない場合で調理をスタートしてしまった際にも、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けるのを防止することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、判定手段は、鍋温度検知手段が第1の所定時間内に第1の所定温度を検知すると、内鍋内に水がない状態で調理をスタートしたと判断するようにしたものであり、内鍋内に水がない状態で調理をスタートしてしまっても、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けるのを防止することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、判定手段は、鍋温度検知手段が第2の所定時間内に第2の所定温度を検知しないと、内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにしたものであり、内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしてしまっても、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けるのを防止することができる。
第4の発明は、上記第3の発明において、判定手段は、鍋温度検知手段が第2の所定時間内に第2の所定温度を検知した後、第3の所定時間内に第3の所定温度を検知すると、内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにしたものであり、内鍋と前記鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしてしまっても、より確実に内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けるのを防止することができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか1つの発明において、判定手段は、鍋温度検知手段が第4の所定時間内に第4の所定温度を検知すると内鍋内に水がない状態かつ内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにしたものであり、内鍋内に水がない状態でかつ内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしてしまっても、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けるのを防止することができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか1つの発明において、報知動作を行う報知手段を備え、制御手段は、判定手段が鍋温度検知手段の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を報知するように前記報知手段を制御するようにしたものであり、異常使用の再発を防止することができる。
第7の発明は、上記第1〜6のいずれか1つの発明において、表示動作を行う表示手段を備え、制御手段は、判定手段が鍋温度検知手段の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を表示するように前記表示手段を制御するようにしたものであり、異常使用の再発を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図、図2は、同炊飯器の断面図を示すものである。なお、図面を簡潔にするために電気的接続のためのリード線等は省略している。
図2に示すように、炊飯器本体1は、上面が開口する略円弧状に形成しており、この炊飯器本体1の内部に鍋収納部である保護枠2を配設し、この保護枠2の内部に内周面に描かれた水位線を有する内鍋3を着脱自在に配設している。保護枠2の外側には加熱手段25である誘導加熱コイル5を配設している。なお、前述の加熱手段25は、ヒーターであってもよい。保護枠2と内鍋3の間には、鍋温度検知手段6を配設し、内鍋3の温度を検知する役割を果たしている。
蓋体7は、炊飯器本体1の上部に開閉自在に取り付けており、蓋体7の下部に中央部に蒸気通路8を有する内蓋9を配設している。内蓋9の上部には、内蓋9を輻射加熱する蓋加熱手段4を備えた蓋放熱板10を配設し、この蓋放熱板10の中央部には、蓋温度検知手段11を配設している。この蓋温度検知手段11は、蓋体7の温度を検知する役割を果たすとともに、内鍋3内の調理物12に含まれる水分が加熱手段25により加熱され水蒸気となった際に、その水蒸気を蓋温度検知手段11近傍に当たるように構成することで、内鍋3内の調理物12の沸騰検知をする役割も果たしている。
つぎに、図1に示すように、制御手段20、判定手段21は、マイクロコンピュータ24で構成している。判定手段21は、鍋温度検知手段6の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかどうかを判断し、その結果を制御手段20へ入力するものである。制御手段20は、前述の判定手段21の結果や鍋温度検知手段6と蓋温度検知手段11の温度情報を基に、加熱手段25に交番磁界を発生させるための電流を制御している。また、報知手段22であるブザー(図示せず)や表示手段23であるLCD(図示せず)を制御するものである。
ここで、炊飯器に搭載される豆腐コースの動作について、図3および図4を参照しながら説明する。豆腐コースにて豆腐を調理する際には、図3に示すように、内鍋3内に耐熱性樹脂容器15を設置し、内鍋3内に一定量の水16を入れるとともに、豆乳17を耐熱樹脂製容器15内に入れ、調理をスタート30する。なお、豆乳17には、豆腐を固化するために、一定量の凝固材を配合している。
ここでは、耐熱樹脂性容器15内に充填された豆乳17を水16を介して間接加熱し、豆腐を作成する方式をとっているため、一旦内鍋3内の水16の温度を高くする必要がある。そのため、スタート直後は制御手段20より加熱手段25に連続的に電流を供給する。内鍋3内の調理物12は加熱手段25により、連続的に加熱され、やがて内鍋3内の水16は沸騰し、水蒸気となる。
この水蒸気は、図2に示すように、内蓋9の中央部に配設した蒸気通路8を通過し、炊飯器の外部に排出される。水蒸気が外部に排出される過程において、蒸気通路8上方の蓋放熱板10の中央部に配接されている蓋温度検知手段11は、水蒸気により加熱される。その過程において蓋温度検知手段11が所定温度(通常80℃)を検知すると制御手段20からの加熱手段25への連続的な電流の供給を中止し、内鍋3内の調理物12への連続的な加熱を中断する。前述の工程を以後、沸騰検知工程31と呼ぶ。
沸騰検知工程31が終了すると、鍋温度検知手段6の検知温度が一定になるように制御手段20は加熱手段25へ供給する通電量を制御する。この工程を以後、温度調整工程32と呼ぶ。この温度調整工程32で、耐熱性樹脂容器15内に充填された豆乳17を加熱手段25により温められた水16によりじっくり間接加熱する。この鍋温度検知手段6の検知温度を約80℃とし、温度調整工程32の終了時間は、調理スタート30から60〜90分としている。なお、前述の検知温度および時間は、内鍋3の材質、炊飯器の構成等により臨機応変に設定してよい。このように一定温度でじっくりと耐熱性樹脂容器15内に充填された豆乳17を間接加熱することで、耐熱性樹脂容器15内に充填された豆乳17を豆腐にすることができる。温度調整工程32の終了後、豆腐の調理は終了33する。
本発明の炊飯器は、耐熱性樹脂容器15を内鍋3内に入れて調理をするため、内鍋3が異常加熱され、耐熱性樹脂容器15が溶解しないようにする対策を有している。すなわち、制御手段20は、鍋温度検知手段6の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかどうかを判断する判定手段21の結果を基に、加熱手段25を制御するよう構成し、判定手段21は、鍋温度検知手段6が第1の所定時間T1内に第1の所定温度θ1を検知すると、内鍋3内に水がない状態で調理をスタートしたと判断するようにしている。
上記構成において、図5を参照しながら動作を説明する。図5(a)は内鍋3内に水16を入れ忘れた状態(点線で示した空鍋の状態)で調理をスタートした場合と、通常使用状態(実線で示した状態)で調理をスタートした場合の鍋温度検知手段6の検知温度の上昇と時間の関係を示したグラフである。
同図に示すように、内鍋3内に水16を入れ忘れた状態と通常使用状態の温度上昇の傾向が大きく異なっている。内鍋3内に水16を入れ忘れた状態で第1の所定時間T1まで加熱してしまうと内鍋3内に水16がないため、内鍋3が加熱されやすく通常使用状態と比較して、温度上昇の傾きが急である。急激に内鍋3が加熱され、内鍋3の温度が異常に高くなると、内鍋3内に設置されている耐熱性樹脂容器15が溶解してしまうという事象の発生の可能性がある。そのため、調理スタートからの時間が第1の所定時間T1を経過するまでに、鍋温度検知手段6の検知温度が第1の所定温度θ1に到達すると、判定手段21が内鍋3内に水16を入れ忘れた状態と判断し、制御手段20が内鍋3の異常加熱を回避するように電流の制御を行う。
つぎに、内鍋3内に水16を入れ忘れた状態での内鍋3の異常加熱の回避する工程について図5(b)のフローチャートを参照しながら説明する。ステップ30にて調理スタートした後に、ステップ34にて計時をスタートする。ついで、ステップ35にて計時した後に、ステップ36にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第1の所定温度θ1に到達しているか判定する。ステップ36にて第1の所定温度θ1に到達していない場合はステップ38へ進み、調理をスタートしてから時間が第1の所定時間T1を経過しているか判定する。
ステップ38にて第1の所定時間T1を経過していない場合はステップ35に戻り、ステップ35、36、38の動作を繰り返す。そして、ステップ38にて第1の所定時間T1を経過するまでにステップ36にて第1の所定温度θ1に到達した場合には、判定手段21が内鍋3内に水16を入れ忘れた状態と判断し、内鍋3の異常加熱を回避するためにステップ37へ進み、加熱手段25への電流の供給を停止する。ステップ36にて第1の所定温度θ1に到達するまでにステップ38にて第1の所定時間T1を経過した場合は通常使用状態であると判定手段21が判断し、次工程(ステップ39)に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段20は、鍋温度検知手段6の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかどうかを判断する判定手段21の結果を基に、加熱手段25を制御するよう構成し、判定手段21は、鍋温度検知手段6が第1の所定時間内に第1の所定温度を検知すると、内鍋3内に水がない状態で調理をスタートしたと判断するようにしているので、内鍋3内に水がない状態で調理をスタートしてしまっても、内鍋3の異常加熱を回避することができ、内鍋3内に設置した耐熱性樹脂容器15が溶けるのを防止することができる。なお、θ1、T1は、内鍋3の材質、炊飯器の構成等により臨機応変に設定してよい。本実施の形態においては、θ1=73.5℃、T1=64sとし、内鍋3の異常加熱を回避した。
(実施の形態2)
図1に示す判定手段21は、鍋温度検知手段6が第2の所定時間T2内に第2の所定温度θ2を検知しないと、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにし、制御手段20は、判定手段21の結果を基に加熱手段25を制御するよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において、図6を参照しながら動作を説明する。図6(a)は内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態(点線で示した異物混入の状態)で温度調整工程32をスタートした場合と、通常使用状態(実線で示した状態)で温度調整工程32をスタートした場合の鍋温度検知手段6の温度上昇と時間の関係を示したグラフである。
同図に示すように、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態と通常使用状態の温度上昇の傾向が大きく異なっている。内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態では、内鍋3と鍋温度検知手段6が当接してないことから、鍋温度検知手段6が実際の内鍋3の温度より低い値を検知してしまい、温度上昇の傾きが通常使用の場合と比較して緩やかである。通常使用状態において、温度調整工程32では鍋温度検知手段6が第2の所定温度θ2になるように温度調整しているため、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をしてしまうと鍋温度検知手段6の検知温度が常に第2の所定温度θ2を下回るため、制御手段20が鍋温度検知手段6の検知温度を第2の所定温度θ2まで上昇させようと常に一定量の電流を加熱手段25に供給し、内鍋3を加熱する。
通常使用の場合、この温度調整工程32にて、じっくりと耐熱性樹脂容器15内に充填されている豆乳17を水16による間接加熱で調理し、豆腐にする工程であるため、工程時間の第2の所定時間T2は長く取る必要がある。そのため、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をしつづけると、常に内鍋3が加熱されてしまうことから、やがて内鍋3内の水16が沸騰し、水蒸気となり、第2の所定時間T2を経過する前にすべて炊飯器外部に排出されてしまう可能性がある。一旦、内鍋3内に水16がなくなり、急激に内鍋3が加熱され、内鍋3の温度が異常に高くなると、内鍋3内に設置されている耐熱性樹脂容器15が溶解してしまうという事象の発生の可能性がある。
そのため、本実施の形態では、温度調整工程32の工程スタートからの時間が第2の所定時間T2を経過するまでに、鍋温度検知手段6の検知温度が第2の所定温度θ2に到達しないと、判定手段21が内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態と判断し、制御手段20が内鍋3の異常加熱を回避するように電流の制御を行う。
つぎに、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態での内鍋3の異常加熱を回避する工程について図6(b)のフローチャートを参照しながら説明する。ステップ40にて温度調整工程32の工程スタートした後に、ステップ41にて計時のスタートをする。ステップ42にて計時した後に、ステップ43にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第2の所定温度θ2に到達しているか判定する。ステップ43にて第2の所定温度θ2に到達していない場合はステップ45へ進み、温度調整工程32をスタートしてから時間が第2の所定時間T2を経過しているか判定する。ステップ45にて第2の所定時間T2を経過していない場合はステップ42に戻り、ステップ42、43、45の動作を繰り返す。そして、ステップ43にて第2の所定温度θ2に到達するまでにステップ45にて第2の所定時間T2を経過した場合は、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態であると判定手段21が判断し、ステップ46へ進み、内鍋3の異常加熱を回避するための加熱手段25への電流の供給を停止する。ステップ45にて第2の所定時間T2を経過するまでにステップ43にて第2の所定温度θ2に到達した場合は、通常使用状態であると判定手段21が判断し、次工程(ステップ44)に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、鍋温度検知手段6が第2の所定時間T2内に第2の所定温度θ2を検知しないと、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにし、制御手段20は、判定手段21の結果を基に加熱手段25を制御するよう構成したので、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしてしまっても、内鍋3の異常加熱を回避することができ、内鍋3内に設置した耐熱性樹脂容器15が溶けることを防止することができる。なお、θ2、T2は、内鍋3の材質、炊飯器の構成等により臨機応変に設定してよい。本実施の形態においては、θ2=80.0℃、T2=40.0minとし、内鍋3の異常加熱を回避した。
(実施の形態3)
図1に示す判定手段21は、鍋温度検知手段6が第2の所定時間T2内に第2の所定温度θ2を検知した後、第3の所定時間T3内に第3の所定温度θ3を検知すると、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにし、制御手段20は、判定手段21の結果を基に加熱手段25を制御するよう構成している。他の構成は上記実施の形態1または2と同じである。
上記構成において、図7を参照しながら動作を説明する。図7(a)は内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態(点線で示した異物混入の状態)で温度調整工程32をスタートした場合と、通常使用状態(実線で示した状態)で温度調整工程32をスタートした場合の鍋温度検知手段6の温度上昇と時間の関係を示したグラフである。通常は、図7(a)に示すように内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態と通常使用状態の温度上昇の傾向は大きく異なるが、内鍋3の材質や炊飯器の構成等によっては温度上昇にあまり差が出ないことがあり、温度上昇の傾向だけでは内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態を判断することができない場合がある。
その場合、通常使用状態として調理が進行するが、検知温度にあまり差がないとはいえ、通常使用状態より低く検知しているため、内鍋3を常に加熱することになる。そうなると、やがて内鍋3内の水16が沸騰し、水蒸気となり、調理が終了する前にすべて炊飯器外部に排出されてしまう可能性がある。一旦、内鍋3内に水16がなくなり、急激に内鍋3が加熱され、内鍋3の温度が異常に高くなると、内鍋3内に設置されている耐熱性樹脂容器15が溶解してしまうという事象の発生の可能性がある。
そのため、本実施の形態では、温度調整工程32の工程スタートからの時間が第2の所定時間T2を経過するまでに、鍋温度検知手段6の検知温度が第2の所定温度θ2に到達すると、一旦加熱手段25への電流の供給を停止する。そして、その時点から第3の所定時間T3が経過するまでに検知温度が第3の所定温度θ3を下回ったのを検知すると、判定手段21が内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態と判断し、制御手段20が内鍋3の異常加熱を回避するように電流の制御を行う。
これは、図7(b)に示すように、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態では、加熱された内鍋3と鍋温度検知手段6が当接してないことから、通常使用状態と比較して温度下降の傾向が大きく異なることを利用している。
つぎに、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態での内鍋3の異常加熱を回避する工程について、図7(c)のフローチャートを参照しながら説明する。ステップ40にて温度調整工程32の工程スタートした後に、ステップ41にて計時のスタートをする。計時した後にステップ43にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第2の所定温度θ2に到達しているか判定する。第2の所定温度θ2に到達していない場合は、ステップ45にて温度調整工程32をスタートしてから時間が第2の所定時間T2を経過しているか判定する。ステップ45にて第2の所定時間T2を経過していない場合はステップ42に戻り、ステップ42、43、45の動作を繰り返す。そして、ステップ43にて第2の所定温度θ2に到達するまでにステップ45にて第2の所定時間T2を経過した場合は、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態であると判定手段21が判断し、ステップ46へ進み内鍋3の異常加熱を回避するため加熱手段25への電流の供給を停止する。
ステップ43にて検知温度が第2の所定温度θ2に到達した場合は、ステップ47へ進み一旦加熱手段25への電流の供給を停止し、ステップ48にて新たにT’の計時をスタートする。ステップ49にて計時した後に、ステップ50にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第3の所定温度θ3を下回っているか判定する。第3の所定温度θ3を下回っている場合はステップ46へ進み、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態であると判定手段21が判断し、内鍋3の異常加熱を回避するために、加熱手段25への電流の供給を停止する。
ステップ50にて検知温度が第3の所定温度θ3に到達していない場合はステップ51へ進み、第2の所定温度θ2を検知してから時間が第3の所定時間T3を経過しているか判定する。第3の所定時間T3を経過した場合は通常使用状態であると判定手段21が判断し、次工程(ステップ52)に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、判定手段21は、鍋温度検知手段6が第2の所定時間T2内に第2の所定温度θ2を検知した後、第3の所定時間T3内に第3の所定温度T3を検知すると、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにし、制御手段20は、判定手段21の結果を基に加熱手段25を制御するよう構成しているので、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしてしまっても、より確実に内鍋3の異常加熱を回避することができ、内鍋3内に設置した耐熱性樹脂容器15が溶けるのを防止することができる。なお、θ3、T3は、内鍋3の材質、炊飯器の構成等により臨機応変に設定してよい。本実施の形態においては、θ3=70.0℃、T3=124sとし、内鍋3の異常加熱を回避した。
(実施の形態4)
図1に示す判定手段21は、鍋温度検知手段6が第4の所定時間T4内に第4の所定温度θ4を検知すると内鍋3内に水がない状態で、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにし、制御手段20は、判定手段21の結果を基に加熱手段25を制御するよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において、図8を参照しながら動作を説明する。図8(a)は内鍋3内に水16を入れ忘れた状態(点線で示した空鍋の状態)で調理をスタートした場合と。内鍋3内に水16を入れ忘れ、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態(点線で示した空鍋+異物混入の状態)と、通常使用状態(実線で示した状態)で調理をスタートした場合の鍋温度検知手段6の温度上昇と時間の関係を示したグラフである。
同図に示すように、内鍋3内に水16を入れ忘れた状態と内鍋3内に水16を入れ忘れ、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態と、内鍋3と通常使用状態の温度上昇の傾向は、それぞれ異なっている。内鍋3内に水16を入れ忘れ、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態は、鍋温度検知手段6の温度上昇が、内鍋3内に水16を入れ忘れた状態であるにもかかわらず、内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在するため、第1の所定時間T1までに鍋温度検知手段6の検知温度が第1の所定温度θ1に到達しない。
この状態で調理をしてしまうと、急激に内鍋3が加熱され、内鍋3の温度が異常に高くなり、内鍋3内に設置されている耐熱性樹脂容器15が溶解してしまうという事象の発生の可能性がある。そのため、本実施の形態では、鍋温度検知手段6が内鍋3内に水16がない状態で調理をスタートしたと判断し得る工程を通過した後に、工程経過時間が第4の所定時間T4を経過するまでに、鍋温度検知手段6の検知温度が第4の所定温度θ4に到達すると、判定手段21が内鍋3内に水16がない状態で、かつ内鍋3と前記鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断し、制御手段20が内鍋3の異常加熱を回避するように電流の制御を行う。
つぎに、内鍋3内に水16を入れ忘れ、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態での内鍋3の異常加熱の回避する工程について、図8(b)のフローチャートを参照しながら説明する。ステップ60にて工程スタートした後に、ステップ61にて計時を行う。なお、計時のスタートは調理スタート時に行っている。計時した後にステップ62にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第4の所定温度θ4に到達しているか判定する。
ステップ62にて検知温度が第4の所定温度θ4に到達していない場合はステップ64へ進み、蓋温度検知手段11が所定温度φ1に到達しているか確認する。ここで、蓋温度検知手段11の温度を確認する理由は、内鍋3内に水16がある場合には、水蒸気に温められ蓋温度検知手段11の温度が上昇する場合があり、この事象を判断基準として、内鍋3内の水16の有無を判断するためである。所定温度φ1に到達している場合は、通常使用状態もしくは内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態(内鍋3内に水16有り)と判断し、次工程(ステップ65)に移行する。内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態は、前述の工程のように温度調整工程32にて、異常使用と判断されるため、ここでこの工程を通過しても問題ない。所定温度φ1に到達していない場合はステップ66へ進み、調理をスタートしてから時間がT4を経過しているか判定する。
ステップ66にて第4の所定時間T4を経過していない場合はステップ61に戻り、ステップ61、62、64、66の動作を繰り返す。そして、ステップ66にて第4の所定時間T4が経過するまでにステップ62にて第4の所定温度θ4に到達した場合は、ステップ63へ進み、内鍋3の異常加熱を回避するための加熱手段25への電流の供給を停止する。ステップ66にて第4の所定時間T4を経過した場合は通常使用状態であると判定手段21が判断し、次工程(ステップ65)に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、判定手段21は、鍋温度検知手段6が第4の所定時間T4内に第4の所定温度θ4を検知すると内鍋3内に水がない状態で、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにし、制御手段20は、判定手段21の結果を基に加熱手段25を制御するよう構成しているので、内鍋3内に水16を入れ忘れ、かつ内鍋3と鍋温度検知手段6の間に異物が存在する状態で調理をスタートしてしまっても、内鍋3の異常加熱を回避することができ、内鍋3内に設置した耐熱性樹脂容器15が溶けるのを防止することができる。なお、θ4、T4は、内鍋3の材質、炊飯器の構成等により臨機応変に設定してよい。本実施の形態においては、θ4=117.0℃、φ1=70.0℃、T4=480sとし、内鍋3の異常加熱を回避した。
(実施の形態5)
図1に示す制御手段20は、判定手段21が鍋温度検知手段6の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を報知するように報知手段22を制御するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において、図9を参照しながら通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断した時にその旨を報知するときの動作を説明する。
ステップ30にて調理スタートした後に、ステップ34にて計時をスタートする。ついで、ステップ35にて計時した後に、ステップ36にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第1の所定温度θ1に到達しているか判定する。ステップ36にて第1の所定温度θ1に到達していない場合はステップ38へ進み、調理をスタートしてから時間が第1の所定時間T1を経過しているか判定する。
ステップ38にて第1の所定時間T1を経過していない場合はステップ35に戻り、ステップ35、36、38の動作を繰り返す。そして、ステップ38にて第1の所定時間T1を経過するまでにステップ36にて第1の所定温度θ1に到達した場合には、判定手段21が内鍋3内に水16がない状態で調理をスタート30したと判断し、ステップ70へ進み、その旨を報知手段22であるブザー(図示せず)で報知する。そして、内鍋3の異常加熱を回避するためにステップ37へ進み、加熱手段25への電流の供給を停止する。ステップ36にて第1の所定温度θ1に到達するまでにステップ38にて第1の所定時間T1を経過した場合は通常使用状態であると判定手段21が判断し、次工程(ステップ39)に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、判定手段21が鍋温度検知手段6の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を報知するように報知手段22を制御するようにしているので、使用者に異常状態での調理であったことを知らせることができ、異常使用の再発を防止することができる。
(実施の形態6)
図1に示す制御手段20は、判定手段21が鍋温度検知手段6の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を表示するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において、図10を参照しながら通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断した時にその旨を表示するときの動作を説明する。
ステップ30にて調理スタートした後に、ステップ34にて計時をスタートする。ついで、ステップ35にて計時した後に、ステップ36にて鍋温度検知手段6により温度検知を行い、検知温度が第1の所定温度θ1に到達しているか判定する。ステップ36にて第1の所定温度θ1に到達していない場合はステップ38へ進み、調理をスタートしてから時間が第1の所定時間T1を経過しているか判定する。
ステップ38にて第1の所定時間T1を経過していない場合はステップ35に戻り、ステップ35、36、38の動作を繰り返す。そして、ステップ38にて第1の所定時間T1を経過するまでにステップ36にて第1の所定温度θ1に到達した場合には、判定手段21が内鍋3内に水16がない状態で調理をスタート30したと判断し、ステップ71へ進み、その旨を表示手段23であるLCD(図示せず)に表示する。そして、内鍋3の異常加熱を回避するためにステップ37へ進み、加熱手段25への電流の供給を停止する。ステップ36にて第1の所定温度θ1に到達するまでにステップ38にて第1の所定時間T1を経過した場合は通常使用状態であると判定手段21が判断し、次工程(ステップ39)に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、判定手段21が鍋温度検知手段6の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を表示するようにしているので、使用者に異常状態での調理であったことを知らせることができ、異常使用の再発を防止することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、通常使用状態でない場合で調理をスタートしてしまった際にも、内鍋の異常加熱を回避することができ、内鍋内に設置した耐熱性樹脂容器が溶けることなく豆腐を作ることができるので、豆腐を調理するコースを有する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1の炊飯器のブロック図 同炊飯器の断面図 同炊飯器の内鍋および耐熱性樹脂容器の断面図 同炊飯器の豆腐コースの概略フローチャート (a)同炊飯器の鍋温度検知手段の温度上昇と時間の関係を示したグラフ(b)同炊飯器の要部フローチャート (a)本発明の実施の形態2の炊飯器の鍋温度検知手段の温度上昇と時間の関係を示したグラフ(b)同炊飯器の要部フローチャート (a)本発明の実施の形態3の炊飯器の鍋温度検知手段の温度上昇と時間の関係を示したグラフ(b)同炊飯器の鍋温度検知手段の温度下降と時間の関係を示したグラフ(c)同炊飯器の要部フローチャート (a)本発明の実施の形態4の炊飯器の鍋温度検知手段の温度上昇と時間の関係を示したグラフ(b)同炊飯器の要部フローチャート 本発明の実施の形態5の炊飯器の要部フローチャート 本発明の実施の形態6の炊飯器の要部フローチャート 従来の炊飯器の要部断面図
符号の説明
1 炊飯器本体
3 内鍋
4 蓋加熱手段
6 鍋温度検知手段
7 蓋体
11 蓋温度検知手段
15 耐熱性樹脂容器
20 制御手段
21 判定手段
25 加熱手段

Claims (7)

  1. 炊飯器本体と、この炊飯器本体に着脱自在に収納される内鍋と、この内鍋の底の温度を検知する鍋温度検知手段と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、この蓋体内に配設した蓋温度検知手段と、前記内鍋内に設置され豆乳を充填する耐熱性樹脂容器と、前記内鍋内の調理物を加熱する加熱手段と、前記鍋温度検知手段と前記蓋温度検知手段の情報を基に前記加熱手段を制御し前記内鍋および前記内鍋内の水を前記加熱手段により加熱し、加熱された水により前記耐熱性樹脂容器を間接加熱することで前記耐熱性樹脂容器内に充填された豆乳を豆腐に調理する機能を有する制御手段と、前記鍋温度検知手段の情報を基に通常使用状態でない異常状態で調理をスタートしたかどうかを判断する判定手段とを備え、前記制御手段は前記判定手段の結果を基に、前記加熱手段を制御するよう構成した炊飯器。
  2. 判定手段は、鍋温度検知手段が第1の所定時間内に第1の所定温度を検知すると、内鍋内に水がない状態で調理をスタートしたと判断するようにした請求項1記載の炊飯器。
  3. 判定手段は、鍋温度検知手段が第2の所定時間内に第2の所定温度を検知しないと、内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにした請求項1または2記載の炊飯器。
  4. 判定手段は、鍋温度検知手段が第2の所定時間内に第2の所定温度を検知した後、第3の所定時間内に第3の所定温度を検知すると、内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにした請求項3記載の炊飯器。
  5. 判定手段は、鍋温度検知手段が第4の所定時間内に第4の所定温度を検知すると内鍋内に水がない状態かつ内鍋と鍋温度検知手段の間に異物が存在する状態で調理をスタートしたと判断するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 報知動作を行う報知手段を備え、制御手段は、判定手段が鍋温度検知手段の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を報知するように前記報知手段を制御するようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 表示動作を行う表示手段を備え、制御手段は、判定手段が鍋温度検知手段の情報を基に通常の使用状態でない異常状態で調理をスタートしたと判断すると、その旨を表示するように前記表示手段を制御するようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の炊飯器。
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