JP5072786B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の構造を示す断面図、図2は実施の形態1に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。
図3は実施の形態1に係る炊飯器の炊飯動作における温度曲線と炊飯電力の相関を示す図である。なお、図中に示す実線の温度曲線は底温度センサ10の検知による内鍋2底部の温度変化を示し、破線の温度曲線は蓋温度センサ19の検知による内鍋2内の雰囲気温度の変化を示している。また、破線で示す蓋温度センサ19の温度曲線のうち、一方の曲線は、炊飯器の初期使用の温度変化であり、もう一方の曲線は、長期使用による不具合発生時(劣化時)の温度変化である。また、図中に示す温度曲線と炊飯電力は、ある炊飯量を炊飯したときの相関図である。
予熱工程及び炊飯工程における、底温度センサ10の検知温度が88℃になるまでの動作については、前述の如く初期使用の炊飯動作と同様である。但し、蓋温度センサ19の検知温度については、蓋温度センサ19の取付の浮き等の不具合によって、内鍋2内の雰囲気温度を正確に検知できなくなり、図示のように初期使用の温度変化に対して更に緩やかとなる。
図4は実施の形態1に係る炊飯器の異常有無を判定するための動作を示すフローチャート、図5は図4における異常有無の判定処理の動作を示すフローチャートである。最初に図4のフローチャートに基づいて説明し、次に図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4及び図5のフローチャートの実行は炊飯量毎に行われる。
異常判定手段33は、制御手段31からの異常有無の判定指示を検知すると、炊飯処理中に判定された炊飯量に関連付けられた時間t1と平均時間t0をデータ記憶部34から読み出し、さらに、その炊飯量に関連付けられた定数a(所定値)を比較値記憶部35から読み出して平均時間t0に加算(t0+a)し、先の時間t1と比較する(S21)。時間t1がt0+a以下のとき(所定の範囲にあるとき)は正常と判定し(S25)、その情報を制御手段31に通知する。
実施の形態1では、蓋温度センサ19を介して炊飯物の沸騰を検知したとき、炊飯開始から沸騰検知までの時間t0(t1)を基に蓋温度センサ19の異常の有無を判定するようにしたが、実施の形態2は、底温度センサ10を介して炊飯物の沸騰を検知したとき、炊飯開始から沸騰検知までの時間t0(t1)を基に底温度センサ10の異常の有無を判定するようにしたものである。
実施の形態2の炊飯器は、沸騰判定手段32による炊飯物の沸騰判定の仕方が異なるだけで、その他は実施の形態1の炊飯器と同様の構成となっている。以下、実施の形態2の炊飯器について図6を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
制御回路30の制御手段31は、炊飯工程に入ると、前述したように誘導コイル6に連続通電して内鍋2を誘導加熱する。この時、底温度センサ10によって検知された温度は、図中に示すように急激に上昇を始める。一方、沸騰判定手段32は、底温度センサ10の検知温度によって、単位時間当たりの温度の変化値を算出し、予め設定された上昇値と比較する。この上昇値は、炊飯量に対応して設定されている。例えば、単位時間60秒間における底温度センサ10の検知温度の変化値と上昇値5Kとを比較する。変化値が5Kより小さいときは沸騰と判定して、その旨を制御手段31に通知する。制御手段31は、その通知を受けたときに炊飯開始(予熱工程の開始)から沸騰検知までの時間t0を炊飯量に関連付けてデータ記憶部34に保存する。この一連の動作は、炊飯量毎にそれぞれ10回繰り返し行われる。
なお、実施の形態2の炊飯器は、底温度センサ10の温度情報のみで沸騰検知する構成ではあるが、前述の如く単位時間当たりの温度の変化値に基づいて炊飯物の沸騰を判定するようにしているので、沸騰検知の信頼性は確保されている。
実施の形態1、2では、時間t0(t1)の計時基点を炊飯開始としたが、実施の形態3は、底温度センサ10の検知温度が所定温度に達したときに時間t0(t1)の計時を開始するようにしたものである。
実施の形態3の炊飯器は、実施の形態1の炊飯器と同様の構成であり、以下、実施の形態3の炊飯器について図7を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
図8は本発明の実施の形態4に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。なお、図1及び図2で説明した実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
図8に示す炊飯器において、制御手段31は、炊飯処理中に沸騰判定手段32を介して炊飯物の沸騰を検知すると、炊飯開始から沸騰検知までの時間t0を取得してt1とし、その情報を異常判定手段33に通知する。異常判定手段33は、時間t1が入力されたときに、予め比較値記憶部35に保存された定数b(所定値)を読み込んで時間t1と比較し、その結果に基づいて異常の有無を判定する。比較値記憶部35に保存された定数bは、炊飯器として最低限の品質を確保できる上限値で、炊飯器の特性、炊飯量等に応じて設定されている。
さらに、実施の形態1の図4に示されるような、初期使用時での沸騰検知までの時間t0の取得から平均化を行う処理を必要としないので、制御手段31が実行する制御プログラムの簡素化が可能となり、より安価で安全な炊飯器を提供することができる。
実施の形態1〜4では、底温度センサ10と蓋温度センサ19を備えた炊飯器であるが、実施の形態5は、底温度センサ10のみを備えた炊飯器である。
図10は本発明の実施の形態5に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。
実施の形態6は、底温度センサ10のみを備えた炊飯器において、実施の形態4と同様に(図9参照)、炊飯を行う毎に得られる沸騰検知までの時間t0(t1)と定数bとを比較し、その結果に基づいて異常の有無を判定するようにしたものである。
図11は本発明の実施の形態6に係る炊飯器の構成を示すブロック図である。なお、図8で説明した実施の形態4と同様の部分には同じ符号を付している。また、実施の形態6における異常有無の判定処理については図9のフローチャートと同様である。
さらに、実施の形態1の図4に示されるような、初期使用時での沸騰検知までの時間t0の取得から平均化を行う処理を必要としないので、制御手段31が実行する制御プログラムの簡素化が可能となり、より安価で安全な炊飯器を提供することができる。
Claims (10)
- 炊飯物を収容する内鍋と、
該内鍋を加熱する加熱手段と、
前記内鍋内の温度を検知する蓋温度センサと、
前記内鍋底部の温度を検知する底温度センサと、
予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段を制御し前記内鍋内の炊飯物を炊飯する制御手段と、
該制御手段により炊飯が行われる毎に前記蓋温度センサの検知温度から前記内鍋内の炊飯物の沸騰を判定する沸騰判定手段と、
炊飯器本体の異常の有無を判定する異常判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知される毎に、炊飯開始から沸騰検知までの時間を取得し、かつ取得した時間から平均値を算出し、
前記異常判定手段は、前記時間と前記平均値との差が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする炊飯器。 - 前記沸騰判定手段は、前記蓋温度センサに代えて、前記制御手段により炊飯が行われる毎に前記底温度センサの検知温度から前記内鍋内の炊飯物の沸騰を判定し、
前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知される毎に、炊飯開始から沸騰検知までの時間を取得し、かつ取得した時間から平均値を算出し、
前記異常判定手段は、前記時間と前記平均値との差が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
- 前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知される毎に、その前に前記底温度センサにより検知された所定温度を基点として沸騰検知までの時間を取得し、かつ取得した時間から平均値を算出し、
前記異常判定手段は、前記時間と前記平均値との差が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 - 炊飯物を収容する内鍋と、
該内鍋を加熱する加熱手段と、
前記内鍋底部の温度を検知する底温度センサと、
予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段を制御し前記内鍋内の炊飯物を炊飯する制御手段と、
該制御手段により炊飯が行われる毎に前記底温度センサの検知温度から前記内鍋内の炊飯物の沸騰を判定する沸騰判定手段と、
炊飯器本体の異常の有無を判定する異常判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知される毎に、炊飯開始から沸騰検知までの時間を取得し、かつ取得した時間から平均値を算出し、
前記異常判定手段は、前記時間と前記平均値との差が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする炊飯器。 - 前記制御手段は、前記平均値を炊飯量毎に所定回数繰り返し行うまで算出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の炊飯器。
- 炊飯物を収容する内鍋と、
該内鍋を加熱する加熱手段と、
前記内鍋内の温度を検知する蓋温度センサと、
前記内鍋底部の温度を検知する底温度センサと、
予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段を制御し前記内鍋内の炊飯物を炊飯する制御手段と、
該制御手段により炊飯が行われる毎に前記蓋温度センサの検知温度から前記内鍋内の炊飯物の沸騰を判定する沸騰判定手段と、
炊飯器本体の異常の有無を判定する異常判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知されると、炊飯開始から沸騰検知までの時間を取得し、
前記異常判定手段は、前記時間が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする炊飯器。 - 前記沸騰判定手段は、前記蓋温度センサに代えて、前記制御手段により炊飯が行われる毎に前記底温度センサの検知温度から前記内鍋内の炊飯物の沸騰を判定し、
前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知されると、炊飯開始から沸騰検知までの時間を取得し、
前記異常判定手段は、前記時間が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする請求項6記載の炊飯器。 - 前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知されると、その前に前記底温度センサにより検知された所定温度を基点として沸騰検知までの時間を取得し、
前記異常判定手段は、前記時間が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする請求項6記載の炊飯器。 - 炊飯物を収容する内鍋と、
該内鍋を加熱する加熱手段と、
前記内鍋底部の温度を検知する底温度センサと、
予め設定されたプログラムに従って前記加熱手段を制御し前記内鍋内の炊飯物を炊飯する制御手段と、
該制御手段により炊飯が行われる毎に前記底温度センサの検知温度から前記内鍋内の炊飯物の沸騰を判定する沸騰判定手段と、
炊飯器本体の異常の有無を判定する異常判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記沸騰判定手段により炊飯物の沸騰が検知されると、炊飯開始から沸騰検知までの時間を取得し、
前記異常判定手段は、前記時間が所定の範囲を外れたときに異常有りと判定することを特徴とする炊飯器。 - 前記所定の範囲は、炊飯量に対応して設定されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の炊飯器。
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